JP5403528B2 - ラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、着脱式シートや移動式シートの固定などに用いるラッチ装置に関する。
ワンボックスカーなどは、乗員の乗車と荷物の積載とを併用しているため、平均的な数のシートと荷物スペースとが設けられている。そして、運転席および助手席以外のシートは、着脱式シートや移動式シートにする場合が多い。そして、荷物が多い場合には、着脱式シートを取り外し、あるいは、移動式シートを移動させ、荷物の積載スペースを確保する。
着脱式シートや移動式シートの場合には、シートを支持するレールの一端にヒンジ穴を設ける一方、該レールの他端にラッチを取り付ける。そして、床面に設けたヒンジ軸をヒンジ穴が支承するように、レールの一端部を装着することにより、着脱式シートや移動式シートをヒンジ軸のまわりに回転移動可能とする。一方、着脱式シートや移動式シートをヒンジ軸のまわりに回転移動可能にした状態で、床面に設けたストライカにレールの他端に取り付けたラッチを係合させることにより、着脱式シートや移動式シートを床面に固定する。
ところで、ヒンジ軸やストライカの取付誤差等により、ヒンジ軸とストライカとの距離が基準よりも短かったり、長かったりした場合には、ストライカにラッチが係合しなくなるので、着脱式シートや移動式シートを床面に固定できない。
このような事態を解消すべく、ラッチの回転領域の上方域までケースを延在させて取付部とし、取付部の中央に丸穴(取付穴)を設ける一方、その両側に丸穴を中心とする円弧状の長穴(取付穴)を設けたラッチ装置が提案されている。このラッチ装置によれば、ヒンジ軸やストライカの取付誤差等により、ヒンジ軸とストライカとの距離が短かったり、長かったりした場合でも、ラッチ装置が丸穴まわりに回転移動することにより、ストライカにラッチが係合するので、着脱式シートや移動式シートを床面に固定できる(たとえば、特許文献1参照)。
日本国特開平10−324182号公報
しかしながら、上述したラッチ装置は、ラッチの回転領域の上方域までケースを延在させて取付部とするので、ラッチ装置全体としてみれば大きなものとなる。また、丸穴と長穴とを係合状態にあるストライカから離れた位置に設けるため、ストライカを介してラッチに大きな力が作用すると、ケースがめくれ上がる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、全体としてみても小さく、かつ、ストライカを介してラッチに大きな力が作用してもケースがめくれ上がることのないラッチ装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被取付部材に取り付けられ、ストライカが進入する進入溝が形成されたケースと、回転移動可能に前記ケースに収容され、前記進入溝に進入したストライカと係合するラッチとを備えたラッチ装置において、前記ラッチと係合したストライカを中心とし、前記ストライカと係合したラッチの最外形までの長さを半径とする領域を前記ケースに投影した範囲内に、前記ケースを前記ストライカに対して相対移動可能に前記被取付部材に締結する締結部材を備えたことを特徴とする。
本発明にかかるラッチ装置は、ラッチと係合したストライカを中心とし、ストライカと係合したラッチの最外形までの長さを半径とする領域をケースに投影した範囲内に、ケースをストライカに対して相対移動可能に被取付部材に締結する締結部材を備えたので、全体としてみても小さく、かつ、ストライカを介してラッチに大きな力が作用してもケースがめくれ上がることがない。
図1は、本発明の実施の形態1であるラッチ装置の構成を示す概念図である。 図2は、図1に示したラッチと進入溝との関係を示す拡大図である。 図3−1は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図3−2は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図3−3は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図3−4は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図4−1は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図4−2は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図4−3は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図4−4は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図5−1は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図5−2は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図5−3は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図5−4は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態2であるラッチ装置の構成を示す概念図である。 図7は、図6に示した円筒状のラッチ軸の詳細を示す図である。 図8は、図6に示した長孔の詳細を示す図である。 図9は、図6に示したラッチ装置の変形例の構成を示す概念図である。 図10は、図9に示したラッチ装置をX‐X線断面で示す図である。 図11は、本発明の実施の形態3であるラッチ装置の構成を示す概念図である。 図12は、図11に示したラッチと進入溝との関係を示す拡大図である。 図13−1は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図13−2は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図13−3は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図13−4は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図14−1は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図14−2は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図14−3は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図14−4は、ストライカが基準位置よりも前方にある場合において、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図15−1は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが初期位置に移動した状態を示す図である。 図15−2は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチがストライカを迎え入れる直前の状態を示す図である。 図15−3は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図15−4は、ストライカが基準位置よりも後方にある場合において、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態4であるラッチ装置の構成を示す概念図である。 図17−1は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが開放位置に移動した状態を示す図である。 図17−2は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図である。 図17−3は、ラッチの動作を示す概念図であって、ラッチを開放操作した状態を示す図である。
以下に、本発明にかかるラッチ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、ここでは、シートの固定などに用いられるラッチ装置を例に説明するが、この実施の形態により、この発明が限定されるものではない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1であるラッチ装置の構成を示す概念図であり、図2は、図1に示したラッチと進入溝との関係を示す拡大図である。
ここで例示するラッチ装置1は、着脱式シートまたは移動式シートの固定に用いられるもので、ベースプレート2と、ベースプレート2に重ね合わせる態様で取り付けるカバープレート3とで構成され、シートに取り付けられるケースを備えている。また、ベースプレート2とカバープレート3との間には、ラッチ収容部が画成され、ラッチ4をその内部に収容している。ラッチ4は、従前のものと同様に、床面に設けたストライカSと係合するためのものである。
また、ベースプレート2およびカバープレート3は、車両前後方向の略中央となる位置に、床側から天井側に向けて略垂直に延在する進入溝21,31が形成してある。進入溝21,31は、上述したストライカSを収容することができる幅に形成してあり、その最奥部は、図2に示すように、進入したストライカSと二点P,Pで接する奥細り形状を有している。また、進入溝21,31の上方となる位置には、車両本体の幅方向に沿って略水平に延在する円筒状のラッチ軸22が設けてある。ラッチ軸22には、ラッチ4が回転移動可能に嵌っている。
ラッチ4には、その中央にラッチ軸22が嵌る軸穴41が形成してあり、その外周に、係合溝42、フック部43、バネ取付部44およびロッド取付部45が形成してある。
係合溝42は、軸穴41を中心に外周面から内側に向けて円弧状に形成したもので、ストライカSを収容できる幅に形成してある。また、係合溝42の開放側端部(先端側端部)は、軸穴41を中心とする半径Rの円弧状に形成してある。これにより、係合溝42と係合しているストライカSに離脱する方向の力が作用してもラッチ4の回転移動を抑えることができ、ラッチ4からストライカSが離脱する事態を防止している。さらに、係合溝42の中程から奥部は、漸次幅が狭くなるテーパー状に形成してある。これにより、図3−3に示すように、ストライカSと係合しているラッチ4がラッチバネ5の弾性復元力により時計まわりに回転移動し、ストライカSを進入溝21,31の最奥部と係合溝42の内壁の一点P3とで支持することで、ラッチ装置1とストライカSとの間にガタが生じることはなく、シートは確実に固定される。
フック部43は、係合溝42を車両前方側に向けて開口させた場合に、係合溝42よりも下側に位置する部分である。このフック部43は、ラッチ4を図3において時計まわりに回転移動させた場合に、図3−1および図3−3に示すように、進入溝21,31を横切る位置(初期位置,係合位置)で停止する一方、ラッチ4を図3において反時計まわりに回転移動させた場合に、図3−4に示すように、進入溝を開放する位置(開放位置)で停止するように形成してある。
バネ取付部44は、軸穴41の直径方向、任意の方向(外側)に延在する部分であり、ラッチ軸22に巻回されたラッチバネ(捻りコイルバネ)5の一端51は、バネ取付部44に取り付けられ、他端52は、ベースプレート2に取り付けられる。これにより、ラッチ4は、図3において常時時計まわりに弾性復元力が作用することになり、初期位置および係合位置で停止することになる(図3−1,図3−3参照)。
ロッド取付部45は、軸穴41とフック部43との間に設けられた部分であり、ロッド取付部45には、ロッド(プルロッド)6が取り付けられる。そして、ラッチバネ5の弾性復元力に抗してロッド6を引っ張ると、ラッチ4は、図3において反時計まわりに回転移動することになる(図3−4参照)。
上記のように構成したラッチ装置1では、シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図3−1に示すように、ラッチ4が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがフック部43の外周に当接し、フック部43の外周を押圧することになる。これにより、ラッチ4は、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して図3において反時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSが進入溝21,31を進入可能な位置までラッチ4が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝21,31に進入する一方、ラッチ4にはラッチバネ5の弾性復元力が作用し、ラッチ4は図3において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝21,31の最奥部に到達する。この状態においては、ストライカSが係合溝42の内壁に当接することになるため、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して当該ラッチ4の時計まわりの回転移動が阻止されることになる。これにより、ストライカSは、図2に示すように、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点P,Pと、係合溝42の内壁の一点Pとで支持されることになる。しかも、図3−3に示すように、ラッチ4のフック部43が進入溝21,31を横切るように配置されるため、該フック部43によってストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに、上述した係合状態からラッチバネ5の弾性復元力に抗してロッド6を引っ張ると、ラッチ4が図3において反時計まわりに回転移動することになる。この結果、図3−4に示すように、進入溝21,31が開放され、ストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
上述したラッチ装置1は、図1に示すように、ラッチ4と係合したストライカSを中心とし、ストライカSと係合したラッチ4の最外形までの長さを半径とする領域Aをベースプレート2に投影した範囲内に、ベースプレート2をストライカSに対して相対移動可能にシートに締結する締結部材7を備えている。
締結部材7は、軸部を有する段付きネジであり、円筒状のラッチ軸22を軸方向に貫通することにより、ラッチ4の回転中心を通り、ベースプレート2およびカバープレート3をストライカSに対して相対移動可能に締結する。これにより、締結部材7がラッチ軸22を貫通しない構造と比較して、ラッチ装置1の小型化が可能となる。
上述した締結部材7により締結したラッチ装置1は、図4に示すように、基準位置Oよりも前方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ベースプレート2およびカバープレート3を図4において時計まわりに回転移動させることにより、ストライカSを進入溝21,31の最奥部まで進入させるとともに、係合溝42の内壁に当接させる。
具体的に説明する。シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図4−1に示すように、ラッチ4が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがフック部43の外周に当接し、フック部43の外周を押圧することになる。これにより、ラッチ4は、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して図4において反時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSが進入溝21,31を進入可能な位置までラッチ4が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝21,31に進入する一方、ラッチ4にはラッチバネ5の弾性復元力が作用し、ラッチ4は図4において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝21,31に沿ってベースプレート2およびカバープレート3を時計まわりに回転移動させ、進入溝21,31の最奥部に到達する。この状態においては、ベースプレート2およびカバープレート3は車両前上がりに傾き、ストライカSが係合溝42の内壁に当接することになる。これにより、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して当該ラッチ4の時計まわりの回転移動が阻止され、ストライカSは、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点と、係合溝42の内壁の一点とで支持されることになる。しかも、図4−3に示すように、ラッチ4のフック部43が進入溝21,31を横切るように配置されるため、該フック部43によってストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに、上述した係合状態からラッチバネ5の弾性復元力に抗してロッド6を引っ張ると、ラッチ4が図4において反時計まわりに回転移動することになる。この結果、図4−4に示すように、進入溝21,31が開放され、ストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
一方、図5に示すように、基準位置Oよりも後方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ベースプレート2およびカバープレート3を図5において反時計まわりに回転移動させることにより、ストライカSを進入溝21,31の最奥部まで進入させるとともに、係合溝42の内壁に当接させる。
具体的に説明する。シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図5−1に示すように、ラッチ4が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがフック部43の外周に当接し、フック部43の外周を押圧することになる。これにより、ラッチ4は、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して図5において反時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSが進入溝21,31を進入可能な位置までラッチ4が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝21,31に進入する一方、ラッチ4にはラッチバネ5の弾性復元力が作用し、ラッチ4は図5において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝21,31に沿ってベースプレート2およびカバープレート3を反時計まわりに回転移動させ、進入溝21,31の最奥部に到達する。この状態においては、ベースプレート2およびカバープレート3は車両後ろ上がりに傾き、ストライカSが係合溝42の内壁に当接することになる。これにより、ラッチバネ5の弾性復元力に抗して当該ラッチ4の時計まわりの回転移動が阻止され、ストライカSは、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点と、係合溝42の内壁の一点とで支持されることになる。しかも、図5−3に示すように、ラッチ4のフック部43が進入溝21,31を横切るように配置されるため、該フック部43によってストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに、上述した係合状態からラッチバネ5の弾性復元力に抗してロッド6を引っ張ると、ラッチ4が図5において反時計まわりに回転移動することになる。この結果、図5−4に示すように、進入溝21,31が開放され、ストライカSが進入溝21,31から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
上述した本発明の実施の形態1であるラッチ装置1は、ラッチ4と係合したストライカSを中心とし、ストライカSと係合したラッチ4の最外形までの長さを半径とする領域Aをベースプレート2に投影した範囲内に、ベースプレート2をストライカSに対して相対移動可能に締結する締結部材7を備えたので、全体としてみても小さく、かつ、ラッチ4に大きな力が作用してもベースプレート2およびカバープレート3がめくれ上がることがない。
また、ラッチ装置1は、上述したように、ストライカSが進入溝21,31の最奥部に到達した状態において、ストライカSが係合溝42の内壁に当接する。このとき、ストライカSは、図2に示すように、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点P,Pと係合溝42の一点Pとで支持されるので、ストライカSは進入溝21,31における幅方向の中央付近にて三点で支持され、拘束される。これにより、ラッチ装置1とストライカSとの間にガタが生じることがなく、シートは確実に固定される。また、このとき、ラッチ4が車両本体の幅方向(図2において紙面手前方向または紙面奥方向)に力を作用させることもないので、ベースプレート2およびカバープレート3がめくれ上がることもない。
また、基準位置Oよりも前方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ストライカSが進入溝21,31の最奥部に到達した状態において、ストライカSが係合溝42の内壁に当接する。このときも基準位置OにストライカSが取り付けてある場合と同様、図4−3に示すように、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点と係合溝42の一点とで支持されるので、ストライカSは進入溝21,31における幅方向の中央付近にて三点で支持され、拘束される。これにより、基準位置Oよりも前方位置OにストライカSが取り付けてある場合であっても、ラッチ装置1とストライカSとの間にガタが生じることがなく、シートは確実に固定される。また、このとき、ラッチ4が車両本体の幅方向(図4において紙面手前方向または紙面奥方向)に力を作用させることもないので、ベースプレート2およびカバープレート3がめくれ上がることもない。また、締結部材7はラッチ4の回転中心を挿通して締結されるため、係合状態にあるストライカSとの間隙を小さくすることができる。
また、基準位置Oよりも後方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ストライカSが進入溝21,31の最奥部に到達した状態において、ストライカSが係合溝42の内壁に当接する。このときも基準位置OにストライカSが取り付けてある場合と同様、図5−3に示すように、進入溝21,31の奥細り形状をした最奥部の二点と係合溝42の一点とで支持されるので、ストライカSは進入溝21,31における幅方向の中央付近にて三点で支持され、拘束される。これにより、基準位置Oよりも後方位置OにストライカSが取り付けてある場合であっても、ラッチ装置1とストライカSとの間にガタが生じることがなく、シートは確実に固定される。また、このとき、ラッチ4が車両本体の幅方向(図5において紙面手前方向または紙面奥方向)に力を作用させることもないので、ベースプレート2およびカバープレート3がめくれ上がることもない。
実施の形態2
図6は、本発明の実施の形態2であるラッチ装置の構成を示す概念図である。また、図7は、図6に示した円筒状のラッチ軸の詳細を示す図であり、図8は、図6に示した長孔の詳細を示す図である。
本発明の実施の形態2であるラッチ装置は、上述した実施の形態1であるラッチ装置1にさらに、第2の締結部材8を付加したものであり、上述した実施の形態1であるラッチ装置と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、第2の締結部材8は、上述した締結部材7とともに、ベースプレート2およびカバープレート3をストライカSに対して相対移動可能に締結するもので、ベースプレート2およびカバープレート3の進入溝21,31の車両前方側に設けた円弧状の長穴23,33を挿通する。円弧状の長穴23,33は、ラッチ4の回転中心、具体的には、円筒状のラッチ軸22の中心軸を中心として形成してあり、第2の締結部材8がベースプレート2およびカバープレート3の回転移動を妨げることはない。また、円弧状の長穴23,33は、ベースプレート2およびカバープレート3の回転移動可能な範囲を制限する。
また、図7に示すように、締結部材7が挿通する円筒状のラッチ軸22の内壁面(穴の内周)22aには、締結部材7の軸部との間で摺動抵抗を生じさせるリブ22a1が複数設けてある。リブ22a1は、円筒状のラッチ軸22の内壁面22aから径方向内側に突出しており、ベースプレート2およびカバープレート3の姿勢を維持することが可能である。これにより、ストライカSとラッチ装置1とが係合することにより、傾いたラッチ装置1の姿勢は維持される。
また、図8に示すように、第2の締結部材8が挿通する長穴(ベースプレート2に形成された長穴)23の内周には、第2の締結部材8の軸部との間で摺動抵抗を生じさせるリブ23a1が複数設けてある。リブ23a1は、長穴23の内周23aから内側に突出しており、ベースプレート2およびカバープレート3の姿勢を維持することが可能である。これにより、ストライカSとラッチ装置1とが係合することにより、傾いたラッチ装置1の姿勢は維持される。
上述した実施の形態2であるラッチ装置1は、第2の締結部材8が、締結部材7とともにベースプレート2およびカバープレート3をストライカSに対して相対移動可能に締結するので、締結強度が増し、ベースプレート2およびカバープレート3の損傷可能性を低減する。また、第2の締結部材8は、ラッチ4におけるフック部43の先端部をベースプレート2およびカバープレート3に投影した場所の近傍であって、進入溝21,31の車両前方側に設けた円弧状の長穴23,33を挿通するので、車両の幅方向(図6において、紙面手前方向または紙面奥方向)への締結強度が保証され、ラッチ4に大きな力が作用しても、ベースプレート2やカバープレート3がめくれ上がることがない。また、第2の締結部材8と長穴23,33とによりベースプレート2およびカバープレート3の回転移動範囲を制限するので、ストライカSが進入溝21,31に進入可能な範囲を超えてラッチ装置1が回転することはない。
さらに、締結部材7が挿通する円筒状のラッチ軸22の内壁面22aに、締結部材7との間で摺動抵抗を生じさせるリブ22a1を設けるとともに、第2の締結部材8が挿通する長穴23の内周23aに第2の締結部材8との間で摺動抵抗を生じさせるリブ23a1を設けたので、ラッチ装置1の姿勢を維持することが可能である。これにより、ストライカSと係合したラッチ装置1の姿勢が維持され、シートの固定の都度ラッチ装置1が回転移動する事態が回避される。
なお、円筒状のラッチ軸22の内壁面22aと、長穴23の内周23aの両方にリブ22a1,23a1を設ける必要はなく、姿勢維持に必要な摺動抵抗に応じていずれか一方または両方にリブ22a1,23a1を設けることができる。
図9は、図6に示したラッチ装置の変形例の構成を示す概念図であり、図10は、図9に示したラッチ装置のX‐X線断面を示す図である。
ここで例示するラッチ装置は、ベースプレート2及びカバープレート3の姿勢を維持するにあたって、締結部材7及び第2の締結部材8との間で摺動抵抗を生じさせるための構成において、図6に示したラッチ装置と相違する。その他の構成については、図6に示したラッチ装置と同一であり、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、ベースプレート2の外面におけるラッチ軸22の開口の縁部22bには、そこを挿通する締結部材7の皿状の頭部との間で摺動抵抗を生じさせるリブ22b1が、開口に沿って複数設けてある。リブ22b1は、ベースプレート2の外面から突出しており、ベースプレート2およびカバープレート3の姿勢を維持することが可能である。これにより、ストライカSとラッチ装置1とが係合することにより、傾いたラッチ装置1の姿勢は維持される。
なお、姿勢維持に必要な摺動抵抗に応じて、上記のリブ22b1と共に、図6に示したラッチ装置におけるラッチ軸22の内壁面22aのリブ22a1や長穴23の内周23aのリブ23a1を併せて設けることもできる。
実施の形態3
図11は、本発明の実施の形態であるラッチ装置の構成を示す概念図であり、図12は、図11に示したラッチと進入溝との関係を示す拡大図である。
ここで例示するラッチ装置101は、上述した実施の形態1で説明したラッチ装置1と同様に、着脱式シートまたは移動式シートの固定に用いられるもので、ベースプレート102と、ベースプレート102に重ね合わせる態様で取り付けるカバープレート103とを備えている。また、ベースプレート102とカバープレート103との間には、ラッチ収容部が画成され、ラッチ104をその内部に収容している。ラッチ104は、従前のものと同様に、床面に設けたストライカSと係合するためのものである。
また、ベースプレート102およびカバープレート103は、車両前後方向の略中央となる位置に、床側から天井側に向けて略垂直に延在する進入溝121,131が形成してある。進入溝121,131は、上述したストライカSを収容することができる幅に形成してあり、その最奥部は、図12に示すように、後述するラッチ軸122を中心とした半径rの円弧状に形成してある。また、進入溝121,131の上方となる位置には、車両本体の幅方向に沿って略水平に延在する円筒状のラッチ軸122が設けてある。ラッチ軸122には、ラッチ104が回転移動可能に嵌っている。
ラッチ104には、その中央にラッチ軸122が嵌る軸穴141が形成してあり、その外周に係合溝142、フック部143、バネ取付部144およびロッド取付部145が形成してある。
係合溝142は、軸穴141(ラッチ軸122)を中心に外周面から内側に向けて半径Rの円弧状に形成したもので、ストライカSを収容できる幅に形成してある。また、係合溝142は、開口入口から奥部に向けて略同一の幅で形成されている。
フック部143は、係合溝142を車両前方側に向けて開口させた場合に、係合溝142よりも下側に位置する部分である。このフック部143は、ラッチ104を図13において時計まわりに回転移動させた場合に、図13−1および図13−3に示すように、進入溝121,131を横切る位置(初期位置,係合位置)で停止する一方、ラッチ104を図13において反時計まわりに回転移動させた場合に、図13−4に示すように、進入溝121,131を開放する位置(開放位置)で停止するように形成してある。
バネ取付部144は、軸穴141の直径方向、任意の方向(外側)に延在する部分であり、ラッチ軸122に巻回されたラッチバネ(捻りコイルバネ)105の一端151は、バネ取付部144に取り付けられ、他端152は、ベースプレート102に取り付けられる。これにより、ラッチ104は、図13において常時時計まわりに弾性復元力が作用することになり、初期位置および係合位置で停止することになる(図13−1,図13−3参照)。
ロッド取付部145は、軸穴141とフック部143との間に設けられた部分であり、ロッド取付部145には、ロッド(プルロッド)106が取り付けられる。そして、ラッチバネ105の弾性復元力に抗してロッド106を引っ張ると、ラッチ104は、図13において反時計まわりに回転移動することになる(図13−4参照)。
上記のように構成したラッチ装置101では、シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図13−1に示すように、ラッチ104が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがフック部143の外周に当接し、フック部143の外周を押圧することになる。これにより、ラッチ104は、ラッチバネ105の弾性復元力に抗して図13において反時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSが進入溝121,131に進入可能な位置までラッチ104が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝121,131に進入する一方、ラッチ104にはラッチバネ105の弾性復元力が作用し、ラッチ104は図13において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝121,131の最奥部に到達する。この状態においては、ストライカSが係合溝142の内壁に当接することになるため、ラッチバネ105の弾性復元力に抗して時計まわりの回転移動が阻止されることになる。しかも、図13−3に示すように、ラッチ104のフック部143が進入溝を横切るように配置されるため、該フック部143によってストライカSが進入溝121,131から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
上述したラッチ装置101は、図11に示すように、ラッチ104と係合したストライカSを中心とし、ストライカSと係合したラッチ104の最外形までの長さを半径とする領域Aをベースプレート102に投影した範囲内に、ベースプレート102をストライカSに対して相対移動可能に締結する締結部材107を備えている。
締結部材107は、軸部を有する段付きネジであり、円筒状のラッチ軸122を軸方向に貫通することにより、ラッチ104の回転中心を通り、ベースプレート102およびカバープレート103をストライカSに対して相対移動可能に締結する。これにより、締結部材107がラッチ軸122を貫通しない構造と比較してラッチ装置101の小型化が可能となる。
上述した締結部材107により締結したラッチ装置101は、図14に示すように、基準位置Oよりも前方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ベースプレート102およびカバープレート103を図14において時計まわりに回転させることにより、ストライカSを進入溝121,131の最奥部まで進入させるとともに、係合溝142の内壁に当接させる。
具体的に説明する。シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図14−1に示すように、ラッチ104が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがベースプレート102およびカバープレート103の進入溝121,131の内壁に当接し、進入溝121,131の内壁を押圧することになる。これにより、ベースプレート102およびカバープレート103は、図14において時計まわりに回転移動することになる。その後、ストライカSがラッチ104のフック部143の外周に当接し、フック部143の外周を押圧することになる。すると、ラッチ104は、ラッチバネ105の弾性復元力に抗して図14において反時計まわりに回転移動することになる。そして、ストライカSが進入溝121,131を進入可能な位置までラッチ104が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝121,131に進入する一方、ラッチ104にはラッチバネ105の弾性復元力が作用し、ラッチ104は図14において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝121,131に沿ってベースプレート102およびカバープレート103を時計まわりに回転移動させ、進入溝121,131の最奥部に到達する。この状態においては、ベースプレート102およびカバープレート103は車両前上がりに傾き、ストライカSが係合溝142の内壁に当接することになる。しかも、図14−3に示すように、ラッチ104のフック部143が進入溝121,131を横切るように配置されるため、該フック部143によってストライカSが進入溝121,131から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに、上述した係合状態からラッチバネ105の弾性復元力に抗してロッド106を引っ張ると、ラッチ104が図14において反時計まわりに回転移動することになる。この結果、図14−4に示すように、進入溝121,131が開放され、ストライカSが進入溝121,131から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
一方、図15に示すように、基準位置Oよりも後方位置OにストライカSが取り付けてある場合でも、ベースプレート102およびカバープレート103を図14において反時計まわりに回転移動させることにより、ストライカSを進入溝121,131の最奥部まで進入させるとともに、係合溝142の内壁に当接させる。
具体的に説明する。シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図15−1に示すように、ラッチ104が初期位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSがフック部143の外周に当接し、フック部143の外周を押圧することになる。これにより、ラッチ104は、ラッチバネ105の弾性復元力に抗して図15において反時計まわりに回転移動することになる。その後、ストライカSがベースプレート102およびカバープレート103の進入溝121,131の内壁を押圧することになる。すると、ベースプレート102およびカバープレート103は、図15において反時計まわりに回転移動する。そして、ストライカSが進入溝121,131を進入可能な位置までラッチ104が回転移動する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、ストライカSが進入溝121,131に進入する一方、ラッチ104にはラッチバネ105の弾性復元力が作用し、ラッチ104は、図15において時計まわりに回転移動することになる。やがて、ストライカSは、進入溝121,131に沿ってベースプレート102およびカバープレート103を反時計まわりに回転移動させ、進入溝121,131の最奥部に到達する。この状態においては、ベースプレート102およびカバープレート103は車両後ろ上がりに傾き、ストライカSの内壁に当接することになる。しかも図15−3に示すように、ラッチ104のフック部143が進入溝121,131を横切るように配置されるため、該フック部143によってストライカSが進入溝121,131から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに、上述した係合状態からラッチバネ105の弾性復元力に抗してロッド106を引っ張ると、ラッチ104が図15において反時計まわりに回転移動することになる。この結果、図15−4に示すように、進入溝121,131が開放され、ストライカSが進入溝121,131から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
上述した本発明の実施の形態3であるラッチ装置101は、図12に示すように、進入溝121,131の最奥部がラッチ軸122を中心とした半径rの円弧状に形成されているとともに、係合溝142が軸穴141を中心に外周面から内側に向けて半径Rの円弧状に形成されている。このため、ラッチ装置101が回転移動する場合と、ラッチ104がラッチ装置101に対して回転移動するどちらの場合においても、進入溝121,131の最奥部は半径rの円孔状であるとともに、係合溝142は半径Rの円弧状のまま変化することがないから、上述した実施の形態1であるラッチ装置1よりもさらに傾けた状態で進入溝121,131にストライカSが進入し、ラッチ104と係合することができる。これにより、本発明の実施の形態であるラッチ装置101は、進入溝121,131の最奥部における半径rの円弧を長くすることで、ラッチ装置101の傾き量を増加させることができることから、上述した実施の形態1であるラッチ装置1よりもさらに前方や後方に位置するストライカSと係合可能となる。
また、進入溝121,131の最奥部は、ラッチ軸122を中心とした半径rの円弧状に形成してあり、係合溝142は、軸穴141を中心とした半径Rの円弧状に形成してあるため、進入溝121,131の最奥部と、係合溝142の内周面とは同心円をなすことになる。これにより、ストライカSは、進入溝121,131の最奥部と、係合溝142の内周面の二点で接することになる。
また、図14に示すように、ストライカSが基準位置Oよりも前方位置Oに取り付けてある場合であってもベースプレート102およびカバープレート103が傾くことにより,ラッチ104がストライカSを迎え入れ、ラッチ104とストライカSとが係合することになる。また、図14−3に示すように、進入溝121,131の最奥部と係合溝142とはラッチ軸122を中心とする同心円をなすが、シートに取り付けられるラッチ装置101は、ラッチ軸122と異なる位置に設けられるシートのヒンジを中心に回転することから、同心円の接線方向に力が働くことがないので、ラッチ104とストライカSとが係合した状態で、車両前後方向(図14において左右方向)に移動することがない。これにより、ラッチ104の回転移動も阻止され、ラッチ装置101とストライカSとの間にガタが生じることがない。さらに、進入溝121,131の上方となる位置にラッチ軸122が設けられるため、ベースプレート102およびカバープレート103を図14において時計まわりに回転移動させた際、動き出し初期からストライカSを迎え入れるように、進入溝121,131の向きを変えることが可能となるため、進入溝121,131の幅が狭い設定であっても係合状態とできることから、ラッチ装置1の小型化が可能となる。
同様に、図15に示すように、ストライカSが基準位置よりも後方位置Oに取り付けてある場合であってもベースプレート102およびカバープレート103が傾くことにより、ラッチ104がストライカSを迎え入れ、ラッチ104とストライカSとが係合することになる。また、図15−3に示すように、進入溝121,131の最奥部と係合溝142とはラッチ軸122を中心とする同心円をなすが、シートに取り付けられるラッチ装置101は、ラッチ軸122とは異なる位置に設けられるシートのヒンジを中心に回転することから、同心円の接線方向に力が働くことがないので、ラッチ104とストライカSが係合した状態で、車両前後方向(図15において左右方向)に移動することがない。これにより、ラッチ104の回転移動も阻止され、ラッチ装置101とストライカSとの間にガタが生じることがない。
実施の形態4
図16は、本発明の実施の形態4であるラッチ装置の構成を示す概念図である。
ここで例示するラッチ装置301は、ストライカSに対して車両本体の前後方向に相対移動可能なもので、ベースプレート302と、ベースプレート302に重ね合わせる態様で取り付けるカバープレート(図示せず)とを備えている。また、ベースプレート302とカバープレートとの間には、ラッチ機構収容部が画成され、ラッチ304と、ラッチ304と噛合するラチェット305とをその内部に収容している。ラッチ304は、上述した実施の形態1〜3のものと同様に、床面に設けたストライカSと係合するためのものである。
また、ベースプレート302およびカバープレートは、車両前後方向の略中央となる位置に、床側から天井側に向けて略垂直に延在する進入溝321が形成してある。進入溝321は、上述したストライカSを収容できる幅に形成してある。また、進入溝321の後方となる位置には、車両の幅方向に沿って略水平に延在する円筒状のラッチ軸322が設けてある。ラッチ軸322には、ラッチ304が回転移動可能に嵌っている。
ラッチ304には、その中央にラッチ軸322が嵌る軸穴341が形成してあり、その外周に、係合溝342、フック部343、係止部344が形成してある。
係合溝342は、ラッチ304の外周面から軸穴341に向けて形成したもので、ストライカSを収容することができる幅に形成してある。
フック部343は、係合溝342を車両前方側に向けて開口させた場合に、係合溝342よりも下側に位置する部分である。このフック部343は、ラッチ304を図17において時計まわりに回転移動させた場合に、図17−2に示すように、進入溝321を横切る位置(係合位置)で停止する一方、ラッチ304を図17において反時計まわりに回転移動させた場合に、図17−1および図17−3に示すように、進入溝321を開放する位置(開放位置)で停止するように形成してある。
係止部344は、係合溝342を斜め下方に向けて開口させた場合に係合溝342よりも天井側に位置する部分である。この係止部は、図17−1に示すように、ラッチ304を図17において時計まわりに回転させた場合に進入溝321を横切る状態で停止するように構成してある。なお、図には明示してないが、ラッチ304とベースプレート302との間には、図17においてラッチ304を常時反時計まわりの弾性復元力が作用するラッチバネが設けてある。
また、進入溝321の前方となる位置であって、上述したラッチ軸322と高さ方向略同一となる位置には、車両の幅方向に沿って略水平に延在する円筒状のラチェット軸323が設けてある。ラチェット軸323には、ラチェット305が回転移動可能に嵌っている。
ラチェット305は、その中央にラチェット軸323が嵌る軸穴351が形成してあり、その外周に、噛合部352および作用部353を有している。噛合部352は、軸穴351から車両後方に向けて直径方向外側に延在する部分であり、ラチェット305が図17において時計まわりに回転移動した場合に、その突出端面を介して上述したラッチ304の係止部344に噛合することが可能である。
作用部353は、軸穴351から天井側に向けて直径方向外側に延在する部分である。また、図には明示してないが、ラチェット305とベースプレート302との間には、図17においてラチェット305に常時時計まわりの弾性復元力が作用するラチェットバネが設けてある。
上記のように構成したラッチ装置301では、シート(図示せず)が床(図示せず)に対して固定前の状態にある場合、図17−1に示すように、ラッチ304が開放位置に配置されることになる。この状態からシートを倒すと、床に設けたストライカSが進入溝321に進入し、やがてストライカSがラッチ304の係止部344に当接することになる。この結果、ラッチ304がラッチバネの弾性復元力に抗して図17において時計まわりに回転する。この間、ラチェット305は、ラチェットバネの弾性復元力によって噛合部352の突出端面がラッチ304の外周面に摺接することになり、該ラッチ304の外周面形状に応じて適宜ラッチ軸322の軸心まわりに回転する。
上述した状態からさらに、シートを倒すと、進入溝321に対するストライカSの進入量が漸次増大するため、ラッチ304が時計まわりにさらに回転するようになり、図17−2に示すように、やがてラチェット305の噛合部352がラッチ304の係合溝342に至る。この状態では、ラッチ304の係止部344がラチェット305の噛合部352に当接することになるため、ラッチバネの弾性復元力に抗して当該ラッチ304の反時計まわりの回転が阻止されることになる。しかも、ラッチ304のフック部343が進入溝321を横切るように配置されるため、該フック部343によってストライカSが進入溝321から離脱する方向に移動する事態、つまり、シートの床に対する起立操作が阻止される(係合状態)。
さらに上述した係合状態からラチェットバネの弾性復元力に抗してラチェット305の作用部353を図17において反時計まわりに回転移動させると、ラッチ304の係止部344とラチェット305の噛合部352との当接噛合状態が解除され、ラッチ304がラッチバネの弾性復元力により図17において反時計まわりに回転移動する。この結果、図17−3に示すように、進入溝321が開放され、ストライカSが進入溝321から離脱する方向に移動可能となり、シートを床に対して起立操作させることができるようになる。
上述したラッチ装置301は、図16に示すように、ラッチ304と係合したストライカSを中心とし、ストライカSと係合したラッチ304の最外形までの長さを半径とする領域Aをベースプレート302に投影した範囲内に、ベースプレート302をストライカSに対して相対移動可能に締結する締結部材307を備えている。
締結部材307は、軸部を有する段付きネジであり、円筒状のラッチ軸322の底壁に形成した長穴322aを挿通することにより、ベースプレート302を締結する。これにより、締結部材307がラッチ軸322を貫通しない構造と比較して、ラッチ装置301の小型化が可能となる。
また、円筒状のラチェット軸323の底壁には、長穴323aが形成してあり、この長穴323aを第2の締結部材308が挿通することにより、ベースプレート302を締結する。これにより、第2の締結部材308がラチェット軸323を貫通しない構造と比較して、ラッチ装置301の小型化が可能となる。
上述した締結部材307と第2の締結部材308により締結したラッチ装置301は、車両の前後方向に相対移動可能となり、基準位置よりも前方位置にストライカSが取り付けてある場合でも、進入溝321へのストライカSの進入に伴ってラッチ装置301が前方に移動するので、ストライカSが進入溝321に進入し、ストライカSとラッチ304とが係合する。
同様に、基準位置よりも後方位置にストライカSが取り付けてある場合でも、進入溝321へのストライカSの進入に伴ってラッチ装置301が後方に移動するので、ストライカSが進入溝321に進入し、ストライカSとラッチ304とが係合する。
上述した本発明の実施の形態4であるラッチ装置301は、ラッチ304と係合したストライカSを中心とし、ストライカSと係合したラッチ304の最外形までの長さを半径とする領域Aをベースプレート302に投影した範囲内に、ベースプレート302をストライカSに対して車両本体の前後方向に相対移動可能に締結する締結部材307を備えたので、全体としてみても小さく、かつ、ラッチ304に大きな力が作用してもベースプレート302がめくれ上がることがない。また、進入溝321の幅が狭い設定であっても、ラッチ装置301は長穴322a,323aと締結部材307,308によって車両の前後方向に相対移動可能となり、ストライカSが進入溝321に進入し、ラッチ304と係合可能となることから、ラッチ装置301の小型化が可能となる。また、上述した第2の締結部材308は、ラチェット軸323の底壁に形成した長穴323aを挿通することにしたが、これに限られるものではなく、ラッチ装置301を前後方向に相対的に移動可能にするものであればよい。
以上、説明したように、本明細書には下記の事項が開示されている。
(1) 被取付部材に取り付けられ、ストライカが進入する進入溝が形成されたケースと、回転移動可能に前記ケースに収容され、前記進入溝に進入したストライカと係合するラッチと、を備えたラッチ装置において、前記ラッチと係合したストライカを中心とし、前記ストライカと係合したラッチの最外形までの長さを半径とする領域を前記ケースに投影した範囲内に、前記ケースを前記ストライカに対して相対移動可能に前記被取付部材に締結する締結部材を備えたことを特徴とするラッチ装置。
(2) 前記ケースは、前記締結部材まわりに回転移動可能であることを特徴とする(1)に記載のラッチ装置。
(3) 前記締結部材は、前記ラッチの回転中心を挿通したことを特徴とする(2)に記載のラッチ装置。
(4) 前記締結部材を中心として前記ケースに円弧状に形成された長穴を挿通する第2の締結部材を備えたことを特徴とする(2)または(3)に記載のラッチ装置。
(5) 前記ケースの前記締結部材まわりの姿勢を維持する姿勢維持部を備えたことを特徴とする(2)または(3)に記載のラッチ装置。
(6) 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる摺動部を有することを特徴とする(5)に記載のラッチ装置。
(7) 前記摺動部は、前記締結部材が挿通する前記ケースの穴の内周に設けたリブであることを特徴とする(6)に記載のラッチ装置。
(8) 前記摺動部は、前記締結部材が挿通する前記ケースの穴の開口縁部に設けたリブであることを特徴とする(6)に記載のラッチ装置。
(9) 前記ケースの前記締結部材まわりの姿勢を維持する姿勢維持部を備えたことを特徴とする(4)に記載のラッチ装置。
(10) 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる摺動部を有することを特徴とする(9)に記載のラッチ装置。
(11) 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記第2の締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる第2の摺動部を有することを特徴とする(9)または(10)に記載のラッチ装置。
(12) 前記第2の摺動部は、前記第2の締結部材が挿通する前記ケースの長穴の内周に設けたリブであることを特徴とする(11)に記載のラッチ装置。
(13) 前記ラッチは、回転中心を中心とする円弧状の係合溝を有することを特徴とする(1)〜(12)のいずれか一つに記載のラッチ装置。
(14) 前記係合溝は、開口入口から奥部に向けて漸次狭くなるテーパー状に形成されたことを特徴とする(13)に記載のラッチ装置。
(15) 前記進入溝は、進入したストライカと二点で接する奥細り形状を有することを特徴とする(1)〜(14)のいずれか一つに記載のラッチ装置。
本発明は、車両の着脱式シートや移動式シートの床面への固定などに用いることができる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。本出願は、2011年8月8日出願の日本特許出願(特願2011−173385)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 ラッチ装置
2 ベースプレート
21 進入溝
22 ラッチ軸
22a 内壁面
22a1 リブ
23 長穴
23a 内周
23a1 リブ
3 カバープレート
31 進入溝
33 長穴
4 ラッチ
41 軸穴
42 係合溝
43 フック部
44 バネ取付部
45 ロッド取付部
5 ラッチバネ
6 ロッド
7 締結部材
8 第2の締結部材
101 ラッチ装置
102 ベースプレート
121 進入溝
122 ラッチ軸
103 カバープレート
131 進入溝
104 ラッチ
141 軸穴
142 係合溝
143 フック部
144 バネ取付部
145 ロッド取付部
105 ラッチバネ
106 ロッド
107 締結部材
301 ラッチ装置
302 ベースプレート
321 進入溝
322 ラッチ軸
322a 長穴
323 ラチェット軸
323a 長穴
304 ラッチ
341 軸穴
342 係合溝
343 フック部
344 係止部
305 ラチェット
351 軸穴
352 噛合部
353 作用部
307 締結部材
308 第2の締結部材
S ストライカ
A ラッチの回転移動軌跡
F 荷重負荷
O 基準位置
前方位置
後方位置
前方位置
後方位置

Claims (15)

  1. 被取付部材に取り付けられ、ストライカが進入する進入溝が形成されたケースと、
    回転移動可能に前記ケースに収容され、前記進入溝に進入したストライカと係合するラッチと
    を備えたラッチ装置において、
    前記ラッチと係合したストライカを中心とし、前記ストライカと係合したラッチの最外形までの長さを半径とする領域を前記ケースに投影した範囲内に、前記ケースを前記ストライカに対して相対移動可能に前記被取付部材に締結する締結部材を備えたことを特徴とするラッチ装置。
  2. 前記ケースは、前記締結部材まわりに回転移動可能であることを特徴とする請求項1に記載のラッチ装置。
  3. 前記締結部材は、前記ラッチの回転中心を挿通したことを特徴とする請求項2に記載のラッチ装置。
  4. 前記締結部材を中心として前記ケースに円弧状に形成された長穴を挿通する第2の締結部材を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のラッチ装置。
  5. 前記ケースの前記締結部材まわりの姿勢を維持する姿勢維持部を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のラッチ装置。
  6. 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる摺動部を有することを特徴とする請求項5に記載のラッチ装置。
  7. 前記摺動部は、前記締結部材が挿通する前記ケースの穴の内周に設けたリブであることを特徴とする請求項6に記載のラッチ装置。
  8. 前記摺動部は、前記締結部材が挿通する前記ケースの穴の開口縁部に設けたリブであることを特徴とする請求項6に記載のラッチ装置。
  9. 前記ケースの前記締結部材まわりの姿勢を維持する姿勢維持部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のラッチ装置。
  10. 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる摺動部を有することを特徴とする請求項9に記載のラッチ装置。
  11. 前記姿勢維持部は、前記ケースと前記第2の締結部材との間で摺動抵抗を生じさせる第2の摺動部を有することを特徴とする請求項9または10に記載のラッチ装置。
  12. 前記第2の摺動部は、前記第2の締結部材が挿通する前記ケースの長穴の内周に設けたリブであることを特徴とする請求項11に記載のラッチ装置。
  13. 前記ラッチは、回転中心を中心とする円弧状の係合溝を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載のラッチ装置。
  14. 前記係合溝は、開口入口から奥部に向けて漸次狭くなるテーパー状に形成されたことを特徴とする請求項13に記載のラッチ装置。
  15. 前記進入溝は、進入したストライカと二点で接する奥細り形状を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載のラッチ装置。
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