JP5401949B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
即ち、図11に示すように、通常、ステアリングシャフト70は、継手を介して複数の軸状部材を非同軸に連結することにより形成されており、一般的には、トルクセンサ71が設けられたピニオンシャフト72は、自在継手73,74を介して、インターミディエイトシャフト75、及びステアリング76が設けられたコラムシャフト77に接続されている。そして、コラムシャフト77、インターミディエイトシャフト75、及びピニオンシャフト72の間に所定角θ1,θ2を設定し、ステアリングシャフト70を折曲させることにより、当該コラムシャフト77の先端に取着されるステアリング76が、適切な位置及び角度をもって、運転席の搭乗者に対向する位置に配置されるようになっている。
即ち、潤滑油脂を貯留する小径部の形成により、軸受の内周面に対向する第1軸側の対向面の減少することになる。しかしながら、上記構成によれば、傾斜した第1軸の軸線が元の状態に復帰して軸受の内周面と第1軸側の対向面とが略平行となる際には、その隙間の形状変化により、小径部から上記隙間内に供給された潤滑油脂が軸方向上側へと押し広げられる。その結果、潤滑油脂の貯留部である小径部近傍に位置する下方側の軸方向端部のみならず、上方側の軸方向端部についても、その第1軸と当接部位に潤滑油脂を介在させることができる。そして、これにより、簡素な構成にて、安定的に第1軸と軸受との当接部位に潤滑油脂を介在させることができるようになる。
上記構成によれば、第1軸の傾斜時、軸受(の軸方向端部)の円滑なる小径部への没入、及び当該小径部に貯留された潤滑油脂の隙間への供給(押し出し)を確保することができる。
請求項5に記載の発明は、前記小径部の軸方向下側には、前記軸受の内径よりも外径の大きな大径部が形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、各溝部内に潤滑油脂を留めて、より安定的に、第1軸と軸受との当接部位に潤滑油脂を介在させることができる。
上記構成によれば、安定的に、第1軸と軸受との当接部位に潤滑油脂を留めおくことができる。
図1は、本実施形態のEPS1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック軸5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック軸5の往復直線運動に変換される。そして、このラック軸5の往復直線運動により操舵輪6の舵角が変更されるようになっている。
図1に示すように、本実施形態のステアリングシャフト3は、コラムシャフト16、インターミディエイトシャフト17、及びピニオンシャフト18の3つの軸状部材を、自在継手19,20を介して非同軸に接続することにより構成されている。そして、トルクセンサ14は、これら各軸状部材のうち、ラック軸5に噛合されたピニオンシャフト18に設けられている。
次に、上記のように構成されたトルクセンサにおいて、トーションバーの上方に配置された第1軸の支承部位における異音抑制構造について説明する。
(1)ピニオンシャフト18においてトーションバー32の上方に配置される第1軸33には、潤滑油脂Gを貯留可能な小径部46が形成される。そして、この小径部46は、軸受37の軸方向端部に対応する位置に形成される。
即ち、潤滑油脂Gを貯留する小径部46の形成により、軸受37の内周面51に対向する第1軸33側の対向面53は減少することになる。しかしながら、上記構成によれば、傾斜した第1軸33の軸線が元の状態に復帰して軸受37の内周面51と第1軸33側の対向面53とが略平行となる際には、その隙間Xの形状変化により、小径部46から同隙間X内に供給された潤滑油脂Gが軸方向上側へと押し広げられる。その結果、潤滑油脂Gの貯留部である小径部46近傍に位置する下方側の軸方向端部48のみならず、上方側の軸方向端部49についても、その第1軸33と当接部位に潤滑油脂Gを介在させることができる。そして、これにより、簡素な構成にて、安定的に第1軸33と軸受37との当接部位に潤滑油脂Gを介在させることができる。
・本実施形態では、本発明をトルクセンサ14がピニオンシャフト18に設けられたラックアシスト型のEPS1に具体化した。しかし、これに限らず、継手を介して複数の軸状部材を非同軸に連結してなるステアリングシャフトにおいて、ラック軸に噛合される軸状部材、即ちピニオンシャフトにトルクセンサ14が設けられたものであれば、EPSの形式はどのようなものであってもよく、例えば所謂ピニオン型等のEPSに適用してもよい。
(付記1)請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記第1軸における前記小径部の軸方向下側の端面には凹部が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。上記構成によれば、より一層、小径部における潤滑油脂の貯留能力を強化することができる。
前記第1軸における前記軸受の内周面と対向する対向面は、その表面粗さが算術平均粗さで5μm〜12μmに設定されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
Claims (7)
- 継手を介して複数の軸状部材を非同軸に連結してなるステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトに噛合されて該ステアリングシャフトの回転に基づき往復動するラック軸とを備え、前記ラック軸に噛合される軸状部材は、それぞれが独立して回転可能に軸受により支承された二軸間をトーションバーを介して連結することにより形成されるとともに、前記トーションバーの捩れ角に基づき操舵トルクを検出するトルクセンサを備えた電動パワーステアリング装置であって、
前記トーションバーの上方に配置される第1軸には、該第1軸を支承する前記軸受の軸方向端部に対応する位置に、潤滑油脂を貯留可能であり、かつ前記第1軸の傾斜により前記軸受の軸方向端部が没入可能な小径部が形成されること、
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記小径部は、前記軸受における下方側の軸方向端部に対応する位置に形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記小径部には、前記軸受の内周面と対向する位置に、前記第1軸の軸方向上側に向って拡径するテーパ面が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記軸受の内周面に対向する前記第1軸側の対向面と前記テーパ面との接続部は、径方向外側に凸となるように湾曲して形成されること、
を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記小径部の軸方向下側には、前記軸受の内径よりも外径の大きな大径部が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記軸受の内周面と対向する前記第1軸側の対向面には、複数の溝部が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記軸受の内周面と対向する前記第1軸側の対向面には、微細な凹凸が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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