JP5383387B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線CT(Computed Tomography)装置に関し、詳しくは、X線管の寿命の管理に関する。
X線CT装置は、通常、X線を曝射するためのX線管を備えている。このX線管は、寿命のある消耗品であり、定期的にあるいは必要に応じて交換される。
X線管は一般的に非常に高価である。それ故、経済的な観点から言えば、X線管はその寿命が完全に尽きるまで使用し、その後交換することが望ましい。
しかし、X線管をその寿命が尽きるまで使用し続けてしまうと、X線CT装置の稼動中にX線管が壊れて撮影が中断されることになり、特に医療分野においては、患者の安全や病院の経営などに悪影響を及ぼすことになる。
したがって、最も望ましいのは、X線管の残寿命を使用条件などから予測し、寿命が尽きる直前に前もって交換できるようにすることである。
従来、これを実現すべく、X線管の残寿命を予測して交換時期を管理する手法について種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、X線の曝射回数を計数し、この曝射回数を基にX線管の交換時期を求めて管理することが開示されている。また、例えば、特許文献2には、X線の曝射線量を記憶し、この曝射線量の積算値を基にX線管の交換時期を求めて管理することが開示されている。また、例えば、特許文献3には、X線管のエミッタ(emitter)(フィラメント(filament)ともいう)に流れる電流値とX線曝射時間とを基にエミッタの残寿命を予測し、X線管の交換時期を求めて管理することが開示されている。
特開昭63−147441号公報 特開平05−062790号公報 特開2006−100174号公報
ところで、本出願人は、X線管の残寿命は、X線CT装置の使用条件によっては、ガントリ(gantry)の回転によって生じる遠心力による機械的な劣化が支配的になる場合があることを確認している。
しかしながら、従来のX線管の残寿命予測では、X線管の出力負荷による劣化は考慮しているものの、遠心力による機械的な劣化は考慮していない。そのため、X線CT装置の使用条件によっては、X線管の残寿命が正確に予測できず、交換時期を的確に管理できない場合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、ガントリが回転して生じる遠心力による機械的な劣化を考慮したX線管の残寿命予測が可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
第1の観点では、本発明は、電子の衝突によりX線を発生するターゲット(target)と該ターゲットの回転機構を含むX線管を有するガントリを備えたX線CT装置であって、前記ガントリが回転した回転数に基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する回転機構残寿命算出手段を備えているX線CT装置を提供する。
第2の観点では、本発明は、前記回転機構残寿命算出手段が、前記ガントリの回転速度と該回転速度での回転数とに基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する上記第1の観点のX線CT装置を提供する。
第3の観点では、本発明は、前記回転機構残寿命算出手段が、前記ガントリの回転速度ごとにおける該回転速度と該回転速度での回転数と所定の係数との積の総和に基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する上記第2の観点のX線CT装置を提供する。
第4の観点では、本発明は、前記所定の係数が、前記回転速度の二乗に比例する値である上記第3の観点のX線CT装置を提供する。
第5の観点では、本発明は、前記X線管が、前記ターゲットに衝突させる電子を放出するフィラメントを有しており、前記X線管または前記フィラメントの電流値と該電流値でのX線曝射時間とに基づいて、前記フィラメントの残寿命を算出するフィラメント残寿命算出手段をさらに備えている上記第1の観点から第4の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第6の観点では、本発明は、前記算出された残寿命が所定値を下回るときに、その旨を報知する第1の報知手段をさらに備えている上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第7の観点では、本発明は、前記X線管の管内放電を検出し、該管内放電の発生頻度を算出する発生頻度算出手段をさらに備えている上記第1の観点から第6の観点のいずれか一つの観点のX線CT装置を提供する。
第8の観点では、本発明は、前記算出された発生頻度が所定値を上回るときに、その旨を報知する第2の報知手段をさらに備えている上記第7の観点のX線CT装置を提供する。
第9の観点では、本発明は、前記X線管の振動を検出し、該振動に含まれる特定周波数の成分量を算出する周波数成分量算出手段をさらに備えている上記第1の観点から第8の観点のX線CT装置を提供する。
第10の観点では、本発明は、前記算出された成分量が所定値を上回るときに、その旨を報知する第3の報知手段をさらに備えている上記第9の観点のX線CT装置を提供する。
本発明のX線CT装置によれば、ガントリが回転した回転数に基づいて、ターゲットの回転機構の残寿命を算出する回転機構残寿命算出手段を備えているので、ガントリが回転して生じる遠心力による機械的な劣化を考慮したX線管の残寿命予測が可能となる。
本実施形態によるX線CT装置の構成を概略的に示す図である。 本実施形態によるX線CT装置が備えるX線管の構成を示す図である。 本実施形態によるX線CT装置に係る処理の流れを示すフローチャート(flow chart)である。 軸受機構の使用消耗量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。 フィラメントの使用消耗量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示している。 X線管の振動波形の一例を示す図である。 X線管の振動波形の各周波数の成分量の一例を示す図である。 X線管の振動波形における特定周波数の成分量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。 設定された管電圧と測定された管電圧の時間変化の一例を示す図である。 X線管の管内放電の発生頻度とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態によるX線CT装置の構成を概略的に示す図である。
X線CT装置は、X線管1とX線検出器2とを空洞部を挟んで搭載し、その空洞部を中心として回転可能に構成されているガントリ3と、被検体を載置してガントリ3の空洞部に搬送する撮影テーブル(table)4とを備えている。X線検出器2にはX線検出器2からのデータ(data)を収集するためのデータ収集装置5が接続されている。ガントリ3の回転部と支持部とはスリップリング(slip-ring)を介して電気的に接続されている。
また、X線CT装置は、データ収集装置5で収集したデータを基に画像再構成を行ったり、装置全体を統括制御したりする中央処理装置6と、操作者がスキャン(scan)計画に必要な情報等を入力するための入力装置7と、プログラム(program)や各種のデータを格納する記憶装置8と、画像再構成により得られた画像や各種の情報を表示する表示装置9とを備えている。
中央処理装置6には、ガントリ3や撮影テーブル4の駆動制御等を行うテーブル・ガントリ制御装置(以下、TGPという)10が接続されており、TGP10には、X線管1に供給する管電圧や管電流、X線曝射タイミング(timing)などを制御するX線コントローラ(controller)11が接続されている。
さらに、X線CT装置は、X線CT装置の保守・点検等のサービス(service)を行う保守センタ(center)に設置された保守センタサーバ(server)16とネットワーク(network)を介して接続されている。X線CT装置は、X線管1の寿命に関連する情報など、保守・点検に必要なデータを保守センタサーバ16に送る。
なお、ここでは、撮影テーブル4による被検体の搬送方向(体軸方向)をz方向、鉛直方向をy方向、z方向およびy方向に垂直な水平方向をx方向とする。したがって、ガントリ3はz方向に略平行な軸を中心として回転する。
TGP10は、モータ12を制御し、モータ(motor)12に接続された駆動機構13を介してガントリ3を回転駆動する。駆動機構13にはエンコーダ(encoder)14が接続されており、その出力信号がTGP10に送られる。
TGP10は、スキャンを実行している間、エンコーダ14の出力信号を基にガントリ3の回転速度ωを制御する。
また、TGP10は、スキャンを実行している間、エンコーダ14の出力信号を基に、ガントリ3の回転速度ωと、ガントリ3がその回転速度ωで回転した回数である回転数r(ω)とを測定し、その測定データを中央処理装置6経由で記憶装置8に格納する。なお、この測定データは、X線管1に含まれる後述の軸受機構(ターゲットの回転機構)の残寿命算出に用いられる。
X線管1には振動センサ(sensor)15が取り付けられており、その出力信号がTGP10に送られる。TGP10は、振動センサ15の出力信号を基に、X線管1の振動波形Wを測定し、その測定データを中央処理装置6経由で記憶装置8に格納する。なお、この測定データは、X線管1の振動における特定周波数の成分量の算出に用いられ、さらに特定周波数の成分量は、X線管1の寿命末期の検出に用いられる。X線管1は、機械的な劣化により寿命末期になると、特定の周波数の振動が急激に増大する傾向がある。したがって、X線管1の振動における特定周波数の成分量をモニタ(monitor)することにより、X線管1の寿命末期状態を検出することができる。
一方、X線コントローラ11は、スキャンを実行している間、X線曝射動作におけるX線管1の管電流γと、X線管1がその管電流γでX線を曝射した時間であるX線曝射時間T(γ)とを測定し、その測定データをTGP10、中央処理装置6経由で記憶装置8に格納する。なお、この測定データは、X線管1に含まれる後述のフィラメントの残寿命算出に用いられる。
また、X線コントローラ11は、スキャンを実行している間、X線曝射動作における管電圧を測定し、測定された管電圧Vmの時間変化を表す測定データを、スキャン計画にて設定されたX線管1の管電圧Vsと対応付けて、中央処理装置6経由で記憶装置8に格納する。なお、この測定データは、X線管1の管内放電の検出および発生頻度の算出に用いられ、さらに管内放電の発生頻度は、X線管1の寿命末期の検出に用いられる。管内放電とは、電極間以外の経路で単発的に発生する放電である。X線管1は、管内の真空度の低下や管内への不純物の混入等により寿命末期になると、管内放電の発生頻度が急激に増大する傾向がある。したがって、管内放電の発生頻度をモニタすることにより、X線管1の寿命末期状態を検出することができる。
図2はX線管の構成を示す図である。この図は、X線管1をz方向と直交する方向から見たときの断面図である。X線管1は、図2に示すように、真空容器110内に、カソード(cathode)120と、アノード(anode)(ターゲット)130と、アノード130に一体化されたロータ(rotor)140と、ロータ140のシャフト(shaft)142を支持する軸受機構(ターゲットの回転機構)150とを有する。
真空容器110は、例えばガラス(glass)等のX線透過性の材料によって構成され内部が真空になっている。真空容器110内で、カソード120とアノード130が対向する。カソード120は電子を放出するフィラメント121を備えている。カソード120とアノード130の間には管電圧となる高電圧が印加される。フィラメント121から放出された電子は、この印加された高電圧によって加速され、アノード130に衝突してX線を発生させる。なお、この電子の流れが管電流となる。
アノード130は概ね円盤状のものである。アノード130は、概ね円筒状のロータ140とシャフト142によって一体化されている。ロータ140は例えば誘導電動機の回転子であり、真空容器100の外側にある図示しないステータコイル(stator coil)で励磁され、シャフト142を軸としてアノード130と一体的に回転する。シャフト142は、ロータ140の内側で軸受機構150によって片持ち方式で支持される。
軸受機構150は、概ね円筒状のケース(case)151を有しており、ケース151は底部152を有している。
ケース151の内部には、2つの転がり軸受156,157が所定の間隔で設けられ、これら転がり軸受156,157によってシャフト142が回転可能に支持される。転がり軸受156,157としては、例えばボールベアリング(ball bearing)等が用いられる。転がり軸受を用いることにより、シャフト支持の機械的強度を高めることができる。
なお、中央処理装置6は、本発明における回転機構残寿命算出手段、フィラメント残寿命算出手段、発生頻度算出手段、および周波数成分量算出手段の一例である。また、中央処理装置6および表示装置9は、本発明における第1〜第3の報知手段の一例である。
これより、本実施形態によるX線CT装置に係る処理の流れについて説明する。
図3は、本実施形態によるX線CT装置に係る処理の流れを示すフローチャートである。
ステップ(step)S1では、入力されたスキャン計画にしたがってスキャンを実行する。なお、スキャンの実行中、TGP10およびX線コントローラ11は、次のように動作する。
TGP10は、エンコーダ14の出力信号を基に、ガントリ3をスキャン計画にて設定された回転速度ωsで回転するよう制御する。また、TGP10は、エンコーダ14の出力信号を基に、ガントリ3の回転速度を測定するとともに、ガントリ3がこの測定された回転速度ωmで回転した回数である回転数r(ωm)を測定し、その測定データを記憶装置8に格納する。なお、回転速度ωmは、ガントリ3の回転を制御するための制御信号から推定してもよいし、スキャン計画にて設定された回転速度ωsを回転速度ωmとしてそのまま用いてもよい。
TGP10は、さらに、振動センサ15の出力信号を基に、X線管1の振動波形Wを測定し、その測定データを記憶装置8に格納する。
一方、X線コントローラ11は、X線管1によるX線曝射を、スキャン計画にて設定された管電圧Vs、管電流γs、曝射タイミングで実行するよう制御する。また、X線コントローラ11は、X線管1の管電流を測定するとともに、この測定された管電流γmでX線曝射した時間であるX線曝射時間T(γm)を測定し、その測定データを記憶装置8に格納する。管電流γmは、電流センサ等から求めてもよいし、X線管1の管電流を制御するための制御信号から推定してもよい。あるいは、スキャン計画にて設定された管電流γsを管電流γmとしてそのまま用いてもよい。また、X線曝射時間T(γm)は、X線管1の曝射タイミングを制御するための制御信号から推定してもよいし、スキャン計画にて設定されたX線曝射時間TsをX線曝射時間T(γm)としてそのまま用いてもよい。
X線コントローラ11は、さらに、X線曝射動作における管電圧を測定し、スキャン計画にて設定されたX線管1の管電圧Vsと、測定されたX線管1の管電圧Vmとの時間変化を表す測定データを、記憶装置8に格納する。
ステップS2〜S17は、X線管1の残寿命の算出と寿命末期の検知とに関する処理である。
具体的には、ステップS2〜S5は、軸受機構150の残寿命の算出および当該残寿命に基づく寿命末期の検知に関する処理である。ステップS6〜S9は、フィラメント121の残寿命の算出および当該残寿命に基づく寿命末期の検知に関する処理である。ステップS10〜S13は、X線管1の振動波形に基づく寿命末期の検知に関する処理である。そして、ステップS14〜S17は、X線管1の管内放電に基づく寿命末期の検知に関する処理である。これらのステップは、図3のフローチャートにて矢印で示す時系列的な順序さえ守れば、どのような順序で実行してもよいし、並行して実行してもよい。なお、ここでは、各ステップをその番号順に実行するものとして説明する。
まず、軸受機構150の残寿命の算出と当該残寿命に基づく寿命末期の検知に関する処理(S2〜S5)について説明する。
ステップS2では、中央処理装置6が、記憶装置8から、ガントリ3の回転速度ωmと回転数r(ωm)とを回転速度ごとに含むデータをすべて読み出す。そして、ステップS3では、読み出したデータを基に、軸受機構150の残寿命PBRを算出する。軸受機構150の残寿命PBRは、例えば、次の数式にしたがって算出する。
Figure 0005383387
ここで、BR0は軸受機構150の予測寿命(平均寿命)、BRは軸受機構150の使用消耗量、ωiは各回転速度、r(ωi)はガントリ3が回転速度ωiで回転した回転数、βBRは回転速度ωiに依存する係数、kBRは所定の定数である。
軸受機構150の使用消耗量BR、特に、ベアリング等の転がり軸受156,157の使用消耗量は、ターゲットの通常の回転による磨耗劣化以外に、ガントリ3が回転して生じるターゲットの遠心力を受けることによる劣化により大きくなると考えられる。そして、その遠心力による劣化は、ガントリ3の回転速度ωiの大きさと、ガントリ3が回転速度ωiで回転した回転数r(ωi)とに依存し、特に回転速度ωiが大きくなるにつれて激しさを増してゆくものと考えられている。
上記の数式は軸受機構150の劣化に係るこのような特徴を反映している。なお、係数βBRは、経験的に求められるものであり、ここでは回転速度ωiの二乗に比例する値である。ただし、X線管1の構造や種類によっては、係数βBRは、回転速度ωiに比例する値もしくは、回転速度ωiの三乗に比例する値の方が実際の残寿命と合致する場合も考えられる。
残寿命PBRが算出されると、中央処理装置6は、その残寿命PBRを表示装置9の画面に表示させる。なお、残寿命PBRに加えて、(使用消耗量BR/予測寿命BR0)×100を使用率(%)としてさらに表示してもよい。
図4は、軸受機構の使用消耗量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。
軸受機構150の使用消耗量BRは、図4に示すように、使用時間Tとともに徐々に大きくなる。そして、使用消耗量BRが所定の使用消耗量BRthを超え、残寿命PBRが所定値を下回ったとき、要交換レベルに達したと考えることができる。
そこで、ステップS4では、中央処理装置6が、残寿命PBR<所定値であるかを判定し、この条件を満たすときには、ステップS5で、X線管1の「交換推奨」を表示装置9の画面に表示させる。
次に、フィラメント121の残寿命の算出と当該残寿命に基づく寿命末期の検知に関する処理(S6〜S9)について説明する。
ステップS6では、中央処理装置6が、記憶装置8から、X線管1の管電流γmとX線曝射時間T(γm)とを管電流ごとにすべて読み出す。そして、ステップS7では、読み出したデータを基に、フィラメント121の残寿命PFLを算出する。フィラメント121の残寿命PFLは、例えば、次の数式にしたがって算出する。
Figure 0005383387
ここで、FL0はフィラメント121の予測寿命(平均寿命)、FLはフィラメント121の使用消耗量、γjは各管電流、T(γj)は管電流γjでのX線曝射時間、βFLは係数、kFLは所定の定数である。
フィラメント121の使用消耗量FLは、X線管1の出力負荷による劣化により大きくなると考えられる。そして、その出力負荷による劣化は、X線管1の管電流γの大きさと、管電流γでのX線曝射時間T(γ)とに依存し、特に管電流γが大きくなるにつれて激しさを増してゆくものと考えられている。
上記の数式はフィラメント121の劣化に係るこのような特徴を反映している。なお、係数βFLは、経験的に求められるものであり、ここでは管電流γjに比例する値である。ただし、X線管1の構造や種類によっては、係数βFLは、管電流γjの二乗に比例する値もしくは、単なる定数の方が実際の残寿命と合致する場合も考えられる。
残寿命PFLが算出されると、中央処理装置6は、その残寿命PFLを表示装置9の画面に表示させる。なお、残寿命PFLに加えて、(使用消耗量FL/予測寿命FL0)×100を使用率(%)としてさらに表示してもよい。
図5は、フィラメントの使用消耗量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示している。
フィラメント121の使用消耗量FLは、例えば図5に示すように、X線CT装置の使用時間Tとともに徐々に大きくなる。そして、使用消耗量FLが所定の使用消耗量FLthを超え、残寿命PFLが所定値を下回ったとき、要交換レベルに達したと考えることができる。
そこで、ステップS8では、中央処理装置6が、残寿命PFL<所定値であるかを判定し、この条件を満たすときには、ステップS9で、X線管1の「交換推奨」を表示装置9の画面に表示させる。
次に、X線管の振動波形に基づく寿命末期の検知に関する処理(S10〜S13)について説明する。
ステップS10では、中央処理装置6が、記憶装置8から、X線管1の振動波形Wの測定データを直近の所定時間分について読み出す。
図6は、X線管の振動波形の一例を示す図である。図6に示す振動波形Wは、横軸を時間t、縦軸を波高値hとして、所定時間Δt1分のX線管1の振動波形を表したものである。振動波形Wは、図6に示すように、複数の周波数成分が重なって複雑な波形を形成する。
ステップS11では、図7に示すように、振動波形Wをフーリエ変換(FFT;Fast Fourier Transformation)して周波数ごとにその成分を抽出し、特定周波数faの成分量Afaを求める。
図8は、X線管の振動波形における特定周波数の成分量とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。
X線管1の振動波形Wにおける特定周波数faの成分量Afaは、例えば図8に示すように、X線CT装置の使用時間Tが小さいときはほとんど変化しない。しかし、使用時間Tが大きくなってX線管1の機械的な劣化が進み、X線管1が寿命末期に近づくと、急激に増大する。したがって、特定周波数faの成分量Afaが所定値Athを超えたことを確認することにより、X線管1の寿命末期を検知することができる。
そこで、ステップS12では、中央処理装置6が、特定周波数faの成分量Afaが所定値Athを超えるか否かを判定する。そして、この条件を満たすときは、X線管1が寿命末期に達したとみなし、ステップS13で、X線管1の「交換推奨」を表示装置9の画面に表示させる。
次に、X線管の管内放電に基づく寿命末期の検知に関する処理(S14〜S17)について説明する。
ステップS14では、中央処理装置6が、記憶装置8から、X線管1のX線曝射動作における、設定された管電圧Vsと測定された管電圧Vmの時間変化を表す測定データを、直近の所定時間分について読み出す。
図9は、設定された管電圧と測定された管電圧の時間変化の一例を示す図である。図9に示す管電圧Vs,Vmの時間変化は、横軸を時間t、縦軸を管電圧値Vとして、所定時間Δt2分の管電圧の時間変化を表したものである。
ステップS15では、中央処理装置6が、設定された管電圧Vsと測定されたVmの時間変化において、管電圧Vmが管電圧Vsより所定の電圧分ΔVを超えて低下する時点をX線管1の管内放電spが発生した時点とみなして検出する。例えば図9の例では、sp1〜sp3で示す時点が、管内放電が発生した時点である。そして、所定時間Δt2内での管内放電の発生回数Cspを時間Δt2で割った値を発生頻度Rとして算出する。
図10は、X線管の管内放電の発生頻度とX線CT装置の使用時間との関係の一例を示す図である。
X線管1の管内放電の発生頻度Rは、例えば図10に示すように、X線CT装置の使用時間Tが小さいときはほとんど変化しない。しかし、使用時間Tが大きくなってX線管1の真空度が低下したり管内に不純物が混入したりしてX線管1が寿命末期に近づくと、急激に増大する。したがって、管内放電の発生頻度Rが所定値Rthを超えたことを確認することにより、X線管1の寿命末期を検知することができる。
そこで、ステップS16では、中央処理装置6が、管内放電の発生頻度Rが所定値Rthを超えるか否かを判定する。そして、この条件を満たすときは、X線管1が寿命末期に達したとみなし、ステップS17で、X線管1の「交換推奨」を表示装置9の画面に表示させる。
ステップS18では、中央処理装置6が、ステップS2からステップS17にて得られた、X線管1の残寿命に関連する種々の情報を、保守センタサーバ16に送信する。例えば、軸受機構150の残寿命PBR、フィラメント121の残寿命PFL、X線管1の振動における特定周波数の成分量Afa、X線管1の管内放電の発生頻度R、X線管交換推奨表示の有無等の情報を送信する。これにより、保守センタは、顧客先のX線CT装置におけるX線管の寿命管理を速く正確に行うことができ、迅速かつ的確な保守サービスを行うことができる。なお、この情報の送信は、スキャンを実行するごとに行ってもよいし、より長いスパンで定期的に行ってもよい。
なお、X線管1の寿命管理については、中央処理装置6では行わず、保守センタサーバ16で行うようにしてもよい。例えば、保守センタサーバ16が、X線CT装置から送信されてくるX線管1の残寿命に関連する種々の情報を解析し、その結果に応じて、表示装置9の画面に「交換推奨」を表示させる等の指令をX線CT装置に送信したり、保守サービス員を現地へ派遣するスケジューリングを行ったりしてもよい。
ステップS19では、入力されたスキャン計画(新たなスキャン計画であってもよいし、既に入力されたスキャン計画であってもよい)にしたがって次のスキャンを実行する。
X線CT装置は、このようなステップを繰返し行うことにより、X線管1の寿命管理を行う。
以上、本実施形態によれば、ガントリ3が回転した回転数に基づいて、軸受機構150の残寿命を算出しているので、ガントリ3が回転して生じる遠心力による機械的な劣化を考慮したX線管1の残寿命予測が可能となる。
また、本実施形態では、ガントリ3の回転数だけでなく、ガントリ3の回転速度も考慮して残寿命を算出するので、より正確な残寿命を算出することが可能である。
また、本実施形態では、軸受機構150の残寿命だけでなく、フィラメント121の残寿命も算出している。したがって、X線管1の残寿命を支配する要素が、軸受機構150の劣化とフィラメント121の劣化のいずれであるかが不明な場合や使用条件によって変化する場合にも対応可能である。
そして、このように算出された軸受機構150やフィラメント121の残寿命を表示することにより、操作者はX線管1の残寿命をモニタすることができ、X線CT装置を計画的に稼動させることができる。
また、本実施形態では、さらに、X線管1の振動における特定周波数の成分量の増大や、X線管1の管内放電の発生頻度の増大などを検出して、X線管1の寿命末期を検知しているので、X線管1の交換時期が来たことをより確実に知らせることができる。例えば、何らかの原因で、算出された軸受機構150やフィラメント121の残寿命が、実際の残寿命と大幅にずれてしまった場合にも、X線管1の寿命末期状態を捉えて警告し、稼動中に突然X線管1が損壊することがないようバックアップすることができる。
なお、本実施形態では、X線管1の交換推奨の報知方法として、表示装置9の画面に表示する方法を用いているが、別の方法、例えば、音声、アラーム(alarm)音、ランプ(lamp)等を用いる方法を用いてもよい。
また、本実施形態では、軸受機構150の残寿命の算出、フィラメント121の残寿命の算出、X線管1の振動に基づく寿命末期の検知、およびX線管1の管内放電に基づく寿命末期の検知を行っている。しかし、フィラメント121の残寿命の算出、X線管1の振動に基づく寿命末期の検知、およびX線管1の管内放電に基づく寿命末期の検知のうち少なくとも1つを行わないような変形例も考えられる。特に、X線管1の残寿命を支配する要素が、軸受機構150の劣化であることが分かっている場合には、軸受機構150の残寿命の算出のみを行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、フィラメント121の残寿命の算出は、管電流γmとX線曝射時間T(γm)とを基に行っている。しかし、フィラメント121の残寿命の算出は、例えば、これらの情報に加えて、あるいはこれらの情報に代えて、フィラメント121に流すフィラメント電流ηmとX線曝射時間T(ηm)とを測定し、これらを基に行ってもよい。また、例えば、管電圧Vmをさらに考慮して算出してもよい。
また、本実施形態では、測定された管電圧Vmが、設定された管電圧Vsから大幅に低下したことにより、管内放電の発生を検出している。しかし、例えば、X線検出器2におけるレファレンスチャネル(reference channel)等の出力レベル(level)の大幅な低下により検出するなど、他の方法により検出してもよい。
1 X線管
2 X線検出器
3 ガントリ
4 撮影テーブル
5 データ収集装置(DAS)
6 中央処理装置
7 入力装置
8 表示装置
9 記憶装置
10 テーブル・ガントリ制御装置(TGP)
11 X線コントローラ
12 モータ
13 駆動機構
14 エンコーダ
15 振動センサ
16 保守センタサーバ
110 真空容器
120 カソード
121 フィラメント
130 アノード(ターゲット)
140 ロータ
142 シャフト
150 軸受機構(ターゲットの回転機構)
151 ケース
152 底部
156,157 転がり軸受

Claims (10)

  1. 電子の衝突によりX線を発生するターゲットと該ターゲットの回転機構を含むX線管を有するガントリを備えたX線CT装置であって、
    前記ガントリが回転した回転数に基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する回転機構残寿命算出手段を備えているX線CT装置。
  2. 前記回転機構残寿命算出手段は、前記ガントリの回転速度と該回転速度での回転数とに基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記回転機構残寿命算出手段は、前記ガントリの回転速度ごとにおける該回転速度と該回転速度での回転数と所定の係数との積の総和に基づいて、前記回転機構の残寿命を算出する請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記所定の係数は、前記回転速度の二乗に比例する値である請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記X線管は、前記ターゲットに衝突させる電子を放出するフィラメントを有しており、
    前記X線管または前記フィラメントの電流値と該電流値でのX線曝射時間とに基づいて、前記フィラメントの残寿命を算出するフィラメント残寿命算出手段をさらに備えている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  6. 前記算出された残寿命が所定値を下回るときに、その旨を報知する第1の報知手段をさらに備えている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  7. 前記X線管の管内放電を検出し、該管内放電の発生頻度を算出する発生頻度算出手段をさらに備えている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のX線CT装置。
  8. 前記算出された発生頻度が所定値を上回るときに、その旨を報知する第2の報知手段をさらに備えている請求項7に記載のX線CT装置。
  9. 前記X線管の振動を検出し、該振動に含まれる特定周波数の成分量を算出する周波数成分量算出手段をさらに備えている請求項1から請求項8に記載のX線CT装置。
  10. 前記算出された成分量が所定値を上回るときに、その旨を報知する第3の報知手段をさらに備えている請求項9に記載のX線CT装置。
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