JP5806812B2 - X線ct装置 - Google Patents

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本発明は、被検者にX線を照射して得られるX線検出データに基づいてコンピュータ断層画像(CT画像)を再構成するX線CT装置、特に再構成条件を自動設定するX線CT装置に関するものである。
X線CT装置による撮影では、被検者の呼吸動作に起因して発生するモーションアーチファクトを防ぐため、被検者は撮影している間「息止め」を行う。近年、X線CT装置の検出器の多列化が進んでいること、及び、スキャナ回転時間が短縮されていることにより、単位時間当たりの撮影範囲が飛躍的に伸びている。これによって、被検者の息止め時間は、従来のX線CT装置による撮影よりも短くなっている。従って、現在のX線CT装置では、被検者に対して息止めの負荷を過度にかけることなく、かつ一回の撮影によって、胸部から、腹部、大腿部までの広範囲の部位を撮影することが可能となっている。
また、X線CT装置による撮影では、通常、操作者がスキャノグラム画像を目視にて確認し、撮影範囲及び撮影条件を設定する。しかしながら、操作ミス防止の観点から、装置が撮影条件の設定を支援する技術が考案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術では、スキャノグラム画像から特徴点を抽出し、特徴点の位置を基準として被検者の部位を自動認識し、予め登録されている撮影条件の中から自動設定するか、又は操作者に対して撮影条件の候補を提示する。
特開2008−12229号公報
しかしながら、前述したように、現在のX線CT装置では広範囲の部位を含む撮影が可能となっているところ、特許文献1に記載の技術では、以下に示す問題点を解決することができない。
現在、広範囲の部位を含む撮影データを用いて、アキシャル画像の画像診断用として、5mmまたは10mmといった厚いスライス厚を再構成条件として設定して画像再構成を行ったり、部位ごとに3次元画像やMPR画像を作成する為に1.25mmといった薄いスライス厚を再構成条件として設定して画像再構成を行ったりすることがある。この際、例えば、胸部に対しては胸部用の再構成フィルタを用いて画像を再構成し、腹部に対しては腹部用の再構成フィルタを用いて画像を再構成する。また、一般に、胸部と腹部では被検者の体幅及び体厚が異なり、再構成FOVや再構成中心などの再構成条件も異なる。
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、広範囲の部位を含む撮影データに対して、部位ごとに再構成条件を選択することについて言及されておらず、広範囲の部位を含む撮影データに対して部位ごとに最適な再構成条件を設定することができない。そうすると、従来技術では、撮影した全ての範囲を対象として1つの再構成条件を指定し、画像を再構成しなくてはならない。これでは、再構成条件が適していない部分(例えば、胸部に適した再構成条件を用いて再構成された腹部など)は診断用画像として使うことができず、その部分の再構成に費やした時間は無駄になる。また、撮影終了後、再構成条件が適していない部分は、操作者が手動により削除しなければならず、操作者の負担になるとともに、ネットワークを介してX線CT装置と接続されている画像蓄積サーバへの送信処理についても自動化することができない。これらの問題は、操作者の負担軽減や操作ミス防止の観点から望ましくない。
尚、従来技術のX線CT装置を用いて上記の課題を解決するために、部位ごとに複数回にわたって撮影を行うという運用も考えられるが、このような運用では、患者に負担を強いるだけであるとともに、せっかくの技術進歩を有効に活用できていないことになる。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、広範囲の部位を含む撮影データに対して部位ごとに最適な再構成条件を設定することが可能なX線CT装置を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、被検者にX線を照射するX線源と、前記X線源に対向配置され前記被検者を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器を搭載し前記被検者の周囲を回転するスキャナと、前記X線検出器によって検出される透過X線量に基づき前記被検者の断層像を再構成する画像再構成装置と、を備えるX線CT装置において、スキャノグラム画像から算出される体軸方向の各位置におけるX線吸収量の合計値のグラフを用いて、複数の部位が含まれる撮影データに対して、前記被検者の体軸方向に前記部位ごとの範囲である部位範囲を識別する部位範囲識別手段と、前記部位範囲ごとに、前記被検者の位置及び大きさを算出する算出手段と、前記部位範囲ごとに、前記被検者の位置及び大きさに基づいて再構成中心及び再構成FOVを設定する再構成条件設定手段と、を備えることを特徴とするX線CT装置である
本発明により、広範囲の部位を含む撮影データに対して部位ごとに最適な再構成条件を設定することが可能なX線CT装置を提供することができる。
X線CT装置1の構成を示すブロック図 X線CT装置1による撮影処理の流れを示すフローチャート マルチリコンの再構成処理の詳細を示すフローチャート 体軸方向のX線吸収量の合計値のグラフ 再構成中心及び再構成FOVの算出処理を説明する図 PA方向のスキャノグラム画像と対応するX線吸収量のプロファイル 本リコン再構成画像の一例 LAT方向のスキャノグラム画像と対応するX線吸収量のプロファイル
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照しながら、第1の実施の形態におけるX線CT装置1の構成について説明する。
X線CT装置1は、スキャンガントリ部(スキャナ)100と操作卓120とを備える。スキャンガントリ部100には、X線管101、回転円盤102、コリメータ103、寝台105、X線検出器106、データ収集装置107、ガントリ制御装置108、寝台制御装置109、X線制御装置110が備えられている。回転円盤102には、X線管101、X線検出器106が搭載される。寝台105には、被検者が戴置され、撮影時には開口部104を通過する。
X線管101は、X線源であり、X線を被検者に照射する。コリメータ103は、X線管101に取り付けられ、X線管101から照射されるX線の照射方向を制御する。X線検出器106は、X線管101と対向する位置に搭載され、被検者を透過するX線を検出する。X線検出器106は、複数のX線検出素子が回転円盤102の円周方向に約1000チャネル、回転円盤102の回転軸方向に1〜500チャネルというように2次元的に配列されて構成されている。データ収集装置107は、X線検出器106によって検出されるX線を所定の信号に変換し、ローデータとして収集する。ガントリ制御装置108は、回転円盤102の回転を制御する。寝台制御装置109は、寝台105を制御する。X線制御装置110は、X線管101を制御する。
操作卓120は、入力装置121、画像演算装置122、記憶装置123、システム制御装置124、表示装置125を備える。
入力装置121は、被検者氏名、検査日時、撮影条件などを入力する。画像演算装置122は、データ収集装置107から送出されるローデータを演算処理してCT画像を再構成する。記憶装置123は、収集されるローデータ及び画像演算装置122によって作成されるCT画像などのデータを記憶する。表示装置125は、画像演算装置122によって作成されるCT画像などを表示する。システム制御装置124は、これらの装置に加えて、ガントリ制御装置108、寝台制御装置109、X線制御装置110を制御する。
X線CT装置1のスキャン動作を説明する。X線管101は、X線制御装置110によって制御され、入力装置121から入力される撮影条件(X線管電圧、X線管電流など)に基づいてX線を照射する。X線検出器106は、X線管101から照射され、被検者を透過するX線を多数のX線検出素子によって検出する。回転円盤102は、ガントリ制御装置108によって制御され、入力装置121から入力される撮影条件(スキャン速度など)に基づいて回転する。寝台105は、寝台制御装置109によって制御され、入力装置121から入力される撮影条件(らせんピッチなど)に基づいて動作する。
X線CT装置1による撮影では、X線管101から、スキャンガントリ部100の開口部104に挿入される寝台105に戴置されている被検者へX線が照射される。X線はコリメータ102により照射範囲が制限され、被検者を透過した後、X線検出器106によって検出される。撮影中は、回転円盤102が被検者の周囲を回転することにより、X線を照射する方向を変えながら、被検者を透過するX線(透過X線量)を検出する。フルスキャンの場合、回転円盤102の1回転(360度)分を1スキャンとし、1スキャン分のデータから1枚の断層像が再構成される。また、前述のようにX線検出器106のX線検出素子が2次元的に配列されている場合、1スキャン分のデータから、回転円盤102の回転軸方向に配列されている列数分の断層像の再構成が可能となる。
<第1の実施の形態>
以下、図2から図5を参照しながら、第1の実施の形態について説明する。
以下では、「本リコン」とは、撮影直後に実行され、アキシャル画像を再構成するための再構成処理を意味する。また、「マルチリコン」とは、本リコンの後に実行され、3次元表示やMPR表示等に必要な画像を再構成するための再構成処理を意味する。
また、以下では、撮影条件として、撮影範囲、スライス厚、撮影FOVなどを例示するが、これらに限られるものではない。同様に、以下では、再構成条件として、再構成部位、再構成スライス厚、再構成FOV、再構成中心、再構成フィルタなどを例示するが、これらに限られるものではない。
図2に示すように、X線CT装置1による撮影処理では、被検者を寝台105に戴置し、撮影位置の位置決めの為、スキャノグラム撮影を行う(S101)。撮影後、X線CT装置1のシステム制御装置124は、S101にて撮影されるスキャノグラム画像を表示装置125に表示する。
次に、操作者は、アキシャル画像の読影の為、入力装置121を介して撮影条件の設定を行う(S102)。
最初に、操作者は、本リコンの為の設定(以下、「本リコン設定」と表記する。)を行う。本リコン設定では、アキシャル画像の読影を行う為、厚めのスライス厚(例えば5mmなど)を指定する。また、撮影範囲(被検者の体軸方向の範囲)としては、例えば、胸部から大腿部まで(腹部などを含む。以下同様)の範囲を指定する。このとき、操作者は、表示装置125に表示されるスキャノグラム画像に基づいて、胸部から大腿部までの全範囲において、被検者の体幅がカバーされるように撮影FOVを設定する。
次に、操作者は、マルチリコンの為の設定(以下、「マルチリコン設定」と表記する。)を行う。マルチリコンでは、例えば、3次元表示やMPR表示の為に必要な薄めのスライス厚(例えば1.25mmなど)の画像を取得するための再構成処理を行う。そこで、マルチリコンでは、本リコンによって取得されるローデータを用いて再構成スライス厚などの再構成条件を変えて、再構成処理を行う。また、本発明の実施の形態では、後述するように、部位ごとに、再構成FOV、再構成中心、再構成フィルタなどの再構成条件を変えて、再構成処理を行う。
マルチリコン設定では、本リコンによって取得されるローデータを用いる為、X線CT装置1のシステム制御装置124は、撮影範囲及び撮影FOVを、本リコン設定と同じ値に自動的に設定する。
また、X線CT装置1のシステム制御装置124は、本リコン設定における撮影範囲に含まれる複数の部位(胸部、腹部、大腿部など)の選択オブジェクト(例えば、チェックボックス等)を表示装置125に表示する。操作者は、表示装置125に表示されている複数の部位の中から、入力装置121を介して、マルチリコンにおける再構成部位を選択する。
例えば、X線CT装置1のシステム制御装置124は、初期表示として、本リコンにおける撮影範囲に含まれる全ての部位を選択状態として、表示装置125に表示するようにしても良い。
また、例えば、操作者が、マルチリコンにおける再構成部位として、胸部のみを選択した場合、システム制御装置124は、胸部の詳細な部位として、「縦隔及び肺野」、「縦隔のみ」、「肺野のみ」の選択オブジェクトを表示装置125に表示するようにしても良い。
尚、図3の説明においても後述するが、システム制御装置124は、操作者によって選択される再構成部位ごとに、再構成フィルタを自動的に設定する。そのため、X線CT装置1の記憶装置123には、部位と、最適な再構成フィルタとが対応付けられて記憶されている。例えば、記憶装置123には、胸部と胸部用再構成フィルタ、腹部と腹部用再構成フィルタなどが対応付けられて記憶されている。
また、X線CT装置1のシステム制御装置124は、マルチリコンの再構成スライス厚を入力する為のオブジェクト(例えば、入力ボックス等)を表示装置125に表示する。操作者は、入力装置121を介して、マルチリコンの再構成スライス厚を入力する。
次に、操作者は、必要に応じて、撮影後動作設定を行う。撮影後動作設定としては、例えば、再構成画像などの出力先の設定などが考えられる。出力先としては、例えば、X線CT装置1とネットワークを介して接続される画像蓄積サーバ、X線CT装置1と各種ドライブやインタフェースを介して接続される記憶メディア、X線CT装置1とネットワークを介して接続される画像出力装置(イメージャー)などが考えられる。各被検者の撮影後、X線CT装置1に共通の動作を行わせる場合、撮影後動作設定は、撮影ごとに行う必要はなく、予め設定されている値を利用すれば良い。
撮影条件の設定を終えると、操作者は、入力装置121を介してX線CT装置1に撮影開始を指示し、X線CT装置1のシステム制御装置124は、撮影を開始する(S103)。
X線CT装置1は、S102において設定される撮影条件に従って、スキャンを行う。スキャン動作は、図1を参照して前述した通りである。
データ収集装置107によって収集されるローデータは、データ記憶装置123に格納される。画像演算装置122は、本リコン設定に基づいて、ローデータの画像再構成演算処理を行い、再構成画像を作成する(S104)。作成される再構成画像は、データ記憶装置123に格納される。再構成画像がデータ記憶装置123に全て格納されると、本リコンの再構成処理が終了する。
次に、X線CT装置1のシステム制御装置124は、自らが設定する再構成条件に基づいて、マルチリコンの再構成処理を行う(S105)。マルチリコンの再構成処理は、図3から図5を参照しながら後述する。
マルチリコンの再構成処理が終了すると、X線CT装置1のシステム制御装置124は、撮影を終了する(S106)。
そして、システム制御装置124は、S102において設定される撮影後動作設定に基づいて、再構成画像などを送信先として指定される画像蓄積サーバ、記憶メディア、画像出力装置などに送信する(S107)。
以上の通り、X線CT装置1は、S101及びS102において操作者と対話処理を行い、S103〜S107においては自動的に処理を実行する。
次に、図3から図5を参照しながら、マルチリコンの再構成処理の詳細について説明する。X線CT装置1は、S101において撮影されるスキャノグラム画像、マルチリコン設定、並びに、記憶装置123に格納されているローデータ及び再構成画像を用いて、マルチリコンの再構成処理を行う。より詳細には、X線CT装置1は、複数の部位が含まれる撮影データに対して、マルチリコンにおける再構成部位の部位範囲(被検者の体軸方向にわたる部位ごとの範囲)を自動的に識別し、部位範囲ごとに最適な再構成FOV及び再構成中心を自動的に設定することにより、マルチリコンの再構成処理を行う。
図3に示すように、X線CT装置1のシステム制御装置124は、被検者の体軸方向(z方向)に部位範囲(部位ごとの範囲)を識別する(S201)。
第1の実施の形態では、システム制御装置124は、スキャノグラム画像を用いて、部位範囲の識別処理を行う。
図4は、体軸方向(z方向)の各位置において被検者により吸収されるX線量(以下、「X線吸収量」という。)の合計値のグラフ(以下、「合計値グラフ」という。)を表している。スキャノグラム画像は、体幅方向(x方向)と体軸方向(z方向)の2次元平面、又は、体厚方向(y方向)と体軸方向(z方向)の2次元平面におけるX線吸収量を画像化したものであるから、合計値グラフは、スキャノグラム画像により算出できる。
図4に示すように、一般に、合計値グラフは複数の極値点を有する。また、合計値グラフは、首部では低く、肩部になると急激に増加する。また、肩部を通過して胸部になると、空気を多く含むために減少する。次に、胸部を通過して腹部になると、肝臓などのX線吸収量が大きい臓器の辺りにて増加し、その後は再び減少していく。次に、腹部を通過して骨盤部になると、骨が占める割合が高いために増加する。骨盤部を通過して大腿部になると、なだらかに減少していく。
前述の知見から、各部位及び部位間の境界を以下のように判定する。
(1)首部:第1極小値を含む。
(2)首部と胸部の境界:第1極小値から第1極大値までの範囲内、かつ、合計値(又は合計値の微分値)が所定の値(首部と胸部の境界値)となる点。
(3)胸部:第1極大値と第2極小値を含む。
(4)胸部と腹部の境界:第2極小値から第2極大値までの範囲内、かつ、合計値(又は合計値の微分値)が所定の値(胸部と腹部の境界値)となる点。
(5)腹部:第2極大値と第3極小値を含む。
(6)腹部と骨盤部の境界:第3極小値から第3極大値までの範囲内、かつ、合計値(又は合計値の微分値)が所定の値(腹部と骨盤部の境界値)となる点。
(7)骨盤部と大腿部の境界:第3極大値以降、かつ、合計値(又は合計値の微分値)が所定の値(骨盤部と大腿部の境界)となる点。
但し、上記の判定は、再構成部位及び再構成部位に係る境界のみについて行えば良い。例えば、胸部が再構成部位の場合、(5)〜(7)の判定は不要である。
また、S101におけるスキャノグラム撮影において、例えば、首部に含まれる第1極小値の位置を撮影範囲としない場合、上記の(1)、(2)における第1極小値のz座標は0とし、上記の(3)〜(6)における第2極小値、第3極小値は、それぞれ第1極小値、第2極小値となる。その他、スキャノグラム撮影における撮影範囲に応じて、上記の(1)〜(7)の判定条件を適宜変更する。
尚、後述する処理では、骨盤部も腹部に含めて処理を実行するようにしても良い。すなわち、S102において再構成部位が腹部と設定されている場合、骨盤部も含めて再構成処理を実行するようにしても良い。
図3の説明に戻る。次に、X線CT装置1のシステム制御装置124は、部位範囲ごとに、xy平面における被検者領域の位置と大きさを算出する(S202)。
システム制御装置124は、S201において部位範囲を認識していることから、再構成部位の部位範囲に対応するローデータを記憶装置123から取得する(ローデータは、被検者の体軸方向(z方向)と対応付けられて記憶装置123に格納されている。)。また、システム制御装置124は、取得されるローデータに基づいて、本リコンによって再構成されている再構成画像(以下、「本リコン再構成画像」という。)を取得する。
第1の実施の形態では、本リコン再構成画像を用いて、部位範囲ごとに、xy平面における被検者領域の位置と大きさを算出する。
図5は、複数枚の本リコン再構成画像を示している。
システム制御装置124は、複数枚の本リコン再構成画像に対して、閾値処理によって、空気領域とそれ以外の領域に2値化し、例えば、空気領域を0、それ以外の領域(被検者領域)を1とする2値化画像を生成する。尚、肺の内部などは空気と同様の画素値を有するが、被検者領域に囲まれている画素は、全て被検者領域として1を設定する。
次に、システム制御装置124は、複数枚の2値化画像に基づいて、被検者領域の最左端、最上端、最右端、最下端の位置を算出する。ここで、システム制御装置124は、最左端、最上端、最右端、最下端の位置を同じ2値化画像から算出する必要はなく、全ての2値化画像の中から、それぞれ最も大きい値を算出するようにすれば良い。
次に、システム制御装置124は、最左端の位置から最右端の位置までの距離を被検者の体幅とする。同様に、システム制御装置124は、最上端の位置から最下端の位置までの距離を被検者の体厚とする。
また、システム制御装置124は、最左端の位置から、最右端の位置の方向に体幅の1/2だけ離間する位置を、被検者領域の中心のx座標とする。同様に、システム制御装置124は、最上端の位置から、最下端の位置の方向に体厚の1/2だけ離間する位置を、被検者領域の中心のy座標とする。
図3の説明に戻る。システム制御装置124は、S102において選択される再構成部位に対応する部位範囲ごとに、再構成フィルタを自動的に設定する。また、システム制御装置124は、S202の算出結果から、部位範囲ごとに、再構成中心及び再構成FOVを設定する(S203)。
具体的には、システム制御装置124は、被検者領域の中心のx座標、y座標を再構成中心のx座標、y座標として設定する。また、システム制御装置124は、被検者の体幅と体厚の大きい方の値(通常は被検者の体幅)を、再構成FOVの半径として設定する。尚、実際には、再構成FOVの半径は、被検者の体幅と体厚の大きい方の値に所定量が加算される。
次に、システム制御装置124は、S203において算出される再構成中心及び再構成FOV、並びに、自動的に設定される再構成フィルタに基づいて、マルチリコンの再構成処理を実行する(S204)。
次に、システム制御装置124は、全ての再構成部位について再構成処理が終了したかどうか確認する(S205)。
再構成処理が終了していない再構成部位がある場合(S205のNo)、S203から処理を繰り返す。
全ての再構成部位について再構成処理が終了している場合(S205のYes)、処理を終了する。
ここで、2回目のS203の処理において、対象とする再構成部位が、1回目の処理と隣接している場合について説明する。すなわち、S102において、体軸方向に隣接する複数の部位が再構成部位として選択されている場合について説明する。
システム制御装置124は、隣接する複数の部位範囲ごとに算出している被検者領域の最左端、最上端、最右端、最下端を比較し、最大となる値を用いて、再構成中心及び再構成FOVを設定する。これによって、隣接する複数の部位範囲に対して、画像サイズに差がない再構成画像が得られるので、隣接する複数の部位の3次元表示やMPR表示が違和感なく表示される。尚、再構成中心及び再構成FOVを実際の被検体領域よりも大きく設定しても、画質に影響はない。
一方、2回目のS203の処理において、対象とする再構成部位が、1回目の処理と隣接しない場合、システム制御装置124は、対象とする再構成部位に係る被検者領域の最左端、最上端、最右端、最下端を用いて、再構成中心及び再構成FOVを設定する。
<第2の実施の形態>
以下、図6を参照しながら、第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、S201において、スキャノグラム画像のみを用いて部位範囲の識別処理を行っているが、第2の実施の形態では、X線吸収量のプロファイルも用いて、部位範囲の識別処理を行う。それ以外の構成及び処理内容は、第1の実施の形態と同様である。
尚、X線吸収量のプロファイルとは、z方向の各位置におけるX線吸収量のグラフである。
図6は、PA方向のスキャノグラム画像と対応するX線吸収量のプロファイルを示している。図6に示すX線吸収量のプロファイルは、空気領域の値を0としている。図6を見ると分かるように、一般に、肩部では、肩や鎖骨が存在し、x方向全体にX線吸収量が高い。肺野部(胸部)では、x方向全体にX線吸収量が低く、かつ、内部に空気を含む為、大きい山、谷、山、谷、山といった形状となる。また、腹部では、谷がなくなり、なだらかな半楕円形となる。また、骨盤部では、x方向全体にX線吸収量が高く、かつ、小さい山、谷、山、谷、山といったX線吸収量の変化がある。また、大腿部では、山が2つとなる。
前述の知見から、システム制御装置124は、S101において取得されるスキャノグラム画像に対して、被検体の首部から下肢部に向けてX線吸収量のプロファイルを探索していき、z方向の各位置において、以下の部位判定を行う。ここで、z方向の各位置においてそれぞれ部位を判定するということは、結果として、部位間の境界も識別され、部位範囲が識別される。
(1)x方向全体にX線吸収量が所定の閾値よりも高いz方向の位置:肩部
(2)x方向全体にX線吸収量が所定の閾値よりも低く、かつ、所定の閾値よりも大きい極大値が3つ及び所定の閾値よりも小さい極小値が2つ存在するz方向の位置:胸部
(3)x方向全体にX線吸収量が所定の閾値よりも高く、かつ、極小値が存在しないz方向の位置:腹部
(4)x方向全体にX線吸収量が所定の閾値よりも高く、かつ、極大値が3つ及び極小値が2つ存在するz方向の位置:骨盤部
(5)x方向の中央部に所定範囲以上の0となる領域が存在するz方向の位置:大腿部
<第3の実施の形態>
以下、図7を参照しながら、第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、S201において、スキャノグラム画像を用いて部位範囲の識別処理を行っているが、第3の実施の形態では、本リコン再構成画像(S104における本リコンの再構成処理によって再構成される画像)を用いて、部位範囲の識別処理を行う。それ以外の構成及び処理内容は、第1の実施の形態と同様である。
図7は、肩部、胸部、大腿部の本リコン再構成画像を示している。X線CT装置1のシステム制御装置124は、複数の本リコン再構成画像から、それぞれ、空気のCT値を閾値として2値化した画像(以下、「空気2値化画像」という。)、及び、骨のCT値を閾値として2値化した画像(以下、「骨2値化画像」という。)を生成する。そして、システム制御装置124は、複数の空気2値化画像及び骨2値化画像を用いて、部位範囲の識別処理を行う。
図7を見ると分かるように、肩部は、被検体領域内部に、骨領域が3箇所ある。また、胸部は、被検体領域内部に、空気領域が2箇所ある。また、大腿部は、被検体領域内部に、骨領域が2箇所ある。
前述の知見から、システム制御装置124は、被検体の首部から下肢部に向けて空気2値化画像及び骨2値化画像を探索していき、z方向の各位置において以下の部位判定を行う。ここで、z方向の各位置においてそれぞれ部位を判定するということは、結果として、部位間の境界も識別され、部位範囲が識別される。
(1)骨2値化画像に、所定の大きさ以上の骨領域が3箇所存在するz方向の位置:首部
(2)骨2値化画像に、所定の大きさ以上の骨領域が2箇所以下であり、かつ、空気2値化画像に、所定の大きさ以上の空気領域(但し、被検体領域の外側を除く。)が2箇所存在するz方向の位置:胸部
(3)骨2値化画像に、所定の大きさ以上の空気領域(但し、被検体領域の外側を除く。)が1箇所以下であるz方向の位置:腹部
(4)骨2値化画像に、所定の大きさ以上の骨領域が2箇所存在するz方向の位置:大腿部
<第4の実施の形態>
以下、図6を参照しながら、第4の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、S202において、本リコン再構成画像を用いて、部位範囲ごとに、被検者の体幅を算出しているが、第4の実施の形態では、PA方向のX線吸収量のプロファイルを用いて、部位範囲ごとに、被検者の体幅を算出する。それ以外の構成及び処理内容は、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態のいずれかと同様である。
X線CT装置1のシステム制御装置124は、z方向の各位置において、PA方向のX線吸収量のプロファイルから、X線の吸収がある範囲の左端の位置及び右端の位置を算出し、左端の位置から右端の位置までの距離を算出する。そして、X線CT装置1のシステム制御装置124は、部位範囲ごとに、左端の位置から右端の位置までの距離の最大値を算出し、対応する部位範囲における被検者の体幅とする。
<第5の実施の形態>
以下、図6、図8を参照しながら、第5の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、S202において、PA方向のX線吸収量のプロファイルを用いて、部位範囲ごとに、被検者の体幅を算出しているが、第5の実施の形態では、更に、LAT方向のX線吸収量のプロファイルを用いて、部位範囲ごとに、被検者の体厚を算出する。それ以外の構成及び処理内容は第4の実施の形態と同様である。
図8は、LAT方向のスキャノグラム画像と対応するX線吸収量のプロファイルを示している。図8に示すX線吸収量のプロファイルは、空気領域の値を0としている。
X線CT装置1のシステム制御装置124は、z方向の各位置において、LAT方向のX線吸収量のプロファイルから、X線の吸収がある範囲の左端の位置及び右端の位置を算出し、左端の位置から右端の位置までの距離を算出する。そして、X線CT装置1のシステム制御装置124は、部位範囲ごとに、左端の位置から右端の位置までの距離の最大値を算出し、対応する部位範囲における被検者の体厚とする。
以上によって、第1の実施の形態乃至第5の実施の形態におけるX線CT装置1では、複数の部位が含まれる撮影データに対して、部位ごとに最適な再構成条件を自動設定し、再構成処理を実行することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るX線CT装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………X線CT装置
100………スキャンガントリ部(スキャナ)
101………X線管
102………回転円盤
103………コリメータ
104………開口部
105………寝台
106………X線検出器
107………データ収集装置
108………ガントリ制御装置
109………寝台制御装置
110………X線制御装置
120………操作卓
121………入力装置
122………画像演算装置
123………記憶装置
124………システム制御装置
125………表示装置

Claims (2)

  1. 被検者にX線を照射するX線源と、前記X線源に対向配置され前記被検者を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器を搭載し前記被検者の周囲を回転するスキャナと、前記X線検出器によって検出される透過X線量に基づき前記被検者の断層像を再構成する画像再構成装置と、を備えるX線CT装置において、
    スキャノグラム画像から算出される体軸方向の各位置におけるX線吸収量の合計値のグラフを用いて、複数の部位が含まれる撮影データに対して、前記被検者の体軸方向に前記部位ごとの範囲である部位範囲を識別する部位範囲識別手段と、
    前記部位範囲ごとに、前記被検者の位置及び大きさを算出する算出手段と、
    前記部位範囲ごとに、前記被検者の位置及び大きさに基づいて再構成中心及び再構成FOVを設定する再構成条件設定手段と、
    を備えることを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記部位範囲識別手段は、前記グラフの極値点の分布と前記合計値の大きさに基づいて前記部位範囲を識別することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
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