JP5410532B2 - 獣皮の保存方法 - Google Patents

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Description

本発明は、獣皮(hide)、皮(skin)および生皮(pelt)の保存、特に鞣す前の保存の方法に関する。
獣皮から皮革を製造するプロセスは何年にもわたって比較的ほとんど変化しておらず、そのプロセスを構成する多くの工程は業界内でよく知られている。大まかに言えば、獣皮を保存してそれを鞣しのために準備する予備工程と、その後の鞣しおよびさらなる加工の工程が存在する。このプロセスのうち鞣しの前の予備的な部分の工程の典型的な順序は、塩(塩化ナトリウム)を使った保存、水漬け(soaking)および洗浄、デフレッシング(defleshing)、石灰漬け(liming)、脱毛(unhairing)、酵解(bating)、および浸酸(pickling)である。
第1の工程として行われる獣皮の塩漬け保存、塩蔵は、獣皮を塩水に浸漬させることにより、あるいは湿塩法または乾塩法により行うことができる。塩蔵の目的は、皮革製造プロセスの残りの工程を行う前の損傷を遅らせることである。北米および世界の多くの他の地域で獣皮は塩蔵により保存され、その後、さらなる加工及び鞣しのために海外の製革業者に送られることが一般的である。
獣皮を保存する別の一般的な方法は、従来のやり方での予備工程による加工および硫酸クロムを用いた鞣しを含み、これによりウェットブルーと呼ばれる製品が得られ、これがその後にもう一度、しばしば海外の製革業者で鞣される。しかしながら、このプロセスでも予備工程として塩蔵が行われることがある。
塩蔵を行うことにより大きな環境被害がもたらされる。保存と鞣しが異なる施設で行われる場合、この被害は両方の場所で起こる。
本発明は、鞣す前の獣皮を塩漬けせずに保存するための方法であって、乾燥の前に獣皮を加脂する方法を提供する。
一実施形態によれば、獣皮は、洗浄、フレッシング(fleshing)、石灰漬けおよび脱毛の工程に供され、その後、加脂(fatliquoring)、脱灰(deliming)、酵解、浸酸および最後に乾燥の工程に供される。予備工程には任意で、獣皮を分割(splitting)する工程が含まれる。
別の実施形態によれば、獣皮は、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛および脱灰の工程に供され、その後、加脂、酵解、浸酸および乾燥の工程に供される。
別の実施形態によれば、獣皮は、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛、脱灰および酵解の工程に供され、その後、浸酸溶液の一部を使用した浸酸、加脂、浸酸溶液の残りを用いたさらなる浸酸、および最後に乾燥の工程に供される。
本発明はさらに、保存して加脂した、鞣される前の獣皮を提供する。獣皮はまた、浸酸または脱毛あるいはその両方がなされていてもよい。この獣皮は本発明の方法により製造することができる。
本発明の方法が従来の皮革製造プロセスとは大きく異なることが理解されるであろう。最も重要なことは、獣皮の塩蔵という最初の工程を必要としない、すなわちそれが行われないことである。獣皮を鞣す前に加脂の工程が行われるが、その一方、従来のプロセスでは一般に、加脂の工程は獣皮を鞣す前でなく鞣した後に行われる。また、獣皮は浸酸の後に乾燥されるが、その一方、従来のプロセスでは、浸酸した獣皮を鞣す前に乾燥はしない。
本発明の方法により製造される処理後の獣皮は乾燥しており、可撓性があり、さらなる加工のために容易に再水和される。こうした獣皮は、脱毛していない塩漬けの獣皮に比べて等級付けが容易である。また、塩漬けした獣皮よりも重量がずっと軽く、よってより格安に輸送することができる。また、塩漬けの獣皮中に存在する副生廃棄物や塩を含まないため、廃棄に関する問題を製革業者に招くことがない。
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、以下の好ましい実施形態の説明により明らかになるであろう。
本明細書および特許請求の範囲において、「獣皮」という用語は、獣皮(hide)、皮(skin)および生皮(pelt)を含むものと理解すべきである。また、ここで述べる重量百分率はすべて、別に断りのない限り、処理される獣皮の重量に対するものであることも理解すべきである。したがって、例えば、5重量%という加脂剤を用いた加脂についての記載は、加脂される獣皮の重量に対する加脂剤の重量百分率を示す。
本発明の方法の実施において、獣皮は、加脂、浸酸および乾燥の工程に加えて、本明細書でさらに述べるように、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛、任意で分割、脱灰および酵解という従来の工程に供される。これら従来の工程の各々は獣皮の加工の分野でよく知られているものである。
本発明の方法の重要な工程は、加脂、浸酸および乾燥の工程である。乾燥は本方法の工程の最後に行われるが、ヘラ掛け(staking)などの追加の工程を乾燥の後に行うこともできる。
脱灰の前に加脂を行う保存方法
この保存方法の実施形態では、獣皮はまず、洗浄、フレッシング、石灰漬けおよび脱毛からなる予備工程により準備が行われるが、その工程は典型的には、好ましくはこの順序で行われる。分割の工程が任意で脱毛の後に行われる。脱毛の後、あるいは分割が行われる場合にはその後に、獣皮はアニオン性加脂剤を用いて加脂される。その後、脱灰、酵解、浸酸および最後に乾燥の工程が、好ましくはこの順序で行われる。加脂、浸酸および乾燥の工程については後でさらに説明する。
脱灰の後に加脂を行う保存方法
この保存方法の実施形態では、獣皮はまず、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛および脱灰からなる予備工程により準備が行われるが、その工程は典型的には、好ましくはこの順序で行われる。分割の工程が任意で脱毛の後かつ脱灰の前に行われる。脱灰の後に、獣皮はアニオン性加脂剤を用いて加脂される。その後、酵解、浸酸および最後に乾燥の工程が、好ましくはこの順序で行われる。加脂、浸酸および乾燥の工程については後でさらに説明する。
2段階の浸酸の工程の間に加脂を行う方法
この保存方法の実施形態では、獣皮はまず、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛、脱灰および酵解からなる予備工程により準備が行われるが、その工程は典型的には、好ましくはこの順序で行われる。分割の工程が任意で脱毛の後かつ脱灰の前に行われる。酵解の後に、獣皮は浸酸溶液の一部、例えばこのプロセスで使用される浸酸溶液全体の4分の1を用いて浸酸される。その後、獣皮はカチオン性加脂剤を用いて加脂される。さらに獣皮は、浸酸溶液の残り、例えばこのプロセスで使用される浸酸溶液全体の4分の3を用いて浸酸される。最後に獣皮は乾燥される。加脂、浸酸および乾燥の工程については後でさらに説明する。
加脂の工程
加脂剤は、獣皮または皮革の繊維を滑らかにしたり、柔らかくしたり、あるいは可撓性や柔軟性を高める薬剤である。そのような薬剤の使用を本明細書では加脂という。本発明の方法ではアニオン性およびカチオン性の加脂剤のどちらを使用することもできる。非イオン性加脂剤もまた使用することができるが、アニオン性およびカチオン性のものが好ましい。酵解の前に加脂を行う方法では、アニオン性加脂剤が好ましい。酵解の後に加脂を行う方法や、浸酸の工程の第1部分および第2部分の間に加脂を行う方法では、カチオン性加脂剤が好ましい。獣皮の加脂は、加脂剤の水溶液中で行われる。約1〜15重量%、好ましくは2〜10重量%、より好ましくは5〜10重量%(加脂される獣皮の重量に対して)の濃度の加脂剤で加脂は行われる。処理時間は40〜180分の範囲である。好ましいpHの範囲は、使用する加脂剤に応じて1〜13の間であり、溶液の温度範囲は25〜50℃である。
浸酸の工程
鞣しの業界で従来使用されている浸酸溶液は、塩化ナトリウムおよび酸の水溶液である。そのような従来の浸酸溶液を本発明の方法では使用することができる。
本発明での使用に好ましい浸酸溶液は、ギ酸と、硫酸と、塩化ナトリウム、塩化カリウムまたは両方の塩の組み合わせのいずれかとを含む水溶液である。塩の量は3〜15重量%であり、ギ酸および硫酸の量はそれぞれ0.5〜5重量%である(いずれも獣皮の重量に対して)。好ましい浸酸溶液は、7重量%の塩化ナトリウム、1重量%のギ酸および1重量%の硫酸を含むものであり、本明細書ではこれを「標準酸」と呼ぶ。別の好ましい浸酸溶液は、7重量%の塩化ナトリウム、2重量%のギ酸および2重量%の硫酸を含むものであり、本明細書ではこれを「ダブル酸」と呼ぶ。
浸酸溶液中の塩化ナトリウムの量を少なくするために、その全てまたは一部を塩化カリウムに置き換えることができる。したがって、別の好ましい浸酸溶液は、3.5重量%の塩化ナトリウム、3.5重量%の塩化カリウム、2重量%のギ酸および2重量%の硫酸を含むものである。
乾燥の工程
本明細書の方法で使用される乾燥の工程は2つの目的で行われる。1つは、処理後の獣皮の重量を小さくする目的である。処理後の獣皮は典型的には、鞣しのために他の場所に送られるので、重量を小さくすることは輸送コストの低減になる。処理後の獣皮の水分量を少なくすると、細菌やカビ、真菌が増殖しにくくなるので、第2の理由は、獣皮の保存を助けることである。処理後の獣皮は完全に乾いた状態にまで乾燥している必要のないことは理解されるであろう。明細書および特許請求の範囲において、「乾燥」とは所望のレベルにまで水分量を減少させることを意味する。乾燥させた後の獣皮の水分レベルは典型的には約25重量%以下である。好ましい水分レベルは5〜25重量%、より好ましくは10〜15重量%である。
乾燥はいくつかの方法で行うことができる。空気乾燥により、すなわち獣皮を吊して外気中で所望の水分レベルが得られるまで乾かすことにより、獣皮の乾燥を行うことができる。しかしながら、処理をより速めるためには機械乾燥法が利用される。1つの乾燥方法は水絞り(sammying)であり、この場合、フェルトで覆われたローラの間で濡れた獣皮を機械的に絞る。別の乾燥方法は真空乾燥であり、この場合、減圧下の乾燥室内に獣皮を入れる。別の方法はトグル乾燥であり、この場合、獣皮のへりにトグルを用いてラック上に獣皮を引き伸ばして加熱室に通す。
別の乾燥方法は溶媒乾燥であり、この場合、水を追い出す有機溶媒を使って獣皮を処理する。溶媒中に獣皮は典型的には15分〜4時間の間にわたって浸漬される。種々の溶媒をこの目的のために使用することができる。好ましい溶媒は、脂肪族炭化水素、脂肪アルコールエトキシレート、グリコールエーテル、n−メチル−2−ピロリドンおよびオレンジテルペンの溶液である。溶媒は濃縮した形態で使用することができるし、あるいは水で希釈することもできる。
乾燥の工程は、これらの乾燥方法の組み合わせであってもよい。例えば、最初の水絞りの後に溶媒乾燥、真空乾燥、トグル乾燥および空気乾燥のうち1つ以上を行うことができる。別の組み合わせとしては、最初の溶媒乾燥の後に水絞り、その後、真空乾燥、トグル乾燥および空気乾燥のうち1つ以上を行う。
分割の工程
皮革製造プロセスにおいて獣皮を分割(split)することは業界内で一般的なことであり、さらなる加工によりそれぞれ所望の特性を有する皮革となる銀面(grain split)および床皮(bottom split)が生じる。本発明の方法において分割は任意の工程である。典型的には、脱毛の後かつ脱灰の前に行われる。
ヘラ掛けの工程
ヘラ掛けは、従来の皮革製造プロセスにおいて皮革に対して通常に行われているものである。これは皮革を機械的に曲げて柔軟性を改善することからなる。本発明の方法において獣皮をヘラ掛けする工程は任意の工程である。典型的には、乾燥の工程の後に行われる。
実施例
約32kgの重量の生の新鮮なウシ皮を洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛および分割からなる予備工程に供した。分割した獣皮の重量は約16kgであり、それぞれ約4kgの重量の4つに分断された。こうして準備したサンプルをその後、以下の実施例で記載するように処理した。実施例で述べる重量%は分割した後の処理される獣皮片の重量に基づく。
実施例1
準備した獣皮サンプルを、7%アニオン性加脂剤を用いて90分間、pH8.5、温度35℃で加脂する処理を行い、その後、脱灰し、酵解し、標準酸を用いて浸酸し、水絞りし、トグル装置上で空気乾燥により乾燥させた。
実施例2
準備した獣皮サンプルを、脱灰し、その後、7%アニオン性加脂剤を用いて90分間、pH8.5、温度35℃で加脂する処理を行い、その後、酵解し、標準酸を用いて浸酸し、トグル装置上で空気乾燥により乾燥させた。
実施例3
準備した獣皮サンプルを、脱灰し、酵解する処理を行った。その後、これを標準酸の4分の1の量を用いて浸酸し、その後、7%カチオン性加脂剤を用いて90分間、pH3、温度35℃で加脂した。その後、これを残りの4分の3の標準酸を用いてさらに浸酸した。その後、トグル装置上で空気乾燥により乾燥させた。
実施例1〜3により処理した獣皮のサンプルを、200バールの圧力および5秒の間、プレス機上で折り畳んでしわをつけ、乾燥状態の獣皮の銀面損傷(grain damage)に対する脆弱性を調べた。サンプルはまた、鞣し、再鞣し、染色、加脂、伸ばし、トグル乾燥させた。その後、コンディショニングし、往復機械を用いて積み重ねた。乾燥後、全ての皮革を顕微鏡下で検査し、サンプルのいずれの折り目の上にも明らかな銀面損傷はなかった。処理後のサンプルから製造した皮革を、インストロン(Instron)336機械で引張強度について試験した。結果は全て産業上許容される範囲内にあった。
実施例1〜3により処理したサンプルをまた、バリー(Bally)のフレクソメーターを用いて屈曲試験に供した。20,000サイクルの後に銀面損傷はなかった。
本発明について種々の実施形態によって記載してきたが、本発明がそれらの実施形態に限定されることは意図していない。本発明の範囲内にある種々の変更が当業者には明らかであろう。本発明の範囲は次の特許請求の範囲により規定される。

Claims (30)

  1. 鞣す前の獣皮を塩漬けせずに保存するための方法であって、加脂、酵解、浸酸および最後に乾燥を含む工程に前記獣皮は供され、前記加脂の工程は前記酵解の工程の前に行われる、方法。
  2. 鞣す前の獣皮を塩漬けせずに保存するための方法であって、加脂、酵解、浸酸および乾燥を含む工程に前記獣皮は供され、前記酵解の工程の後に第1の浸酸の工程が行われ、前記第1の浸酸の工程の後に前記加脂の工程が行われ、前記加脂の工程の後に第2の浸酸工程が行われ、前記第2の浸酸の工程の後に前記乾燥の工程が行われる、方法。
  3. 前記獣皮は、洗浄、フレッシング、石灰漬けおよび脱毛を含む予備工程に供され、その後、加脂の工程、脱灰の工程、ならびに酵解、浸酸および最後に乾燥の工程に供される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記獣皮は、洗浄、フレッシング、石灰漬け、脱毛および脱灰を含む予備工程に供され、その後、加脂、酵解、浸酸および最後に乾燥の工程に供される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記脱毛の工程の後の工程は、加脂、脱灰、酵解、浸酸および乾燥の順で行われる、請求項3に記載の方法。
  6. 前記脱灰の工程の後の工程は、加脂、酵解、浸酸および乾燥の順で行われる、請求項4に記載の方法。
  7. 前記加脂の工程は、アニオン性加脂剤を用いて行われる、請求項1および請求項3〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記浸酸の工程の後に、水絞りの工程をさらに含む、請求項1および請求項3〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記アニオン性加脂剤は、前記獣皮の重量に対して1〜15重量%である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記第1の浸酸の工程は、前記方法において使用される浸酸溶液の一部を使用することを含み、前記第2の浸酸の工程は、その残りを使用することを含む、請求項2に記載の方法。
  11. 前記加脂の工程は、カチオン性加脂剤を用いて行われる、請求項2に記載の方法。
  12. 前記カチオン性加脂剤は、前記獣皮の重量に対して1〜15重量%である、請求項11に記載の方法。
  13. 分割の工程をさらに含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記乾燥の工程の後に、ヘラ掛けの工程をさらに含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記乾燥の工程は、
    (a)水絞り、および
    (b)溶媒乾燥、真空乾燥、トグル乾燥および空気乾燥のうちの1つ
    を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記浸酸の工程は、ギ酸、硫酸、および塩化ナトリウムまたは塩化カリウムのうちの1つを含む浸酸溶液を用いて行われる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記浸酸の工程は、ギ酸、硫酸、塩化ナトリウムおよび塩化カリウムを含む浸酸溶液を用いて行われる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記浸酸溶液は、浸酸される獣皮の重量に対して0.5〜5重量%である量のギ酸を含む、請求項16または17に記載の方法。
  19. 前記浸酸溶液は、浸酸される獣皮の重量に対して0.5〜5重量%である量の硫酸を含む、請求項16,17または18に記載の方法。
  20. 前記浸酸溶液は、浸酸される獣皮の重量に対して3〜15重量%である量の塩化ナトリウムまたは塩化カリウムを含む、請求項16,18または19に記載の方法。
  21. 前記浸酸溶液は、浸酸される獣皮の重量に対してそれぞれ1.5〜7.5重量%である量の塩化ナトリウムおよび塩化カリウムを含む、請求項17に記載の方法。
  22. 前記乾燥の工程は溶媒乾燥を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記溶媒乾燥は、
    (a)脂肪族炭化水素、
    (b)脂肪アルコールエトキシレート、
    (c)グリコールエーテル、
    (d)n−メチル−2−ピロリドン、および
    (e)オレンジテルペン
    を含む溶媒を用いて行われる、請求項22に記載の方法。
  24. 保存して、加脂して、浸酸して、乾燥した、鞣される前の塩漬けされていない獣皮。
  25. 請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法により製造される、保存して、加脂して、浸酸して、乾燥した、鞣される前の獣皮。
  26. 前記獣皮は脱毛されている、請求項24または25に記載の獣皮。
  27. 前記獣皮は加脂の後に乾燥されている、請求項24に記載の獣皮。
  28. 前記獣皮は加脂および浸酸の後に乾燥されている、請求項24に記載の獣皮。
  29. 前記獣皮はウシ皮である、請求項24〜28のいずれか一項に記載の獣皮。
  30. 前記獣皮はウシ皮である、請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
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