JP2011182974A - 放射線源の制御装置、放射線撮影システム及び曝射条件の更新方法 - Google Patents

放射線源の制御装置、放射線撮影システム及び曝射条件の更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線源の曝射実績が増加しても、放射線画像の画質を維持する。
【解決手段】制御装置18は、放射線源20から放射線14を曝射させるための曝射条件を記憶する曝射条件記憶部32と、初期状態の放射線源20から曝射される放射線14の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報を記憶する初期線量情報記憶部42と、放射線源20から曝射される放射線14の曝射線量に係る曝射線量情報と、初期線量情報との比較に基づいて、曝射線量が初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部44と、曝射線量が初期線量よりも低下していると線量比較部44が判定したときに、曝射条件記憶部32に記憶された曝射条件を曝射線量情報に基づく新たな曝射条件に更新可能な更新処理部52とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線を曝射する放射線源の制御装置と、前記放射線源及び前記制御装置を備えた放射線撮影システムと、前記放射線源から放射線を曝射させるための曝射条件を更新するための更新方法とに関する。
従来より、所定の曝射条件(管電圧、管電流及び曝射時間)に従って放射線を曝射する放射線源では、曝射回数等の曝射実績が増加すると、前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量が低下することが知られている(非特許文献1参照)。
例えば、熱電子放出型の放射線源では、陰極のフィラメントを加熱して電子線を発生させ、発生させた電子線をターゲットとしての陽極の焦点面に照射することにより、該焦点面から放射線を外部に出力する。この場合、曝射回数が増加すると、前記電子線の照射に起因した前記焦点面の荒れによって該焦点面が凹凸状となり、前記焦点面で発生した一部の放射線が凸部を介して外部に出力される。その際、前記凸部を通過することにより放射線の線量が減衰するので、結果的に、前記放射線源から曝射される前記放射線の曝射線量が低下することになる。
非特許文献1によれば、前記陽極がタングステン(W)である場合に、曝射回数が2000回での放射線の曝射線量は、初期状態(1回目の曝射)の放射線源から曝射される放射線の曝射線量(初期線量)と比較して、30%程度低下する。このような曝射線量の低下を抑制するために、結晶粒を微細化したレニウム(Re)及びWの合金で陽極を構成した場合には、曝射回数が2000回でも、曝射線量は、初期線量と比較して10%程度低下する。
このように、初期線量に応じた曝射条件に従って放射線源から被写体の撮影部位に放射線を曝射することにより、前記撮影部位に対する撮影を行う場合、該曝射条件を維持した状態で曝射回数を増加すると曝射線量が低下する。すなわち、医師又は技師は、同じ曝射条件で撮影が行われていると思っていても、実際に前記撮影部位に曝射される放射線の曝射線量は、前記曝射回数の増加と共に低下する。この結果、前記被写体を透過した前記放射線を放射線検出装置で放射線画像に変換した場合に、曝射回数が増加した状態で撮影された放射線画像は、初期状態で撮影された放射線画像と比較して、画質が低下しているおそれがある。
なお、特許文献1及び2には、曝射実績に基づいて放射線源の寿命を予測することが提案されている。すなわち、特許文献1には、放射線源の曝射実績としてのフィラメントの加熱積算時間から該放射線源の寿命時間を予測し、予測した寿命時間に到達したとき、あるいは、予測した寿命時間を迎える前に、前記放射線源の交換時期を通知することが提案されている。また、特許文献2には、管電流、曝射時の陽極温度、曝射時間及び放射線源を構成する管球の真空度のいずれか1つを測定し、測定結果に基づいて前記放射線源の寿命を予想することが提案されている。
特開2003−51397号公報 特開2006−100174号公報
岡部哲夫、瓜谷富三著「医用放射線科学講座 第13巻 放射線診断機器工学 第2版」医歯薬出版、2004年1月20日、p.335
上述したように、従来は、曝射回数等の曝射実績が増加すると、放射線源内部の劣化(例えば、陽極の焦点面の荒れ)に起因して放射線の曝射線量が低下するので、放射線画像の画質を維持することが困難であるという問題があった。
また、特許文献1及び2の技術は、いずれも、曝射実績から放射線源の寿命を予測するという技術であるため、これらの技術を適用しても、上記の問題を解決することは困難である。
本発明は、前記の問題に鑑みなされたものであり、放射線源の曝射実績が増加しても、放射線画像の画質を維持することが可能となる放射線源の制御装置、放射線撮影システム及び曝射条件の更新方法を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線源の制御装置は、
放射線源から放射線を曝射させるための曝射条件を記憶する曝射条件記憶部と、
初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報を記憶する初期線量情報記憶部と、
前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、前記初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部と、
前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に基づく新たな曝射条件に更新可能な更新処理部と、
を有することを特徴としている。
また、本発明に係る放射線撮影システムは、放射線を曝射する放射線源と、前記放射線源を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記放射線源から前記放射線を曝射させるための曝射条件を記憶する曝射条件記憶部と、
初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報を記憶する初期線量情報記憶部と、
前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、前記初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部と、
前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に応じた新たな曝射条件に更新可能な更新処理部と、
を有することを特徴としている。
さらに、本発明に係る曝射条件の更新方法は、
曝射条件記憶部に記憶された曝射条件に従って、放射線源から放射線を曝射し、
前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、初期線量情報記憶部に記憶された、初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを線量比較部により判定し、
前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に応じた新たな曝射条件に更新することを特徴としている。
これらの発明によれば、線量比較部において曝射線量が初期線量よりも低下しているか否かを判定し、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると判定されると、曝射条件記憶部に記憶された曝射条件が曝射線量情報に応じた新たな曝射条件に更新されることが可能となる。すなわち、これらの発明では、曝射実績の増加に起因した放射線源の劣化状態(を示す前記曝射線量情報)を前記曝射条件にフィードバックすることが可能となる。
これにより、前記放射線源が更新後の新たな曝射条件に従って放射線を被写体に曝射すれば、前記被写体を透過した前記放射線を放射線検出装置で放射線画像に変換した際に、当該放射線画像の画質を、前記初期線量の放射線を曝射した際に得られる放射線画像の画質と同等程度に維持することが可能となる。
従って、本発明によれば、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下したときに前記曝射条件を更新するので、前記放射線源の曝射実績が増加しても、前記放射線画像の画質を維持することが可能となる。
ここで、前記制御装置は、前記線量比較部の判定結果を外部に出力する出力部と、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているとの判定結果が前記出力部から外部に出力されたときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新すべきか否かを決定する更新決定部とをさらに有する。
これにより、医師又は技師は、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下したことを容易に把握できると共に、前記更新決定部を用いて前記曝射条件の更新の要否を決定することが可能となる。従って、例えば、病院毎に推奨される曝射条件が予め定められている場合や、前記医師又は前記技師が曝射条件を予め決めている場合に、前記推奨される曝射条件又は前記予め決めている曝射条件と、前記新たな曝射条件とが異なるときに、前記医師又は前記技師は、前記更新決定部を用いて前記曝射条件の更新を不要と決定することも可能となる。
また、前記制御装置は、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているとの判定結果に基づいて、前記初期線量に対する前記曝射線量の線量低下率を算出する線量低下率算出部をさらに有し、前記出力部は、前記判定結果及び前記線量低下率を外部に出力し、前記更新処理部は、前記更新決定部が前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件の更新を決定したときに、前記線量低下率に基づいて、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新する。
前記線量低下率も外部に通知されるので、前記医師又は前記技師は、前記曝射条件の更新の決定の要否をより正確に判断することが可能となる。また、前記線量低下率は、前記更新処理部にも出力されるので、前記更新処理部では、前記線量低下率に基づいて、前記新たな曝射条件への更新処理をより正確に行うことが可能となる。
この場合、前記出力部は、前記判定結果及び前記線量低下率を表示する一方で、前記放射線源から被写体に放射線を曝射した際に、前記被写体を透過した前記放射線を放射線画像に変換する放射線検出装置から出力された該放射線画像を表示する表示部であればよい。
これにより、前記医師又は前記技師は、前記表示部の表示内容を見ながら前記曝射条件の更新の要否を容易に決定することが可能となる。
さらに、前記曝射条件記憶部には、前記曝射条件として、前記放射線源から前記被写体の撮影部位に前記初期線量の放射線を曝射する際の該初期線量に応じた前記放射線源の管電流及び曝射時間が記憶され、前記更新処理部は、前記線量低下率に基づいて、前記曝射条件記憶部に記憶された管電流及び曝射時間のいずれか一方を変更することにより、変更後の前記管電流及び前記曝射時間を前記新たな曝射条件として更新することが望ましい。
これにより、前記撮影部位に応じた最適な曝射条件を前記新たな曝射条件として更新することが可能となる。例えば、前記撮影部位が心臓等のように撮影中に動く可能性のある撮影部位であれば、前記曝射時間を固定して前記管電流のみ変更すればよい。また、前記撮影部位が手等のように撮影中は動く可能性の少ない撮影部位であれば、前記管電流を固定して前記曝射時間のみ変更すればよい。
また、前記制御装置は、前記曝射条件を入力して前記曝射条件記憶部に記憶させる曝射条件入力部をさらに有し、前記更新決定部は、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新することを決定した際に、前記更新処理部での更新処理によって前記曝射条件記憶部に前記新たな曝射条件を記憶させるか、あるいは、前記曝射条件入力部で前記新たな曝射条件を入力して前記曝射条件記憶部に記憶させるか、のいずれか一方を選択してもよい。
これにより、前記医師又は前記技師は、前記更新処理部による自動更新処理により前記曝射条件を更新するか、あるいは、前記曝射条件入力部によるマニュアル操作により前記曝射条件を更新するかを選択することが可能となる。
なお、前記曝射線量情報は、線量計が測定した、前記放射線源から曝射された放射線の線量であってもよい。また、前記制御装置は、前記放射線源から曝射される放射線の曝射実績を記憶する曝射実績記憶部と、前記曝射実績に基づいて前記放射線の曝射線量を予測する線量予測部とを有し、前記曝射線量情報は、前記線量予測部が予測した前記曝射線量であってもよい。
このように、本発明では、前記線量計で測定した前記線量を用いても、あるいは、前記線量予測部が予測した前記曝射線量を用いても、前記線量比較部において、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定することが可能である。また、動画撮影等のように、撮影枚数が多くなるか、あるいは、撮影時間が長くなる場合に、前記線量計を用いて前記曝射線量を測定することで、前記放射線の線量管理を適切に行うことが可能となる。
本発明によれば、曝射線量が初期線量よりも低下したときに曝射条件を更新するので、放射線源の曝射実績が増加しても、放射線画像の画質を維持することが可能となる。
本実施形態に係る放射線撮影システムのブロック図である。 図1の放射線撮影システムの動作を説明するフローチャートである。
本発明に係る放射線源の制御装置及び放射線撮影システムについて、曝射条件の更新方法との関連で、好適な実施形態を、図1及び図2を参照しながら説明する。
本実施形態に係る放射線撮影システム10は、被写体12に放射線14を曝射して該被写体12に対する撮影を行う撮影装置16と、撮影装置16での撮影を制御するコンソール(制御装置)18とを有する。
撮影装置16は、図示しない病院の撮影室等に配置され、所定の撮影条件(曝射条件)に従って放射線14を出力する放射線源20と、放射線源20から出力された放射線14の照射野を制御するコリメータ22と、コリメータ22により照射野が絞られた放射線14の面積線量(Dose Area Product、DAP)を測定する面積線量計24と、被写体12を透過した放射線14を放射線画像に変換する放射線検出器26を収容する放射線検出装置28とを有する。
一方、コンソール18は、前記撮影室外に配置され、医師又は技師が操作するキーボードやマウス等の操作部(更新決定部、曝射条件入力部)30と、医師又は技師による操作部30の操作によって入力された撮影条件を記憶する撮影条件記憶部(曝射条件記憶部)32と、撮影装置16を制御する制御部34と、放射線検出装置28から放射線画像を読み取り、読み取った放射線画像に対して所定の画像処理を行う画像処理部36と、画像処理後の放射線画像を記憶する画像記憶部38と、画像処理後の放射線画像を表示する表示部(出力部)40とを有する。
また、コンソール18は、放射線源20の曝射実績を記憶する曝射実績記憶部48と、前記曝射実績から放射線14の曝射線量を予測する線量予測部50と、初期状態(1回目の曝射)の放射線源20から曝射される放射線14の曝射線量(初期線量、初期線量情報)を記憶する線量記憶部42と、線量記憶部42に記憶された初期線量、及び、面積線量計24が測定した面積線量(曝射線量情報)に基づく放射線14の実際の曝射線量、又は、線量予測部50が予測した放射線14の曝射線量(曝射線量情報)を比較して、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部44を有する。
さらに、コンソール18は、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると線量比較部44が判定したときに、前記初期線量に対する前記曝射線量の線量低下率を算出する線量低下率算出部46と、前記線量低下率に基づいて撮影条件記憶部32に記憶されている撮影条件を該線量低下率に応じた新たな撮影条件に更新可能な更新処理部52を有する。
放射線撮影システム10の構成は、概ね上述した通りであり、次に、一部の構成要素について、より詳しく説明する。
撮影装置16において、放射線源20は、公知の熱電子放出型又は電界放出型の放射線源である。また、面積線量計24は、コリメータ22近傍に配置され、該面積線量計24の検出面積と曝射線量との積を面積線量として検出し、検出した前記面積線量を曝射線量情報として線量比較部44に出力する。さらに、放射線検出器26は、被写体12を透過した放射線14を電気信号に直接変換する直接変換型の放射線検出器、あるいは、被写体12を透過した放射線14を可視光に一旦変換し、変換後の可視光を電気信号に変換する間接変換型の放射線検出器である。従って、画像処理部36は、放射線検出器26から前記電気信号を放射線画像として読み出すことができる。
一方、コンソール18において、撮影条件記憶部32には、被写体12の撮影部位に応じた放射線源20の管電流、管電圧及び照射時間等の撮影条件が記憶される。この場合、撮影条件記憶部32には、1回目の曝射である初期状態の放射線源20に係る撮影条件が当初設定されており、更新処理部52による自動更新処理、あるいは、医師又は技師による操作部30の操作に起因したマニュアル更新処理によって、撮影条件記憶部32に記憶された初期状態の撮影条件が新たな撮影条件に更新される。
曝射実績記憶部48は、制御部34が撮影装置16を制御して被写体12に対する撮影(放射線14の曝射)を行う毎に、曝射時間を積算するか又は曝射回数をカウントし、曝射時間の積算値又は曝射回数の累積値を曝射実績として記憶する。線量予測部50は、放射線源20の陽極の材質と、前記曝射実績と、撮影条件記憶部32に設定された初期状態の撮影条件と、線量記憶部42に記憶された初期線量とに基づいて、該曝射実績に応じた曝射線量を予測し、予測した曝射線量を曝射線量情報として線量比較部44に出力する。
線量比較部44は、面積線量計24からの曝射線量情報と、線量予測部50からの曝射線量情報とのうち、いずれか一方の曝射線量情報を選択し、選択した曝射線量情報に係る曝射線量と、線量記憶部42から読み出した初期線量とを比較して、曝射線量が初期線量よりも低下しているか否かの判定結果を線量低下率算出部46及び更新処理部52に出力する。線量低下率算出部46は、曝射線量が初期線量よりも低下しているとの判定結果を受けて、初期線量に対する曝射線量の低下率を算出し、算出した線量低下率及び判定結果を表示部40及び更新処理部52に出力する。なお、線量低下率算出部46は、曝射線量が初期線量から低下していないとの判定結果を受けた場合には、この判定結果のみを表示部40に出力する。
医師又は技師は、表示部40の表示画面に表示された判定結果(及び線量低下率)を視認して、撮影条件の更新処理を行うか否かを選択し、更新処理の実行を選択した場合には、次に、更新処理部52による自動更新処理を実行するか、あるいは、医師又は技師の操作部30に起因したマニュアル更新処理を行うか、いずれか一方の選択も行う。
具体的に、更新処理部52に自動更新処理を実行させる場合に、医師又は技師は、操作部30を操作して更新処理部52に対し自動更新処理の実行を指示する。更新処理部52は、操作部30からの指示があり、且つ、線量低下率算出部46からの判定結果及び線量低下率の入力と、線量比較部44からの判定結果の入力とがそれぞれあった場合に、線量低下率に基づいて、現在の曝射回数において、前記初期線量の放射線14を放射線源20から曝射させるために必要な管電流、管電圧及び曝射時間の値を算出し、算出した管電流、管電圧及び曝射時間の値を新たな撮影条件として撮影条件記憶部32に記憶(更新)させる。
すなわち、非特許文献1にも開示されているように、初期状態の撮影条件を維持した状態で曝射実績を増加すると、曝射線量が低下するので、更新処理部52は、曝射実績の増加に伴う曝射線量の低下を補償して、該曝射線量が初期線量となるように、撮影条件記憶部32に設定された管電流、管電圧及び曝射時間の値を変更する。
なお、放射線14の曝射線量は、主として、管電流及び曝射時間の積(mA・s値)によって決まるので、更新処理部52は、管電流及び曝射時間のいずれか一方を変更することにより、撮影条件記憶部32の撮影条件を更新する。具体的に、撮影部位が心臓等のように撮影中に動く可能性のある撮影部位であれば、曝射時間を固定して管電流のみ増加させる。また、撮影部位が手等のように撮影中は動く可能性の少ない撮影部位であれば、管電流を固定して曝射時間のみ長くする。
一方、マニュアル更新処理を行う場合に、医師又は技師は、表示部40に表示された線量低下率に基づいて、現在の曝射回数においても、初期線量の放射線14を放射線源20から曝射させるために必要な管電流、管電圧及び曝射時間の値を操作部30を操作して入力することにより、撮影条件記憶部32に記憶された撮影条件を更新させる。
なお、本実施形態において、更新後の撮影条件は、表示部40に表示させてもよい。また、上述した更新処理が不要と判断したときに、医師又は技師は、操作部30を操作しないか、あるいは、操作部30を操作して更新処理部52に更新不要との指示を与える。さらに、曝射線量が初期線量から低下していないとの判定結果が表示部40に表示された場合でも、医師又は技師は、更新処理が行われないものと判断し、操作部30の操作を行わない。
本実施形態に係る放射線撮影システム10の構成は、上述した通りであり、次に、該放射線撮影システム10の動作(曝射条件の更新方法)について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
ここでは、先ず、線量比較部44が、面積線量計24の測定した面積線量(曝射線量情報)に係る曝射線量と、初期線量とを比較する場合について説明し、次に、線量予測部50が予測した曝射線量と、初期線量とを比較する場合について説明する。
ステップS1において、医師又は技師は、操作部30を操作して、被写体12の撮影部位に応じた管電流、管電圧及び曝射時間等の撮影条件を入力する。入力された撮影条件は、撮影条件記憶部32に記憶される。なお、撮影条件記憶部32に記憶される撮影条件は、初期状態の放射線源20から曝射される放射線14に係る撮影条件、すなわち、初期線量に応じた撮影条件である。また、医師又は技師は、操作部30を操作して初期線量を線量記憶部42に記憶させてもよい。
次のステップS2において、医師又は技師は、放射線検出装置28の放射線源20側に被写体12の撮影部位をポジショニングすると共に、該放射線源20を前記撮影部位及び放射線検出装置28に向けることにより、撮影準備を行う。
このようにして、被写体12に対する撮影準備が完了した後に、医師又は技師が操作部30を操作すると、該操作部30は、曝射スイッチとして機能し、被写体12の撮影を制御部34に指示する。
ステップS3において、制御部34は、撮影条件記憶部32から撮影条件を読み出し、読み出した撮影条件に従って撮影装置16を制御する。すなわち、制御部34は、コリメータ22を制御して放射線14の照射野を設定し、面積線量計24を制御して放射線14の面積線量を測定可能な状態とし、放射線検出装置28を制御して放射線検出器26による放射線14の検出が可能な状態とする。その後、制御部34は、放射線源20を制御して放射線14を曝射させる。
放射線源20から曝射された放射線14は、コリメータ22により照射野が絞られた状態で面積線量計24を介して被写体12に曝射される。その際、面積線量計24は、通過する放射線14の面積線量を測定し、測定した面積線量を曝射線量情報として線量比較部44に出力する(ステップS4)。
被写体12を透過した放射線14は、放射線検出器26に導かれ、放射線検出器26は、該放射線14を電気信号に変換し、変換後の電気信号を放射線画像として画像処理部36に出力する。画像処理部36は、入力された放射線画像に対して所定の画像処理を施し、画像処理後の放射線画像を画像記憶部38に記憶し、あるいは、表示部40に表示させる。
一方、線量比較部44は、面積線量計24から曝射線量情報が入力されたときに、線量記憶部42に記憶された初期線量情報としての初期線量を読み出し、該初期線量と、前記曝射線量情報に係る曝射線量とを比較して、曝射線量が初期線量から低下しているか否かを判定する(ステップS5)。
曝射線量が初期線量よりも低下していると判定した場合(ステップS5:YES)、線量比較部44は、この判定結果を線量低下率算出部46及び更新処理部52に出力する。ステップS6において、線量低下率算出部46は、前記判定結果が入力されると、前記初期線量に対する前記曝射線量の線量低下率を算出し、算出した線量低下率と前記判定結果とを表示部40及び更新処理部52に出力する(ステップS7)。
医師又は技師は、表示部40に表示された、曝射線量が初期線量よりも低下しているとの判定結果と、線量低下率とを視認した後に、曝射線量が低下しているので、撮影条件の更新が必要と判断する(ステップS8:YES)。次に、医師又は技師は、更新処理部52による自動更新処理により撮影条件を更新すべきことを決定し(ステップS9:YES)、操作部30を操作して更新処理部52に対し自動更新処理を指示する。
ステップS10において、更新処理部52は、操作部30からの指示と、線量比較部44からの判定結果の入力と、線量低下率算出部46からの判定結果及び線量低下率の入力とがあった場合に、前記線量低下率に基づいて、現在の曝射実績において、放射線14の曝射線量を初期線量とするために必要な管電流、管電圧及び曝射時間を算出し、算出した管電流、管電圧及び曝射時間を撮影条件記憶部32に出力する。これにより、撮影条件記憶部32に記憶された管電流、管電圧及び曝射時間は、初期状態に応じた管電流、管電圧及び曝射時間から、現在の曝射実績(曝射線量)を反映した管電流、管電圧及び曝射時間に更新される(ステップS11)。更新後の撮影条件は、表示部40に表示される。
この結果、次回の撮影において、制御部34は、更新後の管電流、管電圧及び曝射時間に基づいて被写体12に対する撮影を撮影装置16に行わせるので、放射線源20から曝射される放射線14の曝射線量は、初期線量に補正され、従って、放射線検出器26にて得られる放射線画像の画質は、初期線量の放射線画像の画質と同等程度となり、曝射実績が増加しても、放射線画像の画質を維持することが可能となる。
ところで、ステップS9において、医師又は技師が、更新処理部52による自動更新処理ではなく、マニュアル更新処理による撮影条件の更新を決定した場合(ステップS9:NO)、医師又は技師は、表示部40に表示された線量低下率を視認しながら、操作部30を操作して、現在の曝射実績において、放射線14の曝射線量を初期線量とするために必要な管電流、管電圧及び曝射時間の値を入力する(ステップS12)。これにより、撮影条件記憶部32に記憶された撮影条件は、初期状態に応じた管電流、管電圧及び曝射時間から、現在の曝射実績(曝射線量)を反映した管電流、管電圧及び曝射時間に更新される(ステップS11)。
また、ステップS5において、初期線量に対して曝射線量が低下していないと線量比較部44が判定した場合(ステップS5:NO)、コンソール18は、ステップS6以降の処理を実行しない。この場合、線量比較部44は、この判定結果を線量低下率算出部46を介して表示部40に表示させる。従って、医師又は技師は、曝射線量が低下していないことを容易に把握することができる。
さらに、ステップS8において、撮影条件の更新は不要と医師又は技師が判断した場合(ステップS8:NO)、コンソール18は、ステップS9以降の処理を実行しない。
さらにまた、コンソール18では、図2の二点鎖線に示すように、ステップS6又はS8後に更新処理部52による自動更新処理を行わせてもよい。これにより、医師又は技師の判断を仰ぐことなく、あるいは、少ない判断回数で、更新処理部52が自動更新処理を行うので、医師又は技師の作業負担が軽減される。
なお、上記の説明では、線量比較部44が、面積線量計24の測定した面積線量に係る曝射線量と、初期線量とを比較する場合であったが、線量予測部50が予測した曝射線量と、初期線量とを比較する場合には、ステップS4に代えて、ステップS13及びS14の処理を行えばよい。
すなわち、ステップS13において、曝射実績記憶部48は、曝射時間を積算して、曝射時間の積算値を曝射実績として記憶するか、あるいは、曝射回数をカウントして、曝射回数の累積値を曝射実績として記憶する。ステップS14において、線量予測部50は、前記曝射実績に応じた曝射線量を予測し、予測した曝射線量を曝射線量情報として線量比較部44に出力する。これにより、線量比較部44では、線量予測部50が予測した曝射線量と、線量記憶部42に記憶された初期線量とを比較することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る放射線撮影システム10、コンソール18及び撮影条件の更新方法によれば、線量比較部44において曝射線量が初期線量よりも低下しているか否かを判定し、曝射線量が初期線量よりも低下していると判定されると、撮影条件記憶部32に記憶された撮影条件が曝射線量情報に応じた新たな撮影条件に更新されることが可能となる。すなわち、曝射実績の増加に起因した放射線源20の劣化状態(を示す曝射線量情報)を撮影条件にフィードバックすることが可能となる。
これにより、放射線源20が更新後の新たな撮影条件に従って放射線14を被写体12に曝射すれば、被写体12を透過した放射線14を放射線検出装置28で放射線画像に変換した際に、当該放射線画像の画質を、初期線量の放射線14を曝射した際に得られる放射線画像の画質と同等程度に維持することが可能となる。
従って、本実施形態によれば、曝射線量が初期線量よりも低下したときに撮影条件を更新するので、放射線源20の曝射実績が増加しても、放射線画像の画質を維持することが可能となる。
また、曝射線量が初期線量よりも低下しているとの判定結果を表示部40に表示させることにより、医師又は技師は、表示部40の表示内容を視認することで、曝射線量が初期線量よりも低下したことを容易に把握することができる。さらに、医師又は技師は、表示部40の表示内容を視認しながら、操作部30を用いて撮影条件の更新の要否を容易に決定することも可能となる。従って、例えば、病院毎に推奨される撮影条件が予め定められている場合や、医師又は技師が撮影条件を予め決めている場合に、推奨される撮影条件又は予め決めている撮影条件と、新たな撮影条件とが異なるときに、医師又は技師は、操作部30を用いて撮影条件の更新を不要と決定(指示)することも可能となる。
また、表示部40に線量低下率も表示させることにより、医師又は技師は、撮影条件の更新の決定の要否をより正確に判断することが可能となる。また、線量低下率は、更新処理部52にも出力されるので、更新処理部52では、線量低下率に基づいて、新たな撮影条件への更新処理をより正確に行うことが可能となる。
さらに、更新処理の際には、撮影条件記憶部32に記憶された管電流及び曝射時間のうち、いずれか一方を変更することで新たな撮影条件に更新されるので、被写体12の撮影部位に応じた最適な撮影条件を新たな撮影条件として更新することが可能となる。例えば、撮影部位が心臓等のように撮影中に動く可能性のある撮影部位であれば、曝射時間を固定して管電流のみ増加させることが可能となり、一方で、撮影部位が手等のように撮影中は動く可能性の少ない撮影部位であれば、管電流を固定して曝射時間のみ長くすることも可能となる。
また、本実施形態では、医師又は技師は、更新処理部52による自動更新処理により撮影条件を更新するか、あるいは、操作部30によるマニュアル操作により撮影条件を更新するかを選択することも可能である。
さらに、本実施形態では、面積線量計24で測定した面積線量を用いても、あるいは、線量予測部50が予測した曝射線量を用いても、線量比較部44において、曝射線量が初期線量よりも低下しているか否かを判定することが可能である。また、動画撮影等のように、撮影枚数が多くなるか、あるいは、撮影時間が長くなる場合に、面積線量計24を用いて曝射線量を測定することで、放射線14の線量管理を適切に行うことが可能となる。
ところで、本実施形態では、面積線量計24が放射線14の面積線量を測定して線量比較部44に出力する場合について説明した。本実施形態は、上記の説明に限定されることはなく、一般的な放射線量測定器(線量計)を用いて放射線14の線量を測定し、測定した線量を線量比較部44に出力することも可能である。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
10…放射線撮影システム
12…被写体
14…放射線
16…撮影装置
18…コンソール
20…放射線源
24…面積線量計
26…放射線検出器
28…放射線検出装置
30…操作部
32…撮影条件記憶部
34…制御部
36…画像処理部
40…表示部
42…線量記憶部
44…線量比較部
46…線量低下率算出部
48…曝射実績記憶部
50…線量予測部
52…更新処理部

Claims (10)

  1. 放射線源から放射線を曝射させるための曝射条件を記憶する曝射条件記憶部と、
    初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報を記憶する初期線量情報記憶部と、
    前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、前記初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部と、
    前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に基づく新たな曝射条件に更新可能な更新処理部と、
    を有することを特徴とする放射線源の制御装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記線量比較部の判定結果を外部に出力する出力部と、
    前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているとの判定結果が前記出力部から外部に出力されたときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新すべきか否かを決定する更新決定部と、
    をさらに有することを特徴とする放射線源の制御装置。
  3. 請求項2記載の装置において、
    前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているとの判定結果に基づいて、前記初期線量に対する前記曝射線量の線量低下率を算出する線量低下率算出部をさらに有し、
    前記出力部は、前記判定結果及び前記線量低下率を外部に出力し、
    前記更新処理部は、前記更新決定部が前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件の更新を決定したときに、前記線量低下率に基づいて、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新することを特徴とする放射線源の制御装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記出力部は、前記判定結果及び前記線量低下率を表示する一方で、前記放射線源から被写体に放射線を曝射した際に、前記被写体を透過した前記放射線を放射線画像に変換する放射線検出装置から出力された該放射線画像を表示する表示部であることを特徴とする放射線源の制御装置。
  5. 請求項4記載の装置において、
    前記曝射条件記憶部には、前記曝射条件として、前記放射線源から前記被写体の撮影部位に前記初期線量の放射線を曝射する際の該初期線量に応じた前記放射線源の管電流及び曝射時間が記憶され、
    前記更新処理部は、前記線量低下率に基づいて、前記曝射条件記憶部に記憶された管電流及び曝射時間のいずれか一方を変更することにより、変更後の前記管電流及び前記曝射時間を前記新たな曝射条件として更新することを特徴とする放射線源の制御装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の装置において、
    前記曝射条件を入力して前記曝射条件記憶部に記憶させる曝射条件入力部をさらに有し、
    前記更新決定部は、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記新たな曝射条件に更新することを決定した際に、前記更新処理部での更新処理によって前記曝射条件記憶部に前記新たな曝射条件を記憶させるか、あるいは、前記曝射条件入力部で前記新たな曝射条件を入力して前記曝射条件記憶部に記憶させるか、のいずれか一方を選択することを特徴とする放射線源の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置において、
    前記曝射線量情報は、線量計が測定した、前記放射線源から曝射された放射線の線量であることを特徴とする放射線源の制御装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置において、
    前記放射線源から曝射される放射線の曝射実績を記憶する曝射実績記憶部と、
    前記曝射実績に基づいて前記放射線の曝射線量を予測する線量予測部とを有し、
    前記曝射線量情報は、前記線量予測部が予測した前記曝射線量であることを特徴とする放射線源の制御装置。
  9. 放射線を曝射する放射線源と、前記放射線源を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記放射線源から前記放射線を曝射させるための曝射条件を記憶する曝射条件記憶部と、
    初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報を記憶する初期線量情報記憶部と、
    前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、前記初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを判定する線量比較部と、
    前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に応じた新たな曝射条件に更新可能な更新処理部と、
    を有することを特徴とする放射線撮影システム。
  10. 曝射条件記憶部に記憶された曝射条件に従って、放射線源から放射線を曝射し、
    前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量に係る曝射線量情報と、初期線量情報記憶部に記憶された、初期状態の前記放射線源から曝射される放射線の曝射線量としての初期線量に係る初期線量情報との比較に基づいて、前記曝射線量が前記初期線量よりも低下しているか否かを線量比較部により判定し、
    前記曝射線量が前記初期線量よりも低下していると前記線量比較部が判定したときに、前記曝射条件記憶部に記憶された曝射条件を前記曝射線量情報に応じた新たな曝射条件に更新する
    ことを特徴とする曝射条件の更新方法。
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