JP5403966B2 - トレンチ型半導体素子及びトレンチ型半導体素子の製造方法 - Google Patents

トレンチ型半導体素子及びトレンチ型半導体素子の製造方法 Download PDF

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本発明は、層間絶縁膜を備えたトレンチ型半導体素子及びトレンチ型半導体素子の製造方法に関する。
従来、基板にトレンチが形成され、トレンチ内にゲート電極が形成された縦型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のトレンチ型半導体素子及びその製造方法が知られている。このようなトレンチ型半導体素子では、トレンチの開口部を塞ぐように層間絶縁膜が形成される。この層間絶縁膜により、トレンチ内部の電極と外部の電極とが絶縁される。
特許文献1には、トレンチが形成されたN型シリコン基板と、トレンチの内部に形成されたゲートポリと、N型基板の上面に形成された局部酸化膜(層間絶縁膜)とを備えたトレンチ型のMOSトランジスタが開示されている。N型シリコン基板には、トレンチを挟み両端部に形成された高濃度のP型バルク層と、P型バルク層とトレンチとの間に形成された低濃度のP型バルク層と、P型バルク層の上層部に形成されたN型ソース層とを形成されている。局部酸化膜の一部は、トレンチの内壁面とゲートポリとの間にも形成されている。
特許文献1に記載のMOSトランジスタの製造方法では、N型シリコン基板にP型バルク層を形成した後、パターニングされたトレンチを形成するための窒化シリコン膜及び低温酸化膜を形成する。次に、トレンチを形成した後、低温酸化膜を除去する。次に、トレンチ内にゲートポリを形成する。
次に、局部酸化法(Local Oxidation of Silicon:LOCOS)に基づいて、熱処理することによってゲートポリ上に局部酸化膜を形成する。その後、窒化シリコン膜を除去した後、P型不純物及びN型不純物を順にイオン注入して、低濃度のP型バルク層及びN型バルク層を形成する。ここで、低濃度のP型バルク層及びN型バルク層を形成する領域の上面には、薄い熱酸化膜が残っているので、注入されるイオンは、この薄い熱酸化膜を透過する程度の加速電圧で注入される。このため、注入されるイオンの多くは、ゲートポリ上の厚い局部酸化膜を透過して、局部酸化膜の内部には残らない。これにより、特許文献1に記載のMOSトランジスタが完成する。
特開平9−321303号公報
しかしながら、特許文献1に記載のMOSトランジスタは、熱処理することにより、ゲートポリの上面を偏析させて、局部酸化膜を形成している。このため、局部酸化膜によってゲートポリを絶縁可能な程度の厚みにすることが容易ではないといった課題がある。局部酸化膜をこのように絶縁可能な厚みにするためには、高温または長時間の熱処理といった方法が考えられるが、これらの方法では、製造されるMOSトランジスタの素子特性を劣化させるといった別の問題が発生する。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、層間絶縁膜を容易に厚くすることが可能なトレンチ型半導体素子及びトレンチ型半導体素子の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、上端が開口されたトレンチが形成された基板と、前記基板に形成され、不純物を含む導電型半導体領域と、前記トレンチの内面に形成されたゲート絶縁膜と、前記トレンチに埋設されたゲート電極と、前記ゲート電極と接するとともに、半導体材料と前記半導体材料とは異なる元素からなる不純物とを含み、前記トレンチの開口を覆う層間絶縁膜とを備え、前記層間絶縁膜の不純物の濃度は、前記導電型半導体領域および前記ゲート電極の不純物の濃度よりも大きいことを特徴とするトレンチ型半導体素子である。
また、請求項2に記載の発明は、前記層間絶縁膜は、熱酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載のトレンチ型半導体素子である。
また、請求項3に記載の発明は、前記層間絶縁膜は、前記ゲート絶縁膜と前記基板の境界より、前記トレンチの延伸方向と垂直な方向に突出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトレンチ型半導体素子である。
また、請求項4に記載の発明は、前記層間絶縁膜は、前記基板の上面よりも突出していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子である。
また、請求項5に記載の発明は、前記基板と前記層間絶縁膜を覆うバリアメタル層をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子である。また、請求項6に記載の発明は、前記層間絶縁膜は、前記基板に埋没する部分と前記基板の上面よりも突出した部分とを有し、前記埋没する部分の前記層間絶縁膜の幅は、前記突出する部分の前記層間絶縁膜の幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子である。また、請求項7に記載の発明は、一部が開口された絶縁性のマスク層を基板上に形成するマスク層形成工程と、前記マスク層から露出された領域の前記基板に、上端が開口されたトレンチを形成するトレンチ形成工程と、前記トレンチに半導体層を埋設する埋設工程と、前記半導体層を構成する半導体材料とは異なるイオンを前記トレンチに埋設された半導体層に注入する第1イオン注入工程と、イオンが注入された領域の前記半導体層を熱酸化させて層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記イオン注入工程の後に、前記マスク層を除去する除去工程とを含む製造方法により製造されたトレンチ型半導体素子である。
本発明によれば、層間絶縁膜が半導体材料とその半導体材料とは異なる元素からなる不純物を含むとともに、層間絶縁膜の不純物の濃度を基板に形成された半導体領域の不純物の濃度よりも大きくしている。これにより、層間絶縁膜の体積を容易に増大させて、厚く形成することができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本発明をMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)に適用した第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の断面図である。尚、図1の矢印で示す上下を上下方向とする。
図1に示すように、第1実施形態によるトレンチ型半導体素子1は、基板2と、ゲート絶縁膜3と、ゲート電極4と、層間絶縁膜5と、バリアメタル層6と、ソース電極7と、ドレイン電極8とを備えている。
基板2は、N型のシリコンを主体とする。
基板2のドレイン電極8側には、N型ドレイン領域11が形成されている。
基板2の中層部には、P型チャネル領域12が形成されている。P型チャネル領域12は、約0.3μmの厚みを有する。Pチャネル領域12には、P型の不純物としてB(ボロン)がドープされている。P型チャネル領域12は、約2.0×1016atoms/cmの不純物濃度を有する。
基板2の上層部には、N型ソース領域13が形成されている。N型ソース領域13は、約0.2μmの厚みを有する。N型ソース領域13には、N型の不純物としてAs(砒素)がドープされている。N型ソース領域13は、約1.0×1019atoms/cmの不純物濃度を有する。
尚、領域12、13が、請求項に記載の導電型半導体領域に相当する。
基板2には、Nソース領域13を所定の間隔で分割するトレンチ14が形成されている。トレンチ14は、Pチャネル領域12及びNソース領域13を貫いている。即ち、トレンチ14は、基板2の上面からNドレイン領域11にまで達している。トレンチ14は、約1μmの深さを有する。トレンチ14は、約0.5μmの幅を有する。隣接するトレンチ14とトレンチ14との間隔は、約0.2μmである。
ゲート絶縁膜3は、基板2とゲート電極4とを絶縁するためのものである。ゲート絶縁膜3は、トレンチ14の内周面を覆うように形成されている。ゲート絶縁膜3は、SiOからなる。ゲート絶縁膜3は、約55nmの厚みを有する。
ゲート電極4は、Pチャネル領域12にチャネルを形成するためのものである。ゲート電極4は、トレンチ14に埋設されている。ゲート電極4は、不純物を含むポリシリコンからなる。
層間絶縁膜5は、ゲート電極4とソース電極7とを絶縁するためのものである。層間絶縁膜5は、SiOを主体とする絶縁材料からなる。層間絶縁膜5は、イオン注入されたAs(砒素)を不純物として含む。ここで、層間絶縁膜5に含まれるAs(砒素)は、層間絶縁膜5の体積を増大させるためのものである。層間絶縁膜5におけるAs(砒素)の不純物濃度は、約1.0×1019atoms/cm〜約1.0×1021atoms/cmである。即ち、層間絶縁膜5におけるAs(砒素)の不純物濃度は、各領域11、12、13の不純物濃度よりも大きい。層間絶縁膜5は、約150nmの厚みを有する。層間絶縁膜5の幅は、トレンチ14の幅よりも約10nm〜約20nm程度大きい。しかしながら、トレンチ14の幅が約0.5μmであることを考慮すると、層間絶縁膜5の幅とトレンチ14の幅は略同じと見なされる範囲である。
バリアメタル層6は、ソース電極7を構成する金属元素が基板2等に拡散することを抑制するためのものである。バリアメタル層6は、チタンシリサイドからなる。バリアメタル層6は、N型ソース領域13及び層間絶縁膜5の上面全体を覆うように形成されている。
ソース電極7は、Al(アルミニウム)またはAl/Cu(銅)からなる。ソース電極7は、バリアメタル層6の上面全体を覆うように形成されている。
ドレイン電極8は、W(タングステン)からなる。ドレイン電極8は、基板2の下面全体に形成されている。
上述したトレンチ型半導体素子1の動作を説明する。
まず、ゲート電極4に所定の電圧が印加される。これにより、ゲート絶縁膜3とP型チャネル領域12との界面近傍のP型チャネル領域12にチャネルが形成される。この状態で、ソース電極7とドレイン電極8との間に電圧が印加されると、N型ソース領域13、P型チャネル領域12のチャネル及びN型ドレイン領域11を電子が移動する。この結果、ソース電極7とドレイン電極8との間に電流が流れる。
次に、図面を参照して、上述したトレンチ型半導体素子1の製造方法について説明する。図2〜図12は、第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。
まず、基板2上に、約10nmの厚みを有するSiO膜31を形成する。尚、SiO膜31の厚みは、約5nm〜20nmの間で適宜変更可能である。その後、SiO膜31上に、75nmの厚みを有するSiN膜32を形成する。尚、SiN膜32の厚みは、50nm〜200nmの間で適宜変更可能である。次に、フォトリソグラフィー技術によりレジスト膜(図示略)をSiN膜32上に形成する。その後、図2に示すように、SiN膜32及びSiO膜31の一部をエッチングすることにより、一部に開口部33aが形成された絶縁性のマスク層33を基板2上に形成する(マスク層形成工程)。
次に、図3に示すように、RIE(反応性イオンエッチング)法によって、マスク層33から露出された領域の基板2を除去する。これにより、マスク層33から露出された基板2の領域に、上端が開口されたトレンチ14が形成される(トレンチ形成工程)。
次に、基板2を加熱する。これにより、図4に示すように、トレンチ14の内壁部を熱酸化させて、SiOからなるゲート絶縁膜3を形成する。
次に、図5に示すように、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により、トレンチ14の内部及びマスク層33の上面にポリシリコン層35を形成する(埋設工程)。尚、ポリシリコン層35が、請求項に記載の半導体層に相当する。
次に、図6に示すように、トレンチ14の内部にのみ残るように、ポリシリコン層35の上面をエッチングにより除去する。ここで、マスク層33は、エッチングストッパーとして機能する。このため、マスク層33の下方の基板2は、エッチングされない。
次に、約40keV〜約180keVの電圧で加速された約1.0×1012atoms/cm〜約1.0×1014atoms/cmのドーズ量のB(ボロン)を基板2の上面からイオン注入する。その後、基板2を加熱することによりB(ボロン)を拡散させて、図7に示すように、P型チャネル領域12を形成する。
次に、約40keV〜約180keVの電圧で加速された約1.0×1014atoms/cm〜約1.0×1016atoms/cmのドーズ量のAs(砒素)を基板2の上面からイオン注入する。その後、図7に示すように、基板2を加熱することにより、As(砒素)を拡散させて、N型ソース領域13を形成する(第2イオン注入工程)。
ここで、B(ボロン)及びAs(砒素)は、マスク層33を透過することが可能な加速電圧で注入される。
次に、図8に示すように、ポリシリコン層35を構成するSi(シリコン)とは異なるAs(砒素)イオンを、トレンチ14に埋設されたポリシリコン層35の上面に注入する。ここで、As(砒素)は、5×1015atoms/cm〜5×1016atoms/cmのドーズ量、且つ、5keV〜40keVの加速電圧で注入される。これにより、ポリシリコン層35の上端部がアモルファス化される。この結果、ポリシリコン層35の上部にイオン注入層36が形成される。尚、本工程におけるAs(砒素)の加速電圧は小さいので、As(砒素)はマスク層33によって遮られる。このため、基板2のN型ソース領域13にAs(砒素)は、ほとんど注入されない。また、As(砒素)イオンが注入されない領域のポリシリコン層35がゲート電極4となる(第1イオン注入工程)。
ここで、第1イオン注入工程においてイオン注入されたイオン注入層36のAs(砒素)の不純物濃度は、第2イオン注入工程においてイオン注入された領域12、13の不純物濃度よりも大きい。
次に、基板2を約900℃で30分間加熱する。これにより、図9に示すように、As(砒素)イオンが注入されたイオン注入層36が熱酸化されて、体積が増幅する。この結果、トレンチ14の開口を塞ぐように、ゲート電極4の上部に、約300nmの厚みを有する層間絶縁膜5が形成される(層間絶縁膜形成工程)。
ここで、LOCOS法により層間絶縁膜を形成する場合、約1100℃で60分程度、基板を加熱する必要がある。上述した第1実施形態による製造方法では、LOCOS法に比べて、低温、且つ、短時間で層間絶縁膜5が形成されることがわかる。
次に、図10に示すように、エッチングによりマスク層33のSiN膜32を除去する。
次に、図11に示すように、エッチングによりマスク層33のSiO膜31を除去する。ここで、このエッチング工程により、SiOを主体とする層間絶縁膜5も一部が除去される。しかしながら、マスク層33のSiO膜31の厚みに比べて層間絶縁膜5の厚みは非常に大きい。このため、層間絶縁膜5の全体から見れば、除去される層間絶縁膜5は、極めて小さく、問題とならない。
次に、図12に示すように、上面全体を覆うようにバリアメタル層6を形成する。その後、バリアメタル層6の全体を覆うようにソース電極7を形成する。
最後に、基板2の下面にドレイン電極8を形成する。これにより、図1に示すトレンチ型半導体素子1が完成する。
上述したように、第1実施形態によるトレンチ型半導体素子1は、層間絶縁膜5を構成する半導体材料であるSi(シリコン)とは異なるAs(砒素)を層間絶縁膜5にイオン注入している。更に、トレンチ型半導体素子1では、領域12、13の不純物の濃度よりも層間絶縁膜5の不純物の濃度を大きくしている。このため、イオン注入層36を加熱して層間絶縁膜5を形成する工程において、大量のAs(砒素)がイオン注入層36のSi(シリコン)原子間に取り込まれるので、層間絶縁膜5の体積の増幅率を高めることができる。これにより、層間絶縁膜5による絶縁性を高め、ソース電極7とゲート電極4との短絡を抑制することができる。また、LOCOS法に比べて、低温且つ短時間の加熱による酸化及び体積増幅によって層間絶縁膜5を形成することができる。これにより、各領域11、12、13内において、層間絶縁膜5を形成するための加熱により不純物が拡散することを抑制できる。この結果、トレンチ型半導体素子1の素子特性の劣化を抑制できる。
また、第1実施形態によるトレンチ型半導体素子1の製造方法では、マスク層33が、トレンチ14を形成する工程のマスクとして機能するとともに、層間絶縁膜5を形成する工程でのマスクとして機能する。即ち、トレンチ14と層間絶縁膜5とをセルフアライメントにより形成することができる。これにより、トレンチ14と層間絶縁膜5との相対位置がずれることを抑制することができるので、トレンチ14の上端部の正確な位置に層間絶縁膜5を形成することができる。
また、トレンチ型半導体素子1の製造方法では、トレンチ14と層間絶縁膜5との位置ズレを抑制することができるので、層間絶縁膜5とN型ソース領域13とが重なる領域を非常に小さくすることができる。これにより、隣接するトレンチ14間の間隔を小さくして、集積化を高めることができる。この結果、チャネル抵抗の低減を実現できる。即ち、トレンチ型半導体素子1では、オン抵抗を大幅に低減できる。
また、トレンチ型半導体素子1の製造方法では、マスク層33を除去することによって、N型ソース領域13を露出させることができる。この結果、コンタクトマスク工程を必要とすることなく、ソース電極7とのコンタクト領域をN型ソース領域13の上面に容易に形成することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
例えば、MOSFETに本発明を適用した実施形態について説明したが、IGBT等の他のトレンチ型半導体素子に本発明を適用してもよい。
また、上述した実施形態における各構成の材料、形状、数値等は適宜変更可能である。
例えば、層間絶縁膜に注入される元素(イオン)は、B(ボロン)、N(窒素)、O(酸素)、Ne(ネオン)、P(リン)、Ar(アルゴン)、Kr(クリプトン)、Sb(アンチモン)等を適用することができる。また、層間絶縁膜に注入される元素の不純物濃度は、基板に形成されるP型チャネル領域及びN型ソース領域の不純物濃度よりも大きければ適宜変更可能である。例えば、層間絶縁膜に注入される元素の不純物濃度を、約1.0×1014atoms/cm〜約1.0×1021atoms/cmの間に設定してもよい。
また、P型チャネル領域及びN型ソース領域に不純物を注入する際の加速電圧は、マスク層を透過できれば適宜変更可能である。例えば、P型チャネル領域及びN型ソース領域に不純物を注入する際の加速電圧を、約20keV〜約180keVの間に設定してもよい。
第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の断面図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。 第1実施形態によるトレンチ型半導体素子の製造方法を説明する図である。
符号の説明
1 トレンチ型半導体素子
2 基板
3 ゲート絶縁膜
4 ゲート電極
5 層間絶縁膜
6 バリアメタル層
7 ソース電極
8 ドレイン電極
11 N型ドレイン領域
12 P型チャネル領域
13 N型ソース領域
14 トレンチ
31 SiO
32 SiN膜
33 マスク層
33a 開口部
35 ポリシリコン層
36 イオン注入層

Claims (7)

  1. 上端が開口されたトレンチが形成された基板と、
    前記基板に形成され、不純物を含む導電型半導体領域と、
    前記トレンチの内面に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチに埋設されたゲート電極と、
    前記ゲート電極と接するとともに、半導体材料と前記半導体材料とは異なる元素からなる不純物とを含み、前記トレンチの開口を覆う層間絶縁膜とを備え、
    前記層間絶縁膜の不純物の濃度は、前記導電型半導体領域および前記ゲート電極の不純物の濃度よりも大きいことを特徴とするトレンチ型半導体素子。
  2. 前記層間絶縁膜は、熱酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載のトレンチ型半導体素子。
  3. 前記層間絶縁膜は、前記ゲート絶縁膜と前記基板の境界より、前記トレンチの延伸方向と垂直な方向に突出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトレンチ型半導体素子。
  4. 前記層間絶縁膜は、前記基板の上面よりも突出していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子。
  5. 前記基板と前記層間絶縁膜を覆うバリアメタル層をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子。
  6. 前記層間絶縁膜は、前記基板に埋没する部分と前記基板の上面よりも突出した部分とを有し、前記埋没する部分の前記層間絶縁膜の幅は、前記突出する部分の前記層間絶縁膜の幅よりも広いことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のトレンチ型半導体素子。
  7. 一部が開口された絶縁性のマスク層を基板上に形成するマスク層形成工程と、
    前記マスク層から露出された領域の前記基板に、上端が開口されたトレンチを形成するトレンチ形成工程と、
    前記トレンチに半導体層を埋設する埋設工程と、
    前記半導体層を構成する半導体材料とは異なるイオンを前記トレンチに埋設された半導体層に注入する第1イオン注入工程と、
    イオンが注入された領域の前記半導体層を熱酸化させて層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記イオン注入工程の後に、前記マスク層を除去する除去工程と
    を含む製造方法により製造されたトレンチ型半導体素子。
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