JP5385077B2 - 回転電動機 - Google Patents
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Description
そこで、本出願人は、8極12スロット集中巻、8極24スロット分布巻、10極30スロット分布巻等において、ロータに埋め込んだ各マグネットの両側に形成した空隙を、非対称空隙にすることでトルクアップを図る提案している。
請求項2に記載の発明は、12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第2角度、第3角度、第4角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項3に記載の発明は、12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第3角度、第1角度、第4角度、第2角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第1角度は90度より小さくする。
請求項4に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第1角度、第4角度、第2角度、第3角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項5に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第2角度、第4角度、第1角度、第3角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第2角度は90度より小さくする。
請求項6に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第4角度、第2角度、第3角度、第1角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項7に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第3角度、第2角度、第4角度、第5角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第5角度は72度より小さくする。
請求項8に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第5角度、第3角度、第2角度、第1角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第2角度は72度より小さくする。
請求項9に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第5角度、第3角度、第1角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第3角度は72度より小さくする。
以下、本発明を、永久磁石埋め込み型ロータを備えたブラシレスモータ(IPMモータ)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
ロータコア7は、図3に示すように円柱状をなし、複数(本実施形態では4個)の平板状の第1〜第4永久磁石M1〜M4が、回転方向順に、その外周面寄りに周方向に所定に角度間隔に埋め込まれている。つまり、本実施形態のロータ3は、第1〜第4永久磁石M1〜M4を埋め込んだ所謂IPM構造のロータを構成している。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、上記各第1磁極部8の周方向両端に設けられた両側の空隙S(Sa,Sb)を非対称に形成して、トルクアップを図りトルク特性の向上を図っている。
本実施形態では、図4に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を81度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を86.4度としている。
次に、上記のように構成したブラシレスモータ1と、従前のブラシレスモータを比較してその作用効果について説明する。
次に、上記のように構成した第1実施形態の効果を以下に記載する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ1は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1実施形態と異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を83.3度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を87.2度としている。
次に、上記のように構成した第2実施形態の効果を以下に記載する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ1は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1及び第2実施形態とは異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を94.6度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を91.4度としている。
次に、上記のように構成した第3実施形態の効果を以下に記載する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
そして、本実施形態は、永久磁石の数を第1〜第3実施形態と同じとするも、ステータのティースの数を第1〜第3実施形態と相違させている。また、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1〜第3実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
図8は、本実施形態のブラシレスモータ11の概略構成を示す模式図である。図8に示すように、ステータ2は、24個のティース4を有し、24個のティース4が円環状に配設され、これにより、各ティース4間には24個のスロットが形成されている。そして、これら各ティース4には、分布巻により巻線5が巻回され、その巻回された巻線5には三相交流が通電されるようになっており、U相、V相、W相の順に回転方向に配置されている。そして、各相の巻線5は3スロット毎に配置される分布巻である。
本実施形態では、図9に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を78.1度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を102.5度としている。
次に、上記のように構成した本実施形態のブラシレスモータ11と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを比較してその作用効果について説明する。
次に、上記のように構成した第4実施形態の効果を以下に記載する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ11は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4実施形態とは異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を85.4度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を90.4度としている。
次に、上記のように構成した第5実施形態の効果を以下に記載する。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ11は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4及び第5実施形態とは異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を90.1度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を85.6度としている。
次に、上記のように構成した第6実施形態の効果を以下に記載する。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
そして、本実施形態は、ステータのティースの数を30個、及び永久磁石の数を5個として第1〜第6実施形態と相違させている。従って、第1〜第6実施形態と相違する点について詳細に説明し、第1〜第6実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態では、図13に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を79.6度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を66.1度としている。
また、第5永久磁石M5の第5中心線L5と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第5角度θ51を71.9度としている。
ここで、従前のブラシレスモータについて説明すると、従前のブラシレスモータは、ロータコアに埋め込まれた5個の第1〜第5永久磁石M1〜M4が中心軸線Loからみてそれぞれ等角度間隔となるように埋設されている点のみが相違するだけでその他の構成は同じにしている。つまり、従前(等角度配置)のブラシレスモータは、図14に示すように、第1角度θ12、第2角度θ23、第3角度θ34、第4角度θ45、第5角度θ51を共に72度としている。
次に、上記のように構成した第7実施形態の効果を以下に記載する。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ21は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7実施形態とは異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を70.6度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第5永久磁石M5の第5中心線L5とのなす第4角度θ45を80.2度としている。
そして、このように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ21と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
次に、上記のように構成した第8実施形態の効果を以下に記載する。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本実施形態のブラシレスモータ21は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7及び第8実施形態とは異ならしている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を73.4度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第5永久磁石M5の第5中心線L5とのなす第4角度θ45を77.8度としている。
そして、このように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ21と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
次に、上記のように構成した第9実施形態の効果を以下に記載する。
○上記第1実施形態では、第1角度θ12を81度、第2角度θ23を94.5度、第3角度θ34を86.4度、第4角度θ41を98.1度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。そして、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第2及び第3実施形態に比べてトルクリップルの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
○上記各実施形態では、各永久磁石M1〜M5を、径方向外側の磁極面をS極となるように配置したが、これに限定されない。各永久磁石M1〜M5を、径方向外側の磁極面をN極となるように配置して実施してもよい。
○上記第1〜第3実施形態は、12個のティース4を備えたステータ2と4個の永久磁石M1〜M4を備えたロータ3からなるブラシレスモータ1であり、第4〜第6実施形態は、24個のティース4を備えたステータ2と4個の永久磁石M1〜M4を備えたロータ3からなるブラシレスモータ11であった。また、第7〜第8実施形態は、30個のティース4を備えたステータ2と5個の永久磁石M1〜M5を備えたロータ3からなるブラシレスモータ21であった。しかし、これらに限定されるものではなく、IPM構造のコンシクエント型のロータを備えた回転電動機であるならば、ティースの数、永久磁石の数は限定されない。
Claims (9)
- 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第1角度、第3角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第3角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第2角度、第3角度、第4角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第3角度、第1角度、第4角度、第2角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第1角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第1角度、第4角度、第2角度、第3角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第2角度、第4角度、第1角度、第3角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第2角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
第4角度、第2角度、第3角度、第1角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
第3角度、第2角度、第4角度、第5角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第5角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
第5角度、第3角度、第2角度、第1角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第2角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。 - 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
第5角度、第3角度、第1角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第3角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。
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