JP5402684B2 - 通信システム、中継接続ユニット及び通信方法 - Google Patents

通信システム、中継接続ユニット及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、中継接続ユニット及び通信方法に関し、特に一のデバイスから送信されるメッセージを中継接続ユニットを介して他のデバイスに中継する通信システム、中継接続ユニット及び通信方法に関するものである。
複数のECU(Electronic Control Unit)間をバスを介して接続してネットワークを構築し、ECU間でメッセージを送受信する通信システムが開発されている。例えば、特許文献1では、電子制御ユニットと、ECU間でのメッセージの送受信を中継する中継接続ユニットを備えた車載用通信システムが開示されている。中継接続ユニットは、ECUから受信する複数のデータを含むメッセージのIDと、該IDに続く複数のデータの各データの開始位置及びデータ長からなるデータ構造を予め記憶したテーブルを備える。各ECUは、送信するメッセージのデータ構造が変更された場合に、変更後のデータ構造を示す変更通知メッセージMRを中継接続ユニットに送信し、中継接続ユニットは、テーブルのデータ構造を、変更通知メッセージMRのデータ構造に書き換える。これにより、データの構造に変更があっても、中継接続ユニットがデータを正しく読み出すことを可能にする。
特開2009−130480号公報
しかしながら、上記のような技術においては、中継接続ユニットだけではなく、データ構造が変更されたメッセージを受け取るECUは変更された部分のデータを使用しない場合であっても、データ構造の変更に対応して仕様変更する必要があり、通信システム内の一部のECUの僅かな仕様変更のためにシステム全体の大規模な改修が必要となる。すなわち、一部のECUの設計変更時に、変更されたメッセージを受信する全てのECUに設計変更の影響が及ぶことになる。
図5は、ネットワークN1にECU1、ECU2及びECU4が接続された通信システムである。このような通信システムにおいて、送信メッセージのデータ構造が変更されると、データ読み込み量や読み込み位置が変化し、受信側ではデータを正常に読み込めなくなる。例えば、図5に示すように、ECU1から送信されるメッセージM1がメッセージM1’に仕様変更される。受信側のECU4では、メッセージM1’の「2」はデータ精度が変更となり読み込みが不可能となる。また、ECU4では、メッセージM1’の「3」や「4」は、データ格納位置がずれて読み込みが不可能となる。
このような仕様変更後のデータを受信するためには、受信側のECUのソフトウェアを変更する必要がある。しかし、ソフトウェアコードの変更や特にテストにかかる工数が莫大となるため、通常は頻繁には変更を行わず、新機能追加等で他に変更が必要となるタイミングや、2年や4年の期間で小規模の変更を合わせて変更するといった対応が一般的となっている。そのため、2年間等の大規模な設計変更タイミングまで設計変更を行うことができないため、即時的な新機能導入が行えない欠点がある。
本発明は、このような実情に考慮してなされたものであり、その目的は、一部のデバイスが送信するデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響を低減することが可能な通信システム、中継接続ユニット及び通信方法を提供することにある。
本発明は、第1のデバイスと、第2のデバイスと、第1のデバイスから送信されるメッセージを第2のデバイスに中継する中継接続ユニットとを備え、中継接続ユニットは、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段とを有する通信システムである。
この構成によれば、第1のデバイスと、第2のデバイスと、第1のデバイスから送信されるメッセージを第2のデバイスに中継する中継接続ユニットとを備えた通信システムにおいて、中継接続ユニットのデータ構造記憶手段は、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、中継接続ユニットのメッセージ転送手段は、データ構造記憶手段に記憶されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶されたデータ構造と同じデータ構造のメッセージと異なるデータ構造のメッセージとを第2のデバイスに転送する。これにより、第2のデバイスは、変更前と同じデータ構造のメッセージをも受け取ることができるため、第2のデバイスが変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様を変更する必要なくメッセージを受信することができる。このため、一部のデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響を低減することが可能となる。
この場合、中継接続ユニットは、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段をさらに備え、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第2のデバイスに転送することが好適である。
この構成によれば、中継接続ユニットのデータ送信周期記憶手段は、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶されたデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された送信周期と同じ送信周期で第2のデバイスに転送する。これにより、第2のデバイスは、変更前の周期で、変更前と同じデータ構造のメッセージを受け取ることができるため、第2のデバイスが変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージを受信することができる。このため、一部のデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響をさらに低減することが可能となる。
また、第3のデバイスと、第4のデバイスとをさらに備え、中継接続ユニットは、第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから送信されるメッセージを第4のデバイスに中継し、データ構造記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、メッセージ転送手段は、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを第4のデバイスに転送することが好適である。
この構成によれば、中継接続ユニットは、例えば異なるドメインに属する第1のデバイス又は同じドメインに属する第3のデバイスから送信されるメッセージを第4のデバイスに中継する。データ構造記憶手段は、同じドメインに属する第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶する。メッセージ転送手段は、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを第4のデバイスに転送する。これにより、第4のデバイスは、異なるドメインに属する第1のデバイスや同じドメインに属する第3のデバイスの仕様が変更されたとしても、同じドメインに属する第3のデバイスから送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを受け取ることが可能となり、第4のデバイスが変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージを受信することができる。このため、異なるドメインに属するデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が及ぼす影響を低減することが可能となる。
この場合、データ送信周期記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第4のデバイスに転送することが好適である。
この構成によれば、データ送信周期記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第4のデバイスに転送する。これにより、第4のデバイスは、異なるドメインに属する第1のデバイスの仕様や同じドメインに属する第3のデバイスの仕様が変更されたとしても、同じドメインに属する第3のデバイスから送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを変更前の周期で受け取ることが可能となり、第4のデバイスが変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージを受信することができる。このため、異なるドメインに属するデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が及ぼす影響をさらに低減することが可能となる。
また、本発明は、第1のデバイスから送信されるメッセージを第2のデバイスに中継する中継接続ユニットであって、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段とを備えた中継接続ユニットである。
この場合、中継接続ユニットは、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段をさらに備え、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第2のデバイスに転送することが好適である。
また、データ構造記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造として記憶し、メッセージ転送手段は、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを第4のデバイスに転送することが好適である。
この場合、データ送信周期記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、メッセージ転送手段は、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶手段に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第4のデバイスに転送することが好適である。
また、本発明は、第1のデバイスから送信されるメッセージを中継接続ユニットを介して第2のデバイスに中継する通信方法であって、中継接続ユニットが、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶工程と、中継接続ユニットが、データ構造記憶工程で記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを第2のデバイスに転送するメッセージ転送工程とを含む通信方法である。
この場合、中継接続ユニットが、第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶工程をさらに含み、メッセージ転送工程は、データ送信周期記憶工程で記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶工程で記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶工程で記憶された第1のデバイスから第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で第2のデバイスに転送することが好適である。
また、データ構造記憶工程は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、メッセージ転送工程は、データ構造記憶工程で記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶工程で記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを第4のデバイスに転送することが好適である。
この場合、データ送信周期記憶工程は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、メッセージ転送工程は、データ送信周期記憶工程に記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが第1のデバイス及び第3のデバイスのいずれかから第4のデバイスに送信されたときは、データ構造記憶工程で記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造のメッセージを、データ送信周期記憶工程で記憶された第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期で第4のデバイスに転送することが好適である。
本発明の通信システム、中継接続ユニット及び通信方法によれば、一部のデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響を低減することが可能となる。
第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図1のECUの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の通信システムを車載LANに適用した第2実施形態を示す図である。 第2実施形態の通信システムを適用した論理的なネットワークの構成を示す図である。 従来の通信システムの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る通信システム、中継接続ユニット及び通信方法について説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態の通信システムは、ネットワークN1にECU1〜4が接続されている。ECU1はメッセージM1をネットワークN1に向けて送信する。ECU2はメッセージM2をネットワークN1に送信する。ECU3は、後述するようにECU1,2からのメッセージをECU4に中継する中継接続ユニットとしての機能を果たす。ECU4は、ECU1〜3から所定の送信周期で送信されたメッセージを受信する。
以下、ECU1〜4の内で中継接続ユニットとしての機能を果たすECU3について説明する。ECU3以外のECU1,2及び4も、ECU3と同様の構成を有するものとする。図2に示すように、ECU3は、メッセージ転送部301、データ構造記憶部302、標準メッセージ作成部303及びデータ送信周期記憶部304を有する。
データ構造記憶部302は、他のECU1,2からメッセージ転送部301が受信した各メッセージのデータ構造を、標準メッセージのデータ構造として記憶する部位である。標準メッセージ作成部303は、他のECU1,2からメッセージ転送部301が受信した各メッセージのデータ構造が、データ構造記憶部302に記憶されたデータ構造と異なっているときは、データ構造記憶部302に記憶されたデータ構造と同じデータ構造のメッセージを標準メッセージとして作成する部位である。
データ送信周期記憶部304は、他のECU1,2からメッセージ転送部301が受信した各メッセージの送信周期を、標準メッセージの送信周期として記憶する部位である。メッセージ転送部301は、他のECU1,2からネットワークN1を介して送信されたメッセージをECU4に転送する部位である。メッセージ転送部301は、他のECU1,2からメッセージ転送部301が受信した各メッセージのデータ構造が、データ構造記憶部302に記憶されたデータ構造と異なっているときは、当該メッセージをECU4に転送しつつ、標準メッセージ作成部303が作成した標準メッセージを、データ送信周期記憶部304に記憶された標準メッセージの送信周期でECU4に転送する。
以下、本実施形態の通信システムの動作について説明する。図1に示すように、ECU1は、送信周期20msでメッセージM1をネットワークN1に向けて送信している。ECU2は、送信周期2000msでメッセージM2をネットワークN1に送信している。ECU3のメッセージ転送部301は、ECU1,2からのメッセージM1,M2をECU4に転送する。ECU3のデータ構造記憶部302は、ECU1,2からメッセージ転送部301が受信した各メッセージM1,M2のデータ構造を、標準メッセージのデータ構造として記憶する。ECU3のデータ送信周期記憶部304は、ECU1からメッセージ転送部301が受信したメッセージM1の送信周期20msを標準メッセージの送信周期として記憶する。
ここで、図5に示したように、ECU1の仕様変更により、ECU1は送信周期20msでメッセージM1を送信していたのを、送信周期10msでメッセージM1’を送信することとなったと想定する。このような場合、ECU3の標準メッセージ作成部303は、ECU1からメッセージ転送部301が受信したメッセージM1’のデータ構造が、データ構造記憶部302に記憶されたメッセージM1のデータ構造と異なっているため、データ構造記憶部302に記憶されたデータ構造と同じデータ構造のメッセージM1を標準メッセージとして作成する。メッセージ転送部301は、ECU1からメッセージ転送部301が受信したメッセージM1’をその送信周期10msで転送しつつ、標準メッセージ作成部303が作成した標準メッセージであるメッセージM1を、データ送信周期記憶部304に記憶された標準メッセージの送信周期20msでECU4に転送する。
ECU4は、送信周期10msで送信された仕様変更後のメッセージM1’と、送信周期20msで送信された仕様変更前のメッセージM1と、送信周期2000msで送信されたメッセージM2とを受信する。ECU4が、仕様変更後のデータを受信するためには、上述のように受信側のECUのソフトウェアを変更する必要がある。しかし、上記のように通信システムの一部のECU等の仕様が変更されても、他のECU等では、元来、仕様変更が必要ない場合も多い。このようなECU4が仕様変更後のデータを受信する必要が無いときは、ECU4は、仕様変更前のメッセージM1と送信周期が異なる仕様変更後のメッセージM1’を読み飛ばし、メッセージM1’に対する処理を行わない。ECU4は、ECU3から仕様変更前と同じ送信周期で送信された仕様変更前と同じデータ構造の標準メッセージであるメッセージM1を、ソフトウェア等の仕様変更をすることなく受信することができる。このような通信システムでは、現在の通信仕様を標準メッセージと考えて、今後、仕様変更する際に旧仕様のメッセージを標準メッセージとして作成しても良い。
本実施形態では、ECU1,ECU2と、ECU4と、ECU1,2から送信されるメッセージをECU4に中継するECU3とを備えた通信システムにおいて、ECU3のデータ構造記憶部302は、ECU1からECU4に送信されたメッセージM1のデータ構造を、標準メッセージのデータ構造として記憶し、ECU3のメッセージ転送部301は、データ構造記憶部302に記憶された標準メッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージM1’がECU1からECU4に送信されたときは、データ構造記憶部302に記憶された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM1と、標準メッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージM1’とをECU4に転送する。これにより、ECU4は、変更前と同じ標準メッセージのデータ構造のメッセージM1をも受け取ることができるため、ECU4が変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様を変更する必要なくメッセージM1を受信することができる。このため、一部のデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響を低減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、ECU3のデータ送信周期記憶部304は、ECU1からECU4に送信されたメッセージの送信周期を標準メッセージの送信周期として記憶し、メッセージ転送部301は、データ送信周期記憶部304に記憶された標準メッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージM1’がECU1からECU4に送信されたときは、データ構造記憶部302に記憶された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM1を、データ送信周期記憶部304に記憶された標準メッセージの送信周期と同じ送信周期でECU4に転送する。これにより、ECU4は、変更前の周期で、変更前と同じ標準メッセージのデータ構造のメッセージM1を受け取ることができるため、ECU4が変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージM1を受信することができる。このため、一部のデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が通信システム全体に及ぼす影響をさらに低減することが可能となる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、上記第1実施形態の通信システムを車載LAN(Local Area Network)に適用した態様について説明する。車載LANにおいては、標準メッセージの作成に関する制御を行うECUは少量の方が既存の通信システムからの変更が少なくて済むため、全車両で共通に搭載されるECUに本発明の通信システムを組み込むと良い。
図3に示すように、本実施形態の通信システムでは、運動制御、安全制御、ボデー(制御)及びマルチメディアの分野ごとに、運動制御代表ECU50、安全制御代表ECU60、ボデー代表ECU70及びマルチメディア代表ECU80といった代表ECUが備えられている。各代表ECUはそれぞれの分野(ドメイン)に属する下位のECUが接続される。例えば、運動制御代表ECU50の下位には複数の運動制御ECU51が接続される。また、ボデー代表ECU70には複数のボデーECU71が接続される。
運動制御代表ECU50、安全制御代表ECU60、ボデー代表ECU70及びマルチメディア代表ECU80のそれぞれのドメイン間を接続する車載LAN100上は、上記第1実施形態のように標準メッセージとして超高速で大容量のメッセージM10が送信される。運動制御代表ECU50及び運動制御ECU51のドメイン内は、比較的に高速でメッセージが送信される。ボデー代表ECU70及びボデーECU71のドメイン内は、比較的に低速でメッセージが送信される。
図4に図3の通信システムを論理的なネットワーク構成として示したように、本実施形態では、各分野ごとに代表ECU10,20,30及び40が設けられている。代表ECU10,20,30及び40それぞれは、各分野内のECU11〜13,21〜23,31〜33及び41〜43を代表する。
例えば、代表ECU10は、上記第1実施形態と同様に、分野間の代表ECU20,30及び40との間で送受信されるメッセージM50のデータ構造と送信周期とを記憶しておく。代表ECU20,30及び40のいずれかが仕様変更等によりメッセージのデータ構造や送信周期が変更されたとしても、代表ECU10は、分野間で定められた標準メッセージとしてメッセージM50を記憶された送信周期で分野間に送信する。他の代表ECU20,30及び40も同様の機能を有する。これにより、分野間は標準メッセージにより通信が行われる。
一方、例えば、代表ECU40は、上記第1実施形態と同様に、分野内のECU41〜43との間で送受信されるメッセージM51のデータ構造と送信周期とを記憶しておく。分野間の代表ECU20,30及び40並びに分野内のECU41〜43のいずれかが仕様変更等によりメッセージのデータ構造や送信周期が変更されたとしても、代表ECU40は、分野内で定められた標準メッセージとしてメッセージM51を記憶された送信周期で分野間に送信する。他の代表ECU20,30及び40も同様の機能を有する。さらに、各分野内のECU11〜13,21〜23,31〜33及び41〜43も、標準メッセージとしてメッセージM51等を所定の送信周期で送信するようにしても良い。これにより、各分野内は標準メッセージにより通信が行われる。
図3に示すような車載の通信システムにおいては、パワートレイン系に対するボデー系のように制御周期の遅いECU群のドメイン内においては、メッセージの送信周期を遅くした標準メッセージが設定されても良い。あるいは、将来の拡張性を考慮し、データ精度や周期を速めた標準メッセージが設定されても良い。
また、システムの一部の仕様変更時に仕様変更前のメッセージのデータ構造と送信周期の標準メッセージが設定されても良い。また、海外でECUを現地調達する際に、現地で調達されたECUの仕様に合わせて標準メッセージが設定されても良い。標準メッセージの作成は、少なくとも車載装置のパワートレイン、運動制御、安全制御、ボデー、ナビゲーションシステム等のマルチメディアといった各分野の代表ECUで行われる。代表ECUは、他分野間で共通して使用する標準メッセージと、各分野内で使用する標準メッセージとの二通りの標準メッセージを作成する。
本実施形態によれば、例えば、代表ECU40は、例えば異なるドメインに属する代表ECU10又は同じドメインに属するECU41から送信されるメッセージをECU42に中継する。代表ECU40は、同じドメインに属するECU41からECU42に送信されたメッセージM51のデータ構造を標準メッセージのデータ構造として記憶する。代表ECU40は、記憶された標準メッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが代表ECU10又はECU41からECU42に送信されたときは、記憶された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM51をECU42に転送する。これにより、ECU42は、異なるドメインに属する代表ECU10やECU11〜13の仕様や、あるいは同じドメインに属するECU41等の仕様が変更されたとしても、同じドメインに属するECU41から送信された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM51を受け取ることが可能となり、ECU42が変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージM51を受信することができる。このため、異なるドメインに属するデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が及ぼす影響を低減することが可能となる。すなわち、他分野の通信の仕様変更が自分野に影響しない。
また、代表ECU40は、ECU41からECU42に送信されたメッセージM51の送信周期を標準メッセージの送信周期として記憶し、記憶されたECU41からECU42に送信されたメッセージM51の送信周期とは異なる送信周期でメッセージが代表ECU10又はECU41からECU42に送信されたときは、記憶された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM51を、記憶された標準メッセージの送信周期と同じ送信周期でECU42に転送する。これにより、ECU42は、異なるドメインに属する代表ECU10やECU11〜13の仕様や、あるいは同じドメインに属するECU41の仕様が変更されたとしても、同じドメインに属するECU41から送信された標準メッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージM51を変更前の周期で受け取ることが可能となり、ECU42が変更された部分のデータを使用しない場合は、仕様をさらに変更する必要なくメッセージM51を受信することができる。このため、異なるドメインに属するデバイスが送信するメッセージのデータ構造の変更が及ぼす影響をさらに低減することが可能となる。
これにより、データ更新周期、冗長データを用いた信頼性の確保の有無、設定変更のタイミング及び遅延要件といった分野による要件の違いを無くし、ECUの開発のコストや、CPUの負荷を低減させることが可能となる。また、特に車載装置においては、装備の自由な選択が可能となる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1〜4,11〜13,21〜23,31〜33,41〜43…ECU、10,20,30,40…代表ECU、50…運動制御代表ECU、51…運動制御ECU、60…安全制御ECU、70…ボデー代表ECU、71…ボデーECU、80…マルチメディア代表ECU、100…車載LAN、301…メッセージ転送部、302…データ構造記憶部、303…標準メッセージ作成部、304…データ送信周期記憶部、M1,M1’,M2,M10,M50,M51…メッセージ、N1…ネットワーク。

Claims (12)

  1. 第1のデバイスと、
    第2のデバイスと、
    前記第1のデバイスから送信されるメッセージを前記第2のデバイスに中継する中継接続ユニットと、
    を備え、
    前記中継接続ユニットは、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段と、を有する通信システム。
  2. 前記中継接続ユニットは、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段をさらに備え、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 第3のデバイスと、
    第4のデバイスと、
    をさらに備え、
    前記中継接続ユニットは、前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから送信されるメッセージを前記第4のデバイスに中継し、
    前記データ構造記憶手段は、前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送する、請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 第1のデバイスと、
    第2のデバイスと、
    前記第1のデバイスから送信されるメッセージを前記第2のデバイスに中継する中継接続ユニットと、
    を備える通信システムであって、
    前記中継接続ユニットは、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段と、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段とを有し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送し、
    前記通信システムは、
    第3のデバイスと、
    第4のデバイスと、
    をさらに備え、
    前記中継接続ユニットは、前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから送信されるメッセージを前記第4のデバイスに中継し、
    前記データ構造記憶手段は、前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送し、
    前記データ送信周期記憶手段は、前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第4のデバイスに転送する、通信システム。
  5. 第1のデバイスから送信されるメッセージを第2のデバイスに中継する中継接続ユニットであって、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段と、を備えた中継接続ユニット。
  6. 前記中継接続ユニットは、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段をさらに備え、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送する、請求項5に記載の中継接続ユニット。
  7. 前記データ構造記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送する、請求項5又は6に記載の中継接続ユニット。
  8. 第1のデバイスから送信されるメッセージを第2のデバイスに中継する中継接続ユニットであって、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶手段と、
    前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送手段と、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶手段とを有し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送し、
    前記データ構造記憶手段は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送し、
    前記データ送信周期記憶手段は、前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、
    前記メッセージ転送手段は、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶手段に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第4のデバイスに転送する、中継接続ユニット。
  9. 第1のデバイスから送信されるメッセージを中継接続ユニットを介して第2のデバイスに中継する通信方法であって、
    前記中継接続ユニットが、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶工程と、
    前記中継接続ユニットが、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、
    前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送工程と、を含む通信方法。
  10. 前記中継接続ユニットが、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶工程をさらに含み、
    前記メッセージ転送工程は、前記データ送信周期記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送する、請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記データ構造記憶工程は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、
    前記メッセージ転送工程は、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、
    前記データ構造記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送する、請求項9又は10に記載の通信方法。
  12. 第1のデバイスから送信されるメッセージを中継接続ユニットを介して第2のデバイスに中継する通信方法であって、
    前記中継接続ユニットが、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶するデータ構造記憶工程と、
    前記中継接続ユニットが、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージと、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージとを前記第2のデバイスに転送するメッセージ転送工程と、
    前記中継接続ユニットが、前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶するデータ送信周期記憶工程とを含み、
    前記メッセージ転送工程は、前記データ送信周期記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶工程で記憶された前記第1のデバイスから前記第2のデバイスに送信されたメッセージの送信周期と同じ送信周期で前記第2のデバイスに転送し、
    前記データ構造記憶工程は、第3のデバイスから第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造を記憶し、
    前記メッセージ転送工程は、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造とは異なるデータ構造のメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造と同じデータ構造のメッセージを前記第4のデバイスに転送し、
    前記データ送信周期記憶工程は、前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期を記憶し、
    前記メッセージ転送工程は、前記データ送信周期記憶工程に記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期とは異なる送信周期でメッセージが前記第1のデバイス及び前記第3のデバイスのいずれかから前記第4のデバイスに送信されたときは、前記データ構造記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージのデータ構造のメッセージを、前記データ送信周期記憶工程で記憶された前記第3のデバイスから前記第4のデバイスに送信されたメッセージの送信周期で前記第4のデバイスに転送する、通信方法。
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