JP5389191B2 - 送風機及びこの送風機を搭載した空気調和装置 - Google Patents

送風機及びこの送風機を搭載した空気調和装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータの回転子を有する羽根車と固定子を有する筐体とを備え、モータの駆動力で前記羽根車が回転する送風機に関するものである。
通風路を確保すると共に、駆動源であるモータの小形化と低コスト化を図った送風機が従来より提案されている。
このような送風機としては、例えば「羽根8を回転保持できる軸受保持部12を中心に備えた略正方形のハウジング9に、中心に回転軸8aを有し、かつ円筒状の回転する羽根8を有する軸流送風機を軸受を介して回転保持する軸流ファンシステムにおいて、羽根8を駆動する駆動源となるモータの回転子として、羽根8の外周にシート状の磁石7を環状に配置する。その磁石7は、回転方向にN極とS極が交互に配置されて円周方向に偶数極の極を有する構造となっている。さらに、この磁石7の回転子に対して、略正方形のハウジング9の4箇所の角部のうち少なくとも2箇所に複数相のコイルを有する電機子磁極(つまり、固定子6)を配置する。」(特許文献1参照)というものがある。
特開2008−199801号公報(要約、図1)
モータの効率を向上させようとした場合、回転子と固定子との間の距離は短い方が好ましい(回転子と固定子との間に形成される隙間が小さい方が好ましい)。しかしながら、羽根車の外周部に回転子を備え、筐体側に固定子を備えた従来の送風機(例えば特許文献1参照)は、回転子と固定子との間の距離を短くした場合、回転子と固定子との間に発生する周期的な磁力変化により、羽根車が振動してしまう。また、この振動により、騒音が発生してしまう。このため、従来の送風機は、磁気振動や騒音を抑制するために、回転子と固定子との間の距離を十分に小さくすることができないという課題があった。
一方、送風機の空力的側面から見た場合も、回転子と固定子との間の距離は短い方が好ましい。しかしながら、従来の送風機は、上述のように回転子と固定子との間の距離を十分に小さくすることができないので、ファン効率を向上することが困難であるという課題もあった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、モータの設計事項となる回転子と固定子との間の距離とは独立して、ファン効率を高めることができる送風機及びこの送風機を搭載した空気調和装置を得ることを目的としている。
この発明に係る送風機は、回転中心となるボス、該ボスの外周面に設けられた複数の羽根、及びこれら羽根の外周部に設けられた回転子を少なくとも有する羽根車と、前記回転子の外周側に対向配置された固定子を少なくとも有する筐体と、を備え、回転子と固定子とで構成されるモータの駆動力により羽根車が回転する送風機であって、羽根車と筐体とが最も接近する部分の距離は、回転子と固定子との間の距離よりも短くなるように構成されており、羽根車の外周部及び該外周部と対向する筐体の内周部のうちの少なくとも一方には、空気吸入側及び空気吐出側のうちの少なくとも一方に、羽根車と筐体との間の距離を短くする凸部が設けられているものである。
また、本発明に係る空気調和装置は、上述の送風機を搭載したものである。
本発明によれば、羽根車と筐体とが最も接近する部分の距離は、回転子と前記固定子との間の距離よりも短くなるように構成されている。このため、送風機の高圧部である吐出側から低圧部である吸気側へ主流と逆方向に流れる再循環流れや、羽根の圧力面から負圧面側に回り込む翼端漏れ流れを抑制できる。したがって、モータの設計事項となる回転子と固定子との間の距離とは独立してファン効率を高めることができる送風機を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る送風機の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る送風機の別の一例を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態1に係る凸部の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態1に係る凸部の別の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態1に係る凸部のさらに別の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 羽根周辺部に発生する、ファン効率の低下原因となる気流の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る凸部先端部の別の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態2に係る送風機の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態2に係る送風機の別の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態2に係る送風機のさらに別の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態3に係る送風機の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態4に係る送風機の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和装置の一例を示す縦断面図である。
以下、図を用いて本発明を実施するための各形態について説明する。なお、以下の説明に用いる図は、図の説明を容易とするため、一部の構成を省略して示す場合がある。また、各図において、各構成の形状や大きさが異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風機の一例を示す概略構成図である。なお、図1(a)が送風機の正面図であり、図1(b)が送風機の側面断面図である。
図1に示す送風機100は、回転中心となるボス1の外周面に複数の羽根2が設けられた、軸流送風機や斜流送風機等である。この送風機100は、羽根車4及び筐体6を備えている。
羽根車4は、ボス1、ボス1の外周面にが設けられた複数の羽根2、及び羽根2の外周側に設けられた回転駆動用モータの回転子5を備えている。例えば、回転子5は、羽根2の外周側にリング状部材3等を設け、このリング状部材3を磁性体の素材で形成することにより構成する。また例えば、回転子5は、羽根2の外周側にリング状部材3等を設け、このリング状部材3の外周側に磁石の貼り付けや埋め込み等を行うことよって構成する。
この羽根車4は、筐体6に収められている。筐体6は、羽根車4の外周側(より詳しくは回転子5の外周側)と対向する面(以下、内周部という)に、固定子9が設けられている。つまり、回転子5と固定子9は対向配置されている。これら回転子5及び固定子9により構成されるモータの駆動力で、羽根車4が回転する。
なお、図1に示す送風機100は、本実施の形態1に示す送風機の一例である。本実施の形態1に係る送風機は、例えば以下のような送風機でもよい。
図2は、本発明の実施の形態1に係る送風機の別の一例を示す概略構成図である。なお、図2(a)が送風機の正面図であり、図2(b)が送風機の羽根の外周部を示す斜視図である。また、図2(b)に示す矢印は、羽根の回転方向である。
このように構成された本実施の形態1に係る送風機は、ファン効率を向上させるため、凸部10が設けられている。なお、凸部10の設置例(形成例)を示した以下の図3〜図5では、羽根2の外周部にリング状部材3が設けられた送風機100を例に説明する。
例えば図3に示すように、凸部10は、空気吸入側となる位置に設けてもよい。また、この凸部10は、図3(a)に示すように、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)に設けられてもよい。また例えば、この凸部10は、図3(b)に示すように、筐体6の内周部に設けられてもよい。
また、例えば図4に示すように、凸部10は、空気吐出側となる位置に設けてもよい。また、この凸部10は、図4(a)に示すように、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)に設けられてもよい。また例えば、この凸部10は、図4(b)に示すように、筐体6の内周部に設けられてもよい。
また、図3及び図4に示した凸部10は、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)と筐体6の内周部の双方に設けてもよい。つまり、双方に設けられた凸部10が、互いに対向するように設けてもよい。
また、例えば図5に示すように、凸部10は、空気吸入側及び空気吐出側の双方に設けてもよい。また、この凸部10は、図5(a)に示すように、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)に設けられてもよい。また例えば、この凸部10は、図5(b)に示すように、筐体6の内周部に設けられてもよい。
また、図5に示した凸部10は、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)と筐体6の内周部の双方に設けてもよい。例えば、空気吸入側の凸部10を羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)に設け、空気吐出側の凸部10を羽根車4の外周部に設けてもよい。これらの形成位置を逆にしても勿論よい。
以上、このように構成された送風機100,101においては、凸部10を設けることにより、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くできる。このため、以下のような効果を得ることができる。
モータの効率を向上させようとした場合、回転子と固定子との間の距離は短い方が好ましい(回転子と固定子との間に形成される隙間が小さい方が好ましい)。しかしながら、羽根車の外周部に回転子を備え、筐体側に固定子を備えた従来の送風機は、回転子と固定子との間の距離を短くした場合、回転子と固定子との間に発生する磁力により、羽根車が振動してしまう。また、この振動により、騒音が発生してしまう。
これらの振動や騒音を防止するために回転子と固定子との間の距離を大きくすると、羽根周辺部には、ファン効率の低下原因となる気流が発生してしまう。
図6は、羽根周辺部に発生する、ファン効率の低下原因となる気流の一例を示す説明図である。なお、図6(a)及び図6(b)に示す実線矢印は、空気の流れ方向を示す。また、図6(b)に示す白塗りの矢印は、羽根302の回転方向を示す。
例えば、ボス301に形成された羽根302の外周部にリング状部材303及び回転子305が設けられた従来の送風機の場合、回転子305と固定子309との間の距離を大きくすると、図6(a)に示すような再循環流れ11が発生し、ファン効率が低下してしまう。より詳しくは、回転子305と固定子309との間に、高圧となる空気吐出側から低圧となる空気吸入側にかけて空気が流れる。そして、この空気は再び吐出される。このため、リング状部材303及び回転子305の周囲を循環する再循環流れ11が発生し、ファン効率が低下してしまう。
また、例えば、羽根302の外周部にリング状部材や小翼等が設けられていない従来の送風機の場合、回転子と固定子との間の距離を大きくすると、図6(b)に示すような漏れ流れ12が発生し、ファン効率が低下してしまう。より詳しくは、高圧となる空気吐出側から低圧となる空気吸入側にかけて、羽根302の外周端側に漏れ流れ12が発生し、ファン効率が低下してしまう。
しかしながら、本実施の形態1に係る送風機100,101は、凸部10を設けることにより、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くしている。このため、回転子5と固定子9との間の距離は、羽根車4の振動やこの振動に起因する騒音を抑制できる距離とすることが可能となる。また、羽根車4と筐体6との間の距離を短くすることにより、再循環流れ11や漏れ流れ12を抑制することができる。つまり、本実施の形態1に係る送風機100,101は、モータの設計事項となる回転子5と固定子9との間の距離とは独立して、ファン効率を高めることができる。
また、羽根車4の外周部(例えばリング状部材3の外周部)と筐体6の内周部の双方に凸部10を設けることにより、羽根車4と筐体6との間のシール性能が向上し、送風機100のファン効率をより向上させることができる。
なお、図3〜図5で示した凸部10の先端部は、図7に示すようにラビリンス構造にしてもよい。図7は、先端部がラビリンス構造となった凸部を凸部13として示している。また、図7は、凸部13が羽根車4の空気吐出側に設けられた例を示している。
また、上記の凸部10や凸部13は、羽根車4の外周部や筐体6の内周部に連続的に設けられていてもよいし、所定の間隔を空けて断続的に設けられていてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態2に示すような構造でも、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くできる。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
本実施の形態2に係る送風機102は、例えば、羽根2の外周部にリング状部材3や小翼8が形成され、これらの外周部に回転子5が設けられているものである。つまり、送風機102の基本構成は、実施の形態1に係る送風機100や送風機101の基本構成と同様である。
本実施の形態2に係る送風機102は、実施の形態1で示した凸部10や凸部13に換えて、回転子5の外周部及び固定子9の内周部の少なくとも一方に、例えば樹脂等の絶縁層16が設けられている。
この絶縁層16は、例えば以下のように設けられている。なお、絶縁層16の設置例(形成例)を示した以下の図8〜図10は、羽根2の外周部にリング状部材3が設けられた送風機102を例に説明する。
例えば図8に示すように、絶縁層16は、回転子5の外周部に設けてもよい。
また、例えば図9に示すように、絶縁層16は、固定子9の内周部に設けてもよい。
また、例えば図10に示すように、絶縁層16は、回転子5の外周部と固定子9の内周部の双方に設けてもよい。
以上、このように構成された送風機102においては、実施の形態1と同様に、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くすることができる。このため、実施の形態1と同様に、モータの設計事項となる回転子5と固定子9との間の距離とは独立して、ファン効率を高めることができる。
また、このように構成された送風機102においては、羽根車4と筐体6との隙間に凹凸を設けることなく、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くすることができる。このため、製造時の組立性が向上し、埃等の堆積を抑制することができる。
特に、絶縁層16を固定子9の内周部に設けることにより、固定子9に巻かれたコイルを絶縁層16及び筐体6で覆うことが可能となる。凹凸の複雑なコイルを覆うことにより、埃等の堆積をより抑制することができる。
実施の形態3.
羽根車4の外周部に設けられる凸部は、以下のような構成としてもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図11は、本発明の実施の形態3に係る送風機の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。また、図11に示す実線矢印は、空気の流れ方向を示す。
本実施の形態3に係る送風機103は、羽根車4の外周部の吸気側に吸気側ガイド14が設けられている。この吸気側ガイド14は、羽根車4の外周部に設けられる凸部の一例であり、例えばリング状部材3と一体形成されている。吸気側ガイド14の先端部は、筐体6の内周部よりも外周側に突設された形状となっている。また、吸気側ガイド14は、空気流れ上流側に向かって拡径された形状となっている。つまり、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離は、羽根車4の回転軸方向の距離となっている。より詳しくは、吸気側ガイド14の先端部と筐体6との間の距離が、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離となっている。なお、図11では、吸気側ガイド14の先端部と対向する範囲の筐体6に、段部を形成している。
以上、このように構成された送風機103においては、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くすることができる。このため、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、モータの設計事項となる回転子5と固定子9との間の距離とは独立して、ファン効率を高めることができる。
また、このように構成された送風機103においては、空気流れ上流側に向かって拡径された吸気側ガイド14の形状により、羽根車4へ誘導される気流が滑らかとなる。このため、送風機103のファン効率がより向上する。
また、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離は羽根車4の回転軸方向の距離なので、吸気側ガイド14の先端部をラビリンス構造とした場合でも、送風機103の組立が容易となる。通常、羽根車4を筐体6に取り付ける場合、羽根車4の回転軸方向に沿って羽根車4を筐体6の内側に挿入する。このとき、本実施の形態3のような構成とすれば、羽根車4の回転軸方向に沿って羽根車4を筐体6の内側に挿入する際、ラビリンス構造を構成する吸気側ガイド14先端部の凹凸と筐体6側の凹凸を係合できるからである。
実施の形態4.
羽根車4の外周部に設けられる凸部は、以下のような構成としてもよい。なお、本実施の形態4において、特に記述しない項目については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図12は、本発明の実施の形態4に係る送風機の一例を示す要部拡大図(側面断面図)である。また、図12に示す実線矢印は、空気の流れ方向を示す。
本実施の形態4に係る送風機104は、羽根車4の外周部の吐出側に吐出側ガイド15が設けられている。この吐出側ガイド15は、羽根車4の外周部に設けられる凸部の一例であり、例えばリング状部材3と一体形成されている。吐出側ガイド15の先端部は、筐体6の内周部よりも外周側に突設された形状となっている。また、吐出側ガイド15は、空気流れ下流側に向かって拡径された形状となっている。つまり、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離は、羽根車4の回転軸方向の距離となっている。より詳しくは、吐出側ガイド15の先端部と筐体6との間の距離が、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離となっている。なお、図12では、吐出側ガイド15の先端部と対向する範囲の筐体6に、段部を形成している。
以上、このように構成された送風機104においては、実施の形態1〜実施の形態3と同様に、羽根車4と筐体6との間の最も短い部分の距離を回転子5と固定子9との間の距離よりも短くすることができる。このため、実施の形態1〜実施の形態3と同様に、モータの設計事項となる回転子5と固定子9との間の距離とは独立して、ファン効率を高めることができる。
また、このように構成された送風機104においては、空気流れ下流側に向かって拡径された吐出側ガイド15の形状により、羽根車4から吐出された空気は半径方向に広がりながら減速し、静圧回復する。このため、送風機104のファン効率はより向上する。
羽根車4の外周部の吸気側に、実施の形態3の吸気側ガイド14も設けると、送風機104のファン効率はさらに向上する。
また、羽根車4と筐体6との間の最も接近する距離は羽根車4の回転軸方向の距離なので、吐出側ガイド15の先端部をラビリンス構造とした場合でも、送風機104の組立が容易となる。通常、羽根車4を筐体6に取り付ける場合、羽根車4の回転軸方向に沿って羽根車4を筐体6の内側に挿入する。このとき、本実施の形態4のような構成とすれば、羽根車4の回転軸方向に沿って羽根車4を筐体6の内側に挿入する際、ラビリンス構造を構成する吐出側ガイド15先端部の凹凸と筐体6側の凹凸を係合できるからである。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5に係る空気調和装置の一例を示す縦断面図である。この図13は、実施の形態1に係る送風機100を、空気調和装置の室内機200に用いた例を示している。また、図13は、図の左側を室内機200の前面側として示している。図13に基づいて、室内機200の構成について説明する。
なお、室内機200の送風機として、送風機101〜104を用いてももちろんよい。
室内機200は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気を供給するものである。この室内機200は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口111及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口115が形成されている筐体110と、この筐体110内に収納され、吸込口111から室内空気を吸い込み、吹出口115から空調空気を吹き出す送風機100と、吸込口111から送風機100までの風路に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器114と、を有している。
吸込口111は、筐体110の上部に開口形成されている。吹出口115は、筐体110の下部(より詳しくは、筐体110の前面部下側)に開口形成されている。送風機100は、吸込口111の下流側でかつ、熱交換器114の上流側に配設されている。また、送風機100は、紙面直交方向に例えば3つ並べられている。なお、送風機100の設置数は、あくまでも一例である。要求される風量等に応じて、送風機100の設置数を適宜変更すればよい。
熱交換器114は、送風機100の風下側に配置されている。この熱交換器114は、筐体110の前面側に配置された前面側熱交換器114aと、筐体110の背面側に配置された背面側熱交換器114bと、から構成されている。この熱交換器114には、例えばフィンチューブ型熱交換器等を用いるとよい。また、吸込口111には、グリル112やフィルター113が設けられている。さらに、吹出口115には、気流の吹出し方向を制御する機構、例えば図示省略のベーン等が設けられている。
ここで、室内機200内における空気の流れについて簡単に説明する。
まず、室内空気は、送風機100によって筐体110の上部に形成されている吸込口111から室内機200内に流れ込む。このとき、フィルター113によって空気に含まれている塵埃が除去される。この室内空気は、熱交換器114を通過する際、熱交換器114内を流れる冷媒によって加熱又は冷却されて空調空気となる。そして、空調空気は、筐体110の下部に形成されている吹出口115から室内機200の外部、つまり空調対象域に吹き出されるようになっている。
このように構成された室内機200(空気調和装置)においては、小形化及び低コスト化が可能な送風機100を用いている。このため、本実施の形態5に係る室内機200は、薄型化・小型化することが可能となる。また、室内機200を低コスト化することが可能となる。
また、このように構成された室内機200(空気調和装置)においては、ファン効率を向上させた送風機100を用いている。このため、従来の室内機よりも風量の大きな室内機を得ることができる。
1 ボス、2 羽根、3 リング状部材、4 羽根車、5 回転子、6 筐体、8 小翼、9 固定子、10 凸部、11 再循環流れ、12 漏れ流れ、13 凸部、14 吸気側ガイド、15 吐出側ガイド、16 絶縁層、100〜104 送風機、110 筐体、111 吸込口、112 グリル、113 フィルター、114 熱交換器、114a 前面側熱交換器、114b 背面側熱交換器、115 吹出口、200 室内機(空気調和装置)、301 ボス(従来)、302 羽根(従来)、303 リング状部材(従来)、304 羽根車(従来)、305 回転子(従来)、306 筐体(従来)、309 固定子(従来)。

Claims (9)

  1. 回転中心となるボス、該ボスの外周面に設けられた複数の羽根、及びこれら羽根の外周部に設けられた回転子を少なくとも有する羽根車と、
    前記回転子の外周側に対向配置された固定子を少なくとも有する筐体と、
    を備え、
    前記回転子と前記固定子とで構成されるモータの駆動力により前記羽根車が回転する送風機であって、
    前記羽根車と前記筐体とが最も接近する部分の距離は、前記回転子と前記固定子との間の距離よりも短くなるように構成されており、
    前記羽根車の外周部及び該外周部と対向する前記筐体の内周部のうちの少なくとも一方には、
    空気吸入側及び空気吐出側のうちの少なくとも一方に、
    前記羽根車と前記筐体との間の距離を短くする凸部が設けられていることを特徴とする送風機。
  2. 前記羽根車の外周部及び該外周部と対向する前記筐体の内周部のうちの少なくとも一方には、
    空気吸入側及び空気吐出側の双方に、
    前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の送風機。
  3. 前記凸部は前記羽根車の外周部に設けられ、
    該凸部は、前記羽根車の外周部と対向する前記筐体の内周部よりも外周側に突設されており、
    前記羽根車と前記筐体とが最も接近する部分の距離は、前記羽根車の回転軸方向の距離となるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の送風機。
  4. 空気吸入側に設けられた前記凸部は、空気流れ上流側に向かって拡径された形状となっていることを特徴とする請求項に記載の送風機。
  5. 空気吐出側に設けられた前記凸部は、空気流れ下流側に向かって拡径された形状となっていることを特徴とする請求項に記載の送風機。
  6. 前記凸部の先端部と該凸部の先端部が対向する範囲は、ラビリンス構造となっていることを特徴とする請求項〜請求項のいずれか一項に記載の送風機。
  7. 前記回転子の外周部及び前記固定子の内周部のうち少なくとも一方には、絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  8. 前記絶縁層は、少なくとも前記固定子の内周部に設けられていることを特徴とする請求項に記載の送風機。
  9. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の送風機を搭載たことを特徴とする空気調和装置。
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