JP5384990B2 - 水冷式led照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源ユニットと制御回路ユニットを冷却水によって強制冷却する方式を採用した水冷式LED照明装置に関するものである。
近年、車両用前照灯や屋外照明灯等の照明装置としては、キセノンランプやナトリウムランプ等の大光量ランプを光源とするものから、長寿命で低消費電力のLEDを光源とするものへの置き換えが進んでおり、LEDを光源とするLED照明装置に対しては更なる高出力化が望まれている。
ところで、現在普及しているキセノンランプは200W〜2000W程度の出力のものが多く、これに代わるLED照明装置への投入電力も増加していく傾向にあり、最近では1つのLED照明装置への投入電力が200Wを超えるものも開発されてきている。
このようなLED照明装置の大電力化に伴ってLED光源ユニットの発熱量も増加するため、温度によって寿命や出力が変化するLED光源においては、温度をより低く安定して駆動するための冷却構造が重要な開発課題となっている。その冷却構造として例えば特許文献1には、LED実装基板を金属製の放熱固定板に金属製の放熱カバーによって押圧固定するとともに、該LED実装基板が固定された放熱固定板を透光性カバーと樹脂ケースによって形成された密閉空間内に配置し、放熱固定板には複数の放熱フィンを形成する構成が提案されている。この構成では、LED光源で発生した熱は、LED実装基板を介して放熱固定板に伝導されるとともに、放熱カバーを介して放熱固定板に伝導され、この放熱固定板に伝導された熱は放熱フィンから樹脂ケースを経て大気中に放散されるためにLED光源が冷却される。
又、特許文献2には、光源としてのLEDと、該LEDを空冷又は水冷可能なヒートシンクと、LEDを発光させるための電流を印加する発光回路と、照明装置が水中にあることを検出する水滴センサを備えた照明装置において、水滴センサによって当該照明装置が水中にないことが検出されると発光回路がLEDに供給する電流を制限してLEDの過熱を防ぎ、当該照明装置が水中にあることが検出されると発光回路がLEDに高電流を供給して該LEDの発光輝度を高めるようにした構成が提案されている。
特開2002−299700号公報 特開2003−047914号公報
ところが、特許文献1において提案された自然放熱構造では高い冷却効果を期待することができず、更なる高出力化に対応するには限界がある。
又、特許文献2において提案された構成では、LEDに高電流を供給するのは照明装置が水中にあるときに限定され、照明装置が水中にないときには自然冷却による放熱に頼らざるを得ないためにLEDに高電流を供給することができないという問題がある。
ところで、LED照明装置には光源ユニットを点灯制御するための制御回路ユニットが必須であって、この制御回路ユニットに設けられた各種電子部品も発熱するため、当該LED照明装置の高出力化の実現には制御回路ユニットも光源ユニットと同様に冷却する必要がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、光源ユニットと制御回路ユニットを冷却水によって強制冷却することによって高出力化を実現することができる水冷式LED照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
ハウジングと、
LEDを光源とする光源ユニットと、
水冷ジャケット、ラジエータ、循環ポンプ及びファンを備えた水冷ユニットと、
前記光源ユニットと点灯制御する制御回路ユニットと、
を含んで構成される水冷式LED照明装置において、
前記光源ユニットと前記制御回路ユニットを前記水冷ユニットの水冷ジャケットを挟んでこれの両側に配置し
前記制御回路ユニットの一方の面を前記水冷ジャケットに密着させ、他方の面に放熱部を設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記光源ユニットと前記制御回路ユニットを熱伝導シートを介して前記水冷ジャケットに密着させたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記水冷ユニットの水冷ジャケットとラジエータとの間に空間部を形成し、該空間部に前記制御回路ユニットを配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、水冷ユニットにおいては循環ポンプによって冷却水が閉ループを循環し、水冷ジャケットの両側に配された光源ユニットと制御回路ユニットが冷却水によって強制冷却されるため、これらの光源ユニットと制御回路ユニットの温度上昇が抑えられて当該水冷式LED照明装置の高出力化が実現される。尚、水冷ジャケットにおいて光源ユニットと制御回路ユニットから受熱して温度の上昇した冷却水は、ラジエータにおける外気との熱交換によって冷却された後、水冷ジャケットに供給されて光源ユニットと制御回路ユニットの冷却に供され、このように冷却水が閉ループ内を循環しながら冷却と放熱を繰り返すことによって光源ユニットと制御回路ユニットが連続的に強制冷却されてその温度上昇が抑えられる。
、制御回路ユニットの一方に面を水冷ジャケットに密着させ、他方の面に放熱部を設けたため、制御回路ユニットが冷却水によって強制冷却されると同時に放熱部から自然放熱されるため、該制御回路ユニットが効率良く冷却されてその温度上昇が一層効果的に押えられる。
請求項記載の発明によれば、光源ユニットの全面が熱伝導率の高い熱伝導シートを介して水冷ジャケットに密着するため、光源ユニットの全面が伝熱面となって該光源ユニットが冷却ジャケットを流れる冷却水によって効率良く冷却される。因に、熱伝導シートを用いないで光源ユニットの全面を水冷ジャケットに密着させることは困難であり、実際には光源ユニットは水冷ジャケットに部分的にしか接触しないため、その冷却効率を高めることは不可能である。
請求項記載の発明によれば、水冷ユニットの水冷ジャケットとラジエータとの間に形成された空間部に制御回路ユニットを配置したため、ファンによってハウジング内に導入された冷却風が空間部を流れることによって制御回路ユニットが強制空冷され、冷却水によっても強制冷却される制御回路ユニットが一層効率良く冷却されてその温度上昇が効果的に押えられる。
本発明に係る水冷式LED照明装置の斜視図である。 図1の矢視A方向の図である。 図1の矢視B方向の図である。 図3のC−C線断面図である。 図3のD−D線断面図である。 図3のE−E線断面図である。 本発明に係る水冷式LED照明装置の分解斜視図である。 本発明に係る水冷式LED照明装置の水冷ユニットの基本構成図である。 水冷システムを用いたLED照明装置と自然空冷システムを用いたLED照明装置についてLEDへの投入電流と出力光束値との関係を示す図である。 ヒートシンクの斜視図である。 本発明に係る水冷式LED照明装置の他の形態を示す断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る水冷式LED照明装置の斜視図、図2は図1の矢視A方向の図、図3は図1の矢視B方向の図、図4は図3のC−C線断面図、図5は図3のD−D線断面図、図6は図3のE−E線断面図、図7は本発明に係る水冷式LED照明装置の分解斜視図、図8は同水冷式LED照明装置の水冷ユニットの基本構成図である。
本発明に係る水冷式LED照明装置1は、図4〜図7に示すように、矩形ボックス状のハウジング2の内部に光源ユニット3と制御回路ユニット4及び水冷ユニット5を組み込んで構成されている。尚、以下の説明における水冷式LED照明装置1の上下は図1に示す状態においてのものであって、該水冷式LED照明装置1の設置が必ずしも図1に示す状態でなされる訳ではない。
上記ハウジング2は、PC等の樹脂或はアルミニウム等の金属で構成されており、図1に示すように、その周面には縦方向の長い複数のスリットから成る吸気口6が形成され、上面には扇形の複数のスリットから成る排気口7が形成されている。そして、このハウジング2の下面は開口しており、この開口部には前記光源ユニット3が嵌め込まれて固定されている。
上記光源ユニット3は、図4〜図7に示すように、光源であるLED8(図8参照)を実装して成る複数(図示例では9枚)のメタル基板9と、これらのメタル基板9を取り付ける矩形プレート状のベース10及びハウジング2の下面開口部に嵌め込まれる矩形プレート状の透明な樹脂製のレンズ11を含んで構成されている。尚、図7において、12はケーブルコネクタである。
本実施の形態では、LED8を実装して成る9枚のメタル基板9は縦横3列のマトリックス状に配置されており、これに対応してアルミダイキャスト製のベース10にもLED8と同数の台座10a(図4及び図6参照)が縦横3列のマトリックス状に一体に突設されている。そして、各メタル基板9は、矩形の熱伝導性シート13を介してベース10の各台座10aにネジ止めによって固定されている。尚、各熱伝導シート13は、絶縁性と熱伝導率の高いシリコン等によって構成されている。
又、前記制御回路ユニット4は、図7に示すように、下面が開口する矩形ボックス状の回路ケース14の内部に不図示の各種電子部品が実装された回路基板15を組み込み、回路ケース14の下面開口部を矩形プレート状のカバー16によって覆うことによって構成されている。ここで、回路ケース14は熱伝導率の高いアルミダイキャスト等によって成形されており、その上面には放熱部を構成する多数の放熱ピン17が一体に突設されている。そして、この回路ケース14の内部上面には回路基板15が絶縁性と熱伝導率の高いシリコン等から成る矩形の熱伝導シート18を介して密着されている。尚、回路ケース14とカバー16との接合部にはOリング19が介装されており、このOリング19のシール作用によって回路ケース14内が密封され、外部から回路ケース14内への水等の浸入が防がれている。
前記水冷ユニット5は、図4〜図8に示すように、熱交換器である水冷ジャケット20と、該水冷ジャケット20において受熱して温度が高くなった冷却水を外気(冷却風)との熱交換によって冷却するラジエータ21と、該ラジエータ21に冷却風を供給するファン22と、冷却水を閉ループの循環経路内で循環させる循環ポンプ23及び冷却水を貯留するリザーブタンク24を備えており、ファン22はラジエータ21と対向してこれの上方に配置されている。
ところで、上記水冷ジャケット20は、中空の矩形板状に成形されており、図4〜図6に示すように、その内部には冷却水通路が形成されている。そして、この冷却ジャケット20の一端上には、図5及び図7に示すように、ラジエータ21において外気(冷却風)との熱交換によって冷却された冷却水が流入する入口パイプ25と、当該秋冷ジャケット20において受熱して温度が高くなった冷却水を排出する出口パイプ26が立設されている。
而して、本実施の形態では、図4及び図6に示すように、ハウジング2内下部の底部に水冷ジャケット20が水平に配置されており、この水冷ジャケット20を挟んでこれの上下に制御回路ユニット4と光源ユニット3が配置されている。ここで、水冷ジャケット20の下面側に配された光源ユニット3は、そのベース10が矩形の熱伝導シート27を介して水冷ジャケット20の下面に密着している。尚、本実施の形態では、熱伝導シート27は、絶縁性と熱伝導率の高いシリコン等によって構成されている。
又、制御回路ユニット4は、そのカバー16が水冷ジャケット20の上面に密着する状態で該水冷ジャケット20の上面側に配置されている。尚、本実施の形態では、冷却水として水にプロピレングリコールを混合して成る不凍液が使用されている。
他方、図4及び図6に示すように、ハウジング2内の水冷ジャケット20から離間した上部には前記ラジエータ21とファン22が配置されており、水冷ジャケット20とラジエータ21との間には空間部Sが形成され、この空間部Sに制御回路ユニット4と前記循環ポンプ23及び前記リザーブタンク24が配置されている。具体的には、水冷ジャケット20上には門型のシャーシ28が立設されており、このシャーシ28によって囲まれる空間に制御回路ユニット4が配され、シャーシ28上に循環ポンプ23とリザーブタンク24が設置されている。
ここで、図5及び図8に示すように、水冷ジャケット20の出口パイプ26から上方へ立ち上がる配管(ゴムホース)29は、ラジエータ21の入口パイプ30に連結されており、ラジエータ21の出口パイプ31から延びる配管(ゴムホース)32は、下方に延びた後に略直角に曲げられて循環ポンプ23の吸入側に接続されている。そして、循環ポンプ23の吐出側から延びる配管(ゴムホース)33は、図8に示すようにリザーブタンク24の入口側に接続されており、リザーブタンク24の出口側から下方に延びる配管(ゴムホース)34は水冷ジャケット20の入口パイプ25に接続されている。このように水冷ジャケット20、ラジエータ21、循環ポンプ23及びリザーブタンク24は配管(ゴムホース)29,32〜34によって連結されて開ループを成す循環経路が形成されており、この循環経路を冷却水が循環することによって所要の冷却作用がなされる。
而して、以上のように構成された水冷式LED照明装置1が起動されて光源ユニット3と制御回路ユニット4及び水冷ユニット5に電源が供給されると、光源ユニット3の複数(本実施の形態では9個)のLED8が発光し、その光はレンズ11を透過して図1の下方に向かって照射されることによって前方を照明するが、光源ユニット3の点灯制御は制御回路ユニット4によってなされ、駆動中において光源ユニット3のLED8及び制御回路ユニット4の各種電子部品(不図示)が発熱し、そのままでは光源ユニット3と制御回路ユニット4が過熱されて温度が上昇する。
然るに、本実施の形態では、水冷ユニット5が同時に駆動され、光源ユニット3と制御回路ユニット4は、前述のように図8に示す循環経路を循環する冷却水によって強制冷却されてその温度上昇が抑えられる。
即ち、循環ポンプ23によって循環経路を循環する冷却水は、水冷ジャケット20において光源ユニット3及び制御回路ユニット4において発生する熱を受熱して光源ユニット3及び制御回路ユニット4を冷却し、受熱して温度の高くなった冷却水は、配管29を通ってラジエータ21へと導入される。
他方、ファン22が不図示のモータによって回転駆動されると、外気がハウジング2の周面に形成された吸気口6から冷却風としてハウジング2内に側方から吸引され、この冷却風は水冷ジャケット20とラジエータ21との間に形成された空間部Sを上方に向かって流れ、その過程でラジエータ21を通過し、ハウジング2の上面に開口する排気口7から外部に排出される。そして、ラジエータ21においては、ここを通過する冷却風によって冷却水の熱が外部に放熱されて該冷却水が冷却され、温度の下がった冷却液水は、配管32を通って循環ポンプ23に吸引される。
循環ポンプ23に吸引された冷却水は昇圧された後に循環ポンプ23から配管33を通ってリザーブタンク24へと送り出され、その一部はリザーブタンク24に貯留され、残りの冷却水はリザーブタンク24から配管34を通って水冷ジャケット20へと導入されて光源ユニット3と制御回路ユニット3の冷却に供される。そして、以上の作用(冷却サイクル)が連続的に繰り返されて光源ユニット3と制御回路ユニット4が水冷ジャケット20を流れる冷却水によって強制冷却され、それらの温度上昇が一定値以下に抑えられる。
而して、本実施の形態では、水冷ジャケット20を挟んでこれの上下に制御回路ユニット4と光源ユニット3を配置したため、循環ポンプ23によって冷却水が閉ループの循環経路を循環することによって、水冷ジャケット20の両側に配された光源ユニット3と制御回路ユニット4が冷却水によって同時に強制冷却される。この結果、これらの光源ユニット3と制御回路ユニット4の温度上昇が抑えられて当該水冷式LED照明装置1の高出力化が実現される。
又、本実施の形態では、制御回路ユニット4の下面を水冷ジャケット20に密着させ、上面に放熱部を構成する多数の放熱ピン17を突設したため、制御回路ユニット4が冷却水によって強制冷却されると同時に放熱ピン17から自然放熱されるため、該制御回路ユニット4が効率良く冷却されてその温度上昇が一層効果的に抑えられる。
更に、本実施の形態では、光源ユニット3はその全面が熱伝導率の高い熱伝導シート27を介して水冷ジャケット20の下面に密着するため、光源ユニット3の全面が伝熱面となって該光源ユニット3が冷却ジャケット20を流れる冷却水によって効率良く冷却される。因に、熱伝導シート27を用いないで光源ユニット3の全面を水冷ジャケット20に密着させることは困難であり、実際には光源ユニット3は水冷ジャケット20に部分的にしか接触しないため、その冷却効率を高めることは不可能となる。或いは、熱伝導シート27を用いないで光源ユニット3の全面を水冷ジャケット20に密着させるには、光源ユニット3の金属製のベース10と同じく金属製の水冷ジャケット20の接合面を研磨加工等によって平滑に仕上げ加工すれば良いが、このような仕上げ加工には多大な工数と時間及びコストを要するために現実的ではない。
又、本実施の形態では、水冷ユニット5の水冷ジャケット20とラジエータ21との間に形成された空間部Sに制御回路ユニット4を配置したため、ファン22によってハウジング2内に導入された冷却風が空間部Sを流れることによって制御回路ユニット4が強制空冷され、冷却水によっても強制冷却される制御回路ユニット4が一層効率良く冷却されてその温度上昇が効果的に抑えられるという効果も得られる。
ここで、本発明に係る水冷式LED照明装置1のように水冷システムを用いたLED照明装置と自然空冷システムを用いたLED照明装置についてLEDへの投入電流と出力光束値との関係を調べた結果を図9に示す。尚、自然空冷システムを用いたLED照明装置は、本実施の形態と同一の光源ユニット3とベース10を用い、水冷ジャケット20の代わりに図10に示すようなアルミニウム製のヒートシンク20’をベース10に取り付けて構成されており、このLED照明装置においても、実施の形態と同じ制御回路ユニット4を用いて同一条件で光源ユニット3を点灯制御した。尚、図10に示すヒートシンク20’としては、水冷ジャケット20と同一面積(ベース10と同一面積)の土台部20A’と該土台部20A’から背面(光源ユニット3の反対側)に長さ30mm〜50mm突出する平型フィン20B’を多数突設して成るものを用いた。
図9に示す結果より、自然冷却システムを用いたLED照明装置では投入電流が0.5
A程度で出力の低下が激しくなり、1A以上の電流で駆動すると逆に出力が低下する現象が発生することが分かる。これはLEDの温度特性(高温になるほど効率が低下する特性)に起因する。
これに対して、水冷システムを用いたLED照明装置では、1A以上の電流で駆動しても出力の低下は少なく、本実施の形態では自然空冷の2倍以上の電流で駆動することができ、約2倍の光束を得ることができた。
又、制御回路ユニットは投入電力の5%〜20%が熱として損失となる。従って、投入電力が大きくなればなるほど、制御回路ユニットも冷却が必須となり、本実施の形態では約20Wもの熱が駆動回路ユニット4から発生した。制御回路ユニットを安定して運転するためには、回路部品の環境温度は80℃以下が望ましく、自然放熱とした場合、放熱器のサイズは非常に大きなものとなる。例えば、本実施の形態では、回路ケース14に高さ35mm以上の放熱ピン17を形成する必要があった。
水冷システムを用いた本発明に係る水冷式LED照明装置1によれば、光源ユニット3と同様の冷却経路によって制御回路ユニット4も水冷によって強制冷却されるため、制御回路ユニット4単独での放熱構造は不要となり、非常にコンパクトな設計が可能となる。
尚、以上の実施の形態では、水冷ユニット5のラジエータ21とファン22をハウジング2内で光源ユニット3及び制御回路ユニット4の上方に且つこれらから離間させて上下方向に直列に配置したために全体の高さが高くなるが、図11に示すように、ラジエータ21とファン22を光源ユニット3及び制御回路ユニット4の横に並設する構成を採用すれば全高を低く抑えることができる。
1 水冷式LED照明装置
2 ハウジング
3 光源ユニット
4 制御回路ユニット
5 水冷ユニット
6 吸気口
7 排気口
8 LED
9 メタル基板
10 ベース
10a ベースの台座
11 レンズ
12 ケーブルコネクタ
13 熱伝導シート
14 回路ケース
15 回路基板
16 カバー
17 放熱ピン
18 熱伝導シート
19 Oリング
20 水冷ジャケット
21 ラジエータ
22 ファン
23 循環ポンプ
24 リザーブタンク
25 水冷ジャケットの入口パイプ
26 水冷ジャケットの出口パイプ
27 熱伝導シート
28 シャーシ
29 配管(ゴムホース)
30 ラジエータの入口パイプ
31 ラジエータの出口パイプ
32〜34 配管(ゴムホース)
S 空間部

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    LEDを光源とする光源ユニットと、
    水冷ジャケット、ラジエータ、循環ポンプ及びファンを備えた水冷ユニットと、
    前記光源ユニットと点灯制御する制御回路ユニットと、
    を含んで構成される水冷式LED照明装置において、
    前記光源ユニットと前記制御回路ユニットを前記水冷ユニットの水冷ジャケットを挟んでこれの両側に配置し
    前記制御回路ユニットの一方の面を前記水冷ジャケットに密着させ、他方の面に放熱部を設けたことを特徴とする水冷式LED照明装置。
  2. 前記光源ユニットと前記制御回路ユニットを熱伝導シートを介して前記水冷ジャケットに密着させたことを特徴とする請求項1記載の水冷式LED照明装置。
  3. 前記水冷ユニットの水冷ジャケットとラジエータとの間に空間部を形成し、該空間部に前記制御回路ユニットを配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の水冷式LED照明装置。
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