JP2008089917A - 映像表示装置 - Google Patents

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一弘 新井
Koji Miwa
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Abstract

【目的】 熱伝導部や放熱部などの部品の筐体に対する取り付け位置の変更や交換を容易に行うことが可能な映像表示装置を提供することを目的とする。
【構成】
本発明の映像表示装置10は、筐体10内に、赤色LED11R、緑色LED11G、および青色LED11Bにそれぞれ結合した熱伝導部17R、17G、17Bと、ラジエータ18と、ポンプ19と、送風ファン20とが移動可能に取り付けられており、これら部品を連結する配管31〜35の内、対向配置された部品間を連結する配管として、可撓性材料からなる環状配管31、35を用いる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、固体光源を用いた映像表示装置に関し、特に発光時に発熱する光源を液体などの冷媒を用いて冷却する機能をする映像表示装置に関する。
一般的に、映像表示装置としては、表示素子としての液晶パネルを直接目視する直視型の映像表示装置と、光源から出射された光を光変調手段としての液晶パネルなどのライトバルブにより変調して投写する投写型の表示装置、所謂プロジェクタが存在する。
これらの映像表示装置、特に、プロジェクタにおいては、高輝度の光源を備える必要があるため、この高輝度の光源から発生する熱の対策が必要となる。
この種の従来の映像表示装置では、冷却ファンを筐体内に設け、この冷却ファンにて光源を空冷していたが、筐体外から導入された空気が筐体内での光学部品などの多くの部品の間を通って筐体外に排気されるため、筐体内での空気の流れ方次第では、光源等を十分に冷却できない場合があった。
特に、近年、筐体の小型化の市場の要求に答えるため、光源としてLEDなどの固体光源を用いて、部品を小型化する一方、筐体内の空間をさらに節約して筐体の小型化を図ったプロジェクタが開発されつつあり、このような小型による筐体内の冷却能力を確保するため、この光源を液体によって冷却する液冷方式の冷却手段を用いた映像表示装置が開発されている。
特開2005−300663号公報。
しかしながら、上述の如き従来の冷却手段を用いた映像表示装置においては、光源に対して一体的に取り付けられた熱伝導部とこの熱伝導部から離れた位置に備えられた放熱フィンなどの放熱部との間に液体を循環させるための配管が固定されることになるので、これら部品を筐体内に取り付けて固定した後には、各部品の取り換えや、取り付け位置の変更や調整が困難な場合があった。
特に、光学系の部品である光源については、液晶パネルとの光学的な位置関係の調整、例えば、製品の完成後においても、光軸の調整のために、この光源を筐体に対する取り付け位置を調整することが必要となる場合がある。
しかしながら、光源の筐体に対する取り付け位置を変更したり調整する場合には、光源に結合した熱伝導部のみならず、この熱伝導部と共に配管にて連結された放熱部まで筐体から外して取り付け直す必要があった。特に、熱伝導部と放熱部とが対向配置され、この間を直線的に配管が連結しているような場合には、この直線方向には、配管の長さに束縛され、熱伝導部と一体的に結合した光源を移動させることは出来なかった。また、たとえ、配管の直線方向以外の方向への移動であっても、配管の硬さなどの影響によって、その移動により、配管に不要な張力や弾力が掛かり、熱伝導部や放熱部などの部品との配管の結合状態を劣化させる不都合、例えば、配管の割れや連結はずれなどの事故を招く危惧があった。
そこで、本願発明は上記の事情に鑑み、光源を冷却するための冷媒循環方式の冷却手段を用いていながらも、筐体に対する部品の取り換えや取り付け位置の変更が可能な映像表示装置を実現するものである。
第1の本発明の映像表示装置は、光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記熱伝導部と前記放熱部との間を連結する配管を有し、前記熱伝導部と前記放熱部とが対向して配置される場合に、これらを連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用いたことを特徴とするものである。
第2の本発明の映像表示装置は、光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有しており、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内の二者が対向して配置される場合に、これら対向する二者を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用いたことを特徴とするものである。
第3の本発明の映像表示装置は、前記の第2の本発明の請求項2の映像表示装置において、前記固体光源が連結された前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内、前記環状配管に繋がった前記熱伝導部、前記放熱部、または前記ポンプの固定位置を変更可能としたものである。
第4の本発明の映像表示装置は、光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有しており、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内の二者が対向して配置される場合に、これら対向する二者を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、該環状配管によって得られる遊びの範囲内で、前記筐体内における前記固体光源の位置決め及び固定を可能とした固定手段を設けたことを特徴とするものである。
第5の本発明の映像表示装置は、固体光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と、該変調手段から得られる変調された光を投射するための光学手段と、前記固体光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備え、前記記冷却手段が前記固体光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、少なくとも前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有する映像表示装置であって、さらに、前記固体光源が結合した前記熱伝導部を筐体内で移動させることを可能とした移動手段、及び該移動手段によって移動した筐体内の位置に前記固体光源が結合した前記熱伝導部を固定する固定手段を有してなり、前記熱伝導部に対して前記放熱部又は前記ポンプの少なくとも一方が対向して配置される場合に、対向する前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとの間を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、該環状配管によって前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとを連結した状態で、前記移動手段によって、前記固体光源が結合した前記熱伝導部を移動させ、前記固定手段により前記固体光源が結合した前記熱伝導部を固定することを特徴としたものである。
第6の本発明の映像表示装置は、固体光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と、該変調手段から得られる変調された光を投射するための光学手段と、前記固体光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備え、前記記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、少なくとも前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有してなる映像表示装置であって、前記固体光源が結合した前記熱伝導部を筐体内に固定する固定手段を有してなり、前記熱伝導部に対して前記放熱部又は前記ポンプの少なくとも一方が対向して配置される場合に、対向する前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとの間を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、前記固定手段によって、前記環状配管を取り替えることなく前記固体光源の固定位置を変更可能としたことを特徴とするものである。
なお、以上の本発明の映像表示装置においては、上記光源として、複数の光源、例えば、赤色、緑色、青色の3種類の光源を用いる場合には、これらの各光源に対して、上記冷媒を循環させる冷却手段を個別に設けるものに限らず、上記光源としてこれらの光源を連接して用い、一つの冷媒循環系にて冷却するものにおいても本発明の権利範囲に含まれるものである。たとえば、赤色光源に結合した第1の熱伝導部と緑色光源に結合した第2の熱伝導部と青色光源に結合した第3の熱伝導部とポンプと上記放熱部と上記ポンプとの順に冷媒が循環するようにしたものも本発明の権利範囲に含まれる。
また、以上の本発明の映像表示装置においては、上記ポンプと上記放熱部とを兼用するポンプ機能付き放熱部を用いる場合にも適用可能であり、権利範囲に含まれるものである。
本願発明によれば、光源に取り付けらた熱伝導部や放熱部などを連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用いているので、熱伝導部や放熱部などの部品の筐体に対する取り付け位置の変更や交換を容易に行うことが可能な映像表示装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本願発明の投写型映像表示装置の実施形態を説明する。
図1は、投写型映像表示装置100の構成を示した平面図である。
同図において、投写型映像表示装置100は、光源としての赤色LED11R、緑色LED11G、および青色LED11Bと、導光部としての赤色用ロッドインテグレータ12R、緑色用ロッドインテグレータ12G、青色用ロッドインテグレータ12Bと、反射部としての赤色用三角プリズム13Rおよび青色用三角プリズム13Rと、光変調部としての赤色用液晶パネル14R、緑色用液晶パネル14G、および青色用液晶パネル14Bと、色合成部としてのダイクロイックプリズム15と、光投写部としての投写レンズ16とを基本的に備え、これらの光学部品が筐体10内に収納されている。これらの光学的な機能を果たす部品の構成や機能、あるいはその配置については、一般的のものであるので、説明を省略する。
そしてさらに、前記の筐体10内には、3つの光源を冷却するための冷却手段として、赤色LED11R、緑色LED11G、および青色LED11Bにそれぞれ結合した熱伝導部17R、17G、17Bと、ラジエータ18と、ポンプ19と、前記ラジエータ18に対して、筐体10からの排気風をあてるための送風ファン20が設けられている。そして、これらの5個の部品17R、17G、17B、18、19の内部や一部に形成された金属配管内に水や防腐剤を混入した液体を冷媒として順次循環させるために、こらら部品17R、17G、17B、18、19の配管口を循環的に連結する5本の可撓性材料であるゴムや樹脂からなる第1の配管31、第2の配管32、第3の配管33、第4の配管34、第5の配管35が用いられている。
これらの配管31〜35の内、対向して配置されている熱伝導部17Rの配管口とラジエータ18の配管口との間を連結する第1の配管31は、これらを直線的に連結するような直線的な配管を用いるのではなく、配管31の一部を環状に巻いた形状の環状配管を用いてなり、熱伝導部17Bとラジエータ18との間の配置距離に通称遊び(自由度と云う場合もある)を持たせている。この遊びの程度は、環状配管の環状部分の直径によって適宜設定できる。
またさらに、対向して配置される青色LED11Bに結合した熱伝導部17Bとポンプ19との間を連結する第4の配管34としても同様の環状配管を用いている。
これらの冷却手段を構成する部品17R、17G、17B、18、19には、夫々、筐体10に対して、取り付け位置の変更や調整が可能な取り付け手段40R、41R、41R、40G、41G、41G、40B、41B、41B、42〜47によって、取り付けられており、これらの取り付け手段の構成について、以下に詳述する。
図2に、熱伝導部17Rの取り付け手段の一例を示す。
同図のにおいて40Rと41Rは、熱伝導部17Rの左右両端にそれぞれ一体形成された固定手段であり、固定片401R、411Rに設けられた水平方向の長い穴に対して、螺子402R、412Rをはめ込んで、筐体10に螺子止めできる構成となっている。さらに、同図の42Rは、熱伝導部17Rの下端に形成された位置決め手段であり、.固定片421Rに設けられた長い穴の中に、円形の偏心カム部材422Rがはめ込まれてあり、この偏心カム部材422Rには、偏心カム部材422Rの中心と距離Lだけ離れた点に回転中心が設定されており、この偏心カム部材422Rを回転させることによって、熱伝導部17Rの左右水平方向の位置決めができる。なお、この回転中心423Rは、回転自在に筐体10の特定位置に対して螺子止めなどの方法で固定されるようにすることもできる。
従って、斯かる赤色LED11Rと結合した熱伝導部17Rの位置決めを行う前には、固定手段40Rの螺子402Rと固定手段41Rの螺子412Rとを緩めておく必要があり、この位置決めが終了した後、これらの螺子402R、412Rを締めることによって、赤色LED11Rと結合した熱伝導部17Rの位置決めと固定が完了する。
図2(a)の場合、赤色LED11Rは、水平方向における標準の位置決め位置より、最も左に距離Lだけ移動した位置に固定されており、同図(b)の場合は、赤色LED11Rは、最も右に距離Lだけ移動した位置に固定されている。このように、偏心カム部材422Rを回転させることにより、偏心カム部材422Rは、赤色LED11Rを水平方向に距離2Lの範囲内でその位置を調整することが可能となる。
なお、本実施例の場合、位置決め手段42Rを固定手段40R、41Rとは別途設けたが、斯かる位置決め手段42Rを省略してもよい。この場合には、固定手段40R、41Rの固定片401R、411Rに設けられた水平方向の長い穴を利用して、水平方向の長い穴の許容範囲内において、手作業にて、熱伝導部17Rを水平方向に移動させた状態で螺子402R、412Rにて螺子止めして固定することもできるが、位置決め作業やその精度を確保するためには、上述のような位置決め手段42Rを固定手段とは別途に設ける効果は大きい。
図3は、上述の図2(a)の場合に対応した映像表示装置100の構成を示した平面図であり、図1に示した赤色LED11Rの位置を図2(a)の如く、位置決め手段42Rと固定手段40R、41Rを用いて、位置決めをして固定したものである。従って、環状配管からなる第1の配管31を熱伝導部17Rに連結させたままの状態で、その可撓性を利用して、その遊びの範囲内で、その配管の形状維持に大きな負担を掛けることなく赤色LED11Rを水平方向に距離Lだけ移動させて固定している。
従って、赤色LED11Rの配管口と緑色LED11Gの配管口との位置が対向する位置関係であることから、従来のごとく、これらを直線的な配管によって連結している場合には、たとえゴムなどの可撓性材料の配管を用いたとしても、この配管を連結した状態では、この配管の張力や押圧力により、赤色LED11Rを移動させることが困難となることに比べると、環状配管を用いることによって、配管の張力の影響を抑制できる本実施例の効果は大きい。即ち、映像表示装置の組み立てた後に、赤色LED11Rの光軸を調整してようとした場合には、赤色LED11Rに結合した熱伝導部17Rから配管を取り外すというような従来の不都合を被ることなく、第1の配管を連結したまま、この環状配管の環状部分を撓ませるだけで、その張力や押圧力を実質的に緩和することができる。従って、赤色LED11Rに結合した熱伝導部17Rを容易に移動させることができるので、この熱伝導部17Rの取替えや取り付け位置の微調整が容易に行える。
なお、同図の映像表示装置100の場合、第2の配管32は環状配管ではないが、赤色LED11Rの配管口と緑色LED11Gの配管口との位置が対向する位置関係でなく並列の位置関係になっているため、第2の配管は必然的にUの字状に湾曲されている。従って、配管32のUの字状の部分によって生じる遊びの範囲内で、その配管の形状維持に大きな負担を掛けることなく赤色LED11Rの位置の移動に追従できるものであり、斯かる本発明の実施例の効果を阻害しない。
以上の説明では、環状配管31、34を夫々他の部品と連結した状態で、熱伝導部や放熱部やポンプを移動させ、位置決めをして固定しなおすことができることについて説明したが、これらの部品について配管を外してから移動させ、位置決めをして固定し直した後に、配管を連結しなす場合であっても、斯かる部品の移動距離に対応して長さの異なる配管に取り替える必要がなく、同じ環状配管を再度用いることができる。
また、以上に説明した本発明の実施例においては、環状配管によって熱伝導部と放熱部とを連結した状態で、熱伝導部に結合した光源を移動させ、前記固定手段により固定したが、逆に、放熱部でるラジエータ18を取り付ける手段43、44、45を用いて、このラジエータ18を固定位置を修正して固定しなおしてもよい。この場合、取り付け手段43、44、45は上述のような固定手段40R、41R及び42Rと同様の構成でもよい。また、同様に、ポンプ19についても、上述のような固定手段40R、41R及び42Rと同様の取り付ける手段46、47、48を用いれば、環状配管からなる第3の配管34の効果によって、この配管34を外すことなく、その固定位置を修正して固定しなおすことができる。
また、従来のように各部品の配管口間を配管により直線的に、即ち最短距離で接続した場合、プロジェクタなどの映像表示装置の使用環境による温度変化により、配管に応力が発生し、歪みが生じると云う不都合があったとしても、本実施例のように環状配管を用いることによって、このような不都合も回避できる。
さらに、以上に説明した本発明の実施例においては、仮に配管に熱膨張や熱収縮が生じたとしても、環状に巻いた部分が熱膨張や熱収縮に応じて変化することができるので、即ち、熱変形の影響を環状配管の環状部分で緩和することができるので、配管に熱変形の可能性がある場合であっても、その変形でもって電子回路の大きさや配置に関する設計の自由度を阻害する不都合を抑制できる。
(第2の実施形態)
図4に、本発明の映像表示装置の第2の実施例を示す。
同図のプロジェクタの場合、ラジエータ18とポンプ19が対向して配置されており、これらを繋ぐ第5の配管として、環状配管を用いたものである。なお、これらのラジエータ18とポンプ19についても、図示は省略しているが、第1図と同様に取り付け手段を備え、その位置決め機能、及び固定機能を備えている。
斯かる実施例においては、ラジエータ18、あるいは19を取替えたり、その位置を変更する場合には、第5の配管35である環状配管の遊びの範囲内で、これらの位置を変更して固定しなおすことができる。
(第3の実施形態)
図5に、本発明の投写型映像表示装置の第3の実施例を示す。
同図の場合、光源として面発光となるように、複数のLEDを備えた赤色LED11R、緑色LED11G、および青色LED11Bを用いており、そのため、図1の装置と比べて、ロッドインテグレータ12や三角プリズム13が省略されて、光学部品の占めるスペースが全体として小さくなっている。また、この実施例の場合、ポンプ付きのラジエータ50、即ち、図1および図3のポンプ19とラジエータ18とをユニット化したもの用いているので、さらに省スペース化が図れるように設計されている。
したがって、同図の場合、図1の装置に比べて、多数のLEDを発光させるために、LEDの数が増加すると共に、さらに駆動回路Cの回路構成も複雑になり、さらに筐体10がコンパクトになるので、筐体10内の温度上昇が大きくなるので、冷媒を用いた冷却方式の効果は大きい。
斯かる実施例の場合、赤色LED11Rと結合した熱伝導部11Rの配管口とポンプ付きのラジエータ50の配管口とが対向して配置されており、これらを連結する第1の配管31として、環状配管を用いたものである。そして、これらの部品の夫々についても、図示は省略しているが、第1図と同様に取り付け手段を有しており、各取り付け手段には、その位置決め機能、及び固定機能が備えられている。従って、ポンプ付きのラジエータ50を取替えたり、その位置を変更する場合には、第1の配管31である環状配管の遊びの範囲内で、これらの位置を変更して固定しなおすことができる。
以上の各実施例においては、各部品の取り付け手段として、図2(a)(b)に示すような構成を例示したが、本発明はこれに限ることなく、移動手段として、直交する2軸、あるいは直交する3軸に沿って、2次元的、さらには3次元的に移動できる構成を利用することができる。
なお、以上の実施例においては、プロジェクタを例示したが、これに限ることなく、光源と光変調手段と光源を冷却する手段を備えた影像表示装置であれば、本発明を実施することができる。さらに、斯かる光変調手段としては、上述の液晶パネルに限ることなく、画素毎に反射素子を備えた半導体装置、所謂DMDを用いることもできる。
本発明の映像表示装置の一実施例を示す平面図である。 本発明の映像表示装置に用いる取り付け手段を示す平面図である。 本発明の映像表示装置の一実施例における部品取り付け状態を示す平面図である。 本発明の型映像表示装置の他の実施例を示す平面図である。 本発明の型映像表示装置のさらに他の実施例を示す平面図である
符号の説明
10 筐体
11R、11G、11B 赤色LED
17R、17G、17B 熱伝導部
18 ラジエータ
19 ポンプ
20 送風ファン
31〜35 配管
42R 位置決め手段
40R、41R 固定手段
C 駆動回路

Claims (6)

  1. 光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、
    前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環ささせるために前記熱伝導部と前記放熱部との間を連結する配管を有し、
    前記熱伝導部と前記放熱部とが対向して配置される場合に、これらを連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用いたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 光源と、該光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、
    前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有しており、
    前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内の二者が対向して配置される場合に、これら対向する二者を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用いたことを特徴とする映像表示装置。
  3. 前記光源が連結された前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内、前記環状配管に連結された前記熱伝導部、前記放熱部、または前記ポンプの固定位置を変更可能としたことを特徴とする請求項2の映像表示装置。
  4. 光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と前記光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備えた映像表示装置において、
    前記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に連結して前記冷媒の循環を導く配管とを有しており、
    前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者の内の二者が対向して配置される場合に、これら対向する二者を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、該環状配管によって得られる遊びの範囲内で、前記筐体内における前記固体光源の位置決め及び固定を可能とした固定手段を設けたことを特徴とする映像表示装置。
  5. 固体光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と、該変調手段から得られる変調された光を投射するための光学手段と、前記固体光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備え、前記記冷却手段が前記固体光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、少なくとも前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有する映像表示装置であって、
    さらに、前記固体光源が結合した前記熱伝導部を筐体内で移動させることを可能とした移動手段、及び該移動手段によって移動した筐体内の位置に前記固体光源が結合した前記熱伝導部を固定する固定手段を有してなり、
    前記熱伝導部に対して前記放熱部又は前記ポンプの少なくとも一方が対向して配置される場合に、対向する前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとの間を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、該環状配管によって前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとを連結した状態で、前記移動手段によって、前記固体光源が結合した前記熱伝導部を移動させ、前記固定手段により前記固体光源が結合した前記熱伝導部を固定することを特徴とした映像表示装置。
  6. 固体光源と、該固体光源から出射される光を映像信号に基づいて変調する変調手段と、該変調手段から得られる変調された光を投射するための光学手段と、前記固体光源を冷却するための冷却手段とを筐体内に備え、前記記冷却手段は、前記光源に結合した状態で前記筐体に取り付けられた熱伝導部と、前記筐体に取り付けられた放熱部と、前記熱伝導部と前記放熱部とに冷媒を循環させるために前記筐体に取り付けられたポンプと、少なくとも前記熱伝導部と前記放熱部と前記ポンプとの三者を環状に繋いで前記冷媒の循環を導く配管とを有してなる映像表示装置であって、
    前記固体光源が結合した前記熱伝導部を筐体内に固定する固定手段を有してなり、前記熱伝導部に対して前記放熱部又は前記ポンプの少なくとも一方が対向して配置される場合に、対向する前記熱伝導部と前記放熱部又は前記ポンプとの間を連結する配管として、一部を環状に巻いた形状の可撓性材料からなる環状配管を用い、該前記環状配管を取り替えることなく、前記固定手段によって、前記固体光源の固定位置を変更可能としたことを特徴とする映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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