JP2010047111A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動モータ23によって減速機構24を介してボールねじ機構25のボールナット31を回転させる。ラック軸10が軸方向X1に移動する。第1のハウジング42によって支持された複列アンギュラ玉軸受41が、ボールナット31を回転可能に支持する。減速機構24は、ボールナット31に同行回転可能に取り付けられた環状の減速ギヤ34を含む。第2のハウジング43に形成されたラックストッパ59の少なくとも一部を減速ギヤ34の径方向内方に配置する。
【選択図】図2
Description
ボールねじ機構は、ラック軸に形成されたボールねじ部と、そのボールねじ部にボールを介して係合するボールナットとを備えている。ボールナットには、減速用の傘歯車が同行回転可能に連結されている。
特許文献2では、ボールナットおよび減速歯車としての傘歯車を含むユニットが、ユニットの一端のみで片持ち状に支持されている。
通例、特許文献1のように、ラック軸を軸方向に移動可能に支持する筒状のハウジングに、ラック軸の軸方向移動量を規制するためのラックストッパが形成されている。ボールナットを含むユニットとラックストッパとは、ラック軸の軸方向に離隔して配置されている。
また、上記軸受は複列アンギュラ玉軸受であり、上記減速部材は、上記ボールナットを介して上記複列アンギュラ玉軸受によって片持ち状に支持されている場合がある。これにより、ラックストッパの少なくとも一部を減速部材の径方向内方に配置するレイアウトが実質的に可能となる。すなわち、減速部材を取り付けたボールナットを、負荷容量が大きくモーメント荷重に強い複列アンギュラ玉軸受のみで支持する。すなわち、減速部材を減速部材の両側に配置された軸受によって両持ち状に支持するのではなく、減速部材の片側に配置された複列アンギュラ玉軸受によって片持ち状に支持し、他方の軸受を廃止する。これにより、ハウジングに設けたラックストッパの少なくとも一部を、減速部材の径方向内方に配置するレイアウトが実質的に可能となる。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
図1を参照して、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン8に噛み合うラック9を有して自動車の左右方向(軸方向X1に相当)に延びる転舵軸としてのラック軸10とを備えている。ピニオン軸7およびラック軸10により、ラックアンドピニオン機構からなる舵取り機構11が構成されている。
ピニオン軸7は、中間軸5およびステアリングシャフト3を介して操舵部材2とは一体回転可能に連結された入力軸17と、ピニオン8が設けられた出力軸18と、入力軸17および出力軸18を同軸上に相対回転可能に連結するトーションバー19とを備えている。ハウジング12には、ピニオン軸7を収容する筒状の筒状のピニオンハウジング91が交差状に一体に形成されている。
減速機構24は、入力軸28とは同行回転可能に設けられた駆動ギヤ33と、上記ボールナット31とは同行回転可能に設けられた減速部材としての減速ギヤ34と、中間軸29とは同行回転可能に設けられ、駆動ギヤ33および減速ギヤ34に噛み合う中間ギヤ35とを備えている。駆動ギヤ33、減速ギヤ34および中間ギヤ35のそれぞれは、平歯車により構成されていてもよいし、はすば歯車により構成されていてもよい。
本実施の形態の主に特徴とするところは、ハウジング36の第2のハウジング43に設けられたラックストッパ59の少なくとも一部を、減速ギヤ34の径方向内方に配置し、これにより、電動パワーステアリング装置1を、ラック軸10の軸方向に関して小型化した点にある。ラックストッパ59は、ラック軸10(転舵軸)と同行移動する部材としての自在継手13に当接することにより、ラック軸10の軸方向移動量を規制する。
複列アンギュラ玉軸受41は、一体化された外輪81と、軸方向に並ぶ一対の内輪82からなる内輪ユニット83と、2列のボール84とを備えており、単列アンギュラ玉軸受の背面合せに相当する。背面合せに相当しているので、モーメント荷重に対する負荷能力を高くできて好ましい。複列アンギュラ玉軸受41に代えて、例えば背面合わせの組合せアンギュラ玉軸受を用いるようにしてもよい。
入力軸28の一端28aを支持する軸受37と、中間軸29の一端29aを支持する軸受39と、ボールナット31を支持する複列アンギュラ玉軸受41とが、第1のハウジング42によって保持されている。具体的には、軸受37が、第1のハウジング42の軸受保持部45に保持され、軸受39が、第1のハウジング42の軸受保持部46に保持され、複列アンギュラ玉軸受41が、第1のハウジング42の軸受保持部47に保持されている。
図2および拡大断面図である図3を参照して、ボールナット31の一端に小径部50が形成され、ボールナット31の他端に小径部51が形成され、小径部50と小径部51との間に、大径部52が設けられている。ボールナット31の大径部52の外周に形成された保持凹部53に、複列アンギュラ玉軸受41の内輪ユニット83が嵌合されている。ボールナット31の大径部52は、保持凹部53の一端に隣接する位置決め段部54を有している。
また、小径部51の外周に、減速部材としての減速ギヤ34が圧入され、これにより、減速ギヤ34がボールナット31と同行回転可能に連結されている。減速ギヤ34およびボールナット31を含むユニットは、複列アンギュラ玉軸受41のみによって、片持ち状に支持されている。
複列アンギュラ玉軸受41の外輪81は、第1のハウジング42の上記軸受保持部47に嵌合されている。第1のハウジング42の内周には、軸受保持部47に隣接してねじ部56が形成されており、そのねじ部56に、ロックねじ57が嵌合されている。ロックねじ57と第1のハウジング42の位置決め段部63との間に、外輪81が挟持され固定されている。
図3に示すように、ラック軸10の軸方向X1に平行な方向Y1に関して、ロックねじ57の端面57aと第2のハウジング43の端面43aとが、互いの間に隙間S1を設けて対向している。また、ラック軸10の軸方向X1に平行な方向Y1に関して、ロックねじ57の端面57aと減速ギヤ34の端面34aとの距離L1が、ロックねじ57の端面57aと第2のハウジング43の端面43aとの距離L2よりも大きくされている(L1>L2)。
ラックストッパ59は、ねじ軸30を有するラック軸10の軸方向のストローク量を規制するためのストッパである。ラック軸10の端部とタイロッド14とを連結する自在継手13(図1参照)のハウジング(図示せず)が、ラックストッパ59のストッパ面60と当接することにより、ラック軸10のストローク量が規制されるようになっている。
本実施の形態によれば、図3に示すように、第2のハウジング43に設けたラックストッパ59の少なくとも一部を、減速ギヤ34の径方向内方に配置する。したがって、電動パワーステアリング装置1を、ラック軸10の軸方向X1に関して小型化することができる。
Claims (2)
- 電動モータによって減速機構を介して駆動されるボールナットを含み、上記ボールナットの回転を転舵軸の軸方向移動に変換するボールねじ機構と、
上記ボールねじ機構を収容するハウジングと、
上記ハウジングに形成された軸受保持部に嵌合され、上記ボールナットを回転可能に支持する軸受と、を備え、
上記減速機構は、上記ボールナットに同行回転可能に取り付けられた環状の減速部材を含み、
上記ハウジングは、転舵軸と同行移動する部材に当接することにより、転舵軸の軸方向移動量を規制するラックストッパを含み、
上記ラックストッパの少なくとも一部が、上記減速部材の径方向内方に配置されていることを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、上記軸受は複列アンギュラ玉軸受であり、
上記減速部材は、上記ボールナットを介して上記複列アンギュラ玉軸受によって片持ち状に支持されていることを特徴とする車両用操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008213021A JP2010047111A (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 車両用操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008213021A JP2010047111A (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 車両用操舵装置 |
Publications (1)
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JP2010047111A true JP2010047111A (ja) | 2010-03-04 |
Family
ID=42064586
Family Applications (1)
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JP2008213021A Pending JP2010047111A (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 車両用操舵装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105905156A (zh) * | 2015-02-23 | 2016-08-31 | 株式会社昭和 | 外壳结构和转向装置 |
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2008
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