JP2002191592A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2002191592A
JP2002191592A JP2000398253A JP2000398253A JP2002191592A JP 2002191592 A JP2002191592 A JP 2002191592A JP 2000398253 A JP2000398253 A JP 2000398253A JP 2000398253 A JP2000398253 A JP 2000398253A JP 2002191592 A JP2002191592 A JP 2002191592A
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JP2000398253A
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Yoshihiro Inoue
芳浩 井上
Takito Sakai
滝人 酒井
Yoshinori Yamashita
義徳 山下
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い撮影範囲の全域を画質を低下させずにX
線断層撮影できるX線CT装置を提供する。 【解決手段】 この発明のX線CT装置は、被検体Mを
透過したX線ビームFXをX線検出器2の多数のX線検
出素子2aで検出し、X線検出素子2aごとに出力され
るX線検出データからなるプロファイルデータに基づい
て、X線ビームFXの照射中の被検体Mの部位を認識す
る照射部位認識部24と、認識されたX線ビームFX照
射中の被検体Mの部位に適合する再構成関数に従って、
X線検出器2からのX線検出データを画像再構成処理す
る再構成処理部15とを備えるので、撮影範囲が複数の
部位に渡る広い場合でも、各部位の画像再構成処理は常
にそれぞれの部位にマッチしたものにでき、広い撮影範
囲の全域を画質を低下させることなくX線断層撮影する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線CT装置
(X線コンピュータ断層撮影装置)に係り、特に広い撮
影範囲の全域を画質を低下させずにX線断層撮影ができ
るようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では汎用的な医用診断装置と言って
も過言でないX線CT装置は、図7に示すように、被検
体(患者)MにX線ファンビームFXを照射するX線管
51と、多数のX線検出素子52aがX線ファンビーム
FXの広がり方向(横への広がり)にライン状に配列さ
れているX線検出器52とが被検体Mを挟んで対向する
ように配置されている。このX線CT装置は、X線断層
撮影(X線CT撮影)を実行する場合、被検体Mを載置
した天板54を被検体Mの体軸Zの方向(紙面と垂直な
方向)に移動させて、X線管51及びX線検出器52を
被検体Mの体軸Z周りに回転させて、X線管51が被検
体MにX線ファンビームFXを照射するのに伴ってX線
検出器52が出力するX線検出データに基づき、後段で
画像再構成処理が行われて最終的にX線CT画像が作成
される構成となっている。
【0003】そして、最近では、スキャン速度(X線管
51及びX線検出器52の回転速度)が高速になった
り、X線検出器52でのX線検出素子の配列ラインが複
数(例えば4本)となってマルチスライスが可能となっ
たりしたことにより、1回のX線断層撮影のスキャン範
囲(撮影範囲)を広く設定することができるようになっ
た。すなわち、頭部あるいは腹部だけという単一部位に
限られていたスキャン範囲を、頭部〜肩部、肩部〜腹
部、さらには頭部〜脚部(全身)というような複数部位
を含む広範囲のものとすることが可能となったのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のX線CT装置では、撮影範囲が広い場合、すなわち
撮影範囲が異なる部位にまでまたがって設定され撮影範
囲内に複数の部位が含まれるような場合には、撮影範囲
の全域を画質を低下させずにX線断層撮影することがで
きないという問題がある。すなわち、プリセットされた
一つの再構成関数(コンボルーション関数またはフィル
タ関数とも呼ばれる。)に従って、広い撮影範囲の全域
に渡って画像再構成処理が一律に行われるので、もしプ
リセットされた再構成関数が頭部に適当なものであれ
ば、頭部の画質は良くても例えば腹部の画質が低下する
ということが起こったり、またプリセットされた再構成
関数が肺部に適当なものであれば、肺部の画質は良くて
も例えば頭部の画質は低下するといったことが起こるの
である。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑み、広い撮影
範囲の全域を画質を低下させることなくX線断層撮影す
ることができるX線CT装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るX線CT装置は、(a)X線
ビームを被検体に照射するX線照射手段と、(b)多数
のX線検出素子がX線ビームの広がり方向に配列され、
X線ビームの照射に伴ってX線検出データを前記素子ご
とに出力するX線検出手段と、(c)前記多数のX線検
出素子で得られるX線検出データからなるプロファイル
データに基づいて、X線ビームが照射されている被検体
の部位を認識する照射部位認識手段と、(d)前記照射
部位認識手段によって認識されたX線ビーム照射中の被
検体の部位に適合する再構成関数に従って、前記X線検
出手段から出力されるX線検出データに対する画像再構
成処理を行う再構成処理手段とを備えている。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のX線CT装置において、前記X線検出手段は、多数の
X線検出素子がX線ビームの広がり方向に配列された素
子列を、X線ビームの厚み方向に複数列分並設させて2
次元状に構成され、前記照射部位認識手段は、前記素子
列ごとに得られるプロファイルデータに基づいて、X線
ビームが照射されている被検体の部位を前記素子列ごと
にそれぞれ認識するように構成され、前記再構成処理手
段は、前記照射部位認識手段により認識された前記素子
列ごとのX線ビーム照射中の被検体の部位に適合するそ
れぞれの再構成関数でもって、前記X線検出手段から出
力されるX線検出データに対する画像再構成処理を前記
素子列ごとに行うように構成されていることを特徴とす
るものである。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載のX線CT装置において、被検体を挟ん
だ状態でこの被検体の体軸周りに回転される前記X線照
射手段およびX線検出手段と、被検体とを、被検体の体
軸方向に相対的に移動させる位置移動手段を備え、前記
位置移動手段の位置移動動作によって、被検体の複数種
類の部位を含む範囲についてのX線CT撮影を行うよう
にしていることを特徴とするものである。
【0009】〔作用〕次に、この発明のX線CT装置の
作用を説明する。請求項1の発明のX線CT装置による
X線断層撮影の場合、X線照射手段からX線ビームが被
検体に照射されるに伴って、多数のX線検出素子がX線
ビームの広がり方向に配列されて構成されるX線検出手
段から、X線検出データが前記素子ごとに出力される。
照射部位認識手段は、X線検出手段におけるX線ビーム
の広がり方向に沿って配列されている多数のX線検出素
子で得られるX線検出データからなるプロファイルデー
タに基づいて、X線ビームが照射されている被検体の部
位を認識する。再構成処理手段は、照射部位認識手段に
よって認識されたX線ビーム照射中の被検体の部位に適
合する再構成関数に従って、X線検出手段から出力され
るX線検出データに対する画像再構成処理を行う。この
ように画像再構成処理されて最終的にX線CT画像が得
られる。
【0010】すなわち、請求項1のX線CT装置の場合
は、X線CT撮影中において、X線ビーム照射中の被検
体の部位が常に認識されるとともに、再構成関数が、X
線ビーム照射中の被検体の部位に適合する再構成関数に
切り換えられながら画像再構成処理が行われるので、撮
影範囲が複数種類の部位に渡る広い場合でも、各部位の
画像再構成処理が全て各部位にマッチしたものとなるの
で、広い撮影範囲の全域にわたって良好な画質を得るこ
とができる。また、被検体におけるX線ビーム照射中の
部位の認識は、X線検出データを利用した信号処理だけ
で行うことができるので、X線ビーム照射中の部位を認
識する為の機器を別途設ける必要もない。
【0011】また、請求項2のX線CT装置では、X線
検出手段は、多数のX線検出素子がX線ビームの広がり
方向に配列された素子列を、X線ビームの厚み方向に複
数列分並設させて2次元状に構成されている。照射部位
認識手段は、素子列ごとに得られるプロファイルデータ
に基づいて、X線ビームが照射されている被検体の部位
を素子列ごとにそれぞれ認識するように構成されてい
る。再構成処理手段は、照射部位認識手段により認識さ
れた素子列ごとのX線ビーム照射中の被検体の各部位に
適合するそれぞれの再構成関数でもって、X線検出手段
から出力されるX線検出データに対する画像再構成処理
を素子列ごとに行うように構成されている。したがっ
て、X線検出手段の素子列ごとに再構成関数の設定が行
える。すなわち、スライス毎に再構成関数の設定が行え
る。
【0012】また、請求項3のX線CT装置では、位置
移動手段は、被検体を挟んだ状態でこの被検体の体軸周
りに回転されるX線照射手段およびX線検出手段と、被
検体とを、被検体の体軸方向に相対的に移動させる。そ
して、位置移動手段の位置移動動作によって、被検体の
複数種類の部位を含む範囲についてのX線CT撮影を行
うようにしている。したがって、被検体の複数種類の部
位を含む範囲についてX線CT撮影を行う場合、すなわ
ち、被検体の複数種類の部位を含むような広範囲につい
てのX線検出データを得るような場合においても、X線
ビーム照射中の被検体の部位に応じた適切な再構成関数
でもって、X線検出手段から出力されるX線検出データ
に対する画像再構成処理が行える。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、この発明の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は実施例に係るマルチ
スライスタイプのX線CT装置の全体構成を示すブロッ
ク図であり、図2は実施例のX線CT装置の撮像系の概
略構成を示す模式図である。
【0014】実施例のX線CT装置は、X線ファンビー
ムFX(以下、適宜にX線ビームFXと略称する。)を
被検体Mに照射するX線管1と、多数のX線検出素子2
aがX線ビームFXの広がり方向(横への広がり)にラ
イン状に配列されているとともにX線ビームFXの照射
に伴ってX線検出データを各X線検出素子2aごとに出
力する多チャンネル型のX線検出器2とが被検体Mを挟
んで対向配置されているX線撮像機構3と、X線管1及
びX線検出器2を対向配置状態を維持したまま被検体M
の体軸Z周りに回転させるためにガントリGに配設され
た撮像機構回転駆動部4と、被検体Mを載置したまま被
検体Mの体軸Zの方向(紙面と垂直な方向)に往復移動
してガントリG内を出入りする天板5となどを備えてい
る。このX線CT装置は、X線断層撮影が実行される場
合、被検体Mを載置した天板5を被検体Mの体軸Zの方
向(紙面と垂直な方向)に移動させて、X線管1及びX
線検出器2を被検体Mの体軸Z周りに回転させながら、
X線管1からX線ビームFXが被検体Mに照射されるの
に伴ってX線検出器2から出力されるX線検出データに
基づいて、適切な画像再構成処理が行われて最終的にX
線CT画像が作成されるよう構成されている。以下、実
施例のX線CT装置の各部構成を具体的に説明する。
【0015】X線撮像機構3は、図1に示すように、ガ
ントリGの内部でX線管1の前方の位置にX線管1から
出射されるX線ビームを整形するためのコリメータ1a
を備えている。このコリメータ1aによってX線管1か
ら出射されるX線ビームがファン(扇状)の形に整えら
れる構成となっている。また、ガントリGの開口前縁の
右と真上の位置には、被検体Mにおける撮影基準位置を
決める(天板5における基準位置を設定する)為の投光
器L1,L2が配設されている。
【0016】実施例装置は、マルチスライスタイプであ
るので、X線検出器2は、X線ビームFXの広がり方向
に沿ってライン状に配列されているX線検出素子2aか
らなるX線検出素子配列ライン2A(素子列)は1列で
はなく、図2及び図3に示すように、4列のX線検出素
子配列ライン2Aが被検体Mの体軸Zの方向に隣接して
続くようにして配設されていて、一度に4スライス面の
X線検出データが得られることから、実施例の装置は、
広い撮影範囲の撮影に適する装置となっている。なお、
各X線検出素子配列ライン2Aにおけるチャンネル数
(X線検出素子2aの数)は、通常、約1000前後で
あり、この実施例の場合は1000チャンネルとする。
【0017】撮像機構回転駆動部4は、図1に示すよう
に、モータ6の回転力がプーリ7及びベルト8を介して
回転リング9に伝達されるのに伴ってこの回転リング9
を回転させるように構成されている。X線撮像機構3の
X線管1及びX線検出器2は回転リング9に固定されて
おり、モータ6の正転又は逆転により回転リング9が連
動して回転するのに従い、X線管1とX線検出器2が被
検体Mの体軸Z周りに回転する。なお、この撮像機構回
転駆動部4は、撮像機構制御部10からのコントロール
により必要な回転駆動動作を実行する構成となってい
る。
【0018】また、照射制御部11は、主制御部16か
らの設定照射条件に従って、高電圧発生部11aのX線
管1への管電圧・管電流等を制御する。X線管1からの
X線ビームFXの照射に伴ってX線検出器2から出力さ
れるX線検出データは、データ収集部(DAS)13に
より収集されてディジタル変換された上で後段へ出力さ
れる。
【0019】さらに、天板5は、天板駆動部12のコン
トロールにより被検体Mの体軸Zの方向に往復移動させ
られるように構成されている。したがって、天板5と天
板駆動部12とにより、被検体Mに対しX線管1および
X線検出器2を被検体Mの体軸Zの方向に沿って相対的
に移動させる位置移動手段が構成されていることにな
る。なお、撮像機構制御部10や照射制御部11あるい
は天板駆動部12のコントロールは、操作卓やマウスな
どの入力用機器14等からの入力操作や撮影進行状況に
応じて主制御部16から適時に送出される指令信号など
に従って実行される構成になっている。
【0020】一方、実施例のX線CT装置は、データ収
集部13の後段において、X線検出器2から出力される
ディジタル信号のX線検出データに対してX線検出素子
2aの間の感度のバラツキ等による誤差を補正するデー
タ前処理部15aと、データ前処理部15aによる前処
理済のX線検出データに基づき画像再構成処理を行う再
構成処理部15と、最終的に得られるX線CT画像(X
線断層画像)を記憶するCT画像用メモリ17を備えて
いる。またこの他に、X線CT装置は、入力用機器14
等からの入力操作や主制御部16の指令等に従ってX線
CT画像を表示する表示用モニタ18やX線CT画像を
シートなどに印刷して出力する画像焼付け器19等も備
えていている。
【0021】再構成処理部15は、データ前処理部15
aから出力される前処理済のX線検出データを処理に必
要な期間格納しておく検出データメモリ20と、画像再
構成処理に用いる再構成関数を設定する再構成関数設定
部21と、再構成関数設定部21に設定されている再構
成関数を用いてX線検出データの畳み込み積分を行う畳
み込み積分部22と、畳み込み積分結果を逆投影してX
線CT画像用の再構成画像を作成する逆投影部23とを
備えている。なお、画像再構成処理用の再構成関数は、
再構成画像に所謂ぼけが生じることを阻止するなどの目
的で用いるものである。
【0022】さらに、実施例のX線CT装置は、X線ビ
ームFXの広がり方向に配列されているX線検出素子2
aにより同一の検出タイミングで得られるX線検出デー
タからなるプロファイルデータに基づいて、X線が照射
されている被検体Mの部位を認識する照射部位認識部2
4と、被検体Mの部位に適合する再構成関数(すなわち
再構成関数情報)を各部位ごとに予め保持する再構成関
数情報保持部25とを備えている(第1点)。再構成処
理部15は、照射部位認識部24によって認識された部
位に基づいて、X線ビームFX照射中の被検体Mの部位
に適合する再構成関数を再構成関数情報保持部25から
選択して画像再構成処理を行うよう構成されている(第
2点)。これらの点(第1,第2点)が本発明に係る実
施例の顕著な特徴となっているので、以下、この特徴点
について具体的に説明する。
【0023】先ず、照射部位認識部24による認識対象
である被検体の部位としては、例えば、図4に示すよう
に、頭部Ma、肩部Mb、肺部Mc、腹部Mdが挙げら
れるが、勿論、これらに限られるものではなく、例えば
脚部も認識対象の部位とすることもできる。また、照射
部位認識部24による被検体Mの部位認識の基礎となる
プロファイルデータとしては、例えば、X線管1が被検
体の真上にあってX線検出器2が被検体Mの真下にある
時、或いは、X線検出器2が被検体の真上にあってX線
管1が被検体Mの真下にある時の4列のX線検出素子配
列ライン2Aのうちの一つのラインの全てのX線検出素
子2aのX線検出データ、即ち、被検体Mの真正面また
はその反対面でスライス撮影した時のX線検出素子配列
ライン2Aの1列分のX線検出データが挙げられる。プ
ロファイルデータは、4列のX線検出素子配列ライン2
Aの間で被検体Mの体軸Zの方向に並ぶX線検出素子2
a同士のX線検出データを平均化したものでもよい。ま
た、プロファイルデータは、必ずしも全チャンネル数が
必要であるわけでなく、例えば1チャンネルおきに間引
きした半分のチャンネル数であってもよい。また、照射
部位認識部24は、4列のX線検出素子配列ライン2A
ごとのプロファイルデータに基づいて、4列のX線検出
素子配列ライン2Aごとに被検体Mの部位を認識するこ
ともできる。
【0024】被検体Mの真正面でスライス撮影した時の
1列のX線検出素子配列ライン2Aの各X線検出データ
のチャンネルを横軸とし、データの強度(信号強度)を
縦軸としてプロットとすると、図5に示すように、プロ
ファイルデータは曲線であらわされるが、被検体Mの体
軸Zの方向にX線撮像機構3が移動してX線ビームFX
照射中の部位が変化するのに伴ってプロファイルデータ
は変化する。ちなみに、図5(a)は頭部Maのプロフ
ァイルデータ、図5(b)は肩部Mbのプロファイルデ
ータ、図5(c)は肺部Mcのプロファイルデータ、図
5(d)は腹部Mdのプロファイルデータをそれぞれ示
しており、X線ビームFX照射中の部位が変化するとプ
ロファイルデータが変化することが分かる。
【0025】図5(a)に示すように、骨の占める割合
が多い頭部Maの場合、頭部の骨によりX線が吸収され
ることになり中央付近の一定範囲の狭い部分だけで強度
が大きく落ち込むプロファイルデータとなる。図5
(b)に示すように、長い鎖骨が支配的な肩部Mbの場
合、この鎖骨などによりX線が吸収されることになり全
体に強度が大きく落ち込むプロファイルデータとなる。
図5(c)に示すように、空気の割合が多い肺部Mcの
場合、X線の吸収が少なくて全体に強度が高いプロファ
イルデータとなる。図5(d)に示すように、臓器が大
部分を占める腹部Mdの場合、腹部における臓器により
X線が吸収されて全体的にX線が透過し難くなっており
全体に強度が大きく低下したプロファイルデータとな
る。このように、被検体Mの頭部Ma、肩部Mb、肺部
Mc、腹部Mdの間には、X線の吸収率(透過率)の相
違があって、この相違に応じた差異がプロファイルデー
タの間に生じるので、プロファイルデータを基礎として
被検体Mの部位認識が行えるのである。
【0026】実施例の照射部位認識部24は、撮影前に
被検体Mの撮影開始部位と天板5の上での被検体Mの向
き(撮影中に被検体Mが頭側か足側がどちらの方に進む
のか)とを入力用機器14から入力してセットするとと
もに、各プロファイルデータのデータ強度の平均値(平
均強度)で被検体Mの部位の認識を行う構成となってい
る。頭部と肩部、肩部と肺部、肺部と腹部の各間では平
均強度は顕著に違うので、撮影開始前に、被検体Mにお
ける撮影開始部位と天板5の上での被検体Mの向きを予
め認識させておけば、平均強度の変化でX線ビームFX
照射中の部位が頭部、肩部、肺部、腹部のいずれである
かを簡単かつ確実に認識することができる。例えば、撮
影開始部位が肩部Mbであって被検体Mの向きが頭側で
ある場合、平均強度がぐんと上がることで肩部Mbが終
わって肺部Mcになったことが認識され、次に平均強度
がぐんと下がることで肺部Mcが終わって腹部Mdにな
ったことが認識される。
【0027】もちろん照射部位認識部24は、被検体M
におけるX線ビームFX照射中の部位の認識を平均強度
に基づいて行う構成に限られるものではなく、各プロフ
ァイルデータの曲線の形や、一定以上の強度低下(X線
吸収)を示すチャンネルの幅(数)などに基づいて被検
体Mの部位の認識を行う構成でもよいし、平均強度、プ
ロファイルデータの曲線の形、一定以上の強度低下を示
すチャンネルの幅のうちの二つ又は3つのファクターを
組み合わせて被検体Mの部位の認識を行う構成であって
もよい。照射部位認識部24の構成によっては、撮影開
始前に被検体Mにおける撮影開始部位や天板5の上での
被検体Mの向きを予めセットする操作が必要なくなる。
【0028】一方、画像再構成処理用の再構成関数は、
被検体Mの部位によって適合する関数のかたちが異な
る。例えば、頭部Maの場合は通常よりも骨の輪郭が明
瞭な画像になるような再構成関数が適当であり、また肺
部Mcの場合は通常よりもシャープな画像になるような
再構成関数が適当であり、さらに腹部Mdの場合は癌な
どの病変部が目立つ通常よりもスムーズな画像になるよ
うな再構成関数が適当であると考えられる。
【0029】そこで、再構成関数情報保持部25は、例
えば、頭部、肩部、肺部、腹部の各部位に適合する4つ
の再構成関数FA〜FD、すなわち、これらの再構成関
数FA〜FDに対応する再構成関数情報(例えば関数の
係数)Fa〜Fdを予め格納して保持している。つま
り、再構成関数FA〜FDの間には例えば係数が異なる
という違いがあるのである。なお、再構成関数情報Fa
は頭部Maに適合する再構成関数FAの情報、再構成関
数情報Fbは肩部Mbに適合する再構成関数FBの情
報、再構成関数情報Fcは肺部Mcに適合する再構成関
数FCの情報、再構成関数情報Fdは腹部Mdに適合す
る再構成関数FDの情報である。
【0030】他方、実施例の装置の再構成処理部15の
場合、再構成関数情報Fa〜Fdの中から照射部位認識
部24により認識された被検体MにおけるX線ビームF
X照射中の部位(例えば頭部Ma)に対応する情報(例
えば再構成関数情報Fa)が再構成関数情報保持部25
から読み出されて再構成関数設定部21に送り込まれて
X線ビームFX照射中の被検体Mの部位に適合する再構
成関数(例えば再構成関数FA)が設定されることによ
り、被検体MにおけるX線ビームFX照射中の部位(例
えば頭部)に適合する再構成関数(例えば再構成関数F
A)が認識部位が変わる都度選択される構成となってい
る。
【0031】なお、上述したように、照射部位認識部2
4による認識部位が変わる都度、認識部位に適合する再
構成関数が再構成関数設定部21に設定される構成では
なく、装置の始動とともに再構成関数情報Fa〜Fdが
再構成関数情報保持部25から順に読み出されて再構成
関数設定部21に送り込まれて再構成関数FA〜FDが
全て予め設定されるとともに、再構成関数設定部21に
設定済の4つの再構成関数FA〜FDの中から認識部位
に適合する再構成関数が認識部位が変わる都度選択され
る構成であってもよい。
【0032】続いて、以上に述べた構成を有する実施例
のX線CT装置によるX線断層撮影の進行プロセスを、
図面を参照しながら説明する。図6は実施例装置による
X線断層撮影の進行状況を示すフローチャートである。
また、以下の説明では、撮影範囲が頭部Ma〜腹部Md
であって、撮影開始部位が頭部Maであり、天板5上で
の被検体Mの向きが頭側であるものとするとともに、被
検体Mを天板5に載せて撮影位置へセットした次の段階
から説明することとする。
【0033】〔ステップS1〕オペレータが入力用機器
14から被検体Mの頭部Maを撮影開始部位として入力
するとともに、頭側を天板5の上での被検体Mの向きと
して入力する。
【0034】〔ステップS2〕オペレータが入力用機器
14から撮影開始の指令を入力すると、被検体Mの移動
が始まるとともにX線管1からのX線ビームFXの照射
とX線検出器2から出力されるX線検出データの収集が
始まる。
【0035】〔ステップS3〕照射部位認識部24はプ
ロファイルデータの平均強度からX線ビームFX照射中
の被検体Mの部位が頭部Maであると認識するので、再
構成関数情報保持部25から再構成関数情報Faが読み
出されて再構成関数設定部21に送り込まれて再構成関
数FAが設定されるとともに、設定された再構成関数F
Aに従って画像再構成処理が行われて、最終的には頭部
MaについてのX線CT画像がCT画像メモリ17へ送
られる。
【0036】〔ステップS4〕照射部位認識部24の認
識結果が頭部Maのままであれば、ステップS3が続行
され、照射部位認識部24の認識結果が肩部Mbに変化
すれば、ステップS5へ進む。
【0037】〔ステップS5〕再構成関数情報保持部2
5から再構成関数情報Fbが読み出されて再構成関数設
定部21に送り込まれて再構成関数FBが設定されると
ともに、設定された再構成関数FBに従って画像再構成
処理が行われて、肩部MbのX線CT画像用の再構成画
像が作成される。
【0038】〔ステップS6〕照射部位認識部24の認
識結果が肩部Mbのままであれば、ステップS5が続行
され、照射部位認識部24の認識結果が肺部Mcに変化
すれば、ステップS7へ進む。
【0039】〔ステップS7〕再構成関数情報保持部2
5から再構成関数情報Fcが読み出されて再構成関数設
定部21に送り込まれて再構成関数FCが設定されると
ともに、再構成関数FCに従って画像再構成処理が行わ
れて、肺部McのX線CT画像用の再構成画像が作成さ
れる。
【0040】〔ステップS8〕照射部位認識部24の認
識結果が肺部Mcままであれば、ステップS7が続行さ
れ、照射部位認識部24の認識結果が腹部Mdに変化す
れば、ステップS9へ進む。
【0041】〔ステップS9〕再構成関数情報保持部2
5から再構成関数情報Fdが読み出されて再構成関数設
定部21に送り込まれて再構成関数FDが設定されると
ともに、再構成関数FDに従って画像再構成処理が行わ
れて、腹部MdのX線CT画像用の再構成画像が作成さ
れる。
【0042】〔ステップS10〕腹部Mdについての画
像再構成処理が終われば、全撮影範囲を撮り終わったこ
とになり、X線断層撮影は完了である。
【0043】以上に詳述したように、実施例のX線CT
装置によれば、X線断層撮影中、照射部位認識部24に
より被検体MにおけるX線ビームFX照射中の部位が常
に認識されると同時に、再構成関数が認識部位に適合す
る関数に切り換えられながら再構成処理部15により画
像再構成処理が行われるので、撮影範囲が複数の部位に
渡る広いものでも、各部位の画像再構成処理は常にそれ
ぞれの部位にマッチしたものとなる結果、広い撮影範囲
の全域を画質を低下させることなくX線断層撮影を行う
ことができ、広い撮影範囲の全域にわたって良好な画質
を得ることができる。具体的には、被検体の複数の部位
が存在する広い撮影範囲内における各部位を、その部位
ごとの適切な再構成関数で画像再構成処理してX線CT
像を得るようにしているので、部位ごとに最適なX線C
T像を得ることができる。
【0044】また、照射部位認識部24による被検体M
におけるX線ビームFX照射中の部位の認識は、X線検
出データを利用した信号処理だけで行えるので、X線ビ
ームFX照射中の部位を認識する為の機器を別途設ける
必要もない。さらに、実施例装置の場合、同じ再構成処
理部15において、認識されたX線ビームFX照射中の
被検体Mの部位に適合した再構成関数が選択して用いら
れる構成であるので、再構成処理部の数が一つで済む。
【0045】また、X線検出器2は、多数のX線検出素
子2aがX線ビームFXの広がり方向に配列されたX線
検出素子配列ライン2A(素子列)を、X線ビームFX
の厚み方向(被検体Mの体軸Zの方向)に複数列分(例
えば、4列分)並設させて2次元状に構成され、照射部
位認識部24は、X線検出素子配列ライン2Aごとに得
られるプロファイルデータに基づいて、X線ビームFX
が照射されている被検体Mの部位をX線検出素子配列ラ
イン2Aごとにそれぞれ認識するように構成され、再構
成処理部23は、照射部位認識部24により認識された
X線検出素子配列ライン2AごとのX線ビームFX照射
中の被検体Mの部位に適合するそれぞれの再構成関数で
もって、X線検出器2から出力されるX線検出データに
対する画像再構成処理をX線検出素子配列ライン2Aご
とに行うように構成されているので、X線検出器2のX
線検出素子配列ライン2Aごとに再構成関数の設定を行
うことができる。すなわち、スライス毎に再構成関数の
設定を行うことができる。
【0046】この発明は、上記実施の形態に限られるこ
とはなく、下記のように変形実施することができる。 (1)上述した実施例では、X線管1及びX線検出器2
を備えたガントリG内を出入りするように、被検体Mを
載置した天板5を天板駆動部12によって移動させてい
るが、天板5を固定としガントリGを移動させるように
しても良いし、天板5とガントリGの両方を移動させる
ようにしても良い。
【0047】(2)実施例のX線CT装置において、照
射部位認識部24の認識機能を停止(オフ)させて、入
力用機器14等によりプリセットした特定の再構成関数
だけに従って撮影範囲の全域を一律に画像再構成処理す
るモードを選択することも出来るように構成した装置
が、変形例として挙げられる。
【0048】(3)実施例のX線CT装置は、X線検出
素子配列ライン2Aが4列設けられているマルチスライ
スタイプの装置であったが、この発明のX線CT装置
は、X線検出素子配列ライン2Aが4列以外の複数列あ
るマルチスライスタイプの装置でもよいし、X線検出素
子配列ライン2Aが1列だけのシングルスライスタイプ
(非マルチスライスタイプ)の装置であってもよい。
【0049】(4)上述した実施例のX線CT装置は、
被検体Mを挟んだ状態でX線管1とX線検出器2とを被
検体Mの体軸Z周りに1回転させることで、被検体Mの
特定の測定位置における全周方向のX線検出データを取
得し、被検体Mを載置した天板5を所定の送りピッチで
被検体Mの体軸Zの方向にステップ送りして、被検体M
の次の測定位置における全周方向のX線検出データを取
得するというように、1回転させた後に1ステップ送り
するスキャン方式のものとしているが、このスキャン方
式のものに限定されるものではなく、ヘリカルスキャン
を行うものなど、回転と送りとを同時に行うスキャン方
式のものとした場合にも、適用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1の発明
のX線CT装置によれば、X線断層撮影中、照射部位認
識手段により被検体におけるX線ビーム照射中の部位が
常に認識されると同時に、再構成関数が認識部位に適合
する関数に切り換えられながら再構成処理手段により画
像再構成処理が行われるので、撮影範囲が複数種類の部
位に渡る広い場合でも、各部位の画像再構成処理は常に
それぞれの部位にマッチしたものとすることができ、広
い撮影範囲の全域を画質を低下させることなくX線断層
撮影することができ、広い撮影範囲の全域に渡って良好
な画質を得ることができる。加えて、被検体におけるX
線ビーム照射中の部位の認識は、X線検出データを利用
した信号処理だけで行うことができるので、X線ビーム
照射中の部位を認識する為の機器を別途設ける必要もな
い。
【0051】また、請求項2の発明のX線CT装置によ
れば、X線検出手段は、多数のX線検出素子がX線ビー
ムの広がり方向に配列された素子列を、X線ビームの厚
み方向に複数列分並設させて2次元状に構成され、照射
部位認識手段は、素子列ごとに得られるプロファイルデ
ータに基づいて、X線ビームが照射されている被検体の
部位を素子列ごとにそれぞれ認識するように構成され、
再構成処理手段は、照射部位認識手段により認識された
素子列ごとのX線ビーム照射中の被検体の部位に適合す
るそれぞれの再構成関数でもって、X線検出手段から出
力されるX線検出データに対する画像再構成処理を前記
素子列ごとに行うように構成されているので、X線検出
手段の素子列ごとに再構成関数の設定を行うことができ
る。すなわち、スライス毎に再構成関数の設定を行うこ
とができる。
【0052】また、請求項3の発明のX線CT装置によ
れば、被検体を挟んだ状態でこの被検体の体軸周りに回
転されるX線照射手段およびX線検出手段と、被検体と
を、被検体の体軸方向に相対的に移動させる位置移動手
段を備え、位置移動手段の位置移動動作によって、被検
体の複数種類の部位を含む範囲についてのX線CT撮影
を行うようにしているので、被検体の複数種類の部位を
含む範囲についてX線CT撮影を行う場合、すなわち、
被検体の複数種類の部位を含むような広範囲についての
X線検出データを得るような場合において、X線ビーム
照射中の被検体の部位に応じた適切な再構成関数でもっ
て、X線検出手段から出力されるX線検出データに対す
る画像再構成処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のX線CT装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施例のX線CT装置における撮像系の概略構
成を示す模式図である。
【図3】実施例装置のX線検出器におけるX線検出素子
の配列状態を示す平面図である。
【図4】実施例装置の照射部位認識部による認識対象で
ある被検体の部位を示す模式図である。
【図5】照射部位認識部により認識される被検体の各部
位のプロファイルデータを示すグラフである。
【図6】実施例のX線CT装置によるX線断層撮影の進
行状況を示すフローチャートである。
【図7】従来のX線CT装置の撮像系の概略構成を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 … X線管(X線照射手段) 2 … X線検出器(X線検出手段) 2a … X線検出素子 5 … 天板(位置移動手段) 12 … 天板駆動部(位置移動手段) 15 … 再構成処理部(再構成処理手段) 21 … 再構成関数設定部 24 … 照射部位認識部(照射部位認識手段) 25 … 再構成関数情報保持部(再構成関数保持手
段) FA〜FD…再構成関数 FX …X線ファンビーム M …被検体 Ma …頭部(被検体の部位) Mb …肩部(被検体の部位) Mc …肺部(被検体の部位) Md …腹部(被検体の部位) Z …体軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 義徳 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 CA04 EA02 FE18 FE19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)X線ビームを被検体に照射するX
    線照射手段と、(b)多数のX線検出素子がX線ビーム
    の広がり方向に配列され、X線ビームの照射に伴ってX
    線検出データを前記素子ごとに出力するX線検出手段
    と、(c)前記多数のX線検出素子で得られるX線検出
    データからなるプロファイルデータに基づいて、X線ビ
    ームが照射されている被検体の部位を認識する照射部位
    認識手段と、(d)前記照射部位認識手段によって認識
    されたX線ビーム照射中の被検体の部位に適合する再構
    成関数に従って、前記X線検出手段から出力されるX線
    検出データに対する画像再構成処理を行う再構成処理手
    段とを備えていることを特徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のX線CT装置におい
    て、前記X線検出手段は、多数のX線検出素子がX線ビ
    ームの広がり方向に配列された素子列を、X線ビームの
    厚み方向に複数列分並設させて2次元状に構成され、前
    記照射部位認識手段は、前記素子列ごとに得られるプロ
    ファイルデータに基づいて、X線ビームが照射されてい
    る被検体の部位を前記素子列ごとにそれぞれ認識するよ
    うに構成され、前記再構成処理手段は、前記照射部位認
    識手段により認識された前記素子列ごとのX線ビーム照
    射中の被検体の部位に適合するそれぞれの再構成関数で
    もって、前記X線検出手段から出力されるX線検出デー
    タに対する画像再構成処理を前記素子列ごとに行うよう
    に構成されていることを特徴とするX線CT装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のX線C
    T装置において、被検体を挟んだ状態でこの被検体の体
    軸周りに回転される前記X線照射手段およびX線検出手
    段と、被検体とを、被検体の体軸方向に相対的に移動さ
    せる位置移動手段を備え、前記位置移動手段の位置移動
    動作によって、被検体の複数種類の部位を含む範囲につ
    いてのX線CT撮影を行うようにしていることを特徴と
    するX線CT装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006262963A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Shimadzu Corp 核医学診断装置およびそれに用いられる診断システム
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