JP5396987B2 - 光電変換素子及び太陽電池 - Google Patents
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Description
2.前記一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする前記1に記載の光電変換素子。
3.前記一般式(2)で表される化合物のYが硫黄原子、すなわち下記一般式(3)で表される化合物であることを特徴とする前記2に記載の光電変換素子。
4.前記一般式(3)で表される化合物のR4が水素原子、すなわち下記一般式(4)で表される化合物であることを特徴とする前記3に記載の光電変換素子。
5.前記一般式(4)で表される化合物が、下記一般式(5)で表される化合物であることを特徴とする前記4に記載の光電変換素子。
6.前記一般式(4)で表される化合物が、下記一般式(6)で表される化合物であることを特徴とする前記4に記載の光電変換素子。
7.前記増感色素として、前記一般式(1)〜(6)で表される化合物から選ばれた複数の化合物を含有することを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載の光電変換素子。
本発明の光電変換素子について、図により説明する。
以下に、前記一般式(1)で表される化合物について説明する。
前記一般式(1)で表される化合物の中で、前記一般式(2)で表される化合物は、光電変換効率が高く好ましい。
前記一般式(2)で表される化合物のYが硫黄原子、すなわち前記一般式(3)で表される化合物は、光電変換効率が高く好ましい。
前記一般式(3)で表される化合物のR4が水素原子、すなわち前記一般式(4)で表される化合物は、光電変換効率が高く好ましい。
前記一般式(4)で表される化合物が、前記一般式(5)で表される化合物であることが好ましい。
前記一般式(4)で表される化合物が、前記一般式(6)で表される化合物であることが好ましい。
合成例1(色素1の合成)
下記スキームにより、色素1を合成した。
下記スキームにより、色素223を合成した。
下記スキームにより、色素638を合成した。
本発明の光電変換素子は、導電性支持体上に、少なくとも半導体に本発明の色素を担持させてなる半導体層、電荷輸送層及び対向電極を有する。以下、半導体、電荷輸送層、対向電極について順次説明する。
半導体電極に用いられる半導体としては、シリコン、ゲルマニウムのような単体、周期表(元素周期表ともいう)の第3族〜第5族、第13族〜第15族系の元素を有する化合物、金属のカルコゲニド(例えば、酸化物、硫化物、セレン化物等)、金属窒化物等を使用することができる。
本発明の光電変換素子や本発明の太陽電池に用いられる導電性支持体には、金属板のような導電性材料や、ガラス板やプラスチックフイルムのような非導電性材料に導電性物質を設けた構造のものを用いることができる。導電性支持体に用いられる材料の例としては金属(例えば白金、金、銀、銅、アルミニウム、ロジウム、インジウム)あるいは導電性金属酸化物(例えばインジウム−スズ複合酸化物、酸化スズにフッ素をドープしたもの)や炭素を挙げることができる。導電性支持体の厚さは特に制約されないが、0.3〜5mmが好ましい。
本発明に係る半導体層の作製方法について説明する。
まず、半導体の微粉末を含む塗布液を調製する。この半導体微粉末はその1次粒子径が微細な程好ましく、その1次粒子径は1〜5000nmが好ましく、さらに好ましくは2〜50nmである。半導体微粉末を含む塗布液は、半導体微粉末を溶媒中に分散させることによって調製することができる。溶媒中に分散された半導体微粉末は、その1次粒子状で分散する。溶媒としては半導体微粉末を分散し得るものであればよく、特に制約されない。
上記のようにして得られた半導体微粉末含有塗布液を、導電性支持体上に塗布または吹き付け、乾燥等を行った後、空気中または不活性ガス中で焼成して、導電性支持体上に半導体層(半導体膜とも言う)が形成される。
半導体の増感処理は、前述のように本発明の色素を適切な溶媒に溶解し、その溶液に前記半導体を焼成した基板を浸漬することによって行われる。その際には半導体層(半導体膜ともいう)を焼成により形成させた基板を、予め減圧処理したり加熱処理したりして膜中の気泡を除去しおくことが好ましい。このような処理により、本発明の色素が半導体層(半導体膜)内部深くに進入できるようになり、半導体層(半導体膜)が多孔質構造膜である場合には特に好ましい。
半導体を焼成した基板を本発明の色素を含む溶液に浸漬する時間は、半導体層(半導体膜)に深く進入して吸着等を充分に進行させ、半導体を十分に増感させることが好ましい。また、溶液中での色素の分解等により生成して分解物が色素の吸着を妨害することを抑制する観点から、25℃条件下では3〜48時間が好ましく、さらに好ましくは4〜24時間である。この効果は、特に半導体膜が多孔質構造膜である場合において顕著である。ただし、浸漬時間については25℃条件での値であり、温度条件を変化させた場合には、上記の限りではない。
本発明に用いられる電荷輸送層について説明する。
本発明に用いられる対向電極について説明する。
本発明の太陽電池について説明する。
〔光電変換素子1の作製〕
酸化チタンペースト(アナターゼ型、1次平均粒径(顕微鏡観察平均)18nm、ポリエチレングリコール分散)を、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)導電性ガラス基板へスクリーン印刷法(塗布面積5×5mm2)により塗布した。塗布及び乾燥(120℃で3分間)を3回繰り返し、200℃で10分間及び500℃で15分間焼成を行い、厚さ15μmの酸化チタン薄膜を得た。この薄膜上に、さらに酸化チタンペースト(アナターゼ型、1次平均粒径(顕微鏡観察平均)400nm、ポリエチレングリコール分散)を同様の方法で塗布し、厚さ5μmの酸化チタン薄膜を京成した。
光電変換素子1の作製において、色素1を表1に記載の本発明の色素に変更した以外は同様にして、光電変換素子2〜40を作製した。
光電変換素子1の作製において、色素1をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液の代わりに、色素1をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液及び色素757をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液を1:1の比で混合した色素溶液に変更した以外は同様にして、光電変換素子41を作製した。
光電変換素子1の作製において、色素1をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液の代わりに、色素65をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液及び色素76をアセトニトリル:t−ブチルアルコール=1:1の混合溶媒に溶解した5×10−4mol/lの溶液を1:1の比で混合した色素溶液に変更した以外は同様にして、光電変換素子42を作製した。
光電変換素子1の作製において、色素1を色素801に変更し、電荷移動層(電解液)にはヨウ化1−メチル−3−ブチルイミダゾリウム0.6mol/l、ヨウ化リチウム0.1mol/l、ヨウ素0.05mol/l、4−(t−ブチル)ピリジン0.5mol/lを含む3−メトキシプロピオニトリルの溶液を用いた以外は同様にして、光電変換素子43を作製した。
光電変換素子43の作製において、色素801を色素802に変更した以外は同様にして、光電変換素子44を作製した。
酸化チタンペースト(アナターゼ型、1次平均粒径(顕微鏡観察平均)18nm、ポリエチレングリコール分散)を、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)導電性ガラス基板へスクリーン印刷法(塗布面積5×5mm2)により塗布し200℃で10分間及び450℃で15分間焼成を行い、厚さ1.5μmの酸化チタン薄膜を得た。
光電変換素子45の作製において、色素を色素801に変更した以外は同様にして、光電変換素子46を作製した。
作製した光電変換素子を、ソーラーシュミレータ(英弘精機製)を用い、AMフィルター(AM−1.5)を通したキセノンランプから100mW/cm2の擬似太陽光を照射することにより行った。即ち、光電変換素子について、I−Vテスターを用いて室温にて電流−電圧特性を測定し、短絡電流(Isc)、開放電圧(Voc)、及び形状因子(F.F.)を求め、これらから光電変換効率(η(%))を求めた。
2、7 透明導電膜
3 半導体
4 増感色素
5 電荷輸送層
6 対向電極
8 白金
Claims (9)
- 対向する一対の電極間に、少なくとも増感色素を半導体に担持してなる半導体層及び電荷輸送層が設けられている色素増感型光電変換素子において、前記増感色素が下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする光電変換素子。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、下記一般式(2)で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換素子。
- 前記一般式(2)で表される化合物のYが硫黄原子、すなわち下記一般式(3)で表される化合物であることを特徴とする請求項2に記載の光電変換素子。
- 前記一般式(3)で表される化合物のR4が水素原子、すなわち下記一般式(4)で表される化合物であることを特徴とする請求項3に記載の光電変換素子。
- 前記一般式(4)で表される化合物が、下記一般式(5)で表される化合物であることを特徴とする請求項4に記載の光電変換素子。
- 前記一般式(4)で表される化合物が、下記一般式(6)で表される化合物であることを特徴とする請求項4に記載の光電変換素子。
- 前記増感色素として、前記一般式(1)〜(6)で表される化合物から選ばれた複数の化合物を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光電変換素子。
- 前記半導体層を形成する半導体が酸化チタンであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光電変換素子。
- 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光電変換素子を有することを特徴とする太陽電池。
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