JP2005215525A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 減速転写を行う場合に、複雑な構成の変更によるコスト上昇無しに、制御によって生産性の向上を可能とした画像形成装置を提供する。
【解決手段】 中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させて、中間転写体から記録媒体へ転写する際に、中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させた直後の中間転写体の基準ホームポジションを用いて、画像形成を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、中間転写体を用いた複合機能複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写体のホームポジションを用いた画像形成制御に関する。
従来、画像形成装置においてカラー画像をプリントする場合、中間転写体上に各色画像を重畳してから転写媒体(プリント用紙)へ画像を転写する方法が用いられて来た。例えば、電子写真方式において、静電潜像をトナーで現像し、中間転写体上に該トナー像を転写する。各色毎のトナー像を中間転写体上で重畳してから、中間転写体上のカラートナー像をプリント用紙へ転写し、定着する方法である。この方法の長所は、プリント用紙上で、各色画像を重畳させる場合と異なり、各色トナーの重畳は中間転写体上で行えるので、各色トナーの重畳に関して、プリント用紙表面の物性の影響を受け難いことである。このため、多くの転写媒体をプリント対象にできて、有効な手法であった。
一方、画像形成装置における各工程の処理速度が、転写媒体の物性によって変更される場合があった。例えば、電子写真方式において定着器による熱定着を行う場合、転写媒体の厚みが大きいと、特に、転写媒体の裏側からの熱伝導が効率的でない上に、単位面積当たりに転写媒体が定着器から奪う熱量は大きくなり、転写不良が発生する場合がある。これを防ぐために、厚みの厚い転写媒体(所謂、厚紙)やOHPの場合に、定着器を通す時の定着速度を低下させ、単位時間当たりに画像に与える熱量を増加させる制御を行うことがある。
定着速度を低下させる場合、中間転写体を用いる構成においては、中間転写体への作像速度は変更せず、中間転写体から転写媒体への転写時に、中間転写体の回転速度を定着速度まで低下させて転写する方法(以下、減速転写と記述する)がある。この減速転写は、特に、現像用の感光体(感光ドラム)が1つである画像形成装置(以下、1D機と記述する)において有効な方法であった。1D機においては、中間転写体への各色トナー像の中間転写は、1色毎に中間転写体を1回転させる必要があり、4色カラーの場合は、中間転写体を4回転させなければならない。この中間転写4回転を全て減速転写状態で行うよりも、中間転写は本来の作像速度(以下、等速)で行い、4色のトナー像が中間転写体上に重畳された後で、中間転写体の回転速度を等速速度から減速速度に低下させ、その後に中間転写体から転写媒体への転写を行った方が生産性が高いためである。
よって、1D機で且つ中間転写体を有するような構造の画像形成装置は、定着速度の減速を要求するような転写媒体に対しては、減速転写法による転写制御を行うのが一般的であった。
減速転写法は、感光体から中間転写体へのトナー像の中間転写は等速度で行い、その後に中間転写体の速度を減速させて転写を行う。このため、転写媒体と中間転写体との同期制御を行う必要がある。
従来、この同期制御は、中間転写体上にある基準点(ホームポジション、以下、HPと記述する)を使っていた。中間転写体上のHPは、感光体から中間転写体への各色トナー像の重畳を、色ずれなく行うための作像同期制御にも使うものである。また、減速転写の必要の無い等速定着が可能な転写媒体に対する等速転写制御においても、転写媒体と中間転写体との同期制御に用いていた(特許文献1参照)。
特願平2003−127118号
しかし、従来の画像形成装置における減速転写法では、作像基準のHPと転写基準のHPとに同じ中間転写体のHPを用いるため、中間転写体の減速完了後に、更に中間転写体のHPを検出し、これと同期するように転写媒体をレジストオンさせるため、中間転写体の減速処理のために、最低でも中間転写体を1回転以上回転させる必要があり、生産性の向上を図る上で問題であった。
そこで、本発明は、上述のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであり、減速転写を行う場合に、複雑な構成の変更によるコスト上昇無しに、制御によって生産性の向上を可能とした画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも2つの基準ホームポジションを有する中間転写体と、前記基準ホームポジションを少なくとも前記中間転写体から記録媒体への転写の同期基準に用いて画像形成を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させて前記中間転写体から前記記録媒体へ転写する際に、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させた直後の前記基準ホームポジションを前記同期基準として用いることを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも2つの基準ホームポジションを有する中間転写体と、前記基準ホームポジションを像担持体から前記中間転写体への一次転写の第1同期基準と前記中間転写体から記録媒体への二次転写の第2同期基準に用いて画像形成を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段は、
前記像担持体と前記中間転写体と前記記録媒体を等速で制御し、前記中間転写体から前記記録媒体に転写させる際に、前記第1同期基準と前記第2同期基準が同一の前記基準ホームポジションを用い、前記像担持体から前記中間転写体への作像速度が等速で、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させて、前記中間転写体から前記記録媒体へ転写する際に、前記第2同期基準が前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させた直後の前記基準ホームポジションを用いることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、減速転写を行う場合に、複雑な構成の変更によるコスト上昇無しに、制御によって生産性の向上が可能となる。
本発明の画像形成装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す側面図であり、同図において、101は画像形成装置の画像データを扱うコントローラで、イメージリーダからの画像や、ホストコンピュータからのPDL(Page Description Language:ページ記述言語)データを画像に展開し、画像形成装置にプリント制御コマンドを送るものである。102はネットワークケーブル、またはプリンタケーブルで、コントローラ101と画像入力装置とを繋ぐものである。103は画像形成装置の制御部で、以下で説明する画像形成装置の構成要素を制御して、プリント処理を実行するものである。104は電源ユニットで、外部からの電力を画像形成装置の各部に供給するものである。
105は感光ドラム(感光体)、106はレーザユニットで、潜像を形成するための露光の光源である。107はレーザユニット106からのレーザ光を走査するためのポリゴンミラーである。108は前露光装置で、感光ドラム105の余分な電荷を除去するものである。109は一次帯電器で、感光ドラム105を帯電させるものである。この一次帯電器109により帯電された感光ドラム105の表面には、レーザユニット106からの変調されたレーザ光により露光されて、静電潜像が形成される。110は回転現像器、111は第1色であるマゼンタ(M)の現像を行うM現像器、112は第2色であるイエロー(Y)の現像を行うY現像器、113は第3色であるシアン(C)の現像を行うC現像器である。これらの現像器111〜113は、回転現像器110に内包されている。
114は第4色であるブラック(K)の現像を行うK現像器である。感光ドラム105上の静電潜像は、各現像器111〜114によりそれぞれ現像され、無端状ベルトから成る中間転写体(ITB)115上に一次転写される。116,117はITBホームポジションセンサ(以下、ITB−HPセンサと記述する)で、図1の画面の手前側と奥側とに1つづつ配置されている。また、ITB−HPセンサ116,117は、ITB115の周方向には互いに同一位置に配置されている。118,119はITBホームポジションのフラグ(以下、ITB−HPフラグと記述する)で、図1の画面の手前側と奥側とに1つづつ配置されている。また、ITB−HPフラグ118,119は、ITB115の周方向には互いに点対象の位置に配置されている。一方のITB−HPセンサ116は、一方のITB−HPフラグ118のエッジを検知した時にHP信号を発生する。また、他方のITB−HPセンサ117は、他方のITB−HPフラグ119のエッジを検知した時にHP信号を発生する。
ITB115への各色のトナー像の一次転写は、ITB−HPフラグ118または119のいずれか一方に同期して実行される。ジョブの先頭において、先に検出されたHPを基準に同期処理を行い、4色分のトナー像の一次転写については、同じHPに同期して実行される。ITB115上で4色分のトナー像が一次転写によって重畳されたら、二次転写ローラ120によって転写媒体である用紙に画像が二次転写される。121は給紙ユニットで、用紙収納庫から用紙を所定箇所へ給紙するものである。122はレジスト前ローラ、123はレジストローラである。給紙ユニット121から給紙された用紙は、停止中のレジストローラ123にレジスト前ローラ122により、突き当てる形で作像側(ITB115側)のタイミング待ちを行い、ITB115と同期してレジストオン(ON)することにより、二次転写ローラ120に用紙とITB115上の画像が同期して到着し、レジスト合わせが実行される。画像の二次転写の同期処理については後述する。
124はクリーナで、トナー像を一次転写した後の残留トナーを感光ドラム105から除去して、クリーニングするものである。125は搬送ベルトで、画像を二次転写した後の用紙が搬送方向下流側に向けて搬送される。126は定着器で、用紙に転写されたトナー画像を定着するものである。127は分岐部の分岐フラッパで、トナー画像を定着した後の用紙が画像形成装置の外部に排出される場合は、用紙を後述する外排紙ローラ128側へ送り、そうでない場合は、用紙を後述する反転部129側へ送る。130は分岐部の反転センサで、反転部129への用紙の進入タイミングを検知する手段に相当する。131は内排紙ローラで、定着器126から用紙を分岐路上に引き込むものである。内排紙ローラ131は、定着器126の駆動モータと同一駆動源により駆動される。
128は画像形成装置外排紙路の外排紙ローラで、画像を定着した後の用紙を画像形成装置の外部へ排紙するものである。132はベルトデカーラで、フェースダウン(用紙表面が下向き)排紙における反転後の用紙は、ここで用紙の反りを直す。ベルトデカーラ132は、外排紙ローラ128と共に図示しない外排紙モータにより駆動される。129は反転部、133はフェースダウン排紙時の反転停止位置で、用紙の後端がこの反転停止位置133に到達した後、スイッチバックして反転し、フェースダウン排紙される。134は反転上ローラで、反転下ローラ135と共に両面反転路へ用紙を引き込むものである。反転上ローラ134には離間機構があり、先行した用紙の反転後、後続の用紙の反転部129への進入時に前記離間機構による離間処理が行われる。内排紙ローラ131は、ワンウエイ機能を有し、このワンウエイ機能により内排紙ローラ131は、回転速度より速い速度で反転上ローラ134が用紙を引き込むことを可能としている。これにより、内排紙ローラ131で用紙の後半部を支えながら、反転部129に用紙を加速させて引き込むことが可能である。136は両面搬送パスで、用紙の両面に画像をプリントする時に、用紙を再びレジスト前ローラ122へ搬送するために用いるものである。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図2において、101はコントローラ、201は画像形成装置全体の制御を行うCPU(中央処理装置)である。202はROM(リードオンリメモリ)で、制御プログラムが格納されている。203はRAM(ランダムアクセスメモリ)で、制御においてワーク領域として利用するものである。204は不揮発メモリで、各種の調整値を格納しているものである。205はVsync発生部で、画像入力装置との間で画像信号の同期をとるために使用するものである。206は通信制御部で、画像入力装置のような外部機器とのコマンド通信を管理するものである。207はビデオ信号線で、Vsync発生部205によって同期された画像データが画像入力装置から画像形成装置へ転送されて来る。208は外部I/F(インタフェース)で、コントローラ101とのインタフェースである。209は作像レーザユニットで、ビデオ信号線207から画像データを受け取り、変調して露光を行うものである。210はモータ駆動部で、各種モータの搬送負荷を制御するものである。モータ駆動部210は、内排紙ローラ131と定着器126の定着ローラとを回転させる定着モータや、反転上ローラ134と反転下ローラ135を回転させる反転モータ、外排紙ローラ128とベルトデカーラ132を回転させる外排紙モータ等を駆動する。
211はレジスト制御部で、モータ駆動部210と同期してレジストオン(ON)信号を発生させ、用紙上の所望の位置にトナー画像を転写させるものである。212は搬送や、環境等の各種のセンサブロックである。分岐部の反転センサも該センサブロック212に結合している。反転センサのような搬送用センサから出力される信号は、常時CPU201によって監視されるのではなく、用紙の通過が予定されるタイミングにおいて、一定の時間幅の間だけ信号が有効になるようにセンサマスクされる。これによって、CPU201は、センサで用紙の先端を正しく検知する。213は高圧制御部で、プリントプロセスにおける各高圧制御を行うものである。214は定着器ブロックで、定着ヒータ等を駆動するものである。215は各種のFANである。
216はITBセンサ制御部で、ITB−HPフラグ118,119の検知信号を発生させるものである。このITBセンサ制御部216は、図1におけるITB−HPセンサ116,117により構成される。ITB−HPセンサ116,117は、図1のITB−HPフラグ118または119をITB115の回転に伴って検知する。ITB−HP検知信号に同期して、各色画像の作像や、レジスト制御部211によるレジストオン(ON)信号の発生が行われる。217はソレノイド駆動部で、反転上ローラ134の離間機構を駆動する離間ソレノイドや、分岐部にある分岐フラッパ127を駆動する分岐フラッパソレノイド等を駆動するものである。218はメインモータ駆動部で、ITB115や感光ドラム105を駆動するものである。219は電源ユニットで、図1の電源ユニット104に相当する。この電源ユニット219は、図2において図示していない電源供給ラインによって各ユニットのブロックで接続されており、各ユニットに電力を供給するようになっている。
図3は、ITB115の周辺部を説明するための図であり、同図において図1と同一部分については、同一符号が付してある。
図3において、115は中間転写体(ITB)、105は感光ドラム、110は回転現像器、111〜113はMYCの各色の現像器、114は黒色現像器、120は二次転写ローラ、123はレジストローラである。また、116,117はITB−HPセンサで、図3における画面の手前側と奥側に配置され、また、ITB115の周方向には、互いに同一位置に配置されている。118,119はITB−HPフラグで、図3における画面の手前側と奥側に配置され、また、ITB115の周方向には互いに点対象の位置に配置されている。
また、図3において、301は一方のITB−HPフラグ118が一方のITB−HPセンサ116により検知されてから、ITB115が図3の時計回り方向に回転して、他方のITB−HPフラグ119が他方のITB−HPセンサ117により検知されるまでの距離を示す。また、302は他方のITB−HPフラグ119が他方のITB−HPセンサ117により検知されてから、ITB115が図3の時計回り方向に回転して、一方のITB−HPフラグ118が一方のITB−HPセンサ116により検知されるまでの距離を示す。303は露光位置309から一次転写位置310までの感光ドラム105の周方向上の距離を示す。304は距離303と同じ長さであり、一次転写位置310からITB115の周方向上を戻る方向にとられている。つまり、一次転写位置310の距離304の分だけ前にITB115が来た時に露光が開始される。
305はITB−HPセンサ116または117の検知位置から露光が開始されるまでの距離を示しており、露光準備期間に相当する。306は一次転写位置310からレジストオン(ON)が開始されるまでの距離を示している。307はレジストオン(ON)の開始位置から二次転写位置311までの距離を示している。例えば、等速転写の場合、ITB−HPセンサ116または117がITB−HPフラグ118または119を検知してから、更にITB115が距離305の分だけ進んだ時点で露光が開始され、距離304の分だけ進んだ時点で、露光した画像先端の一次転写が開始され、ITB115が距離306の分だけ進んだ時点で用紙のレジストオン(ON)が開始され、更に用紙が距離307の分だけ進んだ時点で画像の二次転写が実行される。308は露光レーザ、309は感光ドラム105へのレーザ露光位置を示す。310は感光ドラム105からITB115への一次転写位置を示す。311はITB115から転写媒体(用紙)への二次転写位置を示す。312は用紙(転写媒体)である。
図4は、本実施形態に係る画像形成装置における等速転写時の制御タイミングを示す図であり、同図において、横軸はITB−HP信号が検知される時間を示している。
図4において、411〜418は、それぞれMYCK各色のHP検知信号を示している。HP検知信号には、各色毎にITB−HP−A、ITB−HP−Bの2つが論理的にあり、図1におけるITB−HPフラグ118,119の内、作像開始時に最初に検知した信号をA、次に検知する信号をBとしている。
また、図4において、401は図3における作像準備必要な間にITB115が進む距離305の分だけITB115が進むのに必要な時間を示している。402は画像の副走査長、つまりITB115上の画像長分の距離をITB115が進むのに必要な時間(図3において距離304か距離303に相当)を示している。421はレジストオン(ON)開始のタイミングを示している。403はKAのHPからレジストオン(ON)までにITB115が進むのに必要な時間を示している。この時間403は、図3において距離303と距離304とが等しいことに留意すれば、図3における距離305+距離304+距離306に相当する距離の分だけITB115が進むのに必要な時間となる。
即ち、等速転写において各色の作像は、ITB−HP−Aを基準に実行され、ITB115上で4色の画像が重畳された後、ITB−HP−KA、つまり第4色(K)のITB−HP−Aを基準に、時間403のレジストオン(ON)タイマがセットされ、このレジストオンタイマに同期してレジストオン(ON)が実行されることにより、画像の二次転写が実行されることとなる。
次に、従来の画像形成装置における減速転写の制御タイミングを、図5を用いて説明する。
図5において、横軸はITB−HP信号が検知される時間を示している。また、図5は、図4と第4色(K)の作像と減速転写後の二次転写の部分しか異ならないので、第1色(M)、第2色(Y)、第3色(C)のモータ駆動部210の作像部分の説明は省略する。
図5において、511〜514は第4色(K)の一次転写完了後に、ITB115を駆動する図示しないメインモータが減速された後、その減速速度による画像の二次転写が行われるまでに、検知されるITB−HP検知信号を示している。501は距離303と同じ距離の分だけITB115が進む時間を示している。つまり、時間501は、第4色(K)の画像後端が露光された後、画像後端の一次転写が終わるまでに必要な時間である。502は図示しないメインモータが減速するために必要な時間を示している。この時間502は、図示しないメインモータの減速特性に依存するため、画像形成装置毎、または転写毎に微妙な転写位置ずれを生じる。
よって、このような転写位置ずれを回避するためには、ITB−HP−KA417を基準にレジストオン(ON)タイマを設定することはできない。また、ITB115の減速転写中のITB−HP信号は信頼性に乏しいため、転写位置ずれを回避するためには、ITB−HP−T1A511を基準にレジストオンタイマを設定することもできない。
そのために、ITB115の減速転写が完了した後に、最初に検知されるITB−HP−A信号である。ITB−HP−T2A513を基準にレジストオンタイマを設定することになる。
図5において、521はレジストオンタイミングを示している。また、503はITB−HP−T2Aを基準にレジストオン開始までに必要な時間を示している。図5は、図4に対して、2/3に転写速度を低下させる例を示しており、時間503は、時間402の3/2倍に相当する。
次に、本実施形態に係る画像形成装置における減速転写の例を、図6を用いて説明する。
図6において、横軸はITB−HP信号が検知される時間を示している。また、図6は、図5と減速後の二次転写の部分しか異ならないので、作像部分の説明は省略する。
図5及び図6において、図示しないメインモータの減速中に必要な時間502の間に検知されるITB−HPの数は1つである。つまり、前記メインモータの減速は、画像形成装置毎、または転写毎に微妙な転写位置ずれを生じたとしても、ITB115の半周以内に完了する。つまり、ITB115の減速後に最初に検知されるITB−HP−Bである、ITB−HP−T1B512の検知時には、ITB115の減速は完了している。
本発明は、このITB−HP−T1B512を基準に、長さ601に相当するレジストオンタイマを設定し、621のタイミングでレジストオンを実行することにより、画像の二次転写を行う。601はITB−HP−A検知からITB−HP−B検知まで減速後の速度で要する時間を、時間503から引いた時間に相当する。
ITB−HP−A検知からITB−HP−B検知まで減速後の速度で要する時間は、ITB−HP−Aが、図3における一方のITB−HPフラグ118の検知である場合には、距離301を減速後の転写速度で割ることによって得られる。逆に、ITB−HP−Aが、図3における他方のITB−HPフラグ119の検知である場合には、距離302を減速後の転写速度で割ることによって得られる。即ち、画像形成装置の電源投入時等に、ITB−HPセンサ116及び117を用いて、実際のITB−HP間の距離301と302を測定しておけば、ITB−HPフラグ118と119のどちらをITB−HP−Aとした場合でも、時間601は演算によって得ることが可能となり、転写位置ずれを起こすことなく、本実施形態の図6の手法による減速転写が可能となる。
このように、図6と図5とを比較することにより、従来である図5の手法より本実施形態である図6の手法の方が、減速後のITB115の駆動速度にして、ITB115の1周分速く画像の二次転写を実行できることが分かる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置における転写制御動作を、図7を用いて説明する。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置における転写制御動作の流れを示すフローチャートであり、この図7に示す制御は、図2におけるCPU201により実行される。
図7において、まず、ステップs701で、プリントする画像が対象とする転写媒体(用紙)や画像の色情報等から、減速転写の対象か否かが判定される。そして、減速転写であると判定された場合はステップS704へ、また、等速転写であると判定された場合はステップS702へそれぞれ進む。
ステップS702では、MYCK各色の作像と一次転写がCPU201から画像形成装置の各モジュールへ指示される。つぎに、ステップS703で、第4色(K)のHP−A、つまり、図4の基準417でレジストオンタイマが設定され、レジストオンを開始する。そして、レジストオンを開始した後は、本処理動作を終了する。
一方、ステップS704では、MYCK各色の作像と一次転写がCPU201から画像形成装置の各モジュールへ指示される。次に、ステップS705で、第4色(K)の一次転写を完了した後、ITB115の減速がメインモータ制御部218に指示される。次に、ステップS706で、減速完了か否かのチェックと待機を行い、減速が完了したらステップS707へ進む。
ステップS707では、減速後に最初に検知されるHP−B、つまり、図6における基準512でレジストオンタイマが設定され、レジストオンが開始される。レジストオンを開始した後は、ステップS708へ進み、二次転写が完了した後にITB115の速度を作像時の等速に戻すようにメインモータ制御部218に指示する。その後、本処理動作を終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係る画像形成装置によれば、減速転写における生産性の改善が可能となり、特に多種の転写媒体にプリントが可能なように中間転写体105を用いる画像形成装置において、プリント生産性の向上が可能である。
[その他の実施形態]
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、これら実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。
また、上述した第1の実施形態においては、中間転写体105上に1枚の画像を作像する1枚張り制御について説明したが、中間転写体105上に2枚の画像を作像する2枚張り制御の減速転写においても、1枚目の作像(一次転写)をITB−HP−A基準、2枚目の作像(一次転写)をITB−HP−B基準とし、ITB115の減速後、1枚目のレジストオン(二次転写)をITB−HP−B基準、2枚目のレジストオン(二次転写)をITB−HP−A基準とすることで、第1の実施形態と同様の効果を奏することは、図示して詳細に説明するまでもない。
また、第1の実施形態においては、カラー画像の例について説明したが、モノクロ画像のような単色画像においても、作像と一次転写における中間転写体105の回転数が変わるだけで、第1の実施形態と同様の効果を奏することは、図示して詳細に説明するまでもない。
また、第1の実施形態においては、等速転写においては、従来の二次転写方法を行う例を説明したが、等速転写においても、一次転写と二次転写の基準ITB−HPを異なるITB−HPとする構成を採り得ることは可能である。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及びプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置におけるITBの周辺部を説明するための拡大側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における等速転写のタイミングを表す図である。 従来の画像形成装置における減速転写のタイミングを表す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における減速転写のタイミングを表す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置における処理動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 コントローラ
102 ネットワークケーブル、またはプリンタケーブル
103 制御部
104 電源ユニット
105 感光ドラム(感光体)
106 レーザユニット
107 ポリゴンミラー
108 前露光装置
109 一次帯電器
110 回転現像器
111 M現像器
112 Y現像器
113 C現像器
114 K現像器
115 中間転写体(ITB)
116 ITBホームポジションセンサ(ITB−HPセンサ)
117 ITBホームポジションセンサ(ITB−HPセンサ)
118 ITBホームポジションのフラグ(ITB−HPフラグ)
119 ITBホームポジションのフラグ(ITB−HPフラグ)
120 二次転写ローラ
121 給紙ユニット
122 レジスト前ローラ
123 レジストローラ
124 クリーナ
125 搬送ベルト
126 定着器
127 分岐フラッパ
128 外排紙ローラ
129 反転部
130 反転センサ
131 内排紙ローラ
132 ベルトデカーラ
133 フェースダウン排紙時の反転停止位置
134 反転上ローラ
135 反転下ローラ
136 両面搬送パス
201 CPU(中央処理装置)
202 ROM(リードオンリメモリ)
203 RAM(ランダムアクセスメモリ)
204 不揮発メモリ
205 Vsync発生部
206 通信制御部
207 ビデオ信号線
208 外部I/F(インタフェース)
209 作像レーザユニット
210 モータ駆動部
211 レジスト制御部
212 各種のセンサブロック
213 高圧制御部
214 定着器ブロック
215 各種のFAN
216 ITBセンサ制御部
217 ソレノイド駆動部
218 メインモータ駆動部
219 電源ユニット
301 距離
302 距離
303 距離
304 距離
305 距離
306 距離
307 距離
308 露光レーザ
309 レーザ露光位置
310 一次転写位置
311 二次転写位置
312 用紙(転写媒体)

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの基準ホームポジションを有する中間転写体と、
    前記基準ホームポジションを少なくとも前記中間転写体から記録媒体への転写の同期基準に用いて画像形成を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させて前記中間転写体から前記記録媒体へ転写する際に、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させた直後の前記基準ホームポジションを前記同期基準として用いることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記中間転写体上における複数の基準ホームポジションの位置を検出し、前記基準ホームポジションの位置を補正した後に、前記転写を実行するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、1つの前記基準ホームポジションと他の前記基準ホームポジションを検出する間に前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記中間転写体は無端状のベルトから成ることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体の基準ホームポジションの検出信号は、前記中間転写体に対して該中間転写体の周方向には同一の位置で且つ該中間転写体の回転面に対しては直行して奥と手前に配置されたホームポジションセンサと、前記中間転写体上で且つ該中間転写体の周方向には点対称の位置で且つ該中間転写体の回転面に対しては直行して奥と手前に配置されたホームポジションフラグとによって生成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 少なくとも2つの基準ホームポジションを有する中間転写体と、
    前記基準ホームポジションを像担持体から前記中間転写体への一次転写の第1同期基準と前記中間転写体から記録媒体への二次転写の第2同期基準に用いて画像形成を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
    前記制御手段は、
    前記像担持体と前記中間転写体と前記記録媒体を等速で制御し、前記中間転写体から前記記録媒体に転写させる際に、前記第1同期基準と前記第2同期基準が同一の前記基準ホームポジションを用い、
    前記像担持体から前記中間転写体への作像速度が等速で、前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させて、前記中間転写体から前記記録媒体へ転写する際に、前記第2同期基準が前記中間転写体の回転速度を所定速度まで減速させた直後の前記基準ホームポジションを用いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010160273A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Canon Inc 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
JP2014043103A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Xerox Corp 印刷画像内の光沢レベルを制御するための方法および装置

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