JP5407280B2 - 電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 - Google Patents
電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5407280B2 JP5407280B2 JP2008282316A JP2008282316A JP5407280B2 JP 5407280 B2 JP5407280 B2 JP 5407280B2 JP 2008282316 A JP2008282316 A JP 2008282316A JP 2008282316 A JP2008282316 A JP 2008282316A JP 5407280 B2 JP5407280 B2 JP 5407280B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear box
- alignment
- control unit
- reduction gear
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
しかし、モータを制御する制御基板にはステアリングシャフトに伝達されるトルクを検出するトルクセンサのトルク検出値を入力する必要があり、このトルクセンサは、通常ラックケース又はハウジングより離れたステアリングホイール側に設置されており、このトルクセンサと制御基板との間に長い接続ケーブルを設ける必要があり、この接続ケーブルに電気ノイズが乗りやすくなるため、高額なシールド線の採用や、ノイズフィルターなどの電子部品の追加が必要となっていた。
L字状の長尺なトルクセンサピンの先端部は、ストレート形状の短尺なトルクセンサピンと比較して同心度が低く、制御ユニットに設けた複数のスルーホールに挿通するために位置合せを行う際には、多くの手間と時間を要しているのが現状である。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一実施形態を右ハンドル車に適用した場合の右方向から示した斜視図、図2は減速ギヤボックスの要部を示す縦断面図、
図3は電動モータの内部構造を示す正面図、図4は制御ユニットの分解斜視図、図5は制御ユニットが装着する減速ギヤボックスの外周形状を示す斜視図、図6は減速ギヤボックス及び制御ユニットを背面側から示した斜視図、図7は減速ギヤボックス及び制御ユニットの装着構造を示した図、図8は減速ギヤボックス及び制御ユニットの装着に使用する位置決め冶具を示す斜視図、図9は位置決め冶具に減速ギヤボックスをセットした状態を示す図、図10は位置決め冶具に減速ギヤボックス及び制御ユニットをセットした状態を示す図である。
減速ギヤボックス4は、高熱伝導性を有する材料例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つを例えばダイキャスト成型することにより形成されている。
パワー基板23は、電動モータ5を駆動制御する電界効果トランジスタ等のパワースイッチング素子で構成されるHブリッジ回路やこのHブリッジ回路のパワースイッチング素子を駆動するパルス幅変調回路等のディスクリート部品23a,23bが実装されている。
フレーム24は、制御基板25を保持し、パワー基板23を囲繞する長方形枠状のフレーム本体24aと、フレーム本体24aの長手方向の一方の端部に一体に形成され、電動モータ5の接続端子5c,5dに電気的に接続する端子台24cと、フレーム本体24aの四隅の外周に一体に形成されたフレーム取付部24d,24e,24f,24gと、保持した制御基板25のスルーホール25a〜25dに対応するようにフレーム本体24aの一部に設けられた複数の端子ガイド孔24hと、フレーム本体24aの長手方向の他方の端部に一体に形成された雌型コネクタ45とを備えている。
雌型コネクタ45は、バッテリ(不図示)に電源用雄型コネクタ(不図示)を介して接続される電源コネクタ45aと、車体の各部の制御機器とのデータの授受を行うCANなどのネットワークに接続する信号コネクタ45bとを備えている。
放熱プレート21は、制御ユニット装着部20の平坦取付面20aに放熱グリースを介して直接固定される。この放熱プレート21は、高熱伝動性を有する金属材料、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム及びマグネシウム合金の何れか1つの材料により形成された部材であり、制御ユニット装着部20の平坦取付面20aに当接する平坦な放熱用取付板部21aと、この放熱用取付板部21aに一体形成され、放熱用取付板部21aの板厚方向の一方に膨出しているディスクリートカバー部21bと、放熱用取付板部21aの周縁に形成したねじ通過孔21c〜21fと、パワー基板23を固定するためのねじ孔21g〜21iとを備えている。
位置合せ冶具32は、図8に示すように、冶具本体33と、この冶具本体33上に設けた円盤形状の収納部係合部34、短尺な第1ピン35、長尺な第2ピン36及びギヤボックス・ユニット角度合せ部37とを備えている。
ギヤボックス・ユニット角度合せ部37は、ブロック形状をなし、第1ピン35側を向く位置に、基準面33aに対して直交して延在し、互いに交差する第1位置合せ平面37a及び第2位置合せ平面37bが形成されている。
この際、図9では示していないが、トルクセンサ収納部16の一部に設けた開口部から突出している複数のセンサ接続端子15c〜15fは、先端部が上方を向いて延在している。
先ず、図9に示すように、ウォームホイール収納部14を収納部係合部34に嵌め込み、位置合せ孔4e1に第1ピン35を嵌め込むことで、減速ギヤボックス4を平坦取付面20aが上方を向いて回転が規制された状態で冶具本体33上にセットする。
そして、図10に示すように、第2ピン36及びギヤボックス・ユニット角度合せ部37をガイド部材として制御ユニット19全体を下方に移動し、制御ユニット19の背面(放熱プレート21)を減速ギヤボックス4の平坦取付面20aに近接させていく。これにより、先端部が上方を向いて延在している減速ギヤボックス4の複数のセンサ接続端子15c〜15fは、同心上の制御ユニット19の複数の端子ガイド孔24hの夫々に通過し、さらに、同心上に配置されている複数のスルーホール25a〜25dの夫々に挿通していく。これにより、減速ギヤボックス4及び制御ユニット19の位置合せが完了する。
また、ハウジング投影領域PAから外れた位置である減速ギヤボックス4の膨出部4eに形成した位置合せ孔4e1が本発明のハウジングに形成した位置合せ部に対応している。また、ハウジング投影領域PAから外れた位置に形成されている制御ユニット19のカバー取付部26bの外周に形成した一対の位置合せ面26b1,26b2が本発明の第1及び第2ユニット側位置合せ部の一方に対応し、制御ユニット19のフレーム取付部24eに形成した位置合せ貫通孔24e1が、本発明の第1及び第2ユニット側位置合せ部の他方に対応している。
また、本発明のハウジングが減速ギヤボックス4に対応し、本発明のハウジング側接続端子がセンサ接続端子15c〜15fに対応し、本発明の制御ユニット接続端子がスルーホール25a〜25dに対応している。
位置合せ冶具32の第1ピン35及び収納部係合部34に減速ギヤボックス4を係合すると、複数のセンサ接続端子15c〜15fの先端部が上方を向き、平坦取付面20aが上方を向いた状態で減速ギヤボックス4が回転が規制されてセットされ、位置合せ冶具32の第2ピン36及びギヤボックス・ユニット角度合せ部37に制御ユニット19を係合すると、制御ユニット19は回転が規制されつつ、スルーホール25a〜25dが複数のセンサ接続端子15c〜15fの同心上に配置されるので、複数のセンサ接続端子15c〜15fが長尺であっても、手間と時間を要せずに複数のセンサ接続端子15c〜15fとスルーホール25a〜25dとを電気的に接続可能な位置に配置することができる。
また、減速ギヤボックス4は、膨出部4eに位置合せ孔4e1を形成しただけの簡便な位置合せ構造であり、制御ユニット19も、フレーム取付部に位置合せ貫通孔24e1を形成し、カバー取付部26bの外周に位置合せ面26b1,26b2を形成しただけの簡便な位置合せ構造なので、電動パワーステアリング装置1の製造コストの低減化も図ることができる。
Claims (1)
- ステアリング操作を補助する電動モータと、この電動モータを制御する制御ユニットと、前記電動モータ及び前記制御ユニットを外周に装着する減速ギヤボックスとを備えてなる電動パワーステアリング装置を組み立てる際に、前記制御ユニットから突出している複数のセンサ接続端子が、前記制御ユニットに内蔵されている制御基板に形成した複数のスルーホールに挿通するように、位置合わせ治具を使用して前記減速ギヤボックス及び前記制御ユニットの位置合わせを行う方法であって、
前記位置合せ冶具は、冶具本体と、この冶具本体上の基準面から上方に突出して設けた収納部係合部と、前記基準面に直交して軸心が上方に延在している短尺な第1ピン及び長尺な第2ピンと、前記基準面に直交し、互いに交差する第1位置合せ平面及び第2位置合せ平面が形成されているブロック形状のギヤボックス・ユニット角度合せ部とを備え、
先ず、前記減速ギヤボックスの筒形状のウォームホイール収納部を前記収納部係合部に嵌め込み、前記減速ギヤボックスの位置合せ孔に前記第1ピンをはめ込むことで、前記複数のセンサ接続端子が上方に延在し、平坦取付面が上方向を向いて回転が規制された状態で、前記減速ギヤボックスを前記治具本体上にセットし、
次いで、前記制御ユニットの位置合せ貫通孔に前記第2ピンの先端を係合し、前記制御ユニットの互いに交差する一対の位置合せ面を前記ギヤボックス・ユニット角度合せ部の第1位置合せ平面及び第2位置合せ平面にそれぞれ当接することで、前記制御ユニットの前記複数の端子ガイド孔を、前記複数のセンサ接続端子に対して同心上に配置し、
次いで、前記第2ピン及び前記ギヤボックス・ユニット角度合せ部をガイド部材として、前記制御ユニット全体を下方に移動し、前記制御ユニットの下面を前記減速ギヤボックスの前記平坦取付面に近接させていくことで、前記複数のセンサ接続端子を前記複数の端子ガイド孔に通過させるとともに、これら複数のセンサ接続端子を、前記複数の端子ガイド孔に同心上に配置した複数のスルーホールに挿通させていくことを特徴とする電動パワーステアリング装置の位置合せ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282316A JP5407280B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282316A JP5407280B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010105638A JP2010105638A (ja) | 2010-05-13 |
JP5407280B2 true JP5407280B2 (ja) | 2014-02-05 |
Family
ID=42295495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008282316A Active JP5407280B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5407280B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01101112U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-07-07 | ||
JP2000332452A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Nissan Motor Co Ltd | 制御ボックスの組立て方法 |
JP2005329866A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-02 | Showa Corp | 電動パワーステアリング装置 |
JP4637730B2 (ja) * | 2005-11-22 | 2011-02-23 | 矢崎総業株式会社 | ホルダ |
JP5034266B2 (ja) * | 2006-03-02 | 2012-09-26 | 日本精工株式会社 | トルクセンサ |
JP5011801B2 (ja) * | 2006-04-11 | 2012-08-29 | 日本精工株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
JP2009023457A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
JP2010105639A (ja) * | 2008-10-31 | 2010-05-13 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
-
2008
- 2008-10-31 JP JP2008282316A patent/JP5407280B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010105638A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5011801B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
EP2050654A1 (en) | Electric power steering system | |
EP2017160A1 (en) | Electric power steering device | |
JP2009023460A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5472316B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010105640A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5298459B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
WO2012073412A1 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023456A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2009023459A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5407280B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の位置合せ方法 | |
JP2010111248A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2012201294A (ja) | 電動パワーステアリング装置及びその組立方法 | |
JP5343950B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2008179248A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2010089739A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5194527B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置及び車両 | |
JP2009023457A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5304710B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置及びその組立方法 | |
JP5003007B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5003006B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5299344B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2011245977A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP5375717B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2012131447A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20101022 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101022 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111026 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5407280 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |