JP5397827B2 - ヘアキャッチャー取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、洗面化粧台のカウンターボウルの排水口に備えられ、髪の毛を捕集するヘアキャッチャーの取付け構造に関する。
洗面ボウルの排水口に装着されて毛髪やゴミ等を捕集するヘアキャッチャーに関するもので、捕集した毛髪やゴミ等が密着し絡み合ったものであっても容易に除去することができるヘアキャッチャーとして、ゴミ捕集部を複数に分割し、分割した内、少なくとも一つを上下移動自在にしたヘアキャッチャーが開示されている。(特許文献1を参照)
使用中にヘアキャッチャーに溜まった毛髪や糸屑等を手指やブラシ等を使うことなく、簡単な操作で除去することができるヘアキャッチャーとして、捕集部材をスライド自在に取り付け、捕集部材に捕集された毛髪等のゴミを除去する際、ヘアキャッチャーをごみ箱等に向けて振ると、捕集部材は軸部材の上方へスライドし、捕集された毛髪等のゴミだけをごみ箱等へ振り落とすことができることが開示されている。(特許文献2を参照)
特開2008−81936号公報 特開2004−116228号公報
しかし、いずれの文献に開示されている技術は、ヘアキャッチャーに捕集した後の髪の毛やゴミ・糸屑を取り除き易くした技術が開示されたものであって、捕集に際して排水の流れを考慮し、いかにして髪の毛やゴミ・糸屑を取り除き易くするかが開示されていない。
本発明は捕集に際して排水の流れを考慮し、ヘアキャッチャーに捕集される髪の毛やゴミ・糸屑を取り除き易くするための洗面器排水口へのヘアキャッチャーの取付け構造を提供する。
本発明の一態様によれば、排水口を有する洗面器と、 前記排水口に備えられるヘアキャッチャーと、からなるヘアキャッチャー取付け構造であって、前記排水口は排水が流れ込む排水口の入口が半径約10mmの凸R状に形成され、前記ヘアキャッチャーは上部に前記排水口に接する上縁淵部と、前記排水に含まれる髪の毛を捕集するリブ部を有し、前記洗面器の底面からの位置が7mmから13mmの間に前記ヘアキャッチャーの上縁淵部取付けて、前記リブ部の上端を流れる排水が渦流となるようにしたことを特徴とするヘアキャッチャー取付け構造が提供される。

本発明によれば、髪の毛やゴミ・糸屑の捕集に際して、髪の毛やゴミ・糸屑取り除き易くするヘアキャッチャー取付け構造が提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明をする。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るヘアキャッチャー取付け構造を説明するための模式図である。また、図2は、図1におけるヘアキャッチャー取付け構造の断面図である。
図1および図2に示すように、洗面器1の底部に排水を流す排水口4が形成され、排水口4には髪の毛、ゴミ、糸屑などを捕集するヘアキャッチャー31が備えられている。ヘアキャッチャー31の上部には、排水口を閉じる排水栓21が上下可能に備えられている。
この洗面器1は樹脂による一体成型で作成され、洗面器1の排水口4の入口は、フランジがなく、凸R状になっている。ヘアキャッチャー31の上縁淵部33が外側に凹R状に形成され、排水口の凸R部41に取り付けられる。このように取り付けられることで、ヘアキャッチャー31の上縁淵部33と排水口の凸R部41との隙間が無くなり収まりがよく、髪の毛、ゴミ、糸屑などはヘアキャッチャー31のリブ部32側に誘導されるようになる。
洗面器1は樹脂製としたが、陶器製であっても排水口の入口が凸R状に形成されていればよい。
図3にヘアキャッチャー31を示す。a)は上から見た図を示し、b)は断面図を示す。
ヘアキャッチャーには上縁淵部33から中心に向かって下方になだらかな弓状のリブ32aが複数形成されてリブ部32を構成する。リブ32aとリブ32aの間には複数の通水孔36が形成された底部37がある。
髪の毛等を含んだ排水は洗面器の底部を排水口4へと流れ、排水口4入口の凸R部41から、凸R部41に取り付けられたヘアキャッチャー31の上縁淵部33を通り、通水孔36から排水が抜けて行く。
この際、排水は一時ヘアキャッチャーの底部37に水の溜まりを形成し、排水に含まれる髪の毛は、この水の溜まりを伝わり、複数のリブ32aに跨って捕集される。複数のリブ32aに跨って捕集される髪の毛が多い程、捨てる際に楽に捨てられる。
水の溜まりはヘアキャッチャー31の底部に形成された排水孔の大きさや数によっても変わるが、髪の毛が複数のリブ32aに跨って捕集されるには、排水が排水口4からヘアキャッチャー31に流れ込む際の角度の影響が大きい。すなわちヘアキャッチャーの上縁淵部33の排水口凸R部41に取り付けられる高さによって、捕集の状況が変化する。
本発明の第一の実施形態として、ヘアキャッチャーの外形をΦ60mm、上縁淵部とリブ上端の差を7mm、通水孔の合計の面積を880mmとした。(面積比約30%)このヘアキャッチャーを用いて、排水口の凸R部への取付けの高さを変えて捕集の状況を評価した。
評価試験1の説明
<試験1>
本発明において、ヘアキャッチャーの取付位置(高さ)を変え、排水に髪の毛の代わりにトレーサー流して、ヘアキャッチャーでのトレーサーの捕集状況を評価し、その結果を表1に示した。
取付位置は、図4に示すように排水口の凸Rに対して、排水の流れの方向(接線)と水平との成す角度で表した。
ヘアキャッチャーの上縁淵部を取付けた位置とした。
Figure 0005397827
試験No.1では、髪の毛の一部がヘアキャッチャーの上端から洗面器側にはみ出すものが見られた。
試験No.2から4では、図5に示すように、髪の毛の多くがリブの上端に捕集できた。
試験No.5では、捕集した髪の毛が多数リブにぶらさがるように捕集された。
No.1で、髪の毛の一部がヘアキャッチャーの上端から洗面器側にはみ出すものが見られたのは、接線方向の角度が浅いと、排水の速度が遅く、完全な渦流ができていないためと考えれらる。
No.2から4は、髪の毛がリブ上端に乗るように捕集されたのは、完全な渦流ができたためと考えられる。
No.5では、捕集した髪の毛が多数リブにぶらさがるように捕集されたのは、接線方向の角度が深いと、排水の速度が早く、また水流が垂直方向となるためと考えられる。
ここで、渦流は、排水栓を開いた状で、通常に水栓から吐水した場合に、排水口付近で起きる排水の流れが、渦状に排水口の凸Rに入っていく状態を言う。
通常、渦は反時計周りに発生する。排水口の凸Rにかかり始めると渦が起き始め、凸Rの半ば付近が排水の速度も上がり、ヘアキャッチャーが髪の毛をリブ上に捕集するのに適している。
一方、凸Rの終わり付近から排水管につながるところでは、排水の方向が垂直方向に変わり、排水速度も早くなる。
評価試験2の説明
ヘアキャッチャーの上縁淵部の取付位置を60°に位置し、連続する排水に髪の毛の代わりにトレーサーを流して、ヘアキャッチャーでのトレーサーの捕集状況およびヘアキャッチャーの詰まり具合を3回評価した。結果を表2に示す。
評価試験3の説明
評価試験2と同じ位置にヘアキャッチャーを取付け、この試験では、満水状態からの排水に対して、ヘアキャッチャーがどの程度捕集できるかを3回評価した。
Figure 0005397827
評価試験2、3共にトレーサーの捕集率は80%以上であり、捕集状態については、ほとんどの場合がリブの上端に捕集でき、良好な結果となった。
ヘアキャッチャー上縁淵部の取付位置を角度で示したが、凸Rが10mm程度では、上縁淵部の取付高さは洗面器の底面から7mmから13mmの位置がよい。
洗面器を示す図である。 本発明の一実施例を示す断面図である。 本発明のヘアキャッチャーを示す図である。 本発明を示す図である。 本発明での実験を示す図である。 従来のヘアキャッチャーを示す図である。
符号の説明
1 洗面ボウル(洗面器)
21 排水栓
31 ヘアキャッチャー
32 リブ
33 ヘアキャッチャー上縁淵部
34 傘状ガイド部
35 軸筒部
36 通水孔
37 ヘアキャッチャー底部
4 排水口
41 排水口凸R部

Claims (3)

  1. 排水口を有する洗面器と、
    前記排水口に備えられるヘアキャッチャーと、
    からなるヘアキャッチャー取付け構造であって、
    前記排水口は排水が流れ込む排水口の入口が半径約10mmの凸R状に形成され、
    前記ヘアキャッチャーは上部に前記排水口に接する上縁淵部と、前記排水に含まれる髪の毛を捕集するリブ部を有し、
    前記洗面器の底面からの位置が7mmから13mmの間に前記ヘアキャッチャーの上縁淵部取付けて、前記リブ部の上端を流れる排水が渦流となるようにしたことを特徴とするヘアキャッチャー取付け構造。
  2. 排水口を有する洗面器と、
    前記排水口に備えられるヘアキャッチャーと、
    からなるヘアキャッチャー取付け構造であって、
    前記排水口は排水が流れ込む排水口の入口が凸R状に形成され、
    前記ヘアキャッチャーは上部に前記排水口に接する上縁淵部と、前記排水に含まれる髪の毛を捕集するリブを有し、
    前記ヘアキャッチャーの上縁淵部は、前記排水口の凸R状の接線と水平線のなす角度が60°の位置以下に取り付けられ、
    前記リブの上端は前記排水口の凸R状の接線と水平線のなす角度が80°の位置以上に位置することを特徴とするヘアキャッチャー取付け構造。
  3. 前記上縁淵部は、外側に凹R状に形成され、前記排水口の凸Rに収まることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアキャッチャー取付け構造。
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