JP2008220396A - 医用診断装置 - Google Patents

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巧 吉留
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文彰 手島
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Abstract

【課題】これから操作者が使用する機能が調整やキャリブレーションが必要であることを利用者に知らせることができる医用診断装置を提供する。
【解決手段】医用診断装置は、撮影手段を含む画像を形成する各要部と、表示手段27と操作手段とを備えた医用診断装置において、操作手段に割り付けられた機能に係る要部が調整されたとき、その調整の日時を記録する調整日時記録部33と、所定の操作手段が操作されたとき、その操作された使用日時が調整日時記録部33で記録された所定の操作手段の最新調整日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断部80と、時間経過があったと判断された場合に、表示手段に未調整である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御部29を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は医用診断装置に関し、特に、医用診断装置の各機能の調整日時やキャリブレーション実施日時を記録し、調整日時やキャリブレーション実施日時から経過した時間に応じて入力装置の操作時に表示装置に警告等のメッセージを表示する医用診断装置に関する。
従来、特許文献1に開示されるような医用機器の保守管理方法および保守管理システムが提案されている。その方法とシステムは、医療施設に設置された医用機器に係る条件情報、例えば、稼動状況の情報や利用環境の情報および性能の情報を収集し、収集された条件情報に基づいて、医用機器の保守作業内容を決定し、決定された保守作業内容に関する情報を医用機器の保守担当者に提供する方法とシステムである。その方法とシステムでは、決定された保守作業内容に関する情報は、保守担当者がアクセス可能にWEBサーバに置かれ、通信回線を介して保守担当者の端末に送信され、または、携帯可能な記録媒体に記録されたりする。それにより、保守担当者は、決定された保守作業内容に関する情報を得ることができる。
特開2005−122707号公報
従来技術においては、医療施設に設置された医用機器における稼動状況の情報や利用環境の情報および性能の情報に基づいて、作業メニューや調達・交換部品等の保守作業内容を決定し、その決定された保守作業内容を、保守担当者に提供するものである。
保守作業には、その医療機器の利用状況に応じて消耗部品を交換したり、調整を行ったりするというものがある。保守作業のうち、調整作業は、その医療施設で使用していない部分については、後回しになる可能性がある。
例えば、医用機器を構成する部品として、検出器などがあるが、これらの部品は動作環境の温度・湿度、経年劣化などで検出器自身が持っている電圧(暗電流)がドリフトしてしまい、この電圧のドリフトが原因で撮影された画像にノイズが発生してしまうことがある。そのため、通常の医用機器では、ドリフトした電圧を補正するために、キャリブレーションを行うための仕組みが用意されている。例えば、X線CT装置では、あらかじめ記憶装置に複数の検査条件が撮影プランとして記憶されており、入力装置から複数の撮影プランのうちのいずれかを指定して、その撮影プランに従って撮影が行われるようになっている。そのようなX線CT装置では、キャリブレーションを撮影プランごとに行う必要がある。撮影プランの数は、装置によっては数百のこともあるため、すべての撮影プランに対してキャリブレーションを行うためには、長時間を要する。
そのため、通常は、1日ではすべての撮影プランに対するキャリブレーションが行われず、数日に分けて行われる。その場合、キャリブレーションされていない撮影プランでの撮影が必要となるときも生じる可能性もある。キャリブレーションしていない撮影プランについては、撮影された画像にノイズが発生してしまう可能性がある。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、これから操作者が使用する機能が調整やキャリブレーションが必要であることを利用者に知らせることができる医用診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、撮影手段を含む画像を形成する各要部と、表示手段と操作手段とを備えた医用診断装置において、操作手段に割り付けられた機能に係る要部が調整された日時を記録する調整日時記録手段と、所定の操作手段が操作された日時が調整日時記録手段で記録された所定の操作手段の最新調整日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、所定の時間経過があったと判断された場合に、表示手段に未調整である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、撮影手段を含み画像を形成する各要部と、記憶手段と表示手段と入力手段を備え、あらかじめ記憶手段に少なくとも1つの検査条件を含む複数の撮影プランが記憶されており、入力手段から撮影プランのうちいずれかを指定して、その撮影プランに従って撮影を行う医用診断装置において、撮影プランごとのキャリブレーション実施日時を記録するキャリブレーション実施日時記録手段と、所定の撮影プランが設定された日時がキャリブレーション実施日時記録手段に記録された所定の撮影プランの最新キャリブレーション実施日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、所定の時間経過していると判断された場合に、表示手段にキャリブレーション未実施である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の本発明によれば、操作手段に割り付けられた機能に係る要部が調整されたとき、その調整の日時を記録する調整日時記録手段と、所定の操作手段が操作されたとき、その操作された使用日時が調整日時記録手段で記録された所定の操作手段の最新調整日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、時間経過があったと判断された場合に、表示手段に未調整である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたため、調整日時を記録し、調整日時から経過した時間に応じて操作手段の操作時に表示手段にメッセージを表示することによって、使用することについての警告と、調整が必要であることを利用者に知らせることができる。
また、請求項3の本発明によれば、検査条件ごとのキャリブレーション実施日時を記録するキャリブレーション実施日時記録手段と、所定の検査条件が設定されたとき、その設定された日時がキャリブレーション実施日時記録手段に記録された所定の検査条件の最新キャリブレーション実施日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、所定の時間経過していると判断された場合に、表示手段にキャリブレーション未実施である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたため、キャリブレーション実施日時を記録し、調整日時やキャリブレーション実施日時から経過した時間に応じて操作手段の操作時に表示手段にメッセージを表示することによって、使用することについての警告と、キャリブレーションが必要であることを利用者に知らせることができる。
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る医用診断装置の構成図である。この実施形態では、医用診断装置としてX線CT装置を用いて説明する。X線CT装置10は、架台装置11と操作コンソール部12と寝台装置13とを備えて構成されている。架台装置11は、高電圧発生装置14と、X線源15と、X線検出器16と、データ収集装置17と、回転架台18と、架台駆動装置19と、を備えて構成されている。操作コンソール部12は、スキャン制御部(制御手段)20と、前処理部21と、X線投影データ記憶部22と、再構成処理部23と、画像記憶部24と、画像処理部25と、入力装置(入力手段)26と、表示装置(表示手段)27と、撮影プラン記憶部28と、メッセージ表示制御部(メッセージ表示制御手段)29とを備えて構成されている。
高電圧発生装置14と、X線源15と、X線検出器16と、データ収集装置17とによって、請求項1または3で記載された撮影手段が形成される。また、請求項1または3で記載された撮影手段を含む画像を形成する各要部は、高電圧発生装置14と、X線源15と、X線検出器16と、データ収集装置17と、回転架台18と、架台駆動装置19と、スキャン制御部(制御手段)20と、前処理部21と、X線投影データ記憶部22と、再構成処理部23と、画像記憶部24と、画像処理部25である。さらに、X線投影データ記憶部22と、画像記憶部24と、撮影プラン記憶部28によって、請求項3で記載された記憶手段が形成される。
医用診断装置では、入力装置26の各操作ボタンや撮影プラン毎に、それらの各操作ボタンや撮影プラン毎に割り付けられている機能に対して定期的に調整やキャリブレーションが必要である。その調整やキャリブレーションの後、時間が経ってしまうと、各操作ボタンや各撮影プランに割り付けられた機能に係る要部での電気的特性のずれ、例えば、X線検出器16における電圧のドリフトや、あるいは、機械的な位置ずれ、例えば、X線源15の位置ずれや、架台駆動装置19や寝台駆動部30の機械的な位置ずれなどが起こり、正確な画像が得られなくなる可能性が生じる。それゆえ、作業員による各操作ボタンや撮影プラン毎で動作する機器の調整が行われる。また、X線検出器16の感度のばらつきを補正するために、キャリブレーションが行われる。特に、X線CT装置でのキャリブレーションとは、エアーキャリブレーションと水キャリブレーションなどがある。
本発明の医用診断装置では、作業員により調整やキャリブレーションが行われると、入力装置26から調整実施日時やキャリブレーション実施日時が入力されるようになっている。入力された調整実施日時やキャリブレーション実施日時は、メッセージ表示制御部29に記憶される。また、操作ボタンが操作されたときや撮影プランが設定されたときは、その操作または設定された日時が記録され、その日時が最新の調整実施日または最新のキャリブレーション実施日時から所定の時間が経過しているときには、調整またはキャリブレーションが行われていないという警告のメッセージを表示装置に表示させる。また、メッセージ表示制御部29は、入力装置26からの操作によって表示装置27に調整実施状況またはキャリブレーション実施状況を表示させる。
以下、理解を容易にするため、[各要部]、[メッセージ表示制御部]、[動作]の順で説明する。
[各要部の説明]
撮影プラン記憶部28は、各部位の検査条件、例えば、各部位の撮影での撮影手段を駆動する条件である回転速度、スライス幅、およびファン角度等の少なくとも一部が撮影プランとして記憶されている。撮影プランは、操作ボタンに割り付けられている、いわば、撮影するための機能でもある。
スキャン制御部20は、入力装置26から入力された撮影プランに従って、撮影プラン記憶部28に記憶された撮影プランを実行するための回転速度、スライス厚、およびファン角度等を架台・寝台制御信号として架台駆動装置19および寝台駆動部30に対して出力する。また、スキャン制御部20は、X線ビーム発生を制御するX線ビーム発生制御信号を高電圧発生装置14に対して出力する。さらに、スキャン制御部20は、X線ビームの検出のタイミングを示す検出制御信号をデータ収集装置17に対して出力する。
高電圧発生装置14は、X線源15からX線ビームを曝射させるための高電圧をスキャン制御部20からの制御信号に従ってX線源15に供給する。
X線源15は、高電圧発生装置14から供給された高電圧によってX線ビームを曝射する。X線源15から曝射されるX線ビームは、ファン状やコーン状のビームとなる。
X線検出器16は、X線源15から曝射され、被検体Pを透過したX線ビームを検出する。シングルスライスCT装置の場合、X線検出器16は、ファン状または直線状に例えば1000チャンネルのX線検出素子を1列に並べて構成されている。また、マルチスライスCT装置の場合、X線検出器16は、X線検出素子を互いに直交する2方向(スライス方向およびチャンネル方向をなす)それぞれにアレイ状に複数個配列され、これにより2次元のX線検出器を形成している。
回転架台(ガントリ)18は、X線源15とX線検出器16とを内部に保持する。また、回転架台18は、架台駆動装置19により、X線源15とX線検出器16との中間点を通る回転軸を中心にして回転させられる。
データ収集装置17は、X線検出器16の各X線検出素子と同様にアレイ状に配列されたデータ収集素子を有し、X線検出器16により検出されたX線ビーム(実際には検出信号)を、スキャン制御部20により出力されたデータ収集制御信号に対応させて収集する。この収集されたデータがX線投影データとなる。
回転架台18が1回転するときに、例えば1000回X線投影データを収集し、このX線投影データを基に画像再構成する。
架台駆動装置19は、スキャン制御部20により出力された架台制御信号に基づいて、回転架台を回転させる。
前処理部21は、データ収集装置17から出力されたX線投影データに感度補正やX線強度補正等を施す。前処理部にて感度補正等の処理が施されたX線投影データは、X線投影データ記憶部22に一旦記憶される。
再構成処理部23は、X線投影データ記憶部22に記憶されたX線投影データを逆投影処理することにより、画像データを再構成する。また、X線投影データに対して補間処理を行う場合は、360度補間法または180度補間法等により、目的のスライス位置におけるX線投影データを求める。
再構成された画像データは、画像記憶部24に一旦記憶された後、画像処理部25に送られる。画像処理部25は、入力装置26にて入力された操作者の指示に基づき、画像データを任意断面の断層像、任意方向からの投影像、またはレンダリング処理による3次元画像等の画像データに変換して表示装置27に出力する。表示装置27は、画像処理部25から出力された断層像等をモニタ上に表示する。
[メッセージ表示制御部の説明]
メッセージ表示制御部29は、入力装置26を操作したときに、所定の条件を満たす場合に、表示装置27によってメッセージを表示するように表示装置27を制御する。
図2は、メッセージ表示制御部のブロック構成図である。メッセージ表示制御部29は、使用日時記録部(使用日時記録手段)32と、調整日時記録部(調整日時記録手段)33と、撮影プラン使用日時記録部(撮影プラン使用日時記録手段)34と、キャリブレーション実施日時記録部(キャリブレーション実施日時記録手段)35と、処理部36と警告表示制御部(警告表示制御手段)37と、調整状況表示制御部(調整状況表示制御手段)38と、から構成される。
使用日時記録部32は、あらかじめ決められたX線CT装置10の入力装置26の画面上に表示された操作ボタンに対する操作の実行状況を記録するためのものである。記録する内容としては、操作ボタンの名称、操作ボタンを操作した日時である。この使用日時記録部32は、入力装置26の操作ボタンを操作すると、自動的に操作ボタンの名称と操作ボタンの操作日時を記録する。
調整日時記録部33は、X線CT装置10の調整作業を実施した日時を記録するためのものである。記録する内容は、調整日時、調整者名等である。この調整日時や調整者名は、入力装置26から人により入力され、調整日時記録部33に記録される。
撮影プラン使用日時記録部34は、撮影プランが設定された日時を記録するためのものである。この撮影プラン使用日時記録部34は、入力装置26から撮影プランが設定されると、自動的に撮影プランと撮影プランの設定日時を記録する。
キャリブレーション実施日時記録部35は、キャリブレーション実施日時、操作者などを記録するためのものである。このキャリブレーション実施日時は、入力装置26から、人により入力され、キャリブレーション実施日時記録部35に記録される。
処理部36は、入力装置26の操作ボタンが操作されたときに、使用日時記録部32に記録された日時と、調整日時記録部33に記録されたその操作ボタンの直近の調整日時を読み出し、操作ボタンが操作された日時とその操作ボタンの直近の調整日時との時間差を演算し、その演算された時間差を警告表示制御部37に出力する。また、処理部36は、入力装置26から撮影プランが設定されたときに、撮影プラン使用日時記録部34に記録された日時と、キャリブレーション実施日時記録部35に記録されたその撮影プランに対する直近のキャリブレーション実施日時を読み出し、撮影プランが設定された日時とその撮影プランに対する直近のキャリブレーション日時との時間差を演算し、その演算された時間差を警告表示制御部37に出力する。さらに、処理部36は、入力装置26から調整実施状況の表示の指示を行うと、調整日時記録部33に記録された調整日時を読み出し、調整状況表示制御部38に出力する。また、処理部36は、入力装置26からキャリブレーション実施状況の表示の指示を行うと、キャリブレーション実施日時記録部35に記録されたキャリブレーション実施日時を読み出し、調整状況表示制御部38に出力する。
警告表示制御部37は、判断部(判断手段)80を有し、その判断部80は、処理部36から入力された、操作ボタンが操作された日時とその操作ボタンの直近の調整日時との時間差があらかじめ設定された時間以上か否かを判断する。警告表示制御部37は、判断部80によって、処理部36から入力された、操作ボタンが操作された日時とその操作ボタンの直近の調整日時との時間差があらかじめ設定された時間以上と判断されたときに、警告等のメッセージを表示装置27の画面に表示する。
また、警告表示制御部37は、判断部80によって、処理部36から入力された、撮影プランが設定された日時とその撮影プランに対する直近のキャリブレーション日時との時間差があらかじめ設定された時間以上か否かを判断する。警告表示制御部37は、判断部80によって、処理部36から入力された、撮影プランが設定された日時とその撮影プランに対する直近のキャリブレーション日時との時間差があらかじめ設定された時間以上と判断されたときに、警告等のメッセージを表示装置27の画面に表示する。
上記の警告等のメッセージは、背景色、文字の表示色、文字の大きさ、アイコン、音等の任意の手段を組み合わせた警告表示でもよい。
調整状況表示制御部38は、処理部36から入力された、調整日時記録部33に記録されている調整日時を表示装置27に表示する。そのとき、操作ボタンの操作の実行頻度の高い順に調整日時を一覧表示するようにしてもよい。
また、調整状況表示制御部38は、処理部36から入力された、キャリブレーション実施日時記録部35に記録されているキャリブレーション実施日時を表示装置27に表示する。そのとき、撮影プランの設定頻度の高い順にキャリブレーション実施日時を表示するようにしてもよい。これにより、操作者が簡便にキャリブレーションされていない撮影プランを確認することが可能となる。
[動作の説明]
次に、基本的な処理の流れを示すために、図3の入力装置26と表示装置27を備えた表示画面を参照して、基本的な操作について説明する。
図3において、画面40の左側には、X線CT装置の基本的な操作を行うための操作ボタンが配置されている。基本的な操作ボタンとして、予約を行う予約ボタン41と、撮影を行うための撮影ボタン42と、観察を行うための観察ボタン43と、ファイルボタン44と、管理を行うための管理ボタン45と、終了するための終了ボタン46がある。
予約ボタン41が押されると、予約業務が開始する。予約業務では、検査を行う患者の基本情報として、患者ID、氏名、性別、生年月日、年齢、体重、身長、住所、連絡先などを入力・表示・修正するとともに、その患者に関する検査予約情報として、検査日時、検査場所、検査コメント、主治医などの情報を入力・表示・編集することができるようになっている。
撮影ボタン42が押されると、撮影業務が開始する。撮影業務は、予約業務で登録された予約検査を実施するためのものである。図3の画面は、撮影ボタン42が押されたときに表示される画面である。画面には、検査を行う患者基本情報や検査予約情報が枠47に表示され、枠48には、撮影プランが表示される。枠49には、撮影画像が表示される。撮影プランボタン50は、複数の撮影プランから1つの撮影プランを選択して枠48に表示するためのボタンである。撮影プラン設定ボタン51は、枠48に表示されている撮影プランに設定するためのボタンであり、このボタンを操作することにより、撮影プランを設定することができる。Startボタン52は、撮影を開始するための操作ボタンであり、Abortボタン53は撮影を中止するボタンである。
調整日時入力ボタン54は、各操作ボタン(操作手段)に割り付けられた機能に係る要部の調整を行ったときの日時または、撮影プラン毎のキャリブレーションを実施したときの日時を入力するときのボタンである。この調整日時入力ボタンを操作することにより、調整日時とキャリブレーション実施日時を入力するための画面を画面40に表示する。
ここで、各操作ボタン(操作手段)に割り付けられた機能に係る要部は、例えば、Startボタン52では、図1で示される高電圧発生装置14と、X線源15と、X線検出器16と、データ収集装置17と、回転架台18と、架台駆動装置19と、スキャン制御部20と、前処理部21と、X線投影データ記憶部22と、再構成処理部23と、画像記憶部24と、画像処理部25と、表示装置(表示手段)27である。
調整状況表示ボタン55は、図2で示された調整日時記録部33に記録された調整日時を画面40に表示するボタンである。この調整状況表示ボタン55が操作されると、図2で示された処理部36によって、調整日時記録部33に記録された調整日時を読み出し、調整状況表示制御部38に出力する。そして、調整状況表示制御部38は、その調整日時を表示装置27の画面に出力する。
図4は、そのとき画面40に表示される調整日時の一覧表の一例を示す図である。一覧表56は、欄57に各操作ボタンの名称を示し、欄58には、各操作ボタンの使用回数を示し、欄59には、調整実施日が表示されている。また、次ページボタン60は、この一覧表56の次のページを表示するためのボタンである。さらに、操作画面へボタン61は、図3で示される操作画面を表示するためのボタンである。
図3で示されたキャリブレーション実施状況表示ボタン62は、図2で示されたキャリブレーション実施日時記録部35に記録されたキャリブレーション実施日時を画面40に表示するボタンである。このキャリブレーション実施状況表示ボタン62が操作されると、図2で示された処理部36によって、キャリブレーション実施日時記録部35に記録されたキャリブレーション実施日時を読み出し、調整状況表示制御部38に出力する。そして、調整状況表示制御部38は、そのキャリブレーション実施日時を表示装置27の画面に出力する。
図5は、そのとき画面40に表示されるキャリブレーション実施日時の一覧表の一例を示す図である。一覧表63は、欄64に各撮影プラン番号を示し、欄65には、撮影プラン名を示し、欄66には、各撮影プランの使用回数を示し、欄67には、キャリブレーション実施日が表示されている。また、次ページボタン68は、この一覧表63の次のページを表示するためのボタンである。さらに、操作画面へボタン69は、図3で示される操作画面を表示するためのボタンである。
図3で示されるStartボタン52が操作された場合には、撮影開始が指示され、患者基本情報、検査予約情報、検査実施情報をもとに、撮影詳細条件を算出して撮影を行い、撮影データをもとに撮影画像を作成してその画像が作成されて枠49に表示される。Abortボタン53が操作された場合には、撮影を中止する。
観察ボタン43が押されると、観察業務が開始する。観察業務は、過去に撮影した画像を表示するためのものである。ファイルボタン44は、撮影した画像をネットワーク経由で外部の画像管理システムとやりとりしたり、イメージャやプリンタなどに画像を印刷したり、MODやDVDなどのオフラインメディアに対して撮影した画像に書き込みや読み出しを行うものである。管理ボタン45は、医用診断装置の設定変更や点検・保守を行うためのものである。終了ボタン46は、医用診断装置を終了させるためのボタンである。
次に、図3で示した装置の画面40での操作ボタンが調整されてから所定の時間以上経過した場合の動作を説明する。
一例として、Startボタン52を操作したときに作動する機器の最新の調整が2004年10月1日に行われ、所定の時間として30日とした場合に、Startボタンを操作した日が2004年12月1日だったとする。そのとき、Startボタン52が操作されると、図2で示された使用日時記録部32に2004年12月1日という使用日時が記録される。また、調整日時記録部33には、2004年10月1日が記録されている。Startボタン52を操作することにより、処理部36は、使用日時記録部32に記録された日時と調整日時記録部33に記録された最新の調整日時との差を演算する。その結果を警告表示制御部37に出力する。警告表示制御部37は、記憶された所定の日時と比較して、その差の方が大きいので、警告等のメッセージを表示装置27に表示させる。
図6は、そのときの表示画面を示す図である。画面40には、操作画面の画像を表示する枠上に警告文と調整日が記載されたテキストボックス70が表示される。これにより、Startボタンを押すことにより動作する機器の調整が必要なことを利用者に知らせることができる。
次に、図3で示した装置の画面でのある撮影プランに対してのキャリブレーションが実施されてから所定の時間以上経過した場合の動作を説明する。
一例として、その撮影プランに対する最新のキャリブレーションが2004年10月1日に行われ、所定の時間として30日とした場合に、撮影プランを設定した日が2004年12月1日だったとする。そのとき、撮影プランが設定されると、図2で示された撮影プラン使用日時記録部34に2004年12月1日という使用日時が記録される。また、キャリブレーション実施日時記録部35には、2004年10月1日が記録されている。撮影プランを設定することにより、処理部36は、撮影プラン使用日時記録部34に記録された日時とキャリブレーション実施日時記録部35に記録された最新のキャリブレーション実施日時との差を演算する。その結果を警告表示制御部37に出力する。警告表示制御部37は、記憶された所定の日時と比較して、その差の方が大きいので、警告等のメッセージを表示装置27に表示させる。
図7は、そのときの表示画面を示す図である。画面40には、操作画面の画像を表示する枠上に警告文とキャリブレーション実施日が記載されたテキストボックス71が表示される。これにより、その撮影プランに対するキャリブレーションが必要なことを利用者に知らせることができる。
以上のように、本発明によれば、医用診断装置を構成する部品の使用状態に基づいて、今回実施する保守作業の作業メニュー(消耗部品の交換)を行った場合に、調整が行われなかったものについては、あるいは、キャリブレーションが長時間行われなかった場合は、それに関わる撮影が行われる前に、警告を表示することによって、画像にノイズが出ることを事前に防止することで、医用診断装置を適正に使用できる。
なお、本実施形態においては、医用診断装置として、X線CT装置を用いた例を示したが、X線CT以外の医用診断装置であるMRI装置やX線装置に適用することもできる。
本発明の実施形態に係る医用診断装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置のメッセージ表示制御部のブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置の操作画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置の操作画面で調整状況表示ボタンを操作したときに表示される表示画面の一例である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置の操作画面でキャリブレーション実施状況表示ボタンを操作したときに表示される表示画面の一例である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置の警告等のメッセージを表示する画面の一例である。 本発明の実施形態に係る医用診断装置の警告等のメッセージを表示する画面の一例である。
符号の説明
10 X線CT装置
11 架台装置
12 操作コンソール部
13 寝台装置
14 高電圧発生装置
15 X線源
16 X線検出器
17 データ収集装置
18 回転架台(ガントリ)
19 架台駆動装置
20 スキャン制御部(制御手段)
21 前処理部
22 X線投影データ記憶部
23 再構成処理部
24 画像記憶部
25 画像処理部
26 入力装置(入力手段)
27 表示装置(表示手段)
28 撮影プラン記憶部
29 メッセージ表示制御部(メッセージ表示制御手段)

Claims (4)

  1. 撮影手段を含む画像を形成する各要部と、表示手段と操作手段とを備えた医用診断装置において、
    前記操作手段に割り付けられた機能に係る要部が調整された日時を記録する調整日時記録手段と、
    所定の操作手段が操作された日時が前記調整日時記録手段で記録された前記所定の操作手段の最新調整日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、
    所定の時間経過があったと判断された場合に、前記表示手段に未調整である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたことを特徴とする医用診断装置。
  2. 前記メッセージ表示制御手段は、前記調整日時記録手段で記録された最新の調整日時と、前記所定の操作手段が操作された使用日時を前記表示手段に表示させる調整状況表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の医用診断装置。
  3. 撮影手段を含み画像を形成する各要部と、記憶手段と表示手段と入力手段を備え、
    あらかじめ前記記憶手段に少なくとも1つの検査条件を含む複数の撮影プランが記憶されており、
    前記入力手段から前記撮影プランのうちいずれかを指定して、その撮影プランに従って撮影を行う医用診断装置において、
    前記撮影プランごとのキャリブレーション実施日時を記録するキャリブレーション実施日時記録手段と、
    所定の撮影プランが設定された日時が前記キャリブレーション実施日時記録手段に記録された前記所定の撮影プランの最新キャリブレーション実施日時から所定の時間経過しているか否かを判断する判断手段と、
    所定の時間経過していると判断された場合に、前記表示手段にキャリブレーション未実施である旨のメッセージを表示させるメッセージ表示制御手段を備えたことを特徴とする医用診断装置。
  4. 前記メッセージ表示制御手段は、前記キャリブレーション実施日時記録手段で記録された最新のキャリブレーション実施日時と、所定の撮影プランが設定された日時を前記表示手段に表示させる調整状況表示制御手段を備えることを特徴とする請求項3記載の医用診断装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252951A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Hitachi Medical Corp X線ct装置およびこれを用いたデータ取得方法
JP2011160945A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Fujifilm Corp 放射線画像撮影装置および方法並びにプログラム
JP2015100463A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社東芝 X線ct装置

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