JP5385077B2 - 回転電動機 - Google Patents

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    • H02K1/2746Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets arranged with the same polarity, e.g. consequent pole type

Description

本発明は、回転電動機に関する。
近年、永久磁石により形成される磁極がロータ側に設けられるブラシレスモータが広い分野で採用され注目されている。この種のモータに用いられるロータとしては、例えば特許文献1の第5図に示されているように、両磁極のマグネットをロータコアの外周面に固着されて構成されるSPM(Surface Permanent Magnet)構造のロータや、同文献1の第8図に示されているように、省資源や低コスト等の観点から使用するマグネットを単一磁極のみとしてその使用量を半分とし、そのマグネットとロータコアに形成されたコア磁極部とで構成されるコンシクエントポール構造のロータ等が知られている。
また、コンシクエントポール構造のロータに設けられるマグネットを、ロータの内部に埋め込んだIPM(Interior Permanent Magnet)構造のロータがある。IPM構造のロータでは、周方向に等間隔に埋め込んだ同極のマグネット間の鉄心部(コア磁極部)の逆極性を高めることができ、ブラシレスモータのより小型化及び高出力化が可能となる。しかも、ロータに設けられるマグメットが半分にでき、より安価なブラシレスモータが得られる。
特開2008−125203号公報
ところで、マグネットを埋め込んだコンシクエント型のロータを採用したブラシレスモータについて、さらなる高トルク、高出力化が望まれている。
そこで、本出願人は、8極12スロット集中巻、8極24スロット分布巻、10極30スロット分布巻等において、ロータに埋め込んだ各マグネットの両側に形成した空隙を、非対称空隙にすることでトルクアップを図る提案している。
しかしながら、ロータに埋め込んだ各マグネットの両側に非対称の空隙を形成することでトルクアップが図れるものの、ロータ外径部分では、磁束密度分布が異なることと、急峻に磁束密度が変化することから、コギングトルク及びトルクリップルが大きくなる問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、マグネットを埋め込んだコンシクエント型のロータを備え、トルク特性を維持しつつコギングトルク及びトルクリップルの低減が可能な回転電動機を提供することにある。
求項に記載の発明は、12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第1角度、第3角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第3角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップルを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第2角度、第3角度、第4角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、コギングトルクを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第3角度、第1角度、第4角度、第2角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第1角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
請求項に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第1角度、第4角度、第2角度、第3角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップルを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第2角度、第4角度、第1角度、第3角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第2角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、コギングトルクを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度について、第4角度、第2角度、第3角度、第1角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
請求項に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第3角度、第2角度、第4角度、第5角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第5角度は72度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップルを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第5角度、第3角度、第2角度、第1角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第2角度は72度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、コギングトルクを低減させることができる。
請求項に記載の発明は、30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度について、第5角度、第3角度、第1角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第3角度は72度より小さくする。
請求項に記載の発明によれば、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
本発明によれば、トルク特性を維持しつつコギングトルク及びトルクリップルの低減を図ることができる。
第1実施形態のブラシレスモータの概略構成を示す模式図。 ロータの要部拡大図。 第1〜第4永久磁石が埋設されたロータコアの全体斜視図。 第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 従前の第1〜第4永久磁石の配置間隔を説明する説明図。 第2実施形態の第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第3実施形態の第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第4実施形態のブラシレスモータの概略構成を示す模式図。 第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第5実施形態の第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第6実施形態の第1〜第4永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第7実施形態のブラシレスモータの概略構成を示す模式図。 第1〜第5永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 従前の第1〜第5永久磁石の配置間隔を説明する説明図。 第8実施形態の第1〜第5永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。 第9実施形態の第1〜第5永久磁石の不等角度間隔の配置を説明する説明図。
(第1実施形態)
以下、本発明を、永久磁石埋め込み型ロータを備えたブラシレスモータ(IPMモータ)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のブラシレスモータの概略構成を示す模式図であり、図2は、ロータの要部拡大図である。また、図3は、永久磁石が埋設されたロータコアの全体斜視図である。
図1に示すように、回転電動機としてのブラシレスモータ1は、図示しないモータハウジングの内周面に沿って配設された環状のステータ2と、そのステータ2の内側において回転可能に配設されたロータ3とを備えている。
ステータ2は、12個のティース4を有し、12個のティース4が円環状に配設され、これにより、各ティース4間には12個のスロットが形成されている。そして、これら各ティース4には、集中巻により巻線5が巻回され、その巻回された巻線5には三相交流が通電されるようになっており、U相、V相、W相の順に回転方向に配置されている。
一方、ロータ3は、回転軸6とその回転軸6に固着された円柱状のロータコア7とを有してしている。回転軸6は、その中心軸線Loが環状のステータ2の中心軸線と一致するように配設され、その両端部がモータハウジングに設けた図示しない軸受けに回転可能に支持されている。従って、ロータ3(ロータコア7)は、ステータ2の内側において中心軸線Loを回転中心として回転可能に支持されている。
そして、本実施形態のブラシレスモータ1は、図1において、反時計回り方向に、ロータ3が回転駆動されるブラシレスモータとなっている。
ロータコア7は、図3に示すように円柱状をなし、複数(本実施形態では4個)の平板状の第1〜第4永久磁石M1〜M4が、回転方向順に、その外周面寄りに周方向に所定に角度間隔に埋め込まれている。つまり、本実施形態のロータ3は、第1〜第4永久磁石M1〜M4を埋め込んだ所謂IPM構造のロータを構成している。
そして、ロータコア7の外周面であって、埋設されたこれら第1〜第4永久磁石M1〜M4の磁極面と相対向する領域の面を第1磁極部8としている。従って、本実施形態では、4個の第1〜第4永久磁石M1〜M4を埋設したことから、ロータコア7の外周面には、これら第1〜第4永久磁石M1〜M4によって4個の第1磁極部8が形成されることになる。
埋設された第1〜第4永久磁石M1〜M4は、その径方向外側の磁極面が同極(本実施形態ではS極)となるように配置されている。これにより、本実施形態のロータ3には、同極性(S極)を有する4つの第1磁極部8が、その周方向に沿って不等角度間隔で形成されている。
また、第1〜第4永久磁石M1〜M4の周方向両側のロータコア7には、空隙S(Sa,Sb)が形成されている。そして、これらの各空隙Sが磁気抵抗となることで、各第1磁極部8(各永久磁石M1〜M4)間のロータコア7には、その周方向において各第1磁極部8とは磁気的に区画された第2磁極部9が形成されている。
即ち、各第1磁極部8の磁束は、その周方向両端に形成された各空隙Sを迂回するようにロータコア7の内部を経由して各第2磁極部9に流入する。そして、その磁束が径方向外側に向って各第2磁極部9を通過することにより、該各第2磁極部9に、隣接する第1磁極部8とは極性の異なる擬似的な磁極(N極)が形成されるようになっている。
つまり、本実施形態のロータ3は、所謂コンクシエントポール型のロータとして構成されている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、上記各第1磁極部8の周方向両端に設けられた両側の空隙S(Sa,Sb)を非対称に形成して、トルクアップを図りトルク特性の向上を図っている。
本実施形態のブラシレスモータ1は、その回転方向が一方向(本実施形態では図1及び図2において反時計回り方向)に限定され、その回転方向に合わせて最適な構成になるように、両側の空隙S(Sa,Sb)の形状を異ならせている。詳述すると、そのロータ3の回転方向側に形成された空隙Saの周方向幅を、ロータ3の反回転方向側に形成された空隙Sbの周方向幅よりも大となるように設定されている。
また、平板状の第1〜第4永久磁石M1〜M4は、同一形状であって、中心軸線Lo方向を縦とし、その縦の長さを、ロータコア7の中心軸線方向の長さと一致させている。そして、第1〜第4永久磁石M1〜M4は、中心軸線Loから等距離にそれぞれ埋設され、かつ、その縦方向が、中心軸線Loと平行となるように埋設されるとともに、その横幅の辺が横幅の中心と中心軸線Loとをそれぞれ結ぶ各線(第1〜第4中心線L1〜L4)と直交するように埋設されている。即ち、第1〜第4永久磁石M1〜M4は、その磁極面が前記ロータ3の回転中心からみて垂直になるように埋設されている。
また、ロータコア7に埋め込まれた第1〜第4永久磁石M1〜M4は、中心軸線Loからみて、それぞれ不等角度間隔となるように埋設されている。
本実施形態では、図4に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を81度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を94.5度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を86.4度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を98.1度としている。
次に、上記のように構成したブラシレスモータ1と、従前のブラシレスモータを比較してその作用効果について説明する。
ここで、従前のブラシレスモータについて説明すると、従前のブラシレスモータは、ロータコア7に埋め込まれた第1〜第4永久磁石M1〜M4が中心軸線Loからみてそれぞれ等角度間隔となるように埋設されている点のみが相違するだけでその他の構成は同じにしている。つまり、従前のブラシレスモータは、図5に示すように、第1角度θ12、第2角度θ23、第3角度θ34、第4角度θ41を共に90度としている。
尚、図5に示す第1基線Laは従前のブラシレスモータの第1永久磁石M1の第1中心線L1、第2基線Lbは従前のブラシレスモータの第2永久磁石M2の第2中心線L2、第3基線Lcは従前のブラシレスモータの第3永久磁石M3の第3中心線L3、第4基線Ldは従前のブラシレスモータの第4永久磁石M4の第4中心線L4にそれぞれ相当する。
そして、ブラシレスモータ1と、従前のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表1に示す。
Figure 0005385077
表1から明らかなように、トルクの最大は、従前(等角度配置)のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は96%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前(等角度配置)のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は49%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクの最小は、従前(等角度配置)のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は22%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第1実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ1のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を81度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を94.5度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を86.4度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を98.1度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態は、第1実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第1実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第1実施形態と相違する点について詳細に説明し、第1実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ1は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1実施形態と異ならしている。
図6に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を103.1度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を83.3度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を86.4度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を87.2度としている。
そして、このように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ1と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表2に示す。
Figure 0005385077
表2から明らかなように、トルクの最大は、従前(等角度配置)のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は95%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は60%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は19%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが第1実施形態のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第2実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ1のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を103.1度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を83.3度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を86.4度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を87.2度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、コギングトルクを第1実施形態よりも低減させることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態は、第1及び第2実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第1及び第2実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1及び第2実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第1及び第2実施形態と相違する点について詳細に説明し、第1及び第2実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ1は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1及び第2実施形態とは異ならしている。
図7に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を87.7度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を94.6度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を86.3度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を91.4度としている。
そして、このように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ1と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表3に示す。
Figure 0005385077
表3から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は99%と殆ど変わらず第1及び第2実施形態に比べても非常に小さな減少である。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は65%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ1は44%と従前のものより非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第3実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ1のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を87.7度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を94.6度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を86.3度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を91.4度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、トルクの低減を第1及び第2実施形態よりも抑えることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態は、第1〜第3実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。
そして、本実施形態は、永久磁石の数を第1〜第3実施形態と同じとするも、ステータのティースの数を第1〜第3実施形態と相違させている。また、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第1〜第3実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第1〜第3実施形態と相違する点について詳細に説明し、第1〜第3実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
図8は、本実施形態のブラシレスモータ11の概略構成を示す模式図である。図8に示すように、ステータ2は、24個のティース4を有し、24個のティース4が円環状に配設され、これにより、各ティース4間には24個のスロットが形成されている。そして、これら各ティース4には、分布巻により巻線5が巻回され、その巻回された巻線5には三相交流が通電されるようになっており、U相、V相、W相の順に回転方向に配置されている。そして、各相の巻線5は3スロット毎に配置される分布巻である。
一方、ロータ3は、回転軸6とその回転軸6に固着された円柱状のロータコア7とを有してしている。ロータコア7は、4個の平板状の第1〜第4永久磁石M1〜M4が、回転方向順に、その外周面寄りに周方向に所定に角度間隔に埋め込まれている。
そして、ロータコア7の外周面であって、埋設されたこれら第1〜第4永久磁石M1〜M4と相対向する領域の磁極面を第1磁極部8としている。従って、本実施形態では、4個の第1〜第4永久磁石M1〜M4を埋設したことから、ロータコア7の外周面には、これら第1〜第4永久磁石M1〜M4によって4個の第1磁極部8が形成されることになる。
埋設された第1〜第4永久磁石M1〜M4は、その径方向外側の磁極面が同極(本実施形態ではS極)となるように配置されている。これにより、本実施形態のロータ3には、同極性(S極)を有する4つの第1磁極部8が、その周方向に沿って不等角度間隔で形成されている。
また、第1〜第4永久磁石M1〜M4の周方向両側のロータコア7には、空隙Sa,Sbが形成されている。そして、これらの各空隙Sa,Sbが磁気抵抗となることで、各第1磁極部8(各永久磁石M1〜M4)間のロータコア7には、その周方向において各第1磁極部8とは磁気的に区画された第2磁極部9が4個形成されている。即ち、各第2磁極部9には、隣接する第1磁極部8とは極性の異なる擬似的な磁極(N極)が形成されるようになっている。
また、ロータコア7に埋め込まれた第1〜第4永久磁石M1〜M4は、中心軸線Loからみて、それぞれ不等角度間隔となるように埋設されている。
本実施形態では、図9に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を78.1度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を93.7度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を102.5度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を85.7度としている。
次に、上記のように構成した本実施形態のブラシレスモータ11と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを比較してその作用効果について説明する。
ここで、従前のブラシレスモータについて説明すると、従前のブラシレスモータは、図5に示すように、ロータコア7に埋め込まれた第1〜第4永久磁石M1〜M4が中心軸線Loからみてそれぞれ等角度間隔となるように埋設されている点のみが相違するだけでその他の構成は同じにしている。
そして、本実施形態のブラシレスモータ11と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表4に示す。
Figure 0005385077
表4から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は89%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は15%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は35%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第4実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ11のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を78.1度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を93.7度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を102.5度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を85.7度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態は、第4実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第4実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第4実施形態と相違する点について詳細に説明し、第4実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ11は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4実施形態とは異ならしている。
図10に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を91.2度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を85.4度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を93.0度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を90.4度としている。
そして、このように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ11と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表5に示す。
Figure 0005385077
表5から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は94%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は30%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は25%と第4実施形態に比べてさらに低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが第4実施形態のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第5実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ11のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を91.2度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を85.4度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を93.0度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を90.4度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、コギングトルクを第4実施形態よりも低減させることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態は、第4及び第5実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第4及び第5実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4及び第5実施形態とは異ならして第1〜第4永久磁石M1〜M4を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第4及び第5実施形態と相違する点について詳細に説明し、第4及び第5実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ11は、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を第4及び第5実施形態とは異ならしている。
図11に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を94.1度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を90.1度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を90.2度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第4角度θ41を85.6度としている。
そして、このように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ11と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表6に示す。
Figure 0005385077
表6から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は99%と殆ど変わらず第4及び第5実施形態に比べて非常に小さな減少である。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は70%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ11は62%と従前のものより非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第4永久磁石M1〜M4をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第4永久磁石M1〜M4の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第6実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ11のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第4永久磁石M1〜M4を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を94.1度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を90.1度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を90.2度、第4永久磁石M4と第1永久磁石M1となす第4角度θ41を85.6度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、トルクの低減を第4及び第5実施形態よりも抑えることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
本実施形態は、第1〜第6実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。
そして、本実施形態は、ステータのティースの数を30個、及び永久磁石の数を5個として第1〜第6実施形態と相違させている。従って、第1〜第6実施形態と相違する点について詳細に説明し、第1〜第6実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
図12は、本実施形態のブラシレスモータ21の概略構成を示す模式図である。図12に示すように、ステータ2は、30個のティース4を有し、30個のティース4が円環状に配設され、これにより、各ティース4間には30個のスロットが形成されている。そして、これら各ティース4には、分布巻により巻線5が巻回され、その巻回された巻線5には三相交流が通電されるようになっており、U相、V相、W相の順に回転方向に配置されている。そして、各相の巻線5は3スロット毎に配置される分布巻である。
一方、ロータ3は、回転軸6とその回転軸6に固着された円柱状のロータコア7とを有してしている。ロータコア7は、5個の平板状の第1〜第5永久磁石M1〜M5が、回転方向順に、その外周面寄りに周方向に所定に角度間隔に埋め込まれている。
そして、ロータコア7の外周面であって、埋設されたこれら第1〜第5永久磁石M1〜M5と相対向する領域の磁極面を第1磁極部8としている。従って、本実施形態では、5個の第1〜第5永久磁石M1〜M5を埋設したことから、ロータコア7の外周面には、これら第1〜第5永久磁石M1〜M5によって5個の第1磁極部8が形成されることになる。
埋設された第1〜第5永久磁石M1〜M5は、その径方向外側の磁極面が同極(本実施形態ではS極)となるように配置されている。これにより、本実施形態のロータ3には、同極性(S極)を有する5つの第1磁極部8が、その周方向に沿って不等角度間隔で形成されている。
また、第1〜第5永久磁石M1〜M5の周方向両側のロータコア7には、空隙S(Sa,Sb)が形成されている。そして、これらの各空隙Sが磁気抵抗となることで、各第1磁極部8(各永久磁石M1〜M5)間のロータコア7には、その周方向において各第1磁極部8とは磁気的に区画された第2磁極部9が5個形成されている。即ち、各第2磁極部9には、隣接する第1磁極部8とは極性の異なる擬似的な磁極(N極)が形成されるようになっている。
また、ロータコア7に埋め込まれた第1〜第5永久磁石M1〜M5は、中心軸線Loからみて、それぞれ不等角度間隔となるように埋設されている。
本実施形態では、図13に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を79.6度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を70.6度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を66.1度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第5永久磁石M5の第5中心線L5とのなす第4角度θ45を71.8度としている。
また、第5永久磁石M5の第5中心線L5と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第5角度θ51を71.9度としている。
次に、上記のように構成したブラシレスモータ21と、従前のブラシレスモータを比較してその作用効果について説明する。
ここで、従前のブラシレスモータについて説明すると、従前のブラシレスモータは、ロータコアに埋め込まれた5個の第1〜第5永久磁石M1〜M4が中心軸線Loからみてそれぞれ等角度間隔となるように埋設されている点のみが相違するだけでその他の構成は同じにしている。つまり、従前(等角度配置)のブラシレスモータは、図14に示すように、第1角度θ12、第2角度θ23、第3角度θ34、第4角度θ45、第5角度θ51を共に72度としている。
尚、図14に示す第1基線Laは、従前のブラシレスモータの第1永久磁石M1の第1中心線L1、第2基線Lbは、従前のブラシレスモータの第2永久磁石M2の第2中心線L2、第3基線Lcは、従前のブラシレスモータの第3永久磁石M3の第3中心線L3、第4基線Ldは、従前のブラシレスモータの第4永久磁石M4の第4中心線L4、第5基線Leは、従前のブラシレスモータの第5永久磁石M5の第5中心線L5にそれぞれ相当する。
そして、本実施形態のブラシレスモータ21と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表7に示す。
Figure 0005385077
表7から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は95%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は33%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M5をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は42%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M5をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第7実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ21のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第5永久磁石M1〜M5を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を79.6度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を70.6度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を66.1度、第4永久磁石M4と第5永久磁石M5となす第4角度θ45を71.8度、第5永久磁石M5と第1永久磁石M1となす第5角度θ51を71.9度、なるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本実施形態は、第7実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第7実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7実施形態とは異ならして第1〜第5永久磁石M1〜M5を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第7実施形態と相違する点について詳細に説明し、第7実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ21は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7実施形態とは異ならしている。
図15に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を79.6度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を70.6度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を67.1度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第5永久磁石M5の第5中心線L5とのなす第4角度θ45を80.2度としている。
また、第5永久磁石M5の第5中心線L5と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第5角度θ51を62.5度としている。
そして、このように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ21と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表8に示す。
Figure 0005385077
表8から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は92%と僅かに低くなる。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は30%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M5をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は20%と第7実施形態に比べてさらに低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M5をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが第7実施形態のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第8実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ21のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第5永久磁石M1〜M5を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を79.6度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を70.6度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を67.1度、第4永久磁石M4と第5永久磁石M5となす第4角度θ45を80.2度、第5永久磁石M5と第1永久磁石M1となす第5角度θ51を62.5度となるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、コギングトルクを第7実施形態よりも低減させることができる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本実施形態は、第7及び第8実施形態と同じ、ロータコアに永久磁石を埋め込んだIPM構造のコンクシエントポール型のロータである。そして、本実施形態は、ステータのティースの数、永久磁石の数も第7及び第8実施形態と同じである。相違する点は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7及び第8実施形態とは異ならして第1〜第5永久磁石M1〜M5を不等角度間隔に配置した点に特徴を有する。
従って、第7及び第8実施形態と相違する点について詳細に説明し、第7及び第8実施形態と同じ構成につては、説明の便宜上、省略する。
本実施形態のブラシレスモータ21は、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を第7及び第8実施形態とは異ならしている。
図16に示すように、第1永久磁石M1の第1中心線L1と回転方向に隣接する第2永久磁石M2第2中心線L2とのなす第1角度θ12を72.5度としている。
また、第2永久磁石M2の第2中心線L2と回転方向に隣接する第3永久磁石M3の第3中心線L3とのなす第2角度θ23を73.4度としている。
さらに、第3永久磁石M3の第3中心線L3と回転方向に隣接する第4永久磁石M4の第4中心線L4とのなす第3角度θ34を68.9度としている。
さらにまた、第4永久磁石M4の第4中心線L4と回転方向に隣接する第5永久磁石M5の第5中心線L5とのなす第4角度θ45を77.8度としている。
また、第5永久磁石M5の第5中心線L5と回転方向に隣接する第1永久磁石M1の第1中心線L1とのなす第5角度θ51を67.4度としている。
そして、このように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をロータコア7に配置構成したブラシレスモータ21と、従前(等角度配置)のブラシレスモータを、反時計回り方向に回転駆動させて実験を行い、そのトルク、トルクリップル及びコギングトルクについて比較検証を行った。
その結果を、下記の表9に示す。
Figure 0005385077
表9から明らかなように、トルクの最大は、従前のブラシレスモータを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は98%と殆ど変わらず第7及び第8実施形態に比べて非常に小さな減少である。
また、トルクリップルの最小は、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は60%と非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M5をそれぞれ不等角度間隔となるように埋設したことにより、トルクリップルが従前のものより大きく減少したと考えられる。
さらに、コギングトルクは、従前のものを100%とすると、本実施形態のブラシレスモータ21は71%と従前のものより非常に低くなっていることがわかる。つまり、第1〜第5永久磁石M1〜M4をそれぞれ上記のように不等角度間隔となるように埋設したことにより、コギングトルクが従前のものより大きく減少したと考えられる。
これは、第1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を上記のように不等角度間隔に配置したことにより、磁束密度変化が、各第2磁極部9毎で相殺しあうことによって、トルクリップル、コギングトルクの低減につながったものと考えられる。
また、1〜第5永久磁石M1〜M5の配置を上記のように不等角度間隔に配置しても、平均磁束は殆ど変化しないのでトルクの減少が少ないものとなると考えられる。
次に、上記のように構成した第9実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、ブラシレスモータ21のロータコア7に、回転方向に順番に配置し埋設した第1〜第5永久磁石M1〜M4を、中心軸線Loからみてそれぞれ不等角度間隔となるように配置した。
詳述すると、第1永久磁石M1と第2永久磁石M2となす第1角度θ12を72.5度、第2永久磁石M2と第3永久磁石M3となす第2角度θ23を73.4度、第3永久磁石M3と第4永久磁石M4となす第3角度θ34を68.9度、第4永久磁石M4と第5永久磁石M5となす第4角度θ45を77.8度、第5永久磁石M5と第1永久磁石M1となす第5角度θ51を67.4度となるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。
これよって、非対称の空隙Sa,Sbを設けた従前(等角度配置)のブラシレスモータのトルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減を図ることができる。特に、トルクの低減を第7及び第8実施形態よりも抑えることができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記第1実施形態では、第1角度θ12を81度、第2角度θ23を94.5度、第3角度θ34を86.4度、第4角度θ41を98.1度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。そして、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第2及び第3実施形態に比べてトルクリップルの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第1角度θ12、第3角度θ34、第2角度θ23、第4角度θ41の順で角度間隔を大きくし、かつ、第2角度θ23を90度より大きく、第3角度θ34を90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、トルクリップルの低減を図ることができる。
○上記第2実施形態では、第1角度θ12を103.1度、第2角度θ23を83.3度、第3角度θ34を86.4度、第4角度θ41を87.2度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。そして、トルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第1及び第3実施形態に比べてコギングトルクの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第2角度θ23、第3角度θ34、第4角度θ41、第1角度θ12の順で大きくし、かつ、第1角度θ12は90度より大きく、第4角度θ41は90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、コギングトルクの低減を図ることができる。
○上記第3実施形態では、第1角度θ12を87.7度、第2角度θ23を94.6度、第3角度θ34を86.3度、第4角度θ41を91.4度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ1のロータコア7に配置した。そして、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、トルク特性の維持、特に、第1及び第2実施形態に比べて優れたトルク特性を発揮するものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第3角度θ34、第1角度θ12、第4角度θ41、第2角度θ23の順で大きくし、第4角度θ41は90度より大きく、かつ、第1角度θ12は90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
○上記第4実施形態では、第1角度θ12を78.1度、第2角度θ23を93.7度、第3角度θ34を102.5度、第4角度θ41を85.7度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。そして、トルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第5及び第6実施形態に比べてトルクリップルの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第1角度θ12、第4角度θ41、第2角度θ23、第3角度θ34の順で大きくし、かつ、第2角度θ23は90度より大きく、第4角度θ41は90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、トルクリップルの低減を図ることができる。
○上記第5実施形態では、第1角度θ12を91.2度、第2角度θ23を85.4度、第3角度θ34を93.0度、第4角度θ41を90.4度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。そして、トルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第4及び第6実施形態に比べてコギングトルクの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第2角度θ23、第4角度θ41、第1角度θ12、第3角度θ34の順で大きくし、かつ、第4角度θ41は90度より大きく、第2角度θ23は90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、コギングトルクの低減を図ることができる。
○上記第6実施形態では、第1角度θ12を94.1度、第2角度θ23を90.1度、第3角度θ34を90.2度、第4角度θ41を85.6度となるように、第1〜第4永久磁石M1〜M4をブラシレスモータ11のロータコア7に配置した。そして、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、トルク特性の維持、特に、第4及び第5実施形態に比べて優れたトルク特性を発揮するものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ41を、第4角度θ41、第2角度θ23、第3角度θ34、第1角度θ12の順で大きくし、かつ、第2角度θ23は90度より大きく、第4角度θ41は90度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
○上記第7実施形態では、第1角度θ12を79.6度、第2角度θ23を70.6度、第3角度θ34を66.1度、第4角度θ45を71.8度、第5角度θ51を71.9度、なるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。そして、トルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第8及び第9実施形態に比べてトルクリップルの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を、第3角度θ34、第2角度θ23、第4角度θ45、第5角度θ51、第1角度θ12の順で大きくし、かつ、第1角度θ12は72度より大きく、第5角度θ51は72度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、トルクリップルの低減を図ることができる。
○上記第8実施形態では、第1角度θ12を79.6度、第2角度θ23を70.6度、第3角度θ34を67.1度、第4角度θ45を80.2度、第5角度θ51を62.5度となるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。そして、トルク特性を維持しつつ、トルクリップル、コギングトルクの低減、特に、第7及び第9実施形態に比べてコギングトルクの低減に優れたものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第4角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を、第5角度θ51、第3角度θ34、第2角度θ23、第1角度θ12、第4角度θ45の順で大きくし、かつ、第1角度θ12は72度より大きく、第2角度θ23は72度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。この場合でも、トルク特性を維持しつつ、コギングトルクの低減を図ることができる。
○上記第9実施形態では、第1角度θ12を72.5度、第2角度θ23を73.4度、第3角度θ34を68.9度、第4角度θ45を77.8度、第5角度θ51を67.4度となるように、第1〜第5永久磁石M1〜M5をブラシレスモータ21のロータコア7に配置した。そして、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、トルク特性の維持、特に、第6及び第8実施形態に比べて優れたトルク特性を発揮するものにした。しかし、これに限定されるものではない。
これを、第1〜第5角度θ12,θ23,θ34,θ45,θ51を、第5角度θ51、第3角度θ34、第1角度θ12、第2角度θ23、第4角度θ45の順で大きくし、かつ、第1角度θ12は72度より大きく、第3角度θ34は72度より小さくする条件の範囲内で適宜変更して実施してもよい。
この場合でも、トルクリップル及びコギングトルクの低減を図りつつ、優れたトルク特性を発揮させることができる。
○上記各実施形態では、各永久磁石M1〜M5を、径方向外側の磁極面をS極となるように配置したが、これに限定されない。各永久磁石M1〜M5を、径方向外側の磁極面をN極となるように配置して実施してもよい。
○上記第各実施形態では、各永久磁石M1〜M5を、平板状に形成したが、湾曲板状に形成した永久磁石を使用して実施してもい。
○上記第1〜第3実施形態は、12個のティース4を備えたステータ2と4個の永久磁石M1〜M4を備えたロータ3からなるブラシレスモータ1であり、第4〜第6実施形態は、24個のティース4を備えたステータ2と4個の永久磁石M1〜M4を備えたロータ3からなるブラシレスモータ11であった。また、第7〜第8実施形態は、30個のティース4を備えたステータ2と5個の永久磁石M1〜M5を備えたロータ3からなるブラシレスモータ21であった。しかし、これらに限定されるものではなく、IPM構造のコンシクエント型のロータを備えた回転電動機であるならば、ティースの数、永久磁石の数は限定されない。
1,11,12…ブラシレスモータ、2…ステータ、3…ロータ、4…ティース、5…巻線、6…回転軸、7…ロータコア、8…第1磁極部、9…第2磁極部、M1…第1永久磁石、M2…第2永久磁石、M3…第3永久磁石、M4…第4永久磁石、M5…第5永久磁石、S,Sa,Sb…空隙、Lo…中心軸線、L1…第1中心線、L2…第2中心線、L3…第3中心線、L4…第4中心線、L5…第5中心線、θ12…第1角度、θ23…第2角度、θ34…第3角度、θ41,θ45…第4角度、θ51…第5角度。

Claims (9)

  1. 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第1角度、第3角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第3角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  2. 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第2角度、第3角度、第4角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  3. 12個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第3角度、第1角度、第4角度、第2角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第1角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  4. 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第1角度、第4角度、第2角度、第3角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  5. 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第2角度、第4角度、第1角度、第3角度の順で大きくし、前記第4角度は90度より大きく、前記第2角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  6. 24個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに4個の平板状の第1〜第4永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を4個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第4永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第4永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第4永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第4中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第4角度、について、
    第4角度、第2角度、第3角度、第1角度の順で大きくし、前記第2角度は90度より大きく、前記第4角度は90度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  7. 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
    前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
    第3角度、第2角度、第4角度、第5角度、第1角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第5角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  8. 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
    前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
    第5角度、第3角度、第2角度、第1角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第2角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。
  9. 30個のティースに巻線を巻回してなるステータと、前記ステータの内側に設けられ、回転軸にて回転可能に支持されたロータコアに5個の平板状の第1〜第5永久磁石が周方向にかつその磁極面が前記ロータの回転中心からみて垂直となるように埋設して同極性を有する第1の磁極部を5個形成するとともに、前記各第1の磁極部の両端に非対称の磁気抵抗となる空隙を形成して、前記第1〜第5永久磁石間の前記ロータコアの部分に前記第1の磁極部と異なる極性を有する第2の磁極部をそれぞれ形成したロータとを備えた回転電動機であって、
    前記平板状の第1〜第5永久磁石間の角度間隔を、前記ロータの回転中心からみて、その回転中心と平板状の前記第1〜第5永久磁石の中心を結ぶ線をそれぞれ第1〜第5中心線としたとき、
    前記第1永久磁石の第1中心線と回転方向に隣接する前記第2永久磁石の第2中心線となす第1角度、
    前記第2中心線と回転方向に隣接する前記第3永久磁石の第3中心線となす第2角度、
    前記第3中心線と回転方向に隣接する前記第4永久磁石の第4中心線となす第3角度、
    前記第4中心線と回転方向に隣接する前記第5永久磁石の第5中心線となす第4角度、
    前記第5中心線と回転方向に隣接する前記第1永久磁石の第1中心線となす第5角度、について、
    第5角度、第3角度、第1角度、第2角度、第4角度の順で大きくし、前記第1角度は72度より大きく、前記第3角度は72度より小さいことを特徴とする回転電動機。
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