JP5391790B2 - 電動モーターの駆動制御回路、それを備える装置、及び、移動体 - Google Patents

電動モーターの駆動制御回路、それを備える装置、及び、移動体 Download PDF

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この発明は、永久磁石と電磁コイルとを利用した電動モーターの駆動制御技術に関する。
永久磁石と電磁コイルとを利用した電動モーターとしては、例えば下記の特許文献1に記載されたブラシレスモーターが知られている。
従来から、電動モーターの逆起電力を利用して電力を回生する工夫がなされてきている。しかし、従来の技術では、電動モーターから回生可能な電力の回収効率の向上について、更に工夫の余地が残されているというのが実情であった。
特開2001−298982号公報
本発明は、電動モーターから回生可能な電力の回収効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、電動モーターの駆動制御回路であって、
接地電位よりも高い電源電位を供給する電源供給部と、
前記電動モーターの駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
前記電源供給部から前記電動モーターの電磁コイルに流れる電流を測定する電流センサーと、
前記電磁コイルから電力を回生する制御を行う回生制御部と、
を備えており、
前記回生制御部は、前記電動モーターの逆駆動時において、前記電流センサーにより測定されたコイル電流値が閾値以下の間に回生を実行する、駆動制御回路である。
この駆動制御回路によれば、電動モーターの逆駆動時において、電流センサーにより測定されたコイル電流値が閾値以下の間は、モーターの逆起電力が高く回生に適した期間である。従って、この期間において回生を実行するようにすれば、電動モーターから回生可能な電力の回収効率を向上させることが可能である。
[適用例1]
電動モーターの駆動制御回路であって、
前記電動モーターの駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
前記駆動制御回路の電源から前記電動モーターの電磁コイルに流れる電流を測定する電流センサーと、
前記電磁コイルから電力を回生する制御を行う回生制御部と、
を備えており、
前記回生制御部は、前記電動モーターの逆駆動時において、前記電流センサーにより測定されたコイル電流値が閾値以下の間に回生を実行する、駆動制御回路。
この駆動制御回路によれば、電動モーターの逆駆動時において、電流センサーにより測定されたコイル電流値が閾値以下の間は、モーターの逆起電力が高く回生に適した期間である。従って、この期間において回生を実行するようにすれば、電動モーターから回生可能な電力の回収効率を向上させることが可能である。
[適用例2]
適用例1記載の駆動制御回路であって、
前記電動モーターの逆駆動時において前記コイル電流値が前記閾値を超えた場合には、前記回生制御部による回生を停止するとともに、前記駆動信号生成部から前記電動モーターに供給される駆動信号に従って前記電動モーターを逆駆動することにより減速させる、駆動制御回路。
この構成によれば、コイル電流値が閾値を超えた場合には回生を停止して電動モーターを逆駆動するので、電動モーターに強い制動を与えることが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電動モーターの駆動制御回路、駆動制御回路を実装した半導体装置、駆動制御方法、それらを用いた各種の装置等の形態で実現することができる。
本発明の着想を得るために用いた実験装置の構成を示すブロック図である。 図1の実験による各種の特性値の変化を示すタイミングチャートである。 図2の実験における各種の測定値を示す説明図である。 本発明の一実施形態としての駆動システムを示すブロック図である。 駆動制御回路の構成を示すブロック図である。 Hブリッジ回路と電流センサーの構成を示す回路図である。 回生制御部の内部構成を示す回路図である。 実施形態における各種の信号値の変化を示すタイミングチャートである。 本発明の適用例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。 本発明の適用例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。 本発明の適用例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。 本発明の適用例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.モーターの駆動実験:
B.実施形態:
C.変形例:
A.モーターの駆動実験:
図1は、本発明の着想を得るために用いた実験装置の構成を示すブロック図である。この実験装置は、2つのモーター100a,100bの駆動軸をカップリング120で互いに連結したものである。これらのモーター100a,100bは、それぞれの駆動制御回路400a,400bでPWM制御により駆動される。駆動制御回路400a,400bには、モーターに流れる電流を測定するための電流センサー410a,410bがそれぞれ設けられている。ここで、例えば、モーター100aを回転の運動体(車輪等)とし、モーター100bを駆動・回生用の電動モーターとして考えることが可能である。
図2は、図1の装置を用いて行った実験における各種の特性値の変化を示すタイミングチャートである。ここでは、モーター100a,100bの回転数と、コイル電流値と、逆起電力とを示している。なお、回転数と逆起電力は、2つのモーター100a,100bに共通である。図2の前半の期間Taでは、第2のモーター100bについては非駆動状態(PWMデューティー0)を維持し、第1のモーター100aについては所定回転数まで回転数を次第に上昇させた。この期間Taでは、第1のモーター100aのコイル電流値が回転数の増加とともに減少しており、第2のモーター100bは駆動していないので、そのコイル電流値はゼロである。
図2の後半の期間Tbでは、第1のモーター100aの駆動状態(PWMデューティー)を維持したまま、第2のモーター100bのPWMデューティーを0から徐々に増加させながら第1のモーター100aとは逆方向に駆動して、第1のモーター100aを停止させた。この逆駆動期間Tbでは、第1のモーター100aのコイル電流値は回転数の減少とともに増加している。また、第2のモーター100bのコイル電流値は、逆駆動期間の初期の期間T1にはゼロに維持されていたが、PWMデューティーを次第に増加させてゆくと、期間T1の経過後にコイル電流値が0を超えた。そして、電流値が0を超えた後の期間T2では、モーター100a,100bが釣り合って停止するまで第2のモーター100bのコイル電流値も次第に増加した。第1のモーター100aを制動させるために、第1駆動制御回路400bで第2のモーター100bを逆駆動しても、回転しているモーター100bのコイルからの逆誘起電力によるコイル電流(斜線のハッチング部)が流れる。そのために、第2駆動制御回路400bからの電流がこのハッチング部の電流だけ少なくなり、特に、期間T2ではモーター100bのコイルからの逆起電力によるコイル電流と第2駆動制御回路400bからの電流が混在している。そこで、後述する実施形態では、第2駆動制御回路400bからの電流が混在せずに第2のモーター100bの逆起電力による電流のみが発生している期間T1において、ハッチング部の電流による電力を回生しようとするものである。
図3(A)は、図2の後半の逆駆動期間Tbにおける各種の測定値を示す説明図である。ここでは、第1の駆動制御回路400aで検出される電圧と電流と電力とが記載されている。第2の駆動制御回路400bと、第2モーター100bのコイルについても同様である。なお、「第2モーターのコイル」欄における値Vbasは、コイルに発生する逆起電力の電圧値を意味している。図3(B)は、第1の駆動制御回路400aと、第2の駆動制御回路400bと、第2のモーター100bのコイルとのそれぞれに関して、電力値と回転数との関係を示したグラフである。図3(A),(B)において、回転数が1000rpmから500rpmに低下するまでの期間T1では、第2のモーター100bのコイルで発生する逆起電力による電力が大きな値を示し、逆に、第2の駆動制御回路400bの電力は0に抑えられている。この期間T1は、図2の期間T1に相当している。図3(A)から解るように、この期間T1では、第2の駆動制御回路400bで検出された電流値が0に維持されており、回転数が400rpm以下になって初めてこの電流値が0を超えた値となっている。期間T1において第2の駆動制御回路400bで検出された電流値が0に維持されている理由は、第2の駆動制御回路400bの電源電圧(12.3V)よりも、第2のモーター100bの逆起電力Vbasの電圧値の方が高いからであると推定される。従って、期間T1においては、第2のモーター100bに逆駆動の駆動信号を投入しても、これによる制動の機能を発揮することはできず、むしろ、コイルから電力(図3(B))を回生すれば回生電力を効率良く回収できるとともに、効率的に制動が可能であるという大きな利点がある。一方、第2の駆動制御回路400bの電流値が0を超える期間T2では、第2の駆動制御回路400bで第2のモーター100bを逆駆動することによって、回生よりも強い制動を与えることが可能である。
上述した期間T1、T2における第2のモーター100bの回生と逆駆動の切り換えは、図1において第1のモーター100aが負荷に変わった場合にも適用できる。以下の実施形態は、上述の実験結果の考察から得られたものである。
B.実施形態:
図4は、本発明の一実施形態としての駆動システムを示すブロック図である。この駆動システムでは、モーター100と、負荷としてのフライホイール130とを有しており、これらの両者がカップリング120で互いに連結されている。なお、図4におけるモーター100は図1の実験装置における第2のモーター100bに対応しており、フライホイール130は第1のモーター100aに対応している。
モーター100は、永久磁石を有するローターと、電磁コイル12及び位置センサー40を有するステーターとを有している。モーター100としては、例えばブラシレスDCモーターを利用することができる。位置センサー40は、電磁コイル12に対する永久磁石(すなわちローター)の相対的な位置(位相)を検出するためのものである。駆動制御回路400は、CPU300からの指令値と、位置センサー40からの出力とに基づいて、電磁コイル12に電流を供給してモーター100を駆動する。駆動制御回路400は、例えば半導体装置として実現可能である。駆動制御方式としては、例えばPWM制御を利用するが、PWM制御以外の駆動制御方式を利用しても良い。なお、CPU300から駆動制御回路400への指令値は、減速指示部310及び加速指示部320から与えられた減速指示及び加速指示に応じて作成される。減速指示部310と加速指示部320は、ユーザーがこの駆動システムの減速や加速を指示するための操作装置である。
図5は、駆動制御回路400の構成を示すブロック図である。この駆動制御回路400は、駆動信号生成部200と、Hブリッジ回路210と、回生制御部220と、蓄電器230と、電流センサー240とを備えている。駆動信号生成部200は、Hブリッジ回路210に供給する駆動信号を生成する。回生制御部220は、電磁コイル12に対してHブリッジ回路と並列に接続されている。
図6は、Hブリッジ回路210と電流センサー240の構成を示す回路図である。このHブリッジ回路210は、4つのトランジスターTr1〜Tr4と、4つのフリーホイールダイオードD1〜D4と、レベルシフター212とを有している。なお、レベルシフター212は、電源電圧VSが低下したときにも上アームトランジスターTr1,Tr2のゲート電圧を十分高い値に維持して、これらのトランジスターTr1,Tr2を確実にオン/オフさせるための回路である。但し、レベルシフター212は省略してもよい。Hブリッジ回路210には、駆動信号生成部200で生成された2つの駆動信号DRVA1,DRVA2が供給されており、これに応じて電磁コイル12に電源電圧VSが印加されてコイル電流が流れる。なお、図6では説明の便宜上、1相分の回路のみを説明しているが、実際にはモーターの相数に応じてHブリッジ回路210の構成と駆動信号の数がそれぞれ適切に設定される。
駆動制御回路400の電源VSと、Hブリッジ回路210の電源端子210tとの間には、電流センサー240が設けられている。この電流センサー240は、電源VSから電磁コイル12に流れる電流の電流値(コイル電流値)を測定するためのセンサーである。なお、本明細書において、「電源VS」とは、接地電位よりも高い電源電位又はその電源供給部を意味している。
図7は、回生制御部220の内部構成を示す回路図である。回生制御部220は、複数のダイオードを含む全波整流回路330と、2つのゲートトランジスター341,342と、バッファー回路351と、インバーター回路352(NOT回路)と、アンド回路360と、コンパレーター回路370とを有している。なお、図7では1相分の回路が示されているが、モーター100の相数に応じて、各相に同じ回路が設けられる。ゲートトランジスター341,342の出力端子は、蓄電器230に接続されている。
コンパレーター回路370は、電流センサー240から与えられたコイル電流値VAを、予め設定された閾値Vrefと比較し、その比較結果を示す電流比較信号Acompを出力する。電流比較信号Acompは、コイル電流値VAが閾値Vref以下の場合にはLレベルを示し、コイル電流値VAが閾値Vrefを超えた場合にはHレベルを示す。なお、閾値Vrefは、ゼロに近い値であり、回生によって電力を効率良く回収できる期間を設定する値として予め設定される。アンド回路360は、電流比較信号Acompの反転信号と、減速指示信号Sdeとの論理積を取ることによって、回生許可信号Srecを生成する。なお、減速指示信号Sdeは、ユーザーによる減速指示に応じてCPU300(図4)から回生制御部220に与えられた信号である。回生許可信号Srecは、バッファー回路351を介して第1のゲートトランジスター341に供給されるとともに、インバーター回路352を介して第2のゲートトランジスター342に供給される。この結果、回生許可信号SrecがHレベルの期間では、コイル12から電力を回生して蓄電器230に回収することが可能である。
図8は、実施形態における各種の信号値の変化を示すタイミングチャートである。ここでは、モーター100の回転数とコイル電流値VAと逆起電力の他に、以下の信号の変化が描かれている。
(1)加速指示部320と減速指示部310からCPU300に供給される加速指示値及び減速指示値
(2)CPU300から駆動制御回路400に供給される加速指示信号及び減速指示信号Sde
(3)加速指示値及び減速指示値に応じて駆動信号生成部200が生成するPWM信号のPWM値(PWMデューティー)
(4)回生制御部220(図7)のコンパレーター回路370で生成される電流比較信号Acomp
(5)回生制御部220(図7)のアンド回路360で生成される回生許可信号Srec
図8の後半において、ユーザーから減速指示が入力されると、減速指示信号SdeがCPU300から駆動制御回路400に供給される。駆動信号生成部200は、この減速指示信号Sdeに応じて、逆駆動方向のPWM信号(駆動信号)を生成してHブリッジ回路210に供給する。但し、この逆駆動を開始した最初の期間T10では、コイル電流値VAが閾値Vref以下なので、電流比較信号AcompはLレベルのままである。回生許可信号Srecは、電流比較信号Acompを反転した信号と、減速指示信号Sdeとの論理積を取ったものなので、期間T10では回生許可信号SrecはHレベルとなる。従って、この期間T10では、コイルから電力が回生されて蓄電器230に回収され、回生による制動が行われる。一方、コイル電流値VAが閾値Vrefを超えると電流比較信号AcompはHレベルに立ち上がり、この結果、回生許可信号SrecはLレベルとなる。回生許可信号SrecがLレベルの期間T20では、逆駆動により強力な制動が実行される。
このように、本実施形態では、モーター100の逆駆動時において、コイル電流値VAが閾値Vref以下の期間に回生を実行するので、コイル12の逆起電力から効率良く電力を回収しながら制動を行うことが可能である。また、コイル電流値VAが閾値Vrefを超えたときには、モーター100を逆駆動するので、回生よりも強力な制動を与えることが可能である。なお、後者の場合に、強力な制動の必要が無いときには、逆駆動を行わずに回生を続けるようにしてもよい。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施形態では、PWM制御によってモーターを駆動するものとしたが、本発明は、PWM制御以外の他の駆動制御方法(例えば固定デューティの矩形波による制御)にも適用可能である。また、上記実施形態では、ブラシレスDCモーターの駆動制御について説明したが、本願発明は、ブラシレスDCモーター以外の電動モーターの駆動制御にも適用可能である。
C2.変形例2:
本発明は、ファンモーター、時計(針駆動)、ドラム式洗濯機(単一回転)、ジェットコースタ、振動モーターなどの種々の装置のモーターに適用可能である。本発明をファンモーターに適用した場合には、種々の効果(低消費電力、低振動、低騒音、低回転ムラ、低発熱、高寿命)が特に顕著である。このようなファンモーターは、例えば、デジタル表示装置や、車載機器、燃料電池式パソコン、燃料電池式デジタルカメラ、燃料電池式ビデオカメラ、燃料電池式携帯電話などの燃料電池使用機器、プロジェクタ等の各種装置のファンモーターとして使用することができる。本発明のモーターは、さらに、各種の家電機器や電子機器のモーターとしても利用可能である。例えば、光記憶装置や、磁気記憶装置、ポリゴンミラー駆動装置等において、本発明によるモーターをスピンドルモーターとして使用することが可能である。また、本発明によるモーターは、移動体やロボット用のモーターとしても利用可能である。
図9は、本発明の適用例によるモーターを利用したプロジェクタを示す説明図である。このプロジェクタ600は、赤、緑、青の3色の色光を発光する3つの光源610R、610G、610Bと、これらの3色の色光をそれぞれ変調する3つの液晶ライトバルブ640R、640G、640Bと、変調された3色の色光を合成するクロスダイクロイックプリズム650と、合成された3色の色光をスクリーンSCに投写する投写レンズ系660と、プロジェクタ内部を冷却するための冷却ファン670と、プロジェクタ600の全体を制御する制御部680と、を備えている。冷却ファン670を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図10(A)〜(C)は、本発明の適用例によるモーターを利用した燃料電池式携帯電話を示す説明図である。図10(A)は携帯電話700の外観を示しており、図10(B)は、内部構成の例を示している。携帯電話700は、携帯電話700の動作を制御するMPU710と、ファン720と、燃料電池730とを備えている。燃料電池730は、MPU710やファン720に電源を供給する。ファン720は、燃料電池730への空気供給のために携帯電話700の外から内部へ送風するため、或いは、燃料電池730で生成される水分を携帯電話700の内部から外に排出するためのものである。なお、ファン720を図10(C)のようにMPU710の上に配置して、MPU710を冷却するようにしてもよい。ファン720を駆動するモーターとしては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することができる。
図11は、本発明の適用例によるモーター/発電機を利用した移動体の一例としての電動自転車(電動アシスト自転車)を示す説明図である。この自転車800は、前輪にモーター810が設けられており、サドルの下方のフレームに駆動制御回路820と充電池830とが設けられている。モーター810は、充電池830からの電力を利用して前輪を駆動することによって、走行をアシストする。また、ブレーキ時にはモーター810で回生された電力が充電池830に充電される。駆動制御回路820は、モーターの駆動と回生とを制御する回路である。このモーター810としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
図12は、本発明の適用例によるモーターを利用したロボットの一例を示す説明図である。このロボット900は、第1と第2のアーム910,920と、モーター930とを有している。このモーター930は、被駆動部材としての第2のアーム920を水平回転させる際に使用される。このモーター930としては、上述した各種のブラシレスモーターを利用することが可能である。
12…電磁コイル
40…位置センサー
100…モーター
120…カップリング
130…フライホイール
200…駆動信号生成部
210…Hブリッジ回路
212…レベルシフター
220…回生制御部
230…蓄電器
240…電流センサー
300…CPU
310…減速指示部
320…加速指示部
330…全波整流回路
341,342…ゲートトランジスター
351…バッファー回路
352…インバーター回路
360…アンド回路
370…コンパレーター回路
400…駆動制御回路
410a,410b…電流センサー
600…プロジェクタ
610R,610G,610B…光源
640R,640G,640B…液晶ライトバルブ
650…クロスダイクロイックプリズム
660…投写レンズ系
670…冷却ファン
680…制御部
700…携帯電話
710…MPU
720…ファン
730…燃料電池
800…電動自転車(電動アシスト自転車)
810…モーター
820…駆動制御回路
830…充電池
900…ロボット
910…アーム
920…アーム
930…モーター

Claims (5)

  1. 電動モーターの駆動制御回路であって、
    接地電位よりも高い電源電位を供給する電源供給部と、
    前記電動モーターの駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記電源供給部から前記電動モーターの電磁コイルに流れる電流を測定する電流センサーと、
    前記電磁コイルから電力を回生する制御を行う回生制御部と、
    を備えており、
    前記回生制御部は、前記電動モーターの逆駆動時において、前記電流センサーにより測定されたコイル電流値が閾値以下の間に回生を実行する、駆動制御回路。
  2. 請求項1記載の駆動制御回路であって、
    前記電動モーターの逆駆動時において前記コイル電流値が前記閾値を超えた場合には、前記回生制御部による回生を停止するとともに、前記駆動信号生成部から前記電動モーターに供給される駆動信号に従って前記電動モーターを逆駆動することにより減速させる、駆動制御回路。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動制御回路であって、
    前記コイル電流値の前記閾値は、回生によって電力を効率良く回収できる期間を設定する値として予め設定された値であることを特徴とする駆動制御回路。
  4. 電動モーターと、
    請求項1記載の駆動制御回路と、
    を備える装置。
  5. 電動モーターと、
    請求項1記載の駆動制御回路と、
    を備える移動体。
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