JP2011113639A - 沸騰冷却式led照明装置 - Google Patents

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    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Abstract

【課題】光源ユニットを効率良く且つ均一に冷却して高出力化と小型化を図るとともに、複数のLEDの発光効率及び寿命のバラツキを小さく抑えることができる沸騰冷却式LED照明装置を提供すること。
【解決手段】LED11を光源とする光源ユニット3と、該光源ユニット3から受熱する受熱部15、該受熱部15で受熱した熱を外気に放熱する放熱部16及び該放熱部16と前記受熱部15間において冷媒を循環させる循環経路を備えた沸騰冷却器5と、該沸騰冷却器5と前記光源ユニット3を収容するハウジング2と、を含んで沸騰冷却式LED照明装置1を構成する。又、前記沸騰冷却器5の放熱部16を受熱部15の上方に配置し、該受熱部15の冷媒出口と前記放熱部16の冷媒入口とを直接連通させるとともに、前記放熱部16の冷媒出口と前記受熱部の冷媒入口とをリターン通路を介して連通する。
【選択図】図8

Description

本発明は、冷媒の相変化によって高い冷却能力を発揮する沸騰冷却方式を採用した沸騰冷却式LED照明装置に関するものである。
近年、車両用前照灯や屋外照明灯等の照明装置としては、キセノンランプやナトリウムランプ等の大光量ランプを光源とするものから、長寿命で低消費電力のLEDを光源とするものへの置き換えが進んでおり、LEDを光源とするLED照明装置に対しては更なる高出力化が望まれている。
ところで、現在普及しているキセノンランプは200W〜2000W程度の出力のものが多く、これに代わるLED照明装置への投入電力も増加していく傾向にあり、最近では1つのLED照明装置への投入電力が200Wを超えるものも開発されてきている。
斯かるLED照明装置の大電力化に伴ってLED光源ユニットの発熱量も増加するため、温度によって寿命や出力が変化するLED光源においては、温度をより低く安定して駆動するための冷却構造が重要な開発課題となっている。
例えば特許文献1には、水冷式のLED照明装置が提案されている。この水冷式LED照明装置は、LED光源の熱を液冷によって冷却する方式を採用するものであって、LED光源と該LED光源からの熱を冷媒液に受熱させる水冷ジャケットによって構成される灯体部と、受熱した冷媒液を外部空気に放熱するラジエータとファンによって構成される放熱部と、冷媒液を循環経路内で循環させるポンプを備えている。
このような水冷式LED照明装置によれば、冷媒液が灯体部から受熱した後に放熱部へと流れ、該放熱部において外気に放熱した後に灯体部に戻る循環動作を繰り返すことによって灯体部が冷却されるため、LED光源の高出力化と高寿命化が可能となるとともに、ラジエータによって効率良く放熱されるために放熱部の小型化と軽量化が可能となる。
特開2009−129642号公報
ところが、特許文献1において提案された水冷式LED照明装置では、水冷ジャケット内を循環する冷媒液の経路によって、特に冷媒液の入口と出口とで大きな温度差を生じる場合があり、複数のLEDを配列して成るLED光源全体の温度が不均一となり、LEDの発光効率と寿命にバラツキが生じるという問題が発生する可能性がある。この場合の温度差は、水冷ジャケットの受熱量と受熱面積が大きいほど大きくなる傾向にある。
又、ポンプによって冷媒液が循環経路を循環するため、何らかの原因でポンプが停止した場合には冷媒液の循環も停止し、水冷ジャケットが断熱状態となって深刻な故障に繋がる可能性がある。
更に、灯体部と放熱部とがブチルゴム等から成るゴムホースによって連結されているため、ゴムホースから冷媒液が蒸発し、その蒸発量を補うためのリザーブタンクを循環経路内に設ける必要がある。このリザーブタンクのサイズは、メンテナンス間隔によっても異なるが、メンテナンス間隔を長くするには大きなサイズのリザーブタンクが必要になり、LED照明装置が大型化及び高重量化するという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、光源ユニットを効率良く且つ均一に冷却して高出力化と小型化を図るとともに、複数のLEDの発光効率及び寿命のバラツキを小さく抑えることができる沸騰冷却式LED照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
LEDを光源とする光源ユニットと、
該光源ユニットから受熱する受熱部、該受熱部で受熱した熱を外気に放熱する放熱部及び該放熱部と前記受熱部間において冷媒を循環させる循環経路を備えた沸騰冷却器と、
該沸騰冷却器と前記光源ユニットを収容するハウジングと、
を含んで沸騰冷却式LED照明装置を構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記沸騰冷却器の放熱部を受熱部の上方に配置し、該受熱部の冷媒出口と前記放熱部の冷媒入口とを直接連通させるとともに、前記放熱部の冷媒出口と前記受熱部の冷媒入口とをリターン通路を介して連通させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記沸騰冷却器の放熱部をその冷媒出口が冷媒入口よりも下方に位置するよう傾斜させて配置したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記ハウジング内に吸引した外気を少なくとも前記沸騰冷却器の放熱部を通過させてハウジング外へ排出するファンを設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記光源ユニットの各LEDを駆動制御するLED駆動回路を設け、該LED駆動回路と前記光源ユニットを前記沸騰冷却器の受熱部の両面に配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、沸騰冷却器における温度差による通常の熱伝導による受熱に加えて、沸騰(蒸発)と凝縮の相変化を繰り返しながら循環経路を循環する冷媒が受熱部において沸騰するときの蒸発潜熱によって光源ユニットの熱が冷媒によって受熱されるため、光源ユニットが効率良く且つ均一に冷却され、当該LED照明装置の高出力化を図ることができるとともに、光源ユニットを構成する各LEDの発光効率及び寿命のバラツキを小さく抑えることができる。
請求項2記載の発明によれば、沸騰冷却器の放熱部を受熱部の上方に配置し、該受熱部の冷媒入口と放熱部の冷媒出口とを直接連通させるとともに、放熱部の冷媒出口と受熱部の冷媒入口とをリターン通路を介して連通させたため、受熱部において光源ユニットから受熱して沸騰(気化)した冷媒の気泡が浮力で上昇する気泡ポンプ効果によって液冷媒が放熱部へと押し出される。このため、可動式のポンプを設けなくても冷媒は循環経路を循環して相変化を繰り返すこととなり、ポンプが不要となった分だけLED照明装置の小型化とコストダウンを図ることができるとともに、ポンプの故障による冷媒の循環停止が防がれ、光源ユニットの過熱等の不具合が発生することがない。
又、沸騰冷却器の受熱部と放熱部を従来のようにゴムホースで連結する必要がないため、冷媒が蒸発することがなく、冷媒の蒸発量を補うためのリザーブタンクが不要となってLED照明装置の小型化とコストダウンを図ることができるとともに、冷媒の補充等のメンテナンスが不要となる。
請求項3記載の発明によれば、沸騰冷却器の放熱部をその冷媒出口が冷媒入口よりも下方に位置するよう傾斜させて配置したため、放熱部での放熱によって凝縮した液冷媒が重力によって放熱部の傾斜に沿って冷媒出口に向かって効率良く流れ、冷媒出口からリターン通路へと流れ込んで受熱部へと送り込まれる。このため、受熱部での冷媒の沸騰による気泡ポンプ効果と相俟って循環経路に冷媒の循環流が効果的に発生する。
請求項4記載の発明によれば、ハウジング内に吸引した外気によって沸騰冷却器の放熱部での放熱が促進されるため、受熱部での沸騰によって気化した冷媒を効率良く凝縮(液化)させることができる。又、ファンによってハウジング内に導入された外気によって光源ユニットも強制空冷すれば、沸騰冷却器による冷却とファンによる強制空冷とのハイブリッド冷却方式によって光源ユニットを一層効率良く冷却することができる。
請求項5記載の発明によれば、光源ユニットとLED駆動回路を沸騰冷却器の受熱部の両面に配置したため、これらの光源ユニットとLED駆動回路が受熱部において効率良く冷却されてその温度上昇が低く抑えられる。
本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置の正面側斜視図である。 本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置の正面側斜視図である。 本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置の背面側斜視図である。 本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置のハウジングを取り外した状態の正面側斜視図である。 本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置のハウジングを取り外した状態の背面側斜視図である。 本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置の正面図である。 図6のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図8のC−C線断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置の正面側斜視図、図3は同沸騰冷却式LED照明装置の背面側斜視図、図4は同沸騰冷却式LED照明装置のハウジングを取り外した状態の正面側斜視図、図5は同沸騰冷却式LED照明装置のハウジングを取り外した状態の背面側斜視図、図6は同沸騰冷却式LED照明装置の正面図、図7は図6のA−A線断面図、図8は図6のB−B線断面図、図9は図8のC−C線断面図である。
本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置1は、図7及び図8に示すように、矩形ボックス状のハウジング2の内部に光源ユニット3、LED駆動回路4、沸騰冷却器5及びファン6を組み込んで構成されている。
上記ハウジング2は、PC等の樹脂或いはアルミニウム等の金属で構成されており、図1〜図3に示すように、その上端には沸騰冷却器5の後述の放熱部16(図4及び図5参照)とファン6を収納するための膨出部2Aが前面側に突出する状態で一体に形成されており、その下方の前面2aには前記光源ユニット3の前方を覆う矩形のレンズ7が嵌め込まれている。そして、図2に示すように、ハウジング2の前記膨出部2Aとその下方の前面2aとを繋ぐ斜面2bにはルーバー状の3つの吸気口8が形成されている。
又、図1に示すように、ハウジング2の上面には幅方向に長い2つの排気口9が前後に形成されており、図3に示すように、ハウジング2の背面2cの下半部にはルーバー状の計6つの吸気口10が横2列、上下3段に亘って形成されている。
前記光源ユニット3は、図4に示すように、光源である複数のLED11をLED基板12上にマトリックス状に実装して構成されており、図7及び図8に示すように、ハウジング2内の前面側下半部に垂直に起立した状態で収納されている。
又、前記LED駆動回路4は、図5に示すように、回路基板上に複数の各種電子部品14を実装して構成されており、図8に示すように、ハウジング2内の下半部において前記沸騰冷却器5の一部を構成する後述の受熱部15を挟んで前記光源ユニット3が配された側とは反対の背面側に垂直に起立して状態で収納されている。
前記沸騰冷却器5は、図7〜図9に示すように、エバポレータとしての受熱部15と、該受熱部15の上方に配されたコンデンサとしての放熱部16と、該放熱部16と前記受熱部15間において冷媒を循環させる循環経路を含んで構成されており、循環経路は受熱部15内の通路と放熱部16内の通路及び受熱部15の横に上下方向に一体に形成されたリターン通路17によって構成されている。
上記放熱部16は、ジャケット構造を有する偏平な矩形の中空プレートによって構成されており、その内部には冷媒が収容されている。尚、冷媒としては代替フロンであるフルオロカーボンやフルオロケトン、代替フロン以外の一般的なエチレングリコールやプロピレングリコール等が使用され、沸騰冷却器5の製造時(冷媒の充填時)に内圧を調整することによって該冷媒の沸点がコントロールされる。
而して、受熱部15は、図8に示すようにハウジング2内の下半部に垂直に起立した状態で収納されるが、その前面には前記光源ユニット3が密着した状態で配置され、背面には前記LED駆動回路4が密着した状態で配置されている。即ち、受熱部15は、光源ユニット3とLED駆動回路4によって挟持された状態で両者の間に配置されている。
又、前記放熱部16は、多数の冷却フィンを有してラジエータ構造として幅方向に長く形成されており、これは図7及び図8に示すようにハウジング2の上端部に形成された膨出部2A内に収容されている。ここで、該放熱部16と前記受熱部15は、共に軽量で熱伝達率の高いアルミニウム材で構成されており、両者はロウ付けによって接合一体化されている。又、沸騰冷却器の5内部は冷媒によってほぼ満たされている。
ところで、図9に示すように、沸騰冷却器5においては、受熱部15の上部に開口する冷媒出口15aと放熱部16の下部に開口する冷媒入口16aとは直接連通しており、放熱部16の冷媒入口16aとは反対側に開口する冷媒出口16bと受熱部15の下部に開口する冷媒入口15bとはリターン通路17を介して互いに連通しており、これによって冷媒の循環経路が構成されている。そして、本実施の形態では、図4に示すように、放熱部16の一部(前側部分)は、その冷媒出口16bが冷媒入口16a(図9参照)よりも下方に位置するように(リターン通路17に向かって下がるように)図示の角度θだけ水平に対して傾斜して配置されている。
前記ファン6は、図4、図5、図7及び図8に示すように、沸騰冷却器5の受熱部15を挟んでこれの両側であって、上下方向において光源ユニット3と放熱部16との間及びLED駆動回路4と放熱部16との間に各3基ずつ幅方向(横方向)に並設されている。尚、図2.図3及び図7に示すように、ハウジング2の下面からはLED駆動回路4から延びる電源コード18が導出している。
而して、以上のように構成された沸騰冷却式LED照明装置1が起動されて光源ユニット3とLED駆動回路4及びファン6に電源が供給されると、光源ユニット3の複数のLED11が発光し、その光はレンズ7を透過して正面前方に向かって照射されることによって前方を照明するが、光源ユニット3の点灯制御はLED駆動回路4によってなされ、駆動中において光源ユニット3のLED11及びLED駆動回路4の各種電子部品14が発熱し、そのままでは光源ユニット3とLED駆動回路4及びこれらを収容するハウジング2が過熱されてそれらの温度が上昇する。
然るに、本実施の形態では、沸騰冷却器5によって光源ユニット3とLED駆動回路4が強制冷却されてその温度上昇が抑えられるとともに、ファン6によってハウジング2の吸気口8,10からハウジング2内に導入される外気によってハウジング2及びLED駆動回路4が強制空冷されてその温度上昇が抑えられる。
即ち、沸騰冷却器5の受熱部15においては、光源ユニット3及びLED駆動回路4と冷媒との温度差による通常の熱伝導に加えて、冷媒が沸騰(蒸発)して気化するときの蒸発潜熱が光源ユニット3とLED駆動回路4から奪われるため、これらの光源ユニット3とLED駆動回路4が効率良く冷却される。
そして、沸騰冷却器5の受熱部15において沸騰して気化した冷媒は、図9に矢印にて示すように、気泡となって上昇し、気泡ポンプ効果によって受熱部15内の液冷媒を放熱部16へと押し出すため、循環経路には図9に矢印にて示す方向の冷媒の循環流が発生する。
而して、沸騰によって気化したガス冷媒は、放熱部16において外気に熱を放出することによって凝縮して液化するが、放熱部16での冷媒からの放熱は、放熱部16を通過する外気によって促進される。即ち、ハウジング2内で回転するファン6によって外気が図8に矢印にて示すようにハウジング2の吸気口8,10からハウジング2内に吸引され、この吸引された外気は、その一部(吸気口10から吸引された外気)がハウジング2とLED駆動回路4を冷却しながら上昇し、放熱部16を通過してハウジング2の排気口9から外部に排出され、他の外気(吸気口8から吸引された外気)はそのまま放熱部16を通過してハウジング2の排気口9から排出されるため、放熱部16を通過する外気によって放熱部16での冷媒からの放熱が促進される。
放熱部16において凝縮して液化した冷媒は、気泡ポンプ効果に加えて、重力によって放熱部16の傾斜に沿って冷媒出口16bに向かって流れ、冷媒出口16bからリターン通路17へと流れ込んで受熱部15へと送り込まれる。
以後、同様の作用が繰り返され、冷媒は沸騰と凝縮の相変化を繰り返しながら循環経路を循環し、受熱部15での沸騰に伴う蒸発潜熱を光源ユニット3とLRD駆動回路4から奪うことによってこれらを効率良く冷却する。
以上のように、本実施の形態では、沸騰冷却器5における温度差による通常の熱伝導による受熱に加えて、沸騰(蒸発)と凝縮の相変化を繰り返しながら循環経路を循環する冷媒が受熱部15において沸騰するときの蒸発潜熱によって光源ユニット3とLED駆動回路4の熱が冷媒によって受熱されるため、光源ユニット4とLRD駆動回路4が効率良く且つ均一に冷却され、当該LED照明装置1の高出力化を図ることができるとともに、光源ユニット3を構成する各LED11の発光効率及び寿命のバラツキを小さく抑えることができる。特に、本実施の形態では、光源ユニット3とLED駆動回路4を沸騰冷却器5の受熱部15の両面に配置したため、これらの光源ユニット3とLED駆動回路4が受熱部15において効率良く冷却されてその温度上昇が低く抑えられ、これらの耐久性が高められる。
特許文献1において提案されたような水冷式LED照明装置において複数のLEDの温度差を5℃以内に抑えることを考えた場合、受熱エリア15cm×15cm程度の受熱面サイズで200Wの受熱が限界であったのに対して、本発明に係る沸騰冷却式LED照明装置1において実験した結果によれば、30cm×30cm程度の受熱面サイズで1000Wの受熱をさせた場合であっても、LEDの温度差が2℃程度に留まり、従来の水冷式LED照明装置に比べて受熱面の温度の均一化が図られることが確認された。
又、本実施の形態では、沸騰冷却器5の放熱部16を受熱部15の上方に配置し、該受熱部15の冷媒出口15aと放熱部16の冷媒入口16aとを直接連通させるとともに、放熱部16の冷媒出口16bと受熱15部の冷媒入口15bとをリターン通路17を介して連通させたため、受熱部15において光源ユニット3とLED駆動回路か4ら受熱して沸騰(気化)した冷媒の気泡が浮力で上昇する気泡ポンプ効果によって液冷媒が放熱部16へと押し出される。このため、可動式のポンプを設けなくても冷媒は循環経路を循環して相変化を繰り返すこととなり、ポンプが不要となった分だけLED照明装置1の小型化とコストダウンを図ることができるとともに、ポンプの故障による冷媒の循環停止が防がれ、光源ユニット3やLED駆動回路4の過熱等の不具合が発生することがない。
そして、沸騰冷却器5の受熱部15と放熱部16を従来のようにゴムホースで連結する必要がないため、冷媒が蒸発することがなく、冷媒の蒸発量を補うためのリザーブタンクが不要となってLED照明装置1の小型化とコストダウンを図ることができるとともに、冷媒の補充等のメンテナンスが不要となる。
更に、本実施の形態では、沸騰冷却器5の放熱部16をその冷媒出口16bが冷媒入口16aよりも下方に位置するよう傾斜させて配置したため、放熱部16での放熱によって凝縮した液冷媒が重力によって放熱部16の傾斜に沿って冷媒出口16bに向かって効率良く流れ、冷媒出口16bからリターン通路17へと流れ込んで受熱部15へと送り込まれる。このため、受熱部15での冷媒の沸騰による気泡ポンプ効果と相俟って循環経路に冷媒の循環流が効果的に発生する。
又、本実施に形態では、ハウジング2内に吸引した外気によって沸騰冷却器5の放熱部16での放熱が促進されるため、受熱部15での沸騰によって気化した冷媒を効率良く凝縮(液化)させることができる。又、ファン6によってハウジング2内に導入された外気によってLED駆動回路4が強制空冷されるため、沸騰冷却器5による冷却とファン6による強制空冷とのハイブリッド冷却方式によってLED駆動回路4を一層効率良く冷却することができる。
尚、以上の実施の形態では、LED駆動回路4のみを外気によって強制空冷するようにしたが、光源ユニット3も同時に外気によって強制空冷する方式を採用すれば、沸騰冷却器5による冷却とファン6による強制空冷とのハイブリッド冷却方式によって光源ユニット3を一層効率良く冷却することができる。
1 沸騰冷却式LED照明装置
2 ハウジング
2A ハウジングの膨出部
2a ハウジングの前面
2b ハウジングの斜面
2c ハウジングの背面
3 光源ユニット
4 LED駆動回路
5 沸騰冷却器
6 ファン
7 レンズ
8 ハウジングの吸気口
9 ハウジングの排気口
10 ハウジングの吸気口
11 LED
12 LED基板
13 回路基板
14 電子部品
15 沸騰冷却器の受熱部
15a 受熱部の冷媒出口
15b 受熱部の冷媒入口
16 沸騰冷却器の放熱部
16a 放熱部の冷媒入口
16b 放熱部の冷媒出口
17 リターン通路
18 電源コード

Claims (5)

  1. LEDを光源とする光源ユニットと、
    該光源ユニットから受熱する受熱部、該受熱部で受熱した熱を外気に放熱する放熱部及び該放熱部と前記受熱部間において冷媒を循環させる循環経路を備えた沸騰冷却器と、
    該沸騰冷却器と前記光源ユニットを収容するハウジングと、
    を含んで構成されることを特徴とする沸騰冷却式LED照明装置。
  2. 前記沸騰冷却器の放熱部を受熱部の上方に配置し、該受熱部の冷媒出口と前記放熱部の冷媒入口とを直接連通させるとともに、前記放熱部の冷媒出口と前記受熱部の冷媒入口とをリターン通路を介して連通させたことを特徴とする請求項1記載の沸騰冷却式LED照明装置。
  3. 前記沸騰冷却器の放熱部をその冷媒出口が冷媒入口よりも下方に位置するよう傾斜させて配置したことを特徴とする請求項2記載の沸騰冷却式LED照明装置。
  4. 前記ハウジング内に吸引した外気を少なくとも前記沸騰冷却器の放熱部を通過させてハウジング外へ排出するファンを設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の沸騰冷却式LED照明装置。
  5. 前記光源ユニットの各LEDを駆動制御するLED駆動回路を設け、該LED駆動回路と前記光源ユニットを前記沸騰冷却器の受熱部の両面に配置したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の沸騰冷却式LED照明装置。

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