JP5392547B2 - 開閉体の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に形成した開口部をスライド動作を伴って開閉する開閉体の支持構造に関する。
従来、外からの空気や光を車体の内部に取り入れるために、車体のルーフ部にスライド式の開閉体を設けたものがある。一般的に、このような開閉機構では、車体によって開閉体を支持するよう開閉体に設けた支持フレームと、その支持フレームに設けた被ガイド部材と、開口部の縁部に沿って被ガイド部材を案内するガイドレールと、支持フレームをガイドレールに沿って移動させる駆動機構とを備えている。
ただし、車両の走行時には、開閉体が風圧等によって上下方向に移動し、被ガイド部材がガイドレールと不規則に干渉する所謂フラッター現象が生じる場合がある。これによって騒音や振動が発生すると、車内空間の快適性が阻害されてしまう。
このため、例えば特許文献1に示す技術のように、ガイドレールの断面形状をU字状に構成すると共に、このガイドレールに案内される被ガイド部材としての揺動ジョーを側面視で箱舟状に構成したものがある。この揺動ジョーは、支持フレームから延びるホルダを差し込むミゾを有するゴム製の揺動ジョーボデーと、その揺動ジョーボデーに被せられた合成樹脂製の揺動キャップとを備えている。
この構成によれば、開閉体が風圧等によって上下移動した際には、揺動ジョーボデーの一方側部分が弾性変形して幅狭となる。このため、ホルダが上下方向に移動する場合でも、揺動キャップの上下動が阻止される。よって、揺動キャップがガイドレールに衝突することがなく、騒音や振動の発生が抑制される。しかも、揺動ジョーボデーがダンパーとして機能して振動エネルギーを吸収するので、騒音や振動の発生を一層抑制することができる。
特開平3−25026号公報
しかしながら、ホルダの上下方向への移動が過大となると、揺動ジョーボデーがホルダの移動に合わせて弾性変形できない。また、ホルダの上下方向への移動が速すぎると、揺動ジョーボデーがホルダの動きに追随できない。このため、揺動ジョーボデーと揺動キャップとの間に隙間が生じ、揺動ジョーボデーが揺動キャップに衝突して騒音やガタツキが発生することがあり、開閉体を円滑にスライド動作することができないものであった。
本発明の目的は、騒音や振動の発生を確実に防止して、開閉体を円滑にスライド動作することができる開閉体の支持構造を提供する点にある。
本発明は、車体に形成した開口部をスライド動作により開閉する開閉体の支持構造であって、その第1特徴構成は、前記車体によって前記開閉体を支持するよう前記開閉体に設けた支持フレームと、前記開口部の縁部に沿って設けられ、互いに平行な第1ガイド部及び第2ガイド部を備えたガイドレールと、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに付勢当接するテーパー状の外周面を有する筒状部、および、前記支持フレームに設けた軸部に軸支されるよう前記筒状部に連設された軸受部を有する被ガイド部材と、を備え
前記軸受部を筒状に形成しつつ当該軸受部を前記筒状部に内包し、
前記筒状部の前記軸受部の軸芯方向に沿った両端部のうち外径の小さい側の端部を前記軸受部に連設すると共に、前記筒状部と前記軸受部との間に隙間が形成される点にある。
車体に設けた例えばサンルーフ等の開閉体を開閉動作させるとき、開閉体はガイドレールに対して円滑に動作するのが好ましい。特に、車両が走行している状態では、路面から作用する外力の他、旋回走行時の遠心力あるいは風圧など開閉体に対して上下前後左右のあらゆる方向から外力が作用する。この中でも特に、上下方向の外力が頻繁に作用する。この外力より、開閉体の支持部とガイドレールとの間の摩擦が増大したり、両者が衝突して異音が発生する。さらには、何れかの部材に損傷が発生するおそれもある。
そこで、本発明の開閉体の支持構造では、被ガイド部材にテーパー状の外周面を形成し、当該外周面を第1ガイド部および第2ガイド部に付勢当接させることとした。本構成であれば、被ガイド部材の表面からガイドレールの縁部に対して傾斜した外力を付与することができる。仮に、ガイドレールの第1ガイド部及び第2ガイド部が鉛直方向に配置してあれば、被ガイド部材は、ガイドレールに対して鉛直方向と水平方向との二方向に支持されることとなる。上下方向の力は主に開閉体の荷重を支持するものであり、水平方向の力は主に車両の旋回走行時に生じる遠心力等に対抗する。本構成のごとく、テーパー面による当該水平力は、被ガイド部材を二つのガイド部から飛び出させる方向に作用する。換言すれば、被ガイド部材に対して常に一定方向に荷重を加えることとなるから、被ガイド部材の水平方向の位置が安定化する。
このように本発明の構成であれば、主に被ガイド部材の形状をテーパー状の外周面を備えた状態に構成するだけで、上記の如く被ガイド部材を良好にガイドすることができ、開閉体のスライド動作が極めて円滑なものとなる。
また、テーパー状の外周面を備えた筒状部に加えて、軸受部も筒状に形成し、かつ、軸受部を筒状部の内側に配置することで、被ガイド部材が二重筒の構造となる。この結果、第1ガイド部および第2ガイド部に当接する外周面の当接部と、軸受部のうち軸部に摺接する部位とが回転軸芯の径方向に配置される。この結果、被ガイド部材がガイドレールに付勢力を作用させる際に、被ガイド部材自身の軸芯の方向を変化させるような曲げ力が発生しない。よって、被ガイド部材の回転をより安定化することができる。
本発明の第特徴構成は、車体に形成した開口部をスライド動作を伴って開閉する開閉体の支持構造であって、前記車体によって前記開閉体を支持するよう前記開閉体に設けた支持フレームと、前記開口部の縁部に沿って設けられ、互いに平行な第1ガイド部及び第2ガイド部を備えたガイドレールと、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに付勢当接するテーパー状の外周面を有する筒状部、および、前記支持フレームに設けた軸部に軸支されるよう前記筒状部に連設された軸受部を有する被ガイド部材と、を備え、
前記軸部が、所定の外径を有する小径部と、当該小径部に隣接して当該小径部の外径よりも大きな外径を有する大径部とを備えると共に、前記筒状部のうちその外径が大きい側の端部を、前記軸受部の端部よりも前記軸芯方向に沿って張り出した状態に構成し、
前記被ガイド部材の前記軸受部が前記小径部によって軸支され、前記軸部の径方向において、前記筒状部の張り出した部位と前記大径部との間に隙間が形成されている点にある。
被ガイド部材が回転する際の安定性は、軸受け部とそれを支持する軸部との隙間寸法等によって変化する。車両に衝撃荷重が作用した場合等、軸受部に瞬間的な曲げ力が作用すると、被ガイド部材の姿勢が変化して、回転軸軸芯に対して軸振れが生じる場合がある。この結果、開閉体の動作中に異音が生じたり、部材同士の摩擦が過大となって開閉体の動作が不安定になったりする。
そこで、本構成では、筒状部に張出部を設けておき、かつ、軸部の径方向において、当該張出部軸部の大径部との間に隙間が形成されている。これにより、被ガイド部材に軸振れが生じた場合でも、前記張出部が大径部に当接して、それ以上の軸振れが阻止される。よって、被ガイド部材の回転が極めて安定なものとなる。
本発明の第特徴構成は、前記筒状部を構成する部材よりも軟質の部材であって、前記筒状部の内側から前記筒状部に当接し、前記筒状部の外周面を前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の側に押圧する弾性部材を備えた点にある。
本構成のごとく、筒状部の内側に設けた弾性部材によって筒状部の外周面を第1ガイド部等に押し付けることとすれば、車両に強い上下の衝撃荷重が作用したような場合でも、筒状部が過大に変形するのを弾性部材によって阻止することができる。このため、筒状部の一方側が第1ガイド部あるいは第2ガイド部から離間することがなく、筒状部の両ガイド部に対する押付けが常に維持され、開閉体のガイドレールに対する振動を確実に阻止することができる。
本発明の第特徴構成は、前記ガイドレールを断面凹形状を有する部材で構成し、このうち対向する壁面の夫々の自由端側の縁部に前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを各別に形成すると共に、これら壁面どうしを平行に構成し、前記被ガイド部材に係る前記筒状部と前記軸受部との連設部の剛性を前記筒状部の剛性よりも高めてある点にある。
ガイドレールに対する被ガイド部材の案内は、線状に形成された第1ガイド部と第2ガイド部とによって行われる。常時においては、筒状部のテーパー状の外周面の上方の一点と下方の一点とが第1ガイド部と第2ガイド部とに各別に当接する。ただし、車両に衝撃荷重が作用した場合には、被ガイド部材が第1ガイド部あるいは第2ガイド部の何れかの側に近接する。このとき、筒状部の壁部が撓み変形し易いと、被ガイド部材が過大に上下移動するおそれがある。
よって、これを防止するため、被ガイド部材のうち、筒状部と軸受部との連設部の剛性を筒状部の剛性よりも高めておく。同時に、両ガイド部を備えるガイドレールとして、例えば、断面凹形状の部材を用いる。さらに、第1ガイド部を備える壁面と、第2ガイド部を備える壁面とを平行に構成しておく。これにより、上記のごとく被ガイド部材が何れかのガイド部に近接する場合でも、剛性の高い連接部が何れかの壁面に当接して、被ガイド部材のさらなる上下変位が阻止される。この結果、開閉体の開閉動作が極めて円滑なものとなる。
本発明の第特徴構成は、前記被ガイド部材の両端部のうち外径が小さい側の端部の表面を凸曲面状に形成すると共に、当該凸曲面状の端部が、前記ガイドレールの凹形状の空間の内部に位置し、かつ、前記ガイドレールの中央の壁部に近接した状態となるよう配置してある点にある。
車両の旋回走行中には、横方向に遠心力が作用する。本構成の支持構造では、上記の如く、筒状部がテーパー状の外周面を備えているから、当該テーパー面のガイドレールへの当接力が抵抗力となり、筒状体の横方向への変位が阻止される。
しかし、より強い横方向の外力が作用した場合には、テーパー状の外周面による位置規制機能だけでは、開閉体の位置を規制することができない。そこで、本構成では、被ガイド部材の端部を凸曲面状に構成すると共に、被ガイド部材の上記端部をガイドレールの中央の壁に近接させた状態で配置してある。このため、横方向への遠心力が作用したような場合に、上記凸曲面状の端部がガイドレールに当接して開閉体の横方向へのさらなる変位を阻止することができる。
また、被ガイド部材の横方向への移動を阻止することで、テーパー状の外周面のうち一定の箇所を第1ガイド部あるいは第2ガイド部に当接させることができる。つまり、傘状の筒状部が拡径・縮径する機会が減少する。この結果、被ガイド部材の筒状部とガイドレールとの間に作用する押圧力が一定となり、被ガイド部材とガイドレールとの摩擦力が一定となって、開閉体の開閉動作が円滑なものとなる。
本発明の第特徴構成は、前記軸受部の両端部のうち前記ガイドレールの中央の壁部に近い側の端部に、前記軸受部から前記軸部の小径部が突出するのを防止する突出防止部を備えている点にある。
水平方向への外力が作用する場合には、被ガイド部材と軸部との間に、軸芯方向に沿った相対移動が生じる。仮に、この相対移動が過大となり、軸部が被ガイド部材から突出してガイドレールの中央面に当接すると、被ガイド部材の摺動性が損なわれる。また、軸部のスライド動作範囲が過大となれば、それに伴って開閉体のガタつきも増大することとなる。
そこで、本構成では、軸受部から軸部の小径部が突出するのを防止する突出防止部を備えた。これにより、被ガイド部材がガイドレールに干渉して両者間の接触抵抗が突然生じる事態を防止することができる。さらに、軸受部に対する軸部の動作ストロークを制限して、両部材のガタつきに起因する振動や異音の発生を防止することもできる。
開閉体の支持構造を示す側面図である。 開閉体の支持構造を示す断面図である。 支持フレームに第1シューおよび第2シューを取り付けた状態を示す断面図である。 第1シューを示す断面図である。 第2シューを示す断面図である。 第2実施形態における第1シューを示す断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る開閉体の支持構造の一例としてのサンルーフ装置を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す如く、このサンルーフ装置は、車体の開口部1に設けられたサンルーフ2と、そのサンルーフ2を支持する左右一対の金属製のフレーム3(支持フレームの一例)と、それらフレーム3を案内する左右一対の金属製のレール4と、それら一対のフレーム3を前後方向に移動させる駆動機構(図示せず)と、を備えている。
尚、フレーム3、レール4は、左右鏡映対称であるので、右側のフレーム3、ガイドレール4についてのみ説明し、左側のフレーム3、レール4については記載を省略する。
〔フレームの構成〕
フレーム3は、図1に示すように、前後方向に延びる長尺状の部材である。フレーム3の前側が折れ曲がり状に構成されている。その前側の端部には、軸取付部分5が設けられている。その軸取付部分5には、突出ピン6が軸取付部分5を貫通して左右両側に突出する態様で設けられている。
突出ピン6は、図3に示すように、右側(車体の外方側)に突出する第1突出部分6a(軸部、小径部の一例)と、左側(車体の内方側)に突出する第2突出部分6bと、を備えている。第1突出部分6aには、樹脂製の第1シュー8(被ガイド部材の一例)が横方向(軸芯X方向)に沿ってスライド可能でかつ軸芯X周りに回動可能に取り付けられている。第2突出部分6bには、第2シュー9が横方向に沿ってスライド可能に取り付けられている。
〔レールの構成〕
図2に示すように、レール4は、第1シュー8を案内する第1レール10(ガイドレールの一例)と、第2シュー9を案内する第2レール11と、駆動機構によって駆動される駆動ベルト(図示せず)を支持する下側のレール部分(図示せず)と、を備えている。
図3に示すように、第1レール10は、側面部10a(中央の壁部の一例)と、天井面部10b(壁面の一例)と、床面部10c(壁面の一例)と、を備えて、断面凹形状に構成されている。第2レール11も、第1レール10と同様に、側面部11aと、天井面部11bと、床面部11cと、を備えて、断面凹形状に構成されている。図1に示すように、前記レール4の後側には、フレーム支持機構(図示せず)が設けられている。フレーム支持機構は、フレーム3の溝(図示せず)に入り込んでフレーム3を支持する係合ピン(図示せず)を備えている。
軸取付部分5は、金属製のフレームを樹脂に埋設して構成されており、本体部材21と、その本体部材21の右側の側面21aから第1突出部分6aを囲繞しつつ突出する筒状のリブ状部材22(軸部、大径部の一例)とを備えている。
第1突出部分6aには、ゴム製のリング部材24(弾性部材の一例)および樹脂製の第1シュー8が設けられている。リング部材24は、第1シュー8よりも軟質に構成してある。リング部材24は、弾性変形可能であり、断面形状が円状に構成されている。
〔第1シューの構成〕
図3、図4に示すように、第1シュー8は、第1突出部分6aを支持する軸受部31と、第1レール10の側面部10aに当接する折返部32(連設部の一例)と、第1レール10の天井面部10bの自由端側に形成した第1ガイド部10d、床面部10cの自由端側に形成した第2ガイド部10eに付勢当接しつつ摺動する当接部33(筒状部の一例)と、を備えている。
(軸受部)
軸受部31は円筒状に構成されている。図4に示すように、軸受部31の内周部31aには、第1突出部分6aに当接する3つの平面部31bが横方向に沿って形成されている。それら平面部31bは、位相を120度ずつ異ならせてある。それら平面部31bの3点支持により軸受部31と第1突出部分6aとの位置決めを行うことができる。これにより、軸受部31と第1突出部分6aとの間の隙間を良好に維持して、第1シュー8をスムーズに回動することができる。
尚、平面部31bの数は、3つ以上の複数個であれば良く、平面部31bの数は特に限定されない。
軸受部31の基端側(軸取付部分5の側)の端部31cには、R状部分31dが形成されている。軸受部31の基端側の端部31cにR状部分31dが形成されないと、軸受部31の基端側の端部31cがリング部材24に当接したときに、端部31cのエッジによってリング部材24を損傷することがある。これは軸受部31がリング部材24よりも硬質なためである。そこで、本実施形態のように、軸受部31の基端側の端部31cにR状部分31dを形成する。これにより、軸受部31の基端側の端部31cがリング部材24に当接したとしても、リング部材24を損傷することを防止できる。
(折返部)
軸受部31の先端側には、軸受部31の先端側(第1レール10の側面部10aに近い側)から基端側に折り返し形成された折返部32が設けられている。折返部32は、外周部32bが球面状に構成され、第1突出部分6aを挿入する貫通孔32aが形成されている。
本実施形態では、折返部32には、折返部32を貫通する貫通孔32aが形成されている。しかし、折返部32の先端側を貫通しないように構成すれば、第1突出部分6aが折返部32から抜け出すことを防止することができる。
折返部32の基端側は、第1レール10の天井面部10bおよび床面部10cと第1突出部分6aとの間に存在している。折返部32の基端側は、トーラス状に構成してあり、剛性は高く、圧縮変形し難い。一方、当接部33は、筒状に構成してあり、剛性は低く、撓み変形し易い。これにより、車両に衝撃荷重が作用し、第1シュー8に上下方向に大きな力が作用した場合において、折返部32の基端側が天井面部10bまたは床面部10cに当接して、第1シュー8のさらなる上下変位を有効に阻止することができる。
つまり、車両に衝撃荷重が作用する初期の段階では、当接部33が撓み変形して第1シュー8を中立位置に復帰する方向に力が作用する。ただし、第1シュー8が発生させる復元力以上の外力が作用した場合には、折返部32の基端側が天井面部10bあるいは床面部10cに当接して、第1シュー8のそれ以上の変位を阻止するのである。このように、第1シュー8の2つの異なる剛性を有する当接部33と折返部32とに第1シュー8に作用する力を受け持たせることにより、第1シュー8が天井面部10bまたは床面部10cの側に寄り過ぎることを阻止することができる。
折返部32の貫通孔32aと外周部32bとに亘って、径方向内方側に突出する微小なフランジ32c(突出防止部の一例)が形成されている。これにより、第1突出部分6aが先端側に移動しても、それらフランジ32cが第1突出部分6aの端面34に係合して、第1突出部分6aのそれ以上の移動を阻止する。よって、第1突出部分6aが折返部32から抜け出して第1レール10と干渉することを防止できる。
(当接部)
前記折返部32の基端側には、当接部33が設けられている。当接部33は、可撓性を有し、筒状に構成されている。当接部33の外周面33bは、基端側ほど大径のテーパー状に構成されている。これにより、当接部33は、第1レール10の天井面部10bおよび床面部10cに付勢当接している。当接部33と軸受部31との間に隙間を設定してある。
前記軸受部31の端部31cおよびリブ状部材22の端部22aがリング部材24を横方向に押圧し、当接部33および第1突出部分6aがリング部材24を径方向に押圧する。このため、リング部材24は、軸受部31と当接部33との隙間に入り込むように弾性変形する。
第1突出部分6aの上側(一方側)への移動に伴って、当接部33の上側部分(一方側部分)が内方側に弾性変形する。リング部材24の第1突出部分6aと当接部33の上側部分とで挟み込まれた部分が径方向に弾性変形する。当接部33およびリング部材24の弾性力により当接部33の外周面33bの上側部分が天井面部10bに通常よりも強い付勢力で付勢当接する。
第1突出部分6aの上側(一方側)への移動に伴って、当接部33の下側部分(他方側部分)が外方側に弾性変形する。リング部材24の第1突出部分6aと当接部33の下側部分とで挟み込まれた部分が径方向に弾性変形する。当接部33およびリング部材24の弾性力により当接部33の外周面33bの下側部分が床面部10cに通常よりも弱い付勢力で付勢当接する。
これにより、第1突出部分6aの上下移動に拘わらず当接部33の外周面33bが天井面部10bおよび床面部10cに接触する状態を良好に維持できる。よって、当接部33の外周面33bが天井面部10bおよび床面部10cに衝突して騒音や振動が発生することはない。
前記当接部33の外周面33bの傾斜に起因して第1レール10に対する水平力が発生する。この水平力は、第1シュー8が第1レール10から飛び出す方向に作用する。第1シュー8は、第1シュー8の水平力と軸取付部分5の側の反力とが釣り合ったところ(中立位置)に位置する。よって、第1シュー8の位置が安定化する。
当接部33の外周面33bの上側部分が天井面部10bに付勢当接し、当接部33の外周面33bの下側部分が床面部10cに付勢当接する。このとき、当接部33の外周面33bの上側部分および下側部分が受ける反力によって、軸受部31を回転させようとするモーメントが働く。このモーメントによって軸受部31と第1突出部分6aとの間にガタつきが生じる。
本発明では、軸受部31を当接部33に内包している。これにより、軸受部31が当接部33から突出する構成に較べて軸受部31と当接部33とを近づけることができる。よって、モーメントも小さくなり、軸受部31と第1突出部分6aとの間のガタつきを抑えることができる。
当接部33のうち外形が大きい側の端部は、軸受部31の基端側の端部よりも横方向に沿って基端側に張り出している。当接部33の張り出した側の端部33aがリブ状部材22に対して径方向の外方に近接配置してある。この端部33aとリブ状部材22との間に円筒状の隙間を形成してある。これにより、軸芯Xに対して第1シュー8の姿勢が過大に変化しようとする場合でも、当該端部33aが第1突出部分6aに当接して第1シュー8の更なる姿勢変化を阻止することができる。よって、軸受部31と第1突出部分6aとの間にがたつきが生じたとしても、当接部33の重複部分33aとリブ状部材22との間にがたつきが生じ難くなる。
前記第2突出部分6bには、樹脂製の第2シュー9が設けられている。
〔第2シューの構成〕
図3、図5に示すように、第2シュー9は、金属製のフレームを樹脂に埋設して構成されており、略円板状の基端側部材41と、第2レール11に嵌め込まれる略円筒状の先端側部材42と、を備えている。尚、詳述しないが、基端側部材41は車体側に接続されており、第2シュー9は軸芯X周りに回動することはない。
前記先端側部材42は、第2突出部分6bを支持する軸受部43と、第2レール11の天井面部10bを付勢当接しつつ摺動する舌状部45と、第2レール11の側面部11aを付勢当接しつつ摺動するアーム部44と、第2レール11の側面部11aを当接しつつ摺動するL字状部49と、を備えている。
(軸受部)
軸受部43は、略円筒状に構成されている。したがって、軸受部43は、基端側(軸取付部分5の側)から先端側(第2レール11の側面部11aに近い側)に亘ってリジッドな剛体部を構成する。軸受部43の内周部には、径方向内方側に突出する微小なフランジ43aが形成されている。これにより、第2突出部分6bが第2レール11の側に移動しても、フランジ43aが第2突出部分6bの端面47に係合して、第2突出部分6bのそれ以上の移動を阻止する。よって、第2突出部分6bが先端側部材42から抜け出すことを防止できる。
(舌状部)
軸受部43の先端側には、上部に第2切欠部46が形成されている。その第2切欠部46の基端側には、先端側に延びる舌状部45が設けられている。舌状部45は、先端側ほど径方向外方側に拡がっている。第2当接部45および先端側部材42の間には、径方向内方側に揺動するための隙間が設けられている。これにより、第2突出部分6bの上下移動に拘わらずアーム部44と第2レール11の天井面部11bおよび床面部11cとの接触状態を良好に維持できる。
本実施形態では、軸受部43の先端側の上部に第2切欠部46が形成され、その第2切欠部46の基端側に舌状部45が設けられている。しかし、軸受部43の先端側の下部に切欠部が形成され、その切欠部の基端側に舌状部が設けられてもよい。さらに、軸受部43の先端側の上部および下部に切欠部が形成され、それら切欠部の夫々の基端側に舌状部が設けられてもよい。
(アーム部)
軸受部43の端面43bには、アーム部44が設けられている。アーム部44は、軸受部43の端面43bから突出するアーム基端部分44aと、そのアーム基端部分44aから屈曲状に形成され、軸受部43の端面43bに沿って延びるアーム中間部分44bと、そのアーム中間部分44bから屈曲状に形成され、軸受部43の端面43bに形成された第1切欠部48の側に延びるアーム先端部分44cと、を備えている。アーム先端部分44cと第1切欠部48の間には、横方向に揺動するための隙間が設けられている。これにより、第2突出部分6bの横移動に拘わらずアーム部44と第2レール11の側面部11aとの接触状態を良好に維持できる。
アーム部44の復帰力に起因して第1レール10に対する水平力が発生する。この水平力は、第2シュー9が第2レール11から飛び出す方向に作用する。第2シュー9の水平力は、軸取付部分5、リング部材24を介して第1シュー8に伝達する。つまり、第1シュー8および第2シュー9は、第1シュー8の水平力と第2シュー9の水平力とが釣り合ったところ(中立位置)に位置する。よって、第1シュー8および第2シュー9の位置が安定化する。
(L字状部)
軸受部43の外周部には、L字状部49が設けられている。L字状部49は、先端側部材42の外周部から第2シュー9の移動方向の側に突出する基端部分49aと、第2レール11の側面部11aの側に突出する先端部分49bと、を備えている。アーム部44が横方向に揺動すると、先端部分49bが第2レール11の側面部11aに当接してそれ以上の揺動を規制する。これにより、適切な付勢力でアーム部44が第2レール11の側面部11aに付勢当接することができる。
本実施形態では、第1シュー8および第2シュー9をナイロン樹脂にて構成してあり、リング部材24をニトリルゴムにて構成してある。しかし、これに限られるものではなく、用途や機能に応じて各種樹脂やゴムが適応可能である。さらに、摺動性を高めるべく、第1シュー8および第2シュー9にタルク等の滑剤を練り込んでもよい。
以下、サンルーフ装置の動作について説明する。
サンルーフ2を開放する場合には、駆動機構を一方向に駆動させる。駆動機構の駆動によって駆動ベルトが一方向に移動する。駆動ベルトの移動に伴って突出ピン6に取り付けられた第1シュー8および第2シュー9がレール4に案内されつつ後向きに移動する。係合ピンがフレーム3の溝に案内されつつフレーム3が後向きに移動する。サンルーフ2がスライド移動する。尚、サンルーフ2を閉塞する場合には、駆動機構を他方向に駆動させればよい。
サンルーフ装置の開閉動作の途中で、路面から作用する外力や風圧等によりサンルーフ2が上側(一方側)に移動し、フレーム3も上側(一方側)に移動することがある。このとき、第1シュー8の外周面の上側部分が天井面部10bに通常よりも強い付勢力で付勢当接し、第1シュー8の外周面の下側部分が床面部10cに通常よりも弱い付勢力で付勢当接する。
第1シュー8の外周面の上側部分の付勢力が、第1シュー8の外周面の下側部分の付勢力よりも大きいと、第1シュー8の外周面の上側部分と天井面部10bとの摩擦力が、第1シュー8の外周面の下側部分と床面部10cとの摩擦力よりも大きくなる。よって、天井面部10bに対して第1シュー8の外周面の上側部分が転がり、床面部10cに対して第1シュー8の外周面の下側部分が滑る。
つまり、第1シュー8の外周面の上側部分および下側部分のうち摩擦力が大きいほうの部分を転がすことよって、サンルーフ2がスムーズにスライド移動できる。尚、一般に、転がり摩擦力は、滑り摩擦力に較べて十分小さく(約数十分の一程度)、転がり摩擦力の影響は無視できる。
車両が凸凹道を走行するときや風圧が掛かったときに、サンルーフ2が上下方向に移動して、突出ピン6が水平姿勢から横側に傾くことがある。このとき、当接部33およびリング部材24の弾性変形および舌状部45の揺動により、第1シュー8と第1レール10との接触状態、および、第2シュー9と第2レール11との接触状態を良好に維持することができる。
車両が旋回走行するときに、サンルーフ2が横方向に移動して、突出ピン6が中立位置から横方向へ移動することがある。このとき、当接部33およびリング部材24の弾性変形およびアーム部44の揺動により、第1シュー8および第2シュー9に中立位置に復帰する力が働く。よって、第1シュー8と第1レール10とが接触しない状態を維持することができる。
〔第2実施形態〕
この実施形態では、第1実施形態の構成と異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
以下、本発明に係る第1シュー51およびリング部材55について説明する。
前記第1シュー51は、図6に示すように、第1突出部分6aを支持する軸受部52と、第1レール10の天井面部10bおよび床面部10cを付勢当接しつつ摺動する当接部54と、を備えている。
軸受部52の基端側には、第1突出部分6aを挿入する挿入穴が設けられている。ただし、第1実施形態とは異なり、挿入穴は軸受部52の先端側に貫通していない。挿入穴の底面と第1突出部分6aの端面34との間には、隙間が形成されている。これにより、第1突出部分6aの左右方向の多少の移動を許容しながらも、第1突出部分6aが軸受部52から抜け出すことを防止できる。軸受部52の先端側が球面状に構成されている。
本実施形態では、挿入穴は軸受部52の先端側に貫通していない。しかし、挿入穴は軸受部52の先端側に貫通してもよい。このとき、挿入穴に、径方向内方側に突出するリブを形成すれば、第1突出部分6aが軸受部52から抜け出すことを防止することができる。
軸受部52の基端側には、当接部54が設けられている。当接部54は、可撓性を有し、外周面54bが基端側ほど大径のテーパ状に構成されている。当接部54は、天井面部10bの自由端側の第1ガイド部10dおよび床面部10cの自由端側の第2ガイド部10eに付勢当接している。当接部54と第1突出部分6aとの間には、断面形状が矩形状のリング部材55が収容されている。このとき、リング部材55の変形を促進できるように、リング部材55の内部を中空にしたり、リング部材55に切込部を設けても良い。
〔別実施形態〕
(1)上記各実施形態では、第1突出部分6aに第1シュー8を設けるとともに、第2突出部分6bに第2シュー9を設ける構成を例示した。しかし、このような構成に限られるものではなく、第1シュー8を車体の内側に設け、第2シュー9を車体の外側に設けるよう両者の位置を反転させても良い。
また、突出ピン6の双方の突出部分6a、6bに第1シュー8や第2シュー9を設けてもよい。
(2)上記各実施形態では、フレーム3の軸取付部分5には、突出ピン6が左右両側に突出する態様で設けられ、突出ピン6の第1突出部分6aには第1シュー8が取り付けられ、突出ピン6の第2突出部分6bには第2シュー9が取り付けられている構成を例示した。しかし、フレーム3の軸取付部分5には、一方のみに突出ピン6を設けておき、突出ピン6の突出部分には、第1シュー8又は第2シュー9が取り付けられていてもよい。
(3)上記各実施形態では、フレーム3の軸取付部分5から突出ピン6が左右両側に突出する構成を例示した。しかし、フレーム3から直接突出ピン6が左右両側に突出してもよい。
(4)上記各実施形態では、第1突出部分6aにリング部材24、55を設ける構成を例示した。しかし、リング部材24、55を設けなくてもよい。
(5)上記各実施形態では、折返部32の外周部32bや軸受部52の先端側が球面状である構成を例示した。しかし、これに限られるものではなく、折返部32の外周部32bや軸受部52の先端側が楕円曲面状や放物曲面状等の凸曲面状であってもよい。
要するに、横方向に大きな遠心力が作用したときに、折返部32の外周部32bや軸受部52の先端側が第1レール10の側面部10aに接触したときに、接触面積が小さくなるものであればよい。
(6)上記各実施形態では、折返部32の外周部32bの先端側の端部が第1レール10の側面部10aに近接しているだけで、折返部32の外周部32bの先端側の端部が第1レール10の側面部10aに接触していない。当接部33の外周面33bの傾斜に起因する第1シュー8の水平力とアーム部44の復帰力に起因する第2シュー9の水平力とが釣り合っている。しかし、このような構成に限られるものではなく、折返部32の外周部32bの先端側の端部が第1レール10の側面部10aに接触してもよい。このとき、アーム部44の復帰力とリング部材24の弾性力とにより、第1シュー8が第1レール10の側面部10aに常時付勢押圧する。このような構成によっても第1シュー8および第2シュー9の位置が安定化する。
本発明は、車両のサンルーフ等に適用可能である。
1 開口部
2 開閉体
3 支持フレーム
4 ガイドレール
6a 第1突出部分
8 第1シュー(被ガイド部材)
10 ガイドレール
10a 中央の壁部
10b 壁面
10c 壁面
10d 第1ガイド部
10e 第2ガイド部
22 リブ状部材(軸部、大径部)
24 リング部材(弾性部材)
31 軸受部
32 連設部
32c 突出防止部
33 筒状部
33a 張り出した側の端部
33b 外周面
52 軸受部
54 筒状部
X 軸芯

Claims (8)

  1. 車体に形成した開口部をスライド動作を伴って開閉する開閉体の支持構造であって、
    前記車体によって前記開閉体を支持するよう前記開閉体に設けた支持フレームと、
    前記開口部の縁部に沿って設けられ、互いに平行な第1ガイド部及び第2ガイド部を備えたガイドレールと、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに付勢当接するテーパー状の外周面を有する筒状部、および、前記支持フレームに設けた軸部に軸支されるよう前記筒状部に連設された軸受部を有する被ガイド部材と、を備え
    前記軸受部を筒状に形成しつつ当該軸受部を前記筒状部に内包し、
    前記筒状部の前記軸受部の軸芯方向に沿った両端部のうち外径の小さい側の端部を前記軸受部に連設すると共に、前記筒状部と前記軸受部との間に隙間が形成される開閉体の支持構造。
  2. 車体に形成した開口部をスライド動作を伴って開閉する開閉体の支持構造であって、
    前記車体によって前記開閉体を支持するよう前記開閉体に設けた支持フレームと、
    前記開口部の縁部に沿って設けられ、互いに平行な第1ガイド部及び第2ガイド部を備えたガイドレールと、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とに付勢当接するテーパー状の外周面を有する筒状部、および、前記支持フレームに設けた軸部に軸支されるよう前記筒状部に連設された軸受部を有する被ガイド部材と、を備え、
    前記軸部が、所定の外径を有する小径部と、当該小径部に隣接して当該小径部の外径よりも大きな外径を有する大径部とを備えると共に、
    前記筒状部のうちその外径が大きい側の端部を、前記軸受部の端部よりも前記軸芯方向に沿って張り出した状態に構成し、
    前記被ガイド部材の前記軸受部が前記小径部によって軸支され、
    前記軸部の径方向において、前記筒状部の張り出した部位と前記大径部との間に隙間が形成されている開閉体の支持構造。
  3. 前記軸受部を筒状に形成しつつ当該軸受部を前記筒状部に内包し、
    前記筒状部の前記軸受部の軸芯方向に沿った両端部のうち外径の小さい側の端部を前記軸受部に連設してある請求項に記載の開閉体の支持構造。
  4. 前記軸部が、所定の外径を有する小径部と、当該小径部に隣接して当該小径部の外径よりも大きな外径を有する大径部とを備えると共に、
    前記筒状部のうちその外径が大きい側の端部を、前記軸受部の端部よりも前記軸芯方向に沿って張り出した状態に構成し、
    前記被ガイド部材の前記軸受部が前記小径部によって軸支され、
    前記軸部の径方向において、前記筒状部の張り出した部位と前記大径部との間に隙間が形成されている請求項1記載の開閉体の支持構造。
  5. 前記筒状部を構成する部材よりも軟質の部材であって、前記筒状部の内側から前記筒状部に当接し、前記筒状部の外周面を前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の側に押圧する弾性部材を備えた請求項1からの何れか一項に記載の開閉体の支持構造。
  6. 前記ガイドレールを断面凹形状を有する部材で構成し、このうち対向する壁面の夫々の自由端側の縁部に前記第1ガイド部と前記第2ガイド部とを各別に形成すると共に、これら壁面どうしを平行に構成し、
    前記被ガイド部材に係る前記筒状部と前記軸受部との連設部の剛性を前記筒状部の剛性よりも高めてある請求項1からの何れか一項に記載の開閉体の支持構造。
  7. 前記被ガイド部材の両端部のうち外径が小さい側の端部の表面を凸曲面状に形成すると共に、
    当該凸曲面状の端部が、前記ガイドレールの凹形状の空間の内部に位置し、かつ、前記ガイドレールの中央の壁部に近接した状態となるよう配置してある請求項に記載の開閉体の支持構造。
  8. 前記軸受部の両端部のうち前記ガイドレールの中央の壁部に近い側の端部に、前記軸受部から前記軸部の小径部が突出するのを防止する突出防止部を備えている請求項またはに記載の開閉体の支持構造。
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