JP5405150B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5405150B2
JP5405150B2 JP2009043734A JP2009043734A JP5405150B2 JP 5405150 B2 JP5405150 B2 JP 5405150B2 JP 2009043734 A JP2009043734 A JP 2009043734A JP 2009043734 A JP2009043734 A JP 2009043734A JP 5405150 B2 JP5405150 B2 JP 5405150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain hose
drain
fixture
dew
socket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009043734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010197001A (ja
Inventor
治信 井口
圭佑 山澤
秀樹 山口
弘司 玉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009043734A priority Critical patent/JP5405150B2/ja
Priority to CN2010101194203A priority patent/CN101818982B/zh
Publication of JP2010197001A publication Critical patent/JP2010197001A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5405150B2 publication Critical patent/JP5405150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

本発明は冷却器からのドレン水を受ける露受皿を備えた冷却貯蔵庫であって、特に、この露受皿に形成されたドレンソケットと、当該ドレンソケットに接続されるドレンホースの固定に関するものである。
従来より低温ショーケースなどの貯蔵庫においては、前面に開口した貯蔵室内上部に冷却器と露受皿とを備え、冷却器から滴下する除霜水などのドレン水をこの露受皿にて受け、ドレンホースを介して庫外に排出している。
この場合、露受皿100の底部100Aには、図13に示すように、横方向に突出して貯蔵室101の壁面に向けて開口するドレンソケット105が形成されており、当該ソケット105にドレンホース106の一端部106Aが接続される。
そして、ドレンソケット105に接続されたドレンホース106は、バンド107によって露受皿100の底部100Aに固定される。図13では、ドレンホース106にバンド107を巻き付け、当該バンド107の両端を重合させて、当該端部をネジやビス108によって露受皿100の底部100Aに固定していた。
ドレンホース106は、蛇腹形状を呈しており、当該形状によって可撓性を有する。当該ドレンホース106の他端部は、貯蔵室101の壁面に沿って下方、更には、外部に導出されている。これにより、露受皿100内のドレン水をドレンソケット105、ドレンホース106を介して外部に排出可能とされていた。
しかしながら、上述した如き構成では、ドレンホース106の可撓性の度合いが固い場合には、図14に示すような露受皿100に取付前のバンド107側面形状が、当該バンド107を露受皿100に取り付けることにより、図15に示すように、バンド107が変形してしまう。
これにより、バンド107にて固定されたドレンホース106部分がわずかに上方に引き上げられた状態となり、ドレンソケット105に接続された一端部106Aと当該固定部分との間がUトラップ状態となってしまう問題がある。
そのため、露受皿100から導出されたドレン水が常時このUトラップに溜まり、ドレンホース106とドレンソケット105の繋ぎ目から水漏れが発生する問題がある。また、バンド107によりドレンホース106を露受皿100に固定する方法では、ドレンホース106が少し押されるだけでドレンホース106がドレンソケット105から外れてしまう問題がある。このような原因によって水漏れが生じると、貯蔵室101内に収容された商品が濡れてしまう問題がある。
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、露受皿に設けられたドレンソケットに適切にドレンホースを取り付けることを可能とし、且つ、円滑な排水を実現することができる冷却貯蔵庫を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の冷却貯蔵庫は、冷却器からのドレン水を受ける露受皿を備え、この露受皿に形成されて横方向に突出するドレンソケットに、ドレンホースを接続して成るものであって、露受皿に取り付けられたドレンホース固定具を備え、このドレンホース固定具は、ドレンソケットを覆うドレンホースの拡管部から所定範囲に渡ってこのドレンホースを下側より支持し、その状態でバンドによりドレンホースに固定されドレンソケットより離間するに従って低く傾斜すると共に、ドレンホースは蛇腹形状を呈しており、ドレンホース固定具は、ドレンホースの蛇腹の溝に係合するリブを複数有することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、ドレンホース固定具のリブは、ドレンホースの拡管部内の所定位置までドレンソケットが進入した状態で、ドレンホースの蛇腹の溝に係合することを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、ドレンホース固定具は、少なくともドレンホースの拡管部に対応する位置にてバンドにより固定されると共に、このバンドに対応する位置の内面には、突条が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明において、露受皿は貯蔵室内上部に配置されると共に、ドレンホース固定具の下面は、貯蔵室の壁面に向けて低く傾斜した形状を呈していることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記各発明において、ドレンホース固定具は、ドレンホースの下側のみを覆う断面半円弧形状を呈していることを特徴とする。
請求項6の発明は、上記各発明において、露受皿は、下方に突出するボス部を有すると共に、ドレンホース固定具は、露受皿のボス部にネジ止めされる固定部を有し、この固定部には、ボス部に形成された係合部が係合する被係合部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却器からのドレン水を受ける露受皿を備え、この露受皿に形成されて横方向に突出するドレンソケットに、ドレンホースを接続して成る冷却貯蔵庫において、露受皿に取り付けられたドレンホース固定具を備え、このドレンホース固定具は、ドレンソケットを覆うドレンホースの拡管部から所定範囲に渡ってこのドレンホースを下側より支持し、その状態でバンドによりドレンホースに固定されると共に、ドレンソケットより離間するに従って低く傾斜しているため、ドレンホース固定具によって、ドレンホースを確実にドレンソケットに取り付けることができる。
このとき、ドレンソケットに接続されたドレンホースは、ドレンホース固定具によって下側から支持されているため、従来の如くドレンホースにUトラップが形成される不都合を効果的に解消することができ、ドレンホース固定具により、ドレンホースはドレンソケットより離間するに従って低く傾斜して取り付けることができ、円滑にドレン水を排出することが可能となる。
また、バンドによってドレンソケットに接続されたドレンホースとドレンホース固定具とは、固定されているため、ドレンホースが押されることによって容易にドレンソケットから抜けてしまう不都合を解消できる。
これにより、ドレンホースとドレンソケットとの繋ぎ目等から水漏れが発生する不都合を効果的に抑制することができる。
特に、ドレンホースは蛇腹形状を呈しており、ドレンホース固定具は、ドレンホースの蛇腹の溝に係合するリブを複数有するので、係るドレンホース固定具のリブが、ドレンホースの蛇腹の溝に係合してドレンホースが露受皿のドレンソケットから外れる不都合を効果的に防止することができる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、ドレンホース固定具のリブは、ドレンホースの拡管部内の所定位置までドレンソケットが進入した状態で、ドレンホースの蛇腹の溝に係合するので、ドレンソケットがドレンホースの拡管部内所定位置まで挿入され、正常に接続されたことを確認することができる。
これにより、ドレンソケットがドレンホースの拡管部内所定位置まで挿入されていない状態でドレンホース固定具によりドレンホースの固定が行われることによる水漏れの招来を未然に回避することができるようになる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、ドレンホース固定具は、少なくともドレンホースの拡管部に対応する位置にてバンドにより固定されると共に、このバンドに対応する位置の内面には、突条が形成されているので、バンドが固定される箇所にてドレンホースの拡管部と、ドレンホース固定具との密着性を向上させることができる。これにより、より一層、水漏れの防止を実現することができる。
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、露受皿は貯蔵室内上部に配置されると共に、ドレンホース固定具の下面は、貯蔵室の壁面に向けて低く傾斜した形状を呈しているので、当該ドレンホース固定具の外面に付着した結露水などを、貯蔵室の壁面に向けて低く傾斜した下面形状を伝って円滑に貯蔵室の壁面に導くことができる。
これにより、当該ドレンホース固定具の外面に至った露が貯蔵室内の物品に降りかかることで、物品を濡らしてしまう不都合を防止することができる。
請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて、ドレンホース固定具は、ドレンホースの下側のみを覆う断面半円弧形状を呈しているので、ドレンホース内に詰まりが発生した場合にも、容易に詰まりを確認することが可能となる。
請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて、露受皿は、下方に突出するボス部を有すると共に、ドレンホース固定具は、露受皿のボス部にネジ止めされる固定部を有し、この固定部には、ボス部に形成された係合部が係合する被係合部が形成されているので、露受皿のボス部の係合部とドレンホース固定具の固定部の被係合部とを係合させることで、ドレンホース固定具の取付方向を容易に確定することができる。これにより、取付作業性の向上を図ることができる。
また、露受皿のボス部の係合部とドレンホース固定具の固定部の被係合部との係合によって、取付時において固定用のネジ等の締め付け過ぎによる回転を防止することができる。これにより、より適切にドレンホース固定具を用いてドレンホースをドレンソケットに固定することが可能となる。
本実施例の冷却貯蔵庫の斜視図である。 図1の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。 図1の冷却貯蔵庫の上部拡大分解図である。 排水機構部分の貯蔵室内上部拡大正面図である。 図4の拡大側面図である。 ドレンホース固定具の斜視図である。 ドレンホース固定具の斜視図である。 ドレンホース固定具及びドレンホース(一部)の平面図である。 ドレンホース固定具の取付状態を示す正面図である。 排水機構の一部切欠拡大側面図である。 ドレンホース固定具の取付状態を示す透視正面図である。 図11の縦断正面図である。 従来の排水機構の拡大図である。 バンドの縦断側面図である。 バンドの縦断側面図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について詳細に説明する。実施例の冷却貯蔵庫1は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店舗において商品等の物品を冷却しながら陳列するショーケースであり、前面に開口した断熱箱体5(断熱壁)から構成されている。この断熱箱体5は鋼板製の外箱2と、この外箱2内に間隔を存して組み込まれた鋼板若しくは硬質合成樹脂製の内箱3と、両箱2、3の開口縁を接続する樹脂製のブレーカ4と、これら両箱2、3及びブレーカ4で囲繞された空間内に発泡充填された発泡ポリウレタンからなる断熱材6とから構成されている。
この断熱箱体5内上部には仕切部材を兼ねた硬質合成樹脂製の露受皿7が架設されており、この露受皿7の上方に冷却室8が、下方に貯蔵室9が区画形成されている。これにより、露受皿7は、貯蔵室9内上部に配置されることとなる。
そして、上記露受皿7上の冷却室8内には、前側に冷却装置に含まれる冷却器11が、その後側にプロペラファンからなる送風機12がそれぞれ配置されている。なお、図3において、12Mは送風機12を駆動するモータ、13は送風機12及びモータ12Mを断熱箱体5の上部に取り付けるためのファンブラケット、14は当該ファンブラケット13を断熱箱体5の上部内壁面に着脱自在に吊下する支持金具である。
この送風機12の下側に対応する位置の露受皿7には吐出口15が形成されており、この吐出口15には貯蔵室9側に突出して吐出口ガード16が露受皿7と一体に成形されている。また、この露受皿7の前面には、吸込口17が形成されている。
一方、露受皿7下方の貯蔵室9内の四隅には、上下に延在する支柱22・・・がそれぞれ配設されており、当該支柱22には、商品を陳列するための複数の棚21・・・が架設支持されている。また、冷却室8の前方であって、貯蔵室9の前面開口上縁には、樹脂製の上レール部材23が、露受皿7の前端と所定間隔を存して取り付けられている。貯蔵室9の前面開口下縁には、下レール部材24が取り付けられている。これら上レール部材23と下レール部材24間には、引き戸式のガラス扉25、26が嵌め込まれており、これにより、貯蔵室9の前面開口は開閉自在に閉塞される。
そして、断熱箱体5の下方には、前記冷却器11と共に冷却装置を構成する圧縮機18や、凝縮器19、凝縮器用送風機20などが配設される機械室10が区画形成されている。
次に、図4乃至図12を参照して、本実施例の露受皿7からの排水機構30について詳述する。図4は排水機構30部分の貯蔵室9内上部拡大正面図、図5は図4の拡大側面図、図6はドレンホース固定具31の斜視図、図7はドレンホース固定具31の斜視図、図8はドレンホース固定具31及びドレンホース(一部)41の平面図、図9はドレンホース固定具31の取付状態を示す正面図、図10は排水機構30の一部切欠拡大側面図、図11はドレンホース固定具31の取付状態を示す透視正面図、図12は図11の縦断正面図をそれぞれ示している。
上述した如く冷却器11の下方に配設されて当該冷却器11からのドレン水を受ける露受皿7は、下面全体が所定角度で後ろに向けて低く傾斜して形成されており、その後端の一側部が最も低くなるように形成されている。そして、この最も低くなるように形成された後端の一側部、本実施例では、正面から向かって後端左側部には、横方向、当該一側部側の断熱箱体5の側壁方向(本実施例では正面から向かって左側壁方向)に向けて突出するドレンソケット51が露受皿7と一体に形成されている。
本実施例において、当該ドレンソケット51は、所定寸法だけ横方向に延在して、接続されるドレンホース41の外径よりも少許小さい外径の断面略円形を呈しており、当該端部開口は、前記一側部側の断熱箱体5の側壁方向(本実施例では正面から向かって左側壁方向)に向けて開口している。また、このドレンソケット51の開口側端部は、少なくとも、開口する側の露受皿7の側端よりも所定寸法だけ内側に配置されるように形成されているものとする。
ドレンホース41は、蛇腹形状を呈しており、ドレンソケット51に接続される側の端部には、内径がドレンソケット51の外径と略きっちり挿脱可能とされる寸法とされた拡管部42が形成されている。尚、当該拡管部42の端部形状は、図8に示すように側面に対し略垂直に切断された形状としても、図9に示すように側面に対し所定角度傾斜して切断された形状としてもよい。図9の如き形状とすることで、ドレンホース41内にドレンソケット51端部を挿入しやすくすることができる。
ドレンホース固定具31は、ドレンソケット51に接続された状態のドレンホース41を露受皿7に固定するための部材である。本実施例におけるドレンホース固定具31は、全体が断面半円弧形状を呈しており、ドレンソケット51を覆うドレンホース41の拡管部42から所定範囲に渡ってドレンホース41を下側より支持する寸法に形成されている。
具体的には、ドレンホース固定具31は、略円筒を長手方向に半割したような形状とされている。そして、上方に開放した断面略半円弧形状がドレンソケット51を覆っているドレンホース41の拡管部42の下側から所定寸法だけドレンソケット51の露受皿7側にまで延在する支持部32と、当該支持部32のドレンホース41側端部から所定範囲、例えば、露受皿7の側端部近傍にまで連続して形成される傾斜支持部33とからドレンホース固定具31の本体が構成されている。
支持部32は、少許端部に向けて低く傾斜して形成されるドレンソケット51の下側に沿って少許端部に向けて第1の傾斜角度にて低く傾斜して形成されていると共に、傾斜支持部33は、当該支持部32の第1の傾斜角度よりも大きく、本実施例では、支持部32に対して端部に向けて例えば約15°程度等の第2の傾斜角度にて低く傾斜して形成されている。これにより、ドレンホース固定具31は、ドレンソケット51から離間するに従って低く傾斜して形成される。
また、支持部32の傾斜支持部33側の端部内壁面には、当該内壁面に宛がわれるドレンホース41の最も拡管部42に近接する蛇腹の溝43に挿入して係合する固定用リブ34が形成されている。この固定用リブ34は、支持部32の端部内壁面の上縁部に形成されている。これにより、当該固定用リブ34に拡管部42に近接する蛇腹の溝43が挿入嵌合しているか否かを容易に視認可能とされている。
更に、この支持部32の外面には、ドレンソケット51、ドレンホース41の拡管部42と固定するためのバンド45を取り付ける位置に、バンド取付用溝53が当該バンド45の幅寸法よりも少許大きい寸法にて形成されている。そして、このバンド取付用溝53が形成されている位置に対応する支持部32の内面には、長手方向と略垂直に交わる方向に延在する突条54が複数、形成されている。尚、当該突条54は、単一であっても複数であってもいずれであっても良いものとする。
そして、傾斜支持部33の支持部32とは反対側の端部内壁面には、当該内面に宛がわれるドレンホース41の対応する位置の蛇腹の溝44に挿入して係合する固定用リブ35が形成されている。
更に、この傾斜支持部33の端部(ドレンホース固定具31の端部)は、外面にフランジ56が形成されている。このフランジ56の後端面は、貯蔵室9の壁面、本実施例では、図5に示すように後棚支柱22若しくは、棚支柱22が設けられていない場合には、図10に示すように断熱箱体5の後壁5Aに近接して形成されている。そして、このフランジ56の下面56Aは、前端から係る後端面に渡って所定角度にて低く傾斜した形状を呈している。当該傾斜角度は、水滴が流れ始める角度、例えば、3°以上であることが望ましい。
一方、露受皿7の下面には、ドレンソケット51の開口端部よりも側端部側に位置して下方に所定寸法突出するボス部48が形成されている。このボス部48は、下方に行くに従って少許先細り形状を呈していると共に、当該側面には、相対向する位置に、同様に、下側にいくに従って先細り形状を呈する係合部(係合片)49、49が形成されている。そして、このボス部48の下端には、後述する固定部37をネジ止めにて固定するためのネジ穴48Aが形成されている。
この露受皿7の下面に形成されるボス部48の下方に対応する位置のドレンホース固定具31には、本実施例では、傾斜支持部33の上端部には、上方に所定寸法延在して形成される固定部37が一体に形成されている。
この固定部37の上部には、ボス部48の下端部を挿入係合する係合穴38が形成されている。そして、この係合穴38には、ボス部48の側面に形成された係合部(係合片)49、49を挿入して係合するための被係合部39、39、本実施例では、係合片49、49を挿入して係合する切欠が相対向する位置に形成されている。また、この係合穴38には、挿入係合されたボス部48と螺合するためのネジ穴38Aが形成されている。
係る構成により、ボス部48は、係合部49、49と、係合穴38の被係合部39、39が合致する位置でのみ係合穴38に挿入係合可能とされると共に、一旦ボス部48が係合されたドレンホース固定具31は、水平方向の回転が阻止される。尚、本実施例において、ボス部48の係合部49及びドレンホース固定具31の固定部37に形成された被係合部39は、二つ形成されているが、これに限定されるものではなく、一つ、若しくは、3つ以上、複数設けられていても良いものとする。
係る構成により、ドレンホース41の拡管部42がドレンソケット51を覆うように、当該ドレンホース41をドレンソケット51に接続する。そして、ドレンホース固定具31の支持部32をドレンソケット51を覆っているドレンホース41の拡管部42の下側に宛がう。この際、露受皿7の下面に形成されているボス部48をドレンホース固定具31の固定部37に形成された係合穴38に挿入係合させる。
このとき、ボス部48の係合部49、49は、ドレンホース固定具31の係合穴38の被係合部39、39に挿入係合されているため、ドレンホース固定具31の取付方向を容易に確定でき、且つ、容易に位置決めすることができる。そのため、露受皿7側のボス部48にドレンホース固定具31の固定部37を係合させるのみで、ドレンホース固定具31の支持部32は、ドレンホース41の拡管部42の下側に宛われ、傾斜支持部33は、拡管部42から連続して形成されるドレンホース41の下側に宛がわれる。これにより、取付作業性の向上を図ることができる。
この状態で、ネジ52により、重合されたネジ穴48Aと38Aとを螺着する。この際に、露受皿7のボス部48の係合部49、49とドレンホース固定具31の固定部37の被係合部39、39との係合によって、取付時において固定用のネジ52の締め付け過ぎによる回転を防止することができる。これにより、より適切にドレンホース固定具31を用いてドレンホース41をドレンソケット51に固定することが可能となる。尚、当該螺着は、バンド45、46により固定した後に行っても良い。
係る取付時において、ドレンホース41の拡管部42内の所定位置までドレンソケット51が進入されていない場合には、ドレンホース固定具31の内面に形成された固定用リブ34が拡管部42に引っかかり、ドレンホース固定具31を適切にドレンホース41に宛うことができない。
ドレンホース41の拡管部42内の所定位置までドレンソケット51が進入した状態では、ドレンホース41の最も拡管部42に近接する蛇腹の溝43に固定用リブ34が挿入して係合される。これにより、当該ドレンホース固定具31の取付の過程において、ドレンソケット51がドレンホース41の拡管部42内所定位置まで挿入され、正常に接続されたことを確認することができる。
これにより、ドレンソケット51がドレンホース41の拡管部42内所定位置まで挿入されていない状態でドレンホース固定具31によりドレンホース41の固定が行われることによる水漏れの招来を未然に回避することができるようになる。
その後、ドレンホース固定具31の支持部32を、ドレンソケット51を覆っているドレンホース41の拡管部42と共にバンド45により固定する。そして、ドレンホース固定具31の傾斜支持部33をドレンホース41と共にバンド46により固定する。尚、本実施例では、バンド45、46としてSKBを採用している。
このとき、支持部32とドレンソケット51を覆っているドレンホース41の拡管部42とを固定するバンド45は、支持部32の外面に形成されているバンド取付用溝53に沿って取り付ける。これにより、このバンド45に対応する位置の支持部32の内面には、突条54が形成されているので、バンド45が固定される箇所にてドレンホース41の拡管部42と、ドレンホース固定具31との密着性を向上させることができる。これにより、水漏れの防止を実現することができる。
そして、傾斜支持部33とドレンホース41とを固定するバンド46は、図11及び図12に示すように、傾斜支持部33の内面に固定用リブ35が形成されている位置に対応する位置に取り付ける。これにより、固定用リブ35がドレンホース41の蛇腹の溝44に係合した状態で、且つ、係る係合位置にてバンド46にて固定することができ、ドレンホース41が露受皿7のドレンソケット51から外れる不都合を効果的に防止することができる。特に、係る固定用リブは、34、35と複数設けられていることから、より一層効果的に、蛇腹形状のドレンホース41とドレンホース固定具31のリブとを係合させてドレンソケット51からドレンホース41が外れる不都合を防止することができる。
このようにして取り付けられたドレンホース41の他端は、後側に位置する支柱22に形成されるドレンホース用の穴57を介して支柱22と断熱箱体5の内壁面との間に収容し、当該下端部を外部に導出する(図4参照)。これにより、露受皿7、ドレンソケット51、ドレンホース41による一連の排水機構30が構成される。
上述したように、本実施例によれば、露受皿7に設けられたドレンソケット51に接続されたドレンホース41は、ドレンホース固定具31によって、ドレンソケット51を覆うドレンホース41の拡管部42から所定範囲に渡ってこのドレンホース41が下側より支持され、その状態でバンド45、46により固定されているため、ドレンホース41を確実にドレンソケット51に取り付けることができる。
このとき、ドレンソケット51に接続されたドレンホース41は、ドレンホース固定具31によって下側から支持されているため、従来の如くドレンホース41にUトラップが形成される不都合を効果的に解消することができる。また、ドレンホース固定具31は、支持部32及び傾斜支持部33がドレンソケット51より離間するに従って低く傾斜して形成されており、ドレンホース41は、当該ドレンホース固定具31の支持部32及び傾斜支持部33に固定されているため、ドレンソケット51から離間するに従って低く傾斜して取り付けることができ、ドレンソケット51を介して排出されたドレン水を円滑に外部に排出することが可能となる。
また、バンド45、46によってドレンソケット51に接続されたドレンホース41とドレンホース固定具31とは、固定されているため、メンテナンス作業時などにおいてドレンホース41が押されることによって容易にドレンソケットから抜けてしまう不都合を解消できる。これにより、ドレンホース41とドレンソケット51との繋ぎ目等から水漏れが発生する不都合を効果的に抑制することができる。
また、ドレンホース固定具31は、上述したようにドレンホース41の下側のみを覆う断面半円弧形状を呈しているので、ドレンホース41内に詰まりが発生した場合にも、当該ドレンホース41が内部を透視可能な部材にて構成されていれば、容易に詰まりを確認することが可能となる。尚、透視可能な部材にて構成されていない場合であっても、ドレンホース固定具31にて覆われていないドレンホース41の上側部分を触ることによっても容易に内部の詰まりを確認することができる。
尚、本実施例では、露受皿7は、貯蔵室9内上部に配置されていると共に、ドレンホース固定具31の下面は、支持部32から傾斜支持部33に渡って貯蔵室9の側壁面に向けて低く傾斜していると共に、当該傾斜支持部33の端部は、貯蔵室9の壁面、この場合、後壁5A方向に向けて前端から係る後端面に渡って低く傾斜した下面形状とされているため、当該下面を伝って当該ドレンホース固定具31に付着したドレン水や結露水などを円滑に貯蔵室9の壁面に導くことができる。特に、本実施例では、当該後端面が貯蔵室9の壁面等に近接して設けられているため、より円滑に貯蔵室9の壁面にドレン水等を導くことができる。
これにより、当該ドレンホース固定具31の外面に至った露が貯蔵室9内の物品に降りかかることで、物品を濡らしてしまう不都合を防止することができる。
尚、上記実施例では、貯蔵室9内上部に冷却器11や露受皿7を設けた場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、天井の冷却ユニット内に冷却器11や露受皿7が設けられている場合など、他の場所に設けられている場合であっても本実施例と同様の効果を奏することができる。
1 ショーケース
5 断熱箱体
5A 後壁
7 露受皿
8 冷却室
9 貯蔵室
10 機械室
11 冷却器
12 送風機
12M 送風機モータ
22 支柱
25、26 ガラス扉
30 排水機構
31 ドレンホース固定具
32 支持部
33 傾斜支持部
34、35 固定用リブ
37 固定部
38 係合穴
38A ネジ穴
39 被係合部(切欠)
41 ドレンホース
42 拡管部
43、44 蛇腹の溝
45、46 バンド
48 ボス部
48A ネジ穴
49 係合部(係合片)
51 ドレンソケット
52 ネジ
53 バンド取付用溝
54 突条
56 フランジ
57 ドレンホース用の穴
特開平8−200930号公報

Claims (6)

  1. 冷却器からのドレン水を受ける露受皿を備え、該露受皿に形成されて横方向に突出するドレンソケットに、ドレンホースを接続して成る冷却貯蔵庫において、
    前記露受皿に取り付けられたドレンホース固定具を備え、
    該ドレンホース固定具は、前記ドレンソケットを覆う前記ドレンホースの拡管部から所定範囲に渡って当該ドレンホースを下側より支持し、その状態でバンドにより前記ドレンホースに固定され前記ドレンソケットより離間するに従って低く傾斜すると共に、
    前記ドレンホースは蛇腹形状を呈しており、前記ドレンホース固定具は、前記ドレンホースの蛇腹の溝に係合するリブを複数有することを特徴とする冷却貯蔵庫
  2. 前記ドレンホース固定具のリブは、前記ドレンホースの拡管部内の所定位置まで前記ドレンソケットが進入した状態で、前記ドレンホースの蛇腹の溝に係合することを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記ドレンホース固定具は、少なくとも前記ドレンホースの拡管部に対応する位置にて前記バンドにより固定されると共に、当該バンドに対応する位置の内面には、突条が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記露受皿は貯蔵室内上部に配置されると共に、前記ドレンホース固定具の下面は、前記貯蔵室の壁面に向けて低く傾斜した形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記ドレンホース固定具は、前記ドレンホースの下側のみを覆う断面半円弧形状を呈していることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の冷却貯蔵庫。
  6. 前記露受皿は、下方に突出するボス部を有すると共に、前記ドレンホース固定具は、前記露受皿のボス部にネジ止めされる固定部を有し、該固定部には、前記ボス部に形成された係合部が係合する被係合部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の冷却貯蔵庫。
JP2009043734A 2009-02-26 2009-02-26 冷却貯蔵庫 Active JP5405150B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009043734A JP5405150B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 冷却貯蔵庫
CN2010101194203A CN101818982B (zh) 2009-02-26 2010-02-23 冷却储藏柜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009043734A JP5405150B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 冷却貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010197001A JP2010197001A (ja) 2010-09-09
JP5405150B2 true JP5405150B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=42654171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009043734A Active JP5405150B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 冷却貯蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5405150B2 (ja)
CN (1) CN101818982B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5722734B2 (ja) * 2011-09-14 2015-05-27 シャープ株式会社 冷蔵庫
JP5911280B2 (ja) * 2011-12-06 2016-04-27 株式会社東芝 冷蔵庫
JP5897317B2 (ja) * 2011-12-06 2016-03-30 株式会社東芝 冷蔵庫

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58186393U (ja) * 1982-06-04 1983-12-10 株式会社日立製作所 冷蔵庫のドレンホ−ス構造
JP2771740B2 (ja) * 1992-07-02 1998-07-02 三洋電機株式会社 冷却貯蔵庫
JPH0718183U (ja) * 1993-08-24 1995-03-31 ホシザキ電機株式会社 ドレン排水装置
JPH09113106A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Matsushita Refrig Co Ltd 自動販売機の排水パイプ保持装置
JP3059113B2 (ja) * 1997-01-20 2000-07-04 ホシザキ電機株式会社 プレハブ冷蔵庫の排水装置
JPH1183284A (ja) * 1997-09-01 1999-03-26 Sanden Corp ショーケースの排水構造
JP2002325332A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Yazaki Corp コルゲートチューブ

Also Published As

Publication number Publication date
CN101818982B (zh) 2012-09-26
JP2010197001A (ja) 2010-09-09
CN101818982A (zh) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120042683A1 (en) No-frost refrigeration device
KR101643641B1 (ko) 냉장고
JP5405150B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR20170084916A (ko) 냉장고
EP3945273B1 (en) Refrigerator
JP4950906B2 (ja) 冷蔵庫
JP4644608B2 (ja) 冷却機器
JP2007071521A (ja) 冷蔵庫
US20220397329A1 (en) Refrigerator
JP4518997B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR20210058240A (ko) 냉장고
JP5441517B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP7401403B2 (ja) 冷却庫
JP2725947B2 (ja) ショーケース等の排水装置
KR20210081010A (ko) 냉장고
KR20150003628A (ko) 냉장고용 선반지지 어셈블리
JP3970587B2 (ja) 冷凍機
JP2018109501A (ja) 冷蔵庫
KR200308187Y1 (ko) 냉장고
JP2003056972A (ja) 冷蔵庫
JPH1194433A (ja) 冷蔵庫
KR20110085724A (ko) 냉장고용 도어
JP6460620B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005291522A (ja) 冷却貯蔵庫
KR19990032741U (ko) 냉장고

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5405150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150