JP2010131223A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストや時間を掛けずに、適切に残像を除去する。
【解決手段】X線画像撮像システム10は、FPD14やプロセッサ装置15を備える。プロセッサ装置15は、CPU21,残像除去部37、補正係数テーブル43、補間部27を備える。CPU21は、FPD14で得た撮影画像を取得する。残像除去部37は、FPD14に残留する前回の撮影時の残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブに基づいて、前回の撮影時点から今回の撮影時点までの経過時間に応じた残像の減衰を算出して、撮影画像から残像を除去する。補正係数テーブル43は、減衰カーブの変動要因となるパラメータに対応する複数の補正係数が予め格納する。補間部27は、今回の撮影時点におけるパラメータに対応する補正係数が補正係数テーブル43にない場合に、補正係数テーブル43に格納されている補正係数に基づいて、撮影時点のパラメータに対応する補正係数を補間により算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影した画像に残る残像を除去する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
医療分野では、X線を利用して、人体(被写体)の内部構造を撮影するX線画像撮影システムが広く普及している。X線は多くの物質に対して高い透過性を示すが、被写体の厚さや材質によって吸収率や散乱率が異なるため、被写体を透過したX線は被写体の内部構造を反映して減衰する。これを利用して、旧来のX線画像撮影システムは、X線源と感光剤が塗布されたフィルムを、被写体を挟んで対向配置し、被写体を透過したX線をフィルムに記録することで、被写体の内部構造のX線画像(以下、単に画像という)を取得する。
また、近年、フィルムの替わりに、輝尽性の蛍光体(いわゆるイメージングプレート)によって潜像を一時的に記録し、これをレーザ光で読み取ることにより、デジタルな画像を取得するCR(コンピューテッドラジオグラフィ)装置が普及している。さらに、FPD(フラットパネルディテクタ)を利用して、被写体を透過したX線をリアルタイムで電気信号に変換してデジタルな画像を取得するものが普及しつつある。
FPDは、大面積のガラス基板上に、アモルファスセレン等の半導体材料を積層して構成され、入射したX線を信号電荷に変換する。また、FPDは、画素に対応する検出素子を有しており、信号電荷は検出素子毎に蓄積される。FPDに蓄積された信号電荷は、撮像信号として出力され、種々の画像処理等を経てデジタルな画像が取得される。
FPDは、デジタルカメラ等に用いられるCCDやCMOSといった撮像素子と比べて極めて大面積であるため、全ての検出素子の特性を完全に均一に製造することは難しい。また、各検出素子は、X線の曝射履歴や使用環境等に応じて、特性の劣化度合いが異なることが知られている。このため、FPDで画像を取得するときには、検出素子の欠陥やFPDの経時劣化を反映した画像データをキャリブレーションにより取得しておき、これを撮影した画像から減算することで、検出素子の欠陥やFPDの使用履歴に応じた経時劣化に依存するノイズ成分(以下、オフセットノイズという)を除去する。オフセットノイズは、FPDの経時劣化によるものであるため、一度発生すると撮影間隔によらず、以後撮影する画像に継続的に現れる。
したがって、FPDで信頼性の高い画像を撮影するためには、撮影時に近いタイミングでキャリブレーションを行い、できるだけ正確なオフセット画像を用いることが好ましい。このため、例えば、FPDの劣化に関連する電源投入からの経過時間や、前回のキャリブレーションからの経過時間、撮影回数に応じて、自動的にキャリブレーションし、できるだけ正確なオフセット画像を得るようにしたX線画像撮影システムが知られている(特許文献1)。
また、FPDは、検出素子の不純物準位に信号電荷がトラップされるなどして、前回撮影した画像の信号電荷が、撮影後のFPDに残留してしまうことがある。信号電荷が残留すると、前回撮影した画像の成分が新たに撮影した画像に残像として重畳されてしまうことがある。残像は、撮影間隔が長時間あけば減衰するが、短い撮影間隔で連続的に撮影する場合には、残像が減衰しきらないうちに次の撮影が行われてしまうため、問題となる。
残像は、FPDに限らず、特許文献2に記載されたX線画像撮影システムのように、撮像デバイスとしてイメージングプレートを用いたものでも問題となる。このX線画像撮影システムでは、前回の撮影時から今回の撮影時までの経過時間に応じた減衰量を考慮して、今回撮影した撮影画像から前回の撮影画像の残像を除去している。
また、特許文献3に記載のX線画像撮影装置では、残像を適切に除去するために、X線撮像デバイスの温度といった環境条件、X線の線量といった撮影条件等、様々な条件に応じた残像補正用の補正係数を予め複数用意しておき、これらの補正係数の中から実際の撮影時の条件に合致する補正係数を用いて残像を除去することが記載されている。
特開2001−149355号公報 特開2005−283798号公報 特開2006−135748号公報
上述のとおり、残像の減衰量は、前回から今回の撮影までの経過時間(撮影間隔)、X線撮像デバイスの環境条件、撮影条件といった様々な条件をパラメータとして変化する。特許文献3には、これらのパラメータに応じた補正係数を複数用意しておくことが記載されているが、具体的な内容については一切記載されていない。しかも、パラメータに応じた補正係数を予め用意するといっても、パラメータのあらゆる組み合わせに対応する補正係数は無数にあり、これらをすべて用意しておくことは現実的ではない。
まず、第1に、無数にある補正係数を記憶させておくためのメモリ容量が膨大なものになり、ハードウエアリソースのコストが増加する。第2に、パラメータのあらゆる組み合わせに応じた補正係数のデータを得るためには、パラメータの値に対応する様々な条件を整えながら補正係数の測定を行う必要がある。こうした測定作業にかかる負荷は、コスト的にも時間的にも膨大である。
また、X線撮像デバイスの温度や蓄積時間といった1種類のパラメータを考えても、その値は連続的に変化するため、すべてのパラメータの値に対応する補正係数は無数にあり、それらの補正係数をすべて用意しておくことは、複数種類のパラメータの場合と同様の理由から現実的ではない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストや時間を掛けずに、適切に残像を除去することにある。
本発明の画像処理装置は、撮像手段で得た撮影画像を取得する画像取得手段と、前記撮像手段に残留する前回の撮影時の残像を、前記撮影画像から除去する残像除去手段と、前記残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブに基づいて、前回の撮影時点から今回の撮影時点までの経過時間に応じた前記残像の減衰を算出する減衰算出手段と、前記減衰算出手段により参照され、前記減衰カーブの変動要因となるパラメータに対応する複数の補正係数が予め格納された補正係数テーブルと、今回の撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補正係数テーブルに格納されている補正係数に基づいて、前記パラメータに対応する補正係数を補間する補間手段と、を備え、前記減衰率算出手段は、今回の撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補間手段により算出された前記補正係数を用いて、前記残像の減衰を算出することを特徴とする。
また、前記補正係数テーブルには、第1及び第2の2種類のパラメータが含まれており、前記補間手段は、第1及び第2の2種類のパラメータに基づいて補間することを特徴とする。
また、前記補間手段は、前記第1及び第2のパラメータによって補間する場合に、前記第1のパラメータの値を固定し、前記第2のパラメータを変化させたときの複数の補正係数からなるデータ列を求め、前記データ列の中から第2のパラメータの値に対応する補正係数を求める一次元補間を行うことを特徴とする。
また、前記補間手段は、前記第1及び第2のパラメータによって補間する場合に、前記第1及び第2のパラメータの周辺のパラメータに対応する複数の補正係数から、二次元補間を行うことを特徴とする。
また、前記補間手段は、補間によって求めた前記補正係数を前記補正係数テーブルに追加登録することを特徴とする。
また、前記パラメータは、環境条件又は撮影条件のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、前記環境条件は、前記撮像素子の温度を含むことを特徴とする。
また、前記撮影条件は、前記撮像手段の蓄積時間を含むことを特徴とする。
また、前記補間手段は、今回の撮影時点における撮像手段の温度に対応する補正係数が前記補正係数テーブルにない場合において、前回と今回の撮影時点における前記撮像手段の温度の変動量を予め定められた閾値と比較し、前記変動量が前記閾値よりも大きいときに、補間によって今回の撮像手段の温度に対応する補正係数を求め、前記変動量が前記閾値以下の場合には、前回の補正係数を流用することを特徴とする。
また、前記撮像手段は、放射線を直接電荷に変換する光導電膜を有する直接変換型のフラットパネルディテクタであることを特徴とする。
本発明の画像処理方法は、撮像手段で得た撮影画像から前回の撮影時の残像を除去する画像処理方法であって、残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブの変動要因となるパラメータに応じた複数の補正係数が予め格納された補正テーブルを参照して、撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補正係数テーブルに格納されている補正係数に基づいて、前記パラメータに対応する補正係数を補間する補間ステップと、補間ステップで得た前記補正係数を適用した前記減衰カーブに基づいて、前回の撮影時点から今回の撮影時点までの経過時間に応じた前記残像の減衰を算出する減衰算出ステップと、算出した減衰に応じた前記残像を前記撮影画像から除去する残像除去ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、コストや時間を掛けずに、適切に残像を除去することができる。
[第1実施形態]
図1に示すように、X線画像撮影システム(放射線画像撮影システム)10は、被写体HにX線を曝射して、被写体Hの体内の様子を撮影するシステムであり、X線源11、X線撮影装置12、プロセッサ装置15等から構成される。また、X線撮影装置12は、X線撮影台13、FPD14等から構成される。
X線源11は、陰極のフィラメントからタングステンやモリブデン等のターゲットに電子を加速して入射させることによりX線を発生させるX線管である。X線源11から曝射されるX線の線質や線量は、陰極に流す電流(管電流)や加速電圧(管電圧)を調節することにより、撮影する被写体Hや被写体Hの撮影部位に応じて適宜調節される。
また、X線源11は、支持アーム(図示しない)によりX線撮影室の天井に据え付けられている。支持アームは、X線撮影台13の周囲で上下左右に移動自在にX線源11を支持するとともに、X線源11がX線を曝射する向きを変えられるように、所定角度内で回転自在にX線源11を支持している。これにより、X線源11は、X線撮影台13上に横たわった被写体Hの任意の部分に向けてX線を曝射できるようになっている。また、X線源11は手動で移動自在に設けられているとともに、X線撮影台13が昇降されたときには、これに追従してFPD14との距離を一定に保ちながら上下方向に移動される。
X線撮影台13は、床からの高さが調節できるように伸縮する可動性の支柱によってX線撮影室の床に据え付けられている。また、被写体Hが横たわる部分は、X線源11から曝射されるX線が略完全に透過する材料からつくられており、撮影したX線画像にX線撮影台13が映り込まないようになっている。
FPD14は、入射したX線を可視光に変換せずに、直接的に電荷に変換する直接変換型フラットパネルディテクタであり、撮像面を上(X線源11のある方向)に向けてX線撮影台13の背面に配置されている。FPD14は、X線撮影台13の長手方向(図1では横方向)に移動自在に設けられており、X線源11の移動や向きの変更に追従して、X線源11からのX線を効率良く受けられる位置に移動される。
FPD14は、被写体Hの胸部全体をカバーする程度の面積を持つ。FPD13は、例えば、TFTが形成されたガラス基板上に、画素毎に形成された画素電極、光導電膜、及びバイアス電極が積層された構造となっている。
光導電膜は、アモルファスセレン等からなり、X線の入射により、X線の線質や線量に応じた電荷を発生する。バイアス電極と画素電極との間にはバイアス電圧が印加され、バイアス電圧によって光導電膜内に電界が生じ、光導電膜内で発生した電荷が画素電極に収集される。画素電極は、収集した電荷を蓄積するコンデンサ上部の電極を構成する。画素電極はTFTに接続されており、コンデンサに蓄積された電荷はTFTを介して読み出される。FPD14は、TFTで読み出した電荷をA/D変換器によってデジタルな撮像信号に変換してプロセッサ装置15に出力する。
プロセッサ装置15は、X線画像撮影システム10の動作を統括的に制御する。例えば、プロセッサ装置15は、キーボードやマウス等からなる操作部16からの入力を受けて、X線源11の管電流や管電圧を調節することにより、X線源11から曝射するX線の線質や線量を調節する。また、FPD14から出力された撮像信号に基づいて種々の画像処理を施した画像を生成し、モニタ17に表示する。
図2に示すように、プロセッサ装置15は、CPU21、DSP24、ノイズ除去部26、補間部27、ストレージ28等から構成される。
CPU21は、システムバス29を介してプロセッサ装置15の各部と制御信号やデータ等を送受信することにより、プロセッサ装置15の各部を統括的に制御する。例えば、CPU21は、操作部16からの操作信号を受けて、前述のようなX線源11の位置や、X線の線量や線質、FPD14の移動等を制御させる。また、CPU21は、X線源11の管電流や管電圧を制御し、被写体Hに曝射するX線の線量や線質を調節するとともに、X線源11に接続された位置センサ31からX線源11の位置や向きを示す情報信号を受け、これに基づきFPD14の位置を制御する。
また、CPU21は、図示しない通信I/F等とともに画像取得手段を構成する。CPU21は、通信I/Fを介してFPD14と通信することにより、FPD14の各種動作を制御し、FPD14から画像を取得する。例えば、CPU21は、図示しないタイミングジェネレータに所定の駆動信号を生じさせ、これをFPD14に入力することにより、FPD14の信号電荷の蓄積や、撮像信号の読み出しを制御する。さらに、CPU21は、FPD14の撮像面の温度を計測する温度センサ32に接続されている。CPU21は、温度センサ23から受けるFPD14の撮像面の温度情報を、ノイズ除去部26や補間部27に入力することにより、これらをFPD14の撮像面の温度に応じて駆動させる。FPD14の撮像面の温度は、例えば、X線撮影室の室温等の環境条件によって変化する。
DSP24には、FPD14から撮像信号が入力される。DSP24は、入力された撮像信号に、階調調節、ガンマ補正等の各種画像処理を施し、モニタ17への表示に適した画像を生成する。また、DSP24で各種画像処理が施された画像(以下、単に画像または撮影した画像という)は、メモリやHDD等で構成されたストレージ28に記憶される。
ノイズ除去部26は、オフセット除去部36と残像除去部37(残像除去手段,減衰算出手段)からなり、撮影した画像に含まれるノイズ成分を除去する。撮影した画像に重畳されるノイズ成分は、オフセットノイズと残像に大別され、ノイズ除去部26はオフセット除去部36により、撮影した画像に重畳されたオフセットノイズを除去し、残像除去部37により、撮影した画像に重畳された残像を除去する。
オフセットノイズは、FPD14の検出素子の欠陥や使用履歴等に起因するものであり、撮影間隔によらず、一度発生すると継続的に発生する。また、残像は、比較的短い期間で連続して複数回撮影したときに、先に撮影した画像(以下、第1画像という)の成分が、後に撮影した画像(以下、第2画像という)に重畳されてしまうことにより生じる。このため、残像の量は時間とともに減少し、第1画像取得時から第2画像取得時までに十分な時間間隔があいていれば、第1画像の残像は第2画像に殆ど重畳されない。
オフセット除去部36は、撮影した画像からオフセット画像41を減算することにより、撮影した画像に重畳されたオフセットノイズを除去する。オフセット画像41は、ダーク画像から生成される。ダーク画像は、X線画像撮影システム10のキャリブレーション時に、FPD14にX線を曝射しない状態で、所定時間間隔で連続して複数取得される。オフセット画像41は、例えば16枚程度のダーク画像を平均して生成される。また、こうしたダーク画像からのオフセット画像41の生成は、キャリブレーション時に行われる。
残像除去部37は、FPD14で比較的短い期間に連続して複数回撮影したときに、後から撮影した第2画像に重畳される第1画像の残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブに基づいて、撮像時点における残像の減衰率を算出する。そして、残像除去部37は、第1画像の画素値に対して算出した減衰率を乗算し、第2画像から減算することにより、第2画像から第1画像の残像を除去する。
残像は、前述のように、時間に関して指数関数的に減少する。第2画像取得時点で残留する第1画像取得時点から経時的に減衰した第1画像のある画素の画素値をy1´、取得した第1画像の同画素の画素値をy1、第1画像取得時から第2画像取得時までの経過時間をΔtとすると、y1´=exp(CΔt)×y1の関係を満たす。このため、画素値y1の値によらず、残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブは、y1´/y1=exp(Ct)で表される。ここで補正係数Cは、減衰カーブの変動要因となる補正係数であり、FPD14の蓄積時間(撮影条件)やFPD14の温度(環境条件)等、撮影時のパラメータに応じて変化する。以下では、残像を除去するときに第1画像に乗ずることになる値「exp(CΔt)」を「減衰率」という。
残像除去部37は、CPU2から受ける第2画像取得時のFPD14の蓄積時間(以下、単に蓄積時間という)や、第2画像取得時のFPD14の温度(以下、単にFPD温度という)の情報に基づき、第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度に応じた適切な補正係数を補正係数テーブル43(後述)から選択する。次いで、残像除去部37は、曝射したX線の線質や線量、選択した補正係数、第1画像の取得時から第2画像の取得時までの経過時間Δtに基づいて、第1画像に乗算する減衰率を算出する。そして、残像除去部37は、算出した減衰率を第1画像に乗じて、第2画像から減算することにより第2画像に重畳された残像を除去する。
上述のように残像除去部37が参照する補正係数テーブル43には、第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度の複数の組み合わせに対応する、複数の補正係数が予め格納されている。また、減衰率テーブル43に格納される補正係数は、X線画像撮影システム10のキャリブレーション時に定められる。補正係数は、被写体Hの無い状態で、FPD14に所定線質,所定線量のX線をFPD14に曝射した後に、連続して複数の画像を取得し、これらの画像の画素値が時間経過で減衰する様態から求められる。この演算処理は、例えば、補間部27(後述)によって行われる。
一方、残像除去部37は、補正係数テーブル43に適切な補正係数が格納されていないときには、後述する補間部27に、第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度に対してともに適切な補正係数を算出させ、これを用いて上述と同様に第2画像に重畳された第1画像の残像を補正する。すなわち、残像除去部37は、補間部27に算出させた補正係数Cを用いることで、減衰カーブを第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度に応じた様態に補正された第2画像の残像を除去する。
補間部27は、残像除去部37からの指示に応じて、補正係数テーブル43に格納されていない撮影時のパラメータ(第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度)に対応した補正係数を算出する。具体的には、補間部27は、第2画像取得時の蓄積時間に対応する補正係数が補正係数テーブル43に格納されていないときに、第2画像取得時のFPD温度に対応する減衰率を補正係数テーブル43から複数読み出して、この蓄積時間に対応する補正係数を補間により算出する。これにより、補間部27は、減衰カーブの様態を撮影時のパラメータに適した様態に補正する。こうして補正された減衰カーブを用いることにより、残像除去部37は撮影時のパラメータに応じて適切に第2画像から残像を除去する。
また、補間部27は、第2画像取得時のFPD温度に対応する補正係数が補正係数テーブル43に格納されていないときに、蓄積時間に対応する減衰率の列を補正係数テーブル43から複数読み出して、このFPD温度に対応する補正係数を補間により算出する。
さらに、補間部27は、第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度とが、何れも補正係数テーブル43に格納された補正係数に対応しない場合には、まず、複数のFPD温度について個々に、第2画像取得時の蓄積時間に対応する補正係数を補間により算出する。そして、算出したFPD温度が各々異なる補正係数から、第2画像取得時のFPD温度に対応する補正係数を補間により算出する。
ストレージ28は、プロセッサ装置15の各部で使用されるデータ等を記憶するメモリであり、例えば、FPD14で撮影された画像や、被写体Hのデータ、オフセット画像41、補正係数テーブル43等が記憶される。CPU21、ノイズ除去部26、補間部27は、ストレージ28からワークメモリ(図示せず)にデータを読み出して各種処理を実行する。
以下では、上述のように構成されるX線画像撮影システム10で被写体Hの画像を撮影する様態を説明する。図3に示すように、X線画像撮影システム10を起動したときや、定期メンテナンス時には、X線画像撮影システム10のキャリブレーションが行われる。
X線画像撮影システム10のキャリブレーションでは、まず、X線画像システム10が起動されると、FPD14にX線を曝射しない状態でダーク画像が取得される(ステップS10)。オフセット除去部36は、取得されたダーク画像からオフセット画像41を生成し、ストレージ28に格納する(ステップS11)。これにより、X線画像撮像システム10が起動される度に、オフセット画像41が自動更新される。
一方、定期メンテナンス時には、こうしたオフセット画像41の更新に加え、必要に応じて補正係数テーブル43が更新される(ステップS20〜S27)。
オフセット画像41が更新された後に、モニタ17に表示されるメニュー等にしたがって、補正係数テーブル43の校正(キャリブレーション)が指示されると(ステップS20)、FPDコントローラ23は冷却ファンや空調(必要に応じてヒータ等を用いても可)によりFPD14の温度を所定温度になるように調節する(ステップS21)。FPD14の温度が所定温度になると、FDP14の蓄積時間が所定の蓄積時間に設定され(ステップS22)、被写体Hの無い状態で、X線源11から所定線質,所定線量のX線が曝射される(ステップS23)。このとき、FPDコントローラ23は、FPD14により連続して複数の画像を取得し、ストレージ28に一時的に格納する(ステップS24)。
そして、補間部27は、こうして取得された複数の画像から、設定された蓄積時間及び温度に対応する補正係数を算出し(ステップS25)、これを補正係数テーブル43に格納する。これにより、補正係数テーブル43に格納された補正係数が更新される(ステップS26)。
また、上述の補正係数の更新(ステップS21〜S26)は、FPD14の温度及び蓄積時間を他の所定値に変えながら複数回行われ、FPD14の温度及び蓄積時間の種々の組み合わせに各々対応する補正係数が算出,更新される。
ここでは、補正係数テーブル43には、図4に示すように、A1〜A5の5種類の蓄積時間と、B1〜B4の4種類のFPD温度の組み合わせの20の点について、補正係数が上述のキャリブレーションにより予め定められるものとする。以下では、蓄積時間Ai(i=1〜5),FPD温度Bj(j=1〜4)の各条件の補正係数をCijで表す。また、キャリブレーションにより定められた各補正係数と残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブとの対応関係は、図5に示すようになっており、同じFPD温度Bjで撮影しても、蓄積時間Aiが長いほど取得画像に重畳される残像による信号の成分が累積的に大きくなり、同じ蓄積時間Aiで撮影しても、第2画像取得時のFPD温度Bjが大きいほど長時間にわたって残像が残る。このため、減衰カーブは、図5に示すように、補正係数Cijに応じて曲率が各々異なる。
被写体Hの撮影は、キャリブレーションにより、オフセット画像41や補正係数が取得,更新されたあとに行われる。図6に示すように、被写体Hを撮像するときには、まず、撮影部位の大きさや形状といった被写体Hの特徴に応じて、曝射するX線の線質や線量が設定される(ステップS40)。さらに、被写体Hの特徴や、設定したX線の線質や線量に応じてFPD14の蓄積時間が設定される(ステップS41)。こうした条件設定入力が終わると、X線源11から設定された線質,線量の条件でX線が曝射され、被写体Hが撮像される(ステップS42)。このとき、CPU21は、温度センサ32から撮影時のFPD14の温度を取得する(ステップS43)。
これに続き、ノイズ除去部26は、FPD14から取得した画像からオフセットノイズや残像を必要に応じて除去する(ステップS44,S50〜S53)。まず、オフセット除去部36は、画像からオフセット画像41を減算し、画像に重畳されているオフセットノイズを除去する(ステップS44)。
撮影した被写体Hの画像が、X線画像撮影システム10を起動してから2枚目以降に撮影された画像であるときには、残像除去部37は、撮影した画像の残像を除去する(ステップS50〜S53)。このとき、残像除去部37は、第2画像取得時の蓄積時間とFPD温度(以下、まとめて撮影時のパラメータという)に対応する補正係数が補正係数テーブル43にあるか否かを確認する(ステップS50)。
補正係数テーブル43に撮影時のパラメータに対応する補正係数が格納されているときには、残像除去部37は、補正係数テーブル43から撮影時のパラメータに対応した補正係数を選択して、減衰率を算出する(ステップS51)。そして、第1画像に、算出した減衰率を乗算したものを、第2画像から減算することにより残像を除去する(ステップS53)。
一方、撮影時のパラメータに対応する補正係数が補正係数テーブル43に格納されていないときには、残像除去部37は、補間部27に撮影時のパラメータに対応する補正係数を算出させる(ステップS52)。そして、残像除去部37は、補間部27によって算出された補正係数を用いて減衰率を算出し、第1画像に乗算したものを、第2画像から減算することにより残像を除去する(ステップS53)。
補間部27による補正係数の算出(S52)は、撮影時のパラメータの様態により異なる。例えば、補正係数テーブル43に、FPD温度に合致せず、蓄積時間にのみ合致する補正係数が格納されているときには、蓄積時間の合致する各温度の補正係数から、撮影時のFPD温度に対応する補正係数を補間により算出する。逆に、補正係数テーブル43に、蓄積時間に合致せず、第2画像取得時のFPD温度にのみ合致する補正係数が格納されているときには、第2画像取得時のFPD温度に合致する各蓄積時間の減衰率から、撮影時のFPD14の蓄積時間に対応する補正係数を補間により算出する。
一方、補正係数テーブル43に格納された補正係数に、撮影時のパラメータの何れとも合致するものがないときには、補間部27は、図7〜図9に示すように、2回の1次元補間により撮影時のパラメータに対応する補正係数を算出する。
図7に示すように、例えば、第2画像取得時の蓄積時間αが、キャリブレーション時に補正係数が算出された蓄積時間A2,A3の間にあり、第2画像取得時のFPD温度βが、キャリブレーション時に補正係数が算出された温度B2,B3の間にあるとする。このとき、撮影時のパラメータの点γ(蓄積時間α,FPD温度β)に合致する補正係数は、補正係数テーブル43に格納されておらず、近隣の撮影時のパラメータの補正係数C22,C32,C23,C33とは異なる値となる。
このため、図8に示すように、補間部27は、FPD温度B1に対応する補正係数C1j(j=1〜5)のデータ列56から、補間により、FPD温度B1及び蓄積時間αに対応する補正係数D1を算出する。FPD温度B2〜B4についても同様に、FPD温度B2〜B4に対応する各データ列C2j,C3j,C4jから、FPD温度B2〜B4に対応し、かつ蓄積時間αに対応する補正係数D2〜D4を算出する。そして、図9に示すように、補間部27は、算出した補正係数D1〜D4から、撮影時のパラメータ(α,β)に対応する補正係数γを補間により算出する。
ノイズ除去部26によるオフセットノイズや残像の除去は、図10に示すようにして行われる。各種ノイズ除去前の第2画像62aには、撮影した被写体Hの像(実線)だけでなく、破線で示すように、前回撮影した第1画像61aの残像が重畳されている。また、第2画像62aには、オフセットノイズが重畳されている。このため、オフセット除去部36は、オフセットノイズからなるオフセット画像41を第2画像62aから減算し、オフセットノイズが除去された第2画像62bを生成する(図6のS44)。
一方、残像除去部37は、撮影時のパラメータに適切に対応する補正係数γから算出した減衰率を、撮影時に残像やオフセットノイズが除去されている第1画像61aに乗算して、第2画像62bに重畳された第1画像61aの残像画像61bを生成する。
そして、残像除去部37は、第2画像62bから残像画像61bを減算することにより第2画像62cを生成する。こうしてノイズ除去部26によってノイズ成分が除去された第2画像62cは、モニタ17に表示され、診断に利用される。
上述のように、X線画像撮影システム10は、補正係数テーブル43に適切な補正係数が格納されていない場合にも、適切な補正係数を補間によって算出し、これを用いて残像を除去する。このため、X線画像撮影システム10は、補正係数テーブル43に想定される全ての撮影時のパラメータに対応する補正係数を格納しておかなくても、補間が可能な程度の数の補正係数を持っておくだけで、常に最適な残像を除去することができる。また、X線画像撮影システム10は、頻繁なキャリブレーション作業を伴わないので、診断を中断させることも無く、撮影スタッフに不都合を感じさせずに最適な残像除去を行うことができる。
上述の第1実施形態では、撮影時のパラメータ(蓄積時間α,FPD温度β)の両方に合致する補正係数が、補正係数テーブル43にない場合に、FPD温度B1〜B4について補間して蓄積時間αに対応する補正係数D1〜D4を算出し、この補正係数D1〜D4をさらに補間してFPD温度βにも対応する補正係数γを算出しているが、逆順に補間して撮影時のパラメータに適した補正係数を算出しても良い。
例えば、図11に示すように、まず、蓄積温度A1に対応する補正係数C1j(j=1〜4)のデータ列66を補間して、FPD温度βに対応する蓄積時間A1の補正係数E1を算出する。同様にして、各蓄積時間A2〜A5に各々対応する補正係数のデータ列から、温度βに対応する各蓄積時間A2〜A5の補正係数E2〜E5を算出する。そして、図12に示すように、算出した温度βに対応する補正係数E1〜E5から、蓄積時間α及びFPD温度βに対応する補正係数γを算出する。
また、撮影時のパラメータ(蓄積温度α,FPD温度β)の両方に合致する補正係数が、補正係数テーブル43にない場合の補間方法としては、1次元補間を2回行う方法の他、例えば、図13に示すように、求めたい補正係数γの周囲の補正係数(ハッチングした領域内の補正係数)から、2次元補間により、1回の演算で、補正係数γを算出するようにしても良い。2次元補間の方法としては、多項式による重回帰分析を用いることができ、撮影時のパラメータに合致する補正係数は、例えば、例えば、A(x,y)=a・x+b・y+c・xy+d・x+e・y+fという2元2次関数で最小二乗近似することにより好適に算出される。こうして2次元補間によって、撮影時のパラメータに対応する補正係数γを算出するときには、補正係数テーブル43に予め定めておく補正係数は、蓄積温度A1〜A5,FPD温度B1〜B4といった決まった値について定められている必要は無く、図14に示すように、任意の撮影時のパラメータについて予め定められていても良い。
なお、上述の第1実施形態のX線画像撮影システム10は、補間部27が算出した補正係数を補正係数テーブル43に追加登録するようにしてあることが好ましい。このように、算出した補正係数を補正係数テーブル43に順次追加登録することで、以後の撮影で取得する画像の残像を除去するときに、新たに補正係数を算出しなければならないケースが軽減される。また、新たに補正係数を算出する場合にも、補正係数テーブル43のデータ数が増加することで、より正確な補正係数を算出することができるようになる。さらに、最終的に残像除去部37で用いられる補正係数(例えば図9点の補正係数γ)だけでなく、これを算出するために中間的に算出された補正係数(例えば、図8のD1〜D4や図11のE1〜E5)も補正係数テーブル43に登録することが好ましい。
[第2実施形態]
X線画像撮影システム10では、様々な様態の被写体Hを、これに応じた様々な条件下で撮影することになる。このため、撮影時のパラメータが、補正係数テーブル43の補正係数の条件(蓄積時間及びFPD温度)に合致することは稀であり、多くの場合、補間部27が補正係数を補間により算出することになる。撮影毎に補正係数を算出するとなると、プロセッサ装置15に比較的高いマシンパワーが要求される。これを軽減するX線画像撮影システムの例を、以下に、第2実施形態として説明する。なお、第1実施形態と同じものには、X線画像撮影システム10と同様の符号を付し、説明を省略する。
図15に示すように、X線画像撮影システム71は、閾値72がストレージ28に予め格納されており、この点が第1実施形態のX線画像撮影システム10と相違する。閾値72は、第1画像取得時から第2画像取得時のFPD14の温度の変化量と比較される閾値であり、補間部73で用いられる。
補間部73は、第1実施形態の補間部27と同様に残像除去部37からの指示に基づき、撮影時のパラメータに適した補正係数を算出する。但し、補間部73は、FPD14の蓄積時間が第1画像取得時から第2画像取得時にかけて変更されたか否かを判別する。そして、蓄積時間の変更が無い場合には、第1画像取得時から第2画像取得時のFPD温度の変化量を算出し、閾値72と比較する。
FPD温度の変化量が閾値72よりも大きい場合には、補間部73は、撮影時のパラメータに適した補正係数を新たに算出する。一方、FPD温度の変化量が閾値72以下の値の場合には、補正係数を新たに算出することはせず、以前(第1画像取得時)に算出した補正係数を残像除去部37に出力する。なお、第1画像取得時から第2画像取得時にかけて蓄積時間が変更された場合には、補間部73は、前述の第1実施形態と同様に、FPD温度の変化量によらず、新たな撮影時のパラメータに適した補正係数を算出する。
また、補間部73は、補正係数を算出したときには、算出した減衰率を補正係数テーブル43に登録する。この補間部73が補正係数テーブル43に登録する補正係数は、最終的に残像除去部37で用いられる補正係数(例えば図9点の補正係数γ)だけでなく、これを算出するために中間的に算出された補正係数(例えば、図8のD1〜D4や図11のE1〜E5)も補正係数テーブル43に登録する。
X線画像撮影システム71による撮影及びノイズ除去の手順を、図16に示す。X線画像撮影システム71においても、第1実施形態のX線画像撮影システム10と同様の手順で、被写体Hを撮影する(ステップS40〜S42)。また、撮影した画像に対するオフセットノイズの除去も同様に行う(ステップS43)。
一方、残像の除去は、第1実施形態のX線撮影システム10とは異なり、FPD温度の変化量を加味し、以下の手順で行われる。上述のように、撮影した画像にオフセットノイズの除去が行われると、残像除去部37は撮影時のパラメータに適切な補正係数が補正係数テーブル43に格納されているか否かを確認する(ステップS50)。撮影時のパラメータに合致する補正係数が補正係数テーブル43に格納されていないときには、残像除去部37は補間部73に撮影時のパラメータに合致する補正係数を算出させる。
このとき、補間部73は、蓄積時間が第1画像取得時から変更されたか否かを判断する(ステップS60)。蓄積時間が変更されていた場合には、前述の第1実施形態と同様、撮影時のパラメータに適した補正係数を算出する(ステップS52)。そして、第1実施形態とは異なり、補間部73は、算出した補正係数や、これを求める過程で中間的に算出した補正係数を補正係数テーブル43に登録する(ステップS62)。
一方、蓄積時間の変更がない場合には、補間部73は、第1画像取得時から第2画像取得時にかけてのFPD温度の変化量を算出し、これを閾値72と比較する(ステップS61)。
FPD温度の変化量が閾値72よりも大きい場合には、上述の第1実施形態と同様に、撮影時のパラメータに合致する補正係数を算出する(ステップS52)。さらに、補間部73は、ここで算出した補正係数や、これを求める過程で中間的に算出した補正係数を補正係数テーブル43に登録する(ステップS62)。そして、算出した補正係数を残像除去部37に出力し、取得した第2画像の残像を除去させる(ステップS53)。
一方、FPD温度の変化量が閾値72以下の値の場合には、新たに補正係数を算出することはせずに、前回の補正係数を選択し、これを残像除去部37に出力する(ステップS63)。残像除去部37は、第1画像取得時の補正係数を用いて、第1実施形態のX線画像撮影システム10と同様に残像を除去する(ステップS53)。
このように、X線画像撮影システム71は、蓄積時間の変更が無いときに、FPD温度の変化量が小さい場合(に応じて新たに補正係数を算出するようにしたから、極めて値の近い補正係数を繰り返し算出しなおすことなく、前回算出した減衰率を流用する。このため、X線画像撮影システム71は、短い期間に同じ条件で連続して撮影する場合や動画を撮影する場合のプロセッサ装置15の動作を軽減することができる。これにより、マシンパワーの小さいプロセッサ装置15でも本発明のX線画像撮影システム71に用いることができるようになる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、補正係数テーブル43の補正係数から撮影時のパラメータに対応した補正係数を算出するときに、単に補間するものと説明したが、ここで行う補間は、線形補間であっても良く、また非線形補間であっても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、補間部27,73が減衰率を算出し、残像除去部37が算出した減衰率を第1画像に乗じて、第2画像から減算する残像の量を算出するが、残像を補正する例を説明したが、補間部27,73で補正係数だけでなく、残像量を算出するようにすることで、補間部27,73で残像の減衰を算出し、残像補正部37で第2画像から算出した残像の量を減算するようにしても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、第1画像と第2画像を連続して撮影し、第2画像から第1画像の残像を除去する例を説明したが、これに限らず、3以上の複数の画像を撮影する場合には、最後に取得した画像にはそれ以前に撮影した画像の残像がそれぞれ重畳されるので、最後に取得した画像から、それ以前に撮影した画像の残像を上述の第1,第2実施形態と同様にして除去することが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態では、蓄積時間及びFPD温度の2つのパラメータに応じて補正係数を算出する例を説明したが、蓄積時間のみ、あるいは、FPD温度のみというように、1つのパラメータに応じて補正係数を算出するようにしても良い。また、補正係数が、蓄積時間やFPD温度以外のパラメータ(例えば撮影回数,X線画像撮影システムを起動してからの経過時間,管電圧,管電流等)に応じて変動する場合には、これらに応じて、上述の第1,第2実施形態と同様にして、その条件に応じた補正係数を算出するようにすることが好ましい。
さらに、上述の第1,第2実施形態では、減衰カーブ46を定める式の値Aは、X線の線質,線量から一義的に定まるものとしたが、比例関係のような単純な関係でない場合には、値Aについても上述の第1,第2実施形態と同様にして、撮影時のX線の線質,線量に適した値を算出することが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態では、オフセットノイズがFPD温度等に依存せず、一定のノイズ成分であるものとして扱うが、これに限らず、オフセットノイズがFPD14の温度等に応じて変動する場合には、上述の第1,第2実施形態の残像除去と同様に、キャリブレーション時にFPD温度等の撮影時のパラメータに応じた補正係数を予め複数用意しておき、このデータを補間して撮影時のパラメータに適した補正係数及び減衰率を算出し、これを用いてオフセットノイズを除去するようにしても良い。
また、上述の第1,第2実施形態では、オフセットノイズと残像を明確に区別し、これらのノイズ除去を各々行うが、これに限らず、オフセットノイズの除去と残像除去を同時に行うようにしても良い。例えば、図17に示すように、オフセットノイズや残像を除去する前の第1画像81aに上述の第1,第2実施形態と同様にして算出した減衰率を乗算してノイズ成分の画像81bを生成し、これをノイズ除去前の第2画像62から減算することにより、第2画像62aのオフセットノイズと残像を同時に除去した画像62cを生成するようにしても良い。また、上述の第1,第2実施形態では、オフセットノイズを除去した後に、残像除去を行うが、これに限らず、残像除去を行った後にオフセットノイズを除去しても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、重畳された第1画像の残像を第2画像から除去するときに、第1画像の成分を直接的に第2画像から減算する例を説明したが、第2画像から第1画像の残像を除去する方法はこれに限らない。例えば、第2画像の取得直前に、非曝射状態でダーク画像を取得し、これを上述の第1,第2実施形態の第1画像の替わりに用いて、第1画像の残像を第2画像から除去するようにしても良い。第2画像の直前に取得したダーク画像には、オフセットノイズと第1画像の残像が重畳されている。このため、上述の第1,第2実施形態と同様にして、第2画像の直前に取得したダーク画像からオフセットノイズを除去し、直前のダーク画像と第2画像の時間差をΔtとして算出した減衰率を乗じて第2画像から減算することで、第2画像から第1画像の残像を除去することができる。また、例えば、オフセットノイズと残像を同時に除去する場合には、第2画像の取得直前にオフセット画像を更新し、これを上述の第1,第2実施形態の第1画像の替わりに用いて、第1画像の残像を第2画像から除去するようにしても良い。これらの例のように、第2画像に重畳された残像を除去するときに、第2画像の直前に取得したダーク画像を用いると、より精度良く第2画像から残像を除去することができる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、FPD温度がFPD14の撮像面内で一律であることを前提とし、FPD14に対して1つの補正係数となっている。しかし、FPD14は大面積であるため、FPD14の撮像面内の位置によって温度が異なることもある。このため、撮像面及び画像を複数の領域に区画し、領域毎に上述の第1,第2実施形態と同様の残像除去を行うことが好ましい。
なお、上述の第1,第2実施形態では、FPDによって撮影するX線画像撮影装置を例に説明したが、これに限らず、イメージングプレート等、他の周知の撮像手段でデジタルな画像を取得する場合にも、本発明を好適に適用することができる。但し、上述の第1,第2実施形態で説明した直接変換型のFPD14のように、光導電膜にアモルファスセレンを用いたものは、種々の撮像手段の中でも特に温度管理が難しいので、本発明は、直接変換型のFPD14に特に有効である。
なお、上述の第1,第2実施形態では、単純透視像を取得するX線画像撮影装置を例に説明したが、これに限らず、被写体の断層画像を取得するCT装置や、トモシンセシス撮影により断層画像を取得する断層撮影装置にも本発明を好適に適用することができる。
なお、上述の第1,第2実施形態からわかるとおり、本発明の放射線画像撮影システムは、連続した静止画像の撮影だけでなく、動画の撮影にも好適に用いることができる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、被写体HをX線撮影台13に横たえて撮影するX線撮影システム10,71の例を説明したが、これに限らず、被写体Hを立たせた状態で撮影する縦置き型のX線撮影システムや、長尺撮影用のX線撮影システムにも本発明を好適に適用することができる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、プロセッサ装置15がFPD14とは別個に設けてあるが、プロセッサ装置15の一部機能がFPD14(あるいはX線撮影装置12)側に設けられていても良く、FPD14(X線撮影装置12)とプロセッサ装置15が一体に設けられていても良い。
なお、上述の第1,第2実施形態では、放射線としてX線を用いる例を説明したが、これに限らず、γ線や周知の粒子線といった他の放射線を用いて撮影する放射線画像撮影装置にも本発明を好適に用いることができる。また、放射線以外(可視光等)で撮影する場合にも、本発明を好適に用いることができる。
なお、上述の第1,第2実施形態では、医療用の放射線画像撮影装置を例に説明したが、これに限らず、荷物検査や金属材料内部の欠陥検査といった医療用以外のいわゆる非破壊検査に用いる工業用の放射線画像撮影装置にも本発明を好適に適用することができる。但し、医療用の放射線画像撮影装置では、撮影画像に残像があると、病変の見落としや誤診につながるため、本発明は医療用の放射線画像撮影装置に特に有効である。
X線撮影システムの構成を概略的に示す説明図である。 X線撮影システムの電気的構成を示すブロック図である。 X線撮影システムをキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。 補正係数テーブルの概要を示す説明図である。 補正係数と減衰カーブの対応の例を示すグラフである。 撮影した画像からノイズを除去する手順を示すフローチャートである。 第1実施形態の撮影時のパラメータと補正係数テーブルの補正係数との対応関係の例を示す説明図である。 補正係数テーブルの補正係数に基づいて、FPD温度を固定しながら蓄積時間αに対応する補正係数を補間により算出する様子を示す説明図である。 算出した各FPD温度の補正係数から、撮影時のパラメータに対応する補正係数を算出する様子を示す説明図である。 取得した画像からノイズを除去する様子を示す説明図である。 補正係数テーブルの補正係数に基づいて、蓄積時間を固定しながらFPD温度βに対応する補正係数を算出する様子を示す説明図である。 算出した各蓄積時間の補正係数から、撮像時のパラメータに対応する補正係数を算出する様子を示す説明図である。 撮像時のパラメータに対応する補正係数を、2次元補間により算出する様子を示す説明図である。 2次元補間により補正係数を算出するときに許容される補正係数テーブルの補正係数の例を示す説明図である。 第2実施形態のX線撮影システムの電気的構成を示すブロック図である。 第2実施形態のX線撮影システムの動作を示すフローチャートである。 オフセットノイズと残像を同時に除去する例を示す説明図である。
符号の説明
10,71 X線画像撮影システム
11 X線源
12 X線撮影装置
13 X線撮影台
14 FPD(撮像手段)
15 プロセッサ装置(画像処理装置)
16 操作部
17 モニタ
21 CPU
22 X線源コントローラ
24 DSP
26 ノイズ除去部
27,73 補間部(減衰カーブ補正手段)
28 ストレージ
31 位置センサ
32 温度センサ
36 オフセット除去部
37 残像除去部(残像除去手段,減衰算出手段)
41 オフセット画像
43 補正係数テーブル
56,66 データ列
61a〜61b,81 第1画像
62a〜62c 第2画像
72 閾値

Claims (11)

  1. 撮像手段で得た撮影画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像手段に残留する前回の撮影時の残像を、前記撮影画像から除去する残像除去手段と、
    前記残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブに基づいて、前回の撮影時点から今回の撮影時点までの経過時間に応じた前記残像の減衰を算出する減衰算出手段と、
    前記減衰算出手段により参照され、前記減衰カーブの変動要因となるパラメータに対応する複数の補正係数が予め格納された補正係数テーブルと、
    今回の撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補正係数テーブルに格納されている補正係数に基づいて、前記パラメータに対応する補正係数を補間する補間手段と、
    を備え、
    前記減衰率算出手段は、今回の撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補間手段により算出された前記補正係数を用いて、前記残像の減衰を算出することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正係数テーブルには、第1及び第2の2種類のパラメータが含まれており、前記補間手段は、第1及び第2の2種類のパラメータに基づいて補間することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記補間手段は、前記第1及び第2のパラメータによって補間する場合に、前記第1のパラメータの値を固定し、前記第2のパラメータを変化させたときの複数の補正係数からなるデータ列を求め、前記データ列の中から第2のパラメータの値に対応する補正係数を求める一次元補間を行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記補間手段は、前記第1及び第2のパラメータによって補間する場合に、前記第1及び第2のパラメータの周辺のパラメータに対応する複数の補正係数から、二次元補間を行うことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記補間手段は、補間によって求めた前記補正係数を前記補正係数テーブルに追加登録することを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記パラメータは、環境条件又は撮影条件のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記環境条件は、前記撮像素子の温度を含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記撮影条件は、前記撮像手段の蓄積時間を含むことを特徴とする請求項6又は7記載の画像処理装置。
  9. 前記補間手段は、今回の撮影時点における撮像手段の温度に対応する補正係数が前記補正係数テーブルにない場合において、前回と今回の撮影時点における前記撮像手段の温度の変動量を予め定められた閾値と比較し、前記変動量が前記閾値よりも大きいときに、補間によって今回の撮像手段の温度に対応する補正係数を求め、前記変動量が前記閾値以下の場合には、前回の補正係数を流用することを特徴とする請求項7または8記載の画像処理装置。
  10. 前記撮像手段は、放射線を直接電荷に変換する光導電膜を有する直接変換型のフラットパネルディテクタであることを特徴とする請求項1ないし9いずれかに記載の画像処理装置。
  11. 撮像手段で得た撮影画像から前回の撮影時の残像を除去する画像処理方法であって、
    残像の経時的な減衰状況を表す減衰カーブの変動要因となるパラメータに応じた複数の補正係数が予め格納された補正テーブルを参照して、撮影時点におけるパラメータに対応する前記補正係数が前記補正係数テーブルにない場合に、前記補正係数テーブルに格納されている補正係数に基づいて、前記パラメータに対応する補正係数を補間する補間ステップと、
    補間ステップで得た前記補正係数を適用した前記減衰カーブに基づいて、前回の撮影時点から今回の撮影時点までの経過時間に応じた前記残像の減衰を算出する減衰算出ステップと、
    算出した減衰に応じた前記残像を前記撮影画像から除去する残像除去ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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