JP2022112233A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像表示素子の冷却効率を高めることが可能な投射型表示装置を提供する。【解決手段】投射型表示装置(100)は、画像信号に基づいて色光を変調して画像光を形成する第1画像表示素子(14)および第2画像表示素子(15)と、第1画像表示素子および第2画像表示素子との熱交換をそれぞれ行う第1熱交換手段(B1)および第2熱交換手段(B2)と、第1熱交換手段および第2熱交換手段をそれぞれ冷却する第1冷却手段(91)および第2冷却手段(92)とを有し、第1画像表示素子と第2画像表示素子は、投射方向に対して異なる角度(α1、α2)で配置され、投射方向に対する第1熱交換手段の放熱面(231a)と第2熱交換手段の放熱面(232a)との角度差(|β1-β2|)は、投射方向に対する第1画像表示素子と第2画像表示素子との角度差(|α1-α2|)よりも小さい。【選択図】図7

Description

本発明は、投射型表示装置に関する。
従来、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)などの画像表示素子を用いた画像投射装置(プロジェクタ)が知られている。また、画像投射装置を小型化するため、複数の画像表示素子を投射方向に対して互いに異なる角度で配置する構成が知られているが、このような構成では、複数の画像表示素子を効率的に冷却することが難しい。
特許文献1には、液冷と空冷を併用して冷却を行う投射型表示装置が開示されている。特許文献2には、ヒートシンクにファンを近接させて吸気および排気で冷却する投射型表示装置が開示されている。
特許第4572158号公報 特許第5610054号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された投射型表示装置では、複数の画像表示素子の冷却効率を高めることが難しい。
そこで本発明は、複数の画像表示素子の冷却効率を高めることが可能な投射型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての投射型表示装置は、画像信号に基づいて色光を変調して画像光を形成する第1画像表示素子および第2画像表示素子と、前記第1画像表示素子および前記第2画像表示素子との熱交換をそれぞれ行う第1熱交換手段および第2熱交換手段と、前記第1熱交換手段および前記第2熱交換手段をそれぞれ冷却する第1冷却手段および第2冷却手段とを有し、前記第1画像表示素子と前記第2画像表示素子は、投射方向に対して異なる角度で配置され、前記投射方向に対する前記第1熱交換手段の放熱面と前記第2熱交換手段の放熱面との角度差は、前記投射方向に対する前記第1画像表示素子と前記第2画像表示素子との角度差よりも小さい。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、複数の画像表示素子の冷却効率を高めることが可能な投射型表示装置を提供することができる。
本実施形態における投射型表示装置の内部構成図である。 本実施形態における色分離プリズムおよび全反射プリズムの詳細図である。 本実施形態における色分離プリズムおよび比較例としての色分離プリズムの説明図である。 比較例としての熱交換手段の断面図である。 比較例としての投射型表示装置の冷却構成の説明図である。 本実施形態における熱交換手段の断面図である。 本実施形態における投射型表示装置の冷却構成の説明図である。 (a)曲がり損失に関連するパラメータを示す概略図、 (b)曲がり角度と損失係数との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(全体構成)
まず、図1を参照して、本実施形態における投射型表示装置(プロジェクタ)100の全体構成について説明する。図1は、投射型表示装置100の内部構成図である。図1において、101は、不図示の光源からの光を入射する照明光学系である。102は、照明光学系101からの出射光を入射するR、G、Bの3色の光を波長帯域ごとに分離して後述の画像表示素子(画像形成素子)に入射させ、それぞれのON光を合成する色分離合成光学系である。1は、色分離合成光学系102からの出射光を入射して不図示のスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズユニット(投射光学系)である。
2は、投射レンズユニット1を移動させるレンズシフト機構であり、投射レンズユニット1の取り付け部として機能する。3は、投射型表示装置100の各部に電力を供給する電源部である。4は、光源に供給される電力量を制御する光源電力変更手段である。5は、後述のDMD駆動基板18を制御するDMD制御基板である。6は、制御装置である。制御装置6は、CPUやROMなどを備えて構成され、制御装置6内に格納されたプログラムに従って、ユーザにより入力された投射型表示装置100の投射モードを検出し、光源電力変更手段4を制御する。7は、照明光学系101内の光源を冷却する光源冷却ファンである。8は、電源部3を冷却する電装冷却ファンである。
91は、後述する第1放熱部241に冷却風を吹き付けるG色用のDMD冷却ファン(第1冷却手段)である。92は、第2放熱部(不図示)に冷却風を吹き付けるR色およびB色用のDMD冷却ファン(第2冷却手段)である。このような構成により、DMD冷却ファン91およびDMD冷却ファン92は、後述の第1熱交換手段B1および第2熱交換手段B2をそれぞれ冷却する。なお本実施形態において、DMD冷却ファン91、92は、投射方向PDに関して対称の角度で配置されている(投射方向に関して互いに逆方向に同一の角度を向くように配置されている)が、このような配置に限定されるものではない。また、DMD冷却ファン91の吸気口およびDMD冷却ファン92の吸気口はそれぞれ、レンズシフト機構2に対して互いに反対側の位置(図1においてレンズシフト機構2の左右の位置)に配置されているが、これに限定されるものではない。
10A、10B、10C、10dは、投射型表示装置100の筐体全体の排気を担う排気ファンである。11は、投射型表示装置100の内部に配置された前述の各部を格納する外装キャビネットである。
(色分離合成光学系)
次に、図2および図3を参照して、色分離合成光学系102の冷却構成について説明する。図2(a)~(c)は本実施形態における色分離合成光学系102の色分離プリズムおよび全反射プリズムの詳細図であり、図2(a)は立体図、図2(b)は側面図、図2(c)は上面図をそれぞれ示す。
12は全反射プリズム、13は色分離プリズムである。2つのプリズムが10μm程度のエアギャップを介して接合された素子で、エアギャップ層P1に入射した光は全反射を起こして光路が折り曲げられる。折り曲げられた光は、色分離プリズム13に入射する。色分離プリズム13は、2つの三角プリズムの接合面に誘電体多層膜の面P2が形成され、波長430nm~480nmの青色光帯域および波長600~700nmの赤色光帯域は反射し、波長490nm~590nmの緑色光帯域は透過する分光特性を有する。
従って、照明光学系101から射出され、全反射プリズム12のエアギャップ層P1で全反射した波長480nm~700nmの分光分布を有する蛍光光は、色分離プリズム13の誘電体多層膜P2により、赤色光L2と緑色光L3とに分離される。その後、赤色光L2は色分離プリズム13の面P3に向かい全反射して第1画像表示素子14に入射し、緑色光L3は色分離プリズム13の面P4に向かい全反射して第2画像表示素子15に入射する。第1画像表示素子14および第2画像表示素子15は、画像信号に基づいて色光を変調して画像光を形成する。なお本実施形態において、第1画像表示素子14および第2画像表示素子15はDMDであるが、これに限定されるものではなく、他の画像表示素子でもよい。また、光源から出射した青色光L1は、色分離プリズム13の面P2で反射した後、面P3に向かい全反射して第1画像表示素子14に入射する。
第1画像表示素子14および第2画像表示素子は、温度に応じて寿命が変わるため、各画像表示素子の背面にヒートシンクなどの放熱部を設けて適切に冷却する必要がある。このため、実際には、各画像表示素子は、画像表示有効領域よりも多くの面積や体積を占有する。従って、色分離プリズム13は、画像表示素子ユニット同士、あるいは画像表示素子ユニットと色分離プリズム13との干渉を避けるように、適切なサイズを決定する必要がある。
図3(a)~(c)は比較例としての色分離プリズムと本実施形態の色分離プリズム13との説明図であり、図3(a)はキューブ型の色分離プリズム、図3(b)はフィリップス型の色分離プリズム、図3(c)は本実施形態の色分離プリズム13をそれぞれ示す。図3(a)のようにキューブ型の色分離プリズムでは、画像表示素子ユニット同士に干渉が生じる可能性がある。このため、画像表示素子ユニットがさらに大きくなる場合には色分離プリズムを大きくするか、画像表示素子をプリズムから離す必要がある。
図3(b)のようにフィリップス型の色分離プリズムでは、色分離プリズムと画像表示素子ユニットとの干渉が発生しやすい。これを避けるには、画像表示素子をプリズムから離す必要がある。しかし、画像表示素子から出射する光束は角度広がりを有するため、画像表示素子をプリズムから離すほどプリズムのサイズは大きくなる。
一方、図3(c)に示されるような本実施形態の色分離プリズム13では、面P2は、面P1からの光のうち赤色光および青色光を面P3に導くとともに、面P1からの光のうち赤色光および青色光とは波長が異なる緑色光を面P4に導く。面P3は、面P2からの赤色光および青色光を全反射させて一方の画像表示素子に導くとともに、画像表示素子からの光を全反射させて投射光学系に導く。面P4は、面P2からの緑色光を全反射させて他方の画像表示素子に導くとともに、画像表示素子からの光を全反射させて投射レンズユニット(投射光学系)1に導く。
このため、第1画像表示素子14および第2画像表示素子15の2つの画像表示素子は、色分離プリズム13を挟んで対向するように配置される。従って、例えば冷却性能を高めるためにヒートシンクの体積を大きくし、画像表示素子ユニットが大きくなる場合でも、画像表示素子ユニット同士、あるいは画像表示素子ユニットと色分離プリズム13との干渉を避けるために無駄なサイズを取る必要がない。このため、比較例に対して色分離プリズム13を小型化することができる。また、同じプリズムサイズであれば、画像表示素子ユニットのサイズを大きくしてもよいため、冷却性能を高めるためにヒートシンクの体積を大きくするなど、駆動回路設計に自由度を持たせることができる。
(画像表示素子の冷却構成)
次に、図4および図5を参照して、比較例としての投射型表示装置200の画像表示素子の冷却構成について説明する。図4は、比較例としての投射型表示装置200の熱変換手段A(冷却ユニット)の断面図である。なお図4では、第1画像表示素子14の冷却構成について示すが、第2画像表示素子15についても第1画像表示素子14と同様である。
16は、第1画像表示素子14を保持するDMDホルダーである。17は、第1画像表示素子14とDMD駆動基板18との電気的接点となるインターポーザーである。18は、第1画像表示素子14を駆動させるDMD駆動基板である。19は、第1画像表示素子14、インターポーザー17、およびDMD駆動基板18を押さえつけ、電気的接触不良を防止するクランプである。20は、一般的なビスの頭にタップを切った特殊ビスである。21は、標準ビスである。
221は、第1画像表示素子14の背面に接触して熱交換を行う第1伝熱部である。なお投射型表示装置200は、第2画像表示素子15の背面に接触して熱交換を行う第2伝熱部222を有する。231は、第1伝熱部221から受熱して放熱する第1放熱部(ヒートシンク)である。なお投射型表示装置200は、第2伝熱部222から受熱して放熱する第2放熱部(ヒートシンク)232を有する。熱の伝導を効率的に行うため、不図示の弾性熱伝導部材を第1画像表示素子14と第1伝熱部221との間、また第1伝熱部221と第1放熱部231との間に塗布することが望ましい。
特殊ビス20により、クランプ19は押し付けられ、第1画像表示素子14、インターポーザー17、およびDMD駆動基板18は電気的に接続される。標準ビス21により、第1伝熱部221は第1画像表示素子14に押し付けられる。なお、図4中の破線は、第1伝熱部221が第1画像表示素子14と接触する形状を表している。第1伝熱部221における第1画像表示素子14との接触面は、第1熱交換手段Aの受熱面221aである。また第1放熱部231は、放熱面231aにおいて、第1伝熱部221からの熱を放熱する放熱フィン233が形成されている(放熱面231aから突出方向ED(図4中の上方向)に延びた放熱フィン233が形成されている。
図5は、比較例としての投射型表示装置200の冷却構成の説明図であり、冷却構成の要部の上面図を示す。図5に示されるように、投射型表示装置200は、第1画像表示素子14を冷却する第1熱交換手段A1と第2画像表示素子15を冷却する第2熱交換手段A2を有する。第1熱交換手段A1および第2熱交換手段A2はそれぞれ、図4に示される熱交換手段Aと同様の構造を有する。
図2(a)~(b)を参照して説明したように、第1画像表示素子14と第2画像表示素子15は向かい合う位置に配置されているが、投射方向PD(図5の上方向)に対して対称な角度には配置されていない。このため、投射方向に対して対称な位置に配置されたDMD冷却ファン91とDMD冷却ファン92とで第1画像表示素子14と第2画像表示素子15とをそれぞれ冷却した場合、冷却効率に差が生じる。冷却効率を均等にするため、従来、ダクトなどを用いて風向きを変える手法が採用されている。しかし、例えば不図示のレンズ取り付けフランジやレンズシフト機構2により、極端に風路を曲げる必要があり、冷却効率を均等にすることができない。
次に、図6および図7を参照して、本実施形態における投射型表示装置100の画像表示素子の冷却構成について説明する。図6は、本実施形態における投射型表示装置100の熱変換手段B(冷却ユニット)の断面図である。なお図6では、第1画像表示素子14の冷却構成について示すが、第2画像表示素子15についても第1画像表示素子14と同様である。
図6に示されるように、本実施形態の投射型表示装置100(熱交換手段B)は、第1放熱部(ヒートシンク)231を有する点で、比較例としての熱交換手段Aと同様である。一方、本実施形態の投射型表示装置100は、第1放熱部231との接触面が受熱面241aに対して傾斜した第1伝熱部241を有する点で、第1放熱部231との接触面が受熱面221aと平行な第1伝熱部221を有する投射型表示装置200とは異なる。すなわち第1伝熱部241は、第1放熱部231を傾斜させるための傾斜構造を有する。また投射型表示装置100は、第2画像表示素子15の背面に接触して熱交換を行う第2伝熱部242を有する。なお、熱交換手段Bは、第1放熱部231と第1伝熱部241とが一体的に構成されていてもよい。
図7は、本実施形態における投射型表示装置100の冷却構成の説明図であり、冷却構成の要部の上面図を示す。図7に示されるように、投射型表示装置100は、第1画像表示素子14を冷却する第1熱交換手段B1と第2画像表示素子15を冷却する第2熱交換手段B2を有する。第1熱交換手段B1および第2熱交換手段B2はそれぞれ、図4に示される熱交換手段Bと同様の構造を有する。
図6に示されるように、第1伝熱部241は第1画像表示素子14との接触面(受熱面241a)と、第1放熱部231の放熱面231aとが平行でない。このため、図7に示されるように、投射方向PDに対して異なる角度の2つの画像表示素子を冷却する2つの放熱部の角度が投射方向に対して略均等になる。
本実施形態において、第1画像表示素子14と第2画像表示素子15はそれぞれ、所定の平面上において(図7に示される平面上において)、投射方向に対して異なる角度(投射方向PDに関して非対称な角度)α1、α2(°)で配置されている。すなわち、投射方向PDに対して第1画像表示素子14が成す角度α1(°)と、投射方向PDに対して第2画像表示素子15が成す角度α2(°)とは、互いに異なる(α1≠α2)。また、投射方向PDに対する第1熱交換手段B1の放熱面231aと第2熱交換手段B2の放熱面232aとの角度差は、投射方向PDに対する第1画像表示素子14と第2画像表示素子15との角度差よりも小さい。
ここで、投射方向PDに対して第1熱交換手段B1の放熱面231aが成す角度をβ1(°)、投射方向PDに対して第2熱交換手段B2の放熱面232aが成す角度をβ2(°)とする。このとき、投射方向PDに対する第1熱交換手段B1の放熱面231aと第2熱交換手段B2の放熱面232aとの角度差(°)は、|β1-β2|で表される。同様に、投射方向PDに対する第1画像表示素子14と第2画像表示素子15との角度差(°)は、|α1-α2|で表される。図7において、角度α1、β1は、投射方向PDに対して反時計回りに回転させた角度を正とする。一方、角度α2、β2は、投射方向PDに対して時計回りに回転させた角度を正とする。
すなわち本実施形態において、第1熱交換手段B1の放熱面231aと第2熱交換手段B2の放熱面232aは、投射方向に対してDMD冷却ファン91、92の流路抵抗が略等しくなるような所定の角度差の範囲内で配置されている。好ましくは、第1熱交換手段B1の放熱面231aと第2熱交換手段B2の放熱面232aは、投射方向PDに関して対称の角度(β1=β2)で配置される。これにより、2つの画像表示素子の冷却効率の差が小さくすることができる。また、投射方向に対して略均等な角度に2つの放熱部が配置されるため周辺部品、特に冷却に関連するファン保持部材やダクトなどの部品の共通化設計が可能となる。なお本実施形態において、第1熱交換手段B1と第2熱交換手段B2の少なくとも一方に関して、受熱面と放熱面とが互いに平行ではない構成を有していればよい(第1熱交換手段B1と第2熱交換手段B2の一方が図4に示される構成であってもよい)。
図8(a)は、曲がり損失に関連するパラメータを示した概略図である。ダクトなどの管が急に曲がる場合、剥離現象が起こり、損失が発生する。損失を表す式として、以下の式(1)が挙げられる。式(1)において、ζは損失係数、ρは流体密度、vは流体速度である。
Figure 2022112233000002
損失係数ζに関して、多数の実験結果から近似的に管の曲がり角度をθとするとき、以下の式(2)が成立する。
Figure 2022112233000003
図8(b)は、曲がり角度と損失係数の関係を示したグラフである。図8(b)より、曲がり角度に対して2次関数のように損失係数は増加する。また図8(b)より、ダクトの曲がり角度は20°以下にし、損失を小さくすることが望ましい。すなわち、第1熱交換手段B1の放熱面231aと第2熱交換手段B2の放熱面232aとの角度差|β1-β2|≦20を満足することが望ましい。
本実施形態によれば、複数の画像表示素子の冷却効率を高めることが可能な投射型表示装置を提供することができる。また本実施形態によれば、光軸に対して対称になるため部品の共通化を図ることが可能である。また本実施形態によれば、ヒートパイプなどによる伝熱冷却を行う場合も共通部品にすることで、高輝度や小型パネルへの対応も可能になるため、投射型表示装置の小型化に寄与する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
14 第1画像表示素子
15 第2画像表示素子
91 DMD冷却ファン(第1冷却手段)
92 DMD冷却ファン(第2冷却手段)
100 投射型表示装置
231a、232a 放熱面
B1 第1熱交換手段
B2 第2熱交換手段

Claims (10)

  1. 画像信号に基づいて色光を変調して画像光を形成する第1画像表示素子および第2画像表示素子と、
    前記第1画像表示素子および前記第2画像表示素子との熱交換をそれぞれ行う第1熱交換手段および第2熱交換手段と、
    前記第1熱交換手段および前記第2熱交換手段をそれぞれ冷却する第1冷却手段および第2冷却手段と、を有し、
    前記第1画像表示素子と前記第2画像表示素子は、投射方向に対して異なる角度で配置され、
    前記投射方向に対する前記第1熱交換手段の放熱面と前記第2熱交換手段の放熱面との角度差は、前記投射方向に対する前記第1画像表示素子と前記第2画像表示素子との角度差よりも小さいことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記第1熱交換手段と前記第2熱交換手段の少なくとも一方は、受熱面と前記放熱面とが互いに平行ではないことを特徴とする請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記第1熱交換手段の前記放熱面と前記投射方向との成す角度をβ1(°)、前記第2熱交換手段の前記放熱面と前記投射方向が成す角度をβ2(°)とするとき、
    前記第1熱交換手段の前記放熱面と前記第2熱交換手段の前記放熱面との前記角度差|β1-β2|≦20を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の投射型表示装置。
  4. 前記第1熱交換手段および前記第2熱交換手段はそれぞれ、ヒートシンクと、前記ヒートシンクへ熱を伝える伝熱部と、を有し、
    前記第1熱交換手段および前記第2熱交換手段のそれぞれの前記放熱面は、前記ヒートシンクの放熱フィンが形成された面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  5. 前記第1熱交換手段の前記伝熱部と前記第2熱交換手段の前記伝熱部の少なくとも一方は、前記ヒートシンクを傾斜させるための傾斜構造を有することを特徴とする請求項4に記載の投射型表示装置。
  6. 前記第1冷却手段および前記第2冷却手段はそれぞれ、冷却ファンであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  7. 前記画像光を投射する投射レンズの取り付け部を更に有し、
    前記第1冷却手段の吸気口および前記第2冷却手段の吸気口はそれぞれ、前記取り付け部に対して互いに反対側の位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  8. 前記第1冷却手段と前記第2冷却手段は、前記投射方向に関して対称の角度で配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
  9. 前記第1熱交換手段の前記放熱面と前記第2熱交換手段の前記放熱面は、前記投射方向に関して対称の角度で配置されていることを特徴とする請求項8に記載の投射型表示装置。
  10. 前記第1画像表示素子および前記第2画像表示素子はそれぞれDMDであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の投射型表示装置。
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