JP5391585B2 - 推進薬、及びその製造方法 - Google Patents

推進薬、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5391585B2
JP5391585B2 JP2008148801A JP2008148801A JP5391585B2 JP 5391585 B2 JP5391585 B2 JP 5391585B2 JP 2008148801 A JP2008148801 A JP 2008148801A JP 2008148801 A JP2008148801 A JP 2008148801A JP 5391585 B2 JP5391585 B2 JP 5391585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
propellant
ammonium perchlorate
particles
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008148801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009292685A (ja
Inventor
順 大場
康 小林
浩和 詫間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP2008148801A priority Critical patent/JP5391585B2/ja
Publication of JP2009292685A publication Critical patent/JP2009292685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5391585B2 publication Critical patent/JP5391585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、長時間の高温負荷時の気泡発生を抑制するとともに、低温領域での伸張比をより向上させた推進薬、及びその製造方法に関する。
推進薬の構成は、過塩素酸アンモニウム(以下、APと略記)を酸化剤として、高分子ポリマを燃料兼バインダとして、金属粉を高エネルギー燃料として用いている。前記高分子ポリマとしては、両末端にOH基を有する末端ヒドロキシポリブタジエン(以下、HTPB)が主流となっているが、燃焼性能を向上させるため、高エネルギーバインダであるメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ成分の研究が広く行われるようになってきた。
例えば、アジドメチルメチルオキセタン(以下、AMMOと略記)、AP、可塑剤、硬化剤、架橋剤及び硬化触媒からなる組成物を真空混和後、注型し、さらに硬化させる推進薬が開示されている(特許文献1参照)。
特開平5−124886号公報(第3〜5頁)
しかしながら、バインダとしてメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを使用した場合、推進薬中に水分が存在すると、硬化剤であるイソシアネートと反応して炭酸ガスを発生し、長時間の高温負荷時に推進薬内部に気泡が発生する場合がある。特に、推進薬厚みが大きい場合、炭酸ガスが推進薬外へ透過しにくいため、推進薬内部で発生した炭酸ガスが蓄積し易く、より大きな問題となる傾向にある。例えば固体ロケットモータの推進薬には安定した燃焼ガスの発生が要求されるが、推進薬内部に気泡が存在すると、急激な燃焼面積の拡大につながり、モータ内圧の急激な上昇等が発生する問題があった。
この対策として、バインダとAPの結合力を強化するために結合剤を使用してみたが、十分な効果は得られなかった。また、推進薬の弾性率を高くすることで、推進薬内部での気泡生成を軽減する方法もあるが、その方法では推進薬の伸張比が低下するという新たな問題点が発生した。
そこで、本発明は、このような従来技術の問題を解決するために見出されたものであって、その目的とするところは、推進薬の主成分となるAPの含有水分量を低減することにより、さらに好ましくはAP粒径比率や添加方法を改善することで、長時間の高温負荷時の気泡発生を抑制するとともに、低温領域での伸張比をより向上させることのできる推進薬、及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の発明は、APを60〜90質量%及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分10〜40質量%を含む推進薬の製造方法において、前記AP中に含有している水分量が0.05質量%以下であるAP粒子を用いることを特徴とする推進薬の製造方法である。
本発明の第2の発明は、前記第1の発明において、前記APが10〜50μm及び100〜400μmの範囲にそれぞれ平均粒径を持つ2種類の粒子で構成され、かつ平均粒子経10〜50μmと平均粒子経100〜400μmの配合比率が30質量%:70質量%〜60質量%:40質量%の範囲であることを特徴とする推進薬の製造方法である。
本発明の第3の発明は、前記第1又は前記第2の発明において、前記APを仕込む際、平均粒子経10〜50μmのAP粒子(以下、小粒AP粒子と略記)を平均粒子径100〜400μmのAP粒子(以下、中粒AP粒子と略記)よりも先に添加して、バインダ成分と混合することを特徴とする推進薬の製造方法である。
また、本発明の第4の発明は、前記第1の発明により得られた推進薬であって、APを60〜90質量%及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分10〜40質量%を含み、前記AP中に含有している水分量が0.05質量%以下であるAP粒子を用いることを特徴とする推進薬である。
また、本発明の第5の発明は、前記第2の発明により得られた推進薬であって、前記第4の発明において、前記APは小粒AP粒子と中粒AP粒子の2種類の粒子で構成され、かつ小粒AP粒子と中粒AP粒子の配合比率が30質量%:70質量%〜60質量%:40質量%の範囲であることを特徴とする推進薬である。
本発明によれば、以下のような効果を発揮することができる。
本発明の第1の発明及び第4の発明は、高温負荷時にAPから放出される水分量を減らし、炭酸ガス発生量を低減することで、長時間の高温負荷時の気泡発生が抑制される。しかも、AP表面の水分量を低減することで、バインダ原料成分中に含有される結合剤とAPとの反応が活性化し、バインダとAPの結合力が向上する。このため、低温領域での伸張比が向上し、幅広い温度領域で高い燃焼性能が求められるロケットモータ設計においては極めて有効である。
本発明の第2の発明及び第5の発明は、前記第1の発明の効果に加えて、推進薬中でAPの適切な充填状態が得られ、バインダとAPの結合状態が向上することで、より長時間の高温負荷時の気泡発生が抑制される。
本発明の第3の発明は、前記第1の発明の効果に加えて、小粒APとバインダ原料成分中に含有される結合剤を優先的に反応させて、小粒APとバインダ間に強固な結合を形成することで、より長時間の高温負荷時の気泡発生が抑制される。
以下、本発明の最良と思われる実施形態について詳細に説明する。
本発明の推進薬の製造方法は、APを60〜90質量%及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分10〜40質量%を含み、前記APとして水分量が0.05質量%以下であるAP粒子を原料に用いる。
推進薬の代表的な製造方法は以下の第1〜第3工程が含まれている。
第1工程は、AP、及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分をそれぞれ適宜計りとり、所定温度、所定時間で真空混合して組成物1を得る。
第2工程は、前記組成物1中に硬化剤をさらに添加した後、所定温度、所定時間で真空混合して組成物2を得る。
第3工程は、組成物2を所定形状に真空注型した後、所定温度、所定時間で硬化させて推進薬を得る。
なお、硬化した推進薬内部には気泡等の空隙がないことが重要であり、推進薬中に常圧の気泡を巻き込ませないため、推進薬の混和及び注型は真空条件下で実施する。
前記第1工程で使用するAPについて以下で説明する。
本発明で用いられるAPは、推進薬中の酸化剤として用いられるものであって、水分量が0.05質量%以下、好ましくは0.03質量%以下となるように調整されたAP粒子を用いる。
APの代表的な調製方法は、反応→結晶化→濾過→乾燥であり、一般的な市販のAPの水分量は0.10質量%以下のものがほとんどであり、おおよそ0.07質量%程度に過ぎない。また、APの水分量は、AP表面にある表面水分とAP内部にある内部水分に分けられ、表面水分は乾燥条件等で低減可能であるが、APの結晶内部に存在する水分は、乾燥工程で低減できる量には限度がある。そこで、APの結晶化工程における結晶化条件を調整してその水分量を0.05質量%以下とするが、近年水分量が0.05質量%以下のAPが市場に提供されているので、それを用いてもよい。
なお、炭酸ガスの発生は水分とイソシアネートの反応によるので、当然、AP以外の原材料の水分量も影響するため、APに次いで多く含まれる末端水酸基ポリエーテルの水分量についても、0.05質量%以下とすることが望ましい。
好ましいAPとしては、平均粒径10〜50μmの小粒AP粒子及び100〜400μmの中粒AP粒子という2種類の粒子で構成され、かつ、小粒AP粒子と中粒AP粒子の配合比率が30質量%:70質量%〜60質量%:40質量%(30/70〜60/40)、好ましくは30質量%:70質量%〜40質量%:60質量%(30/70〜40/60)の範囲である。配合比率をこの範囲内とすることにより気泡抑制の効果をより高めることが可能である。
前述のようにAP配合量は、推進薬中に60〜90質量%の範囲で含有されているが、好ましくは70〜90質量%の範囲で含有され、さらに好ましくは、75〜85質量%の範囲で含有されることが望ましく、APが60質量%よりも少ない場合又は90質量%を超える場合、推進薬の比推力が低下する傾向にある。
さらに、前記APを仕込む際、小粒AP粒子を中粒AP粒子よりも先に添加してバインダ原料成分中に含有される結合剤と反応させることにより、気泡抑制の効果をより高めることが可能である。
APは酸化剤として主成分となるが、シクロトリメチレントリニトラミン(RDX)やシクロテトラメチレンテトラニトラミン(HMX)のニトラミンの他、APのような過塩素酸塩、硝酸アンモニウムのような硝酸塩を本発明の効果を損なわない範囲で適宜使用することができる。その添加量はAPに対して通常、30質量%以下である。
前記バインダ原料成分としては、メチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするものであって、具体的にはアジドメチルメチルオキセタン(AMMO)、グリシジルアジドポリマー(GAP)やビスアジドメチルオキセタン(BAMO)などが主成分として含まれる。これらの中では低温領域での伸張比が良好なGAPが好ましいものである。
前述のようにバインダ原料成分は、推進薬中に10〜40質量%の範囲で含有されているが、好ましくは10〜30質量%の範囲で含有され、さらに好ましくは、15〜25質量%の範囲である。このバインダ原料成分が10質量%より少ない場合又は40質量%を超える場合、推進薬の比推力が低下する。
前記バインダ原料成分中には、通常、以下に説明するような硬化剤、架橋剤、結合剤が含有される。また、必要に応じて以下に説明するような可塑剤、硬化触媒、老化防止剤、助燃剤、燃焼調整剤等が配合される。
前記硬化剤としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)等のジイソシアネート化合物や三官能以上のイソシアネート化合物が挙げられる。これらのうち、HDI又はIPDIが好ましい。
また、前記架橋剤としては、トリメチロールプロパン(TMP)、ポリエーテルトリオール、ポリエステルトリオール等、三官能以上の多官能ポリオール類等が挙げられる。これらのうち、TMP又は分子量1000以下の三官能ポリオールが好ましい。
また、前記結合剤(ボンディングエージェント)としては、テトラエチレンペンタミンとアクリロニトリルとグリシドールとの反応生成物(TEPANOL又はHX−878、3M社製)、ビスイソフタロイル1−(2−メチル)アジリジン(HX−752、3M社製)等のアミン系、ジヒドロキシエチル−5,5−ジメチルヒダントイン(DHE)等のヒダントイン系およびシランカップリング剤(A−1100、日本ユニカー社製)等が使用される。
また、前記可塑剤としては、ジオクチルアジペート(DOA)、ジオクチルセバケート(DOS)、ジイソジシルアジペート(DIDA)、イソデシルペラゴネート等のエステル類の他、1,2,4−ブタントリオールトリナイトレート(BTTN)、トリメチロールエタントリナイトレート(TMETN)、トリエチレングリコールジナイトレート(TEGDN)等のニトロ可塑剤等が使用される。
また、前記硬化触媒としては、例えばジブチルスズジラウレート(DBTDL)、ジブチルスズジ(2−エチルヘキソエート)等の有機スズ化合物やトリフェニルビスマス(TPB)等の有機ビスマス化合物及びトリエチレンジアミン等のアミン類等が使用され、2つ以上硬化触媒を組み合わせても使用できる。中でも、触媒効果の高いDBTDL又はポットライフが長いトリフェニルビスマスが望ましい。
また、前記老化防止剤としては、例えば2,2‘−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、フェニル−βナフチルアミン、ジフェニルアミンとアセトンとの反応生成物(ノンフレックスBA、精工化学社製)等が挙げられる。
また、前記助燃剤としては、アルミニウム、ボロン等の金属燃料がAPとバインダ原料成分の総量100質量部に対して通常0〜20質量部、好ましくは0〜10質量部用いられる。
また、前記燃焼調整剤としては、酸化鉄、フェロセン誘導体、カルボラン誘導体、鉛塩、カーボン等が金属燃料をAPとバインダ原料成分の総量100質量部に対して通常0〜10質量部以下、好ましくは0〜5質量部用いられる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例の範囲に限定されるものではない。
使用した原材料は次の通りである。バインダ原料成分としてはグリシジルアジドポリマー(以下、GAPと略記)、トリメチロールプロパン(以下、TMPと略記)、ジブチルチンジラウレート(以下、DBTDLと略記)、テトラエチレンペンタミンとアクリロニトリルとグリシドールとの反応生成物(以下、TEPANOLと略記)、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HDIと略記)を用い、酸化剤としては過塩素酸アンモニウム(以下、APと略記)を使用した。なお、GAPは自社製、TMP及びDBTDLは和光純薬工業(株)製、TEPANOLは3M社製、HDIは日本ポリウレタン工業(株)製、水分量0.01質量%のAPはSNPE社製、それ以外のAPは日本カーリット(株)製である。
実施例及び比較例中における機械的特性の評価は以下に示す測定方法に従って行った。
(気泡発生量)
気泡評価用ブロック用の推進薬の寸法を計測し、初期寸法とした。その後、71℃で20日間温度負荷をかけた後に、再度、推進薬寸法を計測し、その差を寸法変化量とした。この寸法変化量を推進薬内部の気泡発生量の指標とした。
(機械的特性)
機械的特性評価用ブロック用の推進薬から、ダンベル型引張試験片を作製し、引張速度50mm/minの条件で、2条件の試験温度(20℃、−35℃)にて引張試験を行った。試験結果から、最大応力[抗張力σm(N/cm2)]、最大応力時の伸張比[または歪みεm(%)]および弾性率[E(MPa)]を求めた。なお、ダンベル型引張試験片は全長が127mmのつかみ部の中央に、長さ50mm、幅10mmの中央直線部がある厚さ10mmの試験片である。
〔実施例1〕
水分量が0.01質量%のAPを使用し、平均粒子経15μmの小粒APと平均粒子経200μmの中粒APとの配合割合を表1の組成として準備した。
GAP100部、TMP1.1部、DBTDL0.005部、TEPANOL2.0部からなるGAPバインダに前記2種類のAPを仕込み、60℃に加温し、真空混和した。
次に、硬化剤であるHDIを仕込み、さらに真空混和を行ってスラリー状の混和物を得た。この混和物を100mm角の気泡評価用ブロック用および140mm角の機械的特性評価用ブロック用にそれぞれ真空注型し、60℃×7日間硬化して推進薬を得た。その推進薬を使用して、気泡発生量及び機械的特性の評価試験を行った。
表1に原料組成、気泡発生量評価結果および機械的特性評価結果を示した。
〔実施例2〕
水分量が0.01質量%のAPを使用し、小粒APと中粒APの配合比を30質量%/70質量%で、前記実施例1と同様の手順で推進薬を作製した。
〔実施例3〕
水分量が0.01質量%のAPを使用し、小粒APと中粒APの配合比を40質量%/60質量%で、前記実施例1と同様の手順で推進薬を作製した。
〔実施例4〕
水分量が0.05質量%のAPを使用し、小粒APと中粒APの配合比を40質量%/60質量%で、前記実施例1と同様の手順で推進薬を作製した。
〔実施例5〕
水分量が0.05質量%のAPを使用し、小粒APと中粒APの配合比を50質量%/50質量%で、前記実施例1と同様の手順で推進薬を作製した。
〔実施例6〕
水分量が0.01質量%のAPを使用し、小粒APと中粒APの配合比を30質量%/70質量%とした。また、APを仕込む時期を2回に分け、1回目に15μm小粒APを全量仕込み、真空混和した後、2回目に200μm中粒APを全量仕込み、その後真空混和し、推進薬を作製した。
〔比較例1〕
AP配合比を表1の組成とし、水分量が0.10質量%のAPを使用し、前記実施例1と同様の手順で推進薬を作製した。
Figure 0005391585
表1に示したように、AP水分量を0.05質量%以下にした実施例1では、比較例1と比較して、ブロック寸法変化量が大幅に低下しており、長期間の高温負荷においても気泡発生が抑制されている。さらに、低温の伸張比が大幅に増加している。
また、小粒APと中粒APの配合比率が30/70〜60/40の範囲である実施例2〜5では、実施例1と比較して、ブロック寸法変化量が大幅に低下しており、より長期間の高温負荷時の気泡発生が抑制されている。小粒APと中粒APの配合比率が同一で、AP水分量が異なる実施例3と実施例4を比較すると、AP水分量の低減により、低温の伸張比が増加しており、AP水分量が低温領域の物性向上に寄与していることが分かる。
さらに、小粒APを先に添加した実施例6では、実施例1と比較して、ブロック寸法変化量が低下しており、より長期間の高温負荷においても気泡発生が抑制されている。

Claims (5)

  1. 過塩素酸アンモニウムを60〜90質量%及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分10〜40質量%を含む推進薬の製造方法において、前記過塩素酸アンモニウム中に含有している水分量が0.05質量%以下である過塩素酸アンモニウム粒子を用いることを特徴とする推進薬の製造方法。
  2. 前記過塩素酸アンモニウムが10〜50μm及び100〜400μmの範囲にそれぞれ平均粒径を持つ2種類の粒子で構成され、かつ平均粒子経10〜50μmと平均粒子経100〜400μmの配合比率が30質量%:70質量%〜60質量%:40質量%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の推進薬の製造方法。
  3. 前記過塩素酸アンモニウムを仕込む際、平均粒子経10〜50μmの過塩素酸アンモニウム粒子を平均粒子径100〜400μmの過塩素酸アンモニウム粒子よりも先に添加して、バインダ成分と混合することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の推進薬の製造方法。
  4. 過塩素酸アンモニウムを60〜90質量%及びメチルアジド基を有する末端水酸基ポリエーテルを主成分とするバインダ原料成分10〜40質量%を含む推進薬において、前記過塩素酸アンモニウム中に含有している水分量は0.05質量%以下である過塩素酸アンモニウム粒子を用いることを特徴とする推進薬。
  5. 前記過塩素酸アンモニウムは10〜50μm及び100〜400μmの範囲にそれぞれ平均粒径を持つ2種類の粒子で構成され、かつ平均粒子経10〜50μmと平均粒子経100〜400μmの配合比率が30質量%:70質量%〜60質量%:40質量%の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の推進薬。
JP2008148801A 2008-06-06 2008-06-06 推進薬、及びその製造方法 Active JP5391585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008148801A JP5391585B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 推進薬、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008148801A JP5391585B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 推進薬、及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009292685A JP2009292685A (ja) 2009-12-17
JP5391585B2 true JP5391585B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=41541234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008148801A Active JP5391585B2 (ja) 2008-06-06 2008-06-06 推進薬、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5391585B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012072007A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd ガス発生剤及びマイクロポンプ
CN106892789B (zh) * 2017-03-28 2018-10-26 中国工程物理研究院化工材料研究所 三维有序大孔-介孔碳/高氯酸铵复合材料及其制备方法
CN107044360B (zh) * 2017-04-01 2018-08-17 中国五洲工程设计集团有限公司 一种大长细比推进剂的自动化加工方法
JP6927635B2 (ja) * 2017-10-20 2021-09-01 株式会社Ihiエアロスペース 微粒子分散エラストマーのはく離計測装置及びはく離計測方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5388311A (en) * 1977-01-13 1978-08-03 Nissan Motor Composite type propellant
JPS62265192A (ja) * 1986-05-13 1987-11-18 日本油脂株式会社 高エネルギ−バインダ型コンポジツト推進薬
JPS63248791A (ja) * 1987-04-06 1988-10-17 日本油脂株式会社 高エネルギ−バインダ型コンポジツト固体推進薬
US5180452A (en) * 1990-12-27 1993-01-19 Thiokol Corporation Solid propellant formualtions producing acid neutralizing exhaust
JPH0794359B2 (ja) * 1991-11-01 1995-10-11 旭化成工業株式会社 過塩素酸アンモニウムコンポジット推進薬
JP3132524B2 (ja) * 1992-05-08 2001-02-05 防衛庁技術研究本部長 コンポジット推進薬

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009292685A (ja) 2009-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4799980A (en) Multifunctional polyalkylene oxide binders
CN107721784B (zh) 一种包含组合安定剂的叠氮基复合固体推进剂
JP5391585B2 (ja) 推進薬、及びその製造方法
JP5041467B2 (ja) コンポジット推進薬
CN114380720A (zh) 改进型液体脲类降速剂及其制备方法和固体推进剂
KR101893662B1 (ko) 고체 추진제와 라이너 간 접착력을 향상시키는 접착 강화제 및 이를 포함하는 라이너 조성물
US6632378B1 (en) Nitrate ester plasticized energetic compositions, method of making and rocket motor assemblies containing the same
CN115093301B (zh) 一种含氟粘合剂体系浇注金属化炸药及制备方法
KR101101218B1 (ko) 기계적 특성이 우수한 gap/니트라민계 고에너지 추진제 조성물
CN113248337A (zh) 一种多功能型改性尿素降速剂、制备方法及固体推进剂
CN113185373A (zh) 一种浇注型含能粘合剂基混合炸药及其制备方法
JP6559448B2 (ja) コンポジット推進薬
JPS63248791A (ja) 高エネルギ−バインダ型コンポジツト固体推進薬
CN116606398B (zh) 一种含氟大分子键合剂及其制备方法和应用
JP3787848B2 (ja) 高エネルギーバインダー含有コンポジット推進薬
JP3548585B2 (ja) 爆薬組成物
JPH07133180A (ja) ガス発生剤組成物
KR101575713B1 (ko) 결합제의 투입 공정 개선에 의한 인장강도가 증진된 고체 추진제 제조방법
JP2981592B2 (ja) アジド基及びニトラト基含有固体推進薬
JP2021155327A (ja) コンポジット推進薬
JP2022157773A (ja) コンポジット推進薬
JP3140533B2 (ja) 高エネルギーバインダー系コンポジット推進薬
JP3954168B2 (ja) 不感度性固体推進薬
JP3304467B2 (ja) プロペラント
JP3376601B2 (ja) コンポジット推進薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5391585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250