JP5403269B2 - 消火器の取り付け構造 - Google Patents
消火器の取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5403269B2 JP5403269B2 JP2010035483A JP2010035483A JP5403269B2 JP 5403269 B2 JP5403269 B2 JP 5403269B2 JP 2010035483 A JP2010035483 A JP 2010035483A JP 2010035483 A JP2010035483 A JP 2010035483A JP 5403269 B2 JP5403269 B2 JP 5403269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire extinguisher
- vehicle
- floor
- end portion
- mounting structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
車両のフロアに消火器を保持機構を介して取り外し自在に取り付けてある消火器の取り付け構造に関する。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、各乗員が即座に消火器をフロアから取り外すことができ、しかも、消火器に要するコストを低廉化することができ、車室内を広くすることができる消火器の取り付け構造を提供する点にある。
車両のフロアに消火器を保持機構を介して取り外し自在に取り付けてある消火器の取り付け構造であって、
前記保持機構は、前記消火器を持ち上げ操作するだけで保持が解除される機構であり、
車両の衝突時に前記消火器の車両前方側への移動を阻止するストッパを前記フロアに設け、
前記ストッパは、前記消火器の車両前方側の前端部を受け止める壁部と、前記消火器の前端部を前記壁部にガイドするガイド部とを備え、
前記ガイド部の車両後方側の後端部は前記消火器の前端部に対して前上方に間隔をあけて位置し、
前記フロアに設けられたクロスメンバの後壁で前記壁部を構成し、
前記クロスメンバに前記ガイド部を固定してある点にある。(請求項1)
また、前記ガイド部の車両後方側の後端部は消火器の前端部に対して前上方に間隔をあけて位置しているから、ガイド部が消火器の上方を覆うことがなく、消火器をフロアから上方に取り外す際にガイド部に邪魔されることなく円滑に取り出すことができる。
そして、車両の前方衝突時に消火器が衝撃で前上方に移動しようとした場合、消火器の前上方に位置するガイド部で消火器を壁部側にガイドして、壁部で消火器を受け止めることができ、消火器が車両前方側に移動することを阻止することができる。
このように、持ち上げ操作とは別途の解除操作が必要な保持機構に比べて保持機構の保持力が弱くなることに起因する不具合を回避することができる。
また、フロアに設けられたクロスメンバで前記壁部を兼用できるから、ストッパの製造コストを下げることができる。また、ガイド部は消火器を壁部に誘導する機能さえ有すればよいから、ガイド部に高い剛性は必要ではなくなって、ガイド部をコンパクト化・軽量化することができるとともに、ガイド部の製造コストを下げることができる。(請求項1)
前記消火器は、消火器本体と、前記消火器本体の消化剤噴出部に設けられた消火剤噴出機構と、前記消火剤噴出機構を操作する操作レバーとを備え、
前記消火器を前記フロアに取り付けた状態で前記消火器の各部のうち前記操作レバーが最も車両前方側に位置し、
平面視で前記ガイド部の後端部の端縁を前記操作レバーの車両前方側の操作面に沿うように形成してあると次の作用を奏することができる。(請求項2)
しかも、消火器をフロアから上方に取り外す際に、操作レバーをガイド部に干渉させにくくすることができて、消火器を円滑に持ち上げてフロアから取り外すことができる。(請求項2)
前記ガイド部に車両前方側ほど低所に位置するガイド面を形成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項3)
前記フロアとフロントシートの間に前記消火器を配置してあると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
各乗員が即座に消火器をフロアから取り外すことができ、しかも、消火器に要するコストを低廉化することができ、車室内を広くすることができる消火器の取り付け構造を提供することができた。
図1に左右一対のフロントシート1とリアシート2を備えた車室3を示してある。フロントシート1はシートクッション48とシートバック49を備え、シートバック48の上端部にヘッドレスト50が連結されている。リアシート2もフロントシート1と同様の構成であり、シートクッション51とシートバック52を備え、シートバック52の上端部にヘッドレスト53が連結されている。
図5〜図7に示すように、前記消火器10は広く使用されている一般的な消火器である。この消火器10は、円筒状の消火器本体11と、消火器本体11の一端部側の消火剤噴出部12に設けられた消火剤噴出機構27と、消火剤噴出機構27を操作する操作レバー13とを備えている。消火器本体11の一端部側の消火剤噴出部12は消火器本体11の残部よりも小径の円筒状に形成されている。
図4に示すように、前記ブラケット18は、上側開放の円弧状の嵌合面18S1が上端部に形成された支持板18Sと、支持板18Sを両持ち支持する左右一対の脚部18Aとを備え、ブラケット18の幅方向外側に張り出した脚部18Aの下端部18A1がフロア4に溶接固着されている。
前記バンド19は、円筒状の消火器本体11に対応した左右一対の弾性変形可能な円弧部19Eと、一対の円弧部19Eの下端部同士を連結する取り付け部19Tとを備え、一対の円弧部19Eの上端部間が開口部19Uに構成されている。円弧部19Eの内周面には衝撃吸収部材19Gが貼着されている。そして、左右一対の円弧部19Eの弾性力に抗して開口部19Uが広がるように消火器本体11を左右一対の円弧部19E間に入り込ませ、左右一対の円弧部材19Eで消火器10を側方から弾性力で挟み込むことで消火器本体11を弾性保持するよう構成されている。左右一対の円弧部材19Eの上端部は上方に延びて消火器本体11を受け入れガイドするガイド片19E1に構成されている。
図2〜図6に示すように、ストッパ30は、消火器10の車両前方側Frの前端部10Fを受け止める壁部5Kと、消火器10の前端部10Fを壁部5Kにガイドするガイド部26とから成る。前記壁部5Kは前側クロスメンバ5の車両後方側Rrの後壁で構成されている。ガイド部26は車幅方向から見て「く」の字状に折曲した金属板で形成され、車両前方側Frの前半部26FがボルトBで前側クロスメンバ5の上壁5Uに取り付けられている。ガイド部26の後半部26Bは車両前方側Frほど低所に位置する状態に傾斜し、この後半部26Bの下面が消火器10の前端部10Fに対するガイド面26M(消火器10の前端部を壁部5Kにガイドするガイド面)に構成されている。
ガイド部26の周縁部には、ガイド部26のガイド面26Mに消火器10が衝突したときに十分な強度を保つためのビードV(図3,図7参照)が全周にわたって形成されている。前記ビードVは上方に隆起する下側開放の断面コの字状に形成されている(図3参照)。
(1) 上記の実施形態では前記ストッパ30をフロア4とフロントシート1の間に設けたが、フロア4とリアシートの間に設けても良い。
(2) フロントシート1やリアシート2の位置とは関係なく乗員が即座に取りやすい位置に消火器10を設けても良い。
(3) 図示はしないが、前記壁部とガイド部26が一体化した単体のストッパを製造してフロア4に固定してもよい。この場合は消火器10が壁部に衝突したときにストッパが破損しないようにストッパの強度を強くする。
(4) ストッパ30をクロスメンバ5の構成材料でクロスメンバ5と一体形成してもよい。この場合はクロスメンバ5の壁部5Kからガイド部26を消火器側に向けて延出させる。
(5) 消火器10が壁部5Kに衝突した場合の衝撃を緩和する緩衝部材を壁部5Kに設けてもよい。
(6) 上記の実施形態では消火器10を消火器本体11、消火剤噴出部12、及び消火剤噴出機構27を操作する操作レバー13を備えた一般的なもので構成したが、このような構成の消火器10のみならず、各種の消火器を採用することができる。
(7) 前記保持機構47はブラケット18・バンド19のいずれか一方で構成されていてもよい。
(8) 前記消火器10を取り外し自在にフロア4に取り付ける構造としてブラケット18・バンド19以外の構造を採用してもよい。
(9) ガイド部26のクロスメンバ5への取り付けはボルトに限らず、溶接等でも良い。
4 フロア
5 クロスメンバ(前側クロスメンバ)
5K 壁部(クロスメンバの後壁)
10 消火器
10F 消火器の前端部
11 消火器本体
12 消火剤噴出部
13 操作レバー
14M 操作面
26 ガイド部
26K ガイド部の車両後方側の後端部
26K1 ガイド部の後端部の端縁
26M ガイド面
27 消火剤噴出機構
30 ストッパ
47 保持機構
Fr 車両前方側
Rr 車両後方側
Claims (4)
- 車両のフロアに消火器を保持機構を介して取り外し自在に取り付けてある消火器の取り付け構造であって、
前記保持機構は、前記消火器を持ち上げ操作するだけで保持が解除される機構であり、
車両の衝突時に前記消火器の車両前方側への移動を阻止するストッパを前記フロアに設け、
前記ストッパは、前記消火器の車両前方側の前端部を受け止める壁部と、前記消火器の前端部を前記壁部にガイドするガイド部とを備え、
前記ガイド部の車両後方側の後端部は前記消火器の前端部に対して前上方に間隔をあけて位置し、
前記フロアに設けられたクロスメンバの後壁で前記壁部を構成し、
前記クロスメンバに前記ガイド部を固定してある消火器の取り付け構造。 - 前記消火器は、消火器本体と、前記消火器本体の消化剤噴出部に設けられた消火剤噴出機構と、前記消火剤噴出機構を操作する操作レバーとを備え、
前記消火器を前記フロアに取り付けた状態で前記消火器の各部のうち前記操作レバーが最も車両前方側に位置し、
平面視で前記ガイド部の後端部の端縁を前記操作レバーの車両前方側の操作面に沿うように形成してある請求項1に記載の消火器の取り付け構造。 - 前記ガイド部に車両前方側ほど低所に位置するガイド面を形成してある請求項1又は2記載の消火器の取り付け構造。
- 前記フロアとフロントシートの間に前記消火器を配置してある請求項1〜3のいずれか一つに記載の消火器の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010035483A JP5403269B2 (ja) | 2010-02-21 | 2010-02-21 | 消火器の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010035483A JP5403269B2 (ja) | 2010-02-21 | 2010-02-21 | 消火器の取り付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011167422A JP2011167422A (ja) | 2011-09-01 |
JP5403269B2 true JP5403269B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=44682149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010035483A Active JP5403269B2 (ja) | 2010-02-21 | 2010-02-21 | 消火器の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5403269B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200491997Y1 (ko) * | 2019-11-26 | 2020-07-14 | 씨더블유소방산업 주식회사 | 차량용 매트고정형 소화기 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6185248U (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-04 | ||
JPS6389868U (ja) * | 1986-12-03 | 1988-06-10 | ||
JPH0360965U (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-14 |
-
2010
- 2010-02-21 JP JP2010035483A patent/JP5403269B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011167422A (ja) | 2011-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5331055B2 (ja) | 車両用シートのスライド装置 | |
JP6660587B2 (ja) | 車両の下部構造 | |
JP5483557B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5296818B2 (ja) | ヘッドレスト、及びこれを備えた車両用シート | |
JP6586024B2 (ja) | 車体フロア構造 | |
JP5403269B2 (ja) | 消火器の取り付け構造 | |
JP2014148216A (ja) | シート装置 | |
JP2008265695A (ja) | 自動車用シートのスライドロック機構 | |
JP2015009733A (ja) | 車両用シート | |
JP2007302182A (ja) | 車両用シート装置 | |
JP4327708B2 (ja) | 車両用シート | |
KR100867708B1 (ko) | 차량용 후석모니터 | |
JP6064733B2 (ja) | 後席シートバックのベルトガイド | |
JP5535690B2 (ja) | シートバックのフレーム構造体 | |
JP5673251B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6226906B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6310518B2 (ja) | シート下収納装置 | |
JP2008080904A (ja) | 自動車用シート | |
JP2018167635A (ja) | 乗物用シート | |
JP2012025238A (ja) | 乗物用シート | |
JP4764141B2 (ja) | 車両のシート構造 | |
JP5548022B2 (ja) | 車両用シートの側突対策構造 | |
JP5863509B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
JP5266014B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP5629517B2 (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131015 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5403269 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |