JP2015233381A - Ipmモータ及びそのコギングトルクの抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、IPMモータのロータの外周面を加工すること、またはロータ内磁気抵抗の異なる部分を設けることにより、IPMモータのサーボ制御化を行うことである。
【解決手段】本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法は、輪状ステータ(5)の内側のロータ(2)の外周面(2A)に、直線面部分(6B)又は曲線面部分(6Ba)を形成する、またはロータ内に磁気抵抗の異なる部分を設けることにより、ギャップ部の磁束密度の変化を細かくコントロールし、従来のIPMモータのコギングトルクよりも抑制する構成と方法である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法は、輪状ステータ(5)の内側のロータ(2)の外周面(2A)に、直線面部分(6B)又は曲線面部分(6Ba)を形成する、またはロータ内に磁気抵抗の異なる部分を設けることにより、ギャップ部の磁束密度の変化を細かくコントロールし、従来のIPMモータのコギングトルクよりも抑制する構成と方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、IPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法に関し、特に、ロータの外周面に直線部又は曲線部を形成し、さらに、磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通穴)を用いることによりコギングトルクを抑制するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のIPMモータの例を挙げる前に、一般に用いられているSPM(Surface Permanent Magnet)モータの場合、マグネットの外側の形状を適切に設計することにより、コギングトルクの低減を実現している。
これに対し、IPM(Inter Permanent Magnet)モータは、特許文献1及び2に示されるように、
(A) ロータの限られた体積の中に適切に磁石を配置することにより、より多くのマグネット磁束をステータに流すことが可能である。
(B) 磁石の飛散防止対策を考慮する必要がないためギャップを狭く設計することができる。
(C) 弱め磁界制御を用いることにより高回転域において大きなトルクを得ることができる。
(D) 弱め磁界制御により幅広いダイナミック特性が得られる。
(E) 磁石が電気子電流の磁束変化に直接さらされないため磁石の渦電流損が少ない。
等の利点によって幅広い分野に多用され始めている。
これに対し、IPM(Inter Permanent Magnet)モータは、特許文献1及び2に示されるように、
(A) ロータの限られた体積の中に適切に磁石を配置することにより、より多くのマグネット磁束をステータに流すことが可能である。
(B) 磁石の飛散防止対策を考慮する必要がないためギャップを狭く設計することができる。
(C) 弱め磁界制御を用いることにより高回転域において大きなトルクを得ることができる。
(D) 弱め磁界制御により幅広いダイナミック特性が得られる。
(E) 磁石が電気子電流の磁束変化に直接さらされないため磁石の渦電流損が少ない。
等の利点によって幅広い分野に多用され始めている。
従来のIPMモータは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前述のIPMモータは、図14から図16で示されるように、回転軸1に設けられたロータ2の外周は、所定の半径の外形を有する真円であるため同一直径で形成された円周面となり、図15及び図16で示されるように、ロータ2のマグネット4と輪状ステータ5の各突出磁極6(ステータ巻線6Aを有する)とが対応する位置では、全てギャップが一定であると共にギャップが極めて小さいため、多くの磁力線が形成されると共に磁束密度が高くなるため、いわゆる、ロータ2の回転時に大きいコギングトルクの発生となっていた。
すなわち、前述のIPMモータは、図14から図16で示されるように、回転軸1に設けられたロータ2の外周は、所定の半径の外形を有する真円であるため同一直径で形成された円周面となり、図15及び図16で示されるように、ロータ2のマグネット4と輪状ステータ5の各突出磁極6(ステータ巻線6Aを有する)とが対応する位置では、全てギャップが一定であると共にギャップが極めて小さいため、多くの磁力線が形成されると共に磁束密度が高くなるため、いわゆる、ロータ2の回転時に大きいコギングトルクの発生となっていた。
そのため、利点として、大トルク型のモータを得ることはできるが、マグネットの形状によって突出磁極6とロータ2間のギャップ部(図示のように極めて狭く設定されている)に流れる磁束の波形をコントロールすることは難しく、また、前述のようにギャップを小さくしたことにより、コギングトルクは非常に大となる傾向があった。
すなわち、IPMモータがSPMモータに比して様々な利点を持つにもかかわらず、位置決め精度が必要なサーボモータとしては殆んど利用されていなかった。その大きい理由は、このコギングトルクがあまりにも大きく、かつ、サーボ制御が困難であると云うデメリットのためである。
すなわち、IPMモータがSPMモータに比して様々な利点を持つにもかかわらず、位置決め精度が必要なサーボモータとしては殆んど利用されていなかった。その大きい理由は、このコギングトルクがあまりにも大きく、かつ、サーボ制御が困難であると云うデメリットのためである。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、ロータの外周面に直線面部又は曲線面部を形成し、さらに、磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通穴)を適切に配置することによりコギングトルクを抑制するようにしたIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法を提供することを目的とする。
本発明によるIPMモータは、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線を有する複数の突出磁極を備えた輪状ステータと、前記輪状ステータの内側に回転軸を介して設けられたロータと、前記ロータ内に設けられた複数のマグネットと、を備え、前記ステータ巻線の励磁により前記ロータを回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータの外周面には、直線状面をなす直線面部分又は前記ロータの外径からなる外周面とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分が形成されていることにより、前記直線面部分又は曲線面部分を有しない前記ロータよりもコギングトルクの発生が抑制されている構成であり、また、前記ロータの前記マグネットが設けられていない領域には、前記ロータとは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分が形成されている構成であり、また、前記磁気抵抗の異なる部分は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなる構成であり、また、本発明によるIPMモータのコギングトルクの抑制方法は、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線を有する複数の突出磁極を備えた輪状ステータと、前記輪状ステータの内側に回転軸を介して設けられたロータと、前記ロータ内に設けられた複数のマグネットと、を備え、前記ステータ巻線の励磁により前記ロータを回転させるようにしたIPMモータを用い、前記ロータの外周面には、直線状面をなす直線面部分又は前記ロータの外径からなる外周面とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分が形成されていることにより、前記直線面部分又は曲線面部分を有しない前記ロータよりもコギングトルクの発生が抑制されている方法であり、また、前記ロータの前記マグネットが設けられていない領域には、前記ロータとは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分が形成されている方法であり、また、前記磁気抵抗の異なる部分は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなる方法である。
本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線を有する複数の突出磁極を備えた輪状ステータと、前記輪状ステータの内側に回転軸を介して設けられたロータと、前記ロータ内に設けられた複数のマグネットと、を備え、前記ステータ巻線の励磁により前記ロータを回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータの外周面には、直線状面をなす直線面部分又は前記ロータの外径からなる外周面とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分が形成されていることにより、前記直線面部分又は曲線面部分を有しない前記ロータよりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたことにより、コギングトルクが抑制され、サーボモータとして利用できることにより、IPMモータの大トルクを用いて、従来用いられなかった分野の製品にもIPMモータの展開が可能となる。
また、前記ロータの前記マグネットが設けられていない領域には、前記ロータとは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通孔)が形成されていることにより、より一層、コギングトルクの細かい抑制の制御が可能となる。
また、前記磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通孔)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなることにより、個々のIPMモータのコギングトルクの細かい調整が可能となる。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線を有する複数の突出磁極を備えた輪状ステータと、前記輪状ステータの内側に回転軸を介して設けられたロータと、前記ロータ内に設けられた複数のマグネットと、を備え、前記ステータ巻線の励磁により前記ロータを回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータの外周面には、直線状面をなす直線面部分又は前記ロータの外径からなる外周面とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分が形成されていることにより、前記直線面部分又は曲線面部分を有しない前記ロータよりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたことにより、コギングトルクが抑制され、サーボモータとして利用できることにより、IPMモータの大トルクを用いて、従来用いられなかった分野の製品にもIPMモータの展開が可能となる。
また、前記ロータの前記マグネットが設けられていない領域には、前記ロータとは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通孔)が形成されていることにより、より一層、コギングトルクの細かい抑制の制御が可能となる。
また、前記磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通孔)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなることにより、個々のIPMモータのコギングトルクの細かい調整が可能となる。
本発明は、ロータの外周面に直線面部分又は曲線面部分を形成し、さらに、磁気抵抗の異なる部分(例えば貫通孔)を用いることによりコギングトルクを抑制することである。
以下、図面と共に本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号5で示されるものは、所定角度間隔で内方へ向けて突出しステータ巻線6Aを有する突出磁極6を複数個有する輪状ステータであり、この輪状ステータ5の内側には、回転軸1に設けられたロータ2が回転自在に設けられている。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号5で示されるものは、所定角度間隔で内方へ向けて突出しステータ巻線6Aを有する突出磁極6を複数個有する輪状ステータであり、この輪状ステータ5の内側には、回転軸1に設けられたロータ2が回転自在に設けられている。
前記ロータ2内の回転軸1側には複数のマグネット4が埋設される状態で内設されており、前記ロータ2の外径からなる外周面2Aと前記輪状ステータ5の内径からなる内周面5Aとの間には、わずかな隙間からなるギャップ10Aが形成されている。
前述の図1から図3で示される本発明の第1形態の場合、前記ロータ2の各ロータ極部2Bの前記外周面2Aの両側には、図10で示されるように、ロータ2の直線状面をなす直線面部分6Bが一対設けられ、前記輪状ステータ5の円周面5Aと前記ロータ2の外周面2Aの直線面部分6Bとの間に従来のIPMモータよりも大きいギャップ部10がロータ2の全周にわたって間欠的に形成されている。
前述の図1から図3で示される本発明の第1形態の場合、前記ロータ2の各ロータ極部2Bの前記外周面2Aの両側には、図10で示されるように、ロータ2の直線状面をなす直線面部分6Bが一対設けられ、前記輪状ステータ5の円周面5Aと前記ロータ2の外周面2Aの直線面部分6Bとの間に従来のIPMモータよりも大きいギャップ部10がロータ2の全周にわたって間欠的に形成されている。
尚、図10で示されるように、各ロータ極部2Bの外周面2Aにおいて、前記各直線面部分6B間に形成されている円弧状の部分は、前記ロータ2の真円の外径を示す外周面2Aの一部であり、前記輪状ステータ5の内周面5Aと前記ロータ2の外周面2Aとの間のギャップ10Aは図12及び図14の従来のIPMモータと同一構成である。
従って、前述のギャップ部10は前記ギャップ10Aより大なる隙間とした構成されている。
従って、前述のギャップ部10は前記ギャップ10Aより大なる隙間とした構成されている。
また、前述の図10の構成では、前記ギャップ部10を形成するためにロータ極部2Bの両側に一対の直線面部分6Bを形成した場合について述べたが、図11の他の形態においては、図10の直線面部分6Bに代り、凹状又は弧状の曲線面部分6Baが一対形成され、前記ギャップ10Aよりも大なる隙間からなる前記ギャップ部10が図10と同様に形成されていると共に、前記曲線面部分6Baは、前記ロータ2の外径からなる前記外周面2Aとは異なる曲線状の面で構成されている。
尚、図11においては、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略している。
尚、図11においては、図10と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略している。
次に、本発明の他の形態として、前記各ロータ極部2Bの前記各直線面部分6B又は曲線面部分6Baの内側に貫通穴20が形成された構成を図4から図9及び図12と図13に示している。
尚、図4から図9においては、前述の図1から図3及び図10と図11で開示した構成と同一部分には同一符号を付し、その説明は重複を避けるために省略して追加構成のみ説明するものとする。
図4において、前記ロータ2の各ロータ極部2Bの外周縁2Dの前記マグネット4が形成されていない領域には、磁気抵抗の異なる部分(例えば、一対の円形の貫通穴)20が形成されており、この磁気抵抗の異なる部分20は、図4から図9では円形の丸穴であるが、例えば、多角形、及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかとすることもできる。また、この貫通穴20には空気孔だけとする構成の他に、前記ロータ2とは磁気抵抗の異なる物質を埋め込んでもよい。
尚、図4から図9においては、前述の図1から図3及び図10と図11で開示した構成と同一部分には同一符号を付し、その説明は重複を避けるために省略して追加構成のみ説明するものとする。
図4において、前記ロータ2の各ロータ極部2Bの外周縁2Dの前記マグネット4が形成されていない領域には、磁気抵抗の異なる部分(例えば、一対の円形の貫通穴)20が形成されており、この磁気抵抗の異なる部分20は、図4から図9では円形の丸穴であるが、例えば、多角形、及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかとすることもできる。また、この貫通穴20には空気孔だけとする構成の他に、前記ロータ2とは磁気抵抗の異なる物質を埋め込んでもよい。
前記貫通穴20(空気穴)を用いることで、この部分の磁気抵抗が大となり、図1及び図10で示した前記直線面部分6B又は図11で示した曲線面部分6Baと前記貫通穴20を組合わせて用いることにより、図2及び図3で示される磁束線と磁束密度の特性が図5及び図6で示されるように若干変化して改良され、結果的に、コギングトルクの大きさが図17で示されるように改良されることになる。
図7から図9は、前述の図4から図6で示される図の一部を拡大して示すものであり、特に、図7においては、輪状ステータ5の内周面5Aと前記ロータ2の外周面2Aとの間のギャップ10Aが前記ギャップ10によって、従来は常に一定の隙間であった前記ギャップ10Aが前記直線面部分6B又は曲線面部分6Baによる前記ギャップ部10との組合せにより、所定角度毎に大小を繰り返していることが明確に示されている。
また、図12及び図13は、前述の図4から図6で示した本発明の他の形態の要部を拡大して示すものである図10、図11に対応した構成を示し、図12及び図13には、前記貫通穴20が示された構成として示され、他の部分は符号のみ同一としてその説明は省略している。
次に、前述の本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルク抑制方法の要旨とするところは、以下の通りである。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線6Aを有する複数の突出磁極6を備えた輪状ステータ5と、前記輪状ステータ5の内側に回転軸1を介して設けられたロータ2と、前記ロータ2内に設けられた複数のマグネット4と、を備え、前記ステータ巻線6Aの励磁により前記ロータ2を回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータ2の外周面2Aには、直線状面をなす直線面部分6B又は前記ロータ2の外径からなる外周面2Aとは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分6Baが形成されていることにより、前記直線面部分6B又は曲線面部分6Baを有しない前記ロータ2よりもコギングトルクの発生が抑制されている構成と方法であり、また、前記ロータ2の前記マグネット4が設けられていない領域には、1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分20が形成されている構成と方法であり、また、前記磁気抵抗の異なる部分20は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなる構成と方法である。
すなわち、所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線6Aを有する複数の突出磁極6を備えた輪状ステータ5と、前記輪状ステータ5の内側に回転軸1を介して設けられたロータ2と、前記ロータ2内に設けられた複数のマグネット4と、を備え、前記ステータ巻線6Aの励磁により前記ロータ2を回転させるようにしたIPMモータにおいて、前記ロータ2の外周面2Aには、直線状面をなす直線面部分6B又は前記ロータ2の外径からなる外周面2Aとは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分6Baが形成されていることにより、前記直線面部分6B又は曲線面部分6Baを有しない前記ロータ2よりもコギングトルクの発生が抑制されている構成と方法であり、また、前記ロータ2の前記マグネット4が設けられていない領域には、1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分20が形成されている構成と方法であり、また、前記磁気抵抗の異なる部分20は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなる構成と方法である。
本発明によるIPMモータ及びそのコギングトルクの抑制方法は、ロータの外周面に直線面部又は曲線面部を形成することにより、円周方向におけるギャップ磁束密度の変化を細かくコントロールし、コギングトルクを抑制して低減化し、IPMモータのサーボ制御化を実現できる。
1 回転軸
2 ロータ
2A 外周面
2B ロータ極部
2D 外周縁
4 マグネット
5 輪状ステータ
5A 内周面
6 突出磁極
6A ステータ巻線
6B 直線面部分
6C 円弧部
6Ba 曲線面部分
10 ギャップ部
10A ギャップ
20 磁気抵抗の異なる部分(貫通穴)
2 ロータ
2A 外周面
2B ロータ極部
2D 外周縁
4 マグネット
5 輪状ステータ
5A 内周面
6 突出磁極
6A ステータ巻線
6B 直線面部分
6C 円弧部
6Ba 曲線面部分
10 ギャップ部
10A ギャップ
20 磁気抵抗の異なる部分(貫通穴)
Claims (6)
- 所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線(6A)を有する複数の突出磁極(6)を備えた輪状ステータ(5)と、前記輪状ステータ(5)の内側に回転軸(1)を介して設けられたロータ(2)と、前記ロータ(2)内に設けられた複数のマグネット(4)と、を備え、前記ステータ巻線(6A)の励磁により前記ロータ(2)を回転させるようにしたIPMモータにおいて、
前記ロータ(2)の外周面(2A)には、直線状面をなす直線面部分(6B)又は前記ロータ(2)の外径からなる外周面(2A)とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分(6Ba)が形成されていることにより、前記直線面部分(6B)又は曲線面部分(6Ba)を有しない前記ロータ(2)よりもコギングトルクの発生が抑制されている構成としたことを特徴とするIPMモータ。 - 前記ロータ(2)の前記マグネット(4)が設けられていない領域には、前記ロータ(2)とは磁気抵抗が異なる1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分(20)が形成されていることを特徴とする請求項1記載のIPMモータ。
- 前記磁気抵抗の異なる部分(20)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなることを特徴とする請求項1又は2記載のIPMモータ。
- 所定角度間隔で内方へ向けて突出すると共にステータ巻線(6A)を有する複数の突出磁極(6)を備えた輪状ステータ(5)と、前記輪状ステータ(5)の内側に回転軸(1)を介して設けられたロータ(2)と、前記ロータ(2)内に設けられた複数のマグネット(4)と、を備え、前記ステータ巻線(6A)の励磁により前記ロータ(2)を回転させるようにしたIPMモータを用い、
前記ロータ(2)の外周面(2A)には、直線状面をなす直線面部分(6B)又は前記ロータ(2)の外径からなる外周面(2A)とは異なる形状の曲線状の面をなす曲線面部分(6Ba)が形成されていることにより、前記直線面部分(6B)又は曲線面部分(6Ba)を有しない前記ロータ(2)よりもコギングトルクの発生が抑制されていることを特徴とするIPMモータのコギングトルクの抑制方法。 - 前記ロータ(2)の前記マグネット(4)が設けられていない領域には、1個もしくは複数の磁気抵抗の異なる部分(20)が形成されていることを特徴とする請求項4記載のIPMモータのコギングトルクの抑制方法。
- 前記磁気抵抗の異なる部分(20)は、円形、多角形及び楕円、またはそれらを組み合わせた形状の何れかよりなることを特徴とする請求項4又は5記載のIPMモータのコギングトルクの抑制方法。
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