JP5394404B2 - キナーゼ阻害剤として有用な置換イミダゾピリダジン類 - Google Patents

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Description

本願は、2008年2月6日に出願された米国特許出願第61/026,651号の優先権の利益を主張する。
本発明は、抗癌剤として有用な新規の置換イミダゾピリダジン類に関する。本発明はまた、増殖性および他の型の疾患の治療における該化合物の使用方法、並びに該化合物を含む医薬組成物にも関する。
本発明は、タンパク質キナーゼ酵素を阻害する縮合ヘテロ環化合物、タンパク質キナーゼを阻害する化合物を含む組成物、並びにタンパク質キナーゼの過剰発現または上方調節の特徴を有する疾患を治療するためのタンパク質キナーゼ酵素の阻害剤の使用方法に関する。タンパク質キナーゼは、細胞内シグナル伝達を媒介する。これは、ヌクレオシド三リン酸からシグナル伝達経路に関与するタンパク質受容体へのリン酸転移を行うことによってなされる。細胞外および他の刺激が、細胞内部に生じる様々な細胞応答を引き起こす、多数のキナーゼおよび経路が存在する。細胞外刺激は、細胞増殖、遊走、分化、ホルモン分泌、転写因子の活性化、筋収縮、グルコース代謝、タンパク質合成の調節および細胞周期の制御に関する一つ以上の細胞応答を行いうる。
多くの疾患は、タンパク質キナーゼを介した現象によって引き起こされる異常な細胞応答と関係がある。これらの疾患には、自己免疫疾患、炎症疾患、神経性および神経変性疾患、癌、循環器疾患、アレルギーおよび喘息、アルツハイマー病またはホルモン関連疾患が含まれる。したがって、治療剤として有効なタンパク質キナーゼ阻害剤を見出すための相当な努力が医薬品化学においてなされてきた。
セリン/スレオニンキナーゼは、将来の小分子阻害剤のために最も有望な薬物標的のうちの一つであるタンパク質キナーゼのクラスである。セリン/スレオニンキナーゼの阻害は、癌、糖尿病および様々な炎症障害の治療に関連がありそうである。Bcr/Ablタンパク質キナーゼ阻害剤としてのグリベックの開発の成功によって、タンパク質キナーゼ(例えばタンパク質キナーゼCK2)が癌治療の可能性を有する有効な薬物標的であるというさらなる根拠が与えられている。
タンパク質キナーゼCK2(以前はカゼインキナーゼIIとして知られていた)は、高度に保存されたセリン/スレオニンキナーゼである。哺乳類において、該酵素は、該酵素の触媒サブユニットにおける変化のため、2つのアイソザイム型であるCK2α(CK2A1)およびCK2α'(CK2A2)で存在する。タンパク質キナーゼCK2は普遍的に発現しており、真核生物において構成的に活性である。それは様々な細胞タンパク質と相互作用し、細胞複製、例えば細胞増殖および分化、細胞生存、および腫瘍形成に関与している。腫瘍形成に関して、タンパク質キナーゼCK2は、腎腫瘍(Stalter et al., 「Asymmetric expression of protein kinase CK2 subunits in human kidney tumors」, Biochem. Biophys. Res. Commun., 202:141-147 (1994))、乳腺腫瘍(Landesman-Bollag et al., 「Protein kinase CK2 in mammary gland tumorigenesis」, Oncology, 20:3247-3257 (2001))、肺癌(Daya-Makin et al., 「Activation of a tumor-associated protein kinase (p40TAK) and casein kinase II in human squamous cell carcinomas and adenocarcinomas of the lung」, Cancer Res., 54:2262-2268 (1994))、頭頚部癌(Faust et al., 「Antisense oligonucleotides against protein kinase CK2-α inhibit growth of squamous cell carcinoma of the head and neck in vitro」, Head Neck, 22:341-346 (2000))、および前立腺癌(Wang et al., 「Role of protein kinase CK2 in the regulation of tumor necrosis factor-related apoptosis inducing ligand-induced apoptosis in prostate cancer cells」, Cancer Res., 66:2242-2249 (2006))に関与している。
タンパク質キナーゼの阻害剤は広範囲に探索されており、いくつかの出版によって有効な化合物クラスが報告されている。例えば、CK2キナーゼ阻害剤としてのピラゾロトリアジン類がNieらに報告され(Bioorgainic & Medicinal Chemistry Letters, 17 (2007))、IRAKキナーゼ修飾因子としてのイミダゾピリダジン類がWO 2008/030579に報告された。また、特定のイミダゾピリダジン化合物は、WO 2007/038314(2007年4月5日に公開)、WO 2008/0045536(2008年2月21日に公開)に開示された(両方とも本譲受人に譲渡された)。本発明は、タンパク質キナーゼ、特にCK2キナーゼの有効な阻害剤であることが見い出された新しいクラスのイミダゾピリダジンアミド類に関する。これらの新規化合物は、そのドラッガビリティ(drugability)に重要である、望ましい安定性、バイオアベイラビリティ、治療指数および毒性値を有する医薬品として有用であるように提供される。
(発明の概要)
本発明は、癌の治療のためにタンパク質キナーゼ酵素、特にタンパク質キナーゼCK2を阻害する式(I)〜(If)の縮合ヘテロ環化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物もしくはプロドラッグに関する。
本発明はまた、本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを製造するための方法および中間体も提供する。
本発明はまた、医薬的に許容される担体、並びに少なくとも一つの本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを含む医薬組成物も提供する。
本発明はまた、治療有効量の少なくとも一つの本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、このような治療が必要な患者に投与することを特徴とする、タンパク質キナーゼCK2の活性の阻害方法も提供する。
本発明はまた、治療有効量の少なくとも一つの本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグを、このような治療が必要な患者に投与することを特徴とする、血管形成の阻害方法または癌の治療方法も提供する。
本発明はまた、治療に使用するための、本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグも提供する。
本発明はまた、ヒトの患者における癌、特に、CK2酵素の阻害による治療に感受性を示す癌の治療剤の製造における、本発明の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、医薬的に許容される塩、溶媒和物、もしくはプロドラッグの使用も提供する。
本発明のこれらおよび他の特徴は、開示の連続(disclosure continue)としての拡充形で示される。
(発明の詳細な説明)
本発明は、抗癌剤として有用な新規イミダゾピリダジン化合物、このような新規化合物を用いた医薬組成物およびこのような化合物の使用方法を提供する。
本発明に従って、式I:
Figure 0005394404
[式中、
1およびR3は各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、およびC1-4アルキルから選択され;
2は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;
4は、水素、アルキル、置換アルキル、−C(=O)アルキル、
−S(O)2アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;
5は、水素およびC1-4アルキルから選択され;
6は、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;および
7は、水素およびC1-4アルキルから選択され;または
6およびR7は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6もしくは7員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環、または適宜置換されていてもよい7〜11員二環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環を形成し;
8は、水素およびC1-4アルキルから選択されるが;
但し、R2
Figure 0005394404
であり、R4
Figure 0005394404
であり、R6
Figure 0005394404
である場合、R3は水素ではない]
の開示された化合物、またはその医薬的に許容される塩が存在する。
式Iの化合物の一つの態様において、R2は、アリール、置換アリール、C3-7シクロアルキル、置換C3-7シクロアルキル、5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリール、並びに置換5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択される。
式Iの化合物の別の態様において、R2は、フェニル、シクロヘキシル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾチアゾリル、ピリダジニル ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、チエニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、トリアジニル、およびトリアゾリルから選択され、その中で、
各R2は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−NR2a2b、−NR2aC(O)R2b、C(O)NR2a2b −C(O)OR2aで適宜置換されていてもよく、
2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択される。
式Iの化合物の別の態様において、R4は、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され、その中で、各R4は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;
1、T2、およびT3は各々独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CHR)rSO3H、−(CHR)rSR9、−(CHR)rS(O)p11、−(CHR)rS(O)pNR910、−(CHR)rNR9S(O)p11、−(CHR)rOR9、−(CHR)rNR910、−(CHR)rNR9C(=O)R10、−(CHR)rNR9C(=O)NR910、−(CHR)rC(=O)OR9、−(CHR)rC(=O)R9、−(CHR)r OC(=O)R9、−(CHR)rC(=O)NR910、−(CHR)r−シクロアルキル、−(CHR)r−ヘテロシクロ、−(CHR)r−アリール、および−(CHR)r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各pは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;または
隣接する環原子に位置しているT1およびT2は、それらに結合する環原子と一緒になって、縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロを形成し、その中で、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
9およびR10は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;あるいはR9およびR10は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロアリールまたはヘテロシクロを形成し、その中で、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
各R11は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
12、R13、およびR14は各々独立して、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、C2-4アルケニル、置換C2-4アルケニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−OCF3、−C(=O)H、−C(=O)(C1-4アルキル)、−CO2H、−CO2(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−NH2、−NH(C1-4アルキル)、−N(C1-4アルキル)2、−N(C1-4アルキル)3 +、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、および適宜置換されていてもよいフェニルから選択される。
式Iの化合物のさらに別の態様において、R4は、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、4、5、または6員単環式ヘテロアリールまたはヘテロシクロから選択され、各化学基は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;並びに
1、T2、およびT3は各々独立して、F、Cl、Br、C1-4アルキル、ハロアルキル、C1-4アルキルチオ、フェノキシ、シアノ、−(CH2rOR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rS(O)211、−(CH2rS(O)2NR910、−(CH2rOH、−(CH2rCN、−(CH2rシクロヘキシル、−(CH2rフェニル、−(CH2rモルホリニル、−(CH2rピリジル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rテトラゾリル、−(CH2rシクロプロピル、−(CH2rピロリジニル、−(CH2rピペリジニル、−(CH2rフリル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピリミジニル、−(CH2rピペラジニル、および−(CH2rピラジジニル(pyradizinyl)、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rトリアゾリル、−(CH2rチアゾリルから選択され、各環の化学基は、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各rは独立して、0、1、または2であり;
9およびR10は各々独立して、水素、C1-4アルキル、
ハロC1-4アルキル、−(CH2vOH、−(CH2vN(アルキル)2、C3-6シクロアルキル、フェニル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルから選択され、その中で、前記C3-6シクロアルキル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルは、NH2、ヒドロキシ、C1-4アルキルおよびアリールで適宜置換されていてもよく;各vは独立して、1、2、または3であり;
12、R13、およびR14は各々独立して、ヒドロキシ、C1-4アルキルおよびフェニルから選択され、それらは適宜、ヒドロキシ、ニトロ、およびハロゲンで置換されていてもよい。
式Iの化合物のさらに別の態様において、R6は、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、5または6員単環式ヘテロシクロおよびヘテロアリール環から選択され、その中で、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよく;
4、T5およびT6は独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CHR)rSR15、−(CHR)rS(O)q17、−(CHR)rS(O)qNR1516、−(CHR)rNR15S(O)q17、−(CHR)rNR15S(O)qNR1516、−(CHR)rOR15、−(CHR)rNR1516、−(CHR)rNR15C(=O)R16、−(CHR)rNR15C(=O)OR16、−(CHR)rNR15C(=O)NR1516、−(CHR)rC(=O)R15、−(CHR)rC(=O)OR15、−(CHR)rOC(=O)R15、−(CHR)rSO3H、−(CHR)rC(=O)NR1516、−(CHR)r−シクロアルキル、−(CHR)r−ヘテロシクロ、−(CHR)r−アリール、および−(CHR)r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、OHおよびNH2で適宜置換されていてもよく;各qは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
15およびR16は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
各R17は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択される。
式Iの化合物のさらに別の態様において、R6は、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、5または6員単環式ヘテロシクロおよびヘテロアリール環から選択され、その中で、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよく;
4、T5およびT6は独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CHR)rSR15、−(CHR)rS(O)q17、−(CHR)rS(O)qNR1516、−(CHR)rNR15S(O)q17、−(CHR)rNR15S(O)qNR1516、−(CHR)rOR15、−(CHR)rNR1516、−(CHR)rNR15C(=O)R16、−(CHR)rNR15C(=O)OR16、−(CHR)rNR15C(=O)NR1516、−(CHR)rC(=O)R15、−(CHR)rC(=O)OR15、−(CHR)rOC(=O)R15、−(CHR)rSO3H、−(CHR)rC(=O)NR1516、−(CHR)r−シクロアルキル、−(CHR)r−ヘテロシクロ、−(CHR)r−アリール、および−(CHR)r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、OHおよびNH2で適宜置換されていてもよく;各qは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
15およびR16は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
各R17は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択される。
式Iの化合物のさらに別の態様において、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよいC1-4アルキルであり;
4、T5およびT6は各々独立して、OR15、NR1516、NR15C(=O)R16、NR15C(=O)OR16、NR15C(=O)NR1516、−C(=O)OR15、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、およびヘテロアリールから選択され;
15およびR16は各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
7は、水素およびC1-3アルキルから選択され;または
6およびR7は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6もしくは7員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環、または適宜置換されていてもよい7〜11員二環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環を形成する。
本発明のさらに別の態様は、式I(a):
Figure 0005394404
[式中、
2は、アリール、置換アリール、C3-7シクロアルキル、置換C3-7シクロアルキル、5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリール、並びにハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−NR2a2b、−NR2aC(O)R2b、C(O)NR2a2b −C(O)OR2aで適宜置換されていてもよい置換5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択され、その中で、R2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択され;
4は、水素、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され、各化学基は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;
1、T2、およびT3は各々独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CH2rSO3H、−(CH2rSR9、−(CH2rS(O)p11、−(CH2rS(O)pNR910、−(CH2rNR9S(O)p11、−(CH2rOR9、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rOC(=O)R9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−ヘテロシクロ、−(CH2r−アリール、および−(CH2r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;または
隣接する環原子に位置しているT1およびT2は、それらに結合する環原子と一緒になって、縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロを形成し、その中で、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各pは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
9およびR10は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;あるいはR9およびR10は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロアリールまたはヘテロシクロを形成し、その中で、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
各R11は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
12、R13、およびR14は各々独立して、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、C2-4アルケニル、置換C2-4アルケニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−OCF3、−C(=O)H、−C(=O)(C1-4アルキル)、−CO2H、−CO2(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−NH2、−NH(C1-4アルキル)、−N(C1-4アルキル)2、−N(C1-4アルキル)3 +、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、および適宜置換されていてもよいフェニルから選択され;
6は、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、5または6員単環式ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択され、その中で、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよく;
4、T5およびT6は独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CH2rSR15、−(CH2rS(O)q17、−(CH2rS(O)qNR1516、−(CH2rNR15S(O)q17、−(CH2rNR15S(O)qNR1516、−(CH2rOR15、−(CH2rNR1516、−(CH2rNR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)OR16、−(CH2rNR15C(=O)NR1516、−(CH2rC(=O)R15、−(CH2rC(=O)OR15、−(CH2rOC(=O)R15、−(CH2rSO3H、−(CH2rC(=O)NR1516、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−ヘテロシクロ、−(CH2r−アリール、および−(CH2r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、OHまたはNH2で適宜置換されていてもよく;各qは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
15およびR16は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
各R17は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択される]
を有する化合物に関する。
式I(a)の化合物のさらに別の態様において、R2は、フェニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびベンゾチアゾリルから選択され、その中で、各R2は、F、Cl、Br、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−OR2a、−NR2a2b、−NHC(O)R2a −C(O)NR2a2bで適宜置換されていてもよく、R2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択され;
4は、C1-4アルキル、フェニル、C3-6シクロアルキル、および4、5、もしくは6員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロから選択され、各々、1〜2個の化学基である、T1および/またはT2で適宜置換されていてもよく;
1およびT2は各々独立して、F、Cl、Br、C1-4アルキル、ハロアルキル、シアノ、−(CH2rOR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rS(O)211、−(CH2rS(O)2NR910、−(CH2rCN、−(CH2rシクロヘキシル、−(CH2rフェニル、−(CH2rモルホリニル、−(CH2rピリジル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rシクロプロピル、−(CH2rピロリジニル、−(CH2rピペリジニル、−(CH2rフリル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピリミジニル、−(CH2rピペラジニル、および−(CH2rピラジジニル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rトリアゾリル、−(CH2rテトラゾリル、−(CH2rチアゾリルから選択され、各化学基は、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
9およびR10は各々独立して、水素、C1-4アルキル、ハロC1-4アルキル、−(CH2rOH、−(CH2rN(アルキル)2、C3-6シクロアルキル、フェニル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルから選択され、各環は、NH2、C1-4アルキルおよびアリールで適宜置換されていてもよく;
各R11は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
12、R13、およびR14は各々独立して、ヒドロキシ;ヒドロキシおよびハロゲンで適宜置換されていてもよいC1-4アルキル;並びにフェニルから選択され;
6は、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキル、5〜6員単環式ヘテロアリールまたはヘテロシクロから選択され、各化学基は、1〜2個の化学基である、T4およびT5で適宜置換されていてもよく;
4およびT5は各々独立して、−(CH2rNR1516、−(CH2rNR15S(O)q17、−(CH2rNR15S(O)qNR1516、−(CH2rOR15、−(CH2rNR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)NR15C(O)R16、−(CH2rNR15C(=O)OR16、−(CH2rNR15C(=O)NR1516、−(CH2rC(=O)OR15、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−アリール、−(CH2r−ヘテロアリール、および−(CH2r−ヘテロシクロから選択され;各qは独立して、1または2であり、各rは独立して、0、1、または2であり;
15およびR16は各々独立して、水素、シアノ、−(CR2021w22、−(CR2021wNR1819、−(CR2021wNR18C(=O)R19、−(CR2021wC(=O)R18、−(CR2021wC(=O)NR1819、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18、−(CR2021wS(O)222、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され、その中で、該置換基は、C1-4アルキル、F、Cl、Br、NH2、NO2、CN、およびOHから選択され;または
15およびR16は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、OH;無置換C1-4アルキル;および−O(C1-4アルキル)で置換されたC1-4アルキルで適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;各wは独立して、1、2、または3であり;
17は独立して、シアノ、−(CR2021w22、(CR2021wNR1819、−(CR2021wNR18C(O)R19、−(CR2021wC(=O)R1819、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18(各wは独立して、1、2、または3である);アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され、その中で、該置換基は、C1-4アルキル、F、Cl、Br、NH2、NO2、CN、およびOHから選択され;
18およびR19は各々独立して、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC2-4アルキニルから選択され、各々、C1-6アルキル −(CH2r−C3-6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SHで適宜置換されていてもよく;または
18およびR19は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;
20およびR21は各々独立して、水素、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SH、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC2-4アルキニル、C3-6シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され;
22は、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、NHC(=NH)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、およびフェニルから選択され、その中で、前記ヘテロシクロ、ヘテロアリール、およびフェニルは、C1-4アルキル、ハロゲン、および=Oで適宜置換されていてもよい。
本発明のさらなる態様は、以下の式I(b)、I(c)、I(d)、I(e)、およびI(f):
Figure 0005394404
Figure 0005394404
[式中、
変量(variable)R2、R4、R6、T4(それらが出てきた場合)は、式I(a)および/またはI(b)の化合物について上記で示されるいずれの態様(例えば、いずれのさらなるまたは好ましい態様においても列挙されるもの)から選択されてもよく;並びに
1は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−NR2a2b、−C(O)NR2a2bであってもよく、R2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択される]
の化合物に関する。
本発明の化合物には、これらに限らないが、以下が含まれる:
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(3−アゼチジニルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロブチルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−((ジメチルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル、
(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸メチル、
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−((イソプロピルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−(L−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans−4−((ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
N−(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((2−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル、
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(3−ピリジン−3−イルウレイド)シクロヘキシルアミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリミジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−フルオロ−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
8−アセトアミド−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、および
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((メチルスルホニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド。
さらに別の態様は、ヒトの患者における癌、特に、CK2酵素の阻害による治療に感受性を示す癌の治療剤の製造における、式Iの化合物の使用、および/または式I(a)の化合物の使用に関する。
以下は、本明細書の中で用いられ得る用語の定義である。特にことわりが無ければ、本明細書の中で基または用語に関して提供される最初の定義は、本明細書にわたり単独でまたは別の基の一部として、その基または用語に適用する。
用語「アルキル」とは、直鎖または分枝鎖の、1〜20炭素原子、好ましくは1〜7炭素原子の無置換炭化水素基をいう。用語「低級アルキル」とは、炭素原子が1〜4の無置換アルキル基をいう。
用語「置換アルキル」は、例えば1〜4個の置換基[例えば、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、オキソ、アルカノイル、アリールオキシ、アルカノイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、2つのアミノ置換基がアルキル、アリールまたはアリールアルキルから選択される二置換アミン;アルカノイルアミノ、アロイルアミノ、アラルカノイルアミノ、置換アルカノイルアミノ、置換アリールアミノ、置換アラルカノイルアミノ、チオール、アルキルチオ、アリールチオ、アリールアルキルチオ、アルキルチオノ、アリールチオノ、アリールアルキルチオノ、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、スルホンアミド(例えばSO2NH2)、置換スルホンアミド、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバミル(例えばCONH2)、置換カルバミル(例えばCONHアルキル、CONHアリール、CONHアリールアルキル、またはアルキル、アリールもしくはアリールアルキルから選択された窒素に2つの置換基がある場合);アルコキシカルボニル、アリール、置換アリール、グアニジノ、ヘテロサイクリル(例えば、インドリル、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、ピロリジル、ピリジル、ピリミジル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ホモピペラジニルなど)、および置換ヘテロサイクリル]で置換されたアルキル基を指す。上記において、置換基がさらに置換される場合、それはアルキル、アルコキシ、アリールまたはアリールアルキルによってである。
用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、フッ素(フルオロ)、塩素(クロロ)、臭素(ブロモ)およびヨウ素(ヨード)をいう。
用語「アリール」とは、環部分が6〜12炭素原子を有する単環式または二環式芳香族炭化水素基をいい、例えばフェニル、ナフチル、ビフェニルおよびジフェニル基などであり、そのそれぞれは置換されてもよい。
用語「アリールオキシ」、「アリールアミノ」、「アリールアルキルアミノ」、「アリールチオ」、「アリールアルカノイルアミノ」、「アリールスルホニル」、「アリールアルコキシ」、「アリールスルフィニル」、「アリールヘテロアリール」、「アリールアルキルチオ」、「アリールカルボニル」、「アリールアルケニル」、または「アリールアルキルスルホニル」とは、それぞれ、酸素;アミノ;アルキルアミノ;チオ;アルカノイルアミノ;スルホニル;アルコキシ;スルフィニル;ヘテロアリールもしくは置換ヘテロアリール;アルキルチオ;カルボニル;アルケニル;またはアルキルスルホニルに結合している、アリールまたは置換アリールをいう。
用語「アリールスルホニルアミノカルボニル」とは、アミノカルボニルに結合しているアリールスルホニルをいう。
用語「アリールオキシアルキル」、「アリールオキシカルボニル」または「アリールオキシアリール」とは、それぞれ、アルキルもしくは置換アルキル;カルボニル;またはアリールもしくは置換アリールに結合しているアリールオキシをいう。
用語「アリールアルキル」とは、少なくとも一つの炭素原子に結合している、少なくとも一つの水素原子がアリールまたは置換アリールに置き換わっている、アルキルまたは置換アルキルをいう。典型的なアリールアルキルには、これらに限定されないが、例えばベンジル、2−フェニルエタン−1−イル、2−フェニルエテン−1−イル、ナフチルメチル、2−ナフチルエタン−1−イル、2−ナフチルエテン−1−イル、ナフトベンジル、および2−ナフトフェニルエタン−1−イルが含まれる。
用語「アリールアルキルオキシ」とは、酸素結合を介して結合されているアリールアルキル(−O−アリールアルキル)をいう。
用語「置換アリール」とは、例えば1〜4個の置換基(例えばアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アリールアルキル、ハロ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アルコキシ、アルカノイル、アルカノイルオキシ、アリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アリールアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルカノイルアミノ、チオール、アルキルチオ、ウレイド、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルボキシアルキル、カルバミル、アルコキシカルボニル、アルキルチオノ、アリールチオノ、アリールスルホニルアミン、スルホン酸、アルキルスルホニル、スルホンアミド、アリールオキシなど)で置換されたアリール基をいう。その置換基は、さらにヒドロキシ、ハロ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリールまたはアリールアルキルによって置換され得る。
用語「ヘテロアリール」とは、適宜置換されていてもよい芳香族基をいい、例えば、それは、4〜7員単環式、7〜11員二環式、または10〜15員三環式環構造であり、それは、少なくとも一つのヘテロ原子および少なくとも一つの炭素原子含有環を有する(例えば、ピリジン、テトラゾール、インダゾール、チオフェン、インドール、ピリミジン)。
用語「アルケニル」とは、1〜4二重結合を有する、2〜20炭素原子、好ましくは2〜15炭素原子、そして最も好ましくは2〜8炭素原子の直鎖または分枝鎖炭化水素基をいう。
用語「置換アルケニル」とは、例えば、1〜2個の置換基(例えば、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルカノイル、アルカノイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルカノイルアミノ、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、アルキルスルホニル、スルホンアミド、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバミル、置換カルバミル、グアニジノ、インドリル、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、ピロリジル、ピリジル、ピリミジルなど)で置換されたアルケニル基をいう。
用語「アルキニル」とは、1〜4三重結合を有する、2〜20炭素原子、好ましくは2〜15炭素原子、そして最も好ましくは2〜8炭素原子の直鎖または分枝鎖炭化水素基をいう。
用語「置換アルキニル」とは、例えば、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アルカノイル、アルカノイルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルカノイルアミノ、チオール、アルキルチオ、アルキルチオノ、アルキルスルホニル、スルホンアミド、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバミル、置換カルバミル、グアニジノおよびヘテロサイクリル、例えば、イミダゾリル、フリル、チエニル、チアゾリル、ピロリジル、ピリジル、ピリミジルなどの置換基によって置換されたアルキニル基をいう。
用語「ヘテロ環」、「ヘテロ環式」、「ヘテロシクロ」、および「ヘテロサイクリル」とは、少なくとも一つの炭素原子を有する環において、少なくとも一つのヘテロ原子を有する、適宜置換されていてもよい、十分に飽和もしくは不飽和な、芳香族もしくは非芳香族環基(例えば、4〜7員単環式、7〜11員二環式、または10〜15員三環式環系)をいう。ヘテロ原子を含む、ヘテロ環基のそれぞれの環は、窒素原子、酸素原子および硫黄原子から選択されるヘテロ原子を1つ、2つもしくは3つ有してもよく、その場合に窒素および硫黄ヘテロ原子は適宜酸化されてもよく、また窒素ヘテロ原子は適宜四級化されてもよい。ヘテロ環基は、任意のヘテロ原子または炭素原子で結合し得る。
代表的な単環式ヘテロ環式基には、ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、オキセタニル、ピラゾリニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、フリル、テトラヒドロフリル、チエニル、オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、ホモピペラジニル、2−オキソホモピペラジニル、2−オキソピロリジニル、2−オキサゼピニル、アゼピニル(azepinyl)、4−ピペリドニル、ピリジル、N−オキソ−ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チアモルホリニル、チアモルホリニルスルホキシド、チアモルホリニルスルホン、1,3−ジオキソランおよびテトラヒドロ−1、1−ジオキソチエニル、ジオキサニル、イソチアゾリジニル、チエタニル、チイラニル、トリアジニル、およびトリアゾリルなどが含まれる。
代表的な二環式ヘテロ環式基には、インドリル、2,3−ジヒドロ−2−オキソ−1H−インドリル、ベンゾチアゾリル、ベンズオキサゾリル、ベンゾチエニル、キヌクリジニル、キノリニル、キノリニル−N−オキシド、テトラヒドロイソキノリニル、イソキノリニル、ベンジミダゾリル、ベンゾピラニル、インドリジニル、ベンゾフリル、クロモニル、クマリニル、シンノリニル、キノキサリニル、インダゾリル、ピロロピリジル、フロピリジニル(例えば、フロ[2,3−c]ピリジニル、フロ[3,1−b]ピリジニル]またはフロ[2,3−b]ピリジニル)、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロキナゾリニル(例えば、3,4−ジヒドロ−4−オキソ−キナゾリニル)、ベンズイソチアゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾジアジニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾトリアゾリル、ベンズピラゾリル、1,3−ベンゾジオキソリル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニルスルホン、ジヒドロベンゾピラニル、インドリニル、インダゾリル、イソクロマニル、イソインドリニル、ナフチリジニル、フタルアジニル、ピペロニル、プリニル、ピリドピリジル、ピロロトリアジニル、キナゾリニル、テトラヒドロキノリニル、チエノフリル、チエノピリジル、チエノチエニル、などが含まれる。
代表的な置換基には、上記の一つ以上のアルキル基もしくはアリールアルキル基、またはアルキル置換基として上述した一つ以上の基が含まれる。
また、より小さなヘテロサイクリル(エポキシドおよびアジリジン)も含まれる。
用語「炭素環」または「カルボサイクリル」とは、3〜12原子を含む、安定な、飽和、部分的に飽和または不飽和の、単環式または二環式炭化水素環をいう。特に、これには、5もしくは6原子を含む単環式環、または9もしくは10原子を含む二環式環が含まれる。適当な値には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ジヒドロインデニルおよびテトラヒドロナフチルが含まれる。本明細書における「炭素環」または「カルボシクリル」に関して、用語「適宜置換されていてもよい」とは、その炭素環がアルキル(好ましくは、低級アルキル)、アルコキシ(好ましくは、低級アルコキシ)、ニトロ、モノアルキルアミノ(好ましくは、低級アルキルアミノ)、ジアルキルアミノ(好ましくは、ジ(低級)アルキルアミノ)、シアノ、ハロ、ハロアルキル(好ましくはトリフルオロメチル)、アルカノイル、アミノカルボニル、モノアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキルアミド(好ましくは低級アルキルアミド)、アルコキシアルキル(好ましくは、低級アルコキシ(低級)アルキル)、アルコキシカルボニル(好ましくは、低級アルコキシカルボニル)、アルキルカルボニルオキシ(好ましくは、低級アルキルカルボニルオキシ)並びにアリール(好ましくはフェニル)、前記アリールでハロ、低級アルキルおよび低級アルコキシ基で適宜置換されるアリールから独立して選択される一またはそれ以上の基によって、一またはそれ以上の置換可能な環位置で置換されてもよいことを示す。
用語「ヘテロ原子」には、酸素、硫黄および窒素が含まれる。
用語「アルキルスルホン」は、−RkS(=O)2kで、そのRkがアルキルまたは置換アルキルであるものを指す。
用語「オキソ」は、2価の基である=Oを指す。
用語「カルバメート」は、−OC(=O)NH2の基を指す。
用語「アミド」は、−C(=O)NH2の基を指す。
用語「スルホンアミド」は、−SO2NH2の基を指す。
用語「置換アミド」、「置換スルホンアミド」、または「置換カルバメート」は、少なくとも一つの水素が、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、および置換シクロアルキルから選択される基に置き換わっている、それぞれ、アミド、スルホンアミド、またはカルバメートを指す。
置換アミドは、例えば、−C(=O)NRmnで、RmおよびRnが独立してH、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、および置換シクロアルキルから選択されるが、ただしRmまたはRnの少なくとも一つは置換部分である基を指す。
置換スルホンアミドは、例えば、−SO2NRopで、RoおよびRpが独立してアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、および置換シクロアルキルから選択されるが、ただしRoまたはRpの少なくとも一つは置換部分である基を指す。
置換カルバメートは、例えば、−OC(=O)NRqrで、RqおよびRrが独立してアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、および置換シクロアルキルから選択されるが、ただしRqまたはRrの少なくとも一つは置換部分である基を指す。
用語「ウレイド」は、−NHC(=O)NH2の基を指す。
用語「シアノ」は、−CNの基を指す。
用語「シクロアルキルアルキル」または「シクロアルキルアルコキシ」は、それぞれ、シクロアルキルまたは置換シクロアルキルが結合している、アルキルもしくは置換アルキル;またはアルコキシを指す。
用語「ニトロ」は、−N(O)2の基を指す。
用語「チオ」は、−SHの基を指す。
用語「アルキルチオ」は、−SRsで、Rsがアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、または置換シクロアルキルである基を指す。
用語「チオアルキル」は、−RtSで、Rtがアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、または置換シクロアルキルである基を指す。
用語「アルキルスルホニル」は、−S(=O)2uで、Ruがアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、または置換シクロアルキルである基を指す。
用語「アルキルスルフィニル」は、−S(=O)Rvで、Rvがアルキル、置換アルキル、シクロアルキル、または置換シクロアルキルである基を指す。
用語「カルボキシ」は、−C(=O)OHの基を指す。
用語「カルボキシアルコキシ」または「アルコキシカルボニルアルコキシ」は、それぞれ、カルボキシ、またはアルコキシカルボニルが結合している、アルコキシを指す。
用語「アルコキシカルボニル」は、−C(=O)ORwで、Rwがアルキル、置換アルキル、シクロアルキルまたは置換シクロアルキルである基を指す。
用語「アリールアルコキシカルボニル」は、アリールまたは置換アリールが結合している、アルコキシカルボニルを指す。
用語「アルキルカルボニルオキシ」または「アリールカルボニルオキシ」は、−OC(=O)Rxで、それぞれ、Rxがアルキルもしくは置換アルキル、またはアリールもしくは置換アリールである基を指す。
用語「カルバモイル」は、−OC(=O)NH2、−OC(=O)NHRx、および/または−OC(=O)NRyzで、RyおよびRzが独立して、アルキルおよび置換アルキルから選択される基を指す。
用語「カルボニル」は、C(=O)を指す。
用語「アルキルカルボニル」、「アミノカルボニル」、「アルキルアミノカルボニル」「アミノアルキルカルボニル」、または「アリールアミノカルボニル」は、それぞれ、アルキルもしくは置換アルキル;アミノ;アルキルアミノもしくは置換アルキルアミノ;アミノアルキルもしくは置換アミノアルキル;またはアリールアミノが結合している、カルボニルを指す。
用語「アミノカルボニルアリール」または「アミノカルボニルアルキル」は、それぞれ、アミノカルボニルが結合している、アリールもしくは置換アリール;またはアルキルもしくは置換アルキルを指す。
用語「スルホニル」は、S(=O)2の基を指す。
用語「スルフィニル」は、S(=O)を指す。
用語「カルボキシアルキル」は、カルボキシが結合している、アルキルまたは置換アルキルを指す。
本明細書で単独または別の基の一部としての用語「ヒドロキシ」とは、−OHをいう。
式Iの化合物は塩を形成することができ、これもまた本発明の範囲内である。医薬的に許容される(すなわち、無毒で、生理学的に許容される)塩が望ましいが、例えば本発明の化合物を単離または精製するのに、他の塩も有用である。
式Iの化合物は、アルカリ金属(例えば、ナトリウム、カリウムおよびリチウム)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウムおよびマグネシウム)、有機塩基(例えば、ジシクロヘキシルアミン、トリブチルアミン、ピリジン)、およびアミノ酸(例えば、アルギニン、リジン)などと塩を形成し得る。そのような塩は、当業者に公知な方法で形成することができる。
式Iの化合物は、様々な有機酸および無機酸と塩を形成し得る。そのような塩には、塩化水素、臭化水素、メタンスルホン酸、硫酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、マレイン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、および他の様々な塩(例えば、硝酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、安息香酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸塩など)によって形成されるものが含まれる。そのような塩は、当業者に知られているように形成されうる。
また、双性イオン(「分子内塩」)も形成され得る。
本発明の化合物に関するあらゆる立体異性体は、混合の、または純粋な、もしくは実質的に純粋な形のいずれかで、考慮されている。本発明の化合物の定義は、可能な全ての立体異性体、およびそれらの混合物を包含する。その定義は特に、特定の活性を有する、ラセミ体、および分離された光学異性体を包含する。ラセミ体は、物理的方法(例えば、分別結晶法、ジアステレオマー誘導体の分離もしくは結晶化、またはキラルカラムクロマトグラフィーによる分離)を用いて分離することができる。個々の光学異性体は、通常の方法(例えば、光学活性酸とともに塩を形成し、その後結晶化する方法)を用いてラセミ化合物から得ることができる。
式Iの化合物はまた、プロドラッグの形も有し得る。プロドラッグは、医薬品に関する多くの望まれる性質(例えば、溶解性、バイオアベイラビリティ、製造など)を高めることが知られているので、本発明の化合物はプロドラッグの形で提供され得る。したがって本発明は、現在特許請求されている化合物のプロドラッグ、それの運搬方法、およびそれを含む組成物を包含することも意図されている。「プロドラッグ」は、プロドラッグが対象の哺乳類に投与された場合に、インビボで本発明の活性親薬物を放出する、任意の共有結合担体も含まれることが意図されている。本発明のプロドラッグは、化合物に存在する官能基を修飾することによって製造され、その修飾は、通常操作またはインビボで開裂されて、親化合物になるという方法である。プロドラッグには、本発明のプロドラッグが対象の哺乳類に投与された場合に、開裂して遊離ヒドロキシ基、遊離アミノ基、または遊離スルフヒドリル基を形成するいずれかの基に結合している、それぞれ、ヒドロキシ基、アミノ基、またはスルフヒドリル基である、本発明の化合物が含まれる。プロドラッグの例には、これらに限定されないが、本発明の化合物中のアルコールおよびアミン官能基を有する酢酸、ギ酸、および安息香酸エステル誘導体が含まれる。
プロドラッグの様々な形が、当技術分野で公知である。そのようなプロドラッグ誘導体の例については:
a)Design of Prodrugs, H. Bundgaard編, (Elsevier, 1985) および Methods in Enzymology, Vol. 112, pp. 309-396, K. Widderら編 (Academic Press, 1985);
b)A Textbook of Drug Design and Development, Krosgaard-Larsen および H. Bundgaard編, 第5章, 「Design and Application of Prodrugs」, H. Bundgaard著, pp. 113-191 (1991); 並びに
c)H. Bundgaard, Advanced Drug Delivery Reviews, 8:1-38 (1992)
を参照。
(有用性)
本発明の化合物はキナーゼ活性を調節する。本発明の化合物によって調節されうるキナーゼ活性の型には、これらに限らないが、AAK1、ABL、ACK、ACTR2、ACTR2b、ADCK3、ADCK4、AKT1、AKT2、AKT3、ALK、ALK1、ALK2、ALK4、AMPKA1、AMPKA2、ARG、AURA、AURB、AURC、AXL、BCR−ABL、BIKE、BLK、BMPR1A、BMX、BRAF、BRSK2、BRK、BTK、CAMK1A、CAMK2A、CAMK2B、CAMK1D、CAMK2D、CAMK1G、CAMK2G、CAMKK1、CAMKK2、CDK1、CDK2、CDK5、CHK2、CK1A2、CK1D、CK1E、CK1G1、CK1G2、CK2A1、CK2A2、CLK1、CLK2、CLK3、CLK4、CSK、DAPK2、DAPK3、DCAMKL3、DDR2、DMPK1、DRAK1、DRAK2、DYRK1、DYRK2、EGFR、EPHA1、EPHA2、EPHA3、EPHA4、EPHA5、EPHA6、EPHA7、EPHA8、EPHB1、EPHB2、EPHB3、EPHB4、ERK1、ERK2、FAK、FER、FES、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4、FGR、FLT1、FLT3、FLT4、FMS、FRK、FYN、FUSED、GAK、GCN2、GPRK4、GPRK5、GPRK6、GSK3A、GSK3B、HCK、HPK1、HER2/ERBB2、HER4/ERBB4、HH498、IGF1R、IKKα、IKKβ、INSR、IRR、IRAK4、ITK、JAK1、JAK2、JAK3、JNK1、JNK2、JNK3、KDR、KHS1、KHS2、KIT、LCK、LIMK1、LIMK2、LKB1、LOK、LTK、LYN、MAP3K4、MAP3K5、MAPK1、MAPKAP−K2、MARK1、MARK2、MARK4、MEK1、MER、MET、MKK4、MKK6、MLK3、MNK2、MPSK1、MRCKA、MSK1、MSK2、MST1、MST2、MST3、MST4、MUSK、MYT1、NDR2、NEK2、NEK6、NEK7、NEK9、NLK、P38A、P38B、P38G、PAK1、PAK2、PAK3、PAK4、PAK5、PAK6、PCTAIRE1、PDGFRA、PDGFRB、PDK1、PHKG1、PHKG2、PIM1、PIM2、PKA、PKACA、PKACB、PKCA、PKCD、PKCH、PKCI、PKCT、PKCZ、PKD2、PKG1、PKG2、PKN2、PLK1、PLK3、PLK4、PRKX、PYK2、QIK、RAF1、RET、RIPK2、ROCK−I、ROCK−II、RON、ROS、RSK1、RSK2、RSK4、SAPK2a、SAPK2b、SAPK3、SAPK4、SGK、SIK、SLK、SKMLCK、SRC、SRPK1、STK33、SYK、TESK1、TGFBR1、TIE2、TLK1、TLK2、TNK1、TRKA、TRKB、TRKC、TTK、TXK、TYK2、TYRO3、ULK3、WNK3、YANK2、YANK3、YES、YSK1、ZAP70、ZC1/HGK、ZC2/TNIK、およびその変異体が含まれる。
式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、または(If)の化合物が、キナーゼ活性の調節に関係している増殖性症状の治療に特に有用であり、特に、チロシンおよびセリン/スレオニンキナーゼ活性の阻害に有用であることを、出願人は発見している。本発明の化合物は、異常なキナーゼ活性に関係している増殖性障害の治療に用いられうる。本明細書で用いられるように、用語「治療(処置)」には、応答処置(responsive measure)および予防的処置のいずれかまたは両方、例えば、疾患または障害の発症を抑制しまたは遅延させ、症状または病状の十分なまたは部分的な低下を達成し、および/または疾患もしくは障害および/またはその症状を軽減、改善、低下、または治療するようにデザインされた処置が含まれる。
したがって、本発明の一つの態様は、温血動物(例えば、ヒト)における抗増殖効果の生成に使用するための薬剤の製造における、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)の化合物またはその医薬的に許容される塩の使用である。
本発明のさらなる特徴として、治療が必要な温血動物(例えば、ヒト)における抗増殖効果を生成する方法が提供され、それは、本明細書で既に定義したように、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)の化合物またはその医薬的に許容される塩の有効量を、前記動物に投与することを特徴とする。
さらに理解されるべきことは、式Iの化合物の溶媒和物(例えば、水和物)もまた、本発明の範囲内にあることである。溶媒和の方法は、一般的に当技術分野で公知である。
本発明のさらなる態様において、温血動物(例えば、ヒト)における抗増殖効果の生成に使用するための薬剤の製造における、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩の使用が提供される。
本発明のさらなる特徴として、治療が必要な温血動物(例えば、ヒト)における抗増殖効果を生成する方法が提供され、それは、本明細書で既に定義したように、式Iの化合物またはその医薬的に許容される塩の有効量を、前記動物に投与することを特徴とする。
上記本明細書で定義した抗増殖治療は、単独療法として適用してもよく、あるいは本発明の化合物に添加して、一以上の他の物質および/または治療を含んでもよい。そのような治療は、治療におけるそれぞれの成分を同時に、連続的に、または別々に投与することによって達成し得る。本発明の化合物はまた、公知の抗癌剤および細胞毒性剤、並びに放射線治療のような治療と併用しても有用であり得る。もし固定用量として製剤するなら、そのような併用製品は、下記に記載されている用量域の範囲内で本発明の化合物を、および承認されている用量域の範囲内で、他の医薬的に活性な薬剤を用いる。組み合わせ製剤が不適切な場合に、式Iの化合物は公知の抗癌剤および細胞毒性剤、並びに放射線治療のような治療と一緒に、連続して用いることができる。
用語「抗癌」剤には、癌治療に有用であるいずれの公知である薬剤も含まれ、例えば以下:17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゾラデックス;マトリクスメタロプロテイナーゼ阻害剤;抗VEGF抗体(アバスチン(登録商標))のようなVEGF阻害剤、および小分子(例えば、ZD6474およびSU6668);バタラニブ、BAY−43−9006、SU11248、CP−547632、およびCEP−7055;HER1および、抗HER2抗体(ハーセプチン)のようなHER2阻害剤;EGFR阻害剤(例えば、ゲフィチニブ、エルロチニブ、ABX−EGF、EMD72000、11F8、およびセツキシマブ);Eg5阻害剤(例えば、SB−715992、SB−743921、およびMKI−833);panHer阻害剤(例えば、カネルチニブ、EKB−569、CI−1033、AEE−788、XL−647、mAb2C4、およびGW−572016);Src阻害剤[例えば、グリベック(登録商標)およびダサチニブ;カソデックス(登録商標)(ビカルタミド、アストラゼネカ)、タモキシフェン];MEK−1キナーゼ阻害剤、MAPKキナーゼ阻害剤、PI3キナーゼ阻害剤;イマチニブのようなPDGF阻害剤;固形癌への血流を遮断することによって、癌細胞から栄養を取り除き癌細胞を休止状態にさせる、抗血管新生剤および抗血管剤;アンドロゲン依存性の癌を非増殖性にする、去勢;チロシンキナーゼ非受容体および受容体の阻害剤;インテグリンシグナル伝達阻害剤;微小管活性化剤(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ビンフルニン、パクリタキセル、ドセタキセル、7−O−メチルチオメチルパクリタキセル、4−デスアセチル−4−メチルカルボネートパクリタキセル、3’−tert−ブチル-3’−N−tert-ブチルオキシカルボニル−4−デアセチル-3’−デフェニル−3’−N−デベンゾニル−4−O−メトキシカルボニル−パクリタキセル、C−4メチルカルボナートパクリタキセル、エポチロンA、エポチロンB、エポチロンC、エポチロンD、デスオキシエポチロンA、デスオキシエポチロンB、[1S−[1R*,3R*(E),7R*,10S*,11R*,12R*,16S*]]−3−[2−[2−(アミノメチル)−4−チアゾリル]−1−メチルエテニル]−7,11−ジヒドロキシ−8,8,10,12,16−ペンタメチル−4−17−ジオキサビシクロ[14.1.0]−ヘプタデカン−5,9−ジオン、およびこれらの誘導体);CDK阻害剤、抗増殖性の細胞周期阻害剤、エピドフィロトキシン(epidophyllotoxin)、エトポシド、VM−26;抗悪性腫瘍薬酵素(例えば、トポイソメラーゼI阻害剤、カンプトテシン、トポテカン、SN−38);プロカルバジン;ミトキサントロン;白金配位複合体(例えば、シスプラチン、カルボプラチンおよびオキサリプラチン);生物学的修飾物質;増殖阻害剤;抗ホルモン治療薬;ロイコボリン;テガフール;プリン拮抗薬(例えば、6−チオグアニンおよび6−メルカプトプリン)のような代謝拮抗剤;グルタミン拮抗薬、例えばDON(AT−125;d−オキソ−ノルロイシン);リボヌクレオチド還元酵素阻害剤;mTOR阻害剤;並びに造血性成長因子などである。
付加的な細胞毒性剤には、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ミトキサントロン、メルファラン、ヘキサメチルメラミン、チオテパ、シタラビン、イダトレキセート(idatrexate)、トリメトレキサート(trimetrexate)、ダカルバジン、L−アスパラギナーゼ、ビカルタミド、ロイプロリド、ピリドベンゾインドール誘導体、インターフェロン、およびインターロイキンなどが含まれる。
内科的腫瘍学の分野において、それぞれの癌患者を治すために治療の異なる形を併用して用いることは、通常の治療の範囲内である。内科的腫瘍学において、そのような治療の他の構成物には、上記本明細書で定義した抗増殖性の治療に加え、外科手術、放射線治療または化学療法があり得る。そのような化学療法は、治療薬の主要な3つのカテゴリーを包含し得る:
(i) 上記で定義したものと異なる機序で作用する抗血管新生薬(例えば、リノマイド(linomide)、インテグリンαvβ3機能の阻害剤、アンジオスタチン、ラゾキサン);
(ii) 抗エストロゲン剤のような細胞分裂阻害剤(例えばタモキシフェン、トレミフェン、ラロキシフェン、ドロロキシフェン、ヨードキシフェン(iodoxifene))、プロゲストーゲン(例えば酢酸メゲストロール)、アロマターゼ阻害剤(例えばアナストロゾール、レトロゾール、ボラゾール(borazole)、エキセメスタン)、抗ホルモン、抗プロゲストーゲン、抗アンドロゲン(例えばフルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、酢酸シプロテロン)、LHRHアゴニストおよびアンタゴニスト(例えば酢酸ゴセレリン、ロイプロリド)、テストステロン 5α−ジヒドロリダクターゼの阻害剤(例えばフィナステリド)、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、抗侵襲剤(anti-invasion agent)(例えばマリマスタットのようなメタロプロテイナーゼ阻害剤およびウロキナーゼプラスミノーゲンアクチベーター受容体機能の阻害剤)および増殖因子機能(増殖因子、例えばEGF、FGF、血小板由来増殖因子および肝細胞増殖因子)の阻害剤(このような阻害剤には、増殖因子抗体、増殖因子受容体抗体、例えばアバスチン(登録商標)(ベバシズマブ)およびエルビタックス(登録商標)(セツキシマブ)が含まれる);
チロシンキナーゼ阻害剤、およびセリン/スレオニンキナーゼ阻害剤);並びに
(iii) 腫瘍内科学に用いられる抗増殖性/抗悪性腫瘍薬およびその組合せ、例えば代謝拮抗剤(例えばメトトレキセートのような葉酸代謝拮抗薬、5−フルオロウラシルのようなフルオロピリミジン、プリンおよびアデノシン類縁体、シトシンアラビノシド);
挿入抗腫瘍抗生物質(intercalating antitumor antibiotics)(例えばアントラサイクリン、例えばドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシンおよびイダルビシン、マイトマイシン−C、ダクチノマイシン、ミトラマイシン);
白金誘導体(例えばシスプラチン、カルボプラチン);
アルキル化剤(例えばナイトロジェンマスタード、メルファラン、クロランブシル、ブスルファン、シクロホスファミド、イホスファミドニトロソ尿素、チオテパ;
有糸分裂阻害剤(例えば、ビンカアルカロイド、例えばビンクリスチン、ビノレルビン、ビンブラスチンおよびビンフルニン)およびタキソイド類、例えばタキソール(登録商標)(パクリタキセル)、タキソテール(登録商標)(ドセタキセル)および最近の微小管剤(microbtubule agent)、例えばエポシロン類縁体(イクサベピロン)、ディスコデルモリド類縁体、およびエリュテロビン類縁体;
トポイソメラーゼ阻害剤(例えばエピポドフィロトキシン、例えばエトポシド、テニポシド、アムサクリン、トポテカン、イリノテカン);
細胞周期阻害剤(例えばフラボピリドール);
生物学的応答調節物質、およびプロテアソーム阻害剤、例えばベルケード(登録商標)(ボルテゾミブ)。
上記のように、本発明の式Iの化合物はそれらの抗増殖効果ゆえに興味の対象となる。そのような本発明の化合物は、癌、乾癬、および関節リウマチのような広範囲にわたる症状に有用であることが予想される。
より具体的に式Iの化合物は、様々な癌、例えば(これらに限らないが)、以下が含まれる治療において有用である:
−癌、例えば、前立腺癌、膵管腺癌、乳癌、大腸癌、肺癌、卵巣癌、膵癌、および甲状腺癌;
−中枢および末梢神経系の腫瘍、例えば神経芽細胞腫、神経膠芽腫、および髄芽腫;並びに
−他の腫瘍、例えばメラノーマおよび多発性骨髄腫。
一般的な、細胞増殖の制御における、キナーゼの重要な働きに起因して、阻害剤は可逆的な細胞分裂阻害剤として作用することができ、それは異常な細胞増殖(例えば、良性前立腺肥大、家族性大腸ポリープ症、神経線維腫症、肺線維症、関節炎、乾癬、糸球体腎炎、血管形成または血管手術後の再狭窄、肥厚性瘢痕形成、および炎症性大腸炎)を特徴とするいずれの疾患経過の治療においても有用であり得る。
式Iの化合物は、タンパク質キナーゼ活性が高頻度で発現する腫瘍(例えば、前立腺癌、結腸癌、脳癌、甲状腺癌、および脾臓癌)の治療において、特に有用である。また、本発明の化合物は、肉腫、および小児肉腫(pediatric sarcomas)の治療においても有用であり得る。本発明の化合物の組成物(または組み合わせで)を投与することにより、哺乳類の宿主における腫瘍の増殖は減少する。
活性成分が含まれる、本発明の医薬組成物は、経口用に適した形態(例えば、錠剤、トローチ剤、ドロップ、水性もしくは油性の懸濁液、分散性の粉末もしくは顆粒、乳濁液、硬もしくは軟カプセル、またはシロップもしくはエリキシル剤)であり得る。経口用である組成物は医薬組成物の製造のために当該技術分野で公知である任意の方法によって製造することができて、並びにそのような組成物には医薬的に優雅な(elegant)および口当たりのよい製剤を提供するために、甘味剤、香味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される薬剤の一またはそれ以上が含まれ得る。
経口用の製剤はまた、活性成分が不活性固体希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムまたはカオリン)と混合されている硬ゼラチンカプセルとしてか、あるいは活性成分がポリエチレングリコールまたは油媒体(例えば、ピーナッツ油、流動パラフィン、またはオリーブ油)のような水溶性担体と混合されている軟ゼラチンカプセルとして提供され得る。
医薬組成物は、滅菌注射可能な水溶液の形であり得る。許容され得る、ベヒクルおよび溶媒として、水、リンガー溶液および生理食塩液が用いられ得る。
この滅菌注射可能な製剤はまた、活性成分が油性相に溶解している、滅菌注射用の水中油型マイクロエマルションでもあり得る。例えば、活性成分はまず、ダイズ油およびレシチンの混合物に溶解され得る。該油剤は次いで、水およびグリセロールの混合物に移されて、マイクロエマルションを形成するために処理される。
注射剤またはマイクロエマルションは、局所ボーラス注入法によって患者の血流中に持ち込まれ得る。あるいは、本化合物の血中濃度を一定に維持するために、該液剤またはマイクロエマルションを、該方法で投与することが有効であり得る。そのような一定濃度を維持するために、連続的な静脈内送達装置が利用され得る。そのような装置の一例には、デルテック(Deltec)CADD−PLUS(登録商標)モデル5400静脈内ポンプがある。
医薬組成物は、筋肉内および皮下投与のために、滅菌注射可能な、水性または油性の懸濁液の形であり得る。この懸濁液は適した分散剤または湿潤剤、および上記の懸濁剤を用いて、当該技術分野で公知の方法によって製剤され得る。
本発明の化合物がヒト患者に投与される場合、通常、1日の服用量は処方医師により決定され、その用量は一般に年齢、体重、性別、およびそれぞれの患者の反応、並びに患者の症状の重症度によって変わる。
もし固定用量として製剤するなら、そのような併用製品は、上記に記載した用量域の範囲内で本発明の化合物を、および承認されている用量域の範囲内で他の医薬的に活性な薬剤を用いる。組み合わせ製剤が不適切な場合に、式Iの化合物を公知の抗癌剤および細胞毒性剤と連続して投与してもよい。本発明は、投与の順序に限定されず;式Iの化合物を、公知である抗癌剤もしくは細胞毒性剤の投与の前または後のいずれに投与してもよい。
もし固定用量として製剤するなら、併用製品は例えば、式Iの化合物の用量を上記に記載した用量域の範囲内で、および他の抗癌剤/治療剤の用量をそのような周知の抗癌剤/治療剤に関して承認されている用量域の範囲内で、利用することができる。もし併用製品が不適切なら、式Iの化合物および他の抗癌剤/治療剤は、例えば、同時にまたは連続して投与することができる。もし連続して投与するなら、本発明は、投与についていかなる特定の順序にも限定されない。例えば、式Iの化合物は、周知である抗癌剤または治療剤剤の投与の前または後のいずれに投与してもよい。
化合物は、約0.05〜200mg/kg/日(好ましくは100mg/kg/日未満)の用量域で単回投与または2回〜4回に分割投与されてもよい。
生物学的アッセイ
A.CK2キナーゼアッセイ
タンパク質キナーゼの阻害剤としての本発明の化合物の有効性は、当業者に知られているアッセイによって容易に試験されうる。例えば、インビトロタンパク質キナーゼアッセイを、関連する精製されたタンパク質キナーゼおよび適当な合成基質を用いて行って、化合物の阻害活性を決定してもよい。本化合物によるCK2の阻害についてのアッセイは、10μMのペプチド基質(RRRADDSDDDDD−NH2)、25μM(CK2A1)または5μM(CK2A2)での[γ−33P]ATP(10μCi)、20mM ヘペス(pH 7.4)、100mM NaCl、10mM MgCl2、0.25mM ジチオトレイトール、0.015%でのBrij−35、および組換えCK2A1(10nM、インビトロジェン)またはCK2A2(5nM、アップステイトバイオテクノロジー(Upstate Biotechnology))を含む反応混合物を用いて、384ウェルプレートにおいて遂行した。反応混合物を1時間30℃でインキュベートし、反応生成物をホスホセルロース(P81)フィルタープレートに結合させることによって捕捉した。液体シンチレーション計数によって、放射性リン酸のペプチド基質の中への組み込みを測定した。CK2を阻害する際の化合物の効力(potency)は、IC50(酵素活性を50%まで阻害するのに必要な化合物の濃度として定義される)として表現される。
B.細胞増殖阻害アッセイ
ミトコンドリアの代謝活性を測定するアッセイを用いて、細胞増殖の阻害能について化合物を評価した(それは細胞数に直接関連している)。96ウェルプレートにおいて、2000細胞/ウェルで細胞を蒔き、2% ウシ胎児血清を補充したRPMI−1640中で24時間培養し、次いで試験化合物を加えた。ジメチルスルホキシドの最終濃度が決して1%を超えないように、培地中で化合物を希釈した。化合物を加えた後、細胞をさらに72時間培養し、次いでCellTiter96キット(プロメガ)を用いて、3−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)色素の変換を測定することによって、細胞生存率を決定した。
上記のアッセイで測定した場合、以下の化合物は、表1に記載されるIC50を有することが分かった。
表1
Figure 0005394404
Figure 0005394404
本発明の化合物は、亢進されたCK2阻害活性を示す。US 2007/038314における特定の実施例(データを表2に示す)と比較して、本明細書の本発明の化合物、例えば、式(I)(例えば、式(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、および(If))の化合物は、そのCK2酵素阻害活性および/または他のドラッガビリティ特性について驚くほど有利であり、例えば、医薬品としてのその使用に重要である、望ましい安定性、バイオアベイラビリティ、治療指数および/または毒性値を有する。
表2
Figure 0005394404
(製造方法)
本発明の化合物は、以下のスキームに例示したものなどの方法によって製造し得る。溶媒、温度、圧力、および他の反応条件は、当業者によって容易に選択され得る。出発物質は、市販されているか、または当業者によって容易に調製される。これらのスキームは例示であって、本明細書に開示する化合物を製造するために当業者が使用することのできる実行可能な技法を限定しようとするものではない。異なる方法は当業者には明白でありうる。また、合成時のさまざまな段階は、所望の化合物を得るために、別の順序で行ってもよい。本明細書で引用されるすべての文書は、その全体が本明細書に引用される。
一般的に、反応手順を完了するために要する時間は、手順を実施する人により、HPLCまたはTLCなどの方法により反応をモニターすることにより得られる情報を好ましくは活用して判定されるであろう。反応は、本発明に役立つためには、完結するまで進行しなければならないことはない。本発明に用いられる様々なヘテロ環の製造方法は、標準的な有機の参考書、例えば、Comprehensive Heterocyclic Chemistry, The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, Katritzky, A.R., Rees, C.W., eds. Pergamon Press New York, First edition (1984), および Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, A Review of the Literature 1982-1995: The Structure, Reactions, Synthesis and Uses, of Heterocyclic Compounds, Katritzky, A.R., Rees, C.W. and Scriven, E.F., eds., Pergamon Press New York (1996)で見つけることができる。
特に断りがなければ、化合物の様々な置換基は、本発明の式Iの化合物と同じ方法で定義される。
スキーム1
Figure 0005394404
段階1
スキーム1における最初の段階は、エタノールのような適当な溶媒中、ナトリウムエトキシドのような塩基の存在下、適当に置換したα−ハロエステル(A=C1-4低級アルキル、Hal1−Hal4=Cl、Br、I、F)を、ギ酸エステル、例えばギ酸エチルで処理して、式iの化合物を得ることによって遂行される。
段階2
エタノールのような適当な溶媒中、臭素のような試薬を用いた、適当に置換したピリダジン−3−アミン、例えば6−クロロピリダジン−3−アミンのハロゲン化によって、式iiの化合物が得られる。
段階3
高温での化合物iおよびiiの反応によって、エステルiiiおよびiv(Hal6=Hal1またはHal3)の混合物の形成がもたらされ、それを分離せずに次の段階に用いてもよい。
段階4
メタノールのような溶媒中、高温で、例えば、HCl水を用いた化合物iii/ivの酸触媒による加水分解によって、式vの化合物が得られる。
段階5
ジクロロメタンのような適当な溶媒中、例えば、塩化チオニルを用いた酸塩化物の形成による、化合物vのカルボン酸の活性化によって、式viの化合物が得られる。
段階6
ジクロロメタンまたはジメチルホルムアミドのような溶媒中、三級アミン塩基、例えばトリエチルアミンの存在下、化合物viをアミンと反応させることによって、式viiのアミドが得られる。あるいは、段階5〜6は、カップリング試薬、例えばBOPまたはDCCの使用によって、単一の段階で遂行されうる。
段階7
THFのような非プロトン溶媒中、ジイソプロピルエチルアミンまたはナトリウムtert−ブトキシドのような塩基の存在下、化合物viiを、シクロプロピルアミンまたは2−アミノピリジンのようなアミンで処理することによって、式viiiの化合物が得られる。
段階8
無溶媒、またはジメチルホルムアミドもしくはN−メチルピロリジンのような適当な溶媒中、高温で、またはマイクロ波中、化合物viiiを適当なアミンで処理して、式ixの化合物を得てもよい。
スキーム2
Figure 0005394404
段階1
あるいは、ジイソプロピルエチルアミンまたはカリウムtert−ブトキシドのような塩基の存在下、式viの化合物を、適当なN保護基(P=保護基)、例えばp−メトキシベンジルを含むアミンで処理して、式xの化合物を得てもよい。
段階2
無溶媒、またはジメチルホルムアミドもしくはN−メチルピロリジンのような適当な溶媒中、高温で、またはマイクロ波中、化合物xを適当なアミンで処理することによって、式xiの化合物を得てもよい。
段階3
公知の方法によって、例えば、P=p−メトキシベンジルである場合、無溶媒、またはジクロロメタンのような適当な溶媒中、トリフルオロ酢酸で処理することによって、保護基の除去を行って、式xiiの化合物を得てもよい。
別のアミノ基を含む一般式xiiiの化合物は、スキーム3〜4に記載されるように、さらに合成されうる。
スキーム3
Figure 0005394404
段階1
ジクロロメタンまたはジメチルホルムアミドのような適当な溶媒中、BOP試薬またはDCCのようなカップリング試薬の存在下、化合物xiiiをカルボン酸で処理することによって、一般式xivの化合物が得られる。あるいは、ジクロロメタンのような溶媒中、トリエチルアミンのような塩基の存在下、酸塩化物のような試薬で処理することによって、アシル化を行ってもよい。
段階2
ジクロロメタンまたはTHFのような適当な溶媒中、トリエチルアミンまたはジイソプロピルアミンのような塩基の存在下、化合物xiiiをスルホニルクロリドで処理して、一般式xvの化合物を得ることによって、スルホンアミド類を製造してもよい。
段階3
ジメチルホルムアミドまたはTHFのような溶媒中、化合物xiiiを適当に置換したイソシアネートで処理して、一般式xviの化合物を得ることによって、尿素類を製造してもよい。
段階4
ジクロロメタンのような適当な溶媒中、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、一般式xiiiの化合物をスルファモイルクロリドで処理することによって、一般式xviiのスルホニル尿素類を得てもよい。
段階5
ジクロロメタンまたはTHFのような非プロトン溶媒中、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、化合物xiiiを適当な臭化アルキル、例えば2−ブロモ酢酸メチルで処理することによって、式xviiiのアルキル置換アミン類が得られる。
段階6
また、ジクロロメタンのような適当な溶媒中、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基の存在下、化合物xiiiをクロロ炭酸エステルで処理することによって、一般式xixのカルバミン酸エステルが得られる。
スキーム4
Figure 0005394404
段階1
xiv〜xixの保護基(P)の最終的な除去は、様々な公知の条件によって行われうる。例えばPがp−メトキシベンジル基と同等である場合、ジクロロメタンのような溶媒中、外界温度または高温で、トリフルオロ酢酸で処理することによって、一般式xx〜xxvの化合物が得られる。
スキーム4
Figure 0005394404
あるいは、ジメチルホルムアミドのような溶媒中、水素化ナトリウムのような塩基の存在下、式xxviの化合物(ここで、R4は水素に等しい)を、アシル化試薬、例えば酸塩化物またはスルホニルクロリドと反応させて、一般式xxviiの化合物を得てもよい(段階1)。無溶媒、またはN−メチルピロリジノンのような溶媒中、高温で、化合物xxviiにおけるハロゲンをアミンで置換することによって、式xxviiiの化合物が得られる(段階2)。ジクロロメタンのような溶媒中、トリフルオロ酢酸を用いて保護基(例えば、P=p−メトキシベンジル)を最終的に除去することによって、式xxixの化合物が得られる(段階3)。
スキーム5
Figure 0005394404
ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリジノンのような適当な溶媒中、ナトリウムtert−ブトキシドまたは水素化ナトリウムのような塩基の存在下、式viiの化合物を、適当な官能基(L=官能基、例えば臭素またはトリフレート)を含むアリールまたはヘテロアリールアミン(Q=アリール、ヘテロアリールまたはヘテロ環)で処理することによって、式xxxの化合物が得られる(段階1)。無溶媒、またはN−メチルピロリジノンのような溶媒中、高温で、化合物xxxにおけるハロゲンをアミンで置換することによって、式xxxiの化合物が得られる(段階2)。適当な求核剤、例えばアミンを用いて、またはカップリング反応、例えば標準的なパラジウム触媒反応によって、式xxxiの化合物を式xxxiiの化合物に変換してもよい。
(実施例)
実施例1
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
1A.4−ブロモ−6−クロロピリダジン−3−アミンの製造
Figure 0005394404
250mL 丸底フラスコに、6−クロロピリダジン−3−アミン(3.92g、30.3mmol)、炭酸水素ナトリウム(5.08g、60.5mmol)およびエタノール(20mL)を加えた。生じた溶液に、臭素(1.559mL、30.3mmol)を滴下して加えた。生じた混合物を室温で16時間撹拌した。溶液を濾過し、次いで減圧濃縮した。残渣を水に溶解し、生成物を酢酸エチル(3×)で抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、4−ブロモ−6−クロロピリダジン−3−アミン(4.5g、21.59mmol、収率71.3%)を得た。LC/MS、m/z 207.88 (M+1)。HPLC Rt、1.25分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1B.2−クロロ−3−オキソプロピオン酸エチルの製造
Figure 0005394404
フラスコに、ナトリウム(4.45g、194mmol)およびエタノール(56.5mL、968mmol)を加え、すべての金属が溶解するまで、混合物を室温で4時間撹拌した。ジエチルエーテル(100mL)を加え、続いてギ酸エチル(17.20mL、213mmol)およびクロロ酢酸エチル(22.79mL、213mmol)のジエチルエーテル溶液(100mL)をゆっくりと加えた。反応溶液を室温で16時間撹拌した。形成されて生じた沈澱を濾過し、エーテルで洗浄し、水に溶解した。水層をHCl(1N)でpH 4に酸性化し、生成物をジエチルエーテル(3×)で抽出した。有機層を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、2−クロロ−3−オキソプロピオン酸エチル(4.5g、29.9mmol、収率15.44%)を得た。
1C.8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルおよび6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルの製造
Figure 0005394404
250mL 丸底フラスコに、2−クロロ−3−オキソプロピオン酸エチル(4.33g、28.8mmol)および4−ブロモ−6−クロロピリダジン−3−アミン(5g、23.99mmol)を加えた。溶液を16時間90℃に加熱した。溶液を酢酸エチルでクエンチし、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。粗物質をISCO(10% 酢酸エチル/ジクロロメタン;80gカラム)で精製して、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルおよび6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチル(2.1g、収率29%)の混合物を得た。LC/MS、m/z 256.96 (M+1)。HPLC Rt、2.54分。LC/MS、m/z 303.92 (M+1)。HPLC Rt、2.63分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1D.8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の製造
Figure 0005394404
バイアルに、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルおよび6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルの混合物(300mg、0.985mmol)のメタノール溶液(10mL)を加えた。この混合物に、HCl(6N、1.642mL、9.85mmol)を加えた。溶液を16時間90℃で加熱した。溶液を酢酸エチルでクエンチし、生成物を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で抽出した。水層をHCl(1N)でpH 4に酸性化し、次いで酢酸エチル(3×)で抽出した。酢酸エチル抽出物を合わせて、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(150mg、0.543mmol、55%)の混合物を得た。LC/MS、m/z 231.87 (M+1)。HPLC Rt、1.67分。LC/MS、m/z 275.79 (M+1)。HPLC Rt、1.81分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1E.6,8−ジクロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
2ドラムバイアルに、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の混合物(250mg、1.077mmol)、および塩化オキサリル(1.077mL、2.155mmol)のジクロロメタン混合溶液(2mL)を加えた。溶液を25℃で1時間撹拌した。溶媒および過剰の塩化オキサリルを減圧留去した。残渣をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(0.451mL、3.23mmol)、ピリジン−4−アミン(152mg、1.616mmol)、および2結晶のDMAPを加えた。反応溶液を25℃で6時間撹拌した。溶液をジクロロメタンでクエンチし、水(2×)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、6,8−ジクロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物(202mg、0.656mmol、収率60.8%)を得た。LC/MS、m/z 307.93 (M+1)。HPLC Rt、1.49分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1F.4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルカルバミン酸tert−ブチルの製造
Figure 0005394404
フラスコに、4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)安息香酸(1g、4.21mmol)および塩化オキサリル(0.443mL、5.06mmol)のジクロロメタン溶液(20mL)を加えた。反応溶液を室温で30分間撹拌し、次いで減圧濃縮した。生じた酸塩化物をジクロロメタン(20mL)に溶解し、次いでシクロプロピルアミン(0.35mL、5.06mL)を加えた。反応溶液を室温で2時間撹拌した。溶液を減圧濃縮して、残渣を得て、それをISCO(5% 酢酸エチル/ジクロロメタン;40gカラム)で精製して、生成物である4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルカルバミン酸tert−ブチル(0.326g、1.180mmol、収率28.0%)を得た。LC/MS、m/z 277.05 (M+1)。HPLC Rt、2.83分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1G.4−アミノ−N−シクロプロピルベンズアミドの製造
Figure 0005394404
バイアルに、4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルカルバミン酸tert−ブチル(326mg、1.18mmol)およびTFA(2mL)を加えた。溶液を25℃で1時間撹拌した。溶液を減圧濃縮して、粗生成物の混合物を得て、それをSCXカラム(2g)(2N アンモニアのメタノール溶液で溶離)に通すことで精製して、純粋な生成物である4−アミノ−N−シクロプロピルベンズアミド(210mg、100%)を得た。LC/MS、m/z 177.05 (M+1)。HPLC Rt、0.63分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1H.6−クロロ−8−(4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
バイアルに、化合物1E(50mg、0.162mmol)および4−アミノ−N−シクロプロピルベンズアミド(28.6mg、0.162mmol)のTHF溶液(2mL)を窒素下で加えた。反応溶液に、カリウムtert−ブトキシド(0.487mL、0.487mmol)を加え、反応溶液を室温で1時間撹拌した。反応を酢酸エチルでクエンチし、炭酸水素ナトリウム溶液、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、6−クロロ−8−(4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(39mg、0.087mmol、収率53.7%)を得た。LC/MS、m/z 448.05 (M+1)。HPLC Rt、2.33分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
1I.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
1ドラムバイアルに、6−クロロ−8−(4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(39mg、0.087mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(99mg、0.871mmol)を加えた。反応溶液を無溶媒で、1時間160℃で加熱した。溶液を冷却し、プレパラティブHPLCで精製して、TFA塩として、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−(シクロプロピルカルバモイル)フェニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(11.90mg、0.023mmol、収率26.0%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 8.73 - 8.76 (2 H, m), 8.28 - 8.32 (2 H, m), 8.19 (1 H, s), 7.86 - 7.90 (2 H, m), 7.41 - 7.45 (2 H, m), 6.48 - 6.50 (1 H, m), 3.78 - 3.85 (1 H, m), 3.14 - 3.21 (1 H, m), 2.83 - 2.88 (1 H, m), 2.32 - 2.38 (2 H, m), 2.12 - 2.18 (3 H, m), 1.55 - 1.64 (3 H, m), 1.42 - 1.51 (3 H, m), 0.78 - 0.84 (2 H, m), 0.62 - 0.69 (2 H, m) LC/MS, m/z 526.17 (M+1).
HPLC Rt、2.21分。Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
実施例2
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(3−アゼチジニルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
2A.3−(6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(ピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イルアミノ)アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルの製造
Figure 0005394404
化合物1E(25mg、0.08mmol)のTHF懸濁溶液(1mL)を3−アミノアゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル(15mg、0.09mmol)で処理し、18時間80℃に加熱した。生じた混合物を減圧濃縮し、次いでtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(400mg)で処理し、4時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、粗生成物を逆相プレパラティブHPLC(YMC ODS−A 5μm 20×100mm、0.1% TFAを含有する10%〜90% MeOH/H2O、30分 グラジエント、20mL/分)で精製して、標題の化合物(6.0mg、15%)を得た。LC/MS、m/z 522.3 (M+1)。HPLC Rt=2.90分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
2B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(3−アゼチジニルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物2A(4.0mg、0.008mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)をTFA(0.1mL)で処理し、室温で5時間撹拌した。生じた溶液を濃縮し、粗生成物を逆相プレパラティブHPLC(YMC ODS−A 5μm 20×100mm、0.1% TFAを含有する10%〜90% MeOH/H2、30分 グラジエント、20mL/分)で精製して、標題の化合物(2.0mg、61%)を得た。LC/MS、m/z 422.27 (M+1)。HPLC Rt=1.405分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
実施例3
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロブチルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物1E(25mg、0.08mmol)のTHF溶液(1mL)をシクロブチルアミン(7mg、0.09mmol)で処理し、3時間80℃に加熱した。生じた混合物を減圧濃縮し、次いでtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(400mg)で処理し、4時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、粗生成物を逆相プレパラティブHPLC(YMC ODS−A 5μm 20×100mm、0.1% TFAを含有する10%〜90% MeOH/H2O、30分 グラジエント、20mL/分)で精製して、標題の化合物(10mg、30%)を得た。LC/MS、m/z 421.3 (M+1)。HPLC Rt=2.563分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分
実施例4
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物1E(50mg、0.08mmol)のTHF溶液(1mL)をエチルアミン(0.12mL、0.23mmol)で処理し、5時間80℃に加熱した。生じた混合物を減圧濃縮し、次いでtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(400mg)で処理し、4時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、粗生成物を逆相プレパラティブHPLC(YMC ODS−A 5μm 20×100mm、0.1% TFAを含有する10%〜90% MeOH/H2O、30分 グラジエント、20mL/分)で精製して、標題の化合物(7mg、12%)を得た。LC/MS、m/z 396.3 (M+1)。HPLC Rt=2.964分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
実施例5
6−((trans−4−((ジメチルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
5A.6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
250mL 丸底フラスコに、6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の混合物(1.0g、4.31mmol)1D、1,2−ジクロロエタン(33.2mL)、およびDMF(0.267mL、3.45mmol)を入れた。生じた白色懸濁液に、窒素下室温で、塩化オキサリル(6.46mL、12.93mmol)溶液をシリンジでゆっくりと加え、ガス発生を注意深くモニターした。バブリングが停止した後、反応混合物に還流冷却器を取り付け、1時間65℃に加熱すると、それはゆっくりと明黄色の均一溶液となった。混合物を室温に冷却し、トルエンを加え、溶液を減圧濃縮した。(この工程をさらに2回繰り返して、過剰の塩化オキサリルを除去した。)生じた固形物を減圧乾燥した。明黄色固形物を次いで1,2−ジクロロエタン(33.2mL)に懸濁し、3−フルオロピリジン−4−アミン(1.160g、10.34mmol)およびDIEA(4.52mL、25.9mmol)を入れた。生じた淡褐色懸濁液を室温で終夜撹拌した。薄茶色懸濁液を濾過し、大量のジクロロメタンで洗浄して、黄褐色固形物として、6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物(1.240g、収率84%)を得た。LC/MS、m/z 325.0 (M+1)。HPLC Rt=2.823分。LC/MS、m/z 369.8 (M+1)。HPLC Rt=2.946分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
5B.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物5A(1.2g、3.68mmol)を含む懸濁液に、N−(4−メトキシベンジル)ピリジン−2−アミン(1.183g、5.52mmol)のTHF溶液(36.8mL)を0℃で加えた。この混合物に、カリウムtert−ブトキシド溶液(1M、7.36mL、7.36mmol)をシリンジでゆっくりと入れた。暗色懸濁液を室温で20分間撹拌した。揮発物を減圧留去し、生じた残渣をMeOHでトリチュレートし、0℃に冷却した。濾過し、冷MeOHで洗浄して、黄褐色固形物を得て、それをTHFに溶解し、PhMeと共沸させて、残存するMeOHを除去し、次いで終夜減圧乾燥して、黄褐色固形物として、6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(1.31g、収率68.5%)を得た。LC/MS、m/z 504.0 (M+1)。HPLC Rt=4.265分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.02 (1 H, d, J=2.27 Hz), 8.62 (1 H, d, J=2.27 Hz), 8.35 - 8.48 (4 H, m), 8.23 (1 H, s), 7.67 - 7.83 (1 H, m), 7.32 (2 H, dd, J=8.56, 2.27 Hz), 7.24 (1 H, dd, J=7.05, 5.29 Hz), 7.00 (1 H, s), 6.79 - 6.89 (2 H, m), 5.60 (2 H, s), 3.62 - 3.72 (3 H, s).
5C.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド5B(0.500g、0.992mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(1.360g、11.91mmol)のNMP懸濁溶液(2.5mL)を、300W CEM Discover マイクロ波中20分間110℃に付した。混合物をMeOHで希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=42分。明黄色固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.500g、収率54.6%)を得た。LC/MS、m/z 582.1 (M+1)。HPLC Rt=3.211分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.20 (1 H, d, J=1.76 Hz), 8.69 (1 H, d, J=2.77 Hz), 8.46 - 8.53 (1 H, m), 8.41 - 8.47 (1 H, m), 8.28 (1 H, dd, J=4.78, 1.26 Hz), 8.01 (1 H, s), 7.89 (2 H, d, J=4.28 Hz), 7.57 - 7.72 (1 H, m), 7.26 (2 H, d, J=8.81 Hz), 7.18 (1 H, d, J=7.81 Hz), 7.11 (1 H, d, J=8.31 Hz), 7.03 (1 H, dd, J=6.55, 5.04 Hz), 6.83 (2 H, d, J=8.81 Hz), 6.52 (1 H, s), 5.43 (2 H, s), 3.72 - 3.84 (1 H, m), 3.64 - 3.72 (3 H, s), 3.06 (1 H, d, J=4.78 Hz), 2.03 - 2.15 (2 H, m), 1.95 (2 H, d, J=10.07 Hz), 1.34 - 1.49 (2 H, m), 1.26 (2 H, d, J=12.34 Hz).
5D.6−((trans−4−((ジメチルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド5C(41.5mg、0.051mmol)およびDIEA(0.045mL、0.256mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、室温で、ジメチルカルバミン酸クロリド(dimethylcarbamic chloride)(4.94μL、0.054mmol)をシリンジでゆっくりと加えた。反応液を室温で終夜撹拌した。揮発物を窒素流で除去し、TFA(0.5mL)を加えた。混合物を次いで油浴中4時間60℃で加熱した。反応を次いで室温に冷却し、TFAを減圧留去した。生じた粗物質をTHF(1mL)で希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=56.165分。白色泡として、6−((trans−4−((ジメチルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド,2TFA(18mg、収率45.2%)を得た。LC/MS、m/z 533.1 (M+1)。HPLC Rt=4.200分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.31 (1 H, s), 9.82 (1 H, s), 8.73 (1 H, d, J=2.47 Hz), 8.51 (1 H, t, J=6.05 Hz), 8.44 (1 H, d, J=5.22 Hz), 8.34 (1 H, d, J=3.85 Hz), 8.12 (1 H, s), 7.97 (1 H, s), 7.68 - 7.80 (1 H, m), 7.50 (1 H, d, J=8.52 Hz), 7.17 - 7.26 (1 H, m), 7.02 (1 H, dd, J=6.74, 5.36 Hz), 5.84 - 5.93 (1 H, m), 3.77 - 3.87 (1 H, m), 3.40 (1 H, d, J=6.05 Hz), 2.78 (6 H, s), 2.06 (2 H, s), 1.80 (2 H, s), 1.34 (4 H, d, J=12.10 Hz).
実施例6
6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6A.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.307mmol)のTHF懸濁溶液(1mL)をピリジン−2−アミン(57.7mg、0.613mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.613mL、0.613mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。溶媒を窒素流下で除去し、残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。該物質をNMP(2mL)に溶解し、マイクロ波バイアルに移した。(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.350g、3.07mmol)を加え、反応液を300Wの電力、40分間110℃で照射した。冷却した後、粗物質をMeOH(2mL)で希釈し、YMC ODS C−18 30×250mmカラムを用い、10〜100% B(溶媒A:0.1% TFAを含む10% MeOH水;溶媒B:0.1% TFAを含む90% MeOH水)および25mL/分で60分かけた直線グラジエント、220nmでのモニタリング、および全実行時間70分で、プレパラティブHPLCによって精製した。(望ましいRT=45.100分)。適当な画分を減圧濃縮し、終夜凍結乾燥し、白色のふわふわした固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.057g、0.083mmol)を得た。LC/MS、m/z 462.3 (M+1)。HPLC Rt=3.345分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
6B.6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.020g、0.043mmol)のDMF溶液(1mL)に、室温で、DIEA(0.038mL、0.217mmol)、(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(0.016g、0.087mmol)、およびBOP(0.058g、0.130mmol)を加えた。生じた透明な無色溶液を室温で30分間撹拌した。揮発物を減圧留去し、粗物質をジクロロメタン(0.5mL)およびTFA(0.5mL)に懸濁した。生じた懸濁液を室温で1.5時間勢いよく撹拌した。揮発物を窒素流で除去し、粗物質をMeOH(1mL)で希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=49.547分。白色固形物として、6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.006g、収率18.20%)を得た。LC/MS、m/z 533.2 (M+1)。HPLC Rt=3.616分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.27 (1 H, d, J=1.76 Hz), 9.85 (1 H, s), 8.67 (1 H, d, J=2.77 Hz), 8.48 - 8.55 (1 H, m), 8.44 (1 H, d, J=5.54 Hz), 8.34 (1 H, dd, J=4.91, 1.38 Hz), 8.28 (1 H, d, J=7.55 Hz), 8.13 (1 H, s), 8.04 (2 H, d, J=4.53 Hz), 7.98 (1 H, s), 7.71 - 7.78 (1 H, m), 7.51 (1 H, d, J=8.31 Hz), 7.28 (1 H, d, J=8.31 Hz), 7.02 (1 H, dd, J=7.05, 5.79 Hz), 3.87 (1 H, s), 3.73 - 3.81 (1 H, m), 3.58 (1 H, s), 2.07 (2 H, d, J=3.78 Hz), 1.86 (2 H, s), 1.34 (3 H, d, J=6.80 Hz), 1.28 - 1.44 (4 H, m).
実施例7
trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル
Figure 0005394404
7A.6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド5A(1.97g、6.04mmol)およびDIEA(1.583mL、9.06mmol)のTHF混合溶液(60.4mL)を含む黄色懸濁液に、封管装置中22℃で、シクロプロパンアミン(0.628mL、9.06mmol)を加えた。懸濁液を8時間80℃に加熱し、次いで室温に冷却し、乾燥するまで濃縮した。粗物質をMeOH(30mL)でトリチュレートし、室温で1時間撹拌した。生じた固形物を濾過によって集め、乾燥して、淡褐色固形物として、6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(1.6g、4.61mmol、収率76%)を得た。MS (M+1)=347.2。HPLCピーク Rt=3.976分が生成物である。
7B.trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチルの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.030g、0.087mmol)およびDIEA(0.227mL、1.298mmol)のNMP懸濁溶液(1mL)に、trans−4−アミノシクロヘキサンカルボン酸メチル,HCl(0.201g、1.038mmol)を加えた。生じた懸濁液を300W CEM Discover マイクロ波中60分間120℃に加熱した。粗物質をMeOH(1mL)で希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100%Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 240分、100% Bで40分保持、流速25mL/分。物質をDMSO/THFに再溶解し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分で、白色泡として、trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキサンカルボン酸メチル,2TFA(0.006g、収率9.97%)を得た。LC/MS、m/z 468.0 (M+1)。HPLC Rt=4.120分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100% B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.46 (1 H, s), 8.67 (1 H, d, J=2.75 Hz), 8.55 (1 H, t, J=5.91 Hz), 8.41 (1 H, d, J=5.77 Hz), 8.00 (1 H, s), 7.57 (1 H, s), 7.00 (1 H, s), 6.07 (1 H, s), 2.06 (3 H, s), 1.91 (4 H, s), 1.58 (1 H, d), 1.30 (4 H, d, J=10.45 Hz), 1.05 (2 H, d, J=11.27 Hz), 0.76 (2 H, d, J=4.95 Hz), 0.57 - 0.67 (2 H, m).
実施例8
(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸メチル
Figure 0005394404
8A.6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸1Dの〜1:1混合物(4.7g、18.6mmol)をDCE(140mL)に懸濁し、無溶媒の塩化オキサリル(2.65mL 30.4mmol)で処理し、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(0.08mL、1.034mmol)で処理した。反応混合物を5時間65℃で加熱し、濃縮し、高真空下で1時間乾燥し、さらに精製することなく次の段階に用いた。酸塩化物の粗混合物をDCE(100mL)に懸濁し、3−フルオロピリジン−4−アミン(2.73g、24.31mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.31mL、30.4mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。ブフナー漏斗を通して反応混合物を濾過し、DCE(2×25mL)で洗浄して、薄茶色固形物として、6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの1:1 混合物(5.2g、15.0mmol、収率80%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.1(M+H=326.07およびM+H=372.01)。
8B.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8Aの〜1:1 混合物(3g、8.6mmol)、N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(1.79g、10.12mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.41mL、13.80mmol)をDMF(30mL)に懸濁し、1時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、16時間減圧乾燥し、メタノール(20mL)に懸濁し、オフホワイトの固形物をブフナー濾過(2×10mL メタノールですすぐ)で集め、さらに精製することなく次の段階に用いた。反応混合物をtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(16.28g、143mmol)と混合し、2.5時間160℃で加熱した。反応を室温に冷却し、水(40mL)を加え、ブフナー濾過で固形物を集めた。10% メタノール/クロロホルム〜25% メタノール/クロロホルム/1% トリエチルアミンの段階的グラジエント(stepwise gradient)を用いたシリカゲルクロマトグラフィで粗生成物を精製して、泡の固形物を単離した。固形物を水(50mL)に懸濁し、ブフナー濾過(2×25mL 水で洗浄)で集め、16時間減圧乾燥して、オフホワイトの固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(3.2g、5.58mmol、収率63%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.68(M+H=545.22)。
8C.(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸メチルの製造
Figure 0005394404
カルボノクロリド酸メチル(Methyl carbonochloridate)(7.81mg、0.083mmol)を、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(30mg、0.055mmol)およびDIEA(0.00617mL、0.035mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、濃縮し、65℃で1時間、TFA(0.127mL、1.653mmol)で処理した。反応混合物を濃縮し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製した。白色固形物として、標題の化合物である(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸メチル(15mg、56.4%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.63(M+H=483.24)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.42 (1 H, s), 8.74 (1 H, d, J=2.27 Hz), 8.51 (1 H, t, J=6.17 Hz), 8.44 (1 H, d, J=5.54 Hz), 8.01 (1 H, s), 7.61 (1 H, s), 7.18 (1 H, d, J=8.06 Hz), 6.94 (1 H, d, J=8.31 Hz), 5.98 (1 H, s), 3.79 (1 H, br. s.), 3.42 - 3.64 (4 H, m), 3.30 (1 H, br. s.), 2.02 (2 H, d, J=9.57 Hz), 1.79 (2 H, br. s.), 1.17 - 1.45 (4 H, m), 0.70 - 0.82 (2 H, m), 0.54 - 0.68 (2 H, m).
実施例9
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−((イソプロピルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8B(40.0mg、0.073mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、2−イソシアナトプロパン(0.0072mL、0.073mmol)を加えた。反応溶液を室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、70℃で1時間、TFA(1.132mL、14.69mmol)で処理した。反応混合物をプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−((イソプロピルカルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(16.9mg、45.2%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.73(M+H=510.32)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.38 (1 H, s), 8.68 (1 H, d, J=2.75 Hz), 8.51 (1 H, t, J=6.05 Hz), 8.44 (1 H, d, J=5.50 Hz), 8.01 (1 H, s), 7.59 (1 H, s), 6.92 (1 H, br. s.), 5.99 (1 H, s), 5.61 (2 H, br. s.), 3.79 (2 H, br. s.), 3.52 - 3.74 (2 H, m), 2.00 (2 H, d, J=9.90 Hz), 1.83 (2 H, d, J=10.45 Hz), 1.12 - 1.41 (4 H, m), 1.02 (6 H, d, J=6.60 Hz), 0.71 - 0.83 (2 H, m), 0.54 - 0.69 (2 H, m).
実施例10
6−((trans−4−(L−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
BOP(62.5mg、0.141mmol)を、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8B(20mg、0.047mmol)、DIEA(0.0062mL、0.035mmol)および(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(17.83mg、0.094mmol)のDMF溶液(1mL)に加えた。透明な反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、CH2Cl2(0.50mL)およびTFA(0.545mL、7.07mmol)に溶解し、室温で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である6−((trans−4−(L−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(10mg、42.8%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.41(M+H=496.3)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.85 (1 H, t, J=6.55 Hz), 8.69 (1 H, d, J=3.53 Hz), 8.48 (1 H, d, J=6.04 Hz), 8.13 (1 H, s), 6.11 (1 H, s), 3.97 (1 H, d, J=4.28 Hz), 3.87 (1 H, q, J=7.13 Hz), 3.72 (1 H, br. s.), 2.59 (1 H, td, J=6.80, 3.53 Hz), 2.21 (2 H, br. s.), 1.99 (2 H, br. s.), 1.32 - 1.62 (7 H, m), 0.78 - 0.96 (2 H, m), 0.55 - 0.76 (2 H, m).
実施例11
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans−4−((ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8B(30mg、0.055mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、DIEA(0.0062mL、0.035mmol)およびジメチルスルファモイルクロリド(1.5mg、10.45μmol)を加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、濃縮し、TFA(0.849mL、11.02mmol)に再溶解し、1時間70℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans−4−((ジメチルスルファモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(13.0mg、44.4%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.61(M+H=532.26)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.39 (1 H, s), 8.71 (1 H, d, J=2.52 Hz), 8.49 (1 H, t, J=6.17 Hz), 8.43 (1 H, d, J=5.29 Hz), 8.00 (1 H, s), 7.61 (1 H, s), 7.28 (1 H, d, J=8.06 Hz), 6.92 (1 H, d, J=8.31 Hz), 5.98 (1 H, s), 3.78 (1 H, br. s.), 3.00 (2 H, br. s.), 2.58 - 2.73 (6 H, m), 2.01 (2 H, br. s.), 1.90 (2 H, br. s.), 1.26 (4 H, d, J=13.09 Hz), 0.68 - 0.85 (2 H, m), 0.51 - 0.69 (2 H, m).
実施例12
N−(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((2−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8B(50.0mg、0.092mmol)およびDIEA(0.064mL、0.367mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、2−ブロモ酢酸メチル(21.07mg、0.138mmol)を加え、反応混合物を封管装置中14時間45℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、TFA(0.424mL、5.51mmol)で処理し、1時間65℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、メタノールで希釈し、分取HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)を用いて精製して、オフホワイトの固形物として、標題の化合物であるN−(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((2−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル(23mg、0.046mmol、収率50.5%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.32(M+H=497.3)。
実施例13
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
13A.6,8−ジクロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸1Dの〜1:1 混合物(2.0g、8.62mmol)をDCE(20mL)に懸濁し、無溶媒の二塩化オキサリル(4.37g、34.5mmol)で処理し、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(0.534mL、6.90mmol)で処理した。反応混合物を6時間70℃で加熱し、濃縮し、1時間高真空下で乾燥し、さらに精製することなく次の段階に用いた。酸塩化物の粗混合物をDCM(10mL)に懸濁し、2−フルオロピリジン−4−アミン(1.0g、8.92mmol)およびトリエチルアミン(3.75mL、26.8mmol)で処理し、室温で14時間撹拌した。ブフナー漏斗を通して反応混合物を濾過し、水(2×25mL)で洗浄して、黄色固形物として、6,8−ジクロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの1:1 混合物(1.18g、8.92mmol、収率40.5%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.47(M+H=326.1およびM+H=372.04)。
13B.8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(600mg、1.84mmol)およびDIEA(0.482mL、2.76mmol)のTHF溶液(10.00mL)に、シクロプロパンアミン(158mg、2.76mmol)を加え、反応を封管装置中2時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、NMP(5mL)に溶解し、trans−4−アミノシクロヘキサノール(4238mg、36.8mmol)を加えた。反応混合物を24時間100℃で加熱し、40%〜100% MeOH(0.1% TFA)の水(0.1% TFA)溶液によるプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm)を用いて精製して、白色固形物として、標題の化合物である8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(179mg、0.421mmol、収率22.87%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.722(M+H=426.15)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.51 (1 H, s), 8.19 (1 H, d, J=5.52 Hz), 7.96 (1 H, s), 7.60 (1 H, s), 7.41 - 7.57 (2 H, m), 6.94 (1 H, d, J=7.28 Hz), 5.99 (1 H, s), 4.60 (1 H, d, J=4.02 Hz), 3.67 (1 H, br. s.), 3.47 (1 H, br. s.), 2.08 (2 H, br. s.), 1.88 (2 H, d, J=2.76 Hz), 1.15 - 1.45 (4 H, m), 0.70 - 0.89 (2 H, m), 0.52 - 0.71 (2 H, m).
実施例14
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(3−ピリジン−3−イルウレイド)シクロヘキシルアミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
14A.6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリドおよび8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の混合物(2.0g、8.62mmol、1D.)をDCE(20mL)に懸濁し、無溶媒の塩化オキサリル(4.37g、34.5mmol)で処理し、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(0.534mL、6.90mmol)で処理した。反応混合物を6時間70℃で加熱し、次いで濃縮し、1時間高真空下で乾燥し、次いでさらに精製することなく次の段階に用いた。
14B.6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
ピリミジン−4−アミン(251mg、2.64mmol)を、6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリドおよび8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリド14Aの〜1:1 混合物(600mg、2.396mmol)およびTEA(0.334mL、2.396mmol)のDCM溶液(6mL)に加え、反応混合物を室温で14時間撹拌した。反応混合物をブフナー漏斗で濾過した。固形物を水で洗浄し、高真空下で乾燥して、黄褐色固形物として、6,8−ジクロロ−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(726mg、98%)を単離し、それをさらに精製することなく次の段階に用いた。N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(381mg、2.148mmol)を、6,8−ジクロロ−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(467mg、1.432mmol)およびDIEA(0.500mL、2.86mmol)のDMF溶液(10mL)に加えた。反応混合物を1.5時間80℃で加熱した。水(20mL)を反応混合物に加え、固形物をブフナー濾過で集めて(メタノール洗浄しながら)、淡黄色粉末として、標題の化合物である6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド14A(519mg、78%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=2.107(M+H=450.22)。
14B.8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(3−ピリジン−3−イルウレイド)シクロヘキシルアミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(70mg、0.156mmol)およびtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(533mg、4.67mmol)を、1.5時間160℃で一緒に加熱した。反応混合物を水に懸濁し、ブフナー漏斗を通して濾過し、高真空下で乾燥し、さらに精製することなく次の段階に用いた。上記の反応からの粗生成物(40.0mg、0.076mmol)をDCM(1mL)に溶解し、3−イソシアナトピリジン(9.11mg、0.076mmol)で処理した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮し、TFA(1.168mL、15.16mmol)で処理した。反応混合物を1時間70℃で加熱し、濃縮し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(3−ピリジン−3−イルウレイド)シクロヘキシルアミノ)−N−(ピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(18.4mg、46%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.59(M+H=528.28)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 9.27 (1 H, d, J=2.27 Hz), 9.03 (1 H, s), 8.71 (1 H, d, J=6.04 Hz), 8.36 - 8.49 (2 H, m), 8.32 (1 H, ddd, J=8.69, 2.52, 1.13 Hz), 8.12 (1 H, s), 7.95 (1 H, dd, J=8.81, 5.54 Hz), 6.11 (1 H, s), 3.98 (1 H, s), 3.66 (1 H, s), 2.60 (1 H, ddd, J=6.86, 3.34, 3.15 Hz), 2.22 - 2.38 (2 H, m), 2.08 (2 H, d, J=10.58 Hz), 1.73 (2 H, dd, J=12.46, 2.64 Hz), 1.31 - 1.57 (2 H, m), 0.80 - 0.99 (2 H, m), 0.55 - 0.78 (2 H, m).
実施例15
6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリミジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
15A.6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−アミンの製造
Figure 0005394404
6−クロロピリミジン−4−アミン(500mg、3.86mmol)およびナトリウムフェニルメタノラート(sodium phenylmethanolate)(1M ベンジルアルコール溶液、4.67mL、4.67mmol)を16時間120℃で加熱した。HPLC精製(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)の後、透明油として、6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−アミン(210mg、収率27%)を単離した。次の段階に用いるために、精製した物質(TFA塩)を酢酸エチル(20mL)に溶解し、飽和NaHCO3(20mL)で洗浄することによって、その遊離塩基に変換した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=0.96(M+H=202.24)。
15B.N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよびN−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−アミン(56.2mg、0.279mmol)を、6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリドおよび8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボニルクロリドの〜1:1 混合物(実施例1に示されるように製造、70mg、0.28mmol)およびTEA(0.33mL、2.4mmol)のDCM溶液(3mL)に加え、3時間40℃で加熱した。反応混合物をISCOクロマトグラフィ(段階的グラジエント 0〜5% メタノールのDCM溶液)で精製して、明黄色固形物として、N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよびN−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(51mg、43.9%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.96(M+H=415.12)。
15C.N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよびN−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(279mg、0.672mmol)、シクロプロパンアミン(57.5mg、1.008mmol)およびDIEA(0.319mL、1.826mmol)のTHF溶液(5mL)を封管装置中2時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、エーテルでトリチュレートし、ブフナー濾過の後に、白色固形物として、N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(217mg、0.498mmol、収率74.1%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=2.217(M+H=436.12)。
15D.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(70mg、0.161mmol)およびtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(367mg、3.21mmol)を2時間160℃で加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 10% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、淡黄色固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(37mg、0.072mmol、収率44.9%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.818(M+H=514.25)。
15E.6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリミジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
BOP(129mg、0.292mmol)を、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(50.0mg、0.097mmol)、DIEA(0.068mL、0.39mmol)および(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(36.8mg、0.195mmol)のDCM溶液(1mL)に加えた。透明な反応混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮した。TFA(0.450mL、5.84mmol)を加え、反応混合物を1時間70℃で加熱した。反応混合物をメタノールに希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 10% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリミジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(26mg、0.053mmol、収率54.0%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.393(M+H=495.16)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.56 (1 H, br. s.), 11.73 (1 H, s), 8.29 (1 H, d, J=7.78 Hz), 8.18 (1 H, s), 8.06 (3 H, d, J=4.27 Hz), 7.90 - 8.00 (1 H, m), 7.61 (1 H, s), 7.05 (1 H, s), 7.00 (1 H, d, J=7.78 Hz), 5.96 (1 H, s), 3.68 - 3.92 (2 H, m), 3.46 - 3.69 (1 H, m), 2.10 (2 H, d, J=10.54 Hz), 1.82 (2 H, d, J=2.51 Hz), 1.43 - 1.69 (2 H, m), 1.16 - 1.43 (5 H, m), 0.69 - 0.86 (2 H, m), 0.51 - 0.70 (2 H, m).
実施例16
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−フルオロ−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
16A.6−クロロ−8−(5−フルオロピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
5−フルオロピリジン−2−アミン(20.63mg、0.184mmol)のDMF溶液(1mL)に、60% NaH(7.36mg、0.184mmol)を加えた。H2発生が停止するまで、混合物を10分間撹拌した。化合物8A(24mg、0.074mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。水を加え、黄色固形物を濾過によって集め、乾燥して、化合物16A(25.2mg、57%)を得た。[M+H]=4 01。HPLCピーク Rt=3.345分(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでのモニタリング)。
16B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−フルオロ−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物16A(25mg、0.042mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(47.6mg、0.417mmol)のNMP混合溶液(0.7mL)を終夜110℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、MeOHで希釈し、プレパラティブHPLCで精製した。目的の画分を濃縮して、薄茶色固形物として、化合物16BのTFA塩(23.6mg、68%)を得た。[M+H]=480。HPLCピーク Rt=2.673分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
実施例17
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
17A.8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−ブロモピリジン−2−アミン(1.24g、7.17mmol)のTHF溶液(10.00mL)に、60% NaH(294mg、7.35mmol)を加えた。H2発生が停止するまで、混合物を30分間撹拌した。生じた暗緑色溶液を、化合物8A(800mg、2.453mmol)のDMF懸濁溶液(10mL)にシリンジで加えた。反応混合物を室温で終夜撹拌し、次いで氷水に加えた。茶色固形物を濾過によって集め、減圧乾燥して、化合物17A(1.125g、89%)を得た。MS(M+1)=462。HPLCピーク Rt=3.696分(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)。
17B.6−(trans−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド17A(550mg、1.189mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(1.086g、9.51mmol)のNMP混合溶液(4mL)を終夜100℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、次いで氷水に加えた。黄色固形物を濾過によって集め、水ですすいだ。まだ湿っている固形物パッドをDCM/MeOHと3回共沸させた。生じた固形残渣を少量のMeOHで処理し、濾過し、乾燥して、黄色固形物として、化合物17B(456mg、71%)を得た。MS(M+1)=540。HPLCピーク Rt=2.870分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)。
17C.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−(4−メチル−1−ピペラジニル)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−((trans−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド17B(35.0mg、0.065mmol)および1−メチルピペラジン(32.4mg、0.324mmol)のNMP混合溶液(0.4mL)を終夜120℃に加熱した。反応混合物を室温に冷却し、分取HPLCで精製した。目的の画分を濃縮し、凍結乾燥して、淡黄色固形物として、化合物17C(23.9mg、40%)を得た。[M+H]=560。HPLCピーク Rt=2.313分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
実施例18
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
18A.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
1−メチル−1H−ピラゾール−3−アミン(37.2mg、0.383mmol)のDMF溶液(0.8mL)に、60% NaH(14.10mg、0.353mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌した。固形物8A(50mg、0.153mmol)を1回で加えた。反応混合物を室温で3時間撹拌した。メタノール(5mL)を加え、固形物が沈澱し、それを濾過によって集め、乾燥して、オフホワイトの固形物として、化合物18A(26mg、37%)を得た。[M+H]=387。HPLCピーク Rt=2.753分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、254nmでモニタリング。)
18B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド18A(19.9mg、0.044mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(47.6mg、0.417mmol)のNMP混合溶液(0.7mL)を終夜110℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、分取HPLCで精製した。目的の画分を濃縮し、凍結乾燥して、茶色固形物として、化合物18B(14.9mg、40%)を得た。[M+H]=465。HPLCピーク Rt=2.263分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
実施例19
8−アセトアミド−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
19A.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物8A(300mg、0.920mmol)のNMP懸濁溶液(2mL)に、(4−メトキシフェニル)メタンアミン(0.120mL、0.920mmol)およびDIEA(0.161mL、0.920mmol)を加えた。反応混合物を80℃で1時間撹拌し、次いで室温に冷却した。水を加えた。明黄色固形物を濾過によって集め、水ですすぎ、減圧乾燥して、化合物19A(348mg、89%)を得た。[M+H]=426。HPLCピーク Rt=3.000分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、254nmでモニタリング。)
19B.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド19A(80mg、0.187mmol)のDMF溶液(2mL)に、60% NaH(18.74mg、0.469mmol)を加えた。混合物を20分間撹拌し、次いで塩化アセチル(0.038mL、0.540mmol)のDMF溶液(0.4mL)を加え、混合物を30分間撹拌した。反応混合物を飽和NH4Clでクエンチした。薄茶色固形物を濾過によって集め、水で洗浄し、減圧乾燥して、化合物19B(78mg、89%)を得た。{M+H]=469。HPLCピーク Rt=2.303分(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
19C.8−アセトアミド−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(N−(4−メトキシベンジル)アセトアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド19B(30mg、0.064mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(14.61mg、0.128mmol)のNMP溶液(0.5mL)を2.5時間70℃で加熱し、次いで室温に冷却した。水を加えた。混合物をEtOAcで3回抽出し、抽出物を合わせて、H2Oおよび食塩水で洗浄し、次いで濃縮した。生じた残渣をMeOHで処理した。固形物を濾去し、濾液を分取HPLCで精製した。目的の画分を乾燥するまで濃縮し、次いでTFA(1mL)に溶解した。溶液を70℃で6時間撹拌し、次いで濃縮した。残渣をMeOH/DCMで処理し、再び濃縮して、固形物を得て、それをエーテルでトリチュレートした。固形物を濾過によって集め、エーテルですすぎ、減圧乾燥して、オフホワイトの固形物として、化合物19C(7.3mg、21%)を得た。[M+H]=427。HPLCピーク Rt=2.018分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
実施例20
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((メチルスルホニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
20A.6−(trans−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(N−(4−メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド19A(50mg、0.117mmol)のDMF溶液(1.3mL)に、60% NaH(9.37mg、0.234mmol)を加えた。混合物を15分間撹拌した。メタンスルホニルクロリド(10.88μL、0.141mmol)のDMF溶液(0.2mL)を滴下して加えた。生じた混合物を室温で20分間撹拌し、次いで飽和NH4Cl水でクエンチし、EtOAcで抽出した。抽出物を合わせて、水および食塩水で洗浄し、MgSO4で乾燥し、濃縮し、ISCO(12g、2% MeOH/DCM)で精製して、白色固形物(35mg)を得た。該固形物およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミンの混合物(39.6mg、0.347mmol)のNMP溶液(0.4mL)を30分間70℃で加熱し、次いで室温に冷却し、分取HPLCで精製した。目的の画分を乾燥するまで濃縮し、終夜減圧乾燥して、化合物20A(30mg、31%)を得た。[M+H]=583。HPLCピーク Rt=2.368分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
20B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((メチルスルホニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−(trans−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(N−(4−メトキシベンジル)メチルスルホンアミド)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(30mg、0.037mmol)のTFA混合溶液(1mL)を1.5時間80℃に加熱した。反応混合物を濃縮し、DCM/MeOHから蒸発させて、白色固形物として、化合物20B(26mg、102%)を得た。[M+H]=463。HPLCピーク Rt=1.758分。(クロモリスカラム4.6×50mm 0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水で4分かけて溶離、4mL/分、220nmでモニタリング)
実施例21
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(5−シアノピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
撹拌子およびセプタムキャップを備えた1ドラムバイアルにジオキサン(0.767mL)を入れ、10分間勢いよく撹拌しながら、アルゴンを通してバブリングすることによって溶媒を脱気した。化合物5A(0.050g、0.153mmol)、6−アミノニコチノニトリル(0.022g、0.184mmol)、炭酸セシウム(0.100g、0.307mmol)、キサントホス(4.44mg、7.67μmol)、およびPd2(dba)3(7.02mg、7.67μmol)を脱気した溶媒に1回で加え、生じた暗褐色懸濁液をアルゴンで3回パージした(pump/purged)。混合物を次いで24時間100℃に加熱した。懸濁液を室温に冷却し、次いで水でトリチュレートした。生じたオリーブグリーンの懸濁液を、中間多孔度のフリットに通して注意して濾過した。固形物を集め、THFに懸濁し、PhMeと共沸させて、残存する水およびMeOHを除去した。未精製の固形物をNMP(0.767mL)に懸濁し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.210g、1.840mmol)を加えた。生じた茶色懸濁液を、CEM Discover 300W マイクロ波中20分間110℃で照射した。冷却して、混合物をDMFで希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=48.454分。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥し、淡褐色凍結乾燥物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(5−シアノピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.006g、6.11μmol、収率3.99%)を得た。HPLC:Rt=3.445分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。MS:[M+H]=487.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.16 (1 H, s), 10.48 (1 H, s), 8.75 (1H, d, J=2.01 Hz), 8.65 (1 H, d, J=2.52 Hz), 8.44-8.50 (1 H, m), 8.40-8.44 (1 H, m), 8.17 (1 H, d, J=2.27 Hz), 8.13-8.16 (1 H, m), 7.97 (1 H, s), 7.81 (2 H, s), 7.65 (1 H, d, J=8.81 Hz), 7.45 (1 H, s), 3.83 (1 H, s), 3.07 (1 H, s), 2.12 (2 H, s), 1.95 (2 H, d, J=1.01 Hz), 1.26-1.47 (4 H, m).
実施例22
6−(6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イルアミノ)ニコチン酸
Figure 0005394404
化合物5A(0.050g、0.153mmol)および6−アミノニコチン酸メチル(0.028g、0.184mmol)のTHF懸濁溶液(0.767mL)に、室温で、カリウムtert−ブトキシド(0.337mL、0.337mmol)を加えた。生じた懸濁液を室温で2時間撹拌した。溶媒を次いで窒素流で除去した。固形物をNMP(0.767mL)に溶解し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.210g、1.840mmol)を加え、混合物をCEM Discover 300W マイクロ波中20分間110℃に加熱した。HPLCおよびLC/MSによる混合物の分析によって、遊離酸の混合物およびC8でのヒドロキシ化が示された。混合物をDMFで希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm)、0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=48.545分。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥し、白色凍結乾燥物として、6−(6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イルアミノ)ニコチン酸,3TFA(7.4mg、8.29μmol、収率5.41%)を得た。HPLC:Rt=3.466分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。MS:[M+H]=506.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.20 (1 H, s), 10.31 (1 H, s), 8.85 (1H, d, J=2.27 Hz), 8.70 (1 H, d, J=1.26 Hz), 8.45-8.51 (1 H, m), 8.43 (1 H, s), 8.12-8.19 (1 H, m), 8.07 (1 H, s), 7.93 (2 H, s), 7.58 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.24 (1 H, s), 7.11 (1 H, s), 6.99 (1 H, s), 3.79-3.93 (1 H, m), 3.00-3.13 (1 H, m), 2.05-2.18 (2 H, m), 1.97 (2 H, s), 1.47 (2 H, s), 1.33 (2 H, s).
実施例23
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
23A.6,8−ジクロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の〜1:1 混合物(6.57g、28.3)をDCE(140mL)に懸濁し、無溶媒の塩化オキサリル(5.52g、42.5mmol)で処理し、続いてN,N−ジメチルホルムアミド(0.207g、2.83mmol)で処理した。反応混合物を5時間65℃で加熱し、濃縮し、1時間高真空下で乾燥し、さらに精製することなく次の段階に用いた。酸塩化物の粗混合物をDCE(100mL)に懸濁し、2−クロロピリジン−4−アミン(4.37g、34.0mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5.49g、42.5mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。ブフナー漏斗を通して反応混合物を濾過し、DCE(2×25mL)で洗浄して、薄茶色固形物として、6,8−ジクロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの1:1 混合物(7.7g、22.5mmol、収率79%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.51分。[M+H[=343.84、および[M+H[=387.8。
23B.6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(3g、8.6mmol)、N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(8.16g、23.82mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.08g、23.82mmol)をDMF(100mL)に懸濁し、1.5時間80℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、16時間減圧乾燥した。残渣をメタノール(75mL)に懸濁し、オフホワイトの固形物をブフナー濾過(2×25mL メタノールですすぐ)で集めて、黄褐色固形物として、6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(10.2g、21.1mmol、89%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=2.21分。[M+H]=483.06。
23C.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(9g、18.6mmol)を、trans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(31.9g、279mmol)のN−メチル−2−ピロリジノン溶液(50mL)と混合し、16時間80℃で加熱し、6時間120℃で加熱した。反応を室温に冷却し、水(200mL)を加え、ブフナー濾過で固形物を集めた。粗生成物を、10%メタノール/クロロホルム〜25% メタノール/クロロホルム/1% トリエチルアミンの段階的グラジエントを用いたシリカゲルクロマトグラフィで精製して、泡の固形物を単離した。固形物を水(400mL)に懸濁し、ブフナー濾過(2×50mL 水で洗浄)で集め、16時間減圧乾燥して、オフホワイトの固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(10.2g、18.18mmol、収率98%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.77分。[M+H]=561.16。
23D.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物23C(0.464mmol、260mg)のNMP溶液(2mL)に、TFA(0.2mL)を加えた。生じた反応混合物を24時間100℃で加熱した。反応混合物をMeOHで希釈し、20%〜100% MeOH(0.1% TFA)の水(0.1% TFA)溶液を用いたHPLC フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm)で精製して、白色固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(107mg、0.243mmol、収率52.3%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.500分。[M+H]=441.12。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.21 - 8.35 (1 H, m), 8.01 (1 H, s), 7.96 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.33 - 7.51 (1 H, m), 6.07 (1 H, s), 3.60 - 3.85 (1 H, m), 3.08 - 3.27 (1 H, m), 2.49 - 2.66 (1 H, m), 2.25 - 2.45 (2 H, m), 2.06 - 2.28 (2 H, m), 1.35 - 1.69 (4 H, m), 0.77 - 0.97 (2 H, m), 0.50 - 0.73 (2 H, m).
実施例24
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
24A.6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−(5−メチルピリジン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミンの製造
Figure 0005394404
フラスコに、N−(4−メトキシベンジル)−5−メチルピリジン−2−アミン(147g、645mmol)のTHF溶液(5mL)を25℃で加えた。溶液を25℃で撹拌し、カリウムt−ブトキシド(1936mL、1936mmol)を加えた。反応溶液を25℃で30分間撹拌した。次に、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(150g、645mmol、WO 2007/038314からの実施例1)を加え、反応溶液を室温で1時間撹拌した。反応を酢酸エチルでクエンチし、溶媒を減圧留去した。残渣を酢酸エチルに再溶解し、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、濾過し、減圧濃縮して、粗生成物を得た。残渣をISCO(5% EtOAc/DCM;12gカラム)で精製して、純粋な生成物である6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−(5−メチルピリジン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(0.1367g、0.360mmol、収率0.056%)を得た。
24B.6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の製造
Figure 0005394404
フラスコに、6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−(5−メチルピリジン−2−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(0.13g、0.342mmol)、およびnBuLi(0.205mL、0.411mmol)のTHF溶液を−78℃で加えた。溶液を−78℃で30分間撹拌した。該陰イオンを二酸化炭素ガスで5分間クエンチし、反応を室温まで加温した。溶液を水/酢酸エチルでクエンチし、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、粗生成物の混合物を得た。水層をDCM(3×5mL)で逆抽出した。有機層を合わせて、水(1×5mL)で洗浄した。有機物をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、純粋な生成物である6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(70mg、0.165mmol、収率48.3%)を得た:[M+H]=424。
24C.6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.07g、0.165mmol)、1−(3−(ジメチルアミノ)プロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.047g、0.248mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.033g、0.248mmol)、TEA(0.069mL、0.495mmol)およびピリジン−4−アミン(0.023g、0.248mmol)のアセトニトリル溶液(2mL)を16時間80℃に加熱した。溶液をEA/水でクエンチした。有機層を飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機層をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、粗生成物の混合物を得た。粗生成物をISCO(5% EtOAc/DCM;12gカラム)で精製し、続いてISCO(5% MeOH/DCM;12gカラム)で精製して、標題の化合物(32mg)を得た。[M+H]=500。
24D.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
2ドラムバイアルに、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(5−メチルピリジン−2−イル)アミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(32mg、0.064mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(146mg、1.280mmol)を加えた。反応混合物を無溶媒で1時間160℃で加熱した。溶液をDCMで希釈し、水で洗浄した。有機層を乾燥するまで濃縮し、次いで無溶媒のTFAに溶解し、2時間80℃に加熱した。溶液を減圧濃縮し、残渣を分取HPLCで精製して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(14.2mg、0.031mmol、収率48.5%)を得た。HPLC Rt=2.19分(Waters Sunfire C18 カラム 4.6×50mm):0%〜100% B。溶媒B:90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分)。[M+H]=458。
実施例25
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(フェニルスルホンアミド)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
25A.6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(381mg、2.148mmol)を、6,8−ジクロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド8−ブロモ−6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(467mg、1.432mmol、実施例13A)およびDIEA(0.500mL、2.86mmol)のDMF溶液(10mL)に加えた。反応混合物を1.5時間80℃で加熱した。水(20mL)を加え、固形物をブフナー濾過で集め、終夜減圧乾燥して、黄色固形物として、6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(519mg、78%)を得た。粗物質をさらに精製することなく次の段階に用いた。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=2.22分。[M+H]=467.21。
25B.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(60mg、0.129mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(147mg、1.285mmol)のNMP溶液(2mL)をマイクロ波反応器中40分間90℃で加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)]で精製して、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを得た。
25C.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(25B)をTFA(2mL)に溶解し、2時間70℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(23mg、収率43.2%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.448分。[M+H]=425.29。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.08 - 8.26 (1 H, m), 8.04 (1 H, s), 7.60 - 7.74 (1 H, m), 7.29 - 7.45 (1 H, m), 5.99 - 6.16 (1 H, m), 3.61 - 3.92 (1 H, m), 3.08 - 3.28 (1 H, m), 2.48 - 2.69 (1 H, m), 2.26 - 2.48 (2 H, m), 2.07 - 2.28 (2 H, m), 1.37 - 1.69 (4 H, m), 0.79 - 1.00 (2 H, m), 0.53 - 0.76 (2 H, m).
25D.8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(フェニルスルホンアミド)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(20.00mg、0.037mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、DIEA(0.00617mL、0.035mmol)およびベンゼンスルホニルクロリド(1.5mg、8.49μmol)を加えた。反応溶液を室温で30分間撹拌し、濃縮し、70℃で1時間、次いでTFA(1.132mL、14.69mmol)で処理した。反応混合物を濃縮し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、標題の化合物である8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(フェニルスルホンアミド)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(2.6mg、収率12.54%)(13.0mg、44.4%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.910分。[M+H]=565.25。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.36 - 11.55 (1 H, m), 8.13 - 8.33 (1 H, m), 7.89 - 8.01 (1 H, m), 7.76 - 7.91 (3 H, m), 7.47 - 7.70 (5 H, m), 7.20 - 7.38 (1 H, m), 6.78 - 6.96 (1 H, m), 5.83 - 6.02 (1 H, m), 3.48 - 3.72 (1 H, m), 2.92 - 3.13 (1 H, m), 1.83 - 2.12 (2 H, m), 1.53 - 1.80 (2 H, m), 0.99 - 1.41 (5 H, m), 0.66 - 0.85 (2 H, m), 0.41 - 0.67 (2 H, m), 1.80 - 2.05 (2 H, m), 1.39 - 1.70 (2 H, m), 1.14 - 1.41 (2 H, m), 0.77 (2 H, d, J=4.77 Hz), 0.63 (2 H, d, J=3.01 Hz).
実施例26
2−((trans)−4−(8−(シクロプロピルアミノ)−3−(6−ヒドロキシピリミジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルアミノ)酢酸メチル
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(30.0mg、0.058mmol)のDCM溶液(2mL)に、DIEA(0.041mL、0.234mmol)および2−ブロモ酢酸メチル(13.40mg、0.088mmol)を加えた。反応溶液を45℃で14時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、65℃で1時間、TFA(0.270mL、3.50mmol)で処理した。反応混合物を濃縮し、MeOHで希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、2−((trans)−4−(8−(シクロプロピルアミノ)−3−(6−ヒドロキシピリミジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルアミノ)酢酸メチル(11mg、0.022mmol、収率38.0%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.295分。[M+H]=496.19。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.43 - 12.79 (1 H, m), 11.67 (1 H, s), 9.11 (2 H, d, J=4.77 Hz), 8.31 (1 H, s), 7.96 (1 H, s), 7.63 (1 H, s), 6.90 - 7.18 (2 H, m), 5.95 (1 H, s), 4.14 (2 H, t, J=5.65 Hz), 3.80 (3 H, s), 3.53 - 3.79 (1 H, m), 2.91 - 3.21 (1 H, m), 2.21 (2 H, d, J=10.79 Hz), 2.10 (2 H, d, J=11.54 Hz), 1.61 (2 H, br. s.), 1.24 (2 H, d, J=12.30 Hz), 0.76 (2 H, d, J=5.02 Hz), 0.62 (2 H, d, J=2.51 Hz).
実施例27
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−モルホリノシクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.184mmol)の1,2−ジクロロエタン溶液(2mL)に、DIEA(0.128mL、0.734mmol)および1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(42.6mg、0.184mmol)を加え、反応溶液を60℃で9時間撹拌した。反応混合物を、65℃で1時間、TFA(0.849mL、11.02mmol)で処理し、濃縮し、メタノールで希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−モルホリノシクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(36.3mg、0.073mmol、収率40.0%)を得た。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.67分。[M+H]=495.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.40 (1 H, s), 9.57 - 9.89 (1 H, m), 8.26 (1 H, d, J=5.77 Hz), 7.99 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.67 (1 H, s), 7.60 (1 H, s), 7.44 (1 H, d, J=4.77 Hz), 6.88 - 7.14 (1 H, m), 5.98 (1 H, s), 4.04 (2 H, d, J=11.80 Hz), 3.58 - 3.83 (3 H, m), 3.40 (2 H, d, J=12.05 Hz), 2.98 - 3.23 (2 H, m), 2.28 (2 H, d, J=11.80 Hz), 2.17 (2 H, d, J=11.29 Hz), 1.55 (2 H, br. s.), 1.35 (2 H, br. s.), 0.78 (2 H, d, J=6.53 Hz), 0.63 (2 H, br. s.)
実施例28
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、および
6−((trans)−4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(80mg、0.147mmol)のMeCN溶液(3mL)に、DIEA(0.038mL、0.220mmol)および2−ブロモエタノール(36.7mg、0.294mmol)を加え、反応溶液を60℃で8時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、65℃で1時間、TFA(0.679mL、8.81mmol)で処理した。反応混合物をMeOHで希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、以下を単離した。
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(19.9mg、0.042mmol、28.9%収率)。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.65(M+H=496.2)。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.11 - 8.22 (1 H, m), 8.04 (1 H, s), 7.56 - 7.70 (1 H, m), 7.21 - 7.40 (1 H, m), 6.08 (1 H, s), 3.66 - 3.89 (3 H, m), 3.07 - 3.28 (3 H, m), 2.50 - 2.69 (1 H, m), 2.34 - 2.50 (2 H, m), 2.20 - 2.35 (2 H, m), 1.37 - 1.72 (4 H, m), 0.78 - 0.99 (2 H, m), 0.56 - 0.75 (2 H, m) 並びに、
6−((trans)−4−(ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(18.7mg、0.036mmol、収率24.84%)。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.65(M+H=513.3)。
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.38 (1 H, s), 8.65 - 8.90 (1 H, m), 8.22 (1 H, d, J=5.50 Hz), 7.99 (1 H, s), 7.60 - 7.71 (1 H, m), 7.56 (2 H, s), 6.82 - 7.14 (1 H, m), 5.98 (1 H, s), 3.78 (5 H, t, J=5.50 Hz), 3.42 - 3.59 (1 H, m), 3.14 - 3.36 (4 H, m), 2.17 - 2.32 (2 H, m), 1.98 - 2.17 (2 H, m), 1.46 - 1.77 (2 H, m), 1.18 - 1.44 (2 H, m), 0.78 (2 H, d, J=4.95 Hz), 0.63 (2 H, d, J=2.75 Hz).
実施例29
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(エチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド、および
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(ジエチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(60.0mg、0.110mmol)、アセトアルデヒド(14.56mg、0.331mmol)および酢酸(13.23mg、0.220mmol)のDCM溶液(2mL)を室温で5分間撹拌し、次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(46.7mg、0.220mmol)を加え、反応液を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、65℃で1時間、TFA(0.509mL、6.61mmol)で処理し、濃縮し、メタノールに希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、以下を単離した。
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(エチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(19.3mg、0.043mmol、収率38.7%)。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.67分 [M+H]=453.2。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.52 (1 H, s), 8.21 (1 H, d, J=5.52 Hz), 7.96 (1 H, s), 7.60 (1 H, d, J=1.51 Hz), 7.51 (2 H, s), 6.86 - 7.03 (1 H, m), 5.98 (1 H, s), 3.57 - 3.76 (1 H, m), 2.56 (2 H, d, J=7.03 Hz), 2.33 - 2.47 (1 H, m), 2.02 - 2.20 (2 H, m), 1.80 - 2.02 (2 H, m), 1.18 - 1.37 (2 H, m), 1.04 - 1.18 (2 H, m), 1.01 (3 H, t, J=7.03 Hz), 0.69 - 0.85 (2 H, m), 0.53 - 0.71 (2 H, m) 並びに
8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(ジエチルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(25.6mg、0.053mmol、収率48.4%)。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.69分 [M+H]=481.3。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.33 - 11.48 (1 H, m), 8.29 - 8.48 (1 H, m), 8.21 (1 H, d, J=5.52 Hz), 7.98 (1 H, s), 7.64 (1 H, d, J=1.25 Hz), 7.53 - 7.63 (1 H, m), 7.51 (1 H, s), 6.97 - 7.11 (1 H, m), 6.00 (1 H, s), 3.62 - 3.81 (1 H, m), 2.97 - 3.14 (1 H, m), 2.92 (4 H, q, J=7.28 Hz), 2.15 - 2.32 (2 H, m), 1.95 - 2.09 (2 H, m), 1.49 - 1.67 (2 H, m), 1.27 - 1.46 (2 H, m), 1.02 - 1.30 (6 H, m), 0.71 - 0.85 (2 H, m), 0.56 - 0.72 (2 H, m)
実施例30
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアミノ)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.178mmol)、臭化リチウム(0.774mg、8.91μmol)および2,2−ジメチルオキシラン(12.85mg、0.178mmol)のMeOH溶液(5mL)を50℃で7時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、メタノール(1mL)に希釈し、TFA(0.824mL、10.69mmol)で処理した。10分後、反応混合物を濃縮し、メタノールで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans)−4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアミノ)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(41.9mg、0.082mmol、収率45.8%)を単離した。LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。Rt=0.71分。[M+H]=513.3。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.47 (2 H, s), 7.96 - 8.08 (1 H, m), 7.52 - 7.70 (1 H, m), 6.44 (1 H, s), 3.69 - 3.92 (1 H, m), 3.15 - 3.30 (1 H, m), 3.05 (2 H, s), 2.60 - 2.77 (1 H, m), 2.36 - 2.48 (2 H, m), 2.17 - 2.37 (2 H, m), 1.60 - 1.80 (2 H, m), 1.41 - 1.62 (2 H, m), 1.35 (6 H, s), 0.87 - 1.05 (2 H, m), 0.63 - 0.78 (2 H, m)
実施例31
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−ヒドロキシピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
N−(6−(ベンジルオキシ)ピリミジン−4−イル)−6−クロロ−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(70mg、0.161mmol、15C)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(367mg、3.21mmol)の混合物を2時間160℃で加熱した。反応混合物をメタノールで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 10% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−(6−ヒドロキシピリミジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(13mg、収率19.12%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.280分。[M+H]=424.15。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 12.35 - 12.78 (1 H, m), 11.67 (1 H, s), 8.29 (1 H, s), 7.96 (1 H, s), 7.69 - 7.94 (2 H, m), 7.63 (1 H, d, J=1.76 Hz), 7.05 (2 H, s), 5.96 (1 H, s), 3.62 - 3.85 (1 H, m), 2.93 - 3.17 (1 H, m), 2.05 - 2.24 (2 H,
実施例32
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(ピペラジン−1−カルボキサミド)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
二炭酸ジ−tert−ブチル(10.66μL、0.046mmol)のジクロロメタン溶液(1mL)に、DMAP(2.80mg、0.023mmol)を加え、続いて6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(25mg、0.046mmol、83A)を加えた。透明な黄色溶液を室温で10分間撹拌し、次いでピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(8.55mg、0.046mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。TFA(0.5mL)を加え、10分後、反応混合物を乾燥するまで濃縮し、DMSOおよびメタノールに溶解し、逆相HPLCを用いて精製して、白色固形物として、8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(ピペラジン−1−カルボキサミド)シクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(22mg、0.027mmol、収率59.5%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.39分 [M+H]=537.37。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d3) δ ppm 8.90 (1 H, t, J=6.64 Hz), 8.76 (1 H, d, J=3.67 Hz), 8.50 (1 H, d, J=5.96 Hz), 8.05 - 8.22 (1 H, m), 6.11 (1 H, s), 3.84 - 4.03 (1 H, m), 3.61 - 3.72 (4 H, m), 3.58 (1 H, t, J=10.77 Hz), 3.14 - 3.27 (4 H, m), 2.51 - 2.62 (1 H, m, J=6.76, 6.76, 3.67, 3.44 Hz), 2.19 (2 H, d, J=12.37 Hz), 1.98 (2 H, d, J=13.29 Hz), 1.21 - 1.69 (4 H, m), 0.84 - 1.05 (2 H, m), 0.51 - 0.71 (2 H, m)
実施例33
(trans)−4−(8−(シクロプロピルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルカルバミン酸2−(ジメチルアミノ)エチルの製造
Figure 0005394404
二炭酸ジ−tert−ブチル(10.66μL、0.046mmol)のジクロロメタン溶液(1mL)に、DMAP(2.80mg、0.023mmol)を加え、続いて6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(25mg、0.046mmol、83A)を加えた。透明な黄色溶液を室温で10分間撹拌し、次いで2−(ジメチルアミノ)エタノール(5.11mg、0.057mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。TFA(0.5mL)を加え、10分後、反応混合物を乾燥するまで濃縮し、DMSOおよびメタノールに溶解し、逆相HPLCを用いて精製して、(trans)−4−(8−(シクロプロピルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルカルバミン酸2−(ジメチルアミノ)エチルを単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.41分。[M+H]=540.37。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d3) δ ppm 8.84 (2 H, br. s.), 8.38 - 8.59 (1 H, m), 8.10 (1 H, s), 6.09 (1 H, s), 4.29 - 4.51 (2 H, m), 3.82 - 4.08 (1 H, m), 3.37 - 3.58 (4 H, m), 2.97 (6 H, s), 2.50 - 2.68 (1 H, m), 2.17 (2 H, br. s.), 1.99 (2 H, d, J=3.30 Hz), 1.29 - 1.63 (4 H, m), 0.80 - 1.00 (2 H, m), 0.56 - 0.72 (2 H, m).
実施例34
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(2−シアノアセトアミド)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
BOP(60.2mg、0.136mmol)を、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(20.00mg、0.045mmol)、DIEA(0.032mL、0.181mmol)および2−シアノ酢酸(7.72mg、0.091mmol)のDCM溶液(1mL)に加えた。透明な反応混合物を室温で30分間撹拌し、濃縮し、MeOHで希釈し、HPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−(2−シアノアセトアミド)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(11mg、0.022mmol、収率47.7%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.772分。[M+H]=508.11。
1H NMR (400 MHz, MeOD) δ ppm 8.24 - 8.39 (1 H, m), 7.95 - 8.03 (1 H, m), 7.87 - 7.97 (1 H, m), 7.51 - 7.67 (1 H, m), 5.98 - 6.11 (1 H, m), 3.60 - 3.83 (2 H, m), 2.47 - 2.66 (1 H, m), 2.19 - 2.37 (2 H, m), 1.96 - 2.19 (2 H, m), 1.28 - 1.55 (4 H, m), 0.77 - 0.96 (2 H, m), 0.52 - 0.75 (2 H, m).
実施例35
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−7−メチル−8−(5−メチルピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
35A.6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミンおよび6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−アミンの製造
Figure 0005394404
20mL マイクロ波バイアルに、撹拌子、3,6−ジクロロ−4−メチルピリダジン(4.0g、24.54mmol)および瓶を開けてすぐの新しい水酸化アンモニウム(14mL)を入れた。バイアルをすばやく密封した。溶液をマイクロ波中(パーソナルケミストリー(Personal Chemistry)、エムリスオプティマイザー(Emrys Optimizer))3時間100℃に加熱した。バイアルを冷却し、開封し、窒素流を用いて、過剰の水酸化アンモニウムを除去した。水を加え、固形物を濾過によって集め、水で洗浄し、乾燥して、6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミンおよび6−クロロ−4−メチルピリダジン−3−アミンの混合物(3g、20.90mmol、収率85%)を得た。混合物をさらに精製することなく用いた。
35B.4−ブロモ−6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミンの製造
Figure 0005394404
臭素(1.074mL、20.90mmol)を、撹拌子を備えた丸底フラスコ中、0℃の化合物35A(3.0g、20.90mmol)および炭酸水素ナトリウム(3.51g、41.8mmol)のメタノール懸濁溶液(20mL)に滴下して加えた。混合物を終夜室温に加温した。混合物を濾過し、沈澱を酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧濃縮した。生じた残渣を水に溶解し、酢酸エチル(3×)で抽出した。抽出物を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、黄色茶色固形物として、4−ブロモ−6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミン(2.1g、9.44mmol、収率45.2%)を得て、それをさらに精製することなく用いた。
35C.8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルおよび6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルの製造
Figure 0005394404
テフロンのねじぶた(screw cap)を備えた250mL 丸底圧力フラスコに、4−ブロモ−6−クロロ−5−メチルピリダジン−3−アミン(35B)(2.1g、9.44mmol)、2−クロロ−3−オキソプロピオン酸エチル(2.3g、15.28mmol)およびエタノール(50mL)を加えた。フラスコを窒素でパージし、密封し、90℃に加熱した。反応液を室温に冷却した。混合物を減圧濃縮して、エタノールを除去した。混合物をNaOH(1N)でpH 7に調整し、分液漏斗に移し、酢酸エチル(3×)で抽出し、食塩水(3×)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、非常に暗い色の半固形物(〜4g)を得た。固形物をISCO16X クロマトグラフィシステム(120g シリカカートリッジ、0〜100% 酢酸エチル/ジクロロメタングラジエント、70mL/分)で精製した。8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチル(〜60%)および6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチル(40%)の混合物(2.92g)を得た。6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチル(0.28g、1.168mmol、収率12.38%)もまた単離した。
35D.8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の製造
Figure 0005394404
8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルおよび6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸エチルの混合物(1.0g、3.65mmol)35CをHCl(6N、20mL)に溶解し、バイアル(40mL、28mm OD × 95mm 高さ、ねじぶた)に移した。磁気撹拌子を加え、バイアルをテフロンで裏打ちしたふた(teflon lined cap)(24〜400 ねじぶた、ふたなし(open top)、PTFE表面の(PTFE faced)シリコンセプタム)で密封した。透明な橙色溶液を終夜85℃に加温した。2日目も反応を続けた。混合物を室温に冷却した。沈澱を濾過によって集め、生じた固形物を水で洗浄し、減圧乾燥して、8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の2:1 混合物として、0.256gを得て、それをさらに精製することなく用いた。
35E.8−ブロモ−6−クロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび6,8−ジクロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
二塩化オキサリル(4mL、8mmol、2M ジクロロメタン溶液)を、8−ブロモ−6−クロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸および6,8−ジクロロ−7−メチルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の混合物35D(0.256g、0.881mmol)、撹拌子を入れ、セプタムを結びつけた(wired on)100mL 丸底フラスコに加えた。触媒のDMFを加え、懸濁液を室温で終夜撹拌した。混合物を減圧濃縮した。生じた残渣を窒素でパージし、ジクロロメタン(6mL)に懸濁した。トリエチルアミン(0.368mL、2.64mmol)、触媒のDMAP、およびピリジン−4−アミン(0.124g、1.322mmol)を加えた。混合物を終夜撹拌した。混合物を水でクエンチし、分液漏斗に移し、ジクロロメタン(3×)で抽出した。抽出物を合わせて、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、8−ブロモ−6−クロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび6,8−ジクロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物(0.27g)を得て、それをさらに精製することなく用いた。
35F.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−7−メチル−8−(5−メチルピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
8−ブロモ−6−クロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび6,8−ジクロロ−7−メチル−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物35E(0.108g、0.295mmol)並びに5−メチルピリジン−2−アミン(0.032g、0.295mmol)を入れたバイアルを窒素でパージした。THF(1mL)およびリチウムビス(トリメチルシリルアミド)(0.88mL、0.88mmol、1M THF溶液)を加え、混合物を室温で撹拌し、LC/MSでモニターした。5時間後、混合物をN2流下で乾燥するまで濃縮した。trans−シクロヘキシルジアミン(0.168g、1.47mmol)を生じた残渣に加え、混合物を160℃で加熱した。30分後、水(1.5mL)およびジクロロメタン(1.5mL)をバイアルに加え、すべての固形物が溶解するまで、バイアルを振とうした。ジクロロメタン層をピペットで取り除き、乾燥するまで濃縮した。生じた残渣をメタノール(2mL)および溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA)(2mL)に溶解した。1滴のTFAを溶液に加え、試料を3つの均等な容積に分け、Phenx Luna Axia カラム 5μ(21.2×100mm)における逆相プレパラティブHPLCで精製した。溶媒A(10% MeOH、90% 水、0.1% TFA)、溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA) 10〜60% 溶媒B グラジエント、20mL/分、220nM UV検出によって、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−7−メチル−8−(5−メチルピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.0063g、6.83μmol、収率2.320%)を得た。
1H NMR (500 MHz, MeOH-D4) δ ppm 8.65 (2 H, d, J=7.15 Hz), 8.21 (2 H, d, J=7.15 Hz), 8.08 (1 H, s), 7.89 - 7.91 (1 H, m), 7.72 (1 H, s), 7.13 (1 H, d, J=8.80 Hz), 3.95 - 4.01 (1 H, m), 3.08 (1 H, m), 2.27 (2 H, m), 2.22 (3 H, s), 2.19 (3 H, s), 2.69 (2 H, m), 1.47 - 1.54 (4 H, m).
LC/MS:HPLC保持時間:1.17分、MS:472(M+1)(島津 LC、Waters Sunfire C−18 カラム(4.65×50mm、5μm、0〜100% 溶媒B、4分 グラジエント、4mL/分、220 UV検出。溶媒A:10% MeOH/90% 水/0.1% TFA、溶媒B 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA。)
実施例36
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−アニリノ−7−メチル−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例35に記載したものに類似する方法で、実施例36を製造してもよい。HPLC Rt=2.04分、Waters Sunfire C−18 カラム 4.65×50mm、5μm:0〜100% 溶媒B、4分 グラジエント、4mL/分、220 UV検出。溶媒A:10% MeOH/90% 水/0.1% TFA、溶媒B 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA。[M+H]=457。
実施例37
(S)−6−(1−ベンジルピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
37A.6−クロロ−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
バイアルに、8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび6,8−ジクロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物1E(0.316g、0.896mmol)およびピリジン−2−アミン(0.084g、0.896mmol)を加えた。バイアルを窒素でパージし、THF(1mL)を加えた。カリウムtert−ブトキシド(2.69mL、2.69mmol、1M THF溶液)を加え、混合物を室温で撹拌した。1時間後、反応を数滴のTFAおよびメタノールでクエンチした。沈澱を濾過し、該粉末をメタノールで洗浄して、桃色固形物として、6−クロロ−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.2952g、0.497mmol、収率55.5%)を得た。
37B.(S)−6−(1−ベンジルピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
(S)−1−ベンジルピペリジン−3−アミン(0.385g、2.021mmol)および6−クロロ−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物37A(0.08g、0.135mmol)を入れたバイアルを終夜170℃に加熱した。混合物をメタノール(3mL)および溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA)(3mL)に溶解した。1滴のTFAを溶液に加え、試料を4つの均等な容積に分け、Phenx Luna Axia カラム 5μ(21.2×100mm)における逆相プレパラティブHPLCで精製した。溶媒A(10% MeOH、90% 水、0.1% TFA)、溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA) 20〜100% 溶媒B グラジエント、20mL/分、220nM UV検出によって、(S)−6−(1−ベンジルピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.0082g、9.52μmol、収率7.06%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 8.42 (2 H, m), 8.02 - 7.68 (5 H, m), 7.49 (1 H, m), 7.29-6.76 (9 H, m), 4.2 - 3.95 (2 H, m), 3.73- 3.58 (1 H, m), 3.37 (1 H, m), 3.06-2.64 (2 H, m), 2.32-1.78 (3 H, m).
LC/MS:HPLC保持時間:2.15分、MS:520(M+1)(島津 LC、Waters Sunfire C−18 カラム(4.65×50mm、5μm、0〜100% 溶媒B、4分 グラジエント、4mL/分、220 UV検出。溶媒A:10% MeOH/90% 水/0.1% TFA、溶媒B 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA。)
実施例38
(S)−6−(ピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
パールボトル(Parr bottle)に、(S)−6−(1−ベンジルピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド37B(0.055g、0.106mmol)を入れ、加熱しながら、メタノール(30mL)に溶解した。溶液を窒素でパージし、10% Pd/C(200mgs)を加えた。生じた混合物を、パール装置(Parr apparatus)において50psi 水素で終夜水素化した。セライトを通して混合物を濾過し、減圧濃縮した。生じた残渣をメタノール(2mL)および溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA)(2mL)に溶解した。1滴のTFAを溶液に加え、試料を3つの均等な容積に分け、Phenx Luna Axia カラム 5μ(21.2×100mm)における逆相プレパラティブHPLCで精製した。溶媒A(10% MeOH、90% 水、0.1% TFA)、溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA) 20〜100% 溶媒B グラジエント、20mL/分、220nM UV検出によって、(S)−6−(ピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.0169g、0.022mmol、収率20.69%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 8.58 (2 H, m), 8.26 (1 H, m), 8.19 (2 H, m), 8.13 (1 H, s), 8.02 (1 H, s), 7.66 (1 H, m), 7.08 (1 H, m), 6.93 (1 H, m), 4.18 (1 H, m), 3.433 (1 H, m), 3.27(1 H, m), 3.06 (2 H, m), 2.14 (1 H, m), 2.04 (1 H, m), 1.86 (2 H, m).
LC/MS:HPLC保持時間:2.15分、MS:430(M+1)(島津 LC、Waters Sunfire C−18 カラム(4.65×50mm、5μm、0〜100% 溶媒B、4分 グラジエント、4mL/分、220 UV検出。溶媒A:10% MeOH/90% 水/0.1% TFA、溶媒B 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA。)
実施例39
(S)−6−(ピペリジン−3−イルアミノ)−8−(ピリジン−2−イルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
39A.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
(4−メトキシフェニル)メタンアミン(0.050mL、0.383mmol)を、撹拌子およびテフロン加工のねじぶたを備えた2ドラムスクリューバイアル中の8−ブロモ−6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび6,8−ジクロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの混合物1E(0.118g、0.383mmol)のテトラヒドロフラン懸濁溶液(1.0mL)に加えた。混合物を終夜80℃で加熱した。反応液を室温に冷却した。反応液を窒素流下で乾燥するまで濃縮した。(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.437g、3.83mmol)を加え、混合物を160℃に加熱した。2時間後、反応液をジクロロメタン(1.5mL)と水(1.5mL)の間で分液した。ジクロロメタンを除去し、窒素流下で濃縮して、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.103g)を得た。
39B.8−アミノ−6−(4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
TFA(1mL)を、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(4−メトキシベンジルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド39Aを入れた2ドラムバイアルに加え、混合物を40℃で加熱した。40分後、混合物を窒素流下で乾燥するまで濃縮した。残渣をメタノール(3mL)および溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA)(3mL)に溶解した。1滴のTFAを溶液に加え、試料を3つの均等な容積に分け、Phenx Luna Axia カラム 5μ(21.2×100mm)における逆相プレパラティブHPLCで精製した。溶媒A(10% MeOH、90% 水、0.1% TFA)、溶媒B(90% MeOH、10% 水、0.1% TFA) 10〜80% 溶媒B グラジエント、20mL/分、220nM UV検出によって、8−アミノ−6−(4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.0419g、0.059mmol、収率15.44%)を得た。
1H NMR (500 MHz, CD3OD) δ ppm 8.65 (3 H, d, J=7.15 Hz), 8.26 (3 H, d, J=7.15 Hz), 8.08 (1 H, s), 5.87 (1 H, s), 3.66 (1 H, m), 3.10 (1 H, m), 2.22 - 2.27 (2 H, m), 2.08 (2 H, m), 1.53 (2 H, m), 1.36 - 1.44 (2 H, m).
LC/MS:HPLC保持時間:1.38分、MS:367(M+1)(島津 LC、Waters Sunfire C−18 カラム(4.65×50mm、5μm、0〜100% 溶媒B、4分 グラジエント、4mL/分、220 UV検出。溶媒A:10% MeOH/90% 水/0.1% TFA、溶媒B 90% MeOH/10% 水/0.1% TFA。)
実施例40
8−((6−アミノ−4−クロロ−2−ピリジニル)アミノ)−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
40A.8−(6−アミノ−4−クロロピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
4−クロロピリジン−2,6−ジアミン(35.2mg、0.245mmol)のTHF溶液(0.5mL)に、60% NaH(12.26mg、0.307mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌した。化合物5A(40mg、0.123mmol)を加え、続いてDMF(0.5mL)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した。水を加え、沈澱した固形物を濾過によって集め、乾燥して、未精製の40A(42mg、59%)を得た。HPLC Rt=3.131分(クロモリス スピードロッド(SpeedROD) 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=433。
40B.8−((6−アミノ−4−クロロ−2−ピリジニル)アミノ)−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
8−(6−アミノ−4−クロロピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(42mg、0.073mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(74.2mg、0.650mmol)のNMP混合溶液(0.4mL)を終夜110℃で加熱した。反応混合物を次いで室温に冷却し、逆相HPLCで精製した。標題の化合物を含有する画分を乾燥するまで凍結乾燥して、8−((6−アミノ−4−クロロ−2−ピリジニル)アミノ)−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(16.5mg、25%)を得た。HPLC Rt=2.813分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=511。
実施例41
8−((6−アセトアミド−4−クロロ−2−ピリジニル)アミノ)−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
41A.8−(6−アセトアミド−4−クロロピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
4−クロロピリジン−2,6−ジアミン(35.2mg、0.245mmol)のTHF溶液(0.5mL)に、60% NaH(12.26mg、0.307mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌した。化合物5A(40mg、0.123mmol)を加え、続いてDMF(0.5mL)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。反応混合物に、塩化アセチル(0.052mL、0.736mmol)および数滴のDIEAを加えた。混合物を65℃で20分間撹拌し、次いで室温に冷却した。飽和NH4Clを加え、生じた沈澱を濾過によって集め、水で洗浄し、減圧乾燥して、黄色固形物として、未精製の41A(40mg、49%)を得た。HPLC Rt=3.283分。(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=475。
41B.8−((6−アセトアミド−4−クロロ−2−ピリジニル)アミノ)−6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例40に詳述した手順を用いて、trans−シクロヘキサン−1,4−ジアミンを用いて標題の化合物を製造した。HPLC Rt=3.128分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=553。
実施例42
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(4−ピリミジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例40に類似する方法で、標題の化合物を製造した。HPLC Rt=1.887分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=463。
実施例43
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(3−イソオキサゾリルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
43A.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(イソキサゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
イソキサゾール−3−アミン(25.8mg、0.307mmol)のTHF溶液(0.5mL)に、60% NaH(12.26mg、0.307mmol)を加えた。混合物を10分間撹拌し、化合物5A(40mg、0.123mmol)を加え、続いてDMF(0.5mL)を加えた。混合物を終夜撹拌した。溶媒を窒素流下で除去し、水を加えた。生じた固形物を濾過によって集め、水ですすぎ、減圧乾燥して、黄色固形物として、標題の化合物を得た。
43B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(3−イソオキサゾリルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(イソキサゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(20mg、0.054mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(61.1mg、0.535mmol)のNMP混合溶液(0.4mL)を終夜110℃で加熱し、次いで室温に冷却した。生じた混合物を逆相プレパラティブHPLCで精製した。目的の画分を濃縮し、乾燥して、ベージュの固形物として、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(3−イソオキサゾリルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(18.7mg)を得た。HPLC Rt=2.292分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+1]=452。
実施例44
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−(3−イソオキサゾリルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(イソキサゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(20mg、0.054mmol)および(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(61.6mg、0.535mmol)のNMP混合溶液(0.4mL)を終夜110℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、逆相分取HPLCで精製した。目的の画分を濃縮し、乾燥して、ベージュの固形物として、標題の化合物(15mg)を得た。HPLC Rt=2.615分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+1]=453。
実施例45
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
45A.8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例40Aに類似する方法で、6−ブロモピリジン−2−アミンから化合物45Aを製造した。HPLC Rt=3.696分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+1]=463。
45B.N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−8−(6−((trans)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)ピリジン−2−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(40mg、0.086mmol)および(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(100mg、0.868mmol)のNMP混合溶液(0.5mL)をマイクロ波中1.5時間160℃で加熱した(300Wの電力)。反応混合物を室温に冷却し、プレパラティブ逆相HPLCで精製して、黄色固形物として、化合物45B(39.7mg、62%)を得た。HPLC Rt=2.780分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=576。
実施例46
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
46A.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
8−(6−ブロモピリジン−2−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(550mg、1.189mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(1086mg、9.51mmol)のNMP混合溶液(4mL)を終夜100℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、氷の上に注いだ。生じた黄色固形物を濾過によって集め、水ですすいだ。まだ湿っている固形パッドを、DCM/MeOHから乾燥するまで3回濃縮した。固形残渣を少量のMeOHで処理し、黄色固形物を濾過によって集め、減圧乾燥して、標題の化合物(456mg、71%)を得た。HPLC Rt=2.870分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=542。
46B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物46A(25mg、0.046mmol)および(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(100mg、0.868mmol)のNMP混合溶液(0.4mL)をマイクロ波中1.5時間160℃で加熱し(300W)、次いで室温に冷却した。混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブ逆相HPLCで精製して、黄色固形物として、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(12mg、28%)を得た。HPLC Rt=2.517分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=575。
実施例47
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((6−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例46Bに類似する方法で、標題の化合物を化合物46Aおよび2−アミノエタノールから製造した。HPLC Rt=2.373分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=521。
実施例48
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
48A.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物5A(80mg、0.245mmol)、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−アミン(36.8mg、0.294mmol)、Pd2(dba)3(11.23mg、0.012mmol)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(7.10mg、0.012mmol)およびCs2CO3(160mg、0.491mmol)のジオキサン混合溶液(2.0mL)をアルゴンで脱気した。混合物を窒素雰囲気下終夜110℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物を濃縮して、ジオキサンを除去し、次いで水を加えた。生じた沈澱を濾過によって集め、水ですすぎ、乾燥して、暗褐色固形物として、未精製の化合物48A(94mg、92%)を得た。HPLC Rt=3.416分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=415。
48B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例40Bに類似する方法で、trans−シクロヘキサン−1,4−ジアミンを用いて標題の化合物を製造した。HPLC Rt=2.523分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=493。
実施例49
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例44に類似する方法で、化合物48Aおよび(trans)−4−アミノシクロヘキサノールから標題の化合物を製造した。HPLC Rt=2.850分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+1]=494。
実施例50
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
50A.8−(1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例48Aに類似する方法で、6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドおよび1−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−1H−ピラゾール−3−アミンから化合物50Aを製造した。HPLC Rt=3.891分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=531。
50B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物50A(40mg、0.075mmol)およびtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(86mg、0.753mmol)のNMP混合溶液(0.5mL)を終夜110℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、逆相プレパラティブHPLCで精製した。目的の画分を濃縮し、乾燥して、ベージュの固形物として、化合物50B(19.3mg、51%)を得た。HPLC Rt=2.037分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=495。
実施例51
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−3−イソオキサゾリル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
51A.6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−8−(5−メチルイソキサゾール−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物5A(40mg、0.123mmol)、5−メチルイソキサゾール−3−アミン(30.1mg、0.307mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(29.5mg、0.307mmol)のTHF混合溶液(1.5mL)を2時間70℃で加熱し、室温に冷却した。溶媒を除去し、残渣をISCOカラムクロマトグラフィ(4gカラム、MeOH/DCM=0〜10%)で精製して、化合物51A(23mg、48%)を得た。HPLC Rt=3.043分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=388。
51B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−3−イソオキサゾリル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例40Bに類似する方法で、化合物51Aおよび(trans)−4−アミノシクロヘキサノールから標題の化合物を製造した。HPLC Rt=2.468分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=466。
実施例52
6−((trans−4−((シアノアセチル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例48および2−シアノ酢酸(4.01mg、0.047mmol)のDCM懸濁溶液(1mL)に、DIEA(0.035mL、0.200mmol)およびBOP(20.87mg、0.047mmol)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで濃縮した。未精製の反応混合物を逆相プレパラティブHPLCで精製して、白色固形物として、標題の化合物(8.1mg、61%)を得た。HPLC Rt=2.981分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)、[M+H]=560。
実施例53
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(5−シアノピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
撹拌子およびセプタムキャップを備えた1ドラムバイアルに、ジオキサン(0.767mL)を入れ、10分間勢いよく撹拌しながら、それにアルゴンを通してバブリングすることによって溶媒を脱気した。化合物5A(0.050g、0.153mmol)、6−アミノニコチノニトリル(0.022g、0.184mmol)、炭酸セシウム(0.100g、0.307mmol)、キサントホス(4.44mg、7.67μmol)、およびPd2(dba)3(7.02mg、7.67μmol)を脱気した溶媒に1回で加え、生じた暗褐色懸濁液をアルゴンで3回パージした。混合物を次いで24時間100℃に加熱した。懸濁液を室温に冷却し、次いで水でトリチュレートすると、オリーブグリーンの懸濁液がもたらされ、それを中間多孔度のフリットに通して注意して濾過した。該固形物には純粋でない目的の生成物が含まれており、一方、該濾液には、SMのみが含まれているようであった。固形物を集め、THFに懸濁し、PhMeと共沸させて、残存する水およびMeOHを除去した。未精製の固形物をNMP(0.767mL)に懸濁し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.210g、1.840mmol)を加えた。生じた茶色懸濁液をCEM Discover 300W マイクロ波中20分間110℃で照射した。冷却して、混合物をDMFで希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm) 0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=48.454分。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥し、淡褐色凍結乾燥物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(5−シアノピリジン−2−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.006g、6.11μmol、収率3.99%)を得た。HPLC:Rt=3.445分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。MS:[M+H]=487.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.16 (1 H, s), 10.48 (1 H, s), 8.75 (1H, d, J=2.01 Hz), 8.65 (1 H, d, J=2.52 Hz), 8.44-8.50 (1 H, m), 8.40-8.44 (1 H, m), 8.17 (1 H, d, J=2.27 Hz), 8.13-8.16 (1 H, m), 7.97 (1 H, s), 7.81 (2 H, s), 7.65 (1 H, d, J=8.81 Hz), 7.45 (1 H, s), 3.83 (1 H, s), 3.07 (1 H, s), 2.12 (2 H, s), 1.95 (2 H, d, J=1.01 Hz), 1.26-1.47 (4 H, m).
実施例54
6−(6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イルアミノ)ニコチン酸
Figure 0005394404
化合物5A(0.050g、0.153mmol)および6−アミノニコチン酸メチル(0.028g、0.184mmol)のTHF懸濁溶液(0.767mL)に、室温で、カリウムtert−ブトキシド(0.337mL、0.337mmol)を加えた。生じた懸濁液を室温で2時間撹拌した。溶媒を次いで窒素流で除去した。固形物をNMP(0.767mL)に溶解し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(0.210g、1.840mmol)を加え、混合物をCEM Discover 300W マイクロ波中20分間110℃に加熱した。混合物をDMFで希釈し、YMC ODS C−18 カラム(30×250mm)、0%〜100% Bを用いた分取HPLCで精製した。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 60分、流速25mL/分。Rt=48.545分。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥し、白色凍結乾燥物として、6−(6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イルアミノ)ニコチン酸(7.4mg、8.29μmol、収率5.41%)を得た。HPLC:Rt=3.466分。YMC S5 ODS−A カラム(4.6×50mm)。0%〜100%B。溶媒B:(90% MeOH、10% H2O、0.2% H3PO4)。溶媒A:(10% MeOH、90% H2O、0.2% H3PO4)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100%で1分保持、流速4mL/分。MS:[M+H]=506.1。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.20 (1 H, s), 10.31 (1 H, s), 8.85 (1H, d, J=2.27 Hz), 8.70 (1 H, d, J=1.26 Hz), 8.45-8.51 (1 H, m), 8.43 (1 H, s), 8.12-8.19 (1 H, m), 8.07 (1 H, s), 7.93 (2 H, s), 7.58 (1 H, d, J=8.56 Hz), 7.24 (1 H, s), 7.11 (1 H, s), 6.99 (1 H, s), 3.79-3.93 (1 H, m), 3.00-3.13 (1 H, m), 2.05-2.18 (2 H, m), 1.97 (2 H, s), 1.47 (2 H, s), 1.33 (2 H, s).
実施例55
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(4−フルオロフェニル)−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
アセトニトリル(1mL)を入れた2ドラム反応バイアルに、周囲温度で、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.025g、0.06mmol)、4−フルオロアニリン(0.010g、0.09mmol)、EDCI(0.018g、0.09mmol)、HOBt(0.012g、0.09mmol)、およびトリエチルアミン(0.025mL、0.18mmol)を加えた。懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を次いで減圧濃縮し、残渣をtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(0.5g、4.39mmol)と混合し、5時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をDCM/水で希釈し、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を室温でDCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を入れた。混合物を3時間撹拌し、その後、揮発物を窒素流で除去し、粗混合物をプレパラティブHPLC(Waters Sunfire カラム 5μ、100Å、19×100mm、20〜100% 溶媒B、(溶媒A(90% 水、10% メタノール、0.1% TFA)、溶媒B(10% 水、90% メタノール、0.1% TFA)、10分 グラジエント、10分実行、25mL/分))で精製して、標題の化合物である6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(4−フルオロフェニル)−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.009g、22%)を得た。HPLC:Rt=3.04分。(Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm 4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA)。MS:[M+H]=460.0。
実施例56
6−((trans)−2−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロフェニル)−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
アセトニトリル(1mL)を入れた2ドラム反応バイアルに、室温で、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.025g、0.06mmol)、2−フルオロアニリン(0.010g、0.09mmol)、EDCI(0.018g、0.09mmol)、HOBt(0.012g、0.09mmol)、およびトリエチルアミン(0.025mL、0.18mmol)を加えた。懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を次いで減圧濃縮し、残渣をtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(0.5g、4.39mmol)と混合し、5時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をDCM/水で希釈し、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を室温でDCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を入れた。混合物を3時間撹拌し、その後、揮発物を窒素流で除去し、粗混合物をプレパラティブHPLC(Waters Sunfire カラム 5μ、100Å、19×100mm、20〜100% 溶媒B、(溶媒A(90% 水、10% メタノール、0.1% TFA)、溶媒B(10% 水、90% メタノール、0.1% TFA)、10分 グラジエント、10分実行、25mL/分))で精製して、標題の化合物である6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロフェニル)−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.009g、22%)を得た。HPLC:Rt=3.12分。(Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm 4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA)。MS:[M+H]=460.0。
実施例57
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(フェニルアミノ)−N−(ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
アセトニトリル(1mL)を入れた2ドラム反応バイアルに、室温で、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.025g、0.06mmol)、3−アミノピリジン(0.009g、0.09mmol)、EDCI(0.018g、0.09mmol)、HOBt(0.012g、0.09mmol)、およびトリエチルアミン(0.025mL、0.18mmol)を加えた。懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を次いで減圧濃縮し、残渣をtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(0.5g、4.39mmol)と混合し、5時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をDCM/水で希釈し、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を室温でDCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を入れた。混合物を3時間撹拌し、その後、揮発物を窒素流で除去し、粗混合物をプレパラティブHPLC(Waters Sunfire カラム 5μ、100Å、19×100mm、20〜100% 溶媒B、(溶媒A(90% 水、10% メタノール、0.1% TFA)、溶媒B(10% 水、90% メタノール、0.1% TFA)、10分 グラジエント、10分実行、25mL/分)で精製して、標題の化合物である6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(フェニルアミノ)−N−(ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを得た。HPLC:Rt=2.48分。(Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm 4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA)。MS:[M+H]=443.0。
実施例58
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−フェニル−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
アセトニトリル(1mL)を入れた2ドラム反応バイアルに、周囲温度で、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.025g、0.06mmol)、アニリン(0.008g、0.09mmol)、EDCI(0.018g、0.09mmol)、HOBt(0.012g、0.09mmol)、およびトリエチルアミン(0.025mL、0.18mmol)を加えた。懸濁液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を次いで減圧濃縮し、残渣をtrans−1,4−ジアミノシクロヘキサン(0.5g、4.39mmol)と混合し、5時間160℃に加熱した。室温に冷却した後、反応混合物をDCM/水で希釈し、層を分離した。有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣を室温でDCM(1mL)に溶解し、TFA(1mL)を入れた。混合物を3時間撹拌し、その後、揮発物を窒素流で除去し、粗混合物をプレパラティブHPLC(Waters Sunfire カラム 5μ、100Å、19×100mm、20〜100% 溶媒B、(溶媒A(90% 水、10% メタノール、0.1% TFA)、溶媒B(10% 水、90% メタノール、0.1% TFA)、10分 グラジエント、10分実行、25mL/分)で精製して、標題の化合物である6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−フェニル−8−(フェニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを得た。HPLC:Rt=3.02分。(Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm 4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA)。MS:[M+H]=442。
実施例59
6−((trans−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロブチルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物3(3.5mg、0.008mmol)のTHF溶液(1mL)を無水酢酸(0.001mL、0.01mmol)で処理し、室温で終夜撹拌した。生じた溶液を窒素流下で濃縮し、逆相プレパラティブHPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、40分 グラジエント、254nmでモニターした)で精製して、標題の化合物(2.2mg.50%)を得た。HPLC Rt=3.306分。(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=463.33。
実施例60
8−(シクロブチルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
1ドラムバイアルに、化合物8A(25mg、0.077mmol)およびTHF(1mL)を入れた。シクロブチルアミン(8.54μL、0.100mmol)を加え、反応を80℃に加熱した。80℃で4時間後、反応を室温に冷却し、溶媒を窒素流下で除去した。trans−4−アミノシクロヘキサノール(400mg、3.47mmol)を加え、混合物を130℃に加熱し、次いで4時間後室温に冷却した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、40分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=39.317分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、8−(シクロブチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−((trans)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(5mg、11.78%)を得た。HPLC Rt=3.971分。(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=440.28。
実施例61
8−(シクロブチルアミノ)−6−(シクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
1ドラムバイアルに、化合物8A(25mg、0.077mmol)およびTHF(1mL)を入れた。シクロブチルアミン(8.54μL、0.100mmol)を加え、反応を80℃に加熱した。80℃で4時間後、反応を室温に冷却し、溶媒を窒素流下で除去した。シクロヘキシルアミン(500μL、4.37mmol)を加え、反応液を12時間140℃に加熱した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、50分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=35.6分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、8−(シクロブチルアミノ)−6−(シクロヘキシルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(6mg、14.56%)を得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.33 - 11.47 (1 H, m), 8.71 - 8.82 (1 H, m), 8.51 - 8.62 (1 H, m), 8.41 - 8.51 (1 H, m), 8.01 - 8.09 (1 H, m), 7.42 - 7.56 (1 H, m), 6.69 - 6.86 (1 H, m), 5.65 - 5.74 (1 H, m), 3.89 - 4.02 (1 H, m), 3.78 - 3.89 (1 H, m), 2.28 - 2.42 (2 H, m), 2.05 - 2.21 (2 H, m), 1.87 - 2.01 (2 H, m), 1.64 - 1.85 (4 H, m), 1.53 - 1.64 (1 H, m), 1.13 - 1.46 (5 H, m).
HPLC tR=4.775分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=424.32。
実施例62
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
62A.6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(4−メトキシベンジル)ピリジン−2−アミン(591mg、2.76mmol)のTHF溶液を室温で撹拌し、カリウムtert−ブトキシド(5.52mL、5.52mmol)(1M THF溶液)を加えた。反応溶液を室温で30分間撹拌し、次いで化合物13A(600mg、1.840mmol)を0℃で加え、生じた溶液を30分かけて室温に加温した。反応を水でクエンチし、EtOAcで抽出した。有機層を水、食塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥した。有機物を濃縮し、ISCOクロマトグラフィ(10%〜70% EtOAcのヘキサン溶液)で精製して、黄色固形物として、6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(569mg、1.129mmol、収率61.4%)を得て、それをさらに精製することなく次の段階に用いた。
62B.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(2−フルオロピリジン−4−イル)−8−((4−メトキシベンジル)(ピリジン−2−イル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(60mg、0.119mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(136mg、1.191mmol)のNMP溶液(1mL)を8時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。未精製の反応混合物をプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm)で精製して、白色固形物として、純粋な生成物を得て、それをさらに精製することなく用いた。
62C.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
実施例62Bからの固形物をTFAに溶解し、1時間70℃に加熱し、次いで室温に冷却し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm)で精製して、純粋な生成物である6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(23mg、0.050mmol、収率41.9%)を得た。HPLC Rt=1.542分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=462.17。
実施例63
6−((trans−4−(L−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
BOP(68.4mg、0.155mmol)を、化合物62B(30.0mg、0.052mmol)、DIEA(0.036mL、0.206mmol)および(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(19.52mg、0.103mmol)のDCM溶液(1mL)に加えた。透明な反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。TFA(0.238mL、3.09mmol)を加え、反応溶液を70℃で1時間撹拌した。生じた混合物を濃縮し、次いでMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 10% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜90% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、6−((trans−4−(L−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(13.7mg、0.026mmol、収率49.9%)を得た。HPLC Rt=1.618分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=533.17。
実施例64
6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
BOP(68.4mg、0.155mmol)を、化合物62B(30.0mg、0.052mmol)、DIEA(0.036mL、0.206mmol)および(R)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)プロパン酸(19.52mg、0.103mmol)のDCM溶液(1mL)に加えた。透明な反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。TFA(0.238mL、3.09mmol)を加え、反応溶液を1時間70℃で撹拌した。反応混合物を次いで濃縮し、MeOHで希釈した。粗生成物をHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 10% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜90% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、6−((trans−4−(D−アラニルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(11.5mg、0.022mmol、収率41.9%)を得た。HPLC Rt=1.613(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=533.17。
実施例65
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物5A(20mg、0.061mmol)のTHF懸濁溶液(1mL)をピリジン−2−アミン(11.54mg、0.123mmol)で処理した。カリウムt−ブトキシド(0.123mL、0.123mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後、溶媒を窒素流下で除去した。(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(200mg、1.751mmol)を加え、反応混合物を3時間160℃に加熱した。溶液を室温に冷却し、MeOHで希釈した。固形残渣を濾過し、乾燥した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=28.731分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(1.5mg、4.25%)を得た。HPLC Rt=3.343分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=462.1。
実施例66
N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−(グリシルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物65(0.020g、0.043mmol)のDMF(1mL)、DIEA(0.038mL、0.217mmol)、および2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)酢酸(0.015g、0.087mmol)溶液に、BOP(0.058g、0.130mmol)を加えた。生じた透明な無色溶液を室温で30分間撹拌した。反応をTHFおよび水で希釈し、二相混合物を食塩水で洗浄し、層を分離した。有機物を乾燥(MgSO4)し、濾過し、粘性の黄色油に濃縮し、それをジクロロメタンを用いてバイアルに移し、窒素流下で終夜吹き落とした(blown down)。生じた残渣をジクロロメタン(0.5mL)に懸濁し、TFA(0.5mL)を加えた。生じた懸濁液を勢いよく室温で20分間撹拌し、溶媒を窒素流下で除去した。粗物質をMeOH(1mL)で希釈し、10〜100% B(溶媒A:0.1% TFAを含有する10% MeOH水;溶媒B:0.1% TFAを含有する90% MeOH水)および25mL/分で60分かけた直線グラジエント、220nmでのモニタリング、並びに全実行時間70分(望ましいRt=48.392分)によるYMC ODS C−18 30×250mmカラムを用いた分取HPLCで精製して、N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−(グリシルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.012g、0.016mmol、収率37.1%)を得た。HPLC Rt=3.521分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=519.2。
実施例67
N−(trans−4−((3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル
Figure 0005394404
化合物5C(40mg、0.057mmol)のCH2Cl2溶液(1mL)に、DIEA(0.043mL、0.248mmol)および2−ブロモ酢酸メチル(9.68mg、0.063mmol)を加えた。溶液を終夜50℃に加熱した。揮発物を窒素流で除去した。生じた暗褐色油をTFA(0.75mL)に溶解し、2時間65℃に加熱し、次いで室温に冷却した。揮発物を窒素流下で除去し、粗物質をTHF(1mL)で希釈し、10〜100% B(溶媒A:0.1% TFAを含有する10% MeOH水;溶媒B:0.1% TFAを含有する90% MeOH水)および25mL/分で60分かけた直線グラジエント、220nmでのモニタリング、並びに全実行時間70分(望ましいRt=46.365分)によるYMC ODS C−18 30×250mmカラムを用いた分取HPLCで精製した。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥して、N−(trans−4−((3−((3−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル(23mg、0.030mmol、収率52.5%)を得た。HPLC Rt=3.335分。(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。[M+H]=534.1。
実施例68
N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物23A(156mg、0.455mmol)およびDIEA(0.119mL、0.683mmol)のTHF黄色懸濁溶液(2mL)に、封管装置中室温で、シクロプロパンアミン(39.0mg、0.683mmol)を加えた。懸濁液を2時間80℃に加熱した。THFを窒素流で除去した。粗生成物のNMP溶液(2mL)に、trans−4−アミノシクロヘキサノール(1049mg、9.11mmol)を加え、生じた溶液を24時間100℃で加熱した。室温に冷却した後、混合物をMeOHで希釈し、20%〜100% MeOH(0.1% TFA)の水(0.1% TFA)溶液を用いたプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm)で精製して、N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(79mg、0.179mmol、収率39.3%)を得た。HPLC Rt=1.80分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=442.16。
実施例69
メチル N−(trans−4−((3−((2−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル
Figure 0005394404
化合物62B(30.0mg、0.052mmol)のDCM溶液(2mL)に、DIEA(0.036mL、0.206mmol)および2−ブロモ酢酸メチル(11.84mg、0.077mmol)を加え、反応溶液を14時間45℃で撹拌した。溶媒を減圧留去し、残渣をTFA(0.238mL、3.09mmol)で処理した。反応混合物を65℃で1時間撹拌し、次いで濃縮し、MeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、N−(trans−4−((3−((2−フルオロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)グリシン酸メチル(9.6mg、0.018mmol、収率34.9%)を得た。HPLC Rt=1.528分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=534.18。
実施例70
(trans−4−((8−(シクロプロピルアミノ)−3−((6−オキソ−1,6−ジヒドロ−4−ピリミジニル)カルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)シクロヘキシル)カルバミン酸2−メトキシエチル
Figure 0005394404
二炭酸ジ−tert−ブチル(0.014mL、0.058mmol)のDCM溶液(1mL)に、化合物15D(30.0mg、0.058mmol)およびDMAP(3.57mg、0.029mmol)を加えた。反応混合物を室温で10分間撹拌し、次いで2−メトキシエタノール(5.56mg、0.073mmol)を加えた。2時間、溶媒を減圧留去し、残渣にTFA(0.270mL、3.50mmol)を加えた。反応混合物を65℃で1時間撹拌し、次いで濃縮し、MeOHで希釈した。粗生成物をプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、純粋な生成物である(trans)−4−(8−(シクロプロピルアミノ)−3−(6−ヒドロキシピリミジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルカルバミン酸2−メトキシエチル(7.7mg、0.015mmol、収率25.08%)を得た。HPLC Rt=1.657分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=526.23。
実施例71
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物23A(60.0mg、0.175mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)をピリジン−2−アミン(33.0mg、0.350mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.350mL、0.350mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間、溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(200mg、1.751mmol)を加え、反応液を24時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(31mg、0.065mmol、収率37.0%)を得た。HPLC Rt=1.890分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=478.1。
実施例72
N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物23A(50.0mg、0.146mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)をピリジン−2−アミン(27.5mg、0.292mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.292mL、0.292mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(168mg、1.460mmol)を加え、反応液を24時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(13.7mg、0.029mmol、収率19.60%)を得た。HPLC Rt=2.19分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=479.1。
実施例73
N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物13A(40.0mg、0.123mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)をピリジン−2−アミン(23.09mg、0.245mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.245mL、0.245mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(141mg、1.227mmol)を加え、反応液を24時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−(2−ピリジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(6.6mg、0.014mmol、収率11.63%)を得た。HPLC Rt=1.828分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=463.13。
実施例74
N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物13A(20.00mg、0.061mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)を5−メチルピリジン−2−アミン(13.26mg、0.123mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.123mL、0.123mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(70.6mg、0.613mmol)を加え、反応液を24時間100℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(5.6mg、0.012mmol、収率19.16%)を得た。HPLC Rt=2.170分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=477.2。
実施例75
N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物23A(50.0mg、0.146mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)を5−メチルピリジン−2−アミン(31.6mg、0.292mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.292mL、0.292mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−4−アミノシクロヘキサノール(168mg、1.460mmol)を加え、反応液を24時間100℃で加熱し、次いで室温に冷却した。未精製の反応混合物をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−6−((trans−4−ヒドロキシシクロヘキシル)アミノ)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(17.7mg、0.036mmol、収率24.60%)を得た。HPLC Rt=0.870分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=493.2。
実施例76
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物23A(50.0mg、0.146mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)を、5−メチルピリジン−2−アミン(31.6mg、0.292mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.292mL、0.292mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(167mg、1.460mmol)を加え、反応液を24時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗物質をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(18.2mg、0.037mmol、収率25.3%)を得た。HPLC Rt=0.720分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=492.2。
実施例77
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物13A(30.0mg、0.092mmol)のTHF懸濁溶液(2mL)を、5−メチルピリジン−2−アミン(19.90mg、0.184mmol)で処理した。カリウムtert−ブトキシド(0.184mL、0.184mmol)のTHF溶液を加え、反応液を室温で撹拌した。2時間後に反応が完了した。溶媒を窒素流下で除去した。残渣をMeOHに溶解し、濾過した。固形物を減圧乾燥した。固形物をNMP(2mL)に溶解し、(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(105mg、0.920mmol)を加え、反応液を24時間90℃で加熱し、次いで室温に冷却した。粗物質をMeOHで希釈し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−フルオロ−4−ピリジニル)−8−((5−メチル−2−ピリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(10.2mg、0.021mmol、収率23.32%)を得た。HPLC Rt=0.690分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=476.3。
実施例78
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−シアノ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
化合物25B(200mg、0.367mmol)およびシアン化ナトリウム(54.0mg、1.102mmol)をDMSO(1mL)に加え、マイクロ波反応器中15分間100℃に加熱した。混合物を室温に冷却し、次いで水で希釈し、濾過し、追加の水で洗浄した。生じた物質を高真空下で乾燥した。
粗物質をTFA(0.849mL、11.02mmol)に溶解し、トリエチルシラン(0.352mL、2.203mmol)で処理した。混合物を室温で1時間撹拌した。TFAおよびEt3SiHを窒素流で除去し、粗物質をプレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 20% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)40分実行で精製して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−(2−シアノ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(13.7mg、0.032mmol、収率8.65%)を得た。HPLC Rt=1.373分(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。[M+H]=432.21。
実施例79
6−((trans−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例59に詳述した手順に従って、化合物1Eおよびシクロプロピルアミンから開始して、6−((trans−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを製造した。HPLC Rt=2.320(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=449。
実施例80
6−((4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−((6−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例59に記載した手順に従って、実施例377から6−((4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−((6−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを製造した。HPLC Rt=2.567分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=500.0。
実施例81
6−((trans−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
実施例59に記載した手順に従って、実施例24から6−((trans−4−アセトアミドシクロヘキシル)アミノ)−8−((4−メチル−2−ピリジニル)アミノ)−N−4−ピリジニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドを製造した。HPLC Rt=2.545分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=500.0。
実施例82
8−(エチルアミノ)−6−((trans−4−(((4−フルオロフェニル)カルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
82A.6−クロロ−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物5A(80mg、0.245mmol)、エタンアミン(0.6mL、1.200mmol、2M/THF)およびDIEA(0.086mL、0.491mmol)のNMP懸濁溶液(0.7mL)を5時間80℃で加熱した。反応混合物を室温に冷却し、固形物を濾過によって集め、少量のDCMで洗浄して、黄色固形物として、6−クロロ−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(62.8mg)を得た。HPLC Rt=2.517分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=335。
82B.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物82A(62.7mg、0.187mmol)、trans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(214mg、1.873mmol)およびDIEA(0.033mL、0.187mmol)のNMP混合溶液(1mL)をマイクロ波反応器中50分間120℃で加熱した。生じた混合物を水で希釈し、飽和NaHCO3水で塩基性にした。生じた固形物を濾過によって集め、減圧乾燥して、オフホワイトの固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(66.1mg)を得た。HPLC Rt=2.122分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=413。
82C.8−(エチルアミノ)−6−((trans−4−(((4−フルオロフェニル)カルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
化合物82B(20mg、0.048mmol)のTHF懸濁溶液に、イソシアン酸4−フルオロフェニル(6.54μL、0.058mmol)を加えた。混合物を室温で終夜撹拌した。溶媒を減圧留去し、MeOH(1mL)を加えた。混合物を超音波処理し、固形物を濾過によって集め、少量のMeOHですすぎ、減圧乾燥して、オフホワイトの固形物として、8−(エチルアミノ)−6−((trans−4−(((4−フルオロフェニル)カルバモイル)アミノ)シクロヘキシル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(20.8mg)を得た。HPLC Rt=3.176分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=550。
実施例83
N−(3−アセトアミドフェニル)−6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
83A.6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6,8−ジクロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド)および8−ブロモ−6−クロロ−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの〜1:1 混合物(850mg、2.61mmol、5A)、N−(4−メトキシベンジル)シクロプロパンアミン(508mg、2.87mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.683mL、3.91mmol)を、DMF(10mL)中80℃で加熱した。1時間後、反応混合物を乾燥するまで減圧濃縮し、メタノール(20mL)に懸濁し、固形物をブフナー濾過で単離した。固形物をtrans−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(4.8g)と混合し、160℃で加熱した。2.5時間後、反応を室温に冷却し、水(20mL)に懸濁し、単離した固形物をシリカゲルクロマトグラフィ(10% メタノール〜20% メタノール/クロロホルム)で精製した。目的の画分を濃縮し、固形物を水(25mL)に懸濁し、濾過して、オフホワイトの固形物として、6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(834mg、1.531mmol、収率58.8%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.69分。[M+H]=545.35。
83B.(trans)−4−(8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルカルバミン酸tert−ブチルの製造
Figure 0005394404
化合物83A(31mg、0.057mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(12.42mg、0.057mmol)、およびトリエチルアミン(7.93μL、0.057mmol)のメタノール溶液(1mL)を室温で混合した。10分後、反応混合物を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィ(50% 酢酸エチル/ヘキサン〜酢酸エチル)を用いて精製して、ガラス状の白色固形物として、(trans)−4−(8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−3−(3−フルオロピリジン−4−イルカルバモイル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イルアミノ)シクロヘキシルカルバミン酸tert−ブチル(34mg、0.053mmol、収率93%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=2.1分。[M+H]=645.42。
83C.6−((trans)−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の製造
Figure 0005394404
化合物83B(19mg、0.029mmol)をMeOH(1mL)に溶解した。NaOH(0.5mL、1N)を加え、濁った反応混合物を65℃で撹拌した。2時間後、反応混合物を室温に冷却し、pHをHCl(1N)でpH 7に調整し、固形物をブフナー濾過で集めて、白色固形物として、6−((trans)−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)シクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(10.6mg、0.019mmol、収率65.3%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=2.1分。[M+H]=551.36。
83D.N−(3−アセトアミドフェニル)−6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(3−アミノフェニル)アセトアミド(4.09mg、0.027mmol)、化合物83C(10mg、0.018mmol)およびDIEAのDMF溶液(0.5mL)に、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(16.06mg、0.036mmol)を加え、反応液を室温で終夜撹拌した。TFA(1mL)を反応混合物に加え、60℃で加熱した。1時間後、反応混合物を減圧濃縮し、TFAを含むプレパラティブHPLCを用いて精製して、白色固形物として、N−(3−アセトアミドフェニル)−6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(4mg、5.02μmol、収率27.6%)を単離した。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA) Rt=1.3分。[M+H]=463.23。
1H NMR (500 MHz, メタノール-d3) δ ppm 10.99 (1 H, s), 7.92 (1 H, d, J=1.83 Hz), 7.62 (1 H, d, J=8.25 Hz), 7.37 (2 H, t, J=8.25 Hz), 7.16 (1 H, d, J=8.25 Hz), 6.08 (1 H, s), 3.80 (1 H, t, J=4.35 Hz), 3.09 - 3.26 (1 H, m), 2.51 - 2.72 (1 H, m, J=6.76, 6.76, 3.67, 3.44 Hz), 2.35 (2 H, d, J=10.08 Hz), 2.11 - 2.24 (3 H, m), 1.98 - 2.14 (2 H, m), 1.67 - 1.89 (2 H, m, J=12.72, 12.43, 12.43, 3.21 Hz), 1.37 - 1.53 (2 H, m), 1.20 - 1.38 (1 H, m), 0.82 - 1.00 (2 H, m), 0.58 - 0.76 (2 H, m).
実施例84
6−((trans)−4−(2−アミノアセトアミド)シクロヘキシルアミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
6−((trans)−4−アミノシクロヘキシルアミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(0.025g、0.061mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.053mL、0.303mmol)、およびBOP(0.080g、0.182mmol)のDMF溶液を含有する懸濁液に、室温で、BOC−グリシン(0.021g、0.121mmol)を加えた。生じた懸濁液を周囲温度で30分撹拌した。暗褐色溶液を酢酸エチルおよび水で希釈した。層を分離し、水相を酢酸エチル(5mL)で3回抽出した。有機抽出物を合わせて、水および塩化リチウム水(10%)で5回洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濾過および減圧濃縮によって、白色固形物が現れ、それを室温でCH2Cl2(0.5mL)に懸濁した。TFA(0.5mL)を加え、均一な溶液がもたらされた。室温で30分後、粗物質をTHF(1mL)で希釈し、10〜100% B(溶媒A:0.1% TFAを含有する10% MeOH水;溶媒B:0.1% TFAを含有する90% MeOH水)および25mL/分で30分かけた直線グラジエント、220nmでのモニタリング(Rt=27.545分)によるYMC ODS C−18 30×250mmカラムを用いたプレパラティブHPLCで精製した。適当な画分を濃縮し、終夜凍結乾燥して、白色泡として、6−((trans)−4−(2−アミノアセトアミド)シクロヘキシルアミノ)−8−(エチルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(19mg、0.027mmol、収率44.9%)を得た。MS:[M+H]=470.0。HPLC:Rt=3.121分。(Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm 4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA)。
実施例85
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−アニリノ−N−(2−メチル−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
85A.6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−フェニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミンの製造
Figure 0005394404
N−(4−メトキシベンジル)アニリン(6.42g、30.10mmol)のTHF溶液(10mL)を25℃で撹拌し、カリウムtert−ブトキシド(1M THF溶液、90.30mL、90.30mmol)を加えた。30分後、8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(7.00g、30.10mmol、WO 2007/038314からの実施例1)を加え、反応溶液を室温で2時間撹拌した。反応を水(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。有機層を飽和NaHCO3水(100mL)および飽和NaCl水(100mL)で洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮した。残渣をISCO(5% EtOAc/DCM; 120gカラム)で精製して、黄褐色固形物として、6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−フェニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(9.09g、収率83%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=3.918分 [M+H]=365.07。
85B.6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸の製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(4−メトキシベンジル)−N−フェニルイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(1.00g、2.754mmol)のTHF溶液(20mL)に、−78℃で、n−BuLi(1.32mL、3.305mmol、2.5M ヘキサン溶液)を加えた。30分後、CO2ガス流を、反応混合物に−78℃で20分間導入し、室温でさらに20分間導入した。反応混合物をH2O(25mL)でクエンチし、DCM(3×100mL)で抽出した。有機層を合わせて、飽和NaHCO3(100mL)および水(100mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、減圧濃縮して、黄色固形物として、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(0.629g、収率56%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=3.736分。[M+H]=409.02。
85C.6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)−N−(2−メチルピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボン酸(150mg、0.37mmol)のSOCl2溶液(2mL)を1時間60℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、減圧乾燥し、DCM(3mL)に溶解した。2−メチルピリジン−4−アミン(45mg、0.41mmol)、およびTEA(0.16mL、1.11mmol)を加え、反応混合物を室温で12時間撹拌し、濃縮し、次いでシリカゲルクロマトグラフィ(5%MeOHのDCM溶液)で精製して、黄色固形物として、6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)−N−(2−メチルピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(102mg、収率55%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=3.263分。[M+H]=499.06。
85D.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−アニリノ−N−(2−メチル−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−8−((4−メトキシベンジル)(フェニル)アミノ)−N−(2−メチルピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.201mmol)および(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(9459mg、4.016mmol)を1時間160℃で加熱した。反応混合物をTFA(5mL)に溶解し、2時間70℃で加熱した。反応混合物を濃縮し、メタノールに溶解し、プレパラティブHPLC(フェノメネックス Axia Luna 5ミクロン 30×100mm) 30% B(溶媒B=90% MeOH−10% H2O−0.1% TFA)〜100% BのA溶液(溶媒A=10% MeOH−90% H2O−0.1% TFA)で精製して、白色固形物として、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−アニリノ−N−(2−メチル−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(39mg、収率48.5%)を得た。LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA)。Rt=1.320分、[M+H]=457.28。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ ppm 11.35 - 11.58 (1 H, m), 9.33 (1 H, s), 8.48 - 8.74 (1 H, m), 8.14 (1 H, s), 7.93 - 8.04 (1 H, m), 7.87 (3 H, d, J=4.28 Hz), 7.59 - 7.81 (1 H, m), 7.31 - 7.52 (3 H, m), 7.07 - 7.26 (1 H, m), 6.87 - 7.06 (1 H, m), 6.29 (1 H, s), 3.53 - 3.77 (1 H, m), 2.93 - 3.22 (1 H, m), 2.65 (3 H, s), 2.05 - 2.25 (2 H, m), 1.87 - 2.09 (2 H, m), 1.09 - 1.52 (4 H, m).
実施例86
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
86A.6−クロロ−8−(1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
実施例48Aに詳述したものと同じ方法で、適当な出発物質を用いて実施例86Aを製造した。
86B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−8−((1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)アミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
実施例40に記載した手順を用いて、化合物86Aから実施例86Bを製造した。HPLC Rt=2.413分(クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H]=479.0
実施例34に記載した手順に類似する方法で、以下の表1における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表1
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404

HPLC条件:
a Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18カラム:0%〜100% 溶媒B。溶媒B:95% CH3CN、5% H2O、修飾剤(Modifier)=10mM NH4OAc)。溶媒A:5% CH3CN、95% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
c フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例34に記載した手順に類似する方法で、以下の表2における実施例を化合物25Bから製造してもよい。
表2
Figure 0005394404
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HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例34に記載した手順に類似する方法で、以下の表3における実施例を化合物23Cから製造してもよい。
表3
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HPLC条件:
Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18;A=5:95 アセトニトリル:水;B=95:5 アセトニトリル:水;修飾剤=10mM NH4OAc;4分間0〜100%;流速4mL/分。
実施例32に記載した手順に類似する方法で、以下の表4における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表4
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HPLC条件:
a:Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18カラム:0%〜100% 溶媒B。溶媒B:95% CH3CN、5% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。溶媒A:5% CH3CN、95% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例32に記載した手順に類似する方法で、以下の表5における実施例を化合物25Bから製造してもよい。
表5
Figure 0005394404
HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例32に記載した手順に類似する方法で、以下の表6における実施例を化合物23Cから製造してもよい。
表6
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HPLC条件:
Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18;A=5:95 アセトニトリル:水;B=95:5 アセトニトリル:水;修飾剤=10mM NH4OAc;4分間0〜100%;流速4mL/分
実施例33に記載した手順に類似する方法で、以下の表7における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表7
Figure 0005394404
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HPLC条件:
a Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18カラム:(0%〜100% 溶媒B。溶媒B:95% CH3CN、5% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。溶媒A:5% CH3CN、95% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例33に記載した手順に類似する方法で、以下の表8における実施例を化合物23Cから製造してもよい。
表8
Figure 0005394404
HPLC条件:
Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18;A=5:95 アセトニトリル:水;B=95:5 アセトニトリル:水;修飾剤=10mM NH4OAc;4分間0〜100%;流速4mL/分
実施例33に記載した手順に類似する方法で、以下の表9における実施例を化合物25Bから製造してもよい。
表9
Figure 0005394404
HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例25に記載した手順に類似する方法で、以下の表10における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表10
Figure 0005394404
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HPLC条件:
a:Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18カラム:0%〜100% 溶媒B。溶媒B:(95% CH3CN、5% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。溶媒A:(5% CH3CN、95% H2O、修飾剤=10mM NH4OAc)。4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例25に記載した手順に類似する方法で、以下の表5における実施例を製造してもよい。
表11
Figure 0005394404
HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例1〜4に記載した手順に類似する方法で、以下の表12における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表12
Figure 0005394404
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Figure 0005394404
HPLC条件:
a Waters Sunflower 4.6×50mmカラム:0%〜100% 溶媒B。溶媒B:95% MeOH、5% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:5% MeOH、95% H2O、0.1% TFA)。4分 グラジエント、220nmで検出したUV。
b Waters XBridge 4.6×50mm 5μm C18;0% B〜100% Bの4分 グラジエント;流速4mL/分;A=2:98 アセトニトリル:水;B=90:10 アセトニトリル:水;修飾剤=10mM NH4OAc;220nmでの検出。
c YMC S−5 ODS−A 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
d フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例1〜4および実施例24に詳述した手順に従って、以下の表13における実施例を製造してもよい。
表13
Figure 0005394404
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Figure 0005394404
Figure 0005394404
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HPLC条件:
a Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm):0%〜100% B。溶媒B:90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
b YMC S−5 ODS−A 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例1〜4および実施例24に詳述した手順に従って、以下の表14における実施例を製造してもよい。
表14
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
a.Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm):0%〜100% B。溶媒B:90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA)。溶媒A:10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA)。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
b.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100% Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例14、25および34に記載した手順に類似する方法で、以下の表15における実施例を製造してもよい。
表15
Figure 0005394404
Figure 0005394404
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Figure 0005394404
a.Waters Sunfire C18 カラム(4.6×50mm):0%〜100% B。溶媒B:90% MeOH、10% H2O、0.1% TFA。溶媒A:10% MeOH、90% H2O、0.1% TFA。グラジエント、開始 %B=0、最終 %B=100、グラジエント時間 4分、100% Bで1分保持、流速4mL/分。
b.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例1〜4に記載した手順に類似する方法で、以下の表16における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表16
Figure 0005394404
Figure 0005394404
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Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
a.YMC S5 ODS 4.6×50mm:0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b.Waters Sunfire 4.6×50mm C18 5μm:4分/1分の保持時間 0〜100% (A−B) A=10% MeOH−90% 水−0.1% TFA、B=90% MeOH−10% 水−0.1% TFA
c.クロモリス スピードロッド 4.6×50mm:0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)
d.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例79に記載した手順に類似する方法で、以下の表17における実施例を製造してもよい。
表17
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
a.YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
b.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
実施例85に詳述した手順に従って、以下の表18における実施例を製造した。
表18
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
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Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例26〜29に記載した手順に類似する方法で、以下の表19における実施例を化合物8Bから製造してもよい。
表19
Figure 0005394404
HPLC条件:
フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm:2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA。
実施例26〜29に記載した手順に類似する方法で、以下の表20における実施例を化合物25Bから製造してもよい。
表20
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
a.フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
b.LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。
実施例26〜29に記載した手順に類似する方法で、以下の表21における実施例を化合物23Cから製造してもよい。
表21
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
a.LC/MS(フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=5mL/分、254nmでの検出、溶媒A:10% メタノール/90% 水/0.1% TFA;溶媒B:10% 水/90% メタノール/0.1% TFA
b.LC/MS(BEH C18 2.1×50mm 1.7μ、フェノメネックス Luna 5ミクロン C18 4.6×30mm、2.2分間0〜100 Bで、1分の保持時間、流速=2mL/分、254nmでの検出、溶媒A:100% 水/0.05% TFA;溶媒B:100% ACN/0.05% TFA)。
実施例86に詳述した手順に従って、以下の表22における実施例を製造した。
表22
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例48Aおよび実施例44に記載した手順に従って、以下の表23における実施例を製造した。
表23
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例41および実施例40に詳述した手順に従って、以下の表24における実施例を製造した。
表24
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例48A、実施例40および実施例52に詳述した手順に従って、以下の表25における実施例を製造した。
表25
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
クロモリス スピードロッド 4.6×50mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例564
6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−4−ピリジニル−8−(4−ピリミジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
564A. 6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)−8−(ピリミジン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
ピリミジン−4−アミン(37.0mg、0.389mmol)の脱気したジオキサン溶液(4mL)を、6,8−ジクロロ−N−(ピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.325mmol)、Pd2(dba)3(14.86mg、0.016mmol)、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(9.39mg、0.016mmol)、およびCs2CO3(211mg、0.649mmol)で処理した。反応をアルゴンでパージし、4時間100℃に加熱した。反応を次いで室温に冷却し、濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、濾過し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=22.555分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)−8−(ピリミジン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(12mg、10.08%)を得た。HPLC Rt=2.463分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=367.0。
564B.6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−4−ピリジニル−8−(4−ピリミジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
6−クロロ−N−(ピリジン−4−イル)−8−(ピリミジン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(12mg、0.033mmol)のNMP溶液(1mL)を(trans)−シクロヘキサン−1,4−ジアミン(37.4mg、0.327mmol)で処理し、4時間120℃に加熱した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=19.202分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、6−((trans−4−アミノシクロヘキシル)アミノ)−N−4−ピリジニル−8−(4−ピリミジニルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(2.1mg、8.59%)を得た。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ ppm 8.87 (1 H, s), 8.65 - 8.74 (3 H, m), 8.51 (1 H, d, J=10.45 Hz), 8.25 (2 H, d, J=6.60 Hz), 8.21 (2 H, s), 7.25 (1 H, d, J=6.05 Hz), 3.82 - 3.93 (1 H, m), 3.16 - 3.24 (1 H, m), 2.39 (2 H, d, J=14.57 Hz), 2.11 - 2.22 (3 H, m), 1.45 - 1.68 (4 H, m).
HPLC Rt=1.888分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=445.0。
実施例564に記載したものに類似する方法で、以下の表26における実施例を製造した。
表26
Figure 0005394404
Figure 0005394404
HPLC条件:
YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした。
実施例569
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((1−メチル−4−ピペリジニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
マイクロ波管に、6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(35mg、0.075mmol)、1−メチルピペリジン−4−アミン(86mg、0.750mmol)およびNMP(1mL)を入れた。反応混合物をマイクロ波中(300W)20分間100℃で照射した。未精製の反応混合物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=30.463分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥した。粗物質をCH2Cl2(2mL)に溶解し、TFA(0.5mL)で処理し、室温で2時間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=24.643分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−(1−メチルピペリジン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(8.5mg、14.42%)を得た。HPLC Rt=2.681分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=425.0。
実施例570
8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロ−4−ピリジニル)−6−((2−オキソ−3−アゼパニル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
マイクロ波管に、6−クロロ−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(35mg、0.075mmol)、DL−α−アミノ−ε−カプロラクタム(96mg、0.750mmol)、およびNMP(1mL)を入れた。反応混合物を40分間100℃で照射(300W)した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=35.053分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥した。生じた物質をDCM(2mL)に溶解し、TFA(0.5mL、6.49mmol)で処理した。反応を室温で3時間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=30.556分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、8−(シクロプロピルアミノ)−N−(3−フルオロピリジン−4−イル)−6−(2−オキソアゼパン−3−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(7mg、13.73%)を得た。
1H NMR NMR (400 MHz, DMSO) δ ppm 11.24 (1 H, s), 8.73 (1 H, d, J=2.77 Hz), 8.45 (1 H, d, J=5.54 Hz), 8.39 (1 H, t), 8.01 (1 H, s), 7.84 (1 H, t, J=6.04 Hz), 7.66 (1 H, s), 6.99 (1 H, s), 6.31 (1 H, s), 4.54 (1 H, d, J=9.57 Hz), 2.98 - 3.24 (3 H, m), 1.80 - 2.02 (2 H, m), 1.67 (1 H, d, J=14.10 Hz), 1.37 - 1.59 (2 H, m), 1.20 - 1.32 (1 H, m), 0.73 - 0.85 (2 H, m), 0.54 - 0.70 (2 H, m).
HPLC Rt=3.633分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=439.0。
実施例571
N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
571A.N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
マイクロ波管に、6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(100mg、0.207mmol)、テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−アミン(121mg、1.034mmol)、およびNMP(2mL)を入れた。反応混合物を20分間120℃で照射(300W)した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、60分 グラジエント、254nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=68.837分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(27mg、17.32%)を得た。HPLC Rt= 4.816分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=563.9。
571B.N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(27mg、0.048mmol)のDCM溶液(0.5mL)をTFA(1.0mL、12.98mmol)で処理し、室温で1時間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、254nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=36.913分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(2.9mg、8.33%)を得た。HPLC Rt=4.481分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=443.9。
実施例572
4−((3−((2−クロロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)テトラヒドロ−2H−チオピラニウム−1−オラート
Figure 0005394404
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−チオピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(27mg、0.048mmol)のDCM溶液(0.5mL)をTFA(1.0mL、12.98mmol)で処理し、室温で1時間撹拌し、次いで乾燥するまで濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、254nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=32.303分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、4−((3−((2−クロロ−4−ピリジニル)カルバモイル)−8−(シクロプロピルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−6−イル)アミノ)テトラヒドロ−2H−チオピラニウム−1−オラート(1.6mg、4.76%)を得た。HPLC Rt=3.816分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=459.9。
実施例573
N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド
Figure 0005394404
573A.N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(105mg、1.034mmol)および6−クロロ−N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(50mg、0.103mmol)のNMP溶液(1mL)を140℃に加熱した。出発物質が消費するまで、反応液を16時間撹拌し、次いで室温に冷却した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、40分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=47.580分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(7mg、11.57%)を得た。HPLC Rt= 4.595分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=548.0。
573B.N−(2−クロロ−4−ピリジニル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミドの製造
Figure 0005394404
N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピル(4−メトキシベンジル)アミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(7mg、0.013mmol)のDCM溶液(1mL)をTFA(0.5mL、6.49mmol)で処理し、室温で終夜撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮した。未精製の反応生成物を少量のMeOHに溶解し、逆相HPLC(YMC ODS−A 5μm 30×250mm、0.1% TFAを含有する10〜90% メタノール水、25mL/分、30分 グラジエント、220nmでモニターした)で精製した。生成物(保持時間=35.169分)を単離し、乾燥するまで凍結乾燥して、N−(2−クロロピリジン−4−イル)−8−(シクロプロピルアミノ)−6−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−3−カルボキサミド(2.5mg、35.9%)を得た。
1H NMR 400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 11.40 (1 H, s), 8.38 (1 H, d, J=5.54 Hz), 7.97 (1 H, s), 7.75 (1 H, s), 7.70 (1 H, d, J=5.79 Hz), 7.65 (1 H, s), 7.10 (1 H, d, J=6.55 Hz), 6.00 (1 H, s), 3.85 - 4.06 (3 H, m), 1.93 - 2.08 (2 H, m), 1.43 - 1.61 (2 H, m), 0.71 - 0.81 (2 H, m, J=5.54 Hz), 0.57 - 0.68 (2 H, m).
HPLC Rt=4.160分(YMC S5 ODS 4.6×50mm、0.2% H3PO4を含有する10〜90% メタノール水、4分 グラジエント、220nmでモニターした)。[M+H+]=428.0。

Claims (15)

  1. 式I:
    Figure 0005394404
    [式中、
    1およびR3は各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、およびC1-4アルキルから選択され;
    2は、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;
    4は、水素、アルキル、置換アルキル、−C(=O)アルキル、
    −S(O)2アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;
    5は、水素およびC1-4アルキルから選択され;
    6は、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、および置換ヘテロアリールから選択され;および
    7は、水素およびC1-4アルキルから選択され;または
    6およびR7は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6もしくは7員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環、または適宜置換されていてもよい7〜11員二環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環を形成し;
    8は、水素およびC1-4アルキルから選択されるが;
    但し、R2
    Figure 0005394404
    であり、R4
    Figure 0005394404
    であり、R6
    Figure 0005394404
    である場合、R3は水素ではない]
    の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  2. 2が、アリール、置換アリール、C3-7シクロアルキル、置換C3-7シクロアルキル、5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリール、並びに置換5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択される、請求項1の化合物。
  3. 2が、フェニル、シクロヘキシル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ベンゾチアゾリル、ピリダジニル ピロリジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、チエニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアモルホリニル、トリアジニル、およびトリアゾリルから選択され、その中で、
    各R2は、ハロゲン、シアノ、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−OR2a、−NR2a2b、−NR2aC(=O)R2b、C(=O)NR2a2b −C(=O)OR2aで適宜置換されていてもよく、
    2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択される、請求項2の化合物。
  4. 4が、アルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され、その中で、各R4は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;
    1、T2、およびT3が各々独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CHR)rSO3H、−(CHR)rSR9、−(CHR)rS(O)p11、−(CHR)rS(O)pNR910、−(CHR)rNR9S(O)p11、−(CHR)rOR9、−(CHR)rCN、−(CHR)rNR910、−(CHR)rNR9C(=O)R10、−(CHR)rNR9C(=O)NR910、−(CHR)rC(=O)OR9、−(CHR)rC(=O)R9、−(CHR)r OC(=O)R9、−(CHR)rC(=O)NR910、−(CHR)r−シクロアルキル、−(CHR)r−ヘテロシクロ、−(CHR)r−アリール、および−(CHR)r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各pは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;または
    隣接する環原子に位置しているT1およびT2が、それらに結合する環原子と一緒になって、縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロを形成し、その中で、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
    各Rが独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
    9およびR10が各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;あるいはR9およびR10が、それらに結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロアリールまたはヘテロシクロを形成し、その中で、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
    各R11が独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
    12、R13、およびR14が各々独立して、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、C2-4アルケニル、置換C2-4アルケニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−OCF3、−C(=O)H、−C(=O)(C1-4アルキル)、−CO2H、−CO2(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−NH2、−NH(C1-4アルキル)、−N(C1-4アルキル)2、−N(C1-4アルキル)3 +、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、および適宜置換されていてもよいフェニルから選択される、請求項1の化合物。
  5. 4が、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、フェニル、4、5、または6員単環式ヘテロアリールまたはヘテロシクロから選択され、各化学基は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;並びに
    1、T2、およびT3が各々独立して、F、Cl、Br、C1-4アルキル、ハロアルキル、−(CH2rOR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rCN、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rS(O)211、−(CH2rS(O)2NR910、−(CH2rOH、−(CH2rCN、−(CH2r−C3-6シクロヘキシル、−(CH2rフェニル、−(CH2rモルホリニル、−(CH2rピリジル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rテトラゾリル、−(CH2rシクロプロピル、−(CH2rピロリジニル、−(CH2rピペリジニル、−(CH2rフリル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピリミジニル、−(CH2rピペラジニル、および−(CH2rピラジジニル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rトリアゾリル、−(CH2rチアゾリルから選択され、各環の化学基は、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各rは独立して、0、1、または2であり;
    9およびR10が各々独立して、水素、C1-4アルキル、ハロC1-4アルキル、−(CH2vOH、−(CH2vN(アルキル)2、C3-6シクロアルキル、フェニル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルから選択され、その中で、前記C3-6シクロアルキル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルは、NH2、ヒドロキシ、C1-4アルキルおよびアリールで適宜置換されていてもよく;各vは独立して、1、2、または3であり;
    12、R13、およびR14が各々独立して、ヒドロキシ、C1-4アルキルおよびフェニルから選択され、それらは適宜、ヒドロキシ、ニトロ、およびハロゲンで置換されていてもよい、請求項4の化合物。
  6. 6が、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、5または6員単環式ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択され、その中で、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよく;
    4、T5およびT6が独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CHR)rSR15、−(CHR)rS(O)q17、−(CHR)rS(O)qNR1516、−(CHR)rNR15S(O)q17、−(CHR)rNR15S(O)qNR1516、−(CHR)rOR15、−(CHR)rNR1516、−(CHR)rNR15C(=O)R16、−(CHR)rNR15C(=O)OR16、−(CHR)rNR15C(=O)NR1516、−(CHR)rC(=O)R15、−(CHR)rC(=O)OR15、−(CHR)rOC(=O)R15、−(CHR)rSO3H、−(CHR)rC(=O)NR1516、−(CHR)r−シクロアルキル、−(CHR)r−ヘテロシクロ、−(CHR)r−アリール、および−(CHR)r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、OHおよびNH2で適宜置換されていてもよく;各qは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
    15およびR16が各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
    各R17が独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択される、請求項1の化合物。
  7. 6が、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよいC3-7シクロアルキルであり;
    4、T5およびT6が各々独立して、−(CH2rOR15、−(CH2rNR1516、−(CH2rNR15S(O)q17、−(CH2rNR15S(O)qNR1516、−(CH2rNR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)OR16、−(CH2rNR15C(=O)NR1516、−(CH2rC(=O)OR15から選択され、各qは独立して、1または2であり;並びに各rは独立して、0、1または2であり;
    15およびR16が各々独立して、水素、−(CR2021w22、−(CR2021wNR1819、−(CR2021wC(=O)R18、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され;各wは独立して、1、2、または3であり;
    17が独立して、−(CR2021w22、−(CR2021wNR1819、−(CR2021wC(=O)R18、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニルシクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され;各wは独立して、1、2、または3であり;
    18およびR19が各々独立して、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC2-4アルキニルから選択され、各々、C1-6アルキル −(CH2r−C3-6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SHで適宜置換されていてもよく;または
    18およびR19が、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;
    20およびR21が各々独立して、水素、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SH、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C3-6シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され;並びに
    22が、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、NHC(=NH)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロ、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、フェニル、および置換フェニルから選択される、請求項6の化合物。
  8. 6が、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよいC1-4アルキルであり;
    4、T5およびT6が各々独立して、OR15、NR1516、NR15C(=O)R16、NR15C(=O)OR16、NR15C(=O)NR1516、−C(=O)OR15、シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、およびヘテロアリールから選択され;
    15およびR16が各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;
    7が、水素およびC1-3アルキルから選択され;または
    6およびR7が、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6もしくは7員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環、または適宜置換されていてもよい7〜11員二環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロ環を形成する、請求項6の化合物。
  9. 式I(a):
    Figure 0005394404
    [式中、
    2は、アリール、置換アリール、C3-7シクロアルキル、置換C3-7シクロアルキル、5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリール、並びにハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−OR2a、−NR2a2b、−NR2aC(=O)R2b、C(=O)NR2a2b −C(=O)OR2aで適宜置換されていてもよい置換5または6員ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択され、その中で、R2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択され;
    4は、水素、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され、各化学基は、1〜3個の化学基である、T1、T2、および/またはT3で適宜置換されていてもよく;
    1、T2、およびT3は各々独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CH2rSO3H、−(CH2rSR9、−(CH2rS(O)p11、−(CH2rS(O)pNR910、−(CH2rNR9S(O)p11、−(CH2rOR9、−(CH2rCN、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rOC(=O)R9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−ヘテロシクロ、−(CH2r−アリール、および−(CH2r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;または
    隣接する環原子に位置しているT1およびT2は、それらに結合する環原子と一緒になって、縮合シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロを形成し、その中で、前記シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各pは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
    9およびR10は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;あるいはR9およびR10は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、ヘテロアリールまたはヘテロシクロを形成し、その中で、前記ヘテロアリールまたはヘテロシクロは、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;
    各R11は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
    12、R13、およびR14は各々独立して、C1-4アルキル、置換C1-4アルキル、C2-4アルケニル、置換C2-4アルケニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−OCF3、−C(=O)H、−C(=O)(C1-4アルキル)、−CO2H、−CO2(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−NH2、−NH(C1-4アルキル)、−N(C1-4アルキル)2、−N(C1-4アルキル)3 +、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、および適宜置換されていてもよいフェニルから選択され;
    6は、C1-4アルキル、アリール、C3-7シクロアルキル、5または6員単環式ヘテロシクロおよびヘテロアリールから選択され、その中で、R6は、1〜3個の化学基である、T4、T5、および/またはT6で適宜置換されていてもよく;
    4、T5およびT6は独立して、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、ニトロ、シアノ、−(CH2rSR15、−(CH2rS(O)q17、−(CH2rS(O)qNR1516、−(CH2rNR15S(O)q17、−(CH2rNR15S(O)qNR1516、−(CH2rOR15、−(CH2rNR1516、−(CH2rNR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)OR16、−(CH2rNR15C(=O)NR1516、−(CH2rNR15C(=O)NR15C(=O)R16、−(CH2rC(=O)R15、−(CH2rC(=O)OR15、−(CH2rOC(=O)R15、−(CH2rSO3H、−(CH2rC(=O)NR1516、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−ヘテロシクロ、−(CH2r−アリール、および−(CH2r−ヘテロアリールから選択され、その中で、前記シクロアルキル、ヘテロシクロ、アリール、またはヘテロアリールは、OHまたはNH2で適宜置換されていてもよく;各qは独立して、1または2であり;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
    15およびR16は各々独立して、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、および置換ヘテロシクロから選択され;または
    15およびR16は、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;
    各R17は独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択される]
    を有する化合物、またはその医薬的に許容される塩。
  10. 2が、フェニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニルおよびベンゾチアゾリルから選択され、その中で、各R2は、F、Cl、Br、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ハロアルキル、C3-7シクロアルキル、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、−OR2a、−NR2a2b、−NHC(=O)R2a −C(=O)NR2a2bで適宜置換されていてもよく、R2aおよびR2bは各々独立して、水素およびC1-4アルキルから選択され;
    4が、C1-4アルキル、フェニル、C3-6シクロアルキル、および4、5、もしくは6員単環式ヘテロアリールもしくはヘテロシクロから選択され、各々、1〜2個の化学基である、T1および/またはT2で適宜置換されていてもよく;
    1およびT2が各々独立して、F、Cl、Br、C1-4アルキル、ハロアルキル、−(CH2rOR9、−(CH2rC(=O)R9、−(CH2rC(=O)OR9、−(CH2rC(=O)NR910、−(CH2rNR910、−(CH2rNR9C(=O)R10、−(CH2rNR9C(=O)NR910、−(CH2rS(O)211、−(CH2rS(O)2NR910、−(CH2rCN、−(CH2rシクロヘキシル、−(CH2rフェニル、−(CH2rモルホリニル、−(CH2rピリジル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rシクロプロピル、−(CH2rピロリジニル、−(CH2rピペリジニル、−(CH2rフリル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピリミジニル、−(CH2rピペラジニル、および−(CH2rピラジジニル、−(CH2rイミダゾリル、−(CH2rピラゾリル、−(CH2rトリアゾリル、−(CH2rテトラゾリル、−(CH2rチアゾリルから選択され、各化学基は、原子価により許容されれば、1〜3個の化学基である、R12、R13および/またはR14で適宜置換されていてもよく;各rは独立して、0、1、2、または3であり;
    9およびR10が各々独立して、水素、C1-4アルキル、ハロC1-4アルキル、−(CH2rOH、−(CH2rN(アルキル)2、C3-6シクロアルキル、フェニル、ピロリジニル、モルホリニル、およびピリジルから選択され、各環の化学基は、NH2、C1-4アルキルおよびアリールで適宜置換されていてもよく;
    各R11が、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、およびヘテロシクロから選択され;
    12、R13、およびR14が各々独立して、ヒドロキシ;ヒドロキシおよびハロゲンで適宜置換されていてもよいC1-4アルキル;並びにフェニルから選択され;
    6が、C1-4アルキル、C3-7シクロアルキル、5〜6員単環式ヘテロアリールまたはヘテロシクロから選択され、各化学基は、1〜2個の化学基である、T4およびT5で適宜置換されていてもよく;
    4およびT5が各々独立して、C1-4アルキル、−(CH2rNR1516、−(CH2rNR15S(O)q17、−(CH2rNR15S(O)qNR1516、−(CH2rOR15、−(CH2rNR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)NR15C(=O)R16、−(CH2rNR15C(=O)OR16、−(CH2rNR15C(=O)NR1516、−(CH2rC(=O)OR15、−(CH2r−シクロアルキル、−(CH2r−アリール、−(CH2r−ヘテロアリール、および−(CH2r−ヘテロシクロから選択され;各qは独立して、1または2であり、各rは独立して、0、1、または2であり;
    15およびR16が各々独立して、水素、シアノ、−(CR2021w22、−(CR2021wNR1819、−(CR2021wNR18C(=O)R19、−(CR2021wC(=O)R18、−(CR2021wC(=O)NR1819、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18、−(CR2021wS(O)222、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され、その中で、該置換基は、C1-4アルキル、F、Cl、Br、NH2、NO2、CN、およびOHから選択され;または
    15およびR16が、それらに結合する窒素原子と一緒になって、OH;無置換C1-4アルキル;および−O(C1-4アルキル)で置換されたC1-4アルキルで適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;各wは独立して、1、2、または3であり;
    17が独立して、シアノ、−(CR2021w22、(CR2021wNR1819、−(CR2021wNR18C(=O)R19、−(CR2021wC(=O)R1819、−(CR2021wC(=O)OR18、−(CR2021wOR18(各wは独立して、1、2、または3である);アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、ヘテロシクロ、置換ヘテロシクロから選択され、その中で、該置換基は、C1-4アルキル、F、Cl、Br、NH2、NO2、CN、およびOHから選択され;
    18およびR19が各々独立して、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、およびC2-4アルキニルから選択され、各々、C1-6アルキル −(CH2r−C3-6シクロアルキル、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SHで適宜置換されていてもよく;または
    18およびR19が、それらに結合する窒素原子と一緒になって、適宜置換されていてもよい5、6または7員単環式ヘテロシクロまたはヘテロアリールを形成し;
    20およびR21が各々独立して、水素、F、Cl、Br、CN、NO2、NH2、CO2H、−OC(CH33、−(CH2rOC1-5アルキル、OH、SH、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、C3-6シクロアルキル、アリール、ヘテロシクロ、およびヘテロアリールから選択され;
    22が、水素、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C2-4アルキニル、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、CF3、−O(C1-4アルキル)、−NHCO2(C1-4アルキル)、−S(C1-4アルキル)、−SO2(C1-4アルキル)、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)NH(アルキル)、NHC(=NH)NH2、−C(=O)(C1-4アルキレン)N(C1-4アルキル)2、ヘテロシクロ、ヘテロアリール、およびフェニルから選択され、その中で、前記ヘテロシクロ、ヘテロアリール、およびフェニルは、C1-4アルキル、ハロゲン、および=Oで適宜置換されていてもよい、請求項9の化合物。
  11. 一つ以上の請求項1の化合物、および医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
  12. 医薬的に許容される担体および一つ以上の他の抗癌剤もしくは細胞傷害性薬剤と組み合わせて、一つ以上の請求項1の化合物を含む医薬組成物。
  13. つ以上の請求項1の化合物を含む、癌、乾癬および関節リウマチの治療
  14. 該癌が、前立腺、膵管腺、乳房、大腸、肺、卵巣、膵臓および甲状腺の癌、神経芽細胞腫、神経膠芽腫、髄芽腫およびメラノーマ、多発性骨髄腫、および/または急性骨髄性白血病(AML)である、請求項13の
  15. 患者における癌の治療剤の製造における、請求項1〜10のいずれか一つの化合物の使用。
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