JP5390062B2 - 低硫黄金属系清浄分散剤 - Google Patents
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Description
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、そして
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を得る工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネートおよびアルキルヒドロキシベンゾエートのうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、そして
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をモル過剰のアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を生成させる工程、そして
d)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩をアルカリ土類金属塩基と少なくとも一種の酸性過塩基化物質とで過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩又はその過塩基性誘導体のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
「アルカリ金属」は、リチウム、ナトリウムまたはカリウムを意味し、カリウムが好ましい。
(アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物)
第一の態様では、以下の方法により、本発明のアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を製造することができる。
最初の工程では、少なくとも一種のアルキルフェノールを、好適な溶媒、例えばトルエン、キシレンまたは軽質アルキルベンゼン等の脂肪族炭化水素の存在下で、アルカリ金属塩基を用いて中和する。ある態様では、溶媒は水と共沸物を形成する。別の態様では、溶媒は2−エチルヘキサノールなどのモノ−アルコールであってもよい。この場合には、カルボキシル化の前に2−エチルヘキサノールを蒸留により取り除く。
・アルカリ金属塩基:アルキルフェノールが約0.8:1乃至1.2:1、好ましくは約0.9:1乃至1.05:1。
・硫黄:アルキルフェノールが約0.03:1乃至1:1、好ましくは約0.07:1乃至0.5:1、より好ましくは約0.08:1乃至0.3:1。
・溶媒:アルキルフェノール(質量:質量)が約0.1:1乃至5:1、好ましくは約0.5:1乃至3:1。
次に、前の中和工程で生じた反応媒体に二酸化炭素を単に吹き込むことにより、合成したアルキルフェネートをカルボキシル化するが、これは、出発アルキルフェノールの少なくとも50モル%、好ましくは70モル%、より好ましくは80モル%、そして最も好ましくは90モル%が、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換されるまで(電位差定量によりサリチル酸として測定)、約120℃から180℃の間の温度で、ほぼ大気圧より上で5×105Pa(5バール)までの範囲の圧力で、約2乃至8時間の間続ける。生成するアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩の如何なる脱カルボキシルも避けるために、加圧下で行わなければならない。
第二の態様では、上記A及びB工程で合成したアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を更に、以下に記載するC工程に従って、モル過剰のアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる。
この工程の目的は、溶媒に希釈したアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸とすることにある。アルキルヒドロキシ安息香酸より強い酸であれば如何なるものでも利用することが可能である。通常は、塩酸水溶液または硫酸水溶液を利用する。
第三の態様では、上記AからCまでの工程で合成したアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を更に、以下に記載するD工程に従って、少なくとも一種の酸性過塩基化物質を用いて過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる。
アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の過塩基化を当該分野の熟練者に知られている任意の方法により実施して、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させることができる。一般に過塩基化反応は、反応器に希釈油、芳香族溶媒およびアルコールを存在させて実施する。この反応混合物を撹拌しながら、また温度を約20℃から80℃の間に維持しながら、アルカリ土類金属および二酸化炭素など少なくとも一種の酸性過塩基化物質を反応に加える。
・キシレン:消石灰が約2:1乃至7:1、好ましくは約2:1乃至4:1。
・メタノール:消石灰が約0.25:1乃至3:1、好ましくは約0.4:1乃至1.2:1。
・二酸化炭素:消石灰が約0.5:1乃至1.3:1、好ましくは約0.7:1乃至1.0:1。
本発明は、本発明のアルキルヒドロキシ安息香酸塩(ベンゾエート)反応生成物を含む潤滑油組成物にも関する。
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、そして
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を得る工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネートおよびアルキルヒドロキシベンゾエートのうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、そして
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をモル過剰のアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を生成させる工程、そして
d)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩をアルカリ土類金属塩基と少なくとも一種の酸性過塩基化物質とで過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩又はその過塩基性誘導体のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を約0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。
基油は、本明細書で使用されるとき、単独の製造者により同一の仕様に(供給源や製造者の所在地に依存しないで)製造され、同じ製造者の仕様を満たし、そして独自の処方、製造物確認番号またはその両方によって識別される潤滑剤成分である、基材油または基材油のブレンドと定義される。蒸留、溶剤精製、水素処理、オリゴマー化、エステル化および再精製を含むが、それらに限定されない各種の異なる方法を使用して基材油を製造することができる。再精製基材油には、製造、汚染もしくは以前の使用によって混入した物質が実質的に含まれない。本発明の基油は、任意の天然または合成の潤滑基油留分であってよく、特には、動粘度が摂氏100度(℃)で約4センチストークス(cSt)乃至約20cStのものである。炭化水素合成油としては例えば、エチレンの重合から製造された油、ポリアルファオレフィン又はPAO、あるいは一酸化炭素ガスと水素ガスを用いてフィッシャー・トロプシュ法などの炭化水素合成法により製造された油を挙げることができる。好ましい基油は、重質留分を含む場合でもその量が僅かである、例えば約100℃粘度が約20cStかそれ以上の潤滑油留分を殆ど含むことのない油である。基油として使用される油は、所望とするグレードのエンジン油、例えばSAE粘度グレードが0W、0W−20、0W−30、0W−40、0W−50、0W−60、5W、5W−20、5W−30、5W−40、5W−50、5W−60、10W、10W−20、10W−30、10W−40、10W−50、15W、15W−20、15W−30または15W−40の潤滑油組成物となるように、所望の最終用途および調合済油の添加剤に応じて選択され、あるいはブレンドされる。
I、II、III、IV及びV種基材油の飽和度、硫黄及び粘度指数
─────────────────────────────────────
種類 飽和度(ASTM 粘度指数(ASTM D4294、
D2007で決定) ASTM D4297又は
硫黄(ASTM ASTM D3120で決定)
D2270で決定)
─────────────────────────────────────
I 飽和度90%未満及び/又は 80以上、120未満
硫黄0.03%より上
II 飽和度90%以上及び 80以上、120未満
硫黄0.03%以下
III 飽和度90%以上及び 120以上
硫黄0.03%以下
─────────────────────────────────────
IV 全てのポリアルファオレフィン(PAOs)
─────────────────────────────────────
V I、II、III又はIV種に含まれないその他の全て
─────────────────────────────────────
以下の添加剤成分は、本発明の潤滑油添加剤と組み合わせて好ましく用いることができる成分の例である。これら添加剤の例は、本発明を説明するために記されるのであって本発明を限定するものではない。
1)フェノール型(フェノール系)酸化防止剤:4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノール)、2,2’−イソブチリデンビス(4,6−ジメチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−α−ジメチルアミノ−p−クレゾール、2,6−ジ−t−4−(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルベンジル)スルフィド、およびビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)。
2)ジフェニルアミン型酸化防止剤:アルキル化ジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、およびアルキル化α−ナフチルアミン。
3)その他の型:金属ジチオカルバメート(例えば、亜鉛ジチオカルバメート)、およびメチレンビス(ジブチルジチオカルバメート)。
1)非イオン性ポリオキシエチレン界面活性剤:ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、およびポリエチレングリコールモノオレエート。
2)その他の化合物:ステアリン酸およびその他の脂肪酸、ジカルボン酸、金属石鹸、脂肪酸アミン塩、重質スルホン酸の金属塩、多価アルコールの部分カルボン酸エステル、およびリン酸エステル。
A)中和/硫化
4リットル反応器に、線状ノルマルアルファオレフィンの混合物(C20−C28アルファオレフィン、シェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニー(CPC)製)から合成した分子量が430のアルキルフェノール1500gを、約20℃乃至60℃で撹拌しながら加えた。これに、キシレン750g、および水で希釈した高純度KOH195.3g(溶液452.1gを得るために)、ロドルシル(Rhodorsil)47V300消泡剤(ロジア(Rhodia)社より市販されている)0.2g、および硫黄16.4gを加えた。
上記のA中和/硫化工程で得られたカリウムアルキルフェネート1100gを加圧反応器に移した。次いで、反応器をCO2で約4bar(4×105Pa)(絶対圧)に加圧し、これらの条件で約4時間維持した。この期間の最後に、CO2抜きをして反応器が大気圧に達するようにした。CO241gを加え、混合物を更に反応させて、硫黄分が約0.33質量%の低硫化カリウムアルキルヒドロキシベンゾエート反応生成物が生じた。
低硫化カリウムアルキルヒドロキシベンゾエートを30モル%過剰の硫酸水溶液と下記のように反応させて、硫化アルキルヒドロキシ安息香酸に変換した:
充填量の計算:
・カルボキシレート:1100g(30%のキシレンを含む)
カリウム塩770g(カリウム1.5モル)
・必要な硫酸の量
98×1.504/2=73.7g
硫酸の純度が95%で30%過剰を利用するとき:硫酸100.8gを充填する。
低硫化アルキルヒドロキシ安息香酸を含む上方の有機相1479gを撹拌しながら10分かけて反応器に充填した。次に、メタノール(159g)と石灰(159g)とキシレン(228g)のスラリーを導入した。発熱反応のために温度が約20℃から28℃に上がった。
反応器内に含まれた混合物を、110分かけて段階的に65℃から128℃の間の温度にした。この操作によって、メタノール、水および一部のキシレンを取り除いた。一旦128℃に達したら、硫黄が0.03%以下のII種希釈油(161g)を加えた。次いで、粗沈降物を測定した。低硫化過塩基性カルシウムアルキルヒドロキシベンゾエート反応生成物中の粗沈降物の量は、1.2容量%であった。反応混合物を遠心分離にかけて粗沈降物を取り除き、次いで204℃、50ミリバール絶対圧(50×102Pa)で10分間蒸留して残りのキシレンを取り除いた。
中和工程で幾分多い量の硫黄:16.4gの代わりに37gを添加したこと以外は、実施例1と同様にした。
中和工程ではるかに多量の硫黄:16.4の代わりに56.2gを添加したこと以外は、実施例1と同様にした。
硫黄を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にした。
分類 表示 説明 1
磨きたて
銅片2
1 僅かに変色 a)薄いだいだい色、磨きたての銅片と殆ど同じ色
b)濃いだいだい色
2 中程度に変色 a)赤紫色
b)薄紫色
c)赤紫色の上に紫がかった青色又は銀色又は両方などの多色
模様
d)銀色
e)黄銅色又は金色
3 濃く変色 a)黄銅色銅片上に深紅色の模様
b)赤と緑を伴った多色模様(孔雀模様)、灰色無し
4 腐食 a)生地が見える程度の光沢のある緑がかった黒色、濃い灰色
又は茶色
b)光沢のある黒色又は漆黒色
1:ASTMカッパー・ストリップ・コロージョン標準は、このように説明された特徴を持つ彩色された銅片複製物である。
2:磨きたて銅片は、単に適正に磨いた銅片の試験実施前の外観の指標としてセットに含まれ、全く非腐食性の試料であっても試験後にこの外観を再現することは不可能である。
示差走査熱量計。
TAインスツルメンツ社より提供された装置DSC2920。
無硫黄物質と比較してこの生成物の酸化性を決定する。
下記により、酸化性を評価した:
・恒温の「示差熱量計」を190℃にする。
・試験対象の試料を含むアルミニウム皿をプローブの上に置く。
・試料の酸化は、プローブで検出される温度の急速な上昇で特徴づけられる。
・結果は、酸化のために温度が上昇する前の試料が同温である時間(分で表示)により決定する。
実施例2 比較例B
────────────────────
時間(分) 46.4 21
────────────────────
A)アルキルフェノールの中和
%変換アルキルフェノール
最初の工程では、A工程の最後に得られた生成物を隔膜により透析する:フェネート塩は隔膜の内側に留まるので、溶媒を取り除いた後にそれを計量する(M1)。
キシレンと未反応アルキルフェノールは隔膜を透過するので、キシレンと利用した溶媒を蒸発により除去して質量M2を得る。
%変換= M1 ×100
M1+M2
B工程の最後に得られた生成物を塩酸で酸性にし、水酸化テトラ−n−ブチルアンモニウムで滴定する。
3つの変曲点が観察される:
−最初の2つの変曲点(V1、V2)は、ヒドロキシ安息香酸、ジカルボン酸および硫化安息香酸に対応している。
−三番目の変曲点V3は、アルキルフェノール+アルキルフェネートに対応している。
V1、V2、V3を生成物のmgKOH/gで表す。
生成物が既に硫酸で酸性にされているので、塩酸で酸性にしないこと以外は上記のような方法により、ヒドロキシ安息香酸のレベルを決定する。
透析による組成
方法は次の通りである:
1)最終物質の透析
・「残留物」(石灰化部分)は、隔膜の内側に留まる。
・透析液:非石灰化部分(未反応アルキルフェノールと希釈油)は、隔膜を透過する。
2)残留物の分析
残留物は、炭酸カルシウム、Caフェネート、硫化Caフェネート、Caヒドロキシベンゾエートおよび硫化Caヒドロキシベンゾエートを含んでいた。溶媒の除去後、残留物を計量する。酸性にした後、フェネートとヒドロキシベンゾエートの量を電位差測定法により決定する。
炭酸カルシウムの決定。既知量の最終生成物を酸性にすると、有機相はヒドロキシ安息香酸、アルキルフェノールおよびその硫化誘導体を含んでいる。(この有機相の)溶媒を除去した後、差から炭酸カルシウムの量を得る:出発試料の質量から、溶媒の除去後のこの有機相の質量を差し引き、そして補正する。
3)透析液の分析
希釈油とアルキルフェネートをシリカカラムに通してアルキルフェノールと希釈油を分離する。質量の差からアルキルフェノールの量を決定する。
Claims (67)
- 下記の工程からなるアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の製造方法:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、そして
b)上記アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を得る工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネートおよびアルキルヒドロキシベンゾエートのうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換することを条件とする。 - アルキルフェノールのアルキル基が、線状又は分枝アルキル基または線状及び分枝アルキル基の混合物である請求項1に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数12〜40の線状アルキル基である請求項2に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数20〜40の線状アルキル基である請求項3に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数22〜30の線状アルキル基である請求項4に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数が少なくとも9の分枝アルキル基である請求項2に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数9〜24の分枝アルキル基である請求項6に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数10〜18の分枝アルキル基である請求項7に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状及び分枝アルキル基の混合物である請求項2に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、85質量%までの線状アルキルフェノールを、少なくとも15質量%の分枝アルキルフェノールと混在して含む請求項9に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状のC14−C16アルキル、C16−C18アルキル、C18−C20アルキル、C20−C22アルキル、C20−C24アルキル、C20−C28アルキル、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項2に記載の方法。
- アルカリ金属がナトリウムまたはカリウムである請求項1に記載の方法。
- アルカリ金属がカリウムである請求項12に記載の方法。
- 硫黄源が、元素硫黄およびハロゲン化硫黄からなる群より選ばれる請求項1に記載の方法。
- 硫黄源が元素硫黄である請求項14に記載の方法。
- アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至1.0質量%の範囲にある請求項1に記載の方法。
- アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至0.5質量%の範囲にある請求項16に記載の方法。
- 下記の工程からなるアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の製造方法:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、そして
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をモル過剰のアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。 - アルキルフェノールのアルキル基が、線状又は分枝アルキル基または線状及び分枝アルキル基の混合物である請求項18に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数12〜40の線状アルキル基である請求項19に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数20〜40の線状アルキル基である請求項20に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数22〜30の線状アルキル基である請求項21に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数が少なくとも9の分枝アルキル基である請求項18に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数9〜24の分枝アルキル基である請求項23に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数10〜18の分枝アルキル基である請求項24に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状及び分枝アルキル基の混合物である請求項20に記載の方法。
- アルキルフェノールが、85質量%までの線状アルキルフェノールを、少なくとも15質量%の分枝アルキルフェノールと混在して含む請求項26に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状のC14−C16アルキル、C16−C18アルキル、C18−C20アルキル、C20−C22アルキル、C20−C24アルキル、C20−C28アルキル、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項19に記載の方法。
- アルカリ金属がナトリウムまたはカリウムである請求項18に記載の方法。
- アルカリ金属がカリウムである請求項29に記載の方法。
- アルカリ土類金属がカルシウムまたはマグネシウムである請求項18に記載の方法。
- アルカリ土類金属がカルシウムである請求項31に記載の方法。
- 硫黄源が、元素硫黄およびハロゲン化硫黄からなる群より選ばれる請求項18に記載の方法。
- 硫黄源が元素硫黄である請求項33に記載の方法。
- アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至1.0質量%の範囲にある請求項18に記載の方法。
- アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至0.5質量%の範囲にある請求項35に記載の方法。
- 下記の工程からなる過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の製造方法:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を生成させる工程、そして
d)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩をアルカリ土類金属塩基と少なくとも一種の酸性過塩基化物質とで過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩又はその過塩基性誘導体のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.2質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とする。 - アルキルフェノールのアルキル基が、線状又は分枝アルキル基または線状及び分枝アルキル基の混合物である請求項37に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数12〜40の線状アルキル基である請求項38に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数20〜40の線状アルキル基である請求項37に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数22〜30の線状アルキル基である請求項38に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数が少なくとも9の分枝アルキル基である請求項38に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数9〜24の分枝アルキル基である請求項42に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、炭素原子数10〜18の分枝アルキル基である請求項43に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状及び分枝アルキルの混合物である請求項38に記載の方法。
- アルキルフェノールが、85質量%までの線状アルキルフェノールを、少なくとも15質量%の分枝アルキルフェノールと混在して含む請求項45に記載の方法。
- アルキルフェノールのアルキル基が、線状のC14−C16アルキル、C16−C18アルキル、C18−C20アルキル、C20−C22アルキル、C20−C24アルキル、C20−C28アルキル、およびそれらの混合物からなる群より選ばれる請求項46に記載の方法。
- アルカリ金属がナトリウムまたはカリウムである請求項37に記載の方法。
- アルカリ金属がカリウムである請求項48に記載の方法。
- アルカリ土類金属がカルシウムまたはマグネシウムである請求項37に記載の方法。
- アルカリ土類金属がカルシウムである請求項50に記載の方法。
- 硫黄源が、元素硫黄およびハロゲン化硫黄からなる群より選ばれる請求項37に記載の方法。
- 硫黄源が元素硫黄である請求項52に記載の方法。
- 過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至1.0質量%の範囲にある請求項37に記載の方法。
- 過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分が、0.1乃至0.5質量%の範囲にある請求項54に記載の方法。
- TBNが20乃至500である請求項37に記載の方法。
- TBNが100乃至400である請求項54に記載の方法。
- TBNが150乃至300である請求項57に記載の方法。
- 下記の工程からなる方法により製造されたアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、そして
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を得る工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネートおよびアルキルヒドロキシベンゾエートのうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物は50−250のTBNを持つことを条件とする。 - 下記の工程からなる方法により製造されたアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、そして
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をモル過剰のアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物は50−250のTBNを持つことを条件とする。 - 下記の工程からなる方法により製造された過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物:
a)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
b)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、
c)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を生成させる工程、そして
d)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩をアルカリ土類金属塩基と少なくとも一種の酸性過塩基化物質とで過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩又はその過塩基性誘導体のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物は100−400のTBNを持つことを条件とする。 - 下記の成分を含む潤滑油組成物:
a)主要量の潤滑粘度の基油、および
b)少量の、下記の工程からなる方法により得られたアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物:
i)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、そして
ii)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物を得る工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネートおよびアルキルヒドロキシベンゾエートのうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩反応生成物は50−250のTBNを持つことを条件とする。 - 下記の成分を含む潤滑油組成物:
a)主要量の潤滑粘度の基油、および
b)少量の、下記の工程からなる方法により得られたアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物:
i)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
ii)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、そして
iii)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物は50−250のTBNを持つことを条件とする。 - 下記の成分を含む潤滑油組成物:
a)主要量の潤滑粘度の基油、および
b)少量の、下記の工程からなる方法により得られた過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物:
i)少なくとも一種のアルキルフェノールをアルカリ金属塩基で中和して、アルカリ金属アルキルフェネートを生成させる工程、
ii)アルカリ金属アルキルフェネートを二酸化炭素でカルボキシル化して、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を得る工程、
iii)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩を酸性にしてアルキルヒドロキシ安息香酸を生成させ、更にアルキルヒドロキシ安息香酸をアルカリ土類金属塩基と反応させて、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩を生成させる工程、そして
iv)アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩をアルカリ土類金属塩基と少なくとも一種の酸性過塩基化物質とで過塩基性にして、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物を生成させる工程、
ただし、アルキルフェノール、アルキルフェネート、アルキルヒドロキシ安息香酸、アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ金属塩およびアルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩又はその過塩基性誘導体のうちの少なくとも一種を硫黄源と反応させて、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物の硫黄分を0.1乃至1.0質量%の範囲とする工程を含み、かつ少なくとも50モル%の出発アルキルフェノールを、過塩基性アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物に変換することを条件とし、かつ該アルキルヒドロキシ安息香酸アルカリ土類金属塩反応生成物は100−400のTBNを持つことを条件とする。 - 内燃機関の腐食防止性を改善する方法であって、請求項62に記載の潤滑油組成物の存在下にて内燃機関を作動させることからなる方法。
- 内燃機関の腐食防止性を改善する方法であって、請求項63に記載の潤滑油組成物の存在下にて内燃機関を作動させることからなる方法。
- 内燃機関の腐食防止性を改善する方法であって、請求項64に記載の潤滑油組成物の存在下にて内燃機関を作動させることからなる方法。
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