JP5383517B2 - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は特に電気的な書き込み、および消去が可能な不揮発性メモリ素子を備えた不揮発性記憶装置に関する。
不揮発性メモリ素子は、電気的にデータを消去したり記憶したりすることができるものがある。電気的に書き込みや消去ができる不揮発性メモリ素子(以下、単に不揮発性メモリ素子と称する)が消去状態であるか、書き込み状態であるかは、この不揮発性メモリ素子のしきい値電圧により決定される。
不揮発性メモリ素子は、メモリ素子が一般的なフラッシュメモリの場合には、例えばワード線に消去電圧を印加し、電子を電荷蓄積領域から半導体基板方向に引き抜くことにより、不揮発性メモリ素子のしきい値電圧は、デプレッションの値をとり、消去状態になる。
さらに、不揮発性メモリ素子は、ワード線に書き込み電圧を印加し、チャネルに書き込み電流を流し、ホットエレクトロンを電荷蓄積領域に注入することにより、そのしきい値電圧は、エンハンスメントの値をとり、書き込み状態となる。
不揮発性記憶装置は、複数の不揮発性メモリ素子により構成される不揮発性メモリブロックを有している。不揮発性メモリ素子の初期状態は、熱平衡状態にあり、データ記憶状態においては、消去状態の不揮発性メモリ素子と書き込み状態の不揮発性メモリ素子とが混載することになる。
消去状態、および書き込み状態を有する複数の不揮発性メモリ素子のしきい値電圧は、時間経過や熱ストレスにより、熱平衡状態(初期状態)に応じた電圧値に向かって変動する。
時間経過や熱ストレスにより、不揮発性メモリ素子の電荷蓄積領域に蓄積された電荷が放出され、そのしきい値電圧が変動し、初期状態に近づくことになる。
不揮発性メモリ素子のしきい値電圧が大きく変動した場合には、書き込み状態と消去状態とを識別するレベル(以下、センスレベルと記載する)、を超えるような現象、いわゆるデータ化けが発生し、不揮発性記憶装置は誤動作することとなる。
したがって、不揮発性メモリ素子にとって、蓄積された電荷を保持するための電荷保持特性は、非常に重要な特性である。
一方、電荷が放出された場合に、再度データを記憶させるための行為をリフレッシュと呼び、このリフレッシュを行い、しきい値電圧がセンスレベルを超えないようにデータ記憶状態に戻すことが、電荷保持特性を向上する手段として知られている。
リフレッシュする電圧を発生するためのリフレッシュ電圧発生手段を備えた装置にあっては、複数の不揮発性メモリ素子のしきい値電圧を一旦消去状態とし、その後、データ記憶状態に戻すための書き込み電圧を不揮発性メモリに印加するという動作を行なうのが一般的である。
具体的には、データ記憶状態の不揮発性メモリ素子のしきい値電圧を検出手段を用いて検出し、しきい値電圧の変動を検出した場合に、リフレッシュ電圧発生手段を用いて不揮発性メモリ素子をリフレッシュするものである。
不揮発性メモリ素子のしきい値電圧は、不揮発性メモリ素子のゲートに印加する電圧を変化することにより検出することができる。
例えば、しきい値電圧より高い電圧を印加した場合には、不揮発性メモリ素子はソースとドレイン間に電流が流れる、いわゆるオン状態となる。逆に、不揮発性メモリ素子のしきい値電圧より低い電圧を不揮発性メモリ素子のゲートに印加した場合には、不揮発性メモリ素子はソースとドレイン間に電流が流ない、いわゆるオフ状態となる。
したがって、不揮発性メモリ素子のソースとドレイン間に電流が流れるか否かにより、不揮発性メモリ素子のしきい値電圧を検出することができる。
不揮発性メモリ素子にとって、電荷保持特性を維持することは非常に重要であるから、リフレッシュを行うことは有効な手段といえる。リフレッシュは、人為的にタイミングを見計らって実施することもできるが、不揮発性メモリ素子のしきい値電圧を検出するなどして、その結果を元にしてリフレッシュを行えば、いわば自動でリフレッシュできるから便利である。そのような技術は、多くの提案をみるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に示した従来技術は、しきい値電圧の変動を検出する手段とタイマー手段とを有しており、しきい値電圧の変動を検出すべき(リフレッシュすべき)タイミングをこのタイマー手段によって決めている。以下、図9を用いて説明する。
図9は特許文献1に示した従来技術の構成図である。なお、この図は主旨を逸脱しないようにしつつ説明しやすいように書き直したものである。また、同じ機能を有するものについては同じ番号を付与している。
図9において、31は不揮発性メモリブロック、30はしきい値電圧検出手段、34はリフレッシュ電圧発生手段、32はタイマー手段、S111は検出タイミング信号、S211は検出開始信号、S311は検出信号、S411はリフレッシュ開始信号である。
不揮発性メモリブロック31の内部の特定のメモリ素子のしきい値電圧の変動は、しきい値電圧検出手段30により検出する。このしきい値電圧検出手段30がしきい値電圧の変動を検出するタイミングは、タイマー手段32により制御され、しきい値電圧検出手段30が特定のメモリ素子のしきい値電圧の変動を検出した場合に、リフレッシュ電圧発生手段34を介して不揮発性メモリブロック31に対してリフレッシュを行う構成となっている。
このような構成を有する特許文献1に示した従来技術は、不揮発性メモリ素子をリフレッシュすることにより、不揮発性メモリブロック31をデータ蓄積状態に戻し、不揮発性メモリ素子の電荷保持特性の劣化を保障するという特徴がある。
特開平9−306182号公報(第3〜5頁、第1図)
特許文献1に示した従来技術のリフレッシュは、不揮発性メモリブロック31に蓄積されたデータを読み出した後に行われる。そして、読み出したデータが期待値と一致しているかを判定することが必要である。このため、読み出しと判定との2つの手段が常に必要となり、回路規模が大きくなってしまう。
さらに特許文献1に示した従来技術のリフレッシュの方法は、不揮発性メモリブロック
31に蓄積されたデータを一旦消去し、データ記憶状態に戻すためにリフレッシュ電圧を印加する。しかしこの方法では、書き込みされたメモリ素子(以下、書き込みメモリ素子と記載する)、あるいは、消去されたメモリ素子(以下、消去メモリ素子と記載する)のデータを、リフレッシュ前に、一旦格納するための別の記憶手段や回路などが必要になる。このため、さらに回路規模も大きくなるばかりか回路構成も複雑になってしまう。
さらに、リフレッシュ電圧は不揮発性メモリブロック31をデータ記憶状態に戻す電圧値としなければならない。特許文献1に示した従来技術の場合には、通常は10V以上の高電圧を印加しなければならない。このため、このような高いリフレッシュ電圧を印加することで、電荷を蓄積する膜などに結晶欠陥が発生するなど、電圧ストレスによるメモリ素子の劣化が起こることがある。これは、微細化された不揮発性メモリ素子の場合は、上述の膜などが薄膜化するため、より顕著になる。
以上説明したように、特許文献1に示した従来技術は、回路規模が大きくなってしまったり、回路構成が複雑化したりしてしまう問題と、不揮発性メモリ素子が劣化してしまうという問題とがあるため、素子を微細化してなる昨今の高集積化された不揮発性記憶装置には適用できない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであって、複雑で大規模な回路構成を有することなく、かつ不揮発性メモリ素子のデータ記憶状態も劣化せず、不揮発性メモリ素子の電荷保持特性を向上させ、不揮発性記憶装置の高い信頼性を提供するものである。
上記課題を解決するために本発明の不揮発性記憶装置は次のような構成を採用する。
データを電気的に書き込みまたは消去可能な複数の不揮発性のメモリ素子を有する不揮発性メモリブロックを有する不揮発性記憶装置であって、
不揮発性メモリブロックは、書き込み電圧を印加してデータを書き込み状態として記憶する書き込みメモリ素子と、消去電圧を印加してデータを消去状態として記憶する消去メモリ素子と、を少なくとも1つずつ有し、リフレッシュ電圧発生手段と、制御手段と、を備える不揮発性記憶装置において、
リフレッシュ電圧発生手段は、消去メモリ素子のしきい値電圧の変動を発生しない電圧値であるリフレッシュ電圧を発生し、
グランド電位に対するリフレッシュ電圧の電圧値は、グランド電位に対する書き込み電圧または消去電圧の電圧値より小さく、
制御手段は、メモリ素子に書き込み電圧または消去電圧が印加された後、リフレッシュ電圧を発生するようにリフレッシュ電圧発生手段を制御し、
リフレッシュ電圧発生手段は、リフレッシュ電圧を書き込みメモリ素子と消去メモリ素子との両方に印加してリフレッシュを行うことを特徴とする。
このような構成にすることで、メモリ素子が書き込み状態か消去状態かに関わらず、リフレッシュを行うことができる。また、そのリフレッシュ電圧は比較的低い電圧値であるから、リフレッシュによってメモリ素子が劣化することもない。
制御手段は、メモリ素子が書き込み動作状態であるか消去動作状態であるかを検出する機能を有し、メモリ素子が読み出し動作を行っていないときに、リフレッシュ電圧を印加するように制御するようにしてもよい。
このような構成にすることで、メモリ素子からデータを読み出しているときを避けてリフレッシュを行うことができる。
制御手段は、タイマー手段を有し、
タイマー手段は、書き込み電圧または消去電圧が印加された後、またはリフレッシュ電圧発生手段によるリフレッシュ電圧の印加後から、所定の時間を計測し、
制御手段は、タイマー手段が所定の時間を計測し終わったタイミングでリフレッシュ電圧を発生するようにリフレッシュ電圧発生手段を制御するようにしてもよい。
このような構成にすることで、タイマー手段で計測した時間を基にしてリフレッシュできるから、リフレッシュするタイミングを時間で制御できる。
メモリ素子のしきい値の変化を計測するしきい値計測手段を有し、
制御手段は、しきい値計測手段によるメモリ素子のしきい値の計測結果によりリフレッシュ電圧を発生するようにリフレッシュ電圧発生手段を制御するようにしてもよい。
このような構成にすることで、メモリ素子のしきい値電圧の変化を基にしてリフレッシュできるから、リフレッシュするタイミングをしきい値電圧の変化で制御することができる。
リフレッシュ電圧発生手段は、外部から加わる運動、温度、光、またはそれらの組み合わせのエネルギーを基にして発電を行う発電手段と、
発電手段で発電した電圧を蓄電する蓄電手段と、
発電手段が発電した電圧、または蓄電手段が蓄電した電圧のどちらか一方を選択する選択手段と、
選択手段が選択した電圧をリフレッシュ電圧に変換する変換手段と、を有するようにしてもよい。
このような構成にすれば、発電手段で発電した電圧をリフレッシュ電圧として用いることができる。
発電手段が発電した電圧を計測する第1の計測手段と、蓄電手段が蓄電した電圧を計測する第2の計測手段とを有し、選択手段は、第1の計測手段の計測結果と第2の計測手段の計測結果とに基づいて電圧を選択するようにしてもよい。
このような構成にすることで、発電した電圧の計測した結果と蓄電した電圧の計測した結果との双方を知り得ることができるから、どちらか一方の電圧を選択するときに便利である。
リフレッシュ電圧は、書き込み電圧または消去電圧の略半分の電圧値であってもよい。
このような構成にすることで、メモリ素子が劣化せず不揮発性記憶装置として高い信頼性を有することができる。
メモリ素子はMOOS型メモリ素子であってもよい。
MONOS型メモリ素子は、比較的低い電圧でデータの書き込みや消去ができる。このような構成にすることで、低消費電力化を行うことができる。
本発明の不揮発性記憶装置は、不揮発性メモリ素子が書き込み状態であるか消去状態であるかによらず、初期のデータの書き込み電圧よりも低い電圧でリフレッシュすることにより、消去状態の消去メモリ素子に影響を与えず、書き込み状態の書き込みメモリ素子の
みのしきい値電圧を変動させることができる。
よって、データを格納する別の記憶手段や回路などを必要とせずとも、不揮発性記憶装置の電荷保持特性を保障することができる。
さらに、複雑な回路構成を必要としないため、回路規模を縮小できるため、不揮発性記憶装置のサイズの縮小も可能となり、生産性も向上させることができる。
本発明の第1の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 不揮発性メモリ素子の各端子の電位状態を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 本発明の第3の実施形態のタイマー手段の構成を説明する図である。 本発明の第4の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 本発明の第5及び第6の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 本発明の第7の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 本発明の第7の実施形態の不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する図である。 特許文献1に示した従来技術を説明するための図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。なお、以下に示す実施形態については、不揮発性メモリ素子としてMONOS(Metal Oxide Nitride Oxxide Semiconductor)型のメモリ素子を用いる例で説明する。各図の説明において、同じ機能を有するものには同じ番号を付与している。
[第1の実施形態の説明:図1、図2]
図1を用いて第1の実施形態を説明する。図1は、不揮発性記憶装置の構成図である。
図1において、21は不揮発性記憶装置、41は書き込みメモリ素子、42は消去メモリ素子、44は不揮発性メモリブロック、34はリフレッシュ電圧発生手段、35はリフレッシュ制御手段、46はデータ書き込み手段である。
まず、不揮発性メモリブロック44にデータを記憶させる方法を説明する。
不揮発性メモリブロック44には複数の不揮発性メモリ素子が存在している。不揮発性メモリ素子をデータ記憶状態にするためには、データを記憶させる前に、データ書き込み手段46で発生する消去電圧V12を不揮発性メモリブロック44の全ての不揮発性メモリ素子に印加し、全ての不揮発性メモリ素子を消去状態とする。
これは、全ての不揮発性メモリ素子のしきい値電圧を均一にするためである。このようにしておけば、後に行うデータの書き込み状態をも均一にすることができる。
この状態では、不揮発性メモリブロック44の内部の不揮発性メモリ素子は、すべて消去状態になっているから、消去状態としてデータを記憶する消去メモリ素子42が存在することになる。
つぎに、データ書き込み手段46で発生する書き込み電圧V11を不揮発性メモリブロック44の中の所定の不揮発性メモリ素子に印加する。
この状態で、所定の不揮発性メモリ素子が書き込み状態になるので、図1に示すように
、不揮発性メモリブロック44には、書き込み状態としてデータを記憶する書き込みメモリ素子41と消去状態としてデータを記憶する消去メモリ素子42とが混在することになり、不揮発性メモリブロック44は、書き込みと消去との2つの状態を有するデータ記憶状態となる。
なお、不揮発性メモリブロック44の中の所定の不揮発性メモリ素子に書き込み電圧V11を印加するときは、どの不揮発性メモリ素子にデータを記憶するかを知らなければならない。このように、メモリブロック内で所定のメモリ素子を選択する方法は、そのメモリ素子のアドレス情報などを用いればよく、例えば、デコーダ回路や選択回路、それらを制御する回路などを用いたアドレス選択手段の構成が広く知られている。
したがって、不揮発性記憶装置21にもそのようなアドレス選択手段が設けてある。しかしながら、そのような構成は、公知技術であり本発明の主要部分でもないので説明は省略する。
ここで、このような書き込み動作、および消去動作における不揮発性メモリ素子の各端子の電位状態の例について、図2を用いて説明する。
なお、本実施例においては、不揮発性メモリ素子のしきい値電圧は、電荷をすべて放出された初期状態(熱平衡状態という)においては、消去状態として設計されている。このようなしきい値電圧の設定にすることにより、消去メモリ素子42のしきい値電圧は、センスレベルを超えることがなく、データ化けが発生することがないのである。
図2はMONOS型の不揮発性メモリ素子を模式的に示す断面図である。
まず、書き込み動作を説明する。図2(a)に示すように、データの書き込みは、ドレイン13をオープンとし、ゲート11をグランド電位(図ではGNDと表記)とし、半導体基板14とソース12とに例えば−8Vの書き込み電圧V11を印加する。そうすると、電荷蓄積層15に電子が蓄積され、書き込み状態となる。
次に、消去動作を説明する。図2(b)に示すように、データの消去は、ドレイン13をオープンとし、半導体基板14とソース12をグランド電位(GND)とし、ゲート11に例えば−8Vの消去電圧V12を印加する。そうすると、電荷蓄積層15に正孔が蓄積され、消去状態となる。
[リフレッシュの説明]
次に、再び図1を参照してリフレッシュの動作を説明する。
リフレッシュは、リフレッシュ制御手段35からのリフレッシュ開始信号S4を所定のタイミングで発生する。リフレッシュ電圧発生手段34は、リフレッシュ開始信号S4を受けると、リフレッシュ電圧V13を発生させ、不揮発性メモリブロック44に印加する。
リフレッシュ電圧V13は、詳しくは後述するが、書き込み電圧V11または消去電圧V12より低く、かつ消去メモリ素子42のしきい値電圧の変動を発生しない電圧値である。
このようなリフレッシュ電圧V13を発生するためのタイミング、すなわち、リフレッシュを行うタイミングは、データ書き込み手段46が不揮発性メモリブロック44に書き込み電圧V11または消去電圧V12を印加した後、つまり、不揮発性メモリブロック44がデータ記憶状態となった後の任意のタイミングということになる。
リフレッシュ電圧V13は上述のような電圧であるから、リフレッシュを行っても書き込み状態としてデータを記憶している書き込みメモリ素子41と、消去状態としてデータを記憶している消去メモリ素子42とには影響がない。
このため、不揮発性メモリブロック44がデータ記憶状態となった後にすぐさまリフレ
ッシュを行なっても問題はないが、そもそもリフレッシュは、不揮発性メモリ素子の電荷保持特性の劣化を保障するものであるから、不揮発性メモリブロック44がデータ記憶状態となった後から、所定の時間を経過した後にリフレッシュする方が好ましい。
この所定の時間は、例えば、1千時間、1万時間、10万時間などとすることができる。これらの時間は、不揮発性メモリブロック44を構成する不揮発性メモリ素子の特性や性能に応じて自由に設定することができる。
また、例えば、不揮発性記憶装置21の仕様や運用状態などから、不揮発性メモリブロック44に記憶されたデータを10年間保持する必要があるとき、リフレッシュは、データを保持すべき期間の半分の期間を経過したときなどとしてもよい。(この例では、不揮発性メモリブロック44がデータ記憶状態となった後から5年後。)
もちろん、上述の例では、データ記憶状態となった後から4年後にリフレッシュし、以後2年を経過するごとにリフレッシュを続けるようにしてもよい。つまり、データを保持すべき期間を均等または不均等に区切ったり、複数回リフレッシュしてもよいのである。
不揮発性記憶装置21が電子機器に組み込まれていれば、その電子機器側の時刻情報やシステムクロックから生成したパルスを利用して所定の時間を計測してもよく、また、電子機器側で上述の所定の時間をカウントしてもよい。
そして、不揮発性記憶装置21に対して制御信号S35を発し、この制御信号S35をリフレッシュ制御手段35が受信することでリフレッシュ開始信号S4を出力するようにしてもよいのである。なお、図1においては、このような例を説明するために制御信号S35を破線で示している。
なお、この例は、不揮発性記憶装置21が組み込まれる電子機器側で上述の所定の時間をカウントする例であるが、不揮発性記憶装置21の内部に所定の時間を計測するためのタイマー手段を設けて、所定の時間を計測するようにしてもよい。その例については、後述する実施例で説明をする。
不揮発性メモリのリフレッシュは、リフレッシュ電圧発生手段34からリフレッシュ電圧V13が印加されることにより行われるが、リフレッシュ電圧V13は、書き込みメモリ素子41および消去メモリ素子42の双方のメモリ素子に印加される。つまり、書き込みメモリ素子41および消去メモリ素子42が保持しているデータによらず、印加されるのである。
なお、リフレッシュ時の不揮発性メモリ素子の各端子に対する電圧印加の関係は、データの書き込みと同様である。リフレッシュは、書き込みメモリ素子および消去メモリ素子の双方に同時に行なわれるが、単体のメモリ素子で説明すると、図2(a)に示すように、ドレイン13をオープンとし、ゲート11をグランド電位とし、半導体基板14とソース12とにリフレッシュ電圧V13を印加する。
このリフレッシュ電圧V13は、書き込みメモリ素子41および消去メモリ素子42の初期のデータ書き込み電圧よりも低い電圧である。図2を用いて説明したとおり、不揮発性メモリ素子を書き込み状態にしたり消去状態にしたりするときの電圧は、−8Vである。このとき、リフレッシュ電圧は、−5Vとすることができる。この電圧値は、消去メモリ素子42のしきい値電圧の変動を発生しない電圧値である。
もちろん、この電圧値は一例であり、これに限定されない。発明者が検討したところによると、不揮発性メモリ素子への書き込み電圧や消去電圧(初期のデータ書き込み電圧)
である−8Vの略半分の、−4Vでもよいことがわかっている。
なお、先の説明の例では、リフレッシュ電圧を−5Vや−4Vとしたが、厳密にその電圧に制御する必要はない。大切なことは、リフレッシュ電圧を書き込みメモリ素子41および消去メモリ素子42の初期のデータ書き込み電圧よりも低い電圧とすることであり、先の例であれば、−5.5Vや−4.5Vであってもよいのである。
このように、リフレッシュは、リフレッシュ電圧発生手段34により、書き込み電圧V11または消去電圧V12より低く、かつ消去メモリ素子42のしきい値電圧の変動を発生しない電圧値のリフレッシュ電圧V13を、書き込みメモリ素子41および消去メモリ素子42の双方のメモリ素子に対して行なうことが本発明の特徴的な部分である。
双方のメモリ素子に対して印加するリフレッシュ電圧は、初期のデータ書き込み電圧の略半分の電圧などとしているから、書き込みメモリ素子41や消去メモリ素子42は、高い電圧印加による電圧ストレスを受けず、劣化することがないのである。
なお、リフレッシュ電圧発生手段34は、公知の電圧発生回路を備えることでリフレッシュ電圧V13を発生することができる。例えば、複数のコンデンサを直並列に切り替えて電圧を昇圧する公知の昇圧回路や、その昇圧回路にツェナダイオードの逆方向特性を利用して所定の電圧にクランプするクランプ回路を組み合わせたものを備えて、低い電圧(例えば、−1.5V)を昇圧してリフレッシュ電圧V13(例えば、−5V)を発生することができる。
また、不揮発性記憶装置21が電子機器に組み込まれていれば、その電子機器側で用いている電圧を利用して、上述の昇圧回路や、あるいは公知の定電圧回路(レギュレータ)などを組み合わせるなどしてリフレッシュ電圧V13を生成してもよい。
このような回路例の場合、リフレッシュ開始信号S4を受けるのは、MOSトランジスタで構成するスイッチとすることができる。例えば、MOSトランジスタスイッチを昇圧回路や定電圧回路などの電圧発生回路とその電圧発生回路に電力を供給する電源配線との間に挿入しておくことができる。
リフレッシュ開始信号S4が電圧信号の場合、これらをMOSトランジスタスイッチのゲートに入力すれば、リフレッシュ開始信号S4に応じてソースとドレイン間を同通させることができる。そうすれば、昇圧回路や定電圧回路などの電圧発生回路を動作させ、リフレッシュ電圧を発生することができるのである。
不揮発性メモリブロック44のデータ記憶状態は、書き込みおよび消去状態を識別するセンスレベルにより識別される。例えば、書き込みメモリ素子のしきい値が変動し、センスレベルを超えた場合には、いわゆるデータ化けの状態となり不揮発性記憶装置21は誤動作することになる。
すでに説明したように、熱平衡状態において、不揮発性メモリブロック44のデータは消去状態であるように不揮発性メモリブロック44は設計されている。消去メモリ素子42のしきい値をセンスレベルより書き込み状態側に変動させることなく、書き込みメモリ素子41のみのしきい値を保障することにより十分なリフレッシュ動作が可能となるのである。
第1の実施形態の効果は、不揮発性メモリブロック44の内部に格納されたデータが書き込み状態、あるいは消去状態によらず、全てのメモリ素子にリフレッシュ電圧を印加することが可能である。したがって、不揮発性メモリブロック44のデータを一旦格納するための別の記憶手段や回路などを必要とせず、回路規模を低減できる効果がある。
[本発明の第2の実施形態の説明:図3]
次に、図3を用いて第2の実施形態を説明する。
図3は、第2の実施形態の構成図である。すでに説明した同一の構成には同一の番号を付与している。
図3において、37は読み出し手段である。S5は読み出し信号、S6は読み出し動作検出信号、S7は読み出し動作確認信号である。
第2の実施形態の特徴は、読み出し手段37を備えることによって、不揮発性メモリブロック44からのデータの読み出しを検出し、データを読み出しているときにはリフレッシュを行わないようにするものである。
不揮発性メモリブロック44がデータ記憶状態となっている状態から説明する。
図3に示す読み出し手段37は、不揮発性メモリブロック44のデータを読み出す機能を有し、読み出し信号S5により、不揮発性メモリブロック44のデータを読み出ししている。
リフレッシュ制御手段35は、所定のタイミングで読み出し動作確認信号S7を読み出し手段37に対して発する。
読み出し手段37は、不揮発性メモリブロック44から読み出し動作中であるかを確認し、読み出し動作中であるときは、読み出し動作検出信号S6をリフレッシュ制御手段35に与える。
読み出し手段37と不揮発性メモリブロック44との間には、図示はしないが、不揮発性メモリブロック44を構成している不揮発性メモリ素子の容量などに応じたデータ信号線がある。
読み出し手段37は、このデータ信号線の全部またはどれか1つの信号を検査し、データが出力されているか否かを判断する。
または、読み出し手段37は、不揮発性メモリブロック44に対して、読み出しイネーブル信号を発した後にデータを読み出すようなシーケンスであれば、この読み出しイネーブル信号を出力しているか否かをもって、不揮発性メモリブロック44からデータが出力されているかどうかを判断することもできる。
読み出し動作検出信号S6は、例えば、信号の出力値が「1」の場合は、読み出し手段37がデータを読み出しているとき、信号の出力値が「0」の場合は、読み出し手段37がデータを読み出していないとき、などと定義しておくことができる。
リフレッシュ制御手段35は、読み出し動作検出信号S6を受信し、その結果、読み出し手段37がデータの読み出し中ではないとした場合に、リフレッシュ開始信号S4をリフレッシュ電圧発生手段34に与える。
リフレッシュ電圧発生手段34は、発生させたリフレッシュ電圧V13を不揮発性メモリブロック44に印加し、リフレッシュを行う。
一方、リフレッシュ制御手段35が読み出し動作検出信号S6を受信し、その結果、読み出し手段37がデータの読み出し中であるとした場合には、リフレッシュ開始信号S4をリフレッシュ電圧発生手段34に与えない。
すなわち、不揮発性メモリブロック44のデータの読み出し中にリフレッシュ電圧が不揮発性メモリブロック44に印加され、電圧印加による不測の誤動作の発生を防止することができる。
[本発明の第3の実施形態の説明:図4]
次に、図4を用いて第3の実施形態を説明する。すでに説明した同一の構成には同一の番号を付与している。
第3の実施形態の特徴は、リフレッシュ制御手段35にタイマー手段を設け、このタイマー手段により所定の時間を計測し、その後にリフレッシュを行うものである。
図4は、リフレッシュ制御回路35に設けているタイマー手段150を示すブロック図である。タイマー手段150は、発振回路151、分周回路152、計数回路153で構成している。
発振回路151は、所定の周波数で発振し、発振信号S151を分周回路152に入力する。発振回路151は、例えば、水晶振動子を用いた水晶発振回路やCR発振回路などの知られている発振回路を用いることができる。発振信号S151は、例えば、数10KHzの周波数を有する信号である。
分周回路152は、発振信号S151を入力し、この発振信号S151に同期した所定の周期の分周信号を得るため回路である。例えば、バイナリカウンタを所定段数接続した回路が知られている。そして、例えば、1Hz(1秒)の分周信号S152を出力する。
計数回路153は、分周信号S152を入力して、所定の時間を計測する。例えば、分周信号S152のパルス数を順次加算していくような、知られている積算回路で構成することができる。または、分周信号S152が1秒のパルスであるならば、それを元に時刻情報を作り出す回路であってもよい。
計数回路153は、分周信号S152のパルス数が所定のパルス数まで積算されたときや、所定の時間を計測し終わると、制御信号S3を出力する。
リフレッシュ制御手段35は、計数回路153からの制御信号S3が入力されると、リフレッシュ開始信号S4を出力する。リフレッシュ電圧発生手段34は、リフレッシュ電圧V13を発生し、不揮発性メモリブロック44に対してリフレッシュを行う。
なお、図4に示したタイマー手段150の構成は一例であり、各構成は自由に変更することができる。
また、タイマー手段150は、発振回路151、分周回路152、計数回路153をすべて不揮発性記憶装置21に搭載する例を示したが、これに限定しない。例えば、不揮発性記憶装置21とは異なる装置を駆動するクロック信号を外部から受信し、それを発振信号S151として用いるようにしてもかまわない。
ようするに、源信となる信号を発振回路151で生成しなくても、結果としてタイマー手段150が所定の時間を計測できればよいのである。
[本発明の第4の実施形態の説明:図5]
次に、図5を用いて第4の実施形態を説明する。すでに説明した同一の構成には同一の番号を付与している。
第4の実施形態の特徴は、リフレッシュ制御手段35に不揮発性メモリブロック44の内部の個々のメモリ素子のしきい値を計測するしきい値計測手段を設け、しきい値が所定の値を超えた場合にリフレッシュを行うような制御方法を用いるものである。
図5は、リフレッシュ制御回路35に設けているしきい値計測手段64を説明する回路図である。この回路は、センスレベルを判定する回路も兼ねている。本実施形態では、この回路を例にして説明する。
しきい値計測手段64は、しきい値計測の対象となるメモリ素子65、このメモリ素子65と同導電型の第1のMOSトランジスタ66、メモリ素子65とは逆導電型の第2のMOSトランジスタ67を有している。
メモリ素子65は、不揮発性メモリブロック44を構成するメモリ素子を用いても、不揮発性メモリブロック44を構成するメモリ素子と全く同じメモリ素子を別途設けてもよい。
図5において、81は第1の電源端子、82は第2の電源端子、83は第3の電源端子、84は第4の電源端子である。85は出力端子である。90はスイッチである。
図5に示す構成は、メモリ素子65と第1のMOSトランジスタ66とは、Nチャネル型のトランジスタとし、第2のMOSトランジスタ67はPチャネル型トランジスタとした例である。
図5に示すように、第1のMOSトランジスタ66、メモリ素子65、第2のMOSトランジスタ67は直列に接続されている。そして、メモリ素子65と第2のMOSトランジスタ67との間にはスイッチ90を設けている。スイッチ90は、これら2つのトランジスタ同士の接続と切り離しとを制御するものであり、例えば、ある制御信号をゲートに入力することでソースとドレイン間を開閉動作できる、MOSトランジスタスイッチを用いることができる。
第1のMOSトランジスタ66のソースと基板(バルク)とに第1の電源端子81が接続され、第1のMOSトランジスタ66のゲートに第3の電源端子83が接続されている。
第2のMOSトランジスタ67のゲートに第2の電源端子82が接続され、第2のMOSトランジスタ67の基板とソースとには第3の電源端子83が接続されている。
メモリ素子65のゲートには第4の電源端子84が接続され、メモリ素子65の基板には、第1の電源端子81が接続されている。
第1の電源端子81、第2の電源端子82、第3の電源端子83、第4の電源端子84には、それぞれ第1の電圧値、第2の電圧値、第3の電圧値、第4の電圧値が印加されている。これらの電圧値は、図示しない電源手段から供給されている。特に限定しないが、第1の電圧値は、−1.5V、第2の電圧値は、−0.8V、第3の電圧値は、0V(GND)である。第4の電圧値は、その電圧を可変できるようになっており、例えば、−1.5Vから−0.4Vまでの電圧を、0.1Vずつ加減される。
次に、しきい値計測手段64の動作を説明する。なお、図5に示す回路は、しきい値を計測する場合とセンスレベルを計測する場合とでは、スイッチ90の開閉でそれを切り替えている。まず、しきい値を計測する動作を説明する。
図示しない制御信号を用いるなどして図5に示すスイッチ90をオフにする。すると、メモリ素子65と第2のMOSトランジスタ67との間が切り離される。
上述の各電圧値を各電源端子に印加しているから、第1のMOSトランジスタ65はオンしている。なお、第2のMOSトランジスタ67もオンしているが、スイッチ90により切り離されているので、このトランジスタの動作はしきい値計測には関係がない。
第4の電源端子から供給される第4の電圧値を、例えば、−1.5Vから0.1Vステップで−0.4Vまで可変しつつ、出力端子85の出力を計測する。この計測にあっては、公知の電圧測定手段(例えば、電圧比較回路)を用いることができる。そして、出力端子85から第1の電圧値が計測されたときの第4の電圧値が、メモリ素子65のしきい値であるとわかる。
上述の第4の電圧値の可変幅は、もちろん一例であって、メモリ素子65のしきい値やその変動幅がおおよそ分かっていれば、それに合わせた電圧値とすればよい。例えば、メ
モリ素子65が、記憶状態になったあとのしきい値が1.0Vであり、1年後のしきい値が0.2V変動すると、実験や実測データなどから知りえていたとすると、この1年後のタイミングでは、第4の電圧値は−1.0Vから0.2Vステップで、−0.6Vまで可変した電圧とすればよいのである。
次に、センスレベルを計測する動作を説明する。
図示しない制御信号を用いるなどして図5に示すスイッチ90をオンにする。すると、メモリ素子65と第2のMOSトランジスタ67との間が接続される。
上述の各電圧値を各電源端子に印加しているから、第1のMOSトランジスタ65と第2のMOSトランジスタ67は、共にONしている。
メモリ素子65のしきい値電圧が高い場合には、第1の電源端子81から供給される第1の電圧値がメモリ素子65により遮断される。このため、出力端子85からは、第3の電源端子83から供給される第3の電圧値が出力される(計測される)。
メモリ素子65のしきい値が低い場合には、第1の電源端子81から供給される第1の電圧値はメモリ素子65により遮断されない。このため、出力端子85からは、第1の電源端子81から供給される第1の電圧値が出力される(計測される)。
この出力端子85の電位が、第1の電圧値なのか第3の電圧値なのかを判断する境界が、いわゆるセンスレベルとなる。
なお、図5に示したしきい値計測手段64の構成は一例であり、各構成は自由に変更することができる。なお、上述のとおり、図5に示すしきい値計測手段64は、スイッチ90の開閉により、しきい値を計測する場合とセンスレベルを計測する場合とを切り替えている。センスレベルを計測する場合であっても、すでに説明したように、メモリ素子65のしきい値が高いか低いかという状態は調べることができる。したがって、単純にメモリ素子65のしきい値の高低のみで、不揮発性メモリブロック44のメモリ素子の状態を判断できるときは、スイッチ90の開閉制御や、第4の電源端子84から供給される可変電圧は不用となる。
既に説明したように、メモリ素子65は、不揮発性メモリブロック44を構成するメモリ素子を用いても、不揮発性メモリブロック44を構成するメモリ素子と全く同じメモリ素子をしきい値計測手段64に別途設けてもよいことは無論である。後者の場合、図示はしないが、もちろん、データ書き込み手段46から消去電圧V12や書き込み電圧V11を印加して、不揮発性メモリブロック44を構成するメモリ素子と同じコンディションにしておく必要がある。
[本発明の第5の実施形態の説明:図6]
次に、図6を用いて第5の実施形態を説明する。すでに説明した同一の構成には同一の番号を付与している。
第5の実施形態の特徴は、リフレッシュ電圧発生手段34に発電手段を備えた点である。発電手段により発生させた電圧を変換してリフレッシュ電圧V13(図示なし)とするものである。
詳しくは、発電手段と蓄電手段と選択手段と変換手段とを設け、選択手段により、発電手段からの電圧と蓄電手段からの電圧とのどちらかを選択し、選択された電圧を変換手段によりリフレッシュ電圧V13に変換し、その後にリフレッシュを行うものである。
蓄電手段を備えている理由は、発電手段が常に安定して発電をする保証がないからである。 例えば、不揮発性記憶装置21を携帯型の電子機器に搭載した場合、また、発電手段に後述する太陽電池を用いたとすると、携行される電子機器の場合は、太陽電池の受光面に常に光が照射しているとは限らない。十分な発電を行なっている場合とそうではない
場合とがある。そのようなときであっても、蓄電手段を備えていれば、発電手段が発電した電力を蓄えておけるため、その電力を用いてリフレッシュ電圧V13を生成できる。
もちろん、不揮発性記憶装置21を携帯型ではない電子機器に搭載された場合や、常に発電手段が安定した発電を行なえる場合であれば、蓄電手段は必ずしも必要ではない。その場合、選択手段は、発電手段からの電圧がリフレッシュ電圧V13に適する値かどうか(例えば、電圧の大きさなど)を判断する。
次に、第5の実施形態の例として、不揮発性記憶装置21を携帯型の電子機器に搭載した場合を説明する。
図6において、34はリフレッシュ電圧発生手段、51は発電手段、52は蓄電手段、53は選択手段、54は変換手段である。S11は電圧信号、S12は発電手段51からの発電信号、S13は蓄電手段52からの蓄電信号、S14は選択信号である。そして、S44は満充電信号である。なお、満充電信号S44を用いた制御については、第6の実施形態で説明する。
発電手段51は、物理量を電気信号に変換する手段である。外部から加わる運動エネルギー、温度、光などを用いて電気エネルギーを発生するものである。一例を挙げると、錘の運動を発電機に伝達して発電する公知の機械発電手段、熱発電素子を用いて2点位置の温度差を利用して発電する、いわゆる熱発電手段、光を受光して発電する太陽電池などであり、もちろん、これらを組み合わせて用いることもできる。蓄電手段52は、例えば、二次電池やコンデンサを用いることができる。
電圧信号S11は、発電手段51が発電した電圧信号であるが、蓄電手段52に発電した電気を蓄電しやすいように、蓄電手段52の仕様に合わせた電圧レベルの信号である。発電手段51に出力電圧を平滑制御する手段を有しているときは、例えば、平滑された一定の電圧レベルの信号となる。これは、蓄電手段52に高い不測の発電電圧が入力することで、蓄電手段52が破壊されないようにするためである。
発電信号S12は、発電手段51が発電している電圧値そのものである。発電手段51の発電状態に応じてその電圧値は可変する場合がある。
蓄電信号S13は、蓄電手段52に蓄電している電圧値そのものである。
発電手段51は、発電信号S12を選択手段53に出力し、同様に蓄電手段52は、蓄電信号S13を選択手段53に出力している。
選択手段53は、発電信号S12と蓄電信号S13とを比較し、つまり発電手段51と蓄電手段52の発生する電圧とを比較し、どちらの電圧がリフレッシュ電圧V13に適するかを判断する機能を有している。例えば、公知の電圧比較回路などを用いて双方の電圧を比較し、より高い電圧値を出力している方を選択するのである。
つまり、発電手段51がリフレッシュ電圧V13に対して十分な電圧を発生できるのであれば、発電手段51を選択し、変換手段54を経てリフレッシュ電圧V13を発生する。蓄電手段52がリフレッシュ電圧V13に対して十分な電圧を発生できるのであれば、蓄電手段52を選択することになる。そして、選択された電圧値を選択信号S14として出力する。
変換手段54は、選択手段53が出力した選択信号S14を受信し、リフレッシュ電圧V13に最適な電圧に変換する機能を有しているのである。
変換手段54は、リフレッシュが可能となる値まで電圧を昇圧させる昇圧回路や、この昇圧回路にツェナダイオードの逆方向特性を利用したクランプ回路を組み合わせた手段などを用いることができる。
[本発明の第6の実施形態の説明:図6]
次に、引き続き図6を用いて第6の実施形態を説明する。
第6の実施形態の特徴は、不揮発性メモリブロック44に対するリフレッシュを、蓄電手段52の充電状態が十分であると判断したタイミングごとに行う点である。
蓄電手段52は、すでに説明したように、二次電池やコンデンサなどを用いることができるが、これらの充電容量には限りがある。発電手段51が、蓄電手段52が充電できる電力を超えて発電したときや、ある一定時間発電されると、蓄電手段52は満充電状態(いわゆるフル充電された状態)となる。
選択手段53は、発電信号S12と蓄電信号S13とを比較して、双方が所定の電圧値以上の同じ電圧であったときや、一定の時間双方が所定の電圧値以上の同じ電圧を維持しているとされたときに、蓄電手段52が満充電状態になったと判断する。そして、図6に示すように、選択手段53からは破線で示す満充電信号S44を出力する。なお、ここで言う所定の電圧値とは、二次電池やコンデンサが蓄電できる最大電圧である。
満充電信号S44は、図示はしないが、図1に示すリフレッシュ制御手段35に入力される。リフレッシュ制御手段35は、蓄電手段52が満充電状態となったと判断し、このタイミングでリフレッシュを行うようリフレッシュ電圧発生手段34にリフレッシュ開始信号S4を出力する。つまり、満充電信号S44が出力された(蓄電手段52が満充電状態になった)ときごとに、不揮発性メモリブロック44に対してリフレッシュを行うのである。
すでに説明したように、リフレッシュ電圧V13は、記憶状態にある不揮発性メモリブロック44のメモリ素子には影響がないため、このようにリフレッシュを繰り返してもよいのである。
[余剰電力の利用の説明]
不揮発性記憶装置21を携帯型の電子機器、例えば太陽電池を備えた電子式腕時計に搭載した場合、太陽電池が発電手段51となる。発電手段51で発電された電力は、時計を動作させるために用いられるが、例えば、晴天の野外や照明が明るい室内では、電力の消費量よりも発電量が大きくなる。そうすると、十分に蓄電手段52に電力を蓄電することができる。そうなった後でも発電が行なわれ続けると、その分は余剰電力となる。説明した第6の実施形態では、この余剰電力が発生したときごとに不揮発性メモリブロック44に対してリフレッシュを行うことができるので、タイマー手段などを用いなくともよいという効果がある。
以上、説明した本発明の第6の実施形態では、発電手段51と蓄電手段52とを選択することによりリフレッシュ電圧を発生させる例を説明した。
発電手段51が発電した電圧を計測する計測手段、および蓄電手段52が蓄電した電圧を計測する計測手段を設け、この計測結果に基づいてリフレッシュ電圧を発生させる例を次の第7の実施の形態で説明する。
[本発明の第7の実施形態の説明:図7、図8]
次に、図7、図8を用いて第7の実施形態を説明する。すでに説明した同一の構成には同一の番号を付与している。
第7の実施形態の特徴は、すでに説明した第5の実施形態の改良であり、発電手段51の発電を計測する第1の計測手段と、蓄電手段52の蓄電を計測する第2の計測手段とを設け、この計測結果に基づいて、どちらの計測結果がリフレッシュ電圧に適するかを判断することである。
まず、図7を用いて第7の実施形態の概略を説明する。
図7において、61は第1の計測手段、62は第2の計測手段である。S15は第1の計測確認信号、S16は第2の計測確認信号である。
リフレッシュ電圧発生手段34の構成は、発電手段51の発電した電圧を計測する第1の計測手段61と、蓄電手段52が蓄電した電圧を計測する第2の計測手段62とを有している。
さらに、選択手段53は、第1の計測確認信号S15および第2の計測確認信号S16を比較し、リフレッシュ電圧V13に適する電圧値を選択する。
なお、変換手段54により選択手段53で選択された電圧をリフレッシュ電圧V13に変換し、リフレッシュを行う点は、すでに説明した実施形態と同様である。
第1の計測手段61は、発電手段51が発電する電圧を常時監視している。同様に、第2の計測手段62は、蓄電手段52が蓄電する電圧を常時監視している。これら2つの計測手段は、公知の電圧測定手段を用いることができるが、例えば、公知の電圧比較回路も用いることができる。その場合は、予め設定した電圧と比較するのである。
第1の計測手段61は、この計測結果である第1の計測確認信号S15を選択手段53に出力し、同様に、第2の計測手段52は第2の計測確認信号S16を出力する。
選択手段53は、第1の計測確認信号S15と第2の計測確認信号16とを比較し、どちらの信号により得られた電圧がリフレッシュに適するかを判断し、その情報を選択信号S14として変換手段54に出力する構成となっている。
つぎに、図8を用いて第7の実施形態の回路構成を説明する。
図8に示す例は、発電手段51を太陽電池とし、蓄電手段52を二次電池とした例であり、例えば、不揮発性記憶装置21を太陽電池を備えた電子式腕時計や人体に装着可能なウェアラブル電子機器に搭載した例である。なお、図8は、発電手段と充電手段との間に設ける逆流防止手段や信号の配線などは省略してある。
図8において、71は第1のスイッチ、72は第2のスイッチである。P1〜P4はこれら2つのスイッチのノードである。
第1のスイッチ71は選択手段53からの指令で開閉制御される選択スイッチである。第2のスイッチ72は発電手段51と蓄電手段52との開閉を制御するスイッチである。これらのスイッチは、特に限定しないが、MOSトランジスタスイッチを用いることができる。
発電手段51に光が照射すると発電が行なわれる。第2のスイッチ72をオンするとノードP1とノードP3とが接続され、発電した電圧は、第2のスイッチ72を介して蓄電手段52に印加される。これで蓄電手段52は充電状態となる。
発電手段51で発電した電圧は、第1の計測手段61で計測され、蓄電手段52の電圧(充電電圧)は第2の計測手段62で計測されている。
第2の計測手段62は、蓄電手段52が満充電状態となった場合には、蓄電手段52を保護するため、第2のスイッチ72をオフして、ノードP1とノードP3とを切り離す機能も有している。
選択手段53は、図8には図示していないが、第1の計測確認信号S15と第2の計測確認信号S16とを比較して、第1のスイッチ71を開閉制御する。
蓄電手段52が満充電状態となった場合は、第2のスイッチ72がオフしているから、発電手段51か充電手段52のどちらかを選択する。第1のスイッチ71を制御して、ノードP2とノードP4とを接続すると、発電手段51を選択できる。一方ノードP3とノ
ードP4とを接続すると、充電手段52を選択できる。
蓄電手段52が満充電状態とはなっていない場合は、第2のスイッチ72がオンしており、発電手段51は充電手段52を充電中であるから、第1のスイッチ71を制御して、ノードP2とノードP4とを接続しても、ノードP3とノードP4とを接続しても、発電手段51を選択することと同じことになる。
[余剰電力の利用の説明]
第7の実施形態も余剰電力を用いてリフレッシュすることができる。第7の実施形態は、不揮発性記憶装置21を電子式腕時計または人体に装着可能なウェアラブル電子機器に搭載した例で説明した。
これらの機器は、発電手段51で発電した電力を電子機器のシステム電源に用いる場合が多い。そのような場合にあっては、発電手段51で発電した電力を安定して供給するために蓄電手段52は必須の構成といえよう。
そのような場合であっても蓄電手段52の充電容量には限りがあるから、発電手段51が、蓄電手段52が充電できる電力を超えて発電したときや、ある一定時間発電されると、蓄電手段52は満充電状態となる。このとき、発電手段51がいまだ発電しているとすると、その電力は余剰電力となり、この余剰電力を用いてリフレッシュ電圧V13を生成してもよいのである。
選択手段53は、第1のスイッチ71をオンさせて、ノードP2とノードP4とを接続させ、発電手段51を選択し、変換手段54によりリフレッシュ電圧V13を生成すればよい。
このようにすれば、リフレッシュに必要なリフレッシュ電圧V13を余剰電力から作り出せるので、リフレッシュ電圧V13を新たに生成する場合に比べて、より低消費電力化とすることができる。
本発明の不揮発性記憶装置は、以上説明した実施形態に限定されるものではない。
例えば、第3の実施形態のリフレッシュ制御回路35にタイマー手段150を設ける構成を第7の実施形態に適用してもよいのである。そのようにすれば、発電手段51と蓄電手段52との選択にタイマー手段150による時間制御を加えることができ、所定の時間で電圧を選択することができる。
また、第4の実施形態のリフレッシュ制御回路35にしきい値計測手段64を設ける構成を第5、第7の実施形態に適用してもよいのである。そのようにすれば、書き込み状態となっているメモリ素子のしきい値の変化を機会にして、発電手段51と蓄電手段52との選択を行うことができる。
さらにまた、第2の実施形態と第6の実施形態とを組み合わせてもよい。不揮発性メモリブロック44に対するリフレッシュを、蓄電手段52の充電状態が十分であると判断したタイミングごとに行うとき、読み出し手段37を備えることによって、不揮発性メモリブロック44からのデータの読み出しのときにはリフレッシュをしないようにすることもできる。そのようにすれば、電圧印加による不測の誤動作の発生を防止することができる。
以上説明したように、本発明の不揮発性記憶装置は、第1の実施形態から第7の実施形態を自由に組み合わせてもよいのである。
いずれの実施形態にあっても、記憶状態にあるメモリ素子に影響しないリフレッシュ電圧を用いてリフレッシュできるので、不揮発性記憶装置の信頼性が保障できるのである。
本発明の不揮発性記憶装置は、高い電荷保持特性を有し、さらに発電機能をも利用できるため、高い信頼性が要求される携帯型電子機器に搭載する記憶装置に好適である。
11 ゲート
12 ソース
13 ドレイン
14 半導体基板
21 不揮発性記憶装置
34 リフレッシュ電圧発生手段
35 リフレッシュ制御手段
36 リフレッシュ手段
37 読み出し手段
41 書き込みメモリ素子
42 消去メモリ素子
44 不揮発性メモリブロック
51 発電手段
52 蓄電手段
53 選択手段
54 変換手段
61 第1の計測手段
62 第2の計測手段
64 しきい値計測手段
65 メモリ素子
66 第1のMOSトランジスタ
67 第2のMOSトランジスタ
71 第1のスイッチ
72 第2のスイッチ
81 第1の電源端子
82 第2の電源端子
83 第3の電源端子
84 第4の電源端子
85 出力端子
90 スイッチ
150 タイマー手段
151 発振回路
152 分周回路
153 計数回路
S3 制御信号
S4 リフレッシュ開始信号
S5 読み出し信号
P1〜P4 スイッチのノード
S4 リフレッシュ開始信号
S5 読み出し信号
S6 読み出し動作検出信号
S7 読み出し動作確認信号
S11 電圧信号
S12 発電信号
S13 蓄電信号
S14 選択信号
S15 第1の計測確認信号
S16 第2の計測確認信号
S35 制御信号
S44 満充電信号
V11 書き込み電圧
V12 消去電圧
V13 リフレッシュ電圧

Claims (8)

  1. データを電気的に書き込みまたは消去可能な複数の不揮発性のメモリ素子を有する不揮発性メモリブロックを有する不揮発性記憶装置であって、
    前記不揮発性メモリブロックは、書き込み電圧を印加して前記データを書き込み状態として記憶する書き込みメモリ素子と、消去電圧を印加して前記データを消去状態として記憶する消去メモリ素子と、を少なくとも1つずつ有し、
    リフレッシュ電圧発生手段と、制御手段と、を備える不揮発性記憶装置において、
    前記リフレッシュ電圧発生手段は、前記消去メモリ素子のしきい値電圧の変動を発生しない電圧値であるリフレッシュ電圧を発生し、
    グランド電位に対する前記リフレッシュ電圧の電圧値は、前記グランド電位に対する前記書き込み電圧または前記消去電圧の電圧値より小さく、
    前記制御手段は、前記メモリ素子に前記書き込み電圧または前記消去電圧が印加された後、前記リフレッシュ電圧を発生するように前記リフレッシュ電圧発生手段を制御し、
    前記リフレッシュ電圧発生手段は、前記リフレッシュ電圧を書き込みメモリ素子と消去メモリ素子との両方に印加してリフレッシュを行うことを特徴とする不揮発性記憶装置。
  2. 前記制御手段は、前記メモリ素子が書き込み動作状態であるか消去動作状態であるかを検出する機能を有し、前記メモリ素子が読み出し動作を行っていないときに、前記リフレッシュ電圧を印加するように制御することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
  3. 前記制御手段は、タイマー手段を有し、
    前記タイマー手段は、前記書き込み電圧または前記消去電圧が印加された後、または前記リフレッシュ電圧発生手段によるリフレッシュ電圧の印加後から、所定の時間を計測し、
    前記制御手段は、前記タイマー手段が前記所定の時間を計測し終わったタイミングで前記リフレッシュ電圧を発生するように前記リフレッシュ電圧発生手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記メモリ素子のしきい値の変化を計測するしきい値計測手段を有し、
    前記制御手段は、前記しきい値計測手段による前記メモリ素子のしきい値の計測結果により前記リフレッシュ電圧を発生するように前記リフレッシュ電圧発生手段を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記リフレッシュ電圧発生手段は、外部から加わる運動、温度、光、またはそれらの組み合わせのエネルギーを基にして発電を行う発電手段と、
    前記発電手段で発電した電圧を蓄電する蓄電手段と、
    前記発電手段が発電した電圧、または前記蓄電手段が蓄電した電圧のどちらか一方を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した電圧を前記リフレッシュ電圧に変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記発電手段が発電した電圧を計測する第1の計測手段と、
    前記蓄電手段が蓄電した電圧を計測する第2の計測手段と、
    を有し、
    前記選択手段は、前記第1の計測手段の計測結果と前記第2の計測手段の計測結果とに基づいて電圧を選択することを特徴とする請求項5に記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記リフレッシュ電圧は、前記書き込み電圧または前記消去電圧の略半分の電圧値であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置。
  8. 前記メモリ素子はMOOS型メモリ素子であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の不揮発性記憶装置。
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