JP5858613B2 - ベルト駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト駆動装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5858613B2
JP5858613B2 JP2010286523A JP2010286523A JP5858613B2 JP 5858613 B2 JP5858613 B2 JP 5858613B2 JP 2010286523 A JP2010286523 A JP 2010286523A JP 2010286523 A JP2010286523 A JP 2010286523A JP 5858613 B2 JP5858613 B2 JP 5858613B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
intermediate transfer
transfer belt
profile data
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010286523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012133217A (ja
Inventor
範哲 安達
範哲 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010286523A priority Critical patent/JP5858613B2/ja
Publication of JP2012133217A publication Critical patent/JP2012133217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5858613B2 publication Critical patent/JP5858613B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、中間転写ベルト、定着ベルト、記録紙搬送ベルト等のベルトを駆動するベルト駆動装置、及び当該ベルト駆動装置を有する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置には、中間転写ベルト、定着ベルト、記録紙搬送ベルトといった様々な種類のベルトが設けられていた。
これらのベルトは、複数のローラに懸架されて回転駆動されるが、ベルトの回転過程において、ベルトがその幅方向の一端側または他端側に寄り移動(以下、蛇行と記す)する現象が発生する傾向がある。ベルトの蛇行によって、ベルトを懸架しているローラからベルトが脱落したり、ベルトの端部が破損したりしてしまうおそれがある。
そこで、ベルトの幅方向のエッジ(端部)の位置を検出するエッジセンサを有し、エッジセンサの検出結果に基づいて、ベルトを支持するステアリングローラの傾き動作を制御してベルトの蛇行を補正するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
このエッジセンサは、ベルトの一端に接触する接触子と、当該接触子の位置変動を検出する変位センサを有し、ベルトの蛇行を連続的に検出する。また、ベルトのエッジ形状の影響を受けずに高精度な蛇行補正を行うべく、ベルト1周分のエッジ形状データをエッジプロファイルデータとして予めメモリに記憶している。そして、このエッジプロファイルデータを用いて、ベルトのエッジの形状に基づくベルトの位置変動をキャンセルすることにより、ベルト蛇行補正を高精度に行っていた。
特開平11−295948号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明では、エッジプロファイルデータは、ベルトに設けられたホームポジションマーク(HPマーク)を基準に所定間隔毎にベルト1周分のデータとしてメモリに記憶されていた。
このため、ベルト上のHPマークと、当該HPマークを検知するためのHPセンサとの位置関係によっては、ベルトの駆動を開始してからHPセンサがHPマークを検知するまでに、最大でベルトを1周分回転させる時間がかかってしまう。
したがって、ベルトの駆動を開始してから蛇行補正制御が行われるまでに時間がかかってしまい、FCOT(First Copy Output Time)が長くなって、生産性が低下するという問題があった。また、ベルト上のHPマークを検知するためのHPセンサを別途必要とするため、高コスト化してしまうという問題もあった。
そこで、本発明に係るベルト駆動装置及び画像形成装置は、ベルトの駆動を開始してから蛇行補正制御が行われるまでの時間を短縮して生産性を向上させるとともに、低コスト化を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るベルト駆動装置は、複数のローラにより支持され、所定方向に回転移動するベルトと、前記ベルトの前記所定方向に直交する幅方向の端部の位置を検知する検知手段と、前記複数のローラのうちのステアリングローラの軸を傾けることにより、前記幅方向の前記ベルトの位置を制御する制御手段と、前記複数のローラのうちのいずれか1つのローラの回転に同期して信号を出力する出力手段と、前記ステアリングローラの軸の傾きを前記ベルトが安定して駆動できる位置に固定した状態で、サンプリング開始タイミングから前記ベルトが1周回転するまでの前記出力手段の出力である前記信号のそれぞれのカウント値と、前記それぞれのカウント値における前記検知手段で検知した前記ベルトの端部の形状データを示すエッジプロファイルデータと、を関連付けて記憶する記憶手段と、前記サンプリング開始タイミングから前記ベルトが1周回転する毎にカウント値をクリアしながら繰り返して前記信号をカウントし続けるカウント部と、を有し、前記制御手段は、前記カウント部でカウントしている前記信号のカウント値に関連づけられる前記記憶手段から読み出した前記エッジプロファイルデータの値と、前記検知手段の出力から前記エッジプロファイルデータの値を減算して算出した蛇行量に基づき、蛇行を打ち消すように、前記幅方向の前記ベルトの位置を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ベルトの駆動を開始してから蛇行補正制御が行われるまでの時間を短縮して生産性を向上させるとともに、低コスト化を実現することができる。
ベルト駆動装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 中間転写ベルトの蛇行補正制御を説明するための概略構成を示す図である。 中間転写ベルトの蛇行補正の原理を説明するための図である。 エッジセンサの具体的な構成を示す図である。 エンコーダの出力と中間転写ベルトの搬送量との関係を示す図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 エッジプロファイルデータ及び中間転写ベルトの蛇行量を示す図である。 エッジプロファイルデータ取得制御を示すフローチャートである。 中間転写ベルトの1周の総パルス数に到達したかどうかの判断方法を説明する図である。 エッジプロファイルデータが格納されるアドレスを示す図である。 中間転写ベルトの蛇行補正制御を示すフローチャートである。
図1は、ベルト駆動装置を備えた画像形成装置の全体構成を示す断面図である。
画像形成装置1は、記録紙に画像形成する電子写真方式のフルカラープリンタである。画像形成装置1には、4色の感光体2a〜2d、帯電器3a〜3d、クリーナ4a〜4d、レーザ走査ユニット5a〜5d、転写ブレード6a〜6d、現像器7a〜7d、中間転写ベルト8、及びクリーナ12が設けられている。また、画像形成装置1には、中間転写ベルト8を支持するステアリングローラ10、及び中間転写ベルト8を所定方向に回転移動させるベルト駆動ローラ11が設けられている。
手差しトレイ13にセットされた複数の記録紙Sは、ピックアップローラ14及び分離ローラ15により1枚に分離されて給紙される。一方、給紙カセット17に収納された複数の記録紙Sは、ピックアップローラ18及び分離ローラ19により1枚に分離されて給紙された後、縦パスローラ20により搬送される。
給紙された記録紙Sは、レジローラ16でレジタイミングがとられつつ二次転写ローラ22へ搬送される。ここで、記録紙Sを搬送するための各ローラ14、15、16、18、19、20は、高速で安定した搬送動作を実現するため、各々独立したステッピングモータにより駆動される。
一方、帯電器3a〜3dは、感光体2a〜2dの表面を一様に帯電させる。そして、半導体レーザを光源とする各々のレーザ走査ユニット5a〜5dは、各色の感光体2a〜2dにレーザを照射することで、それぞれの感光体2a〜2dの表面に静電潜像を形成する。現像器7a〜7dは、この静電潜像をトナー画像として現像する。
次に、転写ブレード6a〜6dは、この感光体2a〜2d上に現像された各色のトナー画像を中間転写ベルト8に転写する。中間転写ベルト8上のトナー画像は、回転ローラ21及び二次転写ローラ22のニップ部において記録紙に転写される。そして、加熱ローラを有する定着器23により、記録紙上に転写されたトナー画像に熱が加えられ、記録紙上に定着する。
また両面印刷時には、定着器23を通過した記録紙Sは、両面反転パス27の方向に導かれた後に逆方向に搬送されて表裏を反転され、両面パス28へ搬送される。両面パス28を通った記録紙Sは、再び縦パスローラ20を搬送され、1面目と同様に2面目の画像を形成されて排紙ローラ24により排紙トレイ25へ排出される。
図2は、中間転写ベルト8の蛇行補正制御を説明するための概略構成を示す図である。
ステアリングローラ10は、中間転写ベルト8の幅方向の移動変動(蛇行)を補正するためのローラである。ステアリングローラ10のベルト搬送方向下流側には、エッジセンサ203が配置されている。エッジセンサ203は、中間転写ベルト8の端部(エッジ)に当接するよう配置された接触子202の移動量を検知して、中間転写ベルト8の蛇行に応じた出力信号を発生する。
エッジセンサ203の検知結果に応じて、中間転写ベルト8の幅方向への位置変動を検知でき、この位置変動に基づいて、ステアリングローラ10の傾き動作が制御される。これにより、中間転写ベルト8の蛇行を補正することが可能となる。
また、駆動ローラ11にはエンコーダ61が設けられている。エンコーダ61は、等間隔にスリットが設けられた円板55と、このスリットを検出するスリットセンサ56から構成される。駆動ローラ11の軸に取り付けられた円板55が駆動ローラ11の回転とともに回転し、このときのスリットセンサ56の出力に応じて駆動ローラ11が一定速度で回転駆動するように制御される。
図3は、中間転写ベルトの蛇行補正の原理を説明するための図である。
この図の左から、偏心カム208の正面図、偏心カム208及びステアリングローラ10の側面図、ステアリングローラ10の正面図を示す。なお、ステアリングローラ10の正面図は、側面図に示されるステアリングローラ10をA方向から見た図である。
図3(a)に示されるように、偏心カム208が所定の角度で停止し、その停止角度に対応してステアリングローラ10がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態では、基本的には中間転写ベルトの位置を補正する力が働かない。
この状態から、図3(b)に示されるように、ステアリングモータ209の駆動により偏心カム208を回転させると、偏心カム208の偏心量に応じて揺動アーム206がθ1方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ10の一端が揺動アーム206によって持ち上げるため、その持ち上げ量に応じてステアリングローラ10に傾きが生じる。このとき、ステアリングローラ10に巻き付けられた中間転写ベルト8は、揺動アーム206にて持ち上げられたローラ端側に移動する。
これに対して、図3(c)に示されるように、ステアリングモータ209の駆動により偏心カム208を回転させると、偏心カム208の偏心量に応じて揺動アーム206がθ2方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ10の一端が揺動アーム206によって押し下げられるため、その押し下げ量に応じてステアリングローラ10に傾きが生じる。このとき、ステアリングローラ10に巻き付けられた中間転写ベルト8は、揺動アーム206にて押し下げられたローラ端と反対側に移動する。
このことから、中間転写ベルト8の幅方向への位置変動をエッジセンサ203で連続的に検出し、その検出結果に基づいてステアリングローラ10の傾き動作を制御することにより、中間転写ベルト8の蛇行を補正することが可能となる。
図4は、エッジセンサの具体的な構成を示す図である。
この図に示されるように、接触子202の一方の端部は、スプリング401からの引っ張り力を受けて中間転写ベルト8の端部に圧接状態に保持されている。スプリング401による接触子202の圧接力は、中間転写ベルト8を変形させない程度の適度な大きさに設定されている。
また、接触子202の中間部は、支軸402によって回転自在に支持されている。そして、変位センサ403は、接触子202の他方の端部側に対向して配置されている。変位センサ403は、発光素子及び受光素子を有する光学式の測距センサであり、発光素子から接触子202に向けて光を照射するとともに、接触子202から反射した光を受光素子で受光する。そして、変位センサ403は、受光素子における受光位置に応じた信号を出力することにより、接触子202の変位を検知する。
エッジセンサ203により、中間転写ベルト8の進行方向に対して直交する幅方向の移動量が、中間転写ベルト8の端部に圧接する接触子202の動きに置き換えられる。このとき、接触子202の変位に応じて変位センサ403の出力レベルが変動するため、変位センサ403出力に基づいて中間転写ベルト8の端部の位置変動を連続的に検出することができる。
図5は、エンコーダの出力と中間転写ベルトの搬送量との関係を示す図である。
本実施形態では、中間転写ベルト8の周長を960mmとし、駆動ローラ11の周長を120mm(直径38.2mm)とする。このことから、駆動ローラ11が8回転することで中間転写ベルト8が1周することとなる。
また、駆動ローラ11にはエンコーダ61が備えられているが、エンコーダ61からは駆動ローラ11の1回転で240パルスの出力が出るようになっている。以上のことから、1パルスあたり中間転写ベルト8が0.5mm移動することになり、1920パルスで中間転写ベルト8が1周することになる。
しかしながら、製造によるバラツキや熱膨張により、駆動ローラ11や中間転写ベルト8の径が変化してしまうため、必ずしも中間転写ベルト8の1周が1920パルスとはならず、1920パルスとして制御を行うと誤差が大きくなる。中間転写ベルト8の1周が何パルスになるかは、環境や機体によって変わるため、中間転写ベルト8の1周のパルス数を計測し、その計測値を用いて制御を行う必要がある。
中間転写ベルト8の1周分のパルス数の計測は、後述のエッジプロファイルデータ取得制御(図8)の一部として行う。また、中間転写ベルト8の1周のエンコーダ61パルス数は、最小値が1920パルス以下にならないことを前提とする。
図6は、画像形成装置の制御ブロック図である。
制御部501は、CPU502、ROM503、及びRAM504を有する。CPU502は、画像形成装置1全体を制御する制御回路である。ROM503には、画像形成装置1で実行する各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。
RAM504は、CPU502が動作するためのシステムワークメモリであり、また画像データを一時記憶するための画像メモリとしても機能する。ハードディスクドライブ(HDD)505には、システムソフトウェア、画像データ等のデータが格納されている。
ベルト駆動モータ210は、中間転写ベルト8を回転させるベルト駆動ローラ11を駆動させるためのモータである。表示部506はタッチパネルディスプレイであり、ユーザからの操作入力を受け付ける機能や、画像形成装置1の状態を表示する機能がある。
HDD505には、中間転写ベルト8が固有にもつベルト1周分のエッジプロファイルデータPが、予め中間転写ベルト8のホームポジションHPを基準に格納されている。なお、本実施形態のホームポジションHPは、従来のように中間転写ベルト8上にマークが設けられているものではなく、仮想的に決定された位置であり、図8のエッジプロファイルデータ取得制御で後述する。
エッジプロファイルデータPは、中間転写ベルト8の接触子202が当接する側の端部の形状データを示すデータである。エッジプロファイルデータPが使用される際には、HDD505から読み込まれ、RAM504に格納される。
CPU502は、エンコーダ61から出力されるパルスに基づいて、中間転写ベルト8の搬送方向における中間転写ベルト8の位置を特定する。そして、CPU502は、特定した中間転写ベルト8の位置に対応するエッジプロファイルデータPをRAM504から読み出す。このエッジプロファイルデータPの読み出しは、所定間隔で順次行われる。
また、CPU502は、中間転写ベルト8の回転移動中に、RAM504から読み出されたエッジプロファイルデータPに対応するエッジデータEをエッジセンサ203から取り込む。そして、CPU502は、順次読み出したエッジプロファイルデータPと取り込んだエッジデータEから、中間転写ベルト8の蛇行量に相当する位置変化量(変位)を算出する。
さらに、CPU502は、算出した中間転写ベルト8の変位に応じて、蛇行が減少するようステアリングモータ209に対して駆動方向と駆動量からなるステアリング制御信号を出力して、ステアリングモータ209を駆動する。なお、ステアリングモータ209及びベルト駆動モータ210には、その回転角度や回転速度を高精度に制御可能なステッピングモータが用いられる。
図7は、エッジプロファイルデータ及び中間転写ベルトの蛇行量を示す図である。
図7(a)は、エッジプロファイルデータPを示す図である。中間転写ベルト8の端部(エッジ)は、完全に真っ直ぐではなく若干歪んでいる。そこで、中間転写ベルト8の端部の形状を工場出荷時等に測定し、エッジプロファイルデータPとしてHDD505に記憶させている。
図7(b)は、中間転写ベルト8の蛇行量DとエッジデータEを示す図である。エッジセンサ203の出力であるエッジデータEは、中間転写ベルト8の蛇行量に中間転写ベルト8の端部の歪み分が上乗せされて検出されたデータである。そこで、中間転写ベルト8の蛇行量Dは、CPU502によりエッジデータEからエッジプロファイルデータPを減算して算出される。ここで得られた中間転写ベルト8の蛇行量Dに基づき、CPU502は、蛇行を打ち消すようにステアリング制御信号を出力する。
図8は、エッジプロファイルデータ取得制御を示すフローチャートである。
このフローチャートを実行するためのプログラムは、ROM503に記憶されており、CPU502により読み出されることにより実行される。本制御は、工場出荷時や中間転写ベルト8の交換時に行われる。また、前回のエッジプロファイルデータPの取得時から所定以上の温度変化があった場合や、中間転写ベルト8を所定時間以上搬送した場合等に行っても構わない。
まず、CPU502は、ベルト駆動モータ210を駆動し中間転写ベルト8の回転を開始する(S801)。そして、CPU502は、中間転写ベルト8を安定して駆動できる位置に偏心カム208を固定することで、蛇行補正制御を停止する(S802)。安定して駆動できる位置とは、基本的にはステアリングローラ10を傾けない位置である。
次に、CPU502は、エンコーダ61のパルスカウント値CをクリアしてC=0とし(S803)、エンコーダ61のパルスカウントに同期して、エッジセンサ203の出力値であるエッジデータEを取得する(S804)。取得したエッジデータEはRAM504に記憶される。その後、CPU502は、中間転写ベルト8の1周の総パルス数に到達したかどうかを判断する(S805)。
図9は、ステップS805における判断方法を説明する図である。
まず、CPU502は、エッジデータEの任意のサンプリング開始点S1を基準点としてエンコーダ61のパルスカウントを開始し、中間転写ベルト8の1周分の想定総パルス数である1920パルスのカウントを行う。このサンプリング開始点S1が、中間転写ベルト8のホームポジションHPとなる。
1920パルスのカウント後、CPU502は、サンプリング開始点S1と同じエッジセンサ203の出力値となるまでパルスカウントを行い、同じエッジセンサ203の出力値となった点S2(=S1)のパルス数をベルト1周の総パルス数Tとして決定する。この図の例では、総パルス数T=1922である。
図8のステップS805において、中間転写ベルト8の1周の総パルス数Tに到達していないと判断された場合は、パルスカウント値Cに1加算し(S806)、ステップS804に戻る。中間転写ベルト8の1周の総パルス数Tに到達したと判断された場合は、CPU502は、中間転写ベルト8の1周のエッジデータEを3回計測したかどうかを判断する(S807)。
ステップS807において、3回計測していない場合はステップS803に戻り、中間転写ベルト8の2周目、3周目についても、サンプリング開始点S1を基準としてエッジデータEの計測が行われる。3回の計測が終了した場合は、CPU502は、各パルスカウント値における3回分のエッジデータEを平均化する(S808)。そして、CPU502は、平均化されたエッジデータEを、エッジプロファイルデータPとしてRAM504へ格納する(S809)。
図10に示されるように、エッジプロファイルデータPは、パルスカウント値に対応するRAM504のメモリアドレスに格納される。ここでは、アドレスを便宜上10進数で表しており、パルスカウント値とアドレスとを一致させて示しているが、パルスカウント値とアドレスとが関連付けられていれば一致させていなくてもよい。
ステップS809において、エッジプロファイルデータPのRAM504への格納が完了すると、CPU502は、ベルト駆動モータ210の駆動を停止することで中間転写ベルト8の回転を停止し(S810)、このフローを終了する。このフローチャートによる制御で得られたエッジプロファイルデータPは、実際の画像形成時における中間転写ベルト8の蛇行補正制御に用いられる。
図11は、中間転写ベルトの蛇行補正制御を示すフローチャートである。
このフローチャートを実行するためのプログラムは、ROM503に記憶されており、CPU502により読み出されることにより実行される。
まず、CPU502は、表示部506上のスタートキーをユーザが押下することによる画像形成要求がなされたかどうかを判断する(S1101)。画像形成要求があった場合、CPU502は、ベルト駆動モータ210を駆動し中間転写ベルト8の回転を開始する(S1102)。
次に、CPU502は、エンコーダ61のパルスカウント値Cに対応するRAM504のアドレスを特定する(S1103)。RAM504のアドレスは、前述の図10に示したとおりである。そして、CPU502は、特定したRAM504上のアドレスからエッジプロファイルデータPを取得するとともに(S1104)、エッジセンサ203の出力値であるエッジデータEを取得する(S1105)。
その後、CPU502は、図7の説明で述べたように、エッジプロファイルデータPとエッジデータEに基づいて蛇行量Dを算出する(S1106)。算出した蛇行量Dに基づき、CPU502は、ステアリングローラ10を制御するためのステアリング制御信号をステアリングモータ209へ送信する(S1107)。
次に、CPU502は画像形成動作を終了するかどうかを判断する(S1108)。ここでは、最終ページの画像形成が完了した場合に、CPU502は画像形成動作を終了すると判断する。
ステップS1108において、画像形成動作を終了すると判断された場合は、CPU502はベルト駆動モータ210の駆動を停止することで中間転写ベルト8の回転を停止し(S1113)、このフローを終了する。
ステップS1108において、画像形成動作を終了しないと判断された場合は、CPU502はエンコーダ61からの次のパルスを検知するまで待つ(S1109)。エンコーダ61からの次のパルスが検知されると、CPU502は、パルスカウント値Cに1を加算し(S1110)、パルスカウント値Cがベルト1周の総パルス数Tと等しくなったかどうかを判断する(S1111)。ここで、ベルト1周の総パルス数Tは、図9を用いて算出方法を説明したとおりである。
パルスカウント値Cがベルト1周の総パルス数Tと等しい場合は、パルスカウント値CをクリアしてC=0とし(S1112)、前述のステップS1103に戻る。また、パルスカウント値Cがベルト1周の総パルス数Tと等しくない場合は、パルスカウント値Cをクリアせずに前述のステップS1103に戻る。
以上で説明したように、本実施形態によれば、エンコーダ61のパルスカウント値Cに基づいて中間転写ベルト8の位置を特定できるので、中間転写ベルト8上のHPマークや、当該HPマークを検知するためのHPセンサを設ける必要がない。このため、本実施形態によれば、中間転写ベルト8の駆動を開始してから蛇行補正制御が行われるまでの時間を短縮して生産性を向上させるとともに、低コスト化を実現することができる。
なお、上記の説明ではベルトとして中間転写ベルトを例に挙げたが、記録紙上のトナー像を定着させるための定着ベルトや、記録紙を搬送する記録紙搬送ベルト等の画像形成装置内に設けられるベルトについて同様の制御を行っても構わない。
1 画像形成装置
8 中間転写ベルト(ベルトに対応)
10 ステアリングローラ
11 駆動ローラ
61 エンコーダ(出力手段に対応)
203 エッジセンサ(検知手段に対応)
209 ステアリングモータ
210 ベルト駆動モータ
502 CPU(制御手段に対応)
504 RAM(記憶手段に対応)

Claims (2)

  1. 複数のローラにより支持され、所定方向に回転移動するベルトと、
    前記ベルトの前記所定方向に直交する幅方向の端部の位置を検知する検知手段と、
    前記複数のローラのうちのステアリングローラの軸を傾けることにより、前記幅方向の前記ベルトの位置を制御する制御手段と、
    前記複数のローラのうちのいずれか1つのローラの回転に同期して信号を出力する出力手段と、
    前記ステアリングローラの軸の傾きを前記ベルトが安定して駆動できる位置に固定した状態で、サンプリング開始タイミングから前記ベルトが1周回転するまでの前記出力手段の出力である前記信号のそれぞれのカウント値と、前記それぞれのカウント値における前記検知手段で検知した前記ベルトの端部の形状データを示すエッジプロファイルデータと、を関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記サンプリング開始タイミングから前記ベルトが1周回転する毎にカウント値をクリアしながら繰り返して前記信号をカウントし続けるカウント部と、を有し、
    前記制御手段は、前記カウント部でカウントしている前記信号のカウント値に関連づけられる前記記憶手段から読み出した前記エッジプロファイルデータの値と、前記検知手段の出力から前記エッジプロファイルデータの値を減算して算出した蛇行量に基づき、蛇行を打ち消すように、前記幅方向の前記ベルトの位置を制御することを特徴とするベルト駆動装置。
  2. 前記出力手段はエンコーダであることを特徴とする請求項1に記載のベルト駆動装置。
JP2010286523A 2010-12-22 2010-12-22 ベルト駆動装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5858613B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286523A JP5858613B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 ベルト駆動装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286523A JP5858613B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 ベルト駆動装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012133217A JP2012133217A (ja) 2012-07-12
JP5858613B2 true JP5858613B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=46648872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010286523A Expired - Fee Related JP5858613B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 ベルト駆動装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5858613B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6395583B2 (ja) * 2014-12-09 2018-09-26 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7230384B2 (ja) * 2018-09-13 2023-03-01 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 ベルト駆動装置および画像形成装置
JP7185827B2 (ja) * 2019-01-09 2022-12-08 コニカミノルタ株式会社 印刷装置 蛇行量検出方法
JP7483387B2 (ja) 2020-01-24 2024-05-15 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588567A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Nec Niigata Ltd 画像定着装置
JPH11295948A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Fuji Xerox Co Ltd ベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3632731B2 (ja) * 1998-06-30 2005-03-23 富士ゼロックス株式会社 ベルト駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
US6600507B2 (en) * 2001-10-22 2003-07-29 Xerox Corporation Photoreceptor belt tracking apparatus employing an actuated edge guide system and low lateral force rollers
JP5558736B2 (ja) * 2008-05-27 2014-07-23 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5409017B2 (ja) * 2009-01-07 2014-02-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
JP5424088B2 (ja) * 2009-03-09 2014-02-26 株式会社リコー ベルト駆動装置及びこれを用いた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012133217A (ja) 2012-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677558B2 (en) Sheet conveying device and image forming apparatus
US8630024B2 (en) Sheet feeding apparatus
JP2011020842A (ja) シート長測定装置及び画像形成装置
JP5858613B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2009223177A (ja) ベルト駆動制御装置、ベルト装置、及び画像形成装置
JP5398776B2 (ja) 画像形成装置
JP6146180B2 (ja) 記録媒体セット装置及び画像形成装置
US20140312562A1 (en) Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
JP2012128292A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP5404362B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2009286609A (ja) 搬送制御装置および画像形成装置
JP4376196B2 (ja) 画像形成装置
JP4693690B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2013234023A (ja) 記録用紙の紙厚検出手段を有する画像形成装置及び画像形成装置における記録用紙の厚み検出方法
JP5409017B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成装置の制御方法
JP5264461B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP5311217B2 (ja) 記録材の長さ測定装置、画像形成装置およびプログラム
JP4921902B2 (ja) 回転体駆動制御装置、回転体駆動制御方法、プログラム、および画像形成装置
JP5404305B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP2012254875A (ja) 記録材搬送装置および画像形成装置
JP2018076142A (ja) シート搬送装置、及び画像形成装置
JP7484269B2 (ja) シート搬送装置
JP5183452B2 (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP5818503B2 (ja) 端部位置検出装置および画像形成装置
JP5439881B2 (ja) モータ制御装置、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151215

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5858613

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees