JP6081168B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT装置は、被検体に対してX線を照射し、被検体を透過したX線を検出器が受け、検出器により検出されたX線量をA/D変換し、変換されたデータを再構成することによりX線CT画像を取得するものである(例えば、特許文献1)。X線CT画像は、モニタ上に表示され、画像診断用として広く一般的に使用されている。
X線により被検体を撮影するCT検査では、被検体の頭部、胸部、腹部などの撮影部位が撮影される。CT検査に際し、X線CT装置の操作者は撮影条件を決める。ここで、撮影条件とは、管電圧、管電流、撮影レイト、曝射時間、スライス厚を含むX線出力に関連する条件のことをいう。これらの条件の増減は、そのまま被検体の被ばく量の増減に関連する。画質を最適にして被ばく量を極力小さくするため、撮影条件は被検体個人の単位で細かく設定される。たとえば、乳幼児、大人などの被検体の体型(痩せ、標準、肥満)に応じた、個人単位での撮影条件が設定される。
近年のX線CT装置の技術向上により、多様なCT検査ができるようになってきている。CT検査が多様になっていくなかで、操作ミスによるCT検査が無駄や必要以上にX線を照射する撮影条件になるおそれがある。操作ミスを防ぎ、さらに、容易に操作するように、CT検査ごとの撮影条件について検査プロトコルを用いて設定することが一般的になってきている。検査プロトコルは、X線CT装置に予め設定・記憶されている。
検査プロトコルとしては、乳幼児向け、小児向け、及び大人向けがある。さらに、被検体の体型に対応したものがある。操作者は、被検体が乳幼児、小児、及び大人のいずれであるかを確認し、さらに、被検体の体型を確認し、被検体の体型に対応する検査プロトコルを入力部から選択し、CT検査を実施している。
検査プロトコルを選択するとき、被検体のCT検査の履歴があれば、それを参照して選択することで、撮影条件を設定するときの作業効率を上げることができる。なお、過去のCT検査時に標準体型であった被検体が、今回のCT検査時には、痩せ体型や肥満体型であったりすることが少なからずあるため、選択するとき注意が必要となる。
特開2001−104297号公報
しかしながら、CT検査において、操作者が被検体の体型を確認するときに間違いが生じ得る。また、入力部を用いて検査プロトコルを選択するときに間違いが生じ得る。これらの間違いは、撮影条件の設定ミスにつながるという問題点があった。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、撮影条件の設定ミスを回避することが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態のX線CT装置は、記憶部と、体型算出手段と、判断手段と、報知手段とを有する。記憶部は、入力部の操作により指定された被検体の体型の第1の種類を記憶する。体型算出手段は、被検体の身長および体重を含む身体情報を受けて、被検体の体型の第2の種類を求める。判断手段は、求められた体型の第2の種類が記憶された体型の第1の種類に属するかどうかを判断する。報知手段は、判断手段の判断を受けて、求められた体型の第2の種類が前記記憶された体型の第1の種類に属しているかどうかを報知する。
第1実施形態に係るX線CT装置の構成ブロック図。 被検体の体型の第1の種類と第2の種類との関連性を示す図。 各テーブルを示すブロック図。 第1テーブルを示す図。 第2テーブルを示す図。 数値により区分けされた被検体の体型の第2の種類を示す図。 撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャート。 CT検査の一連の流れを示すフローチャート。 第2実施形態に係る第4テーブルを示す図。 撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャート。 第3実施形態において、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャート。 第4実施形態において、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャート。 第5実施形態において、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャート。 変形例において、第1の種類に対する第2の種類のずれの許容範囲を示す図。
[第1実施形態]
X線CT装置の第1実施形態について各図を参照して説明する。図1は、X線CT装置の構成ブロック図である。
図1に示すように、X線CT装置は、架台10、寝台装置20及びコンソール部30を有して構成される。X線CT装置は、ネットワークを介して、病院情報システム(Hospital Information System:HIS)及び放射線科情報システム(Radiology Information System:RIS)に接続されている。
架台10は操作部18及び報知手段100を有している。コンソール部30は、制御部40、駆動制御部45、表示制御部50、入力部60、報知手段70を有している。制御部40は、記憶部41、体型算出手段42、判断手段43、及び、撮影条件算出手段44を有している。
撮影条件の設定ミスを回避するために、操作部18、記憶部41、体型算出手段42、判断手段43、撮影条件算出手段44、入力部60、報知手段70、及び、報知手段100が設けられている。
(操作部)
架台10の操作部18はコンソール部30の入力部60と同じ機能を有する。同様に、架台10の報知手段100はコンソール部30の報知手段70と同じ機能を有する。操作部18及び報知手段100を用いることにより、撮影部位、撮影条件の設定、X線CT画像の表示及び編集操作を行なうことができるように構成されている。
図2は、被検体の体型の第1の種類と第2の種類との関連性を示す図である。図2の左側に第1の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満”)を示す。制御部40は、操作部18及び入力部60のいずれかの操作を受けて、被検体の体型の第1の種類を指定する。ここでは、第1の種類として、大人の体型の種類の例を示す。なお、第1の種類としては、乳幼児の体型の種類、小児の体型の種類も設けられているが、同様であるため、その説明を省略する。
(記憶部)
図3は、各テーブルを示すブロック図である。図1及び図3に示すように、記憶部41は、入力部60等の操作により指定された第1の種類を記憶する。記憶部41は、第1テーブル411及び第2テーブル412を有している。
図4は第1テーブルを示す図である。図4に示すように、第1テーブル411は、被検体の体型の種類が数値により区分けされた第2の種類を予め記憶する。図2の右側に第2の種類を示す。また、第1テーブル411は、第2の種類の一つを標準体型として記憶する。さらに、第1テーブル411は、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧、管電流及び撮影レイトを含む第2の種類の標準撮影条件を絶対値で表し、標準体型のものとして記憶する。
第2テーブル412は、残りの第2の種類について、その体型に応じて予め定められ、第2の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを標準撮影条件に対応する比率(相対値)で表し、残りの第2の種類に関連づけて記憶する。なお、パラメータを絶対値として表してもよい。
図5は第2テーブル412を示す図である。図5に撮影部位(頭部検査用、腹部検査用、四肢検査用)に応じたパラメータを示す。ここでは、体型の第2の種類“標準”と関連づけられたパラメータを“1.00”とする。
たとえば、腹部検査用に応じたパラメータとしては、体型の第2の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満レベル1”、“肥満レベル2”、“肥満レベル3”、“肥満レベル4”)に関連づけて、パラメータ(“0.90”、“1.00”、“1.05”、“1.08”、“1.12”、“1.20”)が第2テーブル412に記憶されている。
(体型算出手段)
体型算出手段42は、被検体の身体情報(検査、年齢、性別、身長、体重)を受けて、被検体の第2の種類を求める。身体情報は、病院情報システム(HIS)や放射線科情報システム(RIS)から自動的に取得される。
体型算出手段42は、次の式を用いて、体格指数(Body Mass Index:BMI)を求める。
BMI=w/t (1)
ここで、wは体重[kg]、tは身長[m]を示す。
図6は、数値により区分けされた被検体の体型の第2の種類を示す図である。図6に示すように、体型算出手段42は、身長、体重を基に、BMI(18.5未満、18.5以上25未満、25以上30未満、30以上35未満、35以上40未満、40以上)を算出することで、体型の第2の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満レベル1”、“肥満レベル2”、“肥満レベル3”、“肥満レベル4”)を求める。なお、体型の第2の種類は、図6に示すものに限定されない。また、用いられる式は、上式(1)に限定されない。
(判断手段)
判断手段43は、体型算出手段42により求められた第2の種類が、記憶部41に記憶された第1の種類に属するかどうかを判断する。いずれの第2の種類がどの第1の種類に属するかの属否の態様は、予め定められている。なお、操作部18等の操作を受けて、制御部40が属否の態様を変更するように構成してもよい。
一例として、判断手段43は次のように判断をする。(A)求められた第2の種類が“痩せ”であって、入力部60等の操作により指定され、記憶された第1の種類が“痩せ”のとき、「属する」の判断をする(図2に“A1”で示す)。“痩せ”以外の第1の種類のとき、「属しない」の判断をする。(B)また、求められた第2の種類が“標準”であって、入力部60等の操作により指定され、記憶された第1の種類が“標準”のとき、「属する」の判断をする(図2に“B1”で示す)。“標準”以外の第1の種類のとき、「属しない」の判断をする。(C)さらに、求められた第2の種類が“肥満レベル1”、“肥満レベル2”、“肥満レベル3”、及び、“肥満レベル4”のいずれかであって、入力部60等の操作により指定され、記憶された第1の種類が“肥満”のとき、「属する」の判断をする(図2に“C1”で示す)。“肥満”以外の第1の種類のとき、「属しない」の判断をする。
また、判断手段43は、選出された体型の第2の種類が、第2の種類の標準体型(“標準”)または残りの種類(“痩せ”、“肥満レベル1”、“肥満レベル2”、“肥満レベル3”、“肥満レベル4”)のいずれかであるかを判断する。
(報知手段)
報知手段70は、判断手段43の判断結果を受けて、体型算出手段42により求められた第2の種類が第1の種類に属しているかどうかを報知する。
報知手段70は、判断結果を表示するディスプレイである。表示制御部50は、「第2の種類が第1の種類に属している」及び「第2の種類が第1の種類に属している」のいずれかの判断結果を報知手段70に表示させる。なお、これらの判断結果を色分けにより識別して表示させてもよい。それにより、操作者は、被検体の体型に係る撮影条件の設定ミスをしたかどうかを確認することができるため、設定ミスを回避することができる。
なお、報知手段70としては、判断結果が色分けで表示されるディスプレイと、判断結果が異なる警告音で識別されるブザーとを組み合わせたものであってもよい。
表示制御部50は、判断結果を架台10の報知手段100にも表示させる。それにより、作業者は、架台10及びコンソール部30のどちらにいても、撮影条件の設定ミスをしたかどうかを確認することができる。
また、報知手段70、100には、操作部18または入力部60により指定された撮影条件が表示される。
このように、報知手段70、100には、判断手段43による判断結果が表示され、さらに、操作部18等により指定された撮影条件が表示される。これらの表示内容を確認した後に、X線撮影に移行することとなる。
なお、X線撮影に移行する前に、撮影条件を再設定してもよく、しなくてもよい。また、X線撮影において用いられる撮影条件を、第2の種類が第1の種類に属しているかどうかの判断手段43の判断結果に関係づけてもよく、関係づけなくてもよい。さらに、用いられる撮影条件を、第1の種類の標準撮影条件に基づいて求めてもよく、第2の種類の標準撮影条件に基づいて求めてもよい。なお、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧、管電流及び撮影レイトを含む第1の種類の標準撮影条件は、標準体型と関連づけて第3テーブル413に記憶される(図3参照)。
(撮影条件算出手段)
第1実施形態では、撮影条件算出手段44は、第2の種類が第1の種類に属しているかどうかの判断手段43の判断結果に関係なく、パラメータを用いて、第2の種類の標準撮影条件(管電圧、管電流、撮影レイト、曝射時間、スライス厚等)に基づいてX線撮影において用いられる撮影条件を求める。
なお、X線撮影において用いられる撮影条件を、第2の種類が第1の種類に属しているかどうかの判断手段43の判断結果に関係づけたものについて、また、X線撮影において用いられる撮影条件を、第1の種類の標準撮影条件に基づいて求めるものについては、他の実施形態として後述する。
撮影条件算出手段44は、判断手段43により第2の種類が“標準”であると判断されたとき、第2の種類の標準撮影条件に、第2テーブル412に記憶されたパラメータ“1.00”を積算することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。なお、第2の種類が“標準”と判断されたとき、撮影条件算出手段44は、第2の種類の標準撮影条件をこのまま変更せずに、撮影条件として求めてもよい。なお、撮影条件算出手段44が第2の種類の標準撮影条件を求めるとは、これらのことをいう。
また、撮影条件算出手段44は、判断手段43により第2の種類が残りの種類のいずれかであると判断されたとき、残りの種類に関連づけられ、第2テーブル412に記憶されたパラメータを用いて第2の種類の標準撮影条件を変更することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。
次式を用いて、標準撮影条件をパラメータで積算することにより変更する。
V=Va*p (2)
ここで、VをX線撮影において用いられる撮影条件の管電圧、Vaを標準撮影条件の管電圧、pをパラメータとする。
なお、X線撮影において用いられる管電流を含む他の撮影条件も、管電圧と同様にパラメータを用いて求められる。
このように、撮影条件を相対化した第2テーブル412を用いて、標準撮影条件を被検体の体型に応じた撮影条件に変更することで、標準撮影条件を一つ作るだけでよく、体型毎の撮影条件を作る必要がない。
(動作)
次に、撮影条件を設定するときの動作について、図7を参照して説明する。図7は撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、コンソール部30は、HIS等から被検体の情報の読み取りを行う(S101)。
次に、体型算出手段42は、読み取られた被検体の身体情報(身長、体重を含む)から体型の第2の種類を求める(S106)。求められた第2の種類は、図6に示す第2の種類のいずれかに該当する。
前後して、操作部18または入力部60の操作により、撮影部位及び体型の第1の種類を指定する(S102)。図2に示す第1の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満”)のいずれかが指定される。
次に、判断手段43は、指定された第1の種類に第2の種類が属するかどうかを判断する(S103)。
第1の種類に第2の種類が属すると判断手段43が判断したとき(S103:Yes)、表示制御部50は、判断手段43による判断結果「属する」を報知手段70、100に表示させる(S104)。
次に、撮影条件算出手段44は、判断手段43により第2の種類が“標準”を含むいずれかであると判断されたとき、その種類に関連づけられたパラメータ(第2テーブル412に記憶されたパラメータ)を用いて第2の種類の標準撮影条件(管電圧、管電流、撮影レイト等)を変更することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める(S105)。
第1の種類に第2の種類が属しないと判断手段43が判断したとき(S103:No)、表示制御部50は、判断手段43による判断結果「属しない」を報知手段70、100に表示させる(S107)。また、表示制御部50は、報知手段70、100に、「求められる撮影条件を優先」、「再指定」のアイコンを表示させる。
次に、判断結果「属しない」の確認がされ、「求められる撮影条件を優先」のアイコンが操作部18等の操作により選択されると(S108:CASE=1)、第2の種類の標準撮影条件に基づいて、X線撮影において用いられる撮影条件を求めるステップS105に移行する。すなわち、撮影条件算出手段44は、第2の種類が第1の種類に属しているかどうかの判断手段43の判断結果に関係なく、第2の種類の標準撮影条件に基づいてX線撮影において用いられる撮影条件を求める。
ステップS108において、「再指定」のアイコンが操作部18等の操作により選択されると(CASE=2)、操作部18等の操作により、制御部40が撮影部位及び、体型の第1の種類を指定するステップS102に移行する。
以上のようにして、X線撮影において用いられる撮影条件が設定される。第1実施形態では、撮影条件を設定するときに、体型算出手段42により求められた第2の種類の標準撮影条件を優先的に用いることが可能となる。
〔その他の構成〕
次に、X線CT装置のその他の構成について図1を参照して簡単に説明する。
架台10は、回転部11を被検体Pの周りに回転可能に支持する。回転部11には、その回転中心軸を間にして対向配置されたX線源16とX線検出部17とを有している。その結果、架台10は、X線源16を被検体Pの周りに回転可能に支持する。X線源16は、被検体Pの体軸方向に広がり角(コーン角)をもってX線を被検体Pに照射する。
架台10には、それらの他に、回転駆動部12、データ収集部14、及び高電圧発生部15が設けられている。
回転駆動部12は回転中心軸を中心にして回転部11を回転させる。
データ収集部14は、X線検出部17の各X線検出素子と同様にアレイ状に配列されたデータ収集素子を有し、X線検出部17により検出されたX線ビーム(実際には検出信号)を、制御部40により出力されたデータ収集信号に対応させて収集する。この収集されたデータがX線投影データとなる。
高電圧発生部15は、制御部40の制御信号を受けて、X線源16に高電圧を供給する。X線源16は、高電圧発生部15からの供給された高電圧によって、被検体Pの体軸方向(後述するスライス方向)に広がり角を有するコーン状、又は後述するチャンネル方向に広がり角を有するファン状などのX線ビームを照射する。
X線検出部17は、X線源16から照射され、被検体Pを透過したX線ビームを検出する。X線検出部17は、X線検出素子を互いに直交する2方向(スライス方向及びチャンネル方向を成す)それぞれにアレイ状に複数配列され、これにより2次元のX線検出部17を成している。X線検出素子は、スライス方向に例えば320列並べられ、チャンネル方向に例えば1000列並べられている。
次に、寝台装置20について、図1を参照にして説明する。寝台装置20は、寝台天板21と、操作部18の操作による指示を受けて、寝台天板21を移動させる寝台駆動部22、23とを有している。
寝台天板21には被検体Pが載置される。寝台天板21は、被検体Pを載せ、被検体Pの体軸方向(水平方向)に移動可能となっている。
駆動制御部45は、回転部11の1回転当たりの寝台天板21の移動量で寝台天板21を移動させるための制御信号を寝台駆動部22に送る。寝台駆動部22は、操作部18からの操作情報(撮影位置)に基づき、寝台天板21を被検体Pの体軸方向に移動させる。
また、駆動制御部45は、寝台天板21を移動させるための制御信号を寝台駆動部23に送る。寝台駆動部23は、操作部18からの操作情報に基づき、寝台天板21を上下方向に移動させる。
駆動制御部45は、高電圧発生部15に対してX線ビーム発生を制御するX線ビーム発生制御信号を出力し、回転駆動部12に対して架台制御信号を出力し、データ収集部14に対してデータ収集制御信号を出力し、回転駆動部12及び寝台駆動部22、23に対して診断開始の指示を与える。
コンソール部30は、前処理部31、画像再構成処理部32及び画像記憶部33を有している。前処理部31は、データ収集部14から出力されたX線投影データに感度補正やX線強度補正を施す。画像再構成処理部32は、前処理部31から出力されたX線投影データを公知の逆投影処理方法によりX線CT画像データを再構成する。再構成されたX線CT画像データは画像記憶部33に一時的に記憶される。
(動作)
次に、X線CT装置を用いたX線撮影の動作について図8を参照して説明する。図8は、CT検査の一連の流れを示すフローチャートである。
X線撮影においては、まず、撮影条件を設定する(S201)。なお、撮影条件の設定については、図7を参照して前述したので、ここではその説明を省略する。
次に、表示制御部50は、報知手段70、100に撮影条件を表示させる(S202)。それにより、操作者が撮影条件を確認した上で、X線撮影に移行することができる。
次に、制御部40は、撮影開始するかどうかを判断する(S203)。制御部40が撮影開始であると判断すると(S203:Yes)、X線撮影が実施される(S204)。
次に、制御部40は、X線撮影の追加/継続をするかどうか判断する(S205)。X線撮影の追加/継続をしないと制御部40が判断したとき(S205:No)、撮影情報を記録し(S206)、CT検査を終了する。
X線撮影の追加/継続をすると制御部40が判断したとき(S205:Yes)、撮影条件の表示(S202)に戻る。
X線撮影の開始かどうかを判断するステップS203において、X線撮影の開始をしないとき(S203:No)、撮影条件の変更に移行する(S207)。移行した後、撮影条件の表示(S202)に戻る。
以上のように、作業者が、撮影条件を確認した後に、X線撮影を実施するようになっている。
[第2実施形態]
次に、X線CT装置の第2実施形態について図3、図7、図9、及び図10を参照して説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
第1実施形態では、図7に示すように、第1の種類に第2の種類が属さないとき(S103:No)、判断結果を報知し(S107)、次に、ステップS108で、CASE=1を選択して、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412を用いて、撮影条件を設定するか、CASE=2を選択して、指定された撮影条件を再指定するようにしていた。すなわち、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412を用いた撮影条件の設定、及び、撮影条件の再指定のいずれかを選択するものであった。
これに対し、第2実施形態では、それらの選択に加えて、CASE=3を選択して、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を設定するように構成されている。
(記憶部)
図3に示すように、記憶部41は、第3テーブル413及び第4テーブル414をさらに有している。第3テーブル413は、被検体の体型の第1の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる第1の種類の標準撮影条件を関連づけて記憶する。この実施形態では、第1の種類の標準撮影条件は第2の種類の標準撮影条件と同じある。また、第3テーブル413は図4に示す第1テーブル411と同じである。そのため、それらの説明を省略する。また、以下の実施形態でも、それらの標準撮影条件、及びそれを記憶したテーブルは、第2の種類の標準撮影条件及び第1テーブル411と同じものとする。なお、それらの標準撮影条件、テーブルを第2の種類の標準撮影条件、第1テーブルと異ならせてもよいことはいうまでもない。
図9は第4テーブルを示す図である。図9に体型の第1の種類として“痩せ”、“標準”、“肥満”を示し、それらの種類に関連づけられたパラメータを、撮影部位(頭部検査用、腹部検査用、四肢検査用)毎に示す。ここでは、体型の第1の種類“標準”に関連づけられたパラメータを“1.00”とする。
第4テーブル414は、図9に示すように、標準体型以外の残りの第1の種類についは、その体型に応じて定められ、標準撮影条件を変更するパラメータを残りの種類に関連づけて記憶する。たとえば、腹部検査用に応じたパラメータとしては、体型の第1の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満”)に連づけて、パラメータ(“0.90”、“1.00”、“1.10”)が第4テーブル414に記憶されている。
(動作)
次に、第2実施形態において、撮影条件を設定するときの動作について図10を参照して説明する。図10は、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャートである。なお、動作説明においても、第1実施形態と異なる動作を主に説明し、同様な動作についてはその説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、図10に示すように、ステップS108で、CASE=1またはCASE=2が選択される(図7のステップS106参照)。
CASE=1が選択されたとき、撮影条件算出手段44は、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412(図5参照)を用いて、撮影条件を求める。
CASE=2が選択されたとき、制御部40は、ステップS102に戻り、指定された撮影条件の再指定を可能にする。
図10に示すように、第2実施形態では、「指定された撮影条件を優先」のアイコンの表示、操作部18等の操作により「指定された撮影条件を優先」のアイコンを指定することによる選択(CASE=3の選択)ができる点が第1実施形態と異なる。
CASE=3が選択されたとき、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414(図9参照)を用いて、撮影条件を求める(S109)。なお、第1の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満”)は、操作部18または入力部60の操作により指定され、記憶部41に記憶されている。
撮影条件算出手段44は、記憶された第1の種類が“標準”であるとき、第1の種類の標準撮影条件に、第4テーブル414に記憶されたパラメータ“1.00”を積算することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。なお、第1の種類が“標準”と判断されたとき、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件を変更することなく、撮影条件として求めてもよい。なお、撮影条件算出手段44が第1の標準撮影条件を求めるとは、これらのことをいう。
また、撮影条件算出手段44は、記憶された第1の種類が残りの種類“痩せ”、“肥満”のいずれかであるとき、残りの種類に関連づけられ、第4テーブル414に記憶されたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。
第2実施形態では、撮影条件を設定するときに、体型算出手段42により求められた第2の種類の標準撮影条件を優先的に用いる中で、第1の種類の標準撮影条件を用いる選択肢を残すことが可能となる。
[第3実施形態]
次に、X線CT装置の第3実施形態について図3及び図11を参照して説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
第1実施形態では、第1の種類に第2の種類が属するとき、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412を用いた撮影条件の設定をし(図7のステップS103、S105参照)、また、第1の種類に第2の種類が属さないとき、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412を用いた撮影条件の設定、及び、撮影条件の再指定のいずれかを選択するものであった(図7のステップS103、S107−S108参照)。
これに対して、第3実施形態では、第1の種類に第2の種類が属するとき(図11に示すステップS303:Yes)、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いた撮影条件の設定をし(図11に示すステップS305)、また、第1の種類に第2の種類が属さないとき(図11に示すステップS303:No)、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いた撮影条件の設定または、撮影条件の再指定のいずれかを選択(図11に示すステップS308)するように構成されている。
なお、第1の種類に第2の種類が属さないとき、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412用いた撮影条件を設定するものについては、第4実施形態で説明する。
(記憶部)
図3に示すように、記憶部41は、第3テーブル413及び第4テーブル414を有している。第3テーブル413及び第4テーブル414は図4及び図9を用いて、すでに説明したので、ここではそれらの説明を省略する。
(動作)
次に、第3実施形態において、撮影条件を設定するときの動作について図11を参照して説明する。図11は撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャートである。なお、動作説明においても、第1実施形態と異なる動作を主に説明し、同様な動作についてはその説明を省略する。
第3実施形態の動作が第1実施形態と異なるのは、第1の種類に第2の種類が属するとき、撮影条件算出手段44が第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求めこと、及び、第1の種類に第2の種類が属しないとき、選択のステップで、撮影条件算出手段44が第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求めることである。
第3実施形態では、図11に示すように、第1の種類に第2の種類が属するとき(S303:Yes)、判断結果を報知し(S304)、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求める(S305)。なお、第1の種類(“痩せ”、“標準”、“肥満”)は、操作部18または入力部60の操作により指定され、記憶部41に記憶されている。
撮影条件算出手段44は、記憶された第1の種類が“標準”であるとき、第1の種類の標準撮影条件に、第4テーブル414に記憶されたパラメータ“1.00”を積算することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。なお、第1の種類が“標準”であるとき、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件を変更することなく、これを撮影条件として求めてもよい。なお、撮影条件算出手段44が第1の種類の標準撮影条件を求めるとは、それらのことをいう。
また、撮影条件算出手段44は、記憶された第1の種類が残りの種類“痩せ”、“肥満”のいずれかであるとき、残りの種類に関連づけられ、第4テーブル414に記憶されたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める。
また、第1の種類に第2の種類が属さないとき(S303:No)、判断結果を報知する(S307)。すなわち、「指定された第1の種類に第2の種類が属さない」との結果が報知手段70,100に表示される。
このとき、報知手段70,100には、「指定された撮影条件を優先」、「再指定」のアイコンが表示される。
操作者は、これらの表示を確認して、操作部18等の操作により、いずれかのアイコンを選択する。
ステップS308で、CASE=1が選択されたとき、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求める(S305)。
CASE=2が選択されたとき、制御部40は、ステップS302に戻り、指定された撮影条件の再指定を可能とする。
以上のように、X線撮影で用いられる撮影条件が設定される。第3実施形態では、撮影条件を設定するときに、操作者が指定した第1の種類の標準撮影条件を優先的に用いることが可能となる。
[第4実施形態]
次に、X線CT装置の第4実施形態について図3及び図12を参照して説明する。なお、第4実施形態において、第3実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
(記憶部)
図3に示すように、第3実施形態の記憶部41が第3テーブル413及び第4テーブル414を有していたのに対し、第4実施形態の記憶部41は、さらに、第1テーブル411及び第2テーブル412を有している。第1テーブル411及び第2テーブル412は図4及び図5を用いて、すでに説明したので、ここではそれらの説明を省略する。
(動作)
次に、第4実施形態において、撮影条件を設定するときの動作について図12を参照して説明する。図12は、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャートである。なお、動作説明においても、第3実施形態と異なる動作を主に説明し、同様な動作についてはその説明を省略する。
第4実施形態では、第3実施形態と同様に、図12に示すように、ステップS308で、CASE=1またはCASE=2が選択される(図11のステップS308参照)。
CASE=1が選択されたとき、撮影条件算出手段44は、第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求める(S305)。
CASE=2が選択されたとき、制御部40は、ステップS302に戻り、指定された撮影条件の再指定を可能にする。
図12に示すように、第4実施形態では、「求められる撮影条件を優先」のアイコンが
表示される点、及び、操作部18等の操作により「求められる撮影条件を優先」のアイコンを指定することによる選択(CASE=3の選択)ができる点が第3実施形態と異なる。
CASE=3が選択されたとき、撮影条件算出手段44は、判断手段43により第2の種類が“標準”を含むいずれかであると判断されたとき、その種類に関連づけられたパラメータ(第2テーブル412に記憶されたパラメータ)を用いて第2の種類の標準撮影条件(管電圧、管電流、撮影レイト等)を変更することにより、X線撮影において用いられる撮影条件を求める(S309)。
第4実施形態では、撮影条件を設定するときに、操作者が指定した第1の種類の標準撮影条件を優先的に用いる中で、第2の種類の標準撮影条件を用いる選択肢を残すことが可能となる。
[第5実施形態]
次に、X線CT装置の第5実施形態について図13を参照して説明する。なお、第5実施形態において、第3実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
(記憶部)
記憶部41は、第3テーブル413及び第4テーブル414を有している。第3テーブル及び第4テーブルは図4及び図9を用いて、すでに説明したので、ここではそれらの説明を省略する。
(動作)
次に、第4実施形態において、撮影条件を設定するときの動作について図13を参照して説明する。図13は、撮影条件を設定するときの一連の流れを示すフローチャートである。なお、動作説明においても、第3実施形態と異なる動作を主に説明し、同様な動作についてはその説明を省略する。
第3実施形態では、第1の種類に第2の種類が属さないと判断手段43が判断したとき(図11に示すステップS303:No)、ステップS308の選択ステップで、CASE=1が選択されたとき、第1の種類に基づき撮影条件を設定した(S305)。
これに対して、図13に示すように、第5実施形態では、第1の種類に第2の種類が属さないと判断手段43が判断したとき(S403;No)、判断結果を報知し(S407)、操作部18等の操作により、「確認」のアイコンが指定されると(S408:Yes)、第1の種類の再指定を行う(S402)ものである。すなわち、第3実施形態のように、第1の種類に基づき撮影条件を設定しない。
また、第5実施形態では、第1の種類に第2の種類が属すると判断手段43が判断したとき(S403;Yes)、判断結果を報知し(S404)、撮影条件算出手段44が第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414を用いて、撮影条件を求める(S405)。すなわち、第1の種類に第2の種類が属するときのみ、撮影条件を設定することが第3実施形態と異なる。
第5実施形態では、判断手段43は、求められた体型の第2の種類が、第1の種類の標準体型または残りの種類に属するかどうかを判断し(S403)、撮影条件算出手段44は、判断手段43により第2の種類が残りの種類のいずれかに属していると判断されたとき、残りの種類に関連づけられ、第4テーブルに記憶されたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更する(S405)。
第5実施形態では、第1の種類に第2の種類が属しているときのみ、撮影条件を設定するようにしたので、撮影条件を適正に設定することが可能となる。
なお、前記第5実施形態では、第1の種類に第2の種類が属するとき、第2の種類の標準撮影条件を変更することにより、撮影条件を設定するものを示したが、第1の種類の標準撮影条件を変更することにより、撮影条件を設定するようにしてもよい。このとき、記憶部41が、第1テーブル411及び第2テーブル412を有することはいうまでもない。
また、前記第1実施形態から第5実施形態では、第1の種類は“痩せ”、“標準”、“肥満”の3種、第2の種類は“痩せ”、“標準”、“肥満レベル1”、“肥満レベル2”、“肥満レベル3”、“肥満レベル4”の6種であったが、それぞれの種を増やすことにより、被検体の体型により適合する撮影条件を設定することが可能となる。
しかし、これらの種類を増やしていくと、第1の種類に第2の種類が属さないと判断される頻度が多くなる。
また、第1の種類が“痩せ”、“標準”、“肥満”の3種であっても、“痩せ”と“標準”との境界、“標準”と“肥満”との境界は明確ではなく、この点からも、第1の種類に第2の種類が属さないと判断される場合が少なからずある。
そのため、CASE=3の選択(図7、図10のS108、図11、図12のS208、図13のS408参照)や、第1の種類を再指定(図7、図10のS102、図11、図12のS302、図13のS402参照)を行う機会が増え、その分だけ、CT検査の作業効率が低下するおそれがある。
図14は第1の種類に対する第2の種類のずれの許容範囲を示す図である。図14に示す矢印は、たとえば、第1の種類“標準”に対する第2の種類“肥満レベル1”が対応関係を有し、ずれの許容範囲内であることを表している。
図14に示すように、第1の種類に対する第2の種類のずれの許容範囲を予め定めておき、図2に示す第1の種類と第2の種類との関連性では第1の種類に第2の種類が属しないが、ずれが許容範囲内でれば、属するとみなして、撮影条件算出手段44が第1の種類の標準撮影条件及び第4テーブル414(または、第2の種類の標準撮影条件及び第2テーブル412)を用いて、撮影条件を求め、第1の種類を再指定しなくて済むようにしてもよい。すなわち、属否の判断を柔軟に適用するようにして、CT検査の作業効率を上げることが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるととともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 架台
11 回転部
12 回転駆動部
14 データ収集部
15 高電圧発生部
16 X線源
17 X線検出部
18 操作部
20 寝台装置
21 寝台天板
22 寝台駆動部
23 寝台駆動部
30 コンソール部
31 前処理部
32 画像再構成処理部
33 画像記憶部
40 制御部
41 記憶部
411 第1テーブル
412 第2テーブル
413 第3テーブル
414 第4テーブル
42 体型算出手段
43 判断手段
44 撮影条件算出手段
45 駆動制御部
50 表示制御部
60 入力部
70 報知手段
100 報知手段

Claims (8)

  1. 被検体の体型に応じた撮影条件に基づいて、X線管から被検体に対しX線を照射することにより、被検体のCT画像を取得するX線CT装置において、
    入力部の操作により指定された被検体の体型の第1の種類を記憶する記憶部と、
    被検体の身長および体重を含む身体情報を受けて、被検体の体型の第2の種類を求める体型算出手段と、
    前記求められた体型の第2の種類が前記記憶された体型の第1の種類に属するかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断を受けて、前記求められた体型の第2の種類が前記記憶された体型の第1の種類に属しているかどうかを報知する報知手段と、
    を有すること、
    を特徴とするX線CT装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記被検体の体型の種類が数値により区分けされた前記第2の種類を予め記憶し、さらに、第2の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧及び管電流を含む第2の種類の標準撮影条件を標準体型と関連づけて記憶する第1テーブルと、
    前記第2の種類の残りの種類については、その体型に応じて予め定められ、第2の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを前記残りの種類に関連づけて記憶する第2テーブルと、
    をさらに有し、
    前記体型算出手段は、身体情報に基づき被検体の体型を数値として算出し、算出された数値に基づいて前記記憶部に予め記憶された第2の種類から選出し、
    前記判断手段は、前記選出された体型の第2の種類が、第2の種類の標準体型または残りの種類のいずれかであるかどうかを判断し、
    前記判断手段により第2の種類が残りの種類のいずれかであるかと判断されたとき、残りの種類に関連づけられたパラメータを用いて第2の種類の標準撮影条件を変更することにより、体型の第2の種類に応じた撮影条件を求める撮影条件算出手段をさらに有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記被検体の体型の第1の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧及び管電流を含む第1の種類の標準撮影条件を標準体型と関連づけて記憶する第3テーブルと、
    前記第1の種類の残りの種類については、その体型に応じて予め定められ、第1の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを前記残りの第1の種類に関連づけて記憶する第4テーブルと、
    をさらに有し、
    前記撮影条件算出手段は、前記判断手段により前記第2の種類が前記第1の種類に属していないと判断されたとき、入力部の操作を受けて、前記指定される第1の種類に応じて、第1の種類の標準撮影条件を求め、また、予め定められたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更すること、
    を特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記被検体の体型の第1の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧及び管電流を含む第1の種類の標準撮影条件を標準体型と関連づけて記憶する第3テーブルと、
    前記記憶された体型の第1の種類の残りの種類については、その体型に応じて予め定められ、第1の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを前記残りの第1の種類に関連づけて記憶する第4テーブルと、
    をさらに有し、
    前記記憶された第1の種類が標準体型以外の残りの種類であるとき、残りの種類に関連づけられたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更することにより、体型の第1の種類に応じた撮影条件を求める撮影条件算出手段をさらに有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記記憶部は、
    被検体の体型の種類を数値により区分けされた前記第2の種類を記憶し、さらに、第2の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧及び管電流を含む第2の種類の標準撮影条件を標準体型と関連づけて記憶する第1テーブルと、
    前記第2の種類の残りの種類については、その体型に応じて予め定められ、第2の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを前記残りの第2の種類に関連づけて記憶する第2テーブルと、
    をさらに有し、
    前記撮影条件算出手段は、前記判断手段により前記第2の種類が前記第1の種類に属していないと判断されたとき、第2の種類に応じて、第2の種類の標準撮影条件を求め、また、予め定められたパラメータを用いて第2の種類の標準撮影条件を変更すること、
    を特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記記憶部は、
    前記被検体の体型の第1の種類の一つを標準体型として記憶し、かつ、標準体型を撮影するときに用いられる管電圧及び管電流を含む第1の種類の標準撮影条件を標準体型と関連づけて記憶する第3テーブルと、
    前記記憶された体型の第1の種類の残りの種類については、その体型に応じて予め定められ、第1の種類の標準撮影条件を変更するパラメータを前記残りの第1の種類に関連づけて記憶する第4テーブルと、
    をさらに有し、
    前記判断手段は、求められた体型の第2の種類が、第1の種類の標準体型または残りの種類に属するかどうかを判断し、
    前記判断手段により第2の種類が残りの種類のいずれかに属していると判断されたとき、残りの種類に関連づけられたパラメータを用いて第1の種類の標準撮影条件を変更することにより、体型の第1の種類に応じた撮影条件を求める撮影条件算出手段をさらに有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  7. 前記X線管を含む架台と、
    前記記憶部及び前記判断手段を含むコンソールと、
    をさらに有し、
    前記報知手段は、前記架台及び前記コンソールに配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  8. 前記報知手段は、色分けにより、前記第2の種類が第1の種類に属しているかどうかを報知すること、
    を特徴とする請求項7に記載のX線CT装置。
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