JP5391831B2 - 駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに異常判定方法 - Google Patents

駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに異常判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに異常判定方法に関する。
従来、この種の駆動装置としては、複数の単電池が直列に接続されたブロックを直列に複数接続してなる組電池と、組電池との電力のやり取りを伴って駆動されるモータジェネレータと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、組電池の電池電流と複数のブロックのそれぞれのブロック電圧とに基づいて演算される複数のブロックのそれぞれの内部抵抗と、組電池の温度に基づいて推定される内部抵抗と、の比較結果によって単電池の異常昇温を検出し、単電池の異常昇温を検出したときには組電池に入出力される電力を段階的に制限している。
特開2001−196102号公報
一般に、駆動装置では、装置に異常が生じているときには、電池の温度がある程度高いことなどによって電池への電力の入出力を制限する必要があるにも拘わらず電池に電力が入出力されて電池の温度がより上昇する可能性がある。このため、こうした装置の異常をより適正に判定することが課題の一つとされている。
本発明の駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに異常判定方法は、駆動装置の異常をより適正に判定することを主目的とする。
本発明の駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに異常判定方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、前記二次電池の温度としての電池温度を検出する電池温度検出手段と、前記二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定する入出力制限設定手段と、前記設定された入出力制限の範囲内で前記電動機が駆動されるよう該電動機を制御する駆動制御手段と、を備える駆動装置であって、
前記設定された入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに前記検出された電池温度が所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する異常判定手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに電池温度が所定温度より高いとき、駆動装置に異常が生じていると判定する。即ち、所定範囲内の値が入出力制限に設定されている(二次電池への入出力が所定範囲内に制限されている)にも拘わらず電池温度が所定温度以上のときに、駆動装置に異常が生じていると判定するのである。これにより、電池温度だけを用いて駆動装置の異常を判定(検出)するものに比して駆動装置の異常をより適正に判定(検出)することができる。ここで、前記所定温度は、所定の高温領域のうち前記設定された入出力制限が前記所定範囲内になる温度範囲の下限よりも高い温度である、ものとすることもできる。また、前記入出力制限設定手段は、前記電池温度が所定の高温領域のときに該電池温度が高いほど値0に近づく傾向の前記電池温度と前記入出力制限との関係に対して前記検出された電池温度を適用して前記入出力制限を設定する手段である、ものとすることもできる。
こうした本発明の駆動装置において、前記異常判定手段は、前記設定された入出力制限が前記所定範囲内であるときにおいて、前記二次電池に入出力される電流の二乗値の平均値が所定の閾値より大きく且つ前記検出された電池温度が前記所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、駆動装置の異常をより適正に判定することができる。
また、本発明の駆動装置において、前記電池温度検出手段は、前記二次電池の周囲の温度が低いほど高くなる傾向で且つ前記二次電池に入出力される電流の二乗値が大きいほど高くなる傾向の補正を前記二次電池の表面の温度に施して得られる前記二次電池の内部の温度を前記電池温度として検出する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、より適正に検出した電池温度を用いて駆動装置の異常を判定することができる。
さらに、本発明の駆動装置において、前記駆動制御手段は、前記異常判定手段により前記駆動装置に異常が生じていると判定されたときには、前記電動機を駆動停止する手段である、ものとすることもできる。
あるいは、本発明の駆動装置において、内燃機関と、前記二次電池と電力のやりとりが可能で、前記内燃機関からの動力を用いて発電する発電機と、を備え、前記駆動制御手段は、前記駆動軸に要求される駆動力が該駆動軸に出力されると共に前記設定された入出力制限の範囲内で前記発電機と前記電動機とが駆動されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である、ものとすることもできる。この場合、前記内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記駆動軸との3軸に3つの回転要素が接続された遊星歯車機構を備える、ものとすることもできる。
本発明の自動車は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、前記二次電池の温度としての電池温度を検出する電池温度検出手段と、前記二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定する入出力制限設定手段と、前記設定された入出力制限の範囲内で前記電動機が駆動されるよう該電動機を制御する駆動制御手段と、を備える駆動装置であって、前記設定された入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに前記検出された電池温度が所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する異常判定手段、を備える駆動装置を搭載し、前記駆動軸が駆動輪に接続されてなることを要旨とする。
この本発明の自動車では、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、駆動装置の異常をより適正に判定(検出)することができる効果などと同様な効果を奏することができる。
本発明の異常判定方法は、
駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、前記二次電池の温度としての電池温度を検出する電池温度検出手段と、前記二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定する入出力制限設定手段と、前記設定された入出力制限の範囲内で前記電動機が駆動されるよう該電動機を制御する駆動制御手段と、を備える駆動装置における異常判定方法であって、
前記設定された入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに前記検出された電池温度が所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する、
ことを特徴とする。
この本発明の異常判定方法では、二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに電池温度が所定温度より高いとき、駆動装置に異常が生じていると判定する。即ち、所定範囲内の値が入出力制限に設定されている(二次電池への入出力が所定範囲内に制限されている)にも拘わらず電池温度が所定温度以上のときに、駆動装置に異常が生じていると判定するのである。これにより、電池温度だけを用いて駆動装置の異常を判定(検出)するものに比して駆動装置の異常をより適正に判定(検出)することができる。ここで、前記所定温度は、所定の高温領域のうち前記設定された入出力制限が前記所定範囲内になる温度範囲の下限よりも高い温度である、ものとすることもできる。また、前記入出力制限設定手段は、前記電池温度が所定の高温領域のときに該電池温度が高いほど値0に近づく傾向の前記電池温度と前記入出力制限との関係に対して前記検出された電池温度を適用して前記入出力制限を設定する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としての駆動装置21を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す説明図である。 バッテリECU52により実行される異常判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 入出力制限Win,Woutと充放電電流二乗平均Iaveと電池温度Tbとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。 変形例のバッテリECU52により実行される電池内部温度設定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第1の補正温度設定用マップの一例を示す説明図である。 第2の補正温度設定用マップの一例を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。 変形例の電気自動車320の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置21を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料とするエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38を介して連結された駆動軸32にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、例えば同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸32に接続されたモータMG2と、モータMG1,MG2を駆動するためのインバータ41,42と、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、インバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりする例えばリチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、ハイブリッドECUという)70と、を備える。ここで、本発明の駆動装置21としては、主として、モータMG1,MG2とインバータ41,42とバッテリ50とモータECU40とバッテリECU52とハイブリッドECU70とが相当する。
バッテリECU52は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからのバッテリ電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた電流センサ51bからの充放電電流Ib,バッテリ50の表面に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサ51bにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてバッテリ50に蓄えられた蓄電量の全容量(蓄電容量)に対する割合としての蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpを設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpに補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す。図2に示すように、入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpは、電池温度Tbが所定温度Tb1(例えば、40℃や45℃など)以上の高温領域において、電池温度Tbが所定温度Tb1以上で所定温度Tb1より高い所定温度Tb2(例えば、55℃や60℃など)未満の領域では電池温度Tbが高いほど値0に近づく傾向に設定され、電池温度Tbが所定温度Tb2以上の領域では値0に設定される。したがって、基本値Wintmp,Wouttmpから得られる入出力制限Win,Woutは、基本値Wintmp,Wouttmpと同様の傾向に設定される。
ハイブリッドECU70は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他にROMやRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。ハイブリッドECU70には、シフトレバーのポジションを検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPやアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッドECU70は、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、ハイブリッドECU70にって実行される以下に説明する駆動制御によって走行する。ハイブリッドECU70は、エンジン22を運転しながら走行するときには、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに応じて走行のために駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、要求トルクTr*に駆動軸32の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrvを計算する。次に、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいてバッテリ50を充放電するための充放電要求パワーPb*と走行用パワーPdrvと損失Lossとの和としてエンジン22から出力すべき要求パワーPe*を計算すると共にエンジン22を効率よく運転することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)と計算した要求パワーPe*とを用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する。そして、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によりモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸32に作用するトルクを要求トルクTr*から減じたトルクをモータMG2のトルク指令Tm2*として設定し、設定したエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に送信すると共にモータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを実行し、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。こうした駆動制御により、エンジン22から要求パワーPe*を出力して、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で駆動軸32に要求トルクTr*を出力して走行する。
また、ハイブリッドECU70は、エンジン22の運転を停止した状態で走行するときには、アクセル開度Accと車速Vとに応じて駆動軸32に要求される要求トルクTr*を設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共にモータMG2のトルク指令Tm2*に要求トルクTr*を設定し、設定したトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子をスイッチング制御する。こうした制御により、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内でモータMG2から駆動軸32に要求トルクTr*を出力して走行することができる。
次に、実施例のハイブリッド自動車20に搭載された駆動装置21の異常を判定(検出)する際の動作について説明する。図4は、バッテリECU52により実行される異常判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行される。
異常判定ルーチンが実行されると、バッテリECU52は、まず、電流センサ51bからの充放電電流Ibや温度センサ51cからの電池温度Tb,充放電電流Ibの積算値に基づいて演算されたバッテリ50の蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいて演算されたバッテリ50の入出力制限Win,Woutを入力し(ステップS100)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値を閾値Wrefと比較し(ステップS110)、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの少なくとも一方が閾値Wrefより大きいときには、そのまま本ルーチンを終了する。ここで、閾値Wrefは、駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するための前提条件が成立したか否かを判定するために用いられるものであり、値0やそれよりも若干大きい値などを用いることができる。
バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下のときには、直近n回(例えば、5回,10回など)のバッテリ50の充放電電流Ibの二乗値の平均値としての充放電電流二乗平均Iaveを計算し(ステップS115)、計算した充放電電流二乗平均Iaveを閾値Irefと比較すると共に(ステップS120)、電池温度Tbを閾値Tbrefと比較する(ステップS130)。ここで、閾値Irefや閾値Tbrefは、駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するために用いられるものであり、閾値Irefは、駆動装置21に異常が生じていない状態でバッテリ50に閾値Wrefに相当する電力が入出力されたときの充放電電流二乗平均Iaveに相当する値やそれよりも若干大きい値を用いることができ、閾値Tbrefは、電池温度Tbが所定温度Tb1以上の高温領域において入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下になる電池温度Tbの温度範囲の下限である所定温度Tb3(Tb1<Tb3≦Tb2)よりも若干高い温度(例えば、60℃や65℃など)などを用いることができる。なお、閾値Irefは、固定値を用いるものとしてもよいし、電圧センサ51aからの端子間電圧Vbに基づいて設定される値を用いるものとしてもよい。バッテリ50の入出力制限Win,Woutが略値0のときにおいて、その範囲内でモータMG1,MG2が制御されるときには、通常、充放電電流Ibの二乗値は略値0になり、充放電電流二乗平均Iaveが略値0になるため、電池温度Tbは閾値Tbref以上には至らない。これを踏まえて、実施例では、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下のときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveと閾値Irefとの比較および電池温度Tbと閾値Tbrefとの比較によって駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するものとした。
充放電電流二乗平均Iaveが閾値Iref以下のときや、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きくても電池温度Tbが閾値Tbref以下のときには、そのまま本ルーチンを終了し、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きく且つ電池温度Tbが閾値Tbrefより大きいときには、駆動装置21に異常が生じていると判定し(ステップS140)、モータMG1,MG2を駆動停止させるための駆動停止信号をハイブリッドECU70に送信して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。このように、バッテリ50の入出力制限Win,Woutが略値0でバッテリ50への電力の入出力が大きく制限されているにも拘わらずバッテリ50に電力が入出力されて電池温度Tbが上昇したときに駆動装置21の異常を判定(検出)するから、電池温度Tbだけを用いて即ちバッテリ50の入出力制限Win,Woutや充放電電流Ibを考慮せずに駆動装置21の異常を判定するものに比して駆動装置21の異常判定をより適正に行なうことができる。ここで、駆動装置21の異常としては、ハイブリッドECU70やモータECU40による演算の異常や、バッテリECU52とハイブリッドECU70間やハイブリッドECU70とモータECU40間の通信異常,モータMG1,MG2やインバータ41,42の異常などが考えられる。また、実施例では、駆動停止信号を受信したハイブリッドECU70は駆動停止信号をモータECU40に送信し、これを受信したモータECU40はモータMG1,MG2を駆動停止するものとした。これにより、バッテリ50の更なる温度上昇を抑制することができ、バッテリ50の劣化などを抑制することができる。
図5は、バッテリ50の入出力制限Win,Woutと充放電電流二乗平均Iaveと電池温度Tbとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。図示するように、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbが上述の所定温度Tb1以上に至ると(時間t1)、電池温度Tbの上昇に伴って徐々に絶対値として小さくなり、電池温度Tbが所定温度Tb2に至ったときに値0になる(時間t2)。このとき、駆動装置21に異常が生じていないときには、バッテリ50に電力が入出力されないようモータMG1,MG2が制御されることによって充放電電流二乗平均Iaveが略値0になるため、通常、電池温度Tbは閾値Tbrefを超えない。しかし、駆動装置21に異常が生じているときには、バッテリ50の入出力制限Win,Woutが略値0であるにも拘わらずバッテリ50に電力が入出力されることがある。このようにバッテリ50に電力が入出力されると、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きくなって電池温度Tbがさらに上昇し、電池温度Tbが閾値Tbrefより高くなったときに駆動装置21に異常が生じていると判定する(時刻t3)。これにより、駆動装置21の異常をより適正に判定することができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下であるときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きく且つ電池温度Tbが閾値Tbrefより高いときに車載された駆動装置21に異常が生じていると判定するから、駆動装置21の異常をより適正に判定(検出)することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50の表面に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb(バッテリ50の表面の温度)をそのまま用いて、バッテリ50の入出力制限Win,Woutを設定したり駆動装置21に異常が生じているか否かを判定したりするものとしたが、電池温度Tb(バッテリ50の表面の温度)をそのまま用いるのに代えて、電池温度Tbから推定されるバッテリ50内部の温度(以下、電池内部温度Tbinという)を用いて、バッテリ50の入出力制限Win,Woutを設定したり駆動装置21に異常が生じているか否かを判定したりするものとしてもよい。この場合、電池内部温度Tbinは、図6に例示する電池内部温度設定ルーチンにより設定された値を用いるものとしてもよい。図6のルーチンは、バッテリECU52により所定時間毎に繰り返し実行される。電池内部温度設定ルーチンが実行されると、バッテリECU52は、まず、温度センサ51cからの電池温度Tbや、電流センサ51bからの充放電電流Ib,図示しない温度センサからのバッテリ50の周囲の温度である雰囲気温度Tboutなどのデータを入力し(ステップS200)、雰囲気温度Tboutに基づいて補正温度ΔT1を設定すると共に(ステップS210)、充放電電流Ibに基づいて補正温度ΔT2を設定し(ステップS220)、設定した補正温度ΔT1と補正温度ΔT2とを電池温度Tbに加えて電池内部温度Tbinを設定する(ステップS230)。ここで、補正温度ΔT1は、この変形例では、雰囲気温度Tboutと補正温度ΔT1との関係を予め実験などにより定めて第1補正温度設定用マップとして図示しないROMに記憶しておき、雰囲気温度Tboutが与えられると記憶したマップから対応する補正温度ΔT1を導出して設定するものとした。第1補正温度設定用マップの一例を図7に示す。補正温度ΔT1は、図示するように、雰囲気温度Tboutが低いほど大きくなる傾向に設定される。これは、雰囲気温度Tboutが低いほど内部温度Tbinに比して温度センサ51cにより検出される電池温度Tb(バッテリ50の表面の温度)が低くなっていると考えられるためである。また、補正温度ΔT2は、この変形例では、充放電電流Ibの二乗値と補正温度ΔT2との関係を予め実験などにより定めて第2補正温度設定用マップとして図示しないROMに記憶しておき、充放電電流Ibが与えられると記憶したマップから充放電電流Ibの二乗値に対応する補正温度ΔT2を導出して設定するものとした。第2補正温度設定用マップの一例を図8に示す。補正温度ΔT2は、図示するように、充放電電流Ibの二乗値が大きいほど大きくなる傾向に設定される。これは、充放電電流Ibの二乗値が大きいほどバッテリ50の内部での発熱が大きくなると考えられるためである。このように電池内部温度Tbinを計算することにより、電池内部温度Tbinをより適正に設定することができる。そして、こうして設定した電池内部温度Tbinを用いてバッテリ50の入出力制限Win,Woutを設定したり駆動装置21に異常が生じているか否かを判定したりすることにより、入出力制限Win,Woutの設定や駆動装置21の異常判定をより適正に行なうことができる。なお、電池内部温度Tbinを駆動装置21に異常が生じているか否かの判定に用いる場合には、図4の異常判定ルーチンのステップS130の電池温度Tbと閾値Tbrefとの比較に代えて、電池内部温度Tbinと閾値Tbref2との比較を行なえばよい。ここで、閾値Tbref2は、閾値Tbrefを電池内部温度Tbinに換算した値であり、固定値を用いるものとしてもよいし、雰囲気温度Tboutや充放電電流Ibの二乗値などに基づく値を用いるものとしてもよい。後者の場合、閾値Tbref2は、雰囲気温度Tboutが低いほど高くなる傾向に且つ充放電電流Ibの二乗値が大きいほど高くなる傾向に設定される閾値Tbref2を用いるものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下であるときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveと電池温度Tbとを用いて駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するものとしたが、充放電電流二乗平均Iaveに代えて、充放電電流Ibや充放電電流Ibの絶対値,充放電電流Ibの二乗値などを用いて駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下であるときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveと電池温度Tbとを用いて駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するものとしたが、充放電電流二乗平均Iaveを考慮せずに、電池温度Tbだけを用いて駆動装置21に異常が生じているか否かを判定するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、駆動装置21に異常が生じていると判定したときには、モータMG1,MG2を駆動停止するために駆動停止信号をハイブリッドECU70に送信するものとしたが、これに代えてまたは加えて、図示しない警告灯の点灯などを行なうものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を駆動軸32に出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力を駆動軸32が接続された車軸(駆動輪39a,39bが接続された車軸)とは異なる車軸(図9における車輪39c,39dに接続された車軸)に出力するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力をプラネタリギヤ30を介して駆動輪39a,39bに接続された駆動軸32に出力するものとしたが、図10の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、バッテリ50と電力のやりとりが可能でエンジン22からの動力を用いて発電する発電機230と、この発電機230やバッテリ50からの電力により駆動輪39a,39bの車軸側に動力を出力するモータMGとを備える、いわゆるシリーズハイブリッド車の形態としてもよい。
実施例では、駆動輪39a,39bに連結された駆動軸32にプラネタリギヤ30を介して接続されたエンジン22およびモータMG1と、駆動軸32に接続されたモータMG2と、を備えるハイブリッド自動車20に適用するものとしたが、図11の変形例の電気自動車320に例示するように、走行用の動力を出力するモータMGを備える単純な電気自動車に適用するものとしてもよい。
また、こうした自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動装置の形態や建設設備などの移動しない設備に組み込まれた駆動装置の形態としても構わない。さらに、こうした駆動装置における異常判定方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG2が「電動機」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、温度センサ51cが「電池温度検出手段」に相当し、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定すると共にバッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることによりバッテリ50の入出力制限Win,Woutを設定するハイブリッドECU70が「入出力制限設定手段」に相当し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*により走行するようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「駆動制御手段」に相当し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下であるときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きく且つ電池温度Tbが閾値Tbrefより高いときに車載された駆動装置21に異常が生じていると判定する図4の異常判定ルーチンを実行するバッテリECU52が「異常判定手段」に相当する。また、エンジン22が「内燃機関」に相当し、モータMG1が「発電機」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、如何なるタイプの電動機であっても構わない。「二次電池」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ50に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など如何なるタイプの二次電池であっても構わない。「電池温度検出手段」としては、バッテリ50の表面に取り付けられた温度センサ51cに限定されるものではなく、電池温度Tbからバッテリ50内部の温度である電池内部温度Tbinを推定するものなど、二次電池の温度である電池温度を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「入出力制限設定手段」としては、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpを設定すると共にバッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpに補正係数を乗じることによりバッテリ50の入出力制限Win,Woutを設定するものに限定されるものではなく、二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定するものであれば如何なるものとしても構わない。「駆動制御手段」としては、ハイブリッドECU70とエンジンECU24とモータECU40とからなる組み合わせに限定されるものではなく単一の電子制御ユニットにより構成されるなどとしてもよい。また、「駆動制御手段」としては、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*により走行するようエンジン22とモータMG1,MG2を制御するものに限定されるものではなく、入出力制限の範囲内で電動機が駆動されるよう電動機を制御するものであれば如何なるものとしても構わない。「異常判定手段」としては、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの絶対値が共に閾値Wref以下であるときにおいて、充放電電流二乗平均Iaveが閾値Irefより大きく且つ電池温度Tbが閾値Tbrefより高いときに車載された駆動装置21に異常が生じていると判定するものに限定されるものではなく、入出力制限が値0を含む所定範囲内であるときに電池温度が所定温度より高いとき、駆動装置に異常が生じていると判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、二次電池と電力のやりとりが可能で内燃機関からの動力を用いて発電するものであれば如何なるタイプの発電機であっても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置や自動車の製造産業などに利用可能である。
20,120,220 ハイブリッド自動車、21 駆動装置、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、32 駆動軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、39c,39d 車輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42,43 インバータ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、230 発電機、320 電気自動車、MG,MG1,MG2 モータ。

Claims (7)

  1. 駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、前記二次電池の温度としての電池温度を検出する電池温度検出手段と、前記二次電池を充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定する入出力制限設定手段と、前記設定された入出力制限の範囲内で前記電動機が駆動されるよう該電動機を制御する駆動制御手段と、を備える駆動装置であって、
    前記設定された入出力制限が値0であるときに前記検出された電池温度が所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する異常判定手段、
    を備える駆動装置。
  2. 請求項記載の駆動装置であって、
    前記異常判定手段は、前記設定された入出力制限が値0であるときにおいて、前記二次電池に入出力される電流の二乗値の平均値が所定の閾値より大きく且つ前記検出された電池温度が前記所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する手段である、
    駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の駆動装置であって、
    前記電池温度検出手段は、前記二次電池の周囲の温度が低いほど高くなる傾向で且つ前記二次電池に入出力される電流の二乗値が大きいほど高くなる傾向の補正を前記二次電池の表面の温度に施して得られる前記二次電池の内部の温度を前記電池温度として検出する手段である、
    駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置であって、
    前記駆動制御手段は、前記異常判定手段により前記駆動装置に異常が生じていると判定されたときには、前記電動機を駆動停止する手段である、
    駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置であって、
    内燃機関と、
    前記二次電池と電力のやりとりが可能で、前記内燃機関からの動力を用いて発電する発電機と、
    を備え、
    前記駆動制御手段は、前記駆動軸に要求される駆動力が該駆動軸に出力されると共に前記設定された入出力制限の範囲内で前記発電機と前記電動機とが駆動されるよう前記内燃機関と前記発電機と前記電動機とを制御する手段である、
    駆動装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置を搭載し、前記駆動軸が駆動輪に接続されてなる自動車。
  7. 駆動軸に動力を入出力する電動機と、前記電動機と電力のやりとりが可能な二次電池と、前記二次電池の温度としての電池温度を検出する電池温度検出手段と、前記二次電池を
    充放電してもよい最大電力としての入出力制限を設定する入出力制限設定手段と、前記設定された入出力制限の範囲内で前記電動機が駆動されるよう該電動機を制御する駆動制御手段と、を備える駆動装置における異常判定方法であって、
    前記設定された入出力制限が値0であるときに前記検出された電池温度が所定温度より高いとき、前記駆動装置に異常が生じていると判定する、
    ことを特徴とする異常判定方法。
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