JP5407546B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池が発電した電力で走行する燃料電池車両に関する。
燃料、例えば水素ガスを貯蔵する燃料タンクと、燃料と空気、より詳しくは空気中の酸素との化学反応により発電する燃料電池スタック(以下、単に燃料電池という)と、二次電池と、駆動輪を駆動させるモータと、を備えた燃料電池車両の開発が進められている。
ここで、従来の四輪車用の燃料電池システムは、数10kWという比較的に大電力を発生させるものが多く、発電にともない同等の熱量を発生させる。そこで、従来の四輪車用の燃料電池システムは、冷却効率の高い水冷式の冷却システムを備える。また、大電力を発生させるために、燃料電池システムに大量の空気を送り込むコンプレッサを備える。
一方、空冷式燃料電池システムは、発生させる電力が数kWという比較的に小電力であるものの、水冷式の冷却システムに備わるラジエータ、冷却水ポンプ、リザーバタンク、配管類が不要であり、発電にともない発生する熱を反応ガスとしての空気で冷却できる。また、空冷式燃料電池システムは、空気流路の圧損が低い。これにより、空冷式燃料電池システムは、補機としてコンプレッサに換えてファンで足りるシンプルなシステム構成を有するとともに、補機の消費電力を低く抑えることもできる。そこで、四輪車に比べて低出力で走行可能な燃料電池自動二輪車や、モータチェアのような小型電動車両などの燃料電池車両では、空冷式燃料電池システムが用いられる例が有る。
従来の燃料電池車両の一例としての燃料電池自動二輪車は、空冷式燃料電池システムを備える。このような燃料電池自動二輪車は、車両本体の中央に配置された燃料電池と、燃料電池の前方に開口され、冷却用の空気を吸い込むダクトと、を備える(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−315680号公報
空冷式燃料電池システムを備えた燃料電池車両は、コンプレッサに換えてファンを用いて反応ガスとしての空気を燃料電池に送るため、空冷式燃料電池システムの吸気系および排気系における流路圧損を低減することがシステム設計の上で最重要な課題の1つとなる。
また、空冷式燃料電池システムは、燃料電池に供給される空気を燃料電池の反応ガスとして用いるのみでなく、燃料電池の冷却風としても用いる。したがって、空冷式燃料電池システムにおいては、燃料電池の稼動状態により空気の供給条件を変えられることが望ましいが、車両開発事例が少なく、知見が少ない。
従来の空冷式燃料電池システムを備えた燃料電池自動二輪車は、燃料電池の前方にダクトを設け、走行風を直接的に燃料電池に導くよう構成される。しかしながら、ダクトに吸い込まれる空気の開口は、車両本体の前方側のカウルや、ライダーの足などが障害物となり、十分な走行風を燃料電池に導けないという課題がある。
そこで、本発明は、空冷式の燃料電池を備え、燃料電池に供給される空気の供給量を容易に制御可能な燃料電池車両を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る燃料電池車両は、車体と、前記車体に収容された燃料電池と、前記車体の側方または前方に向けて開口された吸気口を有し、前記燃料電池に反応ガスを案内する吸気管と、前記燃料電池の排気口に連通される排気ダクトと、を備え、前記吸気口は、前記燃料電池よりも前記車体の下方側に配置され、排気ダクトは、その前方下端部に前記燃料電池の排気口が連通されるとともに、その後方端部であって前記燃料電池の排気口の連通位置よりも上方に配置された排気口によって前記燃料電池の排気を前記車体外へ導くことを特徴とする燃料電池車両。
本発明によれば、空冷式の燃料電池を備え、燃料電池に供給される空気の供給量を容易に制御可能な燃料電池車両を提供できる。
本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車を示した左側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車を示した左側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の外装を部分的に切り欠いて示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の吸気管を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図。 本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の主要な装置を示したブロック図。
以下、本発明に係る燃料電池自動二輪車の実施の形態について、図1から図13を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車を示した左側面図である。図1は、燃料電池自動二輪車1の外観を示した左側面図であり、図2は、燃料電池自動二輪車1の外装を部分的に切り欠き、もしくは除去し、内部構造を示した左側面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の外装を部分的に切り欠いて示した斜視図である。
図4は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図である。
また、説明を容易にするため、燃料電池車両すなわち燃料電池自動二輪車の前方を実線矢に「F」、後方を示す実線矢に「R」を付して図示する。
図1から図4に示すように、本実施の形態に係る燃料電池車両としての燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2を備え、燃料電池2から得られる電力を用いて走行する自動二輪車である。また、燃料電池自動二輪車1は、スクータ型の自動二輪車である。燃料電池自動二輪車1は、車両本体3(車体)と、操舵輪である前輪5と、前輪5を操舵するハンドル6と、駆動輪である後輪7と、後輪7を駆動させるモータ8と、を備える。
燃料電池2は、燃料に水素ガスを用いた空冷式燃料電池システムである。
車両本体3は、主構造部材であるフレーム10と、フレーム10を覆う外装11と、フレーム10の上方に配置されたシート12と、を備える。また、車両本体3は、燃料電池2と、燃料電池2の発電に用いられる燃料を貯蔵する燃料タンク15と、燃料電池2の電力を補助する二次電池16と、燃料電池2の出力電圧を調整し、燃料電池2および二次電池16の電力分配制御を行う電力管理装置17と、電力管理装置17から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、モータ8の運転制御を行うモータコントローラ18と、これらを統括的に管理し、運転制御を行う車両コントローラ19と、を備える。すなわち、燃料電池自動二輪車1のパワートレインは、燃料電池2および二次電池16を有するハイブリッドシステムである。
フレーム10は、ヘッドパイプ21と、左右一対の上部ダウンフレーム22と、左右一対の下部ダウンフレーム23と、左右一対の上部フレーム24と、左右一対の下部フレーム25と、を備える。
ヘッドパイプ21は、車両本体3の前方部にフォーク式のフロントフォーク27を軸支する。
上部ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部に接続され、車両本体3の後方に向かって後下がりに傾斜される。
下部ダウンフレーム23は、ヘッドパイプ21の下部からほぼ真下に向かって延在される。
上部フレーム24は、車両本体3の前半部において下部ダウンフレーム23の下端から上部ダウンフレーム22の下端を経て車両本体3の前後方向に延在され、車両本体3の後半部において車両本体3の後方に後上がりに滑らかに傾斜される。上部フレーム24の後半部の上方には、シート12が配置される。
また、上部フレーム24は、車両本体3の後半部にピボット28を備える。
下部フレーム25は、下部ダウンフレーム23の下端から車両本体3の下方に向かって延在され、車両本体3の下端に達する位置で屈曲され、車両本体3の前後方向に延在され、さらに車両本体3の中央部分に達する位置で屈曲され、車両本体3の後上方向に延在されて上部フレーム24に接続される。それぞれの下部フレーム25は、その前方側にライダーのためのフットレスト29を備える。車両本体3の左側に位置された下部フレーム25は、サイドスタンドブラケット30を備える。サイドスタンドブラケット30には、燃料電池自動二輪車1を左傾状態で自立させるサイドスタンド31が揺動自在に設けられる。
また、フレーム10は、下部フレーム25の後方側の屈曲部に架設されたガードフレーム33を備える。ガードフレーム33には、燃料電池自動二輪車1を自立させるセンタースタンド34が揺動自在に設けられる。
このように構成されたフレーム10によって車両本体3は、左右一対の上部フレーム24および左右一対の下部フレーム25で囲まれたセンタートンネル領域35に燃料タンク15を備え、上部フレーム24の後半部、外装11およびシート12で囲まれた機器搭載領域36(機器搭載空間)に燃料電池2、二次電池16、電力管理装置17、およびモータコントローラ18を備える。機器搭載領域36には、車両本体3の前方側から二次電池16、電力管理装置17、燃料電池2、の順に配置される。モータコントローラ18は、電力管理装置17の側方、例えば車両本体3の左側に併設される。また、フレーム10のセンタートンネル領域35の後方で、かつ機器搭載領域36の下方のタイヤハウス領域37は、後輪7が配置される。機器搭載領域36とタイヤハウス領域37との間には、それぞれの領域を区画する隔壁部材39が設けられる。
外装11は、車両本体3の前半部を覆おうフロントレッグシールドカバー41と、車両本体3の中央上部に位置され、上部フレーム24の上方を覆うフロントフレームカバー42と、車両本体3の後半部に位置され、車両本体3の側面のうちシート12の下方部分を覆うフレームカバー43と、を備える。フレームカバー43は、シート12とともに燃料電池2、二次電池16、電力管理装置17、およびモータコントローラ18が収容された機器搭載領域36を区画する。したがって、機器搭載領域36は、シート12とフレームカバー43と隔壁部材39とで囲まれた密閉的な空間であり、フレームカバー43、もしくは隔壁部材39の適宜の箇所に通気孔(図示省略)を設けることで、燃料電池2に供給される反応ガスとしての空気の流れを容易、かつ確実に制御できるとともに、冷却の必要な電気部品に冷却風としての空気の流れを容易、かつ確実に制御できる。なお、機器搭載領域36は、完全な気密空間である必要はない。
シート12は、車両本体3の後半上部に位置される。シート12は、タンデム式であり、運転者が着座する前方部12aと、同乗者が着座する後方部12bとが一体的に形成される。
燃料電池2は、シート12の下方に区画された機器搭載領域36の後側に偏倚させて配置される。さらに具体的には、燃料電池2は、パッセンジャーが着座するシート12の後方部12bの下方に配置される。燃料電池2は、扁平な直方体形状に形成され、反応ガスの導入口を有する吸気面2aを車両本体3の前上方に指向され、前傾される。具体的には、燃料電池2の吸気面2aは、シート12の前方部12aと後方部12bとの段差部分を指向する。これにより、燃料電池2は、吸気面2aとシート12との間に比較的に大きな隙間を確保でき、反応ガスである機器搭載領域36の雰囲気(空気)を十分に吸い込むことができる。
また、燃料電池2は、ファン45を有し、吸気面2aから反応ガスとして機器搭載領域36の雰囲気(空気)を吸い込む。燃料電池2は、燃料タンク15から供給された水素ガスと空気に含まれる酸素との化学反応により発電し、この後、湿潤な余剰ガスを排気口46から排出する。この過程で、燃料電池2は、反応ガスとしての空気によって冷却される。燃料電池2の排気口46は、排気ダクト47に連通される。
排気ダクト47は、燃料電池2の後方に配置され、車両本体3の後端に開口された排気口48に燃料電池2の排気を導く。排気ダクト47は、その前方下端部に燃料電池2の排気口46が連通されるとともに、その後方端部であって燃料電池2の排気口46の連通位置よりも上方、望ましくは後方上端部に排気口48を有する。排気ダクト47は、燃料電池2の排気口46の連通位置よりも上方に配置された排気口48を有することで、未反応の水素ガスを含む湿潤な余剰ガスを確実に車両本体3から排気できる。
燃料タンク15は、燃料電池2の燃料としての水素ガスを貯蔵する。燃料タンク15は、例えば約35MPa高圧圧縮水素貯蔵システムである。燃料タンク15は、車両本体3の略中央下部のセンタートンネル領域35に、その長手軸方向を車両本体3の前後方向に沿わせて延在される。したがって、燃料タンク15は、その周囲を一対の上部フレーム24および一対の下部フレーム25によって囲まれ、燃料電池自動二輪車1の衝突などのアクシデントに対し、堅牢に保護される。また、燃料タンク15は、下部フレーム25に設けられたフットレスト29に挟まれる。
また、燃料タンク15は、車両本体3の一方側の側部に配置された上部フレーム24、例えば車両本体3の右側に配置された上部フレーム24と、車両本体3の他方側の側部に配置された下部フレーム25、例えば車両本体3の左側に配置された下部フレーム25と、の間に架設されたクランプバンド49によってセンタートンネル領域35に固定される。なお、クランプバンド49は、車両本体3の左側に配置された上部フレーム24と、車両本体3の右側に配置された下部フレーム25と、の間に架設しても良い。
さらに、燃料タンク15は、アルミライナ製複合容器で構成された圧力容器51と、電磁弁を用いた元弁(図示省略)とレギュレータ(図示省略)とを一体的に有する弁部52(燃料供給元弁)と、燃料充填口53を有する燃料充填用継手54と、を備える。圧力容器51は両端に半球状の鏡板を有する円柱形状の容器である。
燃料充填用継手54は、圧力容器51に連通され、燃料としての水素ガスを燃料充填口53から圧力容器51内に導く。燃料充填口53は、二次電池16から十分に離間されて配置される。具体的には、燃料充填口53は、多数の機器が収容された機器搭載領域36の外側であり、上部ダウンフレーム22の近傍に配置され、フロントフレームカバー42に覆われる。さらに具体的には、燃料充填口53は、圧力容器51の前方側鏡板の上方近傍に配置される。
また、燃料充填口53は、車両本体3の上方に指向される。燃料タンク15に燃料を充填するに際し、フロントフレームカバー42を開放した状態において、燃料充填口53の上方は、開放された空間になる。したがって、燃料の充填作業において仮に燃料が漏洩しても、漏洩燃料が滞留することはない。さらに、燃料充填口53は、通常のガソリンエンジンを備えたスクータ型の自動二輪車における燃料給油口と配置を同じくするので、違和感を生じることがない。
二次電池16は、箱状のリチウムイオン電池で構成される。二次電池16は、シート12の下方に区画された機器搭載領域36の前側に偏倚させて配置されるとともに、燃料タンク15の圧力容器51の後方側鏡板の上方に配置される。さらに具体的には、二次電池16は、ライダーが着座するシート12の前方部12aの下方に配置され、燃料電池自動二輪車1の仮想的な水平面に略直立される。
なお、燃料電池自動二輪車1は、二次電池16の他に、メータ類(図示省略)、ランプ類(図示省略)用の電源として12V系の電力を供給できる二次電池56を備える。二次電池56は、燃料タンク15の圧力容器51の側方、例えば車両本体3の右側方に配置される。二次電池56は、燃料充填口53よりも下方であるとともに、燃料タンク15の弁部52よりも車両本体3の前方に配置される。仮に燃料である水素ガスが燃料充填口53から漏洩しても、水素ガスは燃料電池自動二輪車1の上方に向かって上昇するので、車内に滞留することなく、車外に拡散する。また、仮に燃料である水素ガスが弁部52から漏洩しても、水素ガスはタイヤハウス領域37に向かって移動するので、車内に滞留することなく、車外に拡散する。
電力管理装置17は、二次電池16と燃料電池2とに挟まれて配置される。また、電力管理装置17は、二次電池16と燃料電池2との間隙に、後傾されて保持される。電力管理装置17に並設されたモータコントローラ18も、電力管理装置17と同様に、二次電池16と燃料電池2とに挟まれるとともに、二次電池16と燃料電池2との間隙に後傾されて保持される。
このように、二次電池16と、電力管理装置17と、モータコントローラ18と、燃料電池2とを配置することによって、電気的接続が隣り合う装置を極力近接させて配置することが可能であり、装置間の配線長を短く、配線に係る重量を軽くすることができる。
モータコントローラ18は、電力管理装置17に並設される。具体的には、モータコントローラ18は、車両本体3の左側に配置され、電力管理装置17は車両本体3の右側に配置される。モータコントローラ18は、車両本体3の下方に向けて冷却フィン57を有する。
車両コントローラ19は、下部フレーム25の前方であり、燃料タンク15の前方側鏡板に対向させて配置される。
前輪5は、フロントフォーク27に回動自在に軸支される。フロントフォーク27は、弾性的に伸縮自在なテレスコピック構造に構成されるとともに、前輪5の上方にフロントフェンダ58を支持する。ハンドル6は、フロントフォーク27の上端部に接続される。前輪5、フロントフォーク27、およびハンドル6は、ヘッドパイプ21周りに揺動自在に軸支され、燃料電池自動二輪車1のステアリング機構59を構成する。
後輪7は、ピボット28に揺動自在に枢着されたスイングアーム60に回動自在に軸支される。スイングアーム60は、リアサスペンション62を介してフレーム10に弾性的に支持される。
モータ8は、後輪7を駆動させる燃料電池自動二輪車1の原動機である。モータ8は、スイングアーム60に一体的に取り付けられ、ユニットスイング式スイングアームを構成する。モータ8は、変速機(図示省略)を介して後輪7に接続される。モータ8が発生させた駆動力は、変速機を介して後輪7に伝達される。
また、車両本体3は、燃料である水素ガスの漏洩を検出する燃料漏洩検出器63、64を備える。燃料漏洩検出器63、64は、水素ガスを検出可能な水素ガス検出器を用いて構成される。燃料漏洩検出器63は、機器搭載領域36、すなわちシート12の内部空間のうち上方寄りに配置される。燃料漏洩検出器64は、センタートンネル領域35のうち燃料タンク15の弁部52近傍の空間の上方寄りであり、かつタイヤハウス領域37に接近した位置に配置される。水素ガスは機器搭載領域36およびセンタートンネル領域35の雰囲気である空気よりも軽く、燃料電池2や、燃料タンク15、燃料タンク15と燃料電池2との途中配管などからの水素ガスの漏洩時に容易に検出が可能となる。特に、機器搭載領域36は、密閉的な空間であり、燃料電池2、もしくはその近傍の配管系統(図示省略)から燃料である水素ガスが漏洩した場合は、燃料漏洩検出器63によって速やかに燃料の漏洩を検知できる。また、燃料漏洩検出器64は、燃料タンク15の弁部52付近から燃料である水素ガスが漏洩した場合に、走行風などによってタイヤハウス領域37に漏洩燃料が流れ出しやすい状況下においても、確実に燃料の漏洩を検知できる。
ここで、燃料電池自動二輪車1は、加速時や、上り坂の走行の際のようにモータ8の駆動に必要な電力が比較的に大きい場合には、燃料電池2の発電に用いられる反応ガスとしての空気、および燃料電池2の発電にともなう発熱の冷却に用いられる冷却風としての空気の流量を多く必要とするため、走行風(ラムエア)による圧力(ラム圧)を利用できるよう燃料電池2の吸気系を構成することが、補機としてのファン45の消費電力を低減させるという観点において望ましい。一方、燃料電池2の発電量の制御の観点では、燃料電池自動二輪車1の走行中においても反応ガスとしての空気の供給を減少、もしくは停止させる必要が生じる場合がある。
そこで、燃料電池自動二輪車1の吸気系について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図である。
図6は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図である。
図7は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図である。
図8は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の吸気管を部分的に示した斜視図である。
図5から図8に示すように、燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の側方、例えば右側方に向けて開口された吸気口66を有し、燃料電池2に反応ガスとしての空気を案内する吸気管67を備える。
したがって、燃料電池自動二輪車1は、走行風が燃料電池2に直接的に供給されない吸気系を備えることによって、燃料電池2のファン45を適宜に制御し、適正量の空気を燃料電池2に供給できる。
燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の一方側、具体的には左側の側面に配置されたモータ8を備える。そこで、吸気管67は、車両本体3の他方側、具体的には右側の側面に配置される。
吸気口66は、燃料電池2の吸気面2aよりも車両本体3の下方側に配置される。具体的には、燃料電池2は、フレーム10の上部フレーム24よりも上方側に区画された機器搭載領域36に位置され、吸気面2aは、車両本体3の前上方に向けられ、他方、吸気口66は、上部フレーム24よりも下方側に区画されたタイヤハウス領域37に位置される。
より具体的には、吸気口66は、車両本体3の他方側、具体的には右側の側面であり、かつ後輪7のホイール部7aの近傍に配置される。
吸気管67は、吸気口66から機器搭載領域36の内部に延設された管状部68と、管状部68に一体に設けられ、燃料電池2の吸気面2aを覆うように連通された箱状部69と、を備える。
管状部68は、吸気口66を有するエアボックス71と、後輪7を軸支するスイングアーム60の揺動に追従して変形する蛇腹部72と、を備える。
エアボックス71は、車両本体3の他方側、具体的には右側の側面であり、かつ後輪7のホイール部7aの近傍に配置される。また、エアボックス71は、吸気口66から吸い込まれた空気を整流する螺旋状の流路が形成される。さらに、エアボックス71は、車両本体3の下方側に位置させたドレン孔73を有する。ドレン孔73は、エアボックス71の最も下方に偏倚させて配置されることが望ましい。なお、エアボックス71は、吸気口66から燃料電池2までの流路の途中であれば、何れの位置に設けても良い。また、エアボックス71内の流路は、螺旋状のものに限られず、空気を整流し、圧力の脈動を低減できる流路形状であれば、例えばジグザグに蛇行する流路形状であっても良い。さらに、エアボックス71内の流路は、圧力の脈動を十分に低減化できる容量があれば、単なる箱状の容器であっても良い。
箱状部69は、車両本体3の前上方に指向され、前傾された燃料電池2の吸気面2aを覆うように設けられ、吸気管67から案内される反応ガスとしての空気を燃料電池2に供給する。
したがって、燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2の吸気面2aよりも車両本体3の下方側に吸気口66を配置させたことによって、燃料電池2に供給される反応ガスとしての空気に水や泥などの異物が混入せず、吸気の清浄を確保できる。
また、燃料電池自動二輪車1は、螺旋状の流路が形成されたエアボックス71を吸気系に備え、燃料電池2に供給される空気の圧力変動を緩和できるとともに、燃料電池2のファン45を制御することでより確実に適正量の空気を燃料電池2に供給できる。エアボックス71は、車両本体3の下方側に位置させたドレン孔73を有することによって、雨水などの水分をドレン孔73から排出できる。
さらに、燃料電池自動二輪車1は、スイングアーム60のうち、モータ8が配置された車両本体3の一方側の側面に対し、その反対側である車両本体3の他方側の側面に吸気口66、およびエアボックス71を配置させることによって、吸気系の圧力変動の緩和に必要十分な容量を確実に確保できる。
なお、吸気口66は、車両の側方の他に、車両の後方に向けても良い。この場合にも、走行風が燃料電池2に直接的に供給されルことのない吸気系を構成できる。
次に、燃料電池自動二輪車1の吸気系の他の例について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図である。
図10は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図である。
図9および図10に示すように、燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の前方に向けて開口された吸気口75を有し、燃料電池2に反応ガスとしての空気を案内する吸気管76を備える。燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の前方に向けて開口された吸気口75を有することによって、走行風を燃料電池2に直接的に供給できる。
したがって、燃料電池自動二輪車1は、走行風を直接的に燃料電池2に供給可能な吸気系を備えることによって、燃料電池2に反応ガス、および冷却風としての空気を供給するためのファン45の出力を低減させることが可能になり、車両全体としての電力効率を向上できる。
吸気口75は、燃料電池2よりも車両本体3の前方側に配置され、具体的には、シート12の前端の下方に配置される。一方、燃料電池2は、吸気面2aを前上方に向けて配置されるため、吸気口75から吸気管76に流れ込んだ空気は効率よく燃料電池2の吸気面2aに案内される。
吸気管76は、吸気口75から機器搭載領域36の内部に延設された管状部77と、管状部77に一体に設けられ、燃料電池2の吸気面2aを覆うように連通された箱状部78と、を備える。
管状部77の内部には、燃料電池2に供給される反応ガス、および冷却風としての空気の流量を調整する流量調整ダンパ80が設けられる。流量調整ダンパ80は、吸気管76を開閉自在な弁である。燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2に供給される空気量を増減、もしくは遮断させる場合に、流量調整ダンパ80の開度およびファン45の回転数を制御する。
箱状部78は、車両本体3の前上方に指向され、前傾された燃料電池2の吸気面2aを覆うように設けられ、吸気管76から案内される反応ガスとしての空気を燃料電池2に供給する。
したがって、燃料電池自動二輪車1は、走行風を直接的に燃料電池2に供給可能な吸気系を備えることによって、車両全体としての電力効率を向上できるとともに、他方、流量調整ダンパ80の開度およびファン45の回転数を制御することによって、燃料電池2の発電量を減少、もしくは遮断できる。
なお、燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2の吸気面2aを車両本体3の前方、もしくは下方を指向させて備えることも可能であり、この場合には、箱状部78を燃料電池2の吸気面2aの向きに応じて適宜に形成することによって、走行風を直接的に燃料電池2に供給可能な吸気系を構成することができる。
さらに、燃料電池自動二輪車1の吸気系の他の例について説明する。
図11は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を示した右側面図である。
図12は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の他の例として燃料電池自動二輪車の後半部を部分的に示した斜視図である。
なお、本変形例において他の例と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図11および図12に示すように、燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の側方に向けて開口された吸気口66(第一吸気口)を有し、燃料電池2に反応ガスを案内する吸気管67(第一吸気管)と、車両本体3の前方に向けて開口された吸気口75(第二吸気口)を有し、燃料電池2に反応ガスを案内する吸気管76(第二吸気管)と、吸気管76内に設けられ、燃料電池2に供給される反応ガスの流量を調整する流量調整ダンパ80と、を備える。燃料電池自動二輪車1は、車両本体3の前方に向けて開口された吸気口75を有することによって、走行風を燃料電池2に直接的に供給できるとともに、流量調整ダンパ80で吸気管76を閉塞させると、車両本体3の側方に向けて開口された吸気口66を有することによって、走行風が燃料電池2に直接供給されることを避けることができる。これにより、燃料電池自動二輪車1は、流量調整ダンパ80を開いた状態において、吸気管76から燃料電池2に反応ガス、および冷却風としての空気を直接的に供給することでファン45の出力を低減させ、車両全体としての電力効率を向上できるとともに、流量調整ダンパ80を閉じた状態において、燃料電池2のファン45を制御することで吸気管67から適正量の空気を燃料電池2に供給できる。
流量調整ダンパ80は、吸気口75と燃料電池2の吸気面2aとの間に設けられ、吸気管76を開閉自在な弁である。燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2に供給される空気量を増減、もしくは遮断させる場合に、流量調整ダンパ80の開度およびファン45の回転数を制御する。
図13は、本発明の実施形態に係る燃料電池車両の一例として燃料電池自動二輪車の主要な装置を示したブロック図である。
図13に示すように、燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2と、モータ8と、燃料タンク15と、二次電池16と、電力管理装置17と、モータコントローラ18と、車両コントローラ19と、を備えるとともに、ライダーの加速意思が入力されるスロットルセンサ86と、燃料タンク15から燃料電池2に供給される燃料の圧力を検出する圧力センサ87と、燃料タンク15から燃料電池2に供給される燃料の温度を検出する温度センサ88と、燃料漏れ時に燃料タンク15から燃料電池2に供給される燃料を遮断する遮断弁89と、を備える。なお、図13中、実線矢は、燃料である水素ガスおよび反応ガスである空気の流れを示し、破線、もしくは破線矢は、電力の流れを示し、一点鎖線、もしくは一点鎖線矢は制御信号の流れを示す。線分で描かれたものは、双方向に流れる。
電力管理装置17は、燃料電池2の発電電力を制御するとともに、燃料電池2および二次電池16から送られる電力を12V電源に変換し、二次電池56に蓄電する。
モータコントローラ18は、モータ8の駆動制御に加え、燃料電池自動二輪車1の減速時や、下り坂走行時にモータ8に発生する負のトルクを電力に変換する回生制御を行う。
車両コントローラ19は、スロットルセンサ86で検出されたライダーによるアクセル操作量、圧力センサ87および温度センサ88の検出値を入力として受けるとともに、燃料電池2、二次電池16、電力管理装置17、およびモータコントローラ18と双方向に状態量の入力および制御信号の出力を行い、燃料電池自動二輪車1の運転制御を行う。
具体的には、車両コントローラ19は、燃料電池自動二輪車1の走行に必要なエネルギーが比較的に小さい巡航時や平坦路の走行の際、燃料電池2が発電した電力を電力管理装置17からモータコントローラ18を経由し、モータ8に供給するとともに、電力管理装置17から二次電池16に供給し、モータ8の駆動に不要な余剰電力を二次電池16に蓄える。
他方、車両コントローラ19は、燃料電池自動二輪車1の走行に必要なエネルギーが比較的に大きい加速時や、上り坂の走行の際、燃料電池2が発電した電力を電力管理装置17からモータコントローラ18を経由し、モータ8に供給するとともに、二次電池16に蓄えられた電力も電力管理装置17からモータコントローラ18を経由し、モータ8に供給する。
さらに、車両コントローラ19は、減速時や、下り坂の走行の際、モータ8を発電機として使用し、モータ8が発電した回生電力を電力管理装置17から二次電池16に供給し、蓄える。
このように構成された燃料電池車両である燃料電池自動二輪車1は、燃料電池自動二輪車1は、走行風が燃料電池2に直接的に供給されない吸気系を備えることによって、燃料電池2のファン45を適宜に制御し、適正量の空気を燃料電池2に供給できる。
また、燃料電池自動二輪車1は、燃料電池2の吸気面2aよりも車両本体3の下方側に吸気口66を配置させたことによって、燃料電池2に供給される反応ガスとしての空気に水や泥などの異物が混入せず、吸気の清浄を確保できる。
さらに、燃料電池自動二輪車1は、螺旋状の流路が形成されたエアボックス71を吸気系に備え、燃料電池2に供給される空気の圧力変動を緩和できるとともに、燃料電池2のファン45を制御することでより確実に適正量の空気を燃料電池2に供給できる。エアボックス71は、車両本体3の下方側に位置させたドレン孔73を有することによって、雨水などの水分をドレン孔73から排出できる。
さらにまた、燃料電池自動二輪車1は、スイングアーム60のうち、モータ8が配置された車両本体3の一方側の側面に対し、その反対側である車両本体3の他方側の側面に吸気口66、およびエアボックス71を配置させることによって、吸気系の圧力変動の緩和に必要十分な容量を確実に確保できる。
また、燃料電池自動二輪車1は、走行風を直接的に燃料電池2に供給可能な吸気系を備えることによって、燃料電池2に反応ガス、および冷却風としての空気を供給するためのファン45の出力を低減させることが可能になり、車両全体としての電力効率を向上できる。
さらに、燃料電池自動二輪車1は、走行風を直接的に燃料電池2に供給可能な吸気系を備えることによって、車両全体としての電力効率を向上できるとともに、他方、流量調整ダンパ80の開度およびファン45の回転数を制御することによって、燃料電池2の発電量を減少、もしくは遮断できる。
また、燃料電池自動二輪車1は、流量調整ダンパ80を開いた状態において、吸気管76から燃料電池2に反応ガス、および冷却風としての空気を直接的に供給することでファン45の出力を低減させ、車両全体としての電力効率を向上できるとともに、流量調整ダンパ80を閉じた状態において、燃料電池2のファン45を制御することで吸気管67から適正量の空気を燃料電池2に供給できる。
したがって、本発明に係る燃料電池車両である燃料電池自動二輪車1によれば、空冷式の燃料電池2を備え、燃料電池2に供給される空気の供給量を容易に制御できる。
なお、本発明に係る燃料電池車両は、燃料電池自動二輪車1に限られず、空冷式の燃料電池2を備えたモータチェアなどの小型電動車両であっても良い。また、発電のために反応ガスとしての空気の供給を要する燃料電池であれば、燃料としてメタノールを用いるダイレクトメタノール型燃料電池を備えた燃料電池車両であっても良い。
1 燃料電池自動二輪車
2 燃料電池
2a 吸気面
3 車両本体
5 前輪
6 ハンドル
7 後輪
7a ホイール部
8 モータ
10 フレーム
11 外装
12 シート
12a 前方部
12b 後方部
15 燃料タンク
16 二次電池
17 電力管理装置
18 モータコントローラ
19 車両コントローラ
21 ヘッドパイプ
22 上部ダウンフレーム
23 下部ダウンフレーム
24 上部フレーム
25 下部フレーム
27 フロントフォーク
28 ピボット
29 フットレスト
30 サイドスタンドブラケット
31 サイドスタンド
33 ガードフレーム
34 センタースタンド
35 センタートンネル領域
36 機器搭載領域
37 タイヤハウス領域
39 隔壁部材
41 フロントレッグシールドカバー
42 フロントフレームカバー
43 フレームカバー
45 ファン
46 排気口
47 排気ダクト
48 排気口
49 クランプバンド
51 圧力容器
52 弁部
53 燃料充填口
54 燃料充填用継手
56 二次電池
57 冷却フィン
58 フロントフェンダ
59 ステアリング機構
60 スイングアーム
62 リアサスペンション
63 燃料漏洩検出器
64 燃料漏洩検出器
66 吸気口
67 吸気管
68 管状部
69 箱状部
71 エアボックス
72 蛇腹部
73 ドレン孔
75 吸気口
76 吸気管
77 管状部
78 箱状部
80 流量調整ダンパ
86 スロットルセンサ
87 圧力センサ
88 温度センサ
89 遮断弁

Claims (3)

  1. 車体と、
    前記車体に収容された燃料電池と、
    前記車体の側方または前方に向けて開口された吸気口を有し、前記燃料電池に反応ガスを案内する吸気管と、
    前記燃料電池の排気口に連通される排気ダクトと、を備え
    前記吸気口は、前記燃料電池よりも前記車体の下方側に配置され、
    排気ダクトは、その前方下端部に前記燃料電池の排気口が連通されるとともに、その後方端部であって前記燃料電池の排気口の連通位置よりも上方に配置された排気口によって前記燃料電池の排気を前記車体外へ導くことを特徴とする燃料電池車両。
  2. 前記吸気管は、前記吸気口を前記燃料電池よりも下方側に配置し、前記吸気口から前記燃料電池までの途中に螺旋状の流路が形成されたエアボックスと、前記燃料電池の吸気面を覆う箱状部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池車両。
  3. 前記車体に設けられた駆動輪と、
    前記駆動輪を回動自在に軸支するスイングアームと、
    前記スイングアームに設けられ、前記車両の一方側の側面、かつ前記駆動輪のホイール近傍に配置され、前記燃料電池から供給された電力で前記駆動輪を駆動するモータと、を備え、
    前記エアボックスは、前記車体の他方側の側面に設けられ
    前記吸気口は、前記駆動輪のホイール部近傍に配置され、
    前記吸気管は、前記スイングアームの揺動に追従して変形する蛇腹部を備えたことを特徴とする請求項に記載の燃料電池車両。
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