JP5385183B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
一般的なパチンコ遊技機として、所謂デジパチと呼ばれるものが知られている。
デジパチと称されるパチンコ遊技機においては、遊技球が打ち込まれて流下する遊技盤面に形成された遊技領域に始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口に遊技球が入賞する(所定の抽選開始条件の成立)と、内部の制御装置において、大当たり、はずれ(小当たりを含む場合がある)の抽選が行われ、抽選で大当たりとなると遊技領域に設けられたアタッカが開放して、アタッカに遊技球が入賞可能となる大当たり状態となる。
なお、大当たりには、一般的に、通常大当たり、確変大当たり、突確大当たり、潜確大当たり等があり、大当たりおよびはずれを決定する抽選とともに、大当たりの場合の大当たりの種類を決定する抽選が行われる。
また、制御装置における複数種の大当たり、はずれの抽選が行われた後に、所定の変動表示ゲームの開始条件が成立すると、特図表示器および演出表示装置(可変表示装置)で複数種の大当たりのいずれかもしくははずれとなる同じ抽選結果を報知するための変動表示ゲームが同時進行的に行われ、変動表示ゲームが終了する直前に各種大当たりもしくははずれを識別情報としての1つの特別図柄(以下特図と略す)もしくは複数の装飾図柄の組み合わせで表示する。
この変動表示ゲームは、変動表示ゲームによって異なるゲーム時間(変動表示時間に停止表示時間を加えたもの)に渡って行われるので、変動表示ゲーム中に始動入賞口に遊技球が入賞して抽選が行われても、必ずしもすぐに当該抽選に基づく変動表示ゲームが行われるわけではなく、たとえば、はずれとなる変動表示ゲームが終了するか、大当たりとなる変動表示ゲームが終了し、さらに大当たり状態が終了した後に次の変動表示ゲームが開始されるようになっている。
そのため、変動表示ゲーム中の始動入賞口への遊技球の入賞に基づく抽選の結果の情報(抽選決定情報)が所定数、たとえば、4つを限度に記憶されるようになっている。すなわち、抽選結果が複数保留されるようになっており、その保留数(特図保留数)の上限がたとえば4つとされている。この保留された抽選決定情報は、変動表示ゲームが開始されると上述の限度となる保留数の対象から除外されて消去され、次の抽選決定情報が記憶可能となる。
また、抽選決定情報に対して所定の判定を行うことで、記憶されている抽選決定情報がはずれかいずれかの大当たりが分かることになる。なお、抽選決定情報には、大当たりかはずれかを決める当たり判定乱数値、停止表示する特図を決めることにより大当たりの場合の当該大当たりの種類を決定する図柄乱数値、リーチか否か等の変動表示ゲームの演出の基本的種類(変動表示時間の長さを含む)を決定する演出乱数値が含まれる。
したがって、保留されている抽選決定情報に対応する変動表示ゲームが開始される前に保留された抽選決定情報に大当たりがあるか否かや大当たりがあった場合の大当たりの種類や、いわゆるスーパーリーチが発生するか否かを判定可能である。
また、パチンコ遊技機には、抽選決定情報の保留数を表示する保留数表示器が設けられるが、現在一般的に保留数表示専用の表示器に加え、例えば、液晶表示装置からなる演出表示装置の画面内の周縁部に保留数を表示するようになっている。
保留数の表示は、たとえば、予め決められたマークを保留数となる数だけ表示しており、保留数が複数ならば、同じマークが並べて表示された状態となる。
そこで、保留された抽選決定情報に対応する変動表示ゲームの開始前や開始時に前記保留数の表示を用いて、大当たり予告を行う遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この大当たり予告は、たとえば、保留された抽選決定情報に大当たりがあるか否かを判定し、大当たりがある場合に、大当たりとなる抽選決定情報に対応する前記マークを大当たりを予告する通常とは異なるデザインのマーク(予告マーク)に変更して表示することにより行われる。
なお、大当たりでない場合にも、大当たりを彷彿させる予告マークを表示することで、大当たり予告マークが表示されても100%大当たりするものではなく、はずれの場合もあるような設定がなされる。このような大当たり予告によって、大当たりが発生する可能性が高いと思うことで遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
また、保留数表示器における表示を用いた予告ではないが、上述のように保留された抽選決定情報を用いて変動表示ゲームの予告を行うか行わないかの決定を、遊技球が予め決められた所定の領域(例えば、始動入賞口)を通過するか、もしくは所定の領域通過した遊技球が所定個数となるかに基づいて行うことが提案されている(例えば、特許文献2および特許文献3参照)。
特開2004−229888号公報 特開2002−113205号公報 特開2005−52250号公報
ところで、予告を行うか否かの条件が、遊技球が所定領域を通過するか否かの場合に、遊技者は、予告を行わせるために、なるだけ多くの遊技球が所定領域を通過するように遊技球を発射することになる。
ここで、所定領域が始動入賞口等の入賞口の場合に、遊技球が所定領域を通過した時点で遊技盤の裏面側に流出して見えなくなってしまうので、遊技者は、所定の入賞口に遊技球が入賞したことに基づく予告で大当たりの予告があるか否かだけに興味が集中することになるが、予告が大当たりとなる確率は必ずしも高くはないので、予告を行わせるために、遊技球を発射させて所定領域を通過させることへの興味が薄れてしまう虞が有る。
すなわち、大当たりやはずれの予告は、例えば、予告に液晶表示装置の演出表示を組み合わせることなどで、さまざまな演出を行うことが可能であり、遊技者の興味を引き付けることが可能であるが、予告を行わせるために、遊技球を所定の入賞口に入賞させること自体は、遊技性に乏しく、遊技者の興味を引き付けるような演出を行うことも困難である。
そこで、直接的には遊技結果に関係しないが、遊技者が大きな興味を示す可能性のある予告を行うか否かの決定に遊技者による遊技球の発射という行為を伴わせるに際して、遊技者の興味をさらに引き付けられるような、より興味深い演出を行えるようにすることが求められている。
なお、パチンコ遊技機における遊技の演出の基本は、遊技者に遊技盤上の遊技領域を流下する遊技球を見せることにあり、遊技領域を流下する各遊技球の流下の仕方や、入賞口に遊技球が流入するか否かなどを見て遊技者の興趣が高められることになるが、予告を行うか否かの決定においても、単に遊技球の所定の入賞口への入賞以外に遊技球を用いた演出が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、入賞口に入賞することで遊技領域から排出された遊技球を用いて複数保留された変動表示ゲームうちのいずれかの予告を行うか否かを決定することにより遊技性を高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球の一部が入賞する複数の入賞口と、前記入賞口のうちの始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に順次行われるゲームが当たりか否かを抽選する抽選手段と、前記始動入賞口に遊技球が入賞した際に、前記抽選手段による抽選が当たりか否かを決定するために用いられる抽選決定情報を取得する抽選決定情報取得手段と、前記抽選決定情報を記憶する抽選決定情報記憶手段と、前記ゲーム中に前記抽選決定情報取得手段により抽選決定情報が取得された場合に、上限となる所定の個数の範囲で前記抽選決定情報を前記抽選決定情報記憶手段に順次記憶させるとともに、順次前記ゲームが行われる際に、当該ゲームの当たりはずれを決める前記抽選決定情報を当該抽選決定情報の記憶順に対応して選択し、選択された前記抽選決定情報を前記抽選決定情報記憶手段から消去する抽選決定情報記憶制御手段と、前記抽選決定情報記憶手段に記憶される前記抽選決定情報の上限となる所定の個数に対応する個数の記憶数表示マークを表示状態と非表示状態とのいずれかに切り替えることにより、表示状態となる記憶数表示マークの個数で前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の個数を表示する記憶数表示装置と、前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の個数および記憶されている抽選決定情報の記憶順に基づいて、表示状態となる記憶数表示マークの個数と配置を制御する記憶数表示制御手段と、前記抽選手段による抽選の前に、前記抽選決定情報記憶手段に記憶される前記抽選決定情報を用いて当たりおよびはずれの抽選結果を判定する事前抽選結果判定手段と、所定の予告条件が成立した場合に、前記記憶数表示装置に表示される前記記憶数表示マークを、前記事前抽選結果判定手段の判定結果に基づいて抽選結果を予告する予告表示マークに変更する抽選結果予告手段とを備える遊技機であって、前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記入賞口のうちの所定の入賞口に入賞した遊技球を排出するための所定入賞口用排出路と、前記所定入賞口用排出路の途中に設けられるとともに遊技球が通過可能な複数の特定領域と、前記特定領域にそれぞれ設けられ、前記特定領域を通過する遊技球を検出して検出信号を出力する通過排出球検出手段と、前記遊技盤に設けられ、当該遊技盤の裏面側の前記特定領域を通過する遊技球を前記遊技盤の前面側から視認させる窓と、前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の記憶順に基づいて、前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている各抽選決定情報と、複数の前記通過排出球検出手段と、前記記憶数表示装置に表示される各記憶数表示マークとを関連付ける関連付け手段と、を備え、前記抽選結果予告手段は、前記通過排出球検出手段から前記特定領域のいずれかを遊技球が通過したことを示す検出信号が入力されることを予告条件の少なくとも1つとし、前記予告条件が成立した場合に、前記関連付け手段により前記検出信号を出力した前記通過排出球検出手段に関連付けられた抽選決定情報を選択し、選択された抽選決定情報に対する前記事前抽選結果判定手段による判定結果に基づいて、前記関連付け手段により関連づけられた記憶数表示マークを予告表示マークに変更することを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、所定の入賞口に入賞して遊技盤の裏面側に排出された遊技球が所定入賞口用排出路の複数の特定領域のいずれかを通過するか否かによって、保留されえているゲームが大当たりか否かの予告を行うか否かが決定される。また、特定領域が遊技盤の裏面側であっても、排出された遊技球がいずれの特定領域を通過するかを窓から視認することができ、これが遊技者に対する遊技球を見せる演出となり、遊技者の興趣を高めることができる。
また、例えば、4つまで記憶される抽選決定情報のうちいずれの抽選決定情報に対応するゲームの結果を予告するかを、前記遊技球がどの特定領域を通過するかによって決定することができる。すなわち、単にゲーム開始前にゲームの予告を行うか否かだけではなく、保留されているゲームのうちのどのゲームの結果を予告するかの決定も行われることになる。
すなわち、従来、遊技や遊技の演出に全く係ることがなかった入賞口から遊技盤裏面に排出された遊技球をゲーム結果の予告を行うか否かの決定に係らせ、さらに、その際の演出にも係らせることができる。これにより、遊技機に新たな遊技性を持たせ、演出の幅を大きく広げ、多様な演出を可能とすることができる。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明において、遊技球が流入できる開状態と、遊技球が流入できない閉状態との間で変動し、前記ゲームが当たりとなった場合に開状態となる開閉装置と、前記入賞口のうちの1つであるとともに、前記開閉装置が開状態の際に遊技球が入賞可能な大入賞口とを有する特別変動入賞装置を備え、前記大入賞口が所定の入賞口とされ、前記大入賞口に前記特定領域を備える所定入賞口用排出路が接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、前記ゲームが当たりとなった際に開放される特別変動入賞装置の大入口に入賞した遊技球が前記特定領域を通過することで、上述のように保留されたいずれかのゲームの結果が予告されることになる。
当たりの際には、大入賞口に多くの遊技球が入賞するので、高い確率で遊技球がいずれかの特定領域を通過するようにできる。すなわち、高い確率で遊技盤から排出された遊技球による遊技および演出を遊技者に見せることができる。
また、当たりの際には、遊技者は、当たりとなったゲームの結果として、大入賞口に遊技球を入賞させて、それに伴って排出される遊技球(賞球)を得る状態となり、遊技を行っている状態というよりも、ゲーム結果として賞球を出している状態であるが、そこで、当たり後に行われる遊技の予告が行われることで、遊技者の興趣を高めることができる。
請求項3に記載の遊技機は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記所定入賞口用排出路の複数の前記特定領域のうちのいずれかの特定領域に遊技球を誘導する誘導手段と、前記誘導手段が遊技球を誘導する特定領域を決定する誘導制御手段と、を備え、前記誘導制御手段は、前記誘導手段が遊技球を誘導する特定領域を抽選により決定し、前記事前抽選結果判定手段により当たりと判定された抽選決定情報が前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている場合に、前記関連付け手段により前記当たりと判定された抽選決定情報に関連付けられた前記通過排出球検出手段を備える特定領域を選択し、前記誘導手段が選択された特定領域に遊技球を誘導する抽選確率を、選択されなかった他の特定領域に遊技球を誘導する抽選確率より高く設定することを特徴とする。
請求項3に記載の遊技機によれば、当たりとなるゲームが保留されている場合に、当該ゲームの抽選決定情報に関連付けられた特定領域を高い確率で遊技球が通過することになり、当たりと予告される機会を増やすことができる。保留されているゲームの予告が行われても、はずれの予告があまり多く続いたり、当たり予告がないのに当たりとなることが続いたりすると、予告に対する遊技者の興趣が覚めてしまう虞があるが、これをゲームが当たりとなる場合に予告される確率を高くすることで防止することができる。
請求項4に記載の遊技機は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記窓に複数の前記特定領域のそれぞれに対応する複数の窓部を設け、当該窓部を前記記憶数表示装置の記憶数表示マークとし、前記記憶数表示装置は、複数の前記窓部をそれぞれ、複数の異なる照明態様で照らすことが可能な照明手段を備え、前記窓部の照明態様を変更することで、前記窓部からなる記憶数表示マークの表示状態と非表示状態とを切り替え、かつ、前記窓部の照明態様を記憶数表示マークの照明態様と異なる照明態様に変更することで記憶数表示マークを予告表示マークに変更し、前記関連付け手段は、前記特定領域に形成された前記窓部からなる記憶数表示マークと、当該特定領域に設けられた通過排出球検出手段とを関連づけることを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、遊技盤の裏面側で特定領域を通過する排出された遊技球を見せるための窓を、記憶数表示装置として利用することができる。特定領域に形成された前記窓部からなる記憶数表示マークと、当該特定領域に設けられた通過排出球検出手段とを関連づけることにより、各記憶数表示マークと特定領域(通過排出球検出手段)と窓とがそれぞれ組みとなっているので、どの特定領域を遊技球が通過するかで、どの記憶数表示マークに対応するゲーム結果を予告するかを遊技者が直感的に認識することが可能となる。すなわち、本発明の遊技機で初めて遊ぶ遊技者でも、容易に予告にかかわる遊技内容を理解することが可能となる。
これにより、排出された遊技球による演出をより遊技者に印象づけることが可能となる。
本発明によれば、ゲーム結果のゲーム開始前の予告演出において、保留されているゲームのうちのどのゲームの予告を行うかを、入賞口に入賞して遊技領域から排出された遊技球で決定することができるとともに、その際に窓部から排出された遊技球を見せることができる。すなわち、予告演出の一部に排出された遊技球を用いることができ、予告演出を遊技者に興味深いものとできるとともに、排出された遊技球を遊技の演出に利用することで遊技機に新たな遊技性を付与することができる。
本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤上の遊技領域を示す正面図である。 (a),(b),(c)は、前記パチンコ遊技機の窓を用いた記憶数表示器を示す正面図である。 前記窓を用いた記憶数表示器を示す背面図である 前記パチンコ遊技機の大入賞口に入賞した遊技球の排出路を示す概略図である。 前記パチンコ遊技機の制御係を示すブロック図である。 前記制御系のうちの副制御部を示すブロック図である。 前記パチンコ遊技機の副制御部で行われる予告処理を説明するためのフローチャートである。 前記予告処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる遊技機(例えば、弾球遊技機としてのパチンコ遊技機)の構成および動作について説明する。
本発明の実施の形態のパチンコ遊技機は、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての基本的な構成を有するものである。
遊技盤1の盤面上の遊技領域2内には、その略中央部に可変表示装置(演出表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置14で行われる抽選の各種大当たりおよびはずれの抽選結果を表示するものであるが、抽選結果の表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれによって上述の抽選結果を報知するようになっている。
可変表示装置3の下には、特図表示器4が設けられている。特図表示器4は、例えば、7セグのLED表示装置からなる。特図表示器4は、上述の変動表示時間だけ変動表示(一部のセグメントを点滅表示)した後に特図(抽選結果表示)を停止表示する。特図には、各種大当たりの特図と、はずれの特図とがあり、これらの特図の停止表示により、各種大当たりおよびはずれを報知する。
ここで、特図表示器4の前記点滅表示後に特図を停止表示する特図の変動表示ゲームを特図ゲームと称する。
前記可変表示装置3の直下には、始動入賞口52を備えた普通変動入賞装置5が設けられている。
この普通変動入賞装置5は、開閉動作自在な1対の可動片51,51を備え、相対的に始動入賞口52に遊技球が入賞しずらくなるように可動片51,51が閉じた状態(閉状態)と、閉状態より遊技球が入賞し易くなるように可動片51,51が開いた状態(開状態)との間で変動するようになっている。
始動入賞口52には、遊技球の入賞を検知する始動入賞球検知センサ53(図5に図示)が設けられおり、当該始動入賞球検知センサ53は、各種大当たりおよびはずれを決定する抽選を行う抽選手段として機能する主制御装置14に、遊技球が始動入賞口52に入賞した際に始動入賞信号を出力する。主制御装置14は、始動入賞信号の入力(所定の抽選開始条件の成立)に基づいて特図ゲーム(変動表示ゲーム)の各大当たりおよびはずれを決める抽選を行う。
また、遊技盤1の下部には、後述の窓34を用いた特図保留数表示装置(記憶数表示装置)31が設けられている。主制御装置14では、始動入賞球検知センサ53から始動入賞信号が入力した場合に、上限となる数値(たとえば4)の範囲内で特図保留数に1加算し、この始動入賞に基づいて特図ゲームおよび変動表示ゲームが開始される場合に、特図保留数から1減算する。この特図保留数が図2(a)、(b)、(c)に示すように、特図保留数表示装置31に記憶数表示マーク32の数として表示される。
また、後述のように特図保留数表示装置31に表示されるマークを用いて、大当たり予告やリーチ予告を行うようになっており、記憶数表示マーク32が大当たり予告またはリーチ予告用の予告表示マーク33に変更可能となっている。なお、記憶数表示マーク32から予告表示マーク33に変更されても、特図保留数を表示する機能はそのまま保持しており、表示されていて記憶数表示マーク32の数と予告表示マーク33の数との和が特図保留数となる。
この実施の形態の特図保留数表示装置31は、図1に示す遊技盤1に設けられた窓34を用いて構成されている。窓34および特図保留数表示装置については後述する。
また、可変表示装置3の上には、大入賞口61を有する特別変動入賞装置6が設けられている。この特別変動入賞装置6には、大入賞口61を開閉する羽状の開閉部材62を有する開閉装置65が備えられ、通常行われる通常遊技状態では、開閉部材62が遊技球を大入賞口61に流入させないように立って閉じた閉状態とし、特図ゲームの結果が各大当たりとなった場合に遊技球が流入し易いように左に倒れて開いた開状態となる。特別変動入賞装置6には、その大入賞口61に入賞した遊技球を検知する大入賞球検知センサ63が設けられている。また、開閉装置65には、開閉部材62を駆動する特別変動ソレノイド64(図5に図示)が設けられている。
可変表示装置3の左側方には、普通図柄(普図と略す)始動口(スルーチャッカー)7が設けられている。また、普図始動口7に対応して、普図始動口7内を通過した遊技球を検知する通過球検知センサ71が設けられ、通過球検知センサ71は遊技球を検知すると主制御装置14に通過球検知信号を出力する。当該通過球検知信号の入力に基づいて主制御装置14は、普通変動入賞装置5を開状態とする当たりと、普通変動入賞装置5を閉状態のままとするはずれとを抽選する普図抽選を行う。なお、この普図抽選の結果は、普図の変動表示ゲーム(以下、普図ゲーム)を普図表示装置8で表示することで報知される。上述の普図表示装置8の下には、普図保留数表示ランプ9が設けられており、特図保留数と同様に求められる普図保留数が表示される。
上述のように、普図ゲームが当たりとなった場合に、普通変動入賞装置5が開放し、普通変動入賞装置5(始動入賞口)への遊技球の入賞率が高まり、特図ゲームの開始機会が増加するようになっている。また、遊技領域2の左側部には、複数の一般入賞口10が設けられている。また、一般入賞口10に対応して、一般入賞口10に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ11がそれぞれ設けられている。
また、遊技領域2の最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2の外部となる遊技盤1裏面に排出させるアウト口12が設けられている。また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する遊技釘81(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
前記遊技盤1の裏面側には、各入賞口(始動入賞口52、大入賞口61、一般入賞口10)から入賞した遊技球を遊技機が設置された島設備側に排出するための排出路が設けられている。
この実施の形態では、前記排出路のうちの大入賞口61から入賞した遊技球を排出する大入賞口用排出路(所定入賞口用排出路)43に、特図保留数に対応して保留された複数の特図ゲームのいずれかのゲーム結果を予告する際に、保留されている特図ゲームのうちのどの特図ゲームのゲーム結果を予告するかを決定するための機構が設けられている。
図4に示すように、大入賞口用排出路43は、大入賞口61から入賞した遊技球が流入する流入口43aが設けられ、大入賞口61から入賞した遊技球が全て流入口43aから大入賞口用排出路43に流入する。なお、図4は、概略図であり、流入口43aやその他の構造において、実際の形状と異なる場合がある。実際には、球詰まりの防止や、遊技球の速度の制御など考慮し、遊技球が円滑に流下するような構造とされる。
また、大入賞口用排出路43には、流入口43aから流入した遊技球Pが流下する第1傾斜路43bと、第1傾斜路43bの終端から落下した遊技球Pが流下する第2傾斜路43cと、第2傾斜路43cの終端から落下した遊技球Pを遊技機より下側の島設備側に排出する第1排出路43dが設けられている。
また、第1傾斜路43bの終端から落下した遊技球Pを受ける第2傾斜路43cの始端部には、遊技球を第2傾斜路43cと、第2傾斜路43cの一段下側に第2傾斜路43cと略平行に設けられた第3傾斜路43eとのいずれかに遊技球Pの流路を切り替える流路切替装置46が設けられている。なお、第2傾斜路43cの始端部には、第2傾斜路43cの始端部から第3傾斜路の始端部に遊技球を流下させる切替路43iが設けられ、この切替路43iに流路切替装置46が設けられている。
また、第3傾斜路43eの終端の下側には、第3傾斜路43eの終端から流下した遊技球を後述の振分装置に引き渡すための振分路43fが設けられている。振分路43fの下側には、第4傾斜路43gが設けられ、第4傾斜路43gの終端には、第4傾斜路43gから流下した遊技球Pを遊技機の下側の島設備側に排出する第2排出路43hが設けられている。
また、振分路43fの左側には、振分部44が設けられ、当該振分部44には、上述の特図保留数の上限となる4個に対応して、4つの特定領域45が設けられている。これら特定領域45は、水平方向に並んで配置されるとともに垂直な隔壁47で仕切られている。また、各特定領域45には、それぞれ遊技球の通過を検知する通過排出球検知センサ(1〜4)48が設けられ、4つの特定領域45のうちのいずれの特定領域45を遊技球が通過したかを検知できるようになっている。また、特定領域45を通過した遊技球は、特定領域45の下側の前記第4傾斜路43gに至るようになっている。
前記流路切替装置46は、第1傾斜路43bを流下した遊技球を第2傾斜路43cもしくは第4傾斜路43eとのいずれかに振り分けるようになっている。
流路切替装置46には、切替部材46aが設けられている。この切替部材46aは、第2傾斜路43cの始端部に設けられた開口部である切替路43iに配置されている。
また、切替部材46aは、閉塞板46bと球受板46cとから断面略L字状に形成されている。この切替部材46aは、閉塞板46bと球受板46cとの接合部が回転軸となっており、当該回転軸回りに閉塞板46bが略垂直で、球受板46cが略水平な球受状態から、閉塞板46bが略水平で球受板46cが略垂直な閉塞状態との間で略90度回転自在となっている。また、閉塞板46bは平板状に形成され、球受板46cは前記球受状態において下側に凸となるように湾曲して形成されている。
また、球受状態で水平な球受板46cまたは閉塞状態で水平な閉塞板46bが上述の切替路43iを閉塞するようになっている。
また、切替部材46aは、上述の略90度の範囲に回転が規制されているとともに、回転軸部分に図示しない歯車と歯止め(爪)とを備えたラチェット機構を有し、球受板46cが略水平な状態から略垂直な状態への回転移動はラチェット機構に許容され、球受板46cが略垂直な状態から略水平な状態に戻る方向の回転はラチェット機構により規制される。
また、流路切替装置46には、切替部材46aを、球受板46cが略垂直な状態から略水平状態に回転する方向に付勢する図示しない捩りコイルバネ等からなる付勢手段が設けられている。
ただし、付勢手段の付勢力は、球受板46cに載った遊技球Pの荷重より小さく設定されており、球受板46cに第1傾斜路43bを流下した遊技球Pが載った場合に、球受板46cを有する切替部材46aが付勢手段の付勢力に抗して、球受板46cが略水平な球受状態から略垂直な閉塞状態に回転するようになっている。この際に球受板46cに載った遊技球Pは、切替路43iを下側に向って移動し、第2傾斜路43c側から第3傾斜路43e側に移動するようになっている。
また、ラチェット機構には、歯車から歯止めを強制的に外す図示しないラチェット解除装置46dが設けられており、前記閉塞状態でラチェット解除装置46dが作動すると、ラチェット機構が解除されて切替部材46aは、前記付勢手段により閉塞状態から球受状態に回転する。なお、ラチェット解除装置46dは、解除ソレノイドを有し、ソレノイドが作動することで、歯止めを歯車から持ち上げる状態に移動させるようになっている。
このような流路切替装置46においては、切替部材46aが球受状態となっている際には、切替路43iに水平に球受板46cが配置され、閉塞板46bは、垂直に配置されるとともに、遊技球Pの移動を妨げない状態となっている。
この状態で、大入賞口61に遊技球が入賞すると、入賞した遊技球Pが流入口43aから大入賞口用排出路43内に遊技球が流入し、流入した遊技球が第1傾斜路43bを流下する。第1傾斜路43bの終端に至った遊技球Pは、流路切替装置46の切替部材46a上に落下して、この切替部材46aの球受板46c上に載る。それにより切替部材46aが遊技球Pの荷重により回転し、球受板46cが略垂直となる。
この際に遊技球Pは上述のように第3傾斜路43eに移動し、第3傾斜路43eを流下する。また、球受板46cが略水平な状態から略垂直な状態に回転した際に、それに伴って閉塞板46bが略垂直な状態から略水平となって、切替路43iを閉塞する。また、ラチェット機構により切替部材46aは、閉塞状態に保持される。
この状態で、さらに大入賞口61に遊技球Pが入賞して流入口43aから遊技球Pが大入賞口用排出路43内に流入し、第1傾斜路43bを介して流路切替装置46に至ると、切替路43iが切替部材46aの閉塞板46bに閉塞されており、遊技球は第3傾斜路43eに至ることなく、第2傾斜路43cを傾斜して第1排出路43dを通って遊技機の外部に導出される。
したがって、例えば、ラチェット機構が解除されて切替部材46aが閉塞状態から球受状態に移行した際に、最初に第1傾斜路43bを流下して、最初に流路切替装置46に至った遊技球は、第3傾斜路43eに誘導され、それ以降に流路切替装置46に至った遊技球は第2傾斜路43cを介して第1排出路43dから遊技機の外部に排出される。
また、ラチェット機構が解除装置により解除されると、付勢手段の付勢力で切替部材46aが再び球受状態となり、ラチェット解除後に再び遊技球を1つだけ第3傾斜路43eに誘導可能となる。
なお、大入賞口61への遊技球の入賞は、基本的に大当たり状態の際に可能となるとともに(小当たりがある場合は、小当たりでも大入賞口61に遊技球が入賞可となる)、大当たり状態では、後述のように複数ラウンドが行われ、各ラウンド毎に大入賞口61を有する特別変動入賞装置6の開閉装置65が開放状態となり、例えば、8個から10個程度の遊技球が各ラウンド毎に大入賞口61に入賞する。
また、流路切替装置46には、切替部材46aが球受状態か閉塞状態かを検知する切替検知センサ46eが設けられており、現状が球受状態か閉塞状態かを検知可能で、かつ、球受状態から閉塞状態に切り替わった時期および閉塞状態から球受状態に切り替わった時期を検知可能となっている。
前記解除装置は、各ラウンドの開始時にラチェット機構を解除して、流路切替装置46の切替部材46aを球受状態とするようになっている。これにより、各ラウンド毎に1つの遊技球Pが第3傾斜路43e側に導出される。
前記振分装置は、振分部44上を左右に移動自在な球保持部材49を備えるものであり、流路切替装置46により、第3傾斜路43eに導かれた遊技球を振分部44上に搬送し、振分部44の4つの特定領域45のうちのいずれか1つに遊技球を導出する(落下させる)ものである。すなわち、振分装置は、全ての特定領域45のうちのいずれかの特定領域45に遊技球を誘導する誘導手段として機能する。
球保持部材49は、内径が遊技球Pの外径と略同じで、遊技球Pが内側を通過可能なリング状に形成されるとともに少なくとも内周側に電磁石49aが配置されたもので、電磁石49aをオンとすることにより、内側を通過しようとする遊技球を保持可能で、かつ、電磁石49aをオフすることで保持した遊技球を落下させることが可能となっている。
また、球保持部材49は、振分装置の図示しないレール部に沿って左右に4つの特定領域45上を移動可能となっているとともに、後述のように制御され、抽選で選択された特定領域45上に移動可能となっている。この球保持部材49を上述のように移動させるための駆動手段49bが設けられている。
また、振分装置の球保持部材49は、副制御部16にその駆動手段49bを制御されており、駆動手段49bの例えば、サーボモータもしくはステッピングモータと、ボールネジとにより球保持部材49の移動が制御され、振分路43f、4つの特定領域45の各箇所に球保持部材49を移動して配置可能となっている。
また、球保持部材49は、移動先の特定領域45上で、保持した遊技球を特定領域45に落下させることが可能となっている。この振分装置は、副制御部16(例えば、図柄制御装置23)に制御されており、前述の切替検知センサ46eからの信号により、流路切替装置46の切替部材46aが球受状態となっている場合に、球保持部材49を振分路43fに配置するとともに電磁石をオンとする。誘導手段の一部としての球保持部材49を移動させる駆動手段49bと球保持部材49における遊技球Pの保持およびその解除を行う電磁石49aとを制御する副制御部16が誘導制御手段として機能する。
切替部材46aが球受状態から閉塞状態となった際には、この状態変化により上述の第3傾斜路43eに導入されて流下する遊技球Pが振分路43fに至るに十分な時間が経過した後に球保持部材49を振分路43fから振分部44に移動するとともに、4つの特定領域45のうちのいずれかの特定領域45上で停止するとともに電磁石49aをオフとして、停止した位置の特定領域45に遊技球Pを落下せるようになっている。
落下した遊技球Pは、その特定領域45に設けられた通過排出球検知センサ48に検知されることになる。
前記特図保留数表示装置31は、遊技盤1の遊技領域2内となる部分に設けられた窓34に設けられている。
窓34は、遊技盤1の普通変動入賞装置5とアウト口12との間となる位置に概略矩形状で横長の開口部を設け、この開口部に透明な合成樹脂もしくはガラスからなる透明板35を嵌め込んで窓としたものである。窓34では、開口部に透明板35を嵌め込んでいることにより、遊技盤1の前面側から遊技盤1の裏面側を視認可能となっている。
図3および図4に示すように、窓34の裏面側には、大入賞口用排出路43が設けられ、窓34の位置が複数の特定領域45からなる振分部44の部分と、その上の振分装置の球保持部材49の移動範囲とに対応している。
また、窓34には、その裏側の各特定領域45にそれぞれ対応して窓表示部(窓部)36が設けられている。窓表示部36は、例えば、窓34を構成する透明板35に描かれた円等の囲みであるが、窓34の窓表示部36の部分と窓表示部36以外の部分とで透明度や色を変更するものとしてもよいし、窓34のうちの窓表示部36だけを透明とし、窓34の他の部分を不透明としてもよい。
また、この実施の形態においては、各窓表示部36がどの保留数を示すかを数字で表示しているが、数字を表示しないものとしてもよい。
各窓表示部36の裏面側には、それぞれ、前記隔壁47の後部側の特定領域45を通過する遊技球Pの邪魔にならない位置に照明装置37が設けられている。これら照明装置37には、それぞれ3つのLED38が設けられている。各LED38は、例えば、赤、青、緑とされ、各LEDの点等および消灯で、発光色を変化させられるようになっている。なお、LED38は、少なくとも2色に発光色を変更できればよいので、LED38を互いに発光色の異なる2つとしてもよい。
また、各LEDをフルカラーLED(3色LED)としてもよい。この場合にLEDの数は、3つに限られるものではなく、1つでも3つ以上でもよい。また、LED38の制御において、消灯や点灯だけではなく、光量も調整するようにすれば、略フルカラーの発光が可能である。
この窓表示部36を照明することにより、照明装置37のLED38が第1の所定の色(例えば、赤)で発光している場合に、照明で明るくされた窓表示部36が記憶数表示マーク32とされる。すなわち、窓34の第1の所定の色の照明で明るくされた窓表示部36が記憶数表示マーク32が表示された状態とされる。また、LED38に照明されていない暗い状態の窓表示部36は、記憶数表示マーク32が表示されていない状態であり、LED38に照明されて所定の色で明るくなっている窓表示部36の数が特図保留数表示装置31が表示する特図保留数となる。
また、後述のように特図保留数表示装置31は、予告表示マーク33を表示するものであり、照明装置37のLED38により、上述の記憶数表示マーク32の第1の所定の色(例えば、赤)に対して、異なる第2の所定の色(例えば、青)で照明された窓が予告表示マーク33となる。
なお、実際の予告表示マーク33は、それが大当たりを予告する場合などに、照明される色が例えば連続して切り替わるとともに、複数のLED38によりグラデーション状の表示が行われるものとしてもよい。
また、予告表示マーク33は1種類に限られるものではなく複数種類あってもよく、この実施の形態では、後述のように予告表示マーク33は、大当たりの期待度に対応して3段階で異なる予告表示マーク33が表示されるようになっている。
次に、この実施の形態のパチンコ遊技機の制御系を図3に示されるブロック図を参照して説明する。パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部(主基板)15と、副制御部(サブ基板)16と、これら主制御部15および副制御部16に電力を供給する電源供給装置82とから構成されている。主制御部15には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置14が備えられ、主制御装置14には、プログラムを実行するCPU14a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM14bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM14bから読み出した各種データ等を記憶するRAM14cや周波数発生回路部14d等が備えられている。
主制御装置14(CPU14a)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能となっており、前述の始動入賞球検知センサ53、大入賞球検知センサ63、排出球検知センサ13、通過球検知センサ71、一般入賞球検知センサ11が接続されるとともに、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置17から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ18、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ19等が接続されている。
また、主制御装置14は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置14には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置20が主制御装置14からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置14には、サブ制御装置としての払出制御装置22、図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能に接続されている。
なお、ここで、払出制御装置22は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部15に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置23、ランプ制御装置24、音声制御装置25は副制御部16に含まれるものとなっている。
また、主制御装置14には、特図表示器4が接続され、主制御装置14が特図表示器4における特図の表示制御を行う。また、払出制御装置22には、払出制御装置22により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置17が接続されるとともに、プリペードカード(記録媒体)26のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット27が球貸信号制御装置28を介して接続されている。払出制御装置22は、主制御装置14からのコマンドに基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット27から球貸信号制御装置28を介して入力される球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御装置14には、上述の普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド54が接続されるとともに、特別変動入賞装置6の開閉部材62を駆動する開閉装置65の特別変動ソレノイド64が接続される。また、主制御部15には、主制御装置14と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2に発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置29を制御する発射制御装置29aが設けられ、発射制御装置29aには、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル29b、発射停止釦29c、タッチセンサ29dが接続されている。
主制御部15の主制御装置14は、パチンコ遊技機における遊技の進行を制御するもので、始動入賞球検知センサ53、大入賞球検知センサ63、一般入賞球検知センサ11から遊技球の検知信号が入力された場合、すなわち、各入賞口に遊技球が入賞した場合に、払出制御装置22にコマンドを出力して、賞球として遊技球の排出を行わせる。
また、主制御装置14は、通過球検知センサ71から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の普図保留数の加算する処理を行うとともに、普図ゲームの当たり外れを決定する抽選処理で用いられる各種乱数を取得し、普図保留数が上限未満の場合に乱数を記憶する。また、所定の開始条件として、前の普図ゲームのはずれでの終了もしくは当たり後の普通変動入賞装置5の開閉動作の終了で普図ゲームを開始するとともに普図保留数を1減算する。この際に抽選処理によって、普図ゲームの当たり外れを決定し、普図ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置23やランプ制御装置24や音声制御装置25にコマンドを出力する。
また、主制御装置14は、始動入賞球検知センサ53からの始動入賞信号の入力と特図ゲームの開始に基づいて、上述の特図保留数の処理を行うとともに、特図ゲームの大当たり外れを決定する抽選処理で用いられる抽選決定情報としての各種乱数(当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数)を取得する抽選決定情報取得手段として機能し、特図保留数が上限未満の場合に当該乱数をRAM(抽選決定情報記憶手段)14cに記憶する抽選決定情報記憶制御手段として機能する。なお、前記抽選処理によって、当たり判定乱数に基づいて特図ゲームの大当たりおよびはずれを決定し、特図表示器4を制御して特図ゲームを表示するとともに、可変表示装置3における装飾図柄の変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置26やランプ制御装置24や音声制御装置25等にコマンドを出力する。
また、主制御装置14は、普図ゲームが当たりとなった場合には、普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド54を制御して普通変動入賞装置5を閉状態から開状態とする制御を行う。また、主制御装置14は、特図ゲームが各大当たりとなった場合には、特別変動入賞装置6の開閉部材62の特別変動ソレノイド64を制御して所定の条件に基づいて特別変動入賞装置6を閉状態から開状態に変動させて大当たり遊技状態を発生させる制御を行う。
また、主制御装置14は、前述の始動入賞信号に基づいて特図ゲームが大当たりとなるかはずれとなるかを決める抽選処理を行う抽選手段として機能し、大当たりとはずれとのいずれかを示す特図ゲームを順次表示する際に、確変大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりとなる確率を低確率状態より高い高確率状態とし、通常大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりとなる確率を高確率状態より低い低確率状態とする制御を行う。また、主制御装置14は、所定の大当たりの発生に基づいて、通常状態より普通変動入賞装置の単位時間当たりの開放時間(開放回数)が多くなる時短状態とする制御を行う。
また、副制御部16の図柄制御装置23は、可変表示装置3と、普図表示装置(LED表示装置)8とを制御するものであり、可変表示装置3はビデオディスプレイプロセッサ80を介して接続されている。上述の主制御装置14により決定された各大当たりおよびはずれと、図柄乱数で決定される大当たりの種類と、演出乱数で決定される基本変動パターンとしての変動表示時間等に基づいて、図柄制御装置23により装飾図柄の変動表示ゲームの可変表示装置3における表示が制御される。
また、記憶数表示制御手段としての図柄制御装置23は、主制御装置14において、算出される特図保留数に基づいて、可変表示装置3の特図保留数表示装置31における特図保留数を示す記憶数表示マーク32(予告表示マーク33)の表示を制御する。
なお、特図保留数の表示に関係する構成については、後述する。
副制御部16のランプ制御装置24は、遊技盤1の盤面に設けられた盤面関係の電飾(LED等の光源)24aと、パチンコ遊技機の遊技盤1を支持する前面枠に設けられ、遊技盤1の前面を覆うガラス枠等の枠扉関係の電飾(LED等の光源)24bとが接続され、LEDやランプ等による演出を制御する。また、ランプ制御装置24には、普図保留数表示ランプ9が接続されている。音声制御装置25には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置25aが接続されており、音声制御装置25は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
この実施の形態においては、図6に示すように、副制御部16に、大入賞口用排出路43の各特定領域45に設けられた通過排出球検知センサ(1〜4)48が接続されている。また、副制御部16には、流路切替装置46の切替検知センサ46eが接続されている。
これにより、大入賞口61に入賞した遊技球Pが特定領域45のいずれかを通過すると、遊技球Pが通過した特定領域45の通過排出球検知センサ48に検知され、この通過排出球検知センサ48から検知信号が副制御部16に入力される。
また、この遊技機には、その下部前面に押しボタンスイッチ39が設けられており、遊技者が操作可能となっている。また、押しボタンスイッチ39には、例えば、押しボタンスイッチ39からのオン信号に基づいて副制御部16で処理が行われる場合、すなわち、押しボタンスイッチ39が有効となっている場合に点灯する押しボタンランプ39aが設けられている。
また、副制御部16には、特図保留数表示装置31の記憶数表示マーク32を構成する各窓表示部36の照明装置37のLED38が接続されて、LED38の点灯、消灯、光量の調整が副制御部16で制御され、これにより記憶数表示マーク32および予告表示マーク33の表示制御が行われる。
また、副制御部16には、前記押しボタンランプ39aが接続され、この押しボタンランプ39aは、副制御部16により押しボタンスイッチ39が有効な場合に点灯させ、無効な場合に消灯させられる。
また、副制御部16には、流路切替装置46のラチェット解除装置46dが接続されており、副制御部16は、上述のように大当たり状態の各ラウンド開始時に、ラチェット解除装置46dを作動させ、切替部材46aを閉塞状態から球受状態に変更する制御を行う。
また、副制御部16には、球保持部材49の電磁石49aが接続され、副制御部16が球保持部材49での遊技球Pの保持と、保持の解除とを制御するようになっている。
また、副制御部16には、球保持部材49を複数の特定領域45上を移動させる駆動手段49bが接続され、球保持部材49の移動が制御される。例えば、球保持部材49が抽選で決定された特定領域45上に移動させられ、前記電磁石49aをオフとすることで、遊技球Pが通過する特定領域45を制御できるようになっている。
なお、図6においては、副制御部16に各センサや装置が接続されるものとしたが、例えば、副制御部16のうちの図柄制御装置23にだけ接続されるものとしてもよい。
この実施の形態の遊技機では、始動入賞口52に遊技球が入賞し、この遊技球を検知した始動入賞球検知センサ53から始動入賞信号が主制御装置14に入力されると、主制御装置14が上述のように当たり判定乱数、図柄乱数、演出乱数を取得する。
また、特図ゲームが行われていない状態で、始動入賞球検知センサ53から始動入賞球検知センサ53から信号が入力すると、特図ゲームが開始され、また、特図ゲームが終了した際に、上述の特図保留数が1以上の場合に特図ゲームが開始される。
特図ゲーム開始の際に主制御装置14は、上述のように取得された3つの乱数を用いて特図ゲームを表示するための抽選処理を行う。抽選処理においては、当たり判定乱数と、設定されている当たり判定値とを比較する。当たり判定値は、当たり判定乱数となる数値のうちから予め決められた数値であり、大当たり確率は、当たり判定値の数/当たり判定乱数となる数値の数となる。また、当たり判定値には、低確率となる通常時の当たり判定値と、確率変動大当たり後の高確率時の当たり判定値とがあり、例えば、通常時の当たり判定値の数に対して、高確率時の当たり判定値の数が約10倍とされる。これにより、低確率時に対して高確率時の大当たり確率が約10倍とされる。
取得された当たり乱数の数値と、当たり判定値とが一致した場合に、大当たりとなり、一致しない場合にはずれとなる。
図柄乱数は、特図表示器4に表示される特図の種類を決定するものであるが、特図ゲームがはずれの場合には、一種類の特図となり、大当たりの場合には、各大当たりの種類毎、例えば、通常大当たり、確変大当たりでそれぞれ複数種類の特図が設定されており、図柄乱数と関連付けられた特図が選択される。
したがって、大当たりの場合に図柄乱数によって、通常大当たりなのか確変大当たりなのかが決定される。
また、演出乱数は、特図ゲームの変動表示時間を含む基本変動パターンを決定するものであり、はずれの場合にリーチになるか否か、また、リーチの場合に変動表示時間が短いノーマルリーチか、変動表示時間の長いスーパーリーチやプレミアムリーチになるかを決定するものである。大当たりの場合も、ノーマルリーチかスーパーリーチかなどのリーチの演出を決定するものとなる。
なお、リーチとは、変動表示ゲームにおいて、一部の停止表示される装飾図柄が確定し、一部が未だ変動表示されている段階で、大当たりの可能性が残っている状態であり、同時に表示される装飾図柄が3つの場合に、2つの停止表示される装飾図柄が決定し、未だ1つの装飾図柄が変動表示されている段階で、大当たりの可能性がある状態である。
上述の3つの乱数により、特図ゲームの表示が決定されて特図ゲームの結果に基づいてはずれおよび大当たりの特図ゲームが行われる。また、主制御装置14からこれらの抽選決定情報に基づく情報が図柄制御装置23に送られ、可変表示装置3における装飾図柄の変動表示ゲームの表示制御が行われる。
また、主制御装置14では、始動入賞口52に遊技球が入賞して始動入賞球検知センサ53から始動入賞信号が入力された場合に、副制御部16で特図ゲームの予告を行うために、事前抽選結果判定手段として上述の抽選処理が行われる前に事前抽選結果判定処理を行う。
事前抽選結果判定処理においても、抽選処理と同様に当たり判定用乱数により大当たりかはずれかが判定され、図柄乱数により確変大当たりか通常大当たりかが判定され、演出乱数で、当たり時のノーマルリーチと、スーパーリーチ(プレミアムリーチ)との判定を行い、はずれ時にリーチか否かと、リーチの場合にノーマルリーチかスーパーリーチかの判定が行われる。
この事前抽選結果判定の結果は、主制御装置14から副制御部16に出力される。なお、事前抽選結果判定処理においては、大当たり状態となる前に保留され、大当たり状態後に実行される特図ゲームにおいては、大当たり状態後に高確率状態となるか低確率状態となるかを予め考慮する必要がある。
したがって、事前抽選結果判定処理では、事前抽選結果判定の結果大当たりとなる判定結果が生じた場合に、上述の図柄乱数に基づいて、大当たり後に低確率状態となる通常大当たりか、大当たり後に高確率状態となる確変大当たりかを判定する。事前抽選結果判定の結果が通常大当たりの場合は、それ以後に遊技球の始動入賞に基づいて取得された当たり判定用乱数は低確率状態用の当たり判定値で判定が行われる。
また、事前抽選結果判定の結果が確変大当たりの場合は、それ以後に遊技球の始動入賞に基づいて取得された当たり判定用乱数が高確率状態用の当たり判定値で判定される。
すなわち、高確率状態で判定するか、低確率状態で判定するかは、現状が低確率状態か高確率状態かではなく、現状が事前抽選結果判定の結果が確変大当たりとなった後か、事前抽選結果判定の結果が通常大当たりとなった後かで決定される。
また、大当たり状態となると、主制御装置14においては、特別変動入賞装置6の開閉装置65の開閉を制御するために特別変動ソレノイド64を制御することになる。
この場合には、例えば、15ラウンド等の複数ラウンドに渡って開閉装置65を開放する。各ラウンドにおいては、開閉装置65を開放するとともに、所定数の遊技球の大入賞口61への入賞、すなわち、大入賞球検知センサ63からの大入賞球検知信号の所定回数の入力、もしくは30秒等の所定時間の経過のいずれかの条件が成立した場合に開閉装置65を閉塞する。
また、主制御装置14から副制御部16に、大当たり状態の開始および終了や、各ラウンドの開始および終了や、開閉装置65の開放および閉塞、大入賞球検知センサ63からの大入賞球検知信号の入力等のタイミングでそれぞれ大当たり状態の開始および終了、各ラウンドの開始および終了、開閉装置の開放および閉塞、大入賞口61への遊技球の入賞等を示す信号が出力される。これらの信号に基づいて副制御部16では、大当たり状態における演出が行われる。
また、副制御部16では、特図ゲームが順次行われる状態もしくは特図ゲームが開始可能な状態と特図ゲームが大当たりとなった後の大当たり状態のいずれの状態でも、上述の特図保留数を特図保留数表示装置31に表示する処理が行われる。すなわち、上述の照明装置37のLED38の所定色の点灯と消灯により、各窓表示部36を照明装置37で照らすことにより、特図保留数となる記憶数表示マーク32を表示する。図2(a),(b),(c)に示すように4つの窓表示部36のうちLED38で照明された窓表示部36が記憶数表示マーク32となり、記憶数表示マーク32は、左詰めで配置される。
すなわち、図2に各窓表示部36に付けられた番号順で、記憶数表示マーク32が左から1,2,3,4の順で表示され、表示された記憶数表示マーク32の数が特図保留数、すなわち、未だ保留されて開始されていない特図ゲームの数となる。ここで、主制御装置14から副制御部16に始動入賞球検知センサ53から始動乳賞球検知信号が入力されたことを示す信号が入力すると、特図保留数が1加算される。ここで、照明装置37に照明されていない消灯状態の窓表示部36のうちの最も左側の窓表示部36の照明装置37のLED38を点灯させることで、記憶数表示マーク32の表示が1つ増加させられる。
また、新たに特図ゲームが開始されると、最も右側で点灯している窓表示部36の照明装置37のLED38が消灯させられる。これにより、上述のように左詰で記憶数表示マーク32が表示されるが、見かけ上は、特図ゲームが開始される際に、最も左側の記憶数表示マーク32が消え、残りの記憶数表示マーク32が左に1つずつ移動した状態とされる。
したがって、見かけ上は、記憶数表示マーク32の左側からの順番と、特図ゲームの開始順および上述の3つの乱数からなる抽選決定情報の取得順とが一致することになる。
これにより、各窓表示部36に対応する各特定領域45および各特定領域に設けられた通過排出球検知センサ48と、そこに表示させられる記憶数表示マーク32と、当該記憶数表示マーク32に関連する特図ゲームと、この特図ゲームの大当たりおよびはずれを決定する3つの乱数からなる抽選決定情報とを関連づけることが可能となり、これらは主制御装置14および副制御部16で関連付けて記憶されている。
したがって、最も左側の窓表示部36に対応する特定領域45の通過排出球検知センサ48は、次に行われる(現状から1番目に行われる)特図ゲームの抽選決定情報であって、保留されている抽選決定情報の中で最も早く取得された抽選決定情報と対応付けられることになる。
また、左から2番目の窓表示部36に対応する特定領域45の通過排出球検知センサ48は、次の次すなわち現状から2回目に行われる特図ゲームの抽選決定情報であって、保留されている抽選決定情報の中で2番目に早く取得された抽選決定情報と対応付けられることになる。
また、左から3番目の窓表示部36に対応する特定領域45の通過排出球検知センサ48は、現状から3回目に行われる特図ゲームの抽選決定情報であって、保留されている抽選決定情報の中で3番目に早く取得された抽選決定情報と対応付けられることになる。
また、左から4番目の窓表示部36に対応する特定領域45の通過排出球検知センサ48は、現状から4回目に行われる特図ゲームの抽選決定情報であって、保留されている抽選決定情報の中で4番目に早く取得された(すなわち、最後に取得された)抽選決定情報と対応付けられることになる。
なお、副制御部16においては、主制御装置14で抽選決定情報に基づいて行われた事前抽選結果判定処理の結果情報が入力されており、特図ゲームの結果の予告は、抽選決定情報ではなく、事前抽選結果判定処理の結果が用いられることになり、この事前抽選結果判定処理の結果が前記抽選決定情報に代えて各通過排出球検知センサ48に対応づけられることになる。
すなわち、副制御部16では、始動入賞時に主制御装置14から入力させられる特図ゲームの事前抽選結果判定の結果の記憶順と、各通過排出球検知センサ48の左側からの配列順とが関連付けられた状態となっており、副制御部16は関連付け手段として機能する。
この実施の形態の遊技機においては、特図ゲームが大当たりとなって、大当たり状態が発生し、特別変動入賞装置6の開閉装置65を開状態として大入賞口61に遊技球を入賞可能とする。この際に、ラウンドが複数回(例えば15回)行われる。大入賞口61に入賞した遊技球は、上述のように遊技盤1裏面に形成された大入賞口用排出路43に流入する。この大入賞口用排出路43では、主制御装置14から副制御部16にラウンド開始の信号が入力されると、副制御部16(例えば、図柄制御装置23)によりラチェット解除装置46dが作動させられ、上述のようにラチェット機構によって閉塞状態に保持されていた流路切替装置46の切替部材46aが閉塞状態から球受状態とされる。
この状態で、ラウンドが開始されることで開放された大入賞口61に遊技球が入賞し、ラウンド開始時から最初に大入賞口用排出路43の第1傾斜路43bを流下して、流路切替装置46に至った遊技球Pが切替部材46aの球受板46cに載ることになる。球受板46cに載った遊技球Pは、その荷重により、切替部材46aを回転させ、切替路43iを通過し、第3傾斜路43eに至る。この際に流路切替装置46の切替部材46aが最初の遊技球Pにより回転させられ、切替路43iを閉塞板46bで閉塞した閉塞状態となる。
したがって、それ以降に流路切替装置46に至る遊技球は、ラウンドが終了するまで、流路切替装置46の閉塞板46b上を通過して第2傾斜路43cを流下し、第1排出路43dに至り、第1排出路43dから遊技機の外部に排出させられる。
これにより1回のラウンド毎に1つの遊技球Pが第3傾斜路43eに至る。この遊技球Pは、第3傾斜路43eから振分路43fに至る。振分路43fには、振分路43から振分部44の各特定領域45に移動可能な振分装置の球保持部材49が待機した状態となっているとともに、球保持部材49の電磁石49aがオンとなっている。
この球保持部材49の電磁石49aにより、振分路43fに至った遊技球は、球保持部材49に保持される。
次いで、副制御部16の制御により球保持部材49が振分部44のいずれかの特定領域45上に移動する。次いで、電磁石49aがオフとされ、遊技球が球保持部材49から落下し、特定領域45のうちの1つを通過し、その特定領域45に形成された通過排出球検知センサ48がこれを検知し、副制御部16に通過排出球検知信号を出力する。
この通過排出球検知信号は、どの通過排出球検知センサ48からのものかを識別可能に副制御部16に入力されており、4つの通過排出球検知センサ(1〜4)48のいずれが判定され、対応する事前抽選結果判定処理の結果が大当たりかはずれかが判定され、大当たりの場合に予告表示処理として、事前抽選結果判定処理の結果が大当たりとなった場合に、この事前抽選結果判定処理結果に関連付けられた通過排出球検知センサ48が設けられた特定領域45を遊技盤1の前面から視認可能とする窓の照明装置37のLED38の発光色が、記憶数表示マーク32から予告表示マーク33のものに変換させられる。
基本的に、保留されてこれから行われる特図ゲームは、上述のように最大4つとされ、特図ゲームが開始される順に対応して事前抽選結果判定の結果が入力されて記憶されている。この事前抽選結果判定の結果の順と、上述のように記憶数表示マーク32が表示される窓表示部36および特定領域45の通過排出球検知センサ48の左側からの配置順が関連付けられているので、大当たりとなった事前抽選結果判定の結果に対応する窓表示部36および特定領域45が認識され、この窓表示部36への照明が予告表示マーク33に切り替えられる。
また、この実施の形態では、予告表示マーク33のレベルが3段階となっており、大当たり状態中に大当たりとなる事前抽選結果判定の結果に対応する特定領域45に1個目の遊技球Pが通過した場合に、第1段階の予告表示マーク33と、同じ特定領域45に2個目の遊技球Pが通過した場合の第2段階の予告表示マーク33と、同じ特定領域45に3個目の遊技球Pが通過した場合の第3段階の予告表示マーク33とからなっている。
なお、各段階の予告表示マーク33は、例えば、輝度が段階的に高くなっていたり、青系の色から赤系の色に段階的に変化したり、同時に表示される色数が増加したりするようになっている。
なお、第1段階の予告表示マーク33および第2段階の予告表示マーク33は、事前抽選結果判定の結果がはずれの場合であっても上述の演出乱数から例えばスーパーリーチなどの変動表示時間の長いリーチの場合に所定の割合で表示されるようにしてもよい。
この場合に、予告表示マーク33が表示された窓表示部36から視認可能な特定領域45にあと2個の遊技球を通過させ、第3段階の予告表示マーク33が表示されるか、第2段階までの予告表示マーク33が出たままで予告表示マーク33が第2段階までとなってしまうかで、予告表示マークが、大当たりか否かを確認できるようになっていることが好ましい。なお、第1段階の予告表示マーク33が表示された状態で2個目の遊技球が通過した際に、はずれの場合は、第2段階の予告表示マーク33が表示されずにそのまま第1段階の予告表示マーク33が表示される場合があってもよい。
また、第3段階の予告表示マーク33が表示されていてもはずれのリーチとなる結果があってもよい。すなわち、第3段階の予告表示マーク33が表示された際に100%当たりとならないようにしてもよく、事前抽選結果判定の結果がはずれの場合に、少ない割合で第3段階の予告表示マーク33が表示されるものとしてもよい。
また、球保持部材49の移動は、上述の駆動手段49bを副制御部16が制御することにより行われる。例えば、大当たり状態の各ラウンド開始時に、球保持部材49を振分路43fに配置するように制御するとともに、ラウンド開始後に切替検知センサ46eからの信号が球受状態を示すものから閉塞状態を示すものに代わって所定時間経過した後に、4つの特定領域45のうちの抽選で決められる特定領域45に移動するようになっている。
また、振分抽選は、ラウンド開始時に開始される。また、振分抽選時に記憶されている事前抽選結果判定の結果として大当たりがある場合に、大当たりとなる事前抽選結果判定の結果に対応する特定領域が抽選で選択される割合を大きくしている。
振分抽選は振分乱数を取得することで行われる。振分乱数は、例えば、40個等の所定数の数値のいずれかとなる。それに対して、大当たりとなる事前抽選結果判定の結果が無い場合には、4つの特定領域45に対応してそれぞれ同数の判定値が割り当てられる。この判定値は、上述の乱数となる数値であり、乱数となる数値が40個(例えば、0〜39)の場合に、各特定領域に10個ずつの乱数が割り当てられる。
例えば、左の特定領域45から順に、判定値として、0〜9、10〜19、20〜29、30〜39の数値が割り当てられる。これにより、4つの特定領域45のいずれかが同じ抽選確率で抽選により選択される。
それに対して、事前抽選結果判定の結果に大当たりがあり、それが例えば左から3つ目の特定領域45の場合には、3つ目の特定領域45に割り当てられる判定値が他の特定領域45より多くされる。例えば、左の特定領域45から順に、判定値として、0〜7(8個)、8〜15(8個)、16〜31(16個)、32〜39(8個)の数値が割り当てられる。これにより、4つの特定領域45のうち大当たりとなる事前抽選結果判定の結果に対応する3番目の特定領域45が選択される抽選確率が他の特定領域45が選択される抽選確率より高くなる。
なお、保留されている特図ゲームが4つより少ないと、保留されていない特図ゲームに対応する特定領域45を遊技球が通過する場合がある。
また、この実施の形態においては、大当たり状態となって、特別変動入賞装置6が開放される場合にだけ、保留された特図ゲームの大当たり予告が行われることになる。この際に、大当たり状態となる前に保留された特図ゲーム、すなわち、主制御装置14に対する始動入賞球検知センサ53からの始動入賞信号の入力が大当たり状態開始より前となっている特図ゲームに対しては、上述のように対応する特定領域45を遊技球が通過することで、予告が行われる。
しかし、大当たり状態中に始動入賞球検知センサ53からの始動入賞信号が主制御装置14に入力したものに対しては、対応する特定領域45に遊技球が通過しても予告が行われないようになっている。
なお、大当たり状態の前には、比較的高い確率で長いリーチ演出を伴う変動表示ゲームが行われており、この変動表示ゲーム中に遊技球の発射を遊技者が停止しなければ、大当たり状態が開始される前の段階で、特図保留数が上限の4となっている可能性が高い。すなわち、全ての保留となった特図ゲームが大当たり状態開始前に保留されたものとなる確率が高い。
また、大当たり状態開始前の状態が高確率状態の場合に、時短の場合と同様に普通変動入賞装置5が開放となる機会を増やす処理として、電チユーサポート処理が行われるので、この場合には、高い確率で、始動入賞口52に遊技球が入賞することなる。この場合は大当たり状態となる前に保留される特図ゲームの数が上限となる確率が更に高いものとなる。
したがって、大当たり状態中の始動入賞信号の入力に基づいて保留された特図ゲームについては、事前予告しないものとしても、予告可能な特図ゲームが無かったり、少なかったりする可能性は低いものとなる。
また、大当たり状態となる前に、保留された特図ゲームだけ大当たり予告を可能としているので、大当たりに至る長いリーチとなる変動表示ゲーム(特図ゲーム)中に、遊技者が遊技球の発射を停止するのを防止できる。すなわち、大当たりとなる変動表示ゲームでは、スーパーリーチやプレミアムリーチとなる長いリーチが行われる可能性が高く、この場合に長いリーチの間、遊技者が遊技球の発射を停止する可能性が高いが、保留された特図ゲームを全て予告の対象とするためには、特図ゲームの保留数を上限となる4つにしておくことが好ましいので、特図保留数が上限となるまで遊技者に遊技球の発射の続行を促すことができる。
なお、遊技者には、長いリーチとなる変動表示ゲームが大当たりとなるか否かが分からないので、はずれの長いリーチの場合にも遊技球の発射が促されることになる。これにより、遊技球が発射されている状態を長くすることができるので、遊技機の稼働率を高めることができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、抽選結果予告手段としての副制御部16における予告処理を説明する。なお、この予告処理は、リアルタイム処理として短時間に繰り返し行われる処理である。
主制御装置14から事前抽選結果判定の結果を示す結果情報が入力されたか否かを判定する(ステップS1)。結果情報が入力された場合には、これを副制御部16のRAM(例えば、図柄制御装置23のRAM)に記憶する(ステップS2)。なお、結果情報を記憶する際には、記憶されている結果情報の記憶順に関連付けて記憶する。たとえば、既に3つの結果情報が記憶されている場合には、4つ目の結果情報として記憶する。
次に、変動表示ゲーム(特図ゲーム)が開始されるか否かを判定し(ステップS3)、変動表示ゲームの開始の場合には、上述のように記憶された結果情報が有る場合に結果情報のうちの1つ目の結果情報を消去し(ステップS4)、残りの結果情報がある場合に順送りに記憶順を1つ前に繰り上げる(ステップS5)。
すなわち、2つ目の結果情報を1つ目とし、3つ目の結果情報を2つ目の結果情報とし、4つ目の結果情報を3つ目の結果情報とする。
次に大当たり状態か否かを判定する(ステップS6)。大当たり状態でない場合には処理を終了する。
大当たり状態の場合には、ラウンド開始か否かを判定する(ステップS7)。
ラウンド開始の場合には、流路切替装置46のラチェット解除装置46dを作動させて、流路部材46aを閉塞状態から球受状態にする(ステップS8)。また、振替装置の駆動手段49bを作動させて、球保持部材49を振分路43fに配置する(ステップS9)。また、球保持部材49の電磁石49aをオンとする(ステップS10)。
さらに、記憶されている結果情報に、判定結果が大当たりとなる情報が含まれるか否かを判定する(ステップS11)。大当たりとなる情報が無い場合には、上述のように大当たりが無い場合の判定値が記憶された判定テーブルを用いて遊技球を通過させる特定領域45を抽選により決定する(ステップS12)。
また、大当たりとなる情報が有る場合には、左側から数えた順番が大当たりとなる結果情報の前述の記憶順と同じとなる特定領域45用の判定値が他の特定領域の判定値より多くなった大当たり用判定テーブルを用いて遊技球を通過させる特定領域45を抽選により決定する(ステップS13)。
また、ラウンド開始後に特別変動入賞装置が閉塞したことを示す閉塞フラグがある場合に閉塞フラグをリセットする(ステップS14)。
次に、切替検知センサ46eから流路切替装置46の切替部材46aが球受状態から閉塞状態に移行したことを示す切替信号が入力したか否かを判定する(ステップS15)。
入力している場合には、振替待機タイマを作動開始させる(ステップS16)。
次に、振替待機タイマが作動しているか否かが判定され(ステップS17)、作動している場合には、振替待機タイマの時間を1単位時間だけアップし(ステップS18)、振替待機タイマの時間が所定時間に至ったか(タイムアップしたか)を判定する(ステップS19)。
タイムアップした場合には、前記閉塞フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS20)。
閉塞フラグがセットされている場合には、球保持部材49の電磁石49aをオフとして球保持部材49の保持された遊技球Pを振分路43f内で落下せる(ステップS21)。落下した遊技球は、特定領域45を通過することなく、第4傾斜路43gを流下して第2排出路43hに至り遊技機の外部に排出される。
これは、特別変動入賞装置6に1個目の遊技球が入賞してから短時間に例えば開閉装置65の閉塞条件となる数の遊技球が入賞してしまった場合の処理である。上述のように球保持部材49に保持された遊技球を特定領域45に通過させる前に、開閉装置65が閉じてしまい、次のラウンドが開始されてしまう場合に、今回のラウンドでの演出処理の時間がなくなってしまうので、次のラウンドにおける演出を優先させるために、今回のラウンドの演出処理の一つとしての予告の処理を強制終了するものである。
閉塞フラグがセットされていない場合には、駆動手段49bを作動させて球保持部材49を抽選で選択された特定領域45上に移動させ、この特定領域45上で電磁石49aをオフとして、抽選で選択された特定領域45に遊技球を通過させる球誘導処理を開始する(ステップS22)。
なお、切替タイマが作動してからタイムアップするまでの間に、切替部材46aを球受状態から閉塞状態とした際に、切替路43iを通過した遊技球Pが第3傾斜路43eから振分路43fに流下している。この振分路43fを流下する遊技球Pは、電磁石49aをオンとした球保持部材49に保持されている。
したがって、タイムアップ後に移動開始する球保持部材49には遊技球Pが保持されている。
この球誘導処理では、上述のラウンド開始時に行われた振替抽選により選択された特定領域45上に球保持部材49を移動させ、球保持部材49が抽選で選択された特定領域45に到達した場合に、球保持部材49の移動を停止して電磁石49aをオフとし、遊技球を球保持部材49の下の特定領域45に通過させ、通過排出球検知センサ48に検知させる。
次に、通過排出球検知センサ48から排出球検知信号が入力されたか否かが判定される(ステップS23)。
排出球検知信号が入力された場合には、排出球検知信号を出力した通過排出球検知センサ48が設けられた特定領域45が左側から何番目の特定領域45が判定される(ステップS24)。なお、排出球検知信号にそれぞれの特定領域を示す情報が含まれるものとしてもよいし、排出球検知信号が入力される端子にそれぞれ特定領域45の左側からの順番が関連付けられているものとしてもよい。
判定された特定領域45に対応するカウンタのカウント値を1アップする(ステップS25)。
遊技球が通過した特定領域45の左側からの配置順に対応する記憶順の結果情報が大当たりか否かが判定される(ステップS26)。大当たりの場合には、前記特定領域45を視認可能とする窓表示部36に対応した照明装置37のLED38の点灯色を変更して記憶数表示マーク32から予告表示マーク33に変更する(ステップS27)。この際には、前記カウント値が1の場合に第1段階(レベル1)となる配色の予告表示マーク33を表示し、カウント値が2の場合に第2段階(レベル2)となる配色の予告表示マーク33を表示し、カウント値が3の場合に第3段階(レベル3)となる配色の予告表示マーク33を表示する。
なお、大当たりの場合であっても、予告抽選を行い予告抽選に当選した場合にだけ、予告表示マーク33を表示するものとしてもよい。
大当たりではない場合に、結果情報の演出乱数の判定結果からはずれの長いリーチ(スーパーリーチ、プレミアムリーチ)か、否かが判定される(ステップS28)。
はずれの長いリーチの場合には、前記特定領域45を視認可能とする窓表示部36に対応した照明装置37のLED38の点灯色を変更して記憶数表示マーク32から予告表示マーク33に変更する(ステップS29)。この際には、前記カウント値が1の場合に第1段階となる配色の予告表示マーク33を表示し、カウント値が2の場合に第1段階または第2段階となる配色の予告表示マーク33を表示し、カウント値が3の場合に第1段階または第2段階となる配色の予告表示マーク33を表示する。
これにより、変動表示ゲーム(特図ゲーム)が長いリーチのはずれの場合に、予告表示マーク33が表示されるが、この予告表示マーク33に対応する位置の特定領域45を大当たり状態中に2度または3度遊技球が通過すると、大当たりでないことが遊技者に報知されることになる。したがって、大当たりの場合には、遊技球が3度通過すると、確実に大当たりであることが遊技者に報知されることになる。
なお、はずれの長いリーチの場合であっても、予告抽選を行い予告抽選に当選した場合にだけ、予告表示マーク33を表示するものとしてもよい。
次に、ラウンド開始後に特別変動入賞装置6の開閉装置65が閉塞したか否かが判定される(ステップS30)。
閉塞した場合には、閉塞フラグをセットする(ステップS31)。
次に、大当たり状態が終了か否かが判定される(ステップS32)。大当たり状態が終了の場合には、各特定領域45毎(各通過排出球検知センサ毎)のカウント値をリセットして0とする(ステップS33)。
以上の予告処理によれば、大当たり状態となって、各ラウンドが開始されると、大入賞口61に入賞した遊技球のうちの1つの遊技球が振分部44に導かれて、4つの特定領域45のいずれかを通過し、当該特定領域45を視認可能とする窓表示部36に記憶数表示マーク32が表示されている状態で、かつ、当該記憶数表示マーク32に対応する特図ゲームの事前抽選結果判定の結果が大当たりの場合に記憶数表示マーク32に変わって予告表示マーク33が表示されることになる。
すなわち、記憶数表示マーク32が表示された窓表示部36を大入賞口に入賞して排出された遊技球が通過した場合に、記憶数表示マーク32に対応する保留された特図ゲームが大当たりならば、大当たりを予告する予告表示マーク33が表示されることになる。
また、大当たりではなく、はずれの長いリーチでも予告表示マーク33が表示されることから、予告表示マーク33が表示されても確実に大当たりとなるわけではないが、例えば、予告表示マーク33が表示された状態となった後も、予告表示マーク33が表示された窓表示部36の奥側を遊技球が通過すると、一段上のレベルとなる予告表示マーク33が表示され、大当たりとなる期待が高められる。
さらに、前記窓表示部36の奥側を遊技球が通過した場合に、大当たりの場合に、さらに一段上のレベルとなる予告表示マークが表示され、確実の大当たりとなることが報知された状態となる。なお、はずれの場合には、最も上のレベルとなる予告表示マークは表示されない。
この遊技機にあっては、遊技者が、入賞口から入賞して排出された遊技球を窓34から見るとともに、この排出された遊技球がいずれの特定領域45を通過するかに興趣を持つことになる。
すなわち、入賞口に入賞して排出された遊技球が特図ゲームの大当たりおよびはずれを事前に予告する際の演出に用いられるという従来にはなかった構成に遊技者が十分に大きな興味を持つことになる。
なお、上記実施の形態では、大当たりやはずれで長いリーチの場合などに予告表示マーク33を表示するものとし、入賞口から入賞した遊技球が通過する特定領域に対応する保留された特図ゲームの事前抽選結果判定の結果がはずれの場合に予告表示マーク33を表示せずに記憶数表示マーク32の表示を保持するものとしたが、はずれの場合に記憶数表示マーク32に代えてはずれを示す予告表示マーク33を表示するものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、大入賞口61に入賞した遊技球が大入賞口用排出路43のいずれの特定領域45を通るかで、保留された特図ゲームのうちのいずれの特図ゲームの予告を行うかを決定していたが、始動入賞口52に入賞した遊技球を排出する始動入賞口用排出路に複数の特定領域を設け、始動入賞口52に入賞した遊技球により、保留された特図ゲームのうちのいずれの特図ゲームの予告を行うかを決定するものとしてもよい。
この場合には、例えば、特図保留数が上限の4となっても、事前予告の結果を見るために遊技者に遊技球の発射を促す状態となり、長いリーチの場合などに遊技者が遊技球の発射を停止するのを防止し、遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
また、上記実施の形態では、始動入賞口52が1つで、特図表示器4が1つの遊技機を例にとったが、始動入賞口52を2つ備えるとともに、各始動入賞口52に入賞したそれぞれの遊技球に基づいて特図ゲームを表示する2つの特図表示器4を備えた遊技機に本発明を適用してもよい。この場合に、それぞれの特図表示器4で表示される特図ゲーム毎に上限となるまで特図ゲームを保留することができるので、上述の特図保留数表示装置31が2つ必要となる。なお、2つの特図保留数表示装置31のうちの一方だけを窓34を用いたものとし、他方の特図保留数表示装置31では、予告表示マーク33を表示しないものとしてもよい。
また、上記実施の形態では、通常大当たりと、確変大当たりとを有するパチンコ遊技機に本発明を応用したが、例えば、確変後の高確率状態が次の大当たり状態の発生まで続くのではなく、所定回数の特図ゲームの実行で、高確率状態が終了して低確率状態となる回数切りの遊技機で、かつ、全ての大当たりが確変となる所謂ST機が知られている。このST機では、確変中の大当たり確率が高く、例えば、10分の1やそれ以上の場合がある。また、高確率状態で特図ゲームが行われる回数が4回や8回といった10回以下の場合がある。
この場合に、大当たり状態後に上限まで保留されている特図ゲームに大当たりがあるか否かにより、ゲームの進行が大きく左右されることになる。
すなわち、大当たり状態中に保留されている特図ゲームが大当たりか否かで、勝てるか否かが大きく左右されることになり、遊技者は大当たり状態中に保留されている特図ゲームが大当たりか否かに大きな興味を持っている。このようなST機に本発明を応用することで、さらに遊技者の興趣を高めることが可能となる。
また、上記実施の形態では、入賞口に入賞して排出された遊技球が遊技盤1の裏面でどの特定領域45を通過するかを見せるための窓34に特図保留数表示装置31を設けるものとしたが、窓34と特図保留数表示装置31とを別々にしてもよい。例えば、可変表示装置3に特図保留数を表示する領域を設け、可変表示装置3の画面の一部を特図保留数表示装置31としてもよいし、ランプやLED等からなる特図保留数表示装置を窓34以外の場所に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、球保持部材49が遊技球Pを落とす特定領域45を抽選で決定するものとしたが、押しボタンスイッチ39を用いて、球保持部材49から遊技球Pを落とすタイミングを遊技者が決定するものとしてもよい。
例えば、上述の副制御部16における予告処理において、駆動手段49bにより球保持部材49を抽選で選択された特定領域45に移動する処理の際に、抽選で選択された特定領域45の球保持部材49を移動するのではなく、所定時間だけ球保持部材49を振分部44の全ての特定領域45上を球保持部材49が往復移動するように駆動手段49bを制御するものとする。
この球保持部材49が所定時間だけ振分部44の全ての特定領域45を往復している間、副制御部16は、押しボタンスイッチ39からの操作信号が入力されるのを監視した状態となっており、操作信号が入力した場合に球保持部材49の電磁石49aをオフとする。
これにより、遊技者が押しボタンスイッチ39を操作した(押した)際に、球保持部材49に保持された遊技球Pが球保持部材49の下側の特定領域45を通過し、その特定領域45に設けられた通過排出球検知センサ48に検知されることになる。
このような構成とした場合に、遊技者は、単に押しボタンスイッチ39の操作により、演出を見るか見ないかの選択をするのではなく、保留された特図ゲームのうちのいずれの特図ゲームの予告を見るかを選択することができることなる。また、実際に押しボタンスイッチ39の操作により、既に遊技領域2から排出された遊技球Pではあるが、遊技球Pの流下方向を直接的に操作することが可能となり、遊技球を流下させるパチンコ遊技機において、直接遊技球Pを操作するような技術介入を行っている雰囲気を味わうことができる。
なお、この際に、例えば、球保持部材49の移動速度を速くするなどして、遊技者が遊技球Pを流下させようとした特定領域45ではなく、その隣の特定領域45を遊技球Pが通過してしまう可能性もあるような構成としてもよい。この場合に、擬似的な技術介入において、技術力が要求される状態となり、より遊技者の興趣を高められる可能性がある。
また、所定時間経過しても押しボタンスイッチ39が操作されなかった場合は、振分抽選により選択された特定領域45に遊技球Pを流下させるものとしてもよいし、振分路43fで遊技球Pを流下させて、特定領域45を選択しないものとしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
P 遊技球
1 遊技盤
2 遊技領域
6 特別変動入賞装置
10 一般入賞口(入賞口)
14 主制御装置(抽選手段、抽選決定情報取得手段、抽選決定情報記憶手段、抽選決定情報記憶制御手段、事前抽選結果判定手段)
16 副制御部(記憶数表示制御手段、抽選結果予告手段、関連付け手段、誘導制御手段)
31 特図保留数表示装置(記憶数表示装置)
32 記憶数表示マーク
33 予告表示マーク
34 窓
36 窓表示部(窓部)
43 大入賞口用排出路(所定入賞口用排出路)
45 特定領域
48 通過排出球検知センサ(通過排出球検出手段)
49 球保持部材(誘導手段)
49a 電磁石(誘導手段)
49b 駆動手段(誘導手段)
52 始動入賞口(入賞口)
61 大入賞口(入賞口)
65 開閉装置

Claims (4)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球の一部が入賞する複数の入賞口と、
    前記入賞口のうちの始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に順次行われるゲームが当たりか否かを抽選する抽選手段と、
    前記始動入賞口に遊技球が入賞した際に、前記抽選手段による抽選が当たりか否かを決定するために用いられる抽選決定情報を取得する抽選決定情報取得手段と、
    前記抽選決定情報を記憶する抽選決定情報記憶手段と、
    前記ゲーム中に前記抽選決定情報取得手段により抽選決定情報が取得された場合に、上限となる所定の個数の範囲で前記抽選決定情報を前記抽選決定情報記憶手段に順次記憶させるとともに、順次前記ゲームが行われる際に、当該ゲームの当たりはずれを決める前記抽選決定情報を当該抽選決定情報の記憶順に対応して選択し、選択された前記抽選決定情報を前記抽選決定情報記憶手段から消去する抽選決定情報記憶制御手段と、
    前記抽選決定情報記憶手段に記憶される前記抽選決定情報の上限となる所定の個数に対応する個数の記憶数表示マークを表示状態と非表示状態とのいずれかに切り替えることにより、表示状態となる記憶数表示マークの個数で前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の個数を表示する記憶数表示装置と、
    前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の個数および記憶されている抽選決定情報の記憶順に基づいて、表示状態となる記憶数表示マークの個数と配置を制御する記憶数表示制御手段と、
    前記抽選手段による抽選の前に、前記抽選決定情報記憶手段に記憶される前記抽選決定情報を用いて当たりおよびはずれの抽選結果を判定する事前抽選結果判定手段と、
    所定の予告条件が成立した場合に、前記記憶数表示装置に表示される前記記憶数表示マークを、前記事前抽選結果判定手段の判定結果に基づいて抽選結果を予告する予告表示マークに変更する抽選結果予告手段とを備える遊技機であって、
    前記遊技盤の裏面側に設けられ、前記入賞口のうちの所定の入賞口に入賞した遊技球を排出するための所定入賞口用排出路と、
    前記所定入賞口用排出路の途中に設けられるとともに遊技球が通過可能な複数の特定領域と、
    前記特定領域にそれぞれ設けられ、前記特定領域を通過する遊技球を検出して検出信号を出力する通過排出球検出手段と、
    前記遊技盤に設けられ、当該遊技盤の裏面側の前記特定領域を通過する遊技球を前記遊技盤の前面側から視認させる窓と、
    前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている抽選決定情報の記憶順に基づいて、前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている各抽選決定情報と、複数の前記通過排出球検出手段と、前記記憶数表示装置に表示される各記憶数表示マークとを関連付ける関連付け手段と、
    を備え、
    前記抽選結果予告手段は、前記通過排出球検出手段から前記特定領域のいずれかを遊技球が通過したことを示す検出信号が入力されることを前記予告条件の少なくとも1つとし、予告条件が成立した場合に、前記関連付け手段により前記検出信号を出力した前記通過排出球検出手段に関連付けられた抽選決定情報を選択し、選択された抽選決定情報に対する前記事前抽選結果判定手段による判定結果に基づいて、前記関連付け手段により関連づけられた記憶数表示マークを予告表示マークに変更することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が流入できる開状態と、遊技球が流入できない閉状態との間で変動し、前記ゲームが当たりとなった場合に開状態となる開閉装置と、前記入賞口のうちの1つであるとともに、前記開閉装置が開状態の際に遊技球が入賞可能な大入賞口とを有する特別変動入賞装置を備え、
    前記大入賞口が所定の入賞口とされ、前記大入賞口に前記特定領域を備える所定入賞口用排出路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記所定入賞口用排出路の複数の前記特定領域のうちのいずれかの特定領域に遊技球を誘導する誘導手段と、
    前記誘導手段が遊技球を誘導する特定領域を決定する誘導制御手段と、
    を備え、
    前記誘導制御手段は、前記誘導手段が遊技球を誘導する特定領域を抽選により決定し、
    前記事前抽選結果判定手段により当たりと判定された抽選決定情報が前記抽選決定情報記憶手段に記憶されている場合に、前記関連付け手段により前記当たりと判定された抽選決定情報に関連付けられた前記通過排出球検出手段を備える特定領域を選択し、
    前記誘導手段が選択された特定領域に遊技球を誘導する抽選確率を、選択されなかった他の特定領域に遊技球を誘導する抽選確率より高く設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記窓に複数の前記特定領域のそれぞれに対応する複数の前記窓部を設け、当該窓部を前記記憶数表示装置の記憶数表示マークとし、
    前記記憶数表示装置は、複数の前記窓部をそれぞれ、複数の異なる照明態様で照らすことが可能な照明手段を備え、前記窓部の照明態様を変更することで、前記窓部からなる記憶数表示マークの表示状態と非表示状態とを切り替え、
    かつ、前記窓部の照明態様を記憶数表示マークの照明態様と異なる照明態様に変更することで記憶数表示マークを予告表示マークに変更し、
    前記関連付け手段は、前記特定領域に形成された前記窓部からなる記憶数表示マークと、当該特定領域に設けられた通過排出球検出手段とを関連づけることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。
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