JP2006189039A - シュラウド付プロペラファン - Google Patents

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Abstract

【課題】シュラウドと仕切板との間の隙間からの翼外周端吸気側への漏れ流れの回り込みを防止して送風性能を向上させ、漏れ流れの翼との干渉による騒音を低減する。
【解決手段】ケーシング1aと、ケーシングに設けられた空気吸込口4aと、ケーシングに設けられた空気吹出口4bと、空気吹出口側に仕切板10を介して設けられたファンガイド口11と、空気吸込口側に位置して設けられた熱交換器2と、ケーシング内の上記熱交換器と上記空気吹出口との間に位置し、羽根部6を仕切板のファンガイド口内に回転可能に嵌装させて設けられたシュラウド付羽根車とを備え、シュラウド7は、その空気吸込側前縁部が羽根車の羽根外周端部の翼弦幅の1/4〜3/4前縁側に寄せた位置に設けた。羽根車外周部において最も有効な吸気作用が生じ、送風性能が向上する。また、その結果、漏れ流れが減少して、羽根外周端および後縁との干渉も生じにくくなる。
【選択図】図2

Description

本願発明は、羽根車の羽根外周にシュラウドを備えたプロペラファンの構造に関するものである。
プロペラファンの場合、羽根車の羽根外周は、一般に羽根車の羽根とは別体の筒状のマウスリングと適宜隙間を持って構成されていた。
そのようなプロペラファンの場合、羽根の形状や回転数ばかりでなく、マウスリングとの隙間によって送風能力が大きく左右される。隙間を小さくすることによって送風方向からの空気の侵入を少なくすることが可能であるが、そのようにすると、羽根車およびマウスリングの真円度や取付け精度のバラツキによっては羽根の外周とマウスリングが接触し、機器、装置としての致命的な欠陥となる。
そのため、従来は送風能力を犠牲にし、隙間寸法を大きくし、ある程度の余裕を持って取り付けるようにしていた。
また、同真円度や取付け精度のばらつきにより、上記羽根の外周とマウスリングの内周との間の隙間寸法が一定でないことは、送風能力を低下させる原因ともなっていた。
このような事情から、羽根車の羽根の外周とマウスリングの内周との隙間寸法を極力少なくし、かつ寸法のばらつきを解消するために、羽根車の外周にシュラウドを一体化し、その送風性能を向上させるようにしたものが提案されている(特許文献1〜4参照)。
(1) 特許文献1
この発明は、複数の翼を有するファンとファンの翼後端部よりも風下の外周に設けられた環状のファンガイド(仕切板)とを有する送風装置において、ファンガイドの吸入側の少なくとも一部を覆う環状部材(シュラウド)をファンの翼後端縁外周部に固定したことを特徴としている。
しかし、このような構成の場合、環状部材の入口端は仕切板に対して斜め方向で翼後縁に近接しているので、ファンガイド(仕切板)と環状部材(シュラウド)との隙間からの漏れ流れが吸込側へ回り込みやすく、同回り込んだ漏れ流れが翼端および翼後縁と干渉して、騒音を生じさせやすい問題がある。
(2) 特許文献2
この発明は、空気調和機の室外機において、外気により熱交換を行うプロペラファンの翼後端縁側外周部に内凸形状のマウスリング(シュラウド)を設け、その後縁側を仕切板(グリル)側のファンガイド(小形マウス)に対応させたことを特徴としている。
したがって、これも上記(1)の発明の場合と同様に、マウスリングと仕切板との間からの漏れ流れが吸込側に回り込みやすく、同回り込んだ漏れ流れが翼端および翼後縁と干渉して、騒音を生じさせやすい問題がある。
(3) 特許文献3
この発明は、仕切板側ファンガイド部の空気吸込み側から空気吹出し側にかけて断面半円形状のベルマウスを形成する一方、ファンの羽根部後縁側外周端に、アール面を有する吸込側縁部および吹出側縁部からなるシュラウドを設け、該シュラウドの上記アール面形状の吸込側縁部を上記断面半円形状のベルマウス内に嵌合することにより、上記ベルマウスとシュラウドとの間に環状の空気循環室を形成したことを特徴としている。
これは、上記(2)の発明と略同様の内凸形状のシュラウド構造において、特にファンガイド側のマウスリングをも半円形状のものとすることによって、よりスムーズな循環流を形成したものであるが、やはり漏れ流れが吸込側に回り込むのが避けられず、しかも同漏れ流れの流速が大きい分、翼外周端および後縁との干渉が顕著になる問題がある。
(4) 特許文献4
この発明は、シュラウドとファンガイドとの間に、所謂ラビリンスシール構造を実現して、漏れ流れを抑制しているが、やはり吸込側への回り込みが生じ、翼外周端および後縁等と干渉しやすい問題がある。
実開昭63−10296号公報(明細書第1頁、図1−図3) 特開平9−318100号公報(明細書第1−2頁、図1−図5) 特許第3092371号公報(明細書第1−7頁、図1−図7) 特開2001−248590号公報(明細書第1−4頁、図1−図3) 本願発明は、これらの事情に基いてなされたもので、シュラウドと仕切板との間の隙間からの翼外周端吸気側への漏れ流れの回り込みを防止して、送風性能を向上させるとともに、同漏れ流れの翼との干渉による騒音を低減したシュラウド付プロペラファンを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、ケーシング1aと、該ケーシング1aに設けられた空気吸込口4aと、上記ケーシング1aに設けられた空気吹出口4bと、該空気吹出口4b側に仕切板10を介して設けられたファンガイド口11と、上記ケーシング1a内の上記空気吸込口4a側に位置して設けられた熱交換器2と、上記ケーシング1a内の上記熱交換器2と上記空気吹出口4bとの間に位置し、羽根部6,6・・・を上記仕切板10のファンガイド口11内に回転可能に嵌装させて設けられたシュラウド付羽根車とを備え、上記シュラウド7は、その空気吸込側前縁部7bが羽根車の羽根外周端部の翼弦幅Hの1/4〜3/4前縁側に寄せた位置に設けられていることを特徴としている。
同翼弦位置は、羽根6,6・・・の外周端部(の前縁側〜後縁側)において空気の吸込力がもっとも大きい領域である。したがって、同部分にシュラウド7の吸込流ガイド作用を果たす前縁部7bがあると羽根車外周部に最も有効な吸気作用が生じ、送風性能が向上する。また、その結果、羽根6,6・・・の外周端(前縁部および後縁部)との干渉も生じにくくなる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、上記シュラウド7の前縁部7bは、上記ファンガイド口11を形成している仕切板10と平行に延び、その空気吸込方向背面側に隣接して設けられていることを特徴としている。
このような構成の場合、シュラウド7の前縁部7bと仕切板10との間の隙間からの漏れ流れが、最も吸込力が強いシュラウド前縁部7bの付け根付近にスムーズに供給され、同部分から羽根車内中心軸方向に効率良く吸い込まれて後方に吹き出されるようになり、送風性能が向上するとともに、羽根外周端(前縁部および後縁部)との干渉がなくなり、騒音が低減される。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、上記シュラウド7の前縁部7bは、上記ファンガイド口11を形成している仕切板10と平行に延び、その空気吸込方向前面側に隣接して設けられていることを特徴としている。
このような構成の場合、シュラウド7の前縁部7bと仕切板10との間の隙間からの漏れ流れが、シュラウド7の前縁部7bと仕切板10との隙間から、仕切板10の前面に沿って半径方向外方にコアンダ効果を伴って拡がるようになり、羽根車側には殆ど直接吸い込まれなくなる。したがって、羽根6,6・・・の外周部における吸込気流の乱れがなくなり、送風性能が向上するとともに、羽根後縁等との干渉がなくなり、騒音が低減される。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、上記シュラウド7の後縁部7cが、上記ファンガイド口11を形成している仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aに対向して設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、シュラウド7の前縁部7bがファンガイド口11から遠く離れ、仕切板10とシュラウド7との隙間からの漏れ流れに対して殆ど吸込力を及ぼさなくなる。
したがって、同漏れ流れが、羽根車に吸い込まれて吸込気流を乱すこともなくなり、また羽根後縁等と干渉することもなくなる。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、上記シュラウド7は、その空気吹出側後縁部7cの羽根車の羽根外周端部への取付端部P1が、羽根車の羽根外周端部の後縁位置より所定寸法H3前縁側に寄せた位置に設けられていることを特徴としている。
このように、上記シュラウド7の後縁部7cの羽根外周端部との取付端部P1を羽根外周端部の後縁から所定寸法H3前縁側に寄せた位置に設けると、同所定寸法H3だけ翼弦幅Hに対するシュラウド7本体部の取付幅を小さくすることができ、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸い込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されてしまい、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
その結果、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生が少なく、静圧も上昇する。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第5の課題解決手段の構成において、上記所定寸法H3は、羽根車の羽根外周端部の翼弦幅Hの略1/4の寸法であることを特徴としている。
このように、上記シュラウド7の後縁部7cの羽根外周端部と取付端部P1を、具体的に羽根外周端部の後縁から翼弦幅Hの略1/4程度前縁側に寄せた位置に設けるようにすると、同略1/4H分だけ翼弦幅Hに対するシュラウド7本体部の取付幅を小さくすることができ、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸い込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されてしまい、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
その結果、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生が少なく、静圧も効果的に上昇する。
(7) 第7の課題解決手段
この発明の第7の課題解決手段は、上記第5又は第6の課題解決手段の構成において、上記シュラウド7の後縁部7cは、その羽根外周端部への取付端部P1から遠心方向に向けて傾斜面を形成していることを特徴としている。
このような構成によれば、上記のように回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されて、羽根下流域でスムーズな外向きの流れとなる、羽根外周端から吸い込まれた吹出空気流f2が、同遠心方向への傾斜面によって、よりスムーズに外向きに吹き出されるようになる。
(8) 第8の課題解決手段
この発明の第8の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、上記空気吸込口4aと空気吹出口4bとが横方向に対応した関係にあることを特徴としている。
上述した各種シュラウド7の構造について、空気吸込口4aと空気吹出口4bとが横方向に対応した関係にある横吹き出し型のものにおいても、それら全ての形態のシュラウド7の採用が可能であり、同様の作用効果を奏する。
(9) 第9の課題解決手段
この発明の第9の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7の課題解決手段の構成において、上記空気吸込口4aと空気吹出口4bとが直交方向に対応した関係にあることを特徴としている。
上述した各種シュラウド7の構造について、空気吸込口4aと空気吹出口4bとが直交方向に対応した関係にある天吹き出し型のものにおいても、それら全ての形態のシュラウド7の採用が可能であり、同様の作用効果を奏する。
以上の結果、本願発明によると、プロペラファンの送風性能をアップさせながら、ファンの騒音レベルをも低減することが可能となる。
(最良の実施の形態1)
先ず図1〜図3は、本願発明のシュラウド付プロペラファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態1に係る空気調和機用室外機の全体および要部の構成を示している。また、図4、図5は、同室外機の送風ファンの騒音低減効果を示している。
先ず本実施の形態の空気調和機の室外機1は、例えば図1および図2に示されるように、本体ケーシング1aの背面側空気吸込口4a部分に熱交換器2、内側中央部にプロペラファンFを備えている一方、上記本体ケーシング1aの前面側空気吹出口4b部分にはファンガードとして送風グリルが設けられている。そして、プロペラファンFが回転すると、背面側空気吸込口4aから吸込まれて熱交換器2を通過した空気が、当該プロペラファンFの回転方向に旋回する旋回気流となって上記送風グリルを備えた空気吹出口4bを介して室外機1の前方へ吹き出される。
プロペラファンFは、円筒型のハブ5、該ハブ5の周りに放射方向に延びて設けられた複数枚の羽根6,6・・・、該羽根6,6・・・の外周に固定して設けられた円筒形のシュラウド7よりなる羽根車と該羽根車を回転駆動軸8を介して回転駆動するファンモータ9とからなり、上記本体ケーシング1aの空気吸込口4a側通風路と空気吹出口(送風グリル)4b側通風路とを仕切る仕切板10の円形のファンガイド口11内に、羽根車のシュラウド7を除く前縁6a,6a・・・側部分を、所定の隙間Gを保って回転可能に嵌装する形で支持されている。
本実施の形態の場合、シュラウド7は、その空気吸込側前縁部7bおよび後縁部7cが各々半径方向に所定幅起立して曲成され、かつ同前縁部7bの基部(吸込境界)が、羽根車の羽根6,6・・・外周端部の翼弦幅Hの(1/4)H〜(3/4)H前縁側に寄った位置に位置するように、その本体部7a部分が羽根6,6・・・の外周端部に固定して設けられており、上記前縁部7bは上記仕切板10側のファンガイド口11のフレア形状の口縁部10aの背面に対して所定の隙間を保って対向していることを特徴としている。
上記シュラウド前縁部7bが起立する翼弦位置(1/4)H〜(3/4)Hは、羽根外周端部(その前縁側〜後縁側)において空気の吸込力がもっとも大きい領域である。したがって、同部分にシュラウド7の吸込流ガイド作用を果たす半径方向に起立曲成した前縁部7bがあると、羽根車外周部の最も有効な吸気作用が生じ、送風性能が向上する。また、その結果、羽根6,6・・・の外周端および後縁6b,6b・・・との干渉も生じにくくなり、有効に騒音が低減される。
この場合、翼弦幅Hに対してシュラウド7の本体部7aの取付幅H2を除いた羽根前縁部6aの幅H1が小さすぎると性能が劣化し、羽根6,6・・・の外周端(翼端)からの吸込空気流f2の吸込効果が阻害される。
他方、翼弦幅Hに対して羽根前縁部6a,6a・・・の幅H1が大きすぎると、仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aとシュラウド前縁部7bとの間の隙間を通る羽根外周端側からの漏れ流れf3が羽根の後縁6b,6b・・・と干渉して騒音が増大する。
したがって、同寸法H1/Hは、1/4〜3/4の範囲の場合が騒音の低減に有効である。これは、例えば図4のグラフに示されるように実際の測定結果からも立証された。
一方、漏れ流れf3の抑制に有効な上記仕切板10のファンガイド口11のフレア形状の口縁部10aに所定の隙間を置いて対接する上記シュラウド前縁部7bの半径方向の起立幅(重なり幅)Bは、羽根車の直径Dの0.05倍から0.15倍程度の大きさであることが好ましい。
この幅Bが大きすぎると、摩擦摺動音が増加し、小さすぎると漏れ流れの吸込方向へのガイド作用が低下する。
この点も、図5に示す実際の測定結果から裏付けられた。
なお、図3中の矢印f1は、羽根車前方からの主たる吸込気流である。
また、本実施の形態の場合、上記シュラウド7の後縁部7cは、羽根6,6・・・の後縁部6bよりも所定寸法後方(下流側)で、前縁部7bと同様に半径方向外方に所定幅起立曲成されている。したがって、羽根6,6・・・の後縁部6bの外周端部付近からシュラウド7の前縁部7b側に回り込む空気の流れが、同起立した曲成した後縁部7cによってスムーズにガイドされ、羽根後縁部分での干渉を起さなくなる。
(最良の実施の形態2)
次に図6は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態2に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成のシュラウド7の後縁部7cを半径方向外方に曲成するのではなくて、そのまま後方にストレートに延ばしたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態1のものと全く同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によると、羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側からの流れが下流側遠方にガイドされ、仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aとシュラウド7の前縁部7bとの隙間側に殆ど回り込まなくなり、漏れ流れf3の量自体が減少し、騒音が低減される。
(最良の実施の形態3)
次に図7は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成のシュラウド7の後縁部7cを半径方向外方に曲成するのではなくて、そのまま羽根6,6・・・の後縁部分でカットしたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態1のものと全く同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によると、上記実施の形態2のものに比べると、羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側からの流れが下流側遠方にガイドされにくくなり、仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aとシュラウド7の前縁部7bとの隙間側に回り込む漏れ流れf3は増えるが、少なくとも上記実施の形態1と略同様の騒音低減効果は得ることができる。
(最良の実施の形態4)
次に図8は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態1の構成の羽根車自体を少し仕切板10よりも前方に寄せるとともに、シュラウド7の前縁部7bを仕切板10の前側で口縁部10aに対接させたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態1のものと全く同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によると、羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側から前方側への漏れ流れf3が、コアンダ効果により上記仕切板10の前壁面に付着して遠心方向に流れるようになり、シュラウド7側から羽根6,6・・・の前縁6a,6a・・・方向に向かわなくなる。
その結果、羽根外周端との干渉もなくなり、騒音が低減される。
このような構成の場合にも、もちろんシュラウド7は、その空気吸込側前縁部7b側および後縁部7c側が各々半径方向に起立曲成され、かつ前縁部7bが、羽根車の羽根6,6・・・外周端部の翼弦幅Hの(1/4)H〜(3/4)H前縁側に寄せた位置に設けられている。
同翼弦位置は、羽根外周端部(その前縁側〜後縁側)において空気の吸込力がもっとも大きい領域である。したがって、同部分にシュラウド7の吸込流ガイド作用を果たす前縁部7bがあると羽根車外周部の最も有効な吸気作用が生じ、送風性能が向上する。また、その結果、漏れ流れf3の一部が吸い込まれても羽根6,6・・・外周端および後縁との干渉を生じにくくなり、騒音が低減される。
この場合、図示の翼弦幅Hに対してシュラウド7のない前縁部6a,6a・・・の幅H1が小さすぎると性能が劣化し、羽根外周端(翼端)からの吸込効果が阻害される。
他方、Hに対してH1が大きすぎると、外周端からの漏れ流れが羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・と干渉して騒音が増大する。
したがって、同寸法H1/Hは、上述の実施の形態1の場合と同様に、1/4〜3/4の範囲の場合が騒音の低減に有効である。これは、例えば図9のグラフに示されるように実際の測定結果からも立証された。
一方、漏れ流れの抑制に有効な上記仕切板10のファンガイド口11のフレア状の口縁部10aに所定の隙間を置いて対接する前縁部7bの幅Bも、上述の実施の形態1の場合と同様に、羽根車の直径Dの0.05倍から0.15倍程度の大きさであることが好ましい。
この幅Bが大きすぎると、摩擦摺動音が増加し、小さすぎると漏れ流れの吸込方向へのガイド作用が低下する。
(最良の実施の形態5)
次に図10は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態は、上記実施の形態2の構成のシュラウド付の羽根車の全体を仕切板10よりも所定寸法前方側に寄せ、シュラウド7のストレートな後縁部7cを仕切板10の口縁部10aに対して所定の隙間Sを空けて対応させたことを特徴としている。
その他の部分の構成は、全て上述の実施の形態2のものと同一であり、同様の作用効果を奏する。
このような構成によると、羽根6,6・・・の後縁側からの流れが下流側遠方にガイドされ、仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aとシュラウド7の後縁部7cとの隙間からの漏れ流れf3が、羽根6,6・・・の前縁6a,6a・・・側に殆ど回り込まなくなり、漏れ流れf3の影響が減少し、騒音も低減される。
(最良の実施の形態6)
次に図11は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態6に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態5の構成のシュラウドの後縁部7cの先端のみを半径方向に少し曲成するとともに、仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aをも少し後方に曲成して対応させたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態5のものと全く同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によっても、やはり羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側からの流れが下流側遠方にガイドされ、シュラウド7の前縁部7b側には回り込まなくなり、漏れ流れf3の影響が減少し、騒音が低減される。
(最良の実施の形態7)
次に図12は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態7に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、上記実施の形態5の構成のシュラウドの前縁部7bを半径方向外方に曲成するのではなくて、そのまま上述のH1/H位置でカットしたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態5のものと全く同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によっても、やはり羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側からの流れが下流側遠方にガイドされ、シュラウド7の前縁部7b側には回り込まなくなり、漏れ流れf3の影響が減少し、騒音が低減される。
(最良の実施の形態8)
次に図13は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態8に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、羽根車自体を少し仕切板10よりも前方に寄せるとともに、シュラウド7の前縁部7bを仕切板10の前側で口縁部10aに対接させた上述の実施の形態4の構成の羽根車において、羽根車の羽根外周端部に対するシュラウド7の後縁部7cの取付端部P1を羽根外周端部の後縁から翼弦幅Hの1/4程度前縁側に寄せた位置に設けたことを特徴とするものである。その他の部分の構成は、上記実施の形態4のものと同一であり、同様の作用を果たす。
このような構成によると、先ず図13に示されるように、羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・側から前方側への漏れ流れf3が、上記図8の場合と同様に、コアンダ効果により上記仕切板10の前壁面に付着して遠心方向に流れるようになり、シュラウド7側から羽根6,6・・・の前縁6a,6a・・・方向に向かわなくなる。その結果、羽根外周端との干渉もなくなり、騒音が低減される。
そして、同構成の場合、もちろんシュラウド7は、その空気吸込側前縁部7b側および空気吹出側後縁部7c側が各々遠心方向に起立曲成されており、かつ、それらの内の空気吸込側前縁部7bの羽根外周端部との取付端部P2が、羽根車の羽根6,6・・・外周端部の翼弦幅Hの(1/4)H〜(3/4)Hだけ羽根前縁側に寄せた位置に設けられている。
同翼弦位置は、すでに述べたように、羽根外周端部(その前縁側〜後縁側までの寸法H部分)において空気の吸込力がもっとも大きい領域である。したがって、同部分にシュラウド7の吸込空気流ガイド作用を果たす遠心方向に起立曲成された前縁部7bがあると、羽根車外周部の最も有効な吸気作用が生じ、その送風性能が向上する。また、その結果、上記漏れ流れf3の一部が吸い込まれても、羽根6,6・・・外周端および後縁6bとの干渉を生じにくくなり、騒音が低減される。
この場合、図示の翼弦幅Hに対してシュラウド7のない前縁6a,6a・・・部分の幅H1が小さすぎると性能が劣化し、羽根外周端(翼端)からの吸込効果が阻害される。
他方、同翼弦幅Hに対してシュラウド7のない前縁6a,6a・・・部分H1が大きすぎると、羽根外周端部からの空気流が、羽根6,6・・・の後縁6b,6b・・・と干渉して騒音が増大する。
したがって、同寸法H1/Hは、上述の実施の形態4の場合と同様に、1/4〜3/4の範囲の場合が騒音の低減に有効である。
一方、漏れ流れの抑制に有効な上記仕切板10のファンガイド口11の口縁部10aに所定の隙間を置いて対接する上記シュラウド前縁部7bの遠心方向の幅Bも、上述の実施の形態4の場合と同様に、羽根車の直径Dの0.05倍から0.15倍程度の大きさであることが好ましい。
この幅Bが大きすぎると、摩擦摺動音が増加し、小さすぎると漏れ流れの吸込方向へのガイド作用が低下する。
しかも、同図13の構成では、上記シュラウド7の後縁部7cの遠心方向への曲成起点である羽根車の羽根外周端への取付端部P1を羽根外周端部の後縁から所定の寸法H3、例えばH3=翼弦幅Hの略1/4程度前縁側に寄せた位置に設けている。
したがって、同構成では、上述の図8の構成の場合に比べて、H3=(1/4)H分だけ翼弦幅Hに対するシュラウド7の本体部7aの取付幅H2を小さくすることができ、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸い込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されてしまい、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
そのため、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生も少なく、静圧も上昇する。
これに対して、前述の図8の実施の形態4のように、シュラウド7の本体部7aの羽根外周端部に対する取付幅H2が大きく、羽根後縁6bの最終端が取付端部(遠心方向への曲成起点)P1となっている場合には、例えば図14に詳細に示すように、シュラウド本体部7a部分に沿う空気流f2が遠心方向に長く拘束される結果、吹き出されるまでの時間が長く境界層の発達が大きい。
つまり、折角の回転するシュラウド7の遠心力が、羽根の後縁6b付近に到っても吹き出し方向に有効に作用しない。したがって、送風騒音の発生が大きく、静圧も小さい。
(最良の実施の形態9)
次に図15は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願発明の最良の実施の形態9に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態の構成では、上記図13の最良の実施の形態8の構成におけるシュラウド7の前縁部7bおよび後縁部7cの曲成度をより高くし、特に後縁部7cの羽根外周端側に曲面構造の傾斜面を形成したことを特徴としており、その他の構成は同様である。
このような構成にすると、より有効にシュラウド7の遠心力を活用し得るようになり、より効果的に境界層の発達を抑えることができる。
その結果、より騒音を有効に低減でき、より効果的に静圧を向上させることができる。
(最良の実施の形態10)
次に図16は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態10に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態の構成では、上記図13の最良の実施の形態8の構成におけるシュラウド7の板厚を少し厚くし、その前縁部7bの曲成部および上端をアール面とする一方、後縁部7cを遠心方向(半径方向外方)に曲成させることなくストレートな筒状部とし、同筒状部後端には羽根外周端部との間に遠心方向に次第に広くなる隙間を形成するストレートな傾斜面Tを形成したことを特徴とするものである。その他の構成は、図13のものと同様である。
このような構成の場合にも、上述の最良の実施の形態8,9の場合と同様に、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出され、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
そのため、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生も少なく、静圧も上昇する。
なお、同構成において、上記ファンガイド口11を形成している仕切板10の口縁部10aとシュラウド本体部7aとの間の隙間は、可能な限り小さい方が送風性能向上、騒音低減には有効である。
(最良の実施の形態11)
次に図17は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態11に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態の構成では、上記図13の最良の実施の形態8の構成におけるシュラウド7の板厚を少し厚くし、その前縁部7bの曲成部および上端をアール面とする一方、後縁部7cを遠心方向(半径方向外方)に曲成させることなくストレートな筒状部とし、同筒状部後端には羽根外周端部との間に遠心方向に次第に広くなる隙間を形成する円弧面状の傾斜面Rを形成したことを特徴とするものである。その他の構成は、図13のものと同様である。
このような構成の場合にも、上述の最良の実施の形態8,9の場合と同様に、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されて、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
そのため、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生も少なく、静圧も上昇する。
(最良の実施の形態12)
次に図18は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態12に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態の構成では、上記図13の最良の実施の形態8の構成におけるシュラウド7の板厚を少し厚くし、その前縁部7bの曲成部および上端をアール面とする一方、後縁部7cを遠心方向(半径方向外方)に曲成させることなくストレートな筒状部とし、同筒状部後端を羽根外周端部との間に所定の広さの隙間Bを形成しながら板厚の薄い状態で羽根6,6・・・の後縁6bよりも所定長さ後方にストレートに延設したことを特徴とするものである。
このような構成の場合にも、上述の最良の実施の形態8,9の場合と同様に、羽根6,6・・・の外周端(翼端)から吸込まれた空気流f2が境界層を殆ど発生させることなく、回転するシュラウド7の遠心力によって遠心方向に早目に吹き出されてしまい、羽根下流域ではスムーズな外向きの流れとなる。
そのため、同領域での流れの乱れや干渉による送風騒音の発生も少なく、静圧も上昇する。
(騒音低減効果の確認)
今、例えば図17の上記最良の実施の形態11のシュラウド構成の場合において、同シュラウド7の後縁部7cの羽根外周端部への取付端部(曲面形成起点)P1を翼弦長後端から何の程度の寸法H3だけ前縁側に寄せた時に騒音低減効果、静圧向上効果が高いかを測定して見ると、図19、図20のグラフのようになった。
これらの結果から見ると、シュラウド7の前縁部7bの取付端部位置(寸法H1,位置P2)が翼弦長Hの(1/4)H又は(2/4)Hの何れの位置にある場合においても、後縁部7cの取付端部(曲面形成起点)P1が羽根外周端部の後縁端から前縁6a側に略(1/4)H寄った位置にある時が、最も騒音が小さい(静圧も高い)ことが判明する。
この結果は、もちろん上記最良の実施の形態8〜12のすべての構成の場合にも言えるであろうことは容易に予測できる。
(最良の実施の形態13)
次に図21は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態13に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態は、上記最良の実施の形態10の構成において、仕切板10との対応位置を避けたシュラウド7の本体部7a部分に肉薄の凹溝部Oを形成することによって、シュラウド7、ひいては羽根車Fの軽量化を図ったものである。
その他の構成は同一であり、同一の作用を奏する。
(最良の実施の形態14)
次に図22は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態14に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態は、上記最良の実施の形態11の構成において、仕切板10との対応位置を避けたシュラウド7の本体部7a部分に肉薄の凹溝部Oを形成することによって、シュラウド7、ひいては羽根車Fの軽量化を図ったものである。
その他の構成は同一であり、同一の作用を奏する。
(最良の実施の形態15)
次に図23は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態15に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態は、上記最良の実施の形態12の構成において、仕切板10との対応位置を避けたシュラウド7の本体部7a部分に肉薄の凹溝部Oを形成することによって、シュラウド7、ひいては羽根車Fの軽量化を図ったものである。
その他の構成は同一であり、同一の作用を奏する。
(最良の実施の形態16)
次に図24は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態16に係る空気調和機用室外機のファン部分の構成を示している。
この実施の形態は、上記最良の実施の形態15の構成において、仕切板10との対応位置をも含むシュラウド7の可及的に広い本体部7a部分に肉薄の凹溝部Oを形成することによって、シュラウド7、ひいては羽根車Fの軽量化を図る一方、同肉薄の凹溝部分O内に発泡樹脂Sを充填することによって形態上は凹溝部Oをなくしたものである。
このような構成の場合、外見上凹溝部Oがなくなるので見映えが良くなるとともに、後縁側取付端部P1からの延設部が傾斜面となっているので、よりスムーズに羽根外周端から吸い込まれた空気流f2が外向きに吹き出される。
なお、上記最良の実施の形態13,14の構成の肉薄の凹溝部Oに対しても同様の発泡材充填構造を採用することが可能である。
その他の構成は同一であり、同一の作用を奏する。
(最良の実施の形態17)
次に図25は、本願発明のシュラウド付ファンを送風ファンに採用して構成した本願 明の最良の実施の形態17に係る空気調和機用室外機およびそのファン部分の構成を示している。
この実施の形態では、以上に述べた各実施の形態の空気調和機用室外機の送風ファンが基本的に空気吸込口4aと空気吹出口4bとが横方向に対応した関係にある横吹き出し型のものを前提として説明したが、本実施の形態では、空気吸込口4aと空気吹出口4bとが直交方向に対応した関係にある天吹き出し型のものとしたことを特徴とするものである。
この場合、シュラウド7の構造について、図中では上記図8の最良の実施の形態4に対応したものを示しているが、同天吹き出し型のものにおいても、上述の全ての実施の形態のシュラウド7の採用が可能であり、同様の作用効果を奏する。
本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態1に係る空気調和機用室外機の構造を示す正面図である。 同室外機の構造を示す縦断面図である。 同室外機のシュラウド付ファン部分の構成を示す断面図である。 同シュラウド付ファンのシュラウド前縁部の起立位置による騒音低減効果を示す図(グラフ)である。 同シュラウド付ファンのシュラウド前縁部の起立幅による騒音低減効果を示す図(グラフ)である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した最良の実施の形態2に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態3に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態4に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 同シュラウド付ファンのシュラウド前縁部の起立位置による騒音低減効果を示す図(グラフ)である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態5に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態6に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態7に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態8に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 同図13のファンの作用と対比した上記図8のファンの作用を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した最良の実施の形態9に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態10に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態11に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態12に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 シュラウドの前縁部の取付位置が(1/4)Hの場合において、同シュラウドの後縁部の取付位置を(0/4)H〜(3/4)Hの範囲で変えた時の図17のシュラウド付ファンの構造の騒音低減効果を示す図(グラフ)である。 同図17のシュラウド付ファンのシュラウド前縁部の取付位置を(2/4)Hとした場合における図19と同様の測定方法による騒音低減効果を示す図(グラフ)である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態13に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態14に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した最良の実施の形態15に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態16に係る空気調和機用室外機のシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。 本願発明のシュラウド付ファンを採用して構成した本願発明の最良の実施の形態17に係る空気調和機用室外機およびそのシュラウド付ファン部分の構造を示す断面図である。
符号の説明
1は室外機、1aは本体ケーシング、2は熱交換器、5はハブ、6は羽根、6aは前縁、6bは後縁、7はシュラウド、7bは前縁部、7cは後縁部、9はファンモーター、10は仕切板、10aは口縁部、11はファンガイド口である。

Claims (9)

  1. ケーシング(1a)と、該ケーシング(1a)に設けられた空気吸込口(4a)と、上記ケーシング(1a)に設けられた空気吹出口(4b)と、該空気吹出口(4b)側に仕切板(10)を介して設けられたファンガイド口(11)と、上記ケーシング(1a)内の上記空気吸込口(4a)側に位置して設けられた熱交換器(2)と、上記ケーシング(1a)内の上記熱交換器(2)と上記空気吹出口(4b)との間に位置し、羽根部(6),(6)・・・を上記仕切板(10)のファンガイド口(11)内に回転可能に嵌装させて設けられたシュラウド付羽根車とを備え、上記シュラウド(7)は、その空気吸込側前縁部(7b)が羽根車の羽根外周端部の翼弦幅Hの1/4〜3/4前縁側に寄せた位置に設けられていることを特徴とするシュラウド付プロペラファン。
  2. 上記シュラウド(7)の前縁部(7b)は、上記ファンガイド口(11)を形成している仕切板(10)と平行に延び、その空気吸込方向背面側に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1記載のシュラウド付プロペラファン。
  3. 上記シュラウド(7)の前縁部(7b)は、上記ファンガイド口(11)を形成している仕切板(10)と平行に延び、その空気吸込方向前面側に隣接して設けられていることを特徴とする請求項1記載のシュラウド付プロペラファン。
  4. 上記シュラウド(7)の後縁部(7c)が、上記ファンガイド口(11)を形成している仕切板(10)のファンガイド口(11)の口縁部(10a)に対向して設けられていることを特徴とする請求項1記載のシュラウド付プロペラファン。
  5. 上記シュラウド(7)は、その空気吹出側後縁部(7c)の羽根車の羽根外周端部への取付端部(P1)が、羽根車の羽根外周端部の後縁位置より所定寸法H3前縁側に寄せた位置に設けられていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のシュラウド付プロペラファン。
  6. 上記所定寸法H3は、羽根車の羽根外周端部の翼弦幅Hの略1/4の寸法であることを特徴とする請求項5記載のシュラウド付プロペラファン。
  7. 上記シュラウド(7)の後縁部(7c)は、その羽根外周端部への取付端部(P1)から遠心方向に向けて傾斜面を形成していることを特徴とする請求項5又は6記載のシュラウド付プロペラファン。
  8. 上記空気吸込口(4a)と空気吹出口(4b)とが横方向に対応した関係にあることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のシュラウド付プロペラファン。
  9. 上記空気吸込口(4a)と空気吹出口(4b)とが直交方向に対応した関係にあることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のシュラウド付プロペラファン。
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