JP5409017B2 - 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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本発明は、転写ベルト等のベルトを駆動する駆動手段を備える画像形成装置、および画像形成装置の制御方法に関する。
転写ベルト等の蛇行の補正制御において、ベルト幅方向の位置変動を連続的に検出するための変位センサと接触子(フラグ)とからなるエッジセンサを用いた技術が提案されている(特許文献1)。
この提案では、ベルトの一端にベルトを変形させない適度な引っ張り力で接触子を当接させ、さらに接触子の中央を回転自在に支持して、接触子の他端の対向位置にベルト位置の変位を検出する変位センサを配置している。
そして、ベルトのエッジ形状を予めメモリ等に記憶しておき、このエッジ形状データを用いて、画像形成時にエッジセンサで検出したベルトエッジ位置の検出データの中から誤差成分を除去することにより高精度なベルト蛇行補正制御を行っている。
具体的には、エッジセンサで検出されたエッジ位置と予めメモリ等に記憶されたベルトのエッジ形状データとを比較する際に、エッジ位置とベルトのエッジ形状データとの位相がずれないように、ベルトの裏面もしくは表面の所定の位置に基準マークを設ける。
そして、マーク検出センサで基準マークが検出されたタイミングをベルトのエッジ形状データを記憶する基準とする。マーク検出センサで基準マークを検出したタイミング以降は、所定時間の間隔でベルト一周分のエッジ形状データをメモリ等に記憶しておき、マーク検出センサで再度基準マークを検出したタイミングでまた先頭のエッジ形状データに戻る。
特開2000−34031号公報
しかし、上記特許文献1では、エッジセンサの出力値の中心基準でエッジ形状データをメモリ等に記憶しているため、エッジセンサの出力値の中心がベルトの基準マークの中心になるとは限らない。従って、メモリ等に記憶されたエッジ形状データによっては、ベルトの基準マークを検出することができず、高精度なベルト蛇行補正制御が行えなくなる。
そこで、本発明は、ベルトの蛇行補正制御中にベルトの基準マークが検出されなくなるのを回避して、高精度なベルトの蛇行補正制御を実現することができる画像形成装置、および画像形成装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、基準マークが形成されたベルトと、走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出手段と、前記マーク検出手段が前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶手段と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出手段により検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御手段と、前記エッジ検出手段により検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの最大値と最小値との中心値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの最大値と最小値との中心値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理し、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御手段と、を備え、前記補正制御手段は、前記エッジ検出手段により検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、基準マークが形成されたベルトと、走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出手段と、前記マーク検出手段が前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶手段と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出手段により検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御手段と、前記エッジ検出手段により検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの平均値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの平均値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理し、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御手段と、を備え、前記補正制御手段は、前記エッジ検出手段により検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の制御方法は、基準マークが形成されたベルトを備える画像形成装置の制御方法であって、走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出ステップと、前記マーク検出ステップで前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出ステップと、前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップで記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出ステップで検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御ステップと、前記エッジ検出ステップで検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの最大値と最小値との中心値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの最大値と最小値との中心値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理して、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御ステップと、を備え、前記補正制御ステップは、前記エッジ検出ステップで検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の制御方法は、基準マークが形成されたベルトを備える画像形成装置の制御方法であって、走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出ステップと、前記マーク検出ステップで前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出ステップと、前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップで記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出ステップで検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御ステップと、前記エッジ検出ステップで検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの平均値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの平均値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理して、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御ステップと、を備え、前記補正制御ステップは、前記エッジ検出ステップで検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする。
本発明によれば、ベルトの蛇行補正制御中にベルトの基準マークが検出されなくなるのを回避することができるので、高精度なベルトの蛇行補正制御を実現することができる。
本発明の実施形態の一例である電子写真方式の画像形成装置を説明するための概略断面図である。 転写ベルトの駆動系について説明するための図である。 エッジセンサの具体的な構成例を説明するための図である。 ステアリングローラの傾き動作による転写ベルトの蛇行補正について説明するための説明図である。 画像形成装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 蛇行補正制御部の一例を説明するためのブロック図である。 蛇行補正制御部による転写ベルトの蛇行制御について説明するためのフローチャート図である。 ベルトHPマークの検出処理を説明するためのフローチャート図である。 図8のベルトHPマークの検出処理時のベルトHPセンサの出力値とエッジセンサの出力値との関係を示すグラフ図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である電子写真方式の画像形成装置を説明するための概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置1は、各色(Y,M,C,K)の感光ドラム2a〜2dに対し、半導体レーザを光源とするレーザ走査ユニット5a〜5dにより静電潜像が形成され、この静電潜像は現像器7a〜7dにより現像される。
そして、感光ドラム2a〜2d上に現像された各色のトナー画像は、転写ベルト8等による中間転写手段に転写ブレード6a〜6dを介して一次転写された後、二次転写ローラ22を介して転写ベルト8等からシートSに二次転写される。
トナー画像が転写されたシートSは、定着器23を通過してトナー画像が熱定着されたのち、排紙ローラ24等を介して排紙トレイ25に排紙される。なお、符号3a〜3dは、感光ドラム2a〜2dの表面を一様に帯電させる帯電器である。
一方、シートSは、給紙カセット17又は手差しトレイ13等から搬送路に給紙され、静電搬送手段30で横レジスト位置を補正された後、レジストローラ16で転写ベルト8に転写されたトナー画像とのタイミングをとりつつ二次転写ローラ22へ搬送される。
その際、ピックアップローラ18,19、縦パスローラ20、レジストローラ16や、ピックアップローラ14,15などの用紙搬送部は、高速で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステッピングモータにより駆動される。
また、両面印刷時には、定着器23および排紙ローラ24を通過したシートSは、両面反転パス27の方向に導かれて逆方向に反転されて、両面パス28へ搬送される。両面パス28を通過したシートSは、再び縦パスローラ20を通り、表面と同様に、二次転写ローラ22を介して転写ベルト8等から裏面にトナー画像が二次転写され、定着器23および排紙ローラ24等を介して排紙トレイ25に排紙される。
図2は、転写ベルト8の駆動系について説明するための図である。
図2に示すように、転写ベルト8は、駆動ローラ11、二次転写ローラ21およびステアリングローラ10に掛け渡され、駆動ローラ11の駆動により、図の矢印方向に走行する。
ステアリングローラ10のローラ端には、支点207を介して揺動可能に配置された揺動アーム206の一端が連結されており、揺動アーム206の他端は偏心カム208に係合している。
偏心カム208は、後述する蛇行補正制御部526により制御されるステアリングモータ209により回転駆動される。偏心カム208の回転駆動により該偏心カム208に係合する揺動アーム206が揺動し、ステアリングローラ10が傾くようになっている。
なお、ステアリングモータ209としては、回転角度や回転速度を高精度に制御可能なステッピングモータ等が用いられる。
また、蛇行補正制御部526には、転写ベルト8に形成されたベルトHPマーク(基準マーク)204を検出するベルトHPセンサ205と、転写ベルト8の幅方向の縁部(以下、エッジという)の位置変動を検出するエッジセンサ203とが接続される。なお、ベルトHPマーク204は、転写ベルト8の走行方向に所定の間隔で複数形成される。
そして、ベルトHPセンサ(マーク検出手段)205からはベルトHP信号(ベルト基準信号)が、エッジセンサ(エッジ検出手段)203からはベルトエッジ信号がそれぞれ蛇行補正制御部526に入力される。
転写ベルト8の幅方向への位置変動をエッジセンサ203で連続的に検出し、その検出結果を基に蛇行補正制御部526がステアリングモータ209の駆動を制御してステアリングローラ10の傾き動作を適宜調整する。これにより、転写ベルト8の蛇行を補正することが可能となる。
図3を参照して、エッジセンサ203の具体的な構成例を説明する。
図3は、転写ベルト8のエッジにセンサフラグ202の一端がスプリング401の引っ張り力により正常に圧接している状態を示す図である。この場合、スプリング401によるセンサフラグ202の転写ベルト8のエッジへの圧接力は、転写ベルト8を変形させない程度で比較的大きな力に設定されている。
また、センサフラグ202の中間部は、支軸402によって回転自在に支持され、その支軸402を境にしてセンサフラグ202の他端側には、変位センサ403が対向配置されている。
そして、転写ベルト8の幅方向の移動量である蛇行量が、転写ベルト8のエッジに圧接するセンサフラグ202の動きに置き換えられる。
このとき、センサフラグ202の動き(変位)に対応して変位センサ403の出力レベルが変動するため、そのセンサ出力に基づいて転写ベルト8のエッジ位置の変動を連続的に検出することができる。
なお、エッジセンサ203については、転写ベルト8のエッジ位置の変動(蛇行)量に応じた出力を発生するものであれば、特に限定されず、他の構成のものを用いてもよい。
次に、図4を参照して、ステアリングローラ10の傾き動作による転写ベルト8の蛇行補正について説明する。
まず、図4(a)に示すように、偏心カム208が所定の回転角度で停止し、その停止角度に対応してステアリングローラ10がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態では、走行中の転写ベルト8が幅方向に移動(蛇行)しないものとする。
この状態から、図4(b)に示すように、ステアリングモータ209の駆動により偏心カム208を回転させると、偏心カム208の偏心量に応じて揺動アーム206がθ1方向に揺動する。
これにより、ステアリングローラ10のローラ端が揺動アーム206によって持ち上げられるため、その持ち上げ量に応じてステアリングローラ10に傾きが生じる。
このとき、ステアリングローラ10に掛け渡された転写ベルト8は、揺動アーム206にて持ち上げられたローラ端側に移動する。
これに対し、図4(c)に示すように、ステアリングモータ209の駆動により偏心カム208を回転させると、偏心カム208の偏心量に応じて揺動アーム206がθ2方向に揺動する。
これにより、ステアリングローラ10のローラ端が揺動アーム206によって押し下げられるため、その押し下げ量に応じてステアリングローラ10に傾きが生じる。
このとき、ステアリングローラ10に掛け渡された転写ベルト8は、揺動アーム206にて押し下げられたローラ端の反対側に移動する。
従って、転写ベルト8の幅方向への位置変動をエッジセンサ203で連続的に検出し、その検出結果を基にステアリングモータ209を駆動してステアリングローラ10の傾き動作を適宜制御することにより、転写ベルト8の蛇行を補正することが可能となる。
図5は、画像形成装置1の制御系の概略構成を示すブロック図である。
画像形成装置1の制御系は、装置全体を制御するCPU501、制御に必要なシーケンス等が保存されたROM502、制御に必要な設定値等を保持するRAM503、制御に関する入出力ポートを制御するI/O504、およびASIC520から構成される。
ASIC520は、定着器23のヒータ制御を行う定着制御部521、シートの搬送制御を行うセンサやモータを制御する搬送制御部522、感光ドラム2a〜2dや転写ベルト8を駆動するためのモータ制御を行うモータ制御部523を備える。
また、ASIC520は、現像、帯電、転写等の高圧を制御する高圧制御部524、レーザ光量やポリゴンモータを制御するレーザ制御部525、転写ベルト8の蛇行補正を行う蛇行補正制御部526、各種センサ等のI/Oを制御するI/O制御部527を備える。
図6は、蛇行補正制御部526の一例を説明するためのブロック図である。
蛇行補正制御部526は、ベルトHPセンサ205から入力されるHP基準信号に基づいて、メモリ(記憶部)604にアクセスして、予めHP基準信号順に記憶された転写ベルト8に固有のエッジプロファイルデータ(エッジ形状データ)を読み出す。
このエッジプロファイルデータの読み出しは、メモリ制御部603により所定の時間ごとに行われる。
また、蛇行補正制御部526は、HP信号基準で、エッジセンサ203からのアナログ信号をA/D変換部602でデジタルデータに変換し、エッジデータを取り込む。
エッジデータは、エッジプロファイルデータの読み出し時間間隔と同じ時間間隔でメモリ制御部603に入力される。演算部601は、メモリ604から順次読み出したエッジプロファイルデータとエッジセンサ203から取り込んだエッジデータとから転写ベルト8の蛇行量に相当する位置変化量(以下、変位という)を算出する。
さらに、モータ制御部605は、演算部601で算出した転写ベルト8の変位に応じて、転写ベルト8の蛇行が減少するようにステアリングモータ209に対して駆動方向と駆動量からなるステアリング制御信号を出力する。
次に、図7を参照して、蛇行補正制御部526による転写ベルト8の蛇行制御について説明する。図7での各処理は、CPU501が蛇行補正制御部526を制御することにより実行される。
ステップS902では、CPU501は、転写ベルト8を駆動するモータ(以下、ITB駆動モータ)をオンした後、蛇行補正制御部526による転写ベルト8の蛇行補正制御を開始し、ステップS903に進む。
ステップS903では、CPU501は、ベルトHPセンサ205からのHP基準信号の入力を待ち、入力があると、ステップS904に進む。
ステップS904では、CPU180は、メモリ604のメモリアドレスX=0とし、ステップS905に進む。
ステップS905では、CPU501は、メモリ604からX=0のエッジプロファイルデータ(A)を読み出し、ステップS906に進む。
ステップS906では、CPU501は、エッジセンサ203から出力された転写ベルト8のエッジデータ(B)を取得し、ステップS907に進む。
ステップS907では、CPU501は、ステップS905で読み出されたエッジプロファイルデータ(A)とステップS906で取得したエッジデータ(B)との変位を演算部201で算出し、ステップS908に進む。
ステップS908では、CPU501は、ステップS907で算出した変位に応じた駆動方向と駆動量からなるステアリング制御信号をモータ制御部605からステアリングモータ209に出力し、ステップS909に進む。
ステップS909では、CPU501は、ベルトHPセンサ205からのHP基準信号の入力を待ち、入力があると、ステップS904に戻り、入力がなければ、ステップS910に進む。
ステップS910では、CPU501は、ステップS905でのエッジプロファイルデータの取得時から100ms経過したか否かを判断し、100ms経過した場合は、ステップS913に進み、100ms経過していない場合は、ステップS911に進む。
ステップS913では、CPU501は、メモリアドレスX=X+1とし、ステップS905に戻る。
ステップS911では、CPU501は、転写ベルト8の走行停止の指示がされた場合は、ステップS912に進み、転写ベルト8の走行停止の指示がない場合は、ステップS909に戻る。
ステップS912では、CPU501は、転写ベルト8を駆動するITB駆動モータをオフした後、蛇行補正制御部526による転写ベルト8の蛇行補正制御を停止し、処理を終了する。
ここで、本実施形態では、転写ベルト8の蛇行補正制御を行う際に、メモリ604に格納されたエッジプロファイルデータの中心値(又は平均値)とベルトHPマーク204の中心値(又は平均値)とが同じになるようにする。
まず、図8を参照して説明する。図8は、ベルトHPマーク204の検出処理を説明するためのフローチャート図である。
ステップS1002では、CPU501は、転写ベルト8を駆動するITB駆動モータをオンした後、蛇行補正制御部526による転写ベルト8の蛇行補正制御を開始し、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、CPU501は、転写ベルト8が安定走行するように蛇行補正制御を継続し、5秒経過したら、ステップS1004に進む。
ステップS1004では、CPU501は、蛇行補正制御部526による転写ベルト8の蛇行補正制御を停止し、ステップS1005に進む。
ステップS1005では、CPU501は、蛇行補正制御部526によりステアリングモータ209を制御して、転写ベルト8がステアリングローラ10の一端側(手前側)に寄るように偏心カム208を回転させ、ステップS1006に進む。
ステップS1006では、CPU501は、ベルトHPセンサ205からの所定の時間ごとのHP基準信号の入力がなくなるまで、そのまま転写ベルト8を駆動する。そして、CPU501は、ベルトHPセンサ205からの所定の時間ごとのHP基準信号の入力がなくなると、ステップS1007に進む。
ステップS1007では、CPU501は、蛇行補正制御部526によりステアリングモータ209を制御して、転写ベルト8がステアリングローラ10の他端側(奥側)に寄るように偏心カム208を回転させ、ステップS1008に進む。
ステップS1008では、CPU501は、ベルトHPセンサ205からの所定の時間ごとのHP基準信号の入力がなくなるまで、ステップS1011でエッジセンサ203から出力されたエッジデータを取得する。
そして、CPU501は、ベルトHPセンサ205からの所定の時間ごとのHP基準信号の入力がなくなると、ステップS1009に進む。
ステップS1009では、CPU501は、転写ベルト8を駆動するITB駆動モータをオフし、処理を終了する。
図9は、図8のベルトHPマーク204の検出処理時のベルトHPセンサ205の出力値とエッジセンサ203の出力値との関係を示すグラフ図である。
図8および図9を参照して説明すると、CPU501は、ステップS1011で取得したエッジセンサ203からの出力値であるエッジデータ7点から中心値=(最大値+最小値)/2を算出し、ベルトHPマーク204の中心値とする。
そして、CPU501は、メモリ604に格納されているエッジプロファイルデータの中心値=(最大値+最小値)/2がベルトHPマーク204の中心値と同じになるようにオフセット処理を施し、処理後のエッジプロファイルデータをメモリ604に格納する。
これにより、転写ベルト8の蛇行補正制御は、ベルトHPマーク204の中心値を前後する制御となり、転写ベルト8の蛇行補正制御中にベルトHPマーク204が検出されなくなるのを回避することができる。この結果、高精度なベルトの蛇行補正制御を実現することができる。また、転写ベルト8の画像領域外に貼るベルトHPマーク204を小さくすることができるので、転写ベルト8の小型化ひいては画像形成装置1の小型化を実現することができる。
また、中心値に代えて平均値を用いる場合には、CPU501は、ステップS1011で取得したエッジセンサ203からの出力値であるエッジデータ7点から平均値=(取得データの和)/(取得ポイント数)を算出し、ベルトHPマーク204の平均値とする。
そして、メモリ604に格納されているエッジプロファイルデータの平均値=(取得データの和)/(取得ポイント数)がベルトHPマーク204の平均値と同じになるようにオフセット処理を施し、処理後のエッジプロファイルデータをメモリ604に格納する。
これにより、転写ベルト8の蛇行補正制御は、ベルトHPマーク204の平均値を前後する制御となり、上記同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、図8のベルトHPマーク204の検出処理をCPU501による制御で行う場合を例示したが、蛇行補正制御部526に設けた不図示のベルトHP検出制御部により図8のベルトHPマーク204の検出処理を行うようにしてもよい。
1 画像形成装置
2a〜2d 感光ドラム
5a〜5d レーザ走査ユニット
7a〜7d 現像器
8 転写ベルト
10 ステアリングローラ
23 定着器
202 センサフラグ
203 エッジセンサ
204 ベルトHPマーク
205 ベルトHPセンサ
206 揺動アーム
208 偏心カム
209 ステアリングモータ
401 スプリング
403 変位センサ
501 CPU
526 蛇行補正制御部
601 演算部
602 A/D変換部
603 メモリ制御部
604 メモリ
605 モータ制御部

Claims (4)

  1. 準マークが形成されたベルトと、
    走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段が前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、
    前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出手段により検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御手段と、
    前記エッジ検出手段により検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの最大値と最小値との中心値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの最大値と最小値との中心値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理し、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御手段と、を備え
    前記補正制御手段は、前記エッジ検出手段により検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする画像形成装置。
  2. 準マークが形成されたベルトと、
    走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段が前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出手段と、
    前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出手段により検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御手段と、
    前記エッジ検出手段により検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの平均値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの平均値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理し、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御手段と、を備え
    前記補正制御手段は、前記エッジ検出手段により検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする画像形成装置。
  3. 準マークが形成されたベルトを備える画像形成装置の制御方法であって、
    走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出ステップと、
    前記マーク検出ステップで前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出ステップと、
    前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップで記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出ステップで検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御ステップと、
    前記エッジ検出ステップで検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの最大値と最小値との中心値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの最大値と最小値との中心値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理して、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御ステップと、を備え
    前記補正制御ステップは、前記エッジ検出ステップで検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  4. 準マークが形成されたベルトを備える画像形成装置の制御方法であって、
    走行する前記ベルトの前記基準マークを所定の時間ごとに検出するマーク検出ステップ
    と、
    前記マーク検出ステップで前記基準マークを検出するごとに前記ベルトの幅方向のエッジ位置を検出するエッジ検出ステップと、
    前記ベルトの幅方向のエッジ形状データをプロファイルデータとして前記基準マークの位置に対応させて記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶ステップで記憶された前記プロファイルデータと前記エッジ検出ステップで検出された前記ベルトのエッジ位置とに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正制御する補正制御ステップと、
    前記エッジ検出ステップで検出され前記基準マークに対応する複数のエッジ検出データの平均値と、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータの平均値とが重なるように、前記記憶部に記憶された前記プロファイルデータをオフセット処理して、処理後の前記プロファイルデータを前記記憶部に記憶させる制御ステップと、を備え
    前記補正制御ステップは、前記エッジ検出ステップで検出された前記エッジ位置のデータと前記記憶部に記憶されたオフセット処理後の前記プロファイルデータとに基づいて、前記ベルトの蛇行を補正することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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