JP5913957B2 - X線ct装置 - Google Patents

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本発明は、2方向から撮影される2つのスキャノグラムを参照しながらFOVの設定を行うX線CT装置に関するものである。
従来、X線CT(Computed Tomography)装置による医用画像の撮影では、最初に、スキャン位置決めのためのX線透視像(スキャノグラムとも呼ばれる。以下「スキャノグラム」という。)を撮影する。次に、スキャノグラムを用いて位置決めや再構成範囲(FOV(Field Of View)とも呼ばれる。以下「FOV」という。)の設定などを行う。そして、設定された条件に基づいて本撮影を行う。
近年のX線CT装置では、コロナル方向とサジタル方向から、スキャノグラムの撮影が可能である。例えば、特許文献1には、2つのスキャノグラムを参照しながら位置決めや再構成範囲の設定を行うことが記載されている。
また、近年では、撮影対象部位以外の被曝を低減させるために、撮影対象部位以外のX線照射を抑えるボウタイフィルタ(補償フィルタとも呼ばれる。以下「補償フィルタ」という。)が搭載されている。補償フィルタが搭載されているX線CT装置による医用画像の撮影では、操作者は、補償フィルタによってX線の線量が補償される領域(以下「補償領域」という。)外や、補償領域とそれ以外の領域の境界線(以下「補償境界」という。)の線上にFOVを設定しないように注意する必要がある。なぜなら、FOVが補償領域外や補償境界の線上に設定されてしまうと、本撮影後に再構成されるCT画像の画質が低下するからである。
特開2006−167346
ところで、一般に、FOVの設定などは、表示装置に表示されているスキャノグラムの画像平面(以下、「スキャノグラム平面」という。)上で行われる。しかし、特許文献1も含めて従来の技術では、スキャノグラム平面と直交する方向に対する配慮がなされていない。すなわち、スキャノグラム平面と直交する方向の補償領域や補償境界に関する情報が、表示装置に表示されていない。
このため、FOVの位置が、スキャノグラム平面と直交する方向に補償領域から突出していても、表示装置に表示されているスキャノグラム平面ではFOVが補償領域内に設定されているように見えてしまう。
そこで、従来は、操作者が2つのスキャノグラムを交互に参照し、両方のスキャノグラムにおいてFOVが補償領域内に設定されていることを確認する必要があった。しかし、操作者は、画面を見て「スキャン断面上では補償境界が円形である」ということに気付かないので、スキャノグラム平面と直交する方向においてFOVの位置が突出しているかどうかの確認を忘れてしまう可能性がある。そして、確認漏れがあると、FOVの位置が補償領域から突出したまま本撮影が行われ、診断に十分な画質を得ることができない場合がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、2方向から撮影される2つのスキャノグラムを参照しながらFOVの設定を行う場合において、FOVを補償領域内に設定することを支援することができるX線CT装置を提供することである。
前述した目的を達成するために本発明は、撮影方向が異なる複数のスキャノグラムを撮影する撮影手段と、補償フィルタによる補償領域を算出し、複数のスキャノグラムのうち、少なくとも1つのスキャノグラムに係るスキャノグラム平面に前記補償領域を視認可能に表示する表示手段と、前記スキャノグラム平面に重畳して表示されるFOVオブジェクトの位置の変更を受け付けて、再構成処理に用いられるFOVの位置を設定する設定手段と、を具備し、前記表示手段は、前記FOVオブジェクトの前記スキャノグラム平面と直交する方向の位置を固定した場合において、前記FOVが前記補償領域から突出せずに、前記FOVオブジェクトが前記スキャノグラム平面内を移動可能な範囲を示す限界位置を算出し、前記限界位置を視認可能に表示することを特徴とするX線CT装置である。
本発明により、2方向から撮影される2つのスキャノグラムを参照しながらFOVの設定を行う場合において、FOVを補償領域内に設定することを支援することができるX線CT装置を提供することができる。具体的には、操作者は、スキャノグラム平面と直交する方向の補償境界を目視確認できる。そのため、FOVが補償領域内に設定されているか否かを容易に判断することができる。
X線CT装置の全体構成を示す図 従来技術によるサジタル方向のスキャノグラムにおけるFOVの設定を説明するための図 従来技術によるコロナル方向のスキャノグラムにおけるFOVの設定を説明するための図 本発明によるコロナル方向のスキャノグラムにおけるFOVの設定を説明するための図 本発明によるサジタル方向のスキャノグラムにおけるFOVの設定を説明するための図 X線CT装置の動作を示すフローチャート 補償領域を階調的に表示する処理を説明するための図 補償領域をFOV内に重畳せずに表示する処理を説明するための図 FOVの突出範囲を通知する処理を説明するための図 FOVの突出時のX線CT装置の動作を示すフローチャート スキャノグラムを斜視化して表示する処理を説明するための図 スキャノグラムの斜視角度の変更処理を説明するための図 断面FOV設定領域及びスキャノグラムを並列に表示する処理を説明するための図 FOV設定ダイアログ画面を説明するための図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。最初に、図1を参照しながら、全ての実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。
図1に示すように、X線CT装置1は、操作卓2の各種装置と通信可能に接続されている。X線CT装置1は、スキャンガントリ部100とシステム制御部120とを備える。スキャンガントリ部100は、X線管101と、ガントリ(回転円盤)102と、補償フィルタ103と、コリメータ104と、開口部105と、寝台106と、X線検出器107と、データ収集装置108と、X線制御装置109と、インターロック制御装置110と、寝台制御装置111と、ガントリ制御装置112と、を備えている。
X線管101は、寝台106上に載置される被検者にX線を照射する装置である。補償フィルタ103は、X線管101から照射されるX線の放射線強度、特に、寝台106の左右方向(X軸方向)の放射線強度を減衰させ、撮影対象部位以外のX線照射を抑える装置である。コリメータ104は、X線管101から照射されるX線の放射範囲、特に、寝台106の前後方向(Z軸方向)の放射範囲を制限する装置である。
ガントリ102は、寝台106上に載置される被検者が入る開口部105を備えるとともに、X線管101とX線検出器107を搭載し、被検者の周囲を回転するものである。X線検出器107は、X線管101と対向配置され、被検者を透過したX線を検出することにより透過X線の空間的な分布を計測する装置である。X線検出器107は、多数のX線検出素子をガントリ102の回転方向に配列したもの、又はガントリ102の回転方向と回転軸方向との2次元に配列したものである。データ収集装置108は、X線検出器107によって検出されるX線量をデジタルデータとして収集する装置である。
X線制御装置109は、X線管101に入力される電力を制御する装置である。インターロック制御装置110は、寝台制御装置111とガントリ制御装置112を管理し、被検者が開口部105に接触することを防ぐ装置であり、インターロックの算出も行う。寝台制御装置111は、寝台106の上下前後左右動を制御する装置である。ガントリ制御装置112は、ガントリ102の回転、及び傾斜を制御する装置である。
システム制御部120は、システム制御装置121と、画像演算装置122と、記憶装置123と、を備えている。記憶装置123は、データ収集装置108によって収集されるRawData124を記憶する装置であり、具体的にはHDD(Hard Disk Drive)等である。画像演算装置122は、記憶装置123に記憶されるRawData124を演算処理してCT画像再構成を行う装置である。システム制御装置121は、これらの装置及びガントリ制御装置112と寝台制御装置111とX線制御装置109を制御する装置である。
操作卓2は、操作卓表示装置201と、操作卓入力装置202と、操作卓制御装置203と、操作卓記憶装置204と、を備えている。操作卓記憶装置204は、画像演算装置122によって作成されるCT画像205を記憶する装置である。操作卓表示装置201は、CT画像205及び撮影計画画面を表示する装置であり、具体的にはCRT(Cathode-Ray Tube)や液晶ディスプレイ等である。操作卓入力装置202は、被検者氏名、検査日時、撮影条件などを入力するための装置であり、具体的にはキーボードやポインティングデバイスである。尚、操作卓表示装置201及び操作卓入力装置202は、タッチパネルディスプレイのように一体となっていても良い。
ここで、撮影時におけるX線CT装置1の一般的な動作を説明する。まず、操作卓制御装置203が、操作卓入力装置202から入力される寝台移動位置及び撮影範囲に基づき、インターロック算出を行い、インターロック制御装置110へ寝台移動位置を伝える。次に、ガントリ制御装置112がガントリ102を傾斜し、寝台制御装置111が寝台106を移動する。次に、X線制御装置109が、操作卓入力装置202から入力される撮影条件、特にX線管電圧やX線管電流などに基づき、X線管101に入力される電力を制御する。これによって、X線管101は、撮影条件に応じたX線を被検者に照射する。そして、X線検出器107が、X線管101から照射され、被検者を透過するX線をX線検出素子によって検出し、データ収集装置108が、透過X線の分布を計測する。ガントリ102は、ガントリ制御装置112により制御され、操作卓入力装置202から入力される撮影条件、特に回転速度などに基づいて回転する。寝台106は、寝台制御装置111によって制御され、操作卓入力装置202から入力される撮影条件、特にらせんピッチなどに基づいて動作する。
このようにして、X線管101からのX線照射とX線検出器107による透過X線分布の計測がガントリ102の回転とともに繰り返されることにより、様々な角度からのX線量データが取得される。取得される様々な角度からのX線量データは、RawData124として纏められ、画像演算装置122に送信される。画像演算装置122は、送信されるRawData124を逆投影処理することによりCT画像205を再構成する。再構成して得られるCT画像205は、操作卓表示装置201に表示されるとともに、操作卓記憶装置204に記憶される。
次に、図2及び図3を参照しながら、従来技術において、2方向から撮影される2つのスキャノグラム301を参照しながらFOVの設定を行う時の問題点を説明する。
図2(a)では、サジタル方向のスキャノグラム301を用いてFOVの位置を設定している画面を模式的に示している。図2(a)では、操作者が設定する補償フィルタ103の大きさに応じて、スキャノグラム301に重ねて補償境界302が表示されている。図2(a)では、補償境界302を点線の直線によって図示している。図2(a)に示すように、補償境界302は、寝台106の上下方向(Y軸方向)と直交する直線である。補償境界302は、スキャノグラム301に画像化されている被検者の領域を挟んで、2本の直線として表示される。操作者は、操作卓入力装置202の1つであるマウスのドラッグ操作等により、FOVオブジェクト303の大きさや、スキャノグラム平面(Y−Z平面)上の位置を変更することができる。
図2(b)は、図2(a)の状態において、スキャン断面(X−Y平面)における、スキャノグラム301、補償境界302、及びFOVオブジェクト303の位置関係を模式的に示している。ここで、スキャン断面は、いわゆるアキシャル断面(体軸断面)と同一の平面である。
図2(b)に示すように、サジタル方向のスキャノグラム301は、スキャン断面においては、寝台106の上下方向(Y軸方向)と平行な直線に射影されるものとして考えられる。
また、図2(b)に示すように、補償境界302は、スキャン断面においては、円である。特に、補償境界302は、中心が開口部105の外縁を示す円と同一であって、半径が開口部105の外縁を示す円の半径よりも小さい円である。これは、補償フィルタ103のX軸方向の中心位置が、開口部105のX軸方向の中心位置と同一であること、及び、補償フィルタ103がガントリ102に搭載されており、被検者の周囲を回転しながらX線が照射されること、等によるものである。
また、図2(b)に示すように、FOVオブジェクト303は、スキャン断面においては、一般的には円である。FOVオブジェクト303は、CT画像205の再構成処理における再構成範囲を示すものであるから、良好な画質のCT画像205を得るためには、補償フィルタ103によってX線の線量が補償される補償領域内、つまり補償境界302の内部に設定されることが望ましい。
本実施形態では、操作者が、FOVオブジェクト303の位置を、寝台106の左右方向(X軸方向)及び上下方向(Y軸方向)の両方向に移動して設定できるものとする。そして、X線CT装置1は、設定されるFOVオブジェクト303の位置等に応じて寝台106を移動し、撮影対象部位を撮影中心に移動させる。例えば、心臓のCT撮影等において、心臓用の補償フィルタ103を用いて被曝量を低減させる場合、心臓用の補償フィルタ103では補償領域が狭くなるので、FOVオブジェクト303を補償境界302の内部に正しく設定することが重要となる。
尚、サジタル方向からのスキャノグラム301のみを用いてFOVオブジェクト303の位置を設定する場合、Y−Z平面上において設定することになるため、操作者が、X軸方向にFOVオブジェクト303の位置を初期位置(例えば、開口部105の中心)から変更することは考え難い。例えば、X軸方向への移動量を数値で直接入力する等によって、FOVオブジェクト303をX軸方向に初期位置から移動させることは可能ではあるが、そのような操作は誤入力の可能性が高くなり現実的ではない。従って、X軸方向にFOVオブジェクト303の位置を初期位置から変更する場合、必然的に、サジタル方向からのスキャノグラム301だけでなく、コロナル方向のスキャノグラム301も撮影する。そして、X線CT装置1は、コロナル方向のスキャノグラム301に重畳させてFOVオブジェクト303を表示し、FOVオブジェクト303の位置の変更を受け付けることになる。
ここで、サジタル方向及びコロナル方向の2つのスキャノグラム301を撮影し、FOVオブジェクト303の位置を設定する場合を考える。まず、操作者は、操作卓入力装置202を操作することにより、操作卓表示装置201に表示されているサジタル方向のスキャノグラム301上において、図2と同じ状態になるようにFOVオブジェクト303の位置を設定する。次に、操作者は、同様に、操作卓表示装置201に表示されているコロナル方向のスキャノグラム301上において、FOVオブジェクト303の位置を設定する。図3(a)は、この時の画面を模式的に示している。
図3(a)では、操作者が、コロナル方向のスキャノグラム301上において、FOVオブジェクト303をX軸の正方向(紙面の右方向)に移動した例を図示している。304が、移動後の位置を示している。
図3(b)は、図3(a)の状態において、スキャン断面(X−Y平面)における、スキャノグラム301、補償境界302、(移動前の)FOVオブジェクト303、及び移動後のFOVオブジェクト304の位置関係を模式的に示している。図2及び図3の両方を参照すると、図2(a)に示すサジタル方向のスキャノグラム301及び図3(a)に示すコロナル方向のスキャノグラム301の両方において、FOVオブジェクト303は補償境界302の内部(補償領域内)に設定されているように見える。しかし、図3(b)に示すように、実際には、移動後のFOV304が、補償境界302の外部(補償領域外)に突出していることがある。
このように、FOVオブジェクト303の位置がスキャノグラム301の画像平面(以下、「スキャノグラム平面」という。)と直交する方向において補償境界302の外部(補償領域外)に突出していても、操作卓表示装置201に表示されているスキャノグラム301では、FOVオブジェクト303が補償境界302の内部(補償領域内)に設定されているように見えてしまう。
更に問題なことは、図2(a)及び図3(a)に示す従来技術の表示処理では、操作者は、画面を見て「スキャン断面上では補償境界302が円形である」ということに気付かない。従って、スキャノグラム平面と直交する方向においてFOVの位置が突出しているかどうかの確認を忘れてしまう可能性がある。そして、確認漏れがあると、FOV301の位置が補償領域から突出したまま本撮影が行われ、診断に十分な画質を得ることができない場合がある。
そこで、本発明の実施形態におけるX線CT装置1は、FOVオブジェクト303の位置、及びFOVオブジェクト303の大きさに応じて、スキャノグラム平面に対して垂直方向の補償境界302が視認可能なように、スキャノグラム301上に重畳して、操作卓表示装置201に表示する。
具体的には、本発明の実施形態におけるX線CT装置1は、撮影方向が異なる複数のスキャノグラム301を撮影する(例えば、互いに直交する撮影方向である。)。次に、X線CT装置1は、補償フィルタ103による補償領域を算出し、複数のスキャノグラム301のうち、少なくとも1つのスキャノグラム301に係るスキャノグラム平面に補償領域を視認可能に表示する。次に、X線CT装置1は、スキャノグラム平面に重畳して表示されるFOVオブジェクト303の位置の変更を受け付けて、再構成処理に用いられるFOVの位置を設定する。前述の表示処理では、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303のスキャノグラム平面と直交する方向の位置を固定した場合において、FOVが補償領域から突出せずに、FOVオブジェクト303がスキャノグラム平面内を移動可能な範囲を示す限界位置305を算出し、限界位置305を視認可能に表示する。これによって、操作者は、スキャノグラム平面と直交する方向の補償境界302を目視確認できる。そのため、FOVオブジェクト303が補償領域内に設定されているか否かを容易に判断することができる。
また、X線CT装置1は、前述の設定処理において、FOVオブジェクト303の大きさの変更を受け付けて、FOVの位置を設定しても良い。この場合、X線CT装置1は、前述の表示処理において、FOVオブジェクト303のスキャノグラム平面と直交する方向の位置に加えて、FOVオブジェクト303の大きさを固定した場合において、限界位置305を算出し、限界位置305を視認可能に表示する。
<第1の実施形態>
次に、図4〜図10を参照しながら、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、図4に示すように、FOVの位置及びFOVの大きさに応じて、スキャノグラム平面に対して垂直方向の補償境界302をスキャノグラム301上に表示する。
図4(a)では、操作者が、Y軸方向のFOVオブジェクト303の位置を変更した後、X線CT装置1が、FOVの上下方向の最端部310のY座標を通るX軸に水平な直線と補償境界302との交点311を算出する処理を模式的に示している。図4(b)では、X線CT装置1が、限界位置305を算出し、スキャノグラム301に限界位置305を直線として表示する処理を模式的に示している。ここで、限界位置305とは、図4の例であれば、FOVの大きさ及びY軸方向の位置を保った状態でX軸方向に移動した時に補償境界302の外に突出しない位置のことである。
X線CT装置1は、更に、図4(a)に示すように算出される交点311のX座標を通る直線と、限界位置305の直線とによって挟まれる矩形領域を算出し、垂直方向補償境界306とする。ここで、垂直方向補償境界306は、限界位置305を越えてFOVオブジェクト303の位置を移動した場合、FOVが補償領域内からスキャノグラム平面と直交する方向に突出してしまう領域である。そして、X線CT装置1は、スキャノグラム301上において、垂直方向補償境界306を視認可能に表示する。例えば、図4(b)の例では、周辺の領域とは異なる色によって垂直方向補償境界306を着色し、視認可能に表示している。
尚、前述の説明では、図4を参照し、コロナル方向のスキャノグラム301について述べている。前述の説明は、図5に示すサジタル方向のスキャノグラム301についても同様である。つまり、X−Z平面がY−Z平面に置き換わるだけであり、同様の表示処理が可能である。
次に、図6を参照しながら、X線CT装置1の動作について説明する。まずステップS101において、2方向のスキャノグラム301の撮影を行う。2方向のスキャノグラム301の撮影は、具体的には、寝台106を前後方向(Z軸方向)に移動させつつ、ある角度に固定したX線管101からX線を被検者に照射して撮影し、X線検出器107によって検出されるデータを操作卓記憶装置204に保存する。このスキャノグラム301の撮影を、サジタル方向及びコロナル方向の2方向から行う。尚、スキャノグラム301の撮影時における寝台106の上下位置及び左右位置、並びにガントリ102の傾斜角度(以下、「ガントリ傾斜角度」という。)も操作卓記憶装置204に保存する。
ステップS102において、X線CT装置1は、撮影したスキャノグラム301とFOVオブジェクト303を操作卓表示装置201に表示する。ステップS103において、X線CT装置1は、補償フィルタ103の大きさを受け付けて、操作卓記憶装置204に一時的に保持する。
ステップS104において、X線CT装置1は、補償フィルタ103の大きさ、FOVオブジェクト303の大きさ、及びFOVオブジェクト303の位置に応じて、補償境界302、限界位置305、及び垂直方向補償境界306を算出し、スキャノグラム301上に視認可能に表示する。
ここで、例えば、コロナル方向のスキャノグラム301に対して、FOVオブジェクト303の上下方向(Y軸方向)の中心位置がスキャノグラム平面上にある場合、補償境界302と限界位置305が一致する。同様に、サジタル方向のスキャノグラム301に対して、FOVオブジェクト303の左右方向(X軸方向)の中心位置がスキャノグラム平面上にある場合、補償境界302と限界位置305が一致する。このような場合、X線CT装置1は、必ずしも限界位置305や垂直方向補償境界306を表示する必要はなく、補償境界302のみを表示するように留めてもよい。
また、垂直方向補償境界306は、スキャン断面(X−Y平面)上では、原点から見て、上斜め方向及び下斜め方向(又は右斜め方向及び左斜め方向)の2方向に存在する。そこで、X線CT装置1は、操作卓表示装置201に表示する際、上斜め方向及び下斜め方向(又は右斜め方向及び左斜め方向)のいずれの方向の境界を表示するのかを内部的に決める必要がある。X線CT装置1は、例えばFOVオブジェクト303の中心位置の座標によって、いずれの方向の境界を表示するのかを決めても良い。つまり、コロナル方向のスキャノグラム301であれば、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303の上下方向(Y軸方向)の中心位置が、原点から上に位置する場合には、上斜め方向の境界を表示するように決定し、原点から下に位置する場合には、下斜め方向の境界を表示するように決定する。同様に、サジタル方向のスキャノグラム301であれば、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303の左右方向(X軸方向)の中心位置が、原点から右に位置する場合には、右斜め方向の境界を表示するように決定し、原点から左に位置する場合には、左斜め方向の境界を表示するように決定する。
ステップS105において、操作者は、操作卓表示装置201に表示されている補償境界302を目視で確認しつつ、FOVオブジェクト303の位置を変更してもよい。X線CT装置1は、どちらかのスキャノグラム301上でFOVオブジェクト303の位置の変更を受け付けた場合、S104に戻り、補償境界302、限界位置305、及び垂直方向補償境界306を再度算出し、スキャノグラム301上に視認可能に表示する。このように、X線CT装置1が、FOVオブジェクト303の位置が変更される度に限界位置305及び垂直方向補償境界306を算出し直して表示することによって、操作者は、スキャノグラム301に直交する方向の補償領域を常に正確に視認することができる。
ステップS106において、FOVオブジェクト303の設定の変更を検知すると、X線CT装置1は、操作卓制御装置203によって設定される寝台106の上下、前後、左右方向の位置とガントリ傾斜角度をインターロック制御装置110に通知する。そして、ステップS107において、X線CT装置1は、寝台106の移動と、ガントリ102の傾斜を行う。
尚、寝台106の上下及び左右位置、並びにガントリ傾斜角度が、ステップS101において操作卓記憶装置204に保存されている値と同一であれば、ステップS105において設定されるFOVの位置と、補償領域との位置関係が保たれたまま、本撮影が行われることになる。従って、ステップS105において、FOVオブジェクト303が補償境界302から突出しないように設定することによって、FOVが補償領域内から突出しないように本撮影を行うことができる。
ステップS108において、X線CT装置1は、操作卓入力装置202を介して設定される撮影条件によって、被検者を本撮影し、CT画像205を作成する。尚、X線CT装置1は、本撮影時の寝台106の上下及び左右位置、並びにガントリ傾斜角度も操作卓記憶装置204に保存する。前述のステップS101において、X線CT装置1は、スキャノグラム301の撮影時における寝台106の上下位置及び左右位置、並びにガントリ傾斜角度も操作卓記憶装置204に保存している。そこで、X線CT装置1が、スキャノグラム301及びCT画像205とともに、これらの情報を表示することによって、操作者は、各CT画像205がスキャノグラム301のどの箇所を示すものかを容易に判断することができる。
次に、図7〜図10を参照しながら、S104における表示処理の変形例について説明する。
<変形例1>
前述の図4及び図5では、垂直方向補償境界306を単色によって表現している。図7に示す例では、更に、操作者に補償領域の立体的なイメージを伝えるために、垂直方向補償境界306をY軸方向の高さ(=スキャノグラム平面と直交する方向の位置)に応じて階調表示している。階調表示とすることによって、操作者は、スキャノグラム平面に対して垂直方向に補償境界302が存在していることをイメージしやすくなる。
更に、階調を変更する条件として、例えばスキャノグラム平面に対して垂直な方向の高さ1mmごと、或いは5mmごと等のように閾値を設けて、規則的に階調を変更することによって、どの程度の高さに存在する補償領域が描画されているのかを、操作者が推測できるようにしてもよい。つまり、階調表示の階調値がスキャノグラム平面からの高さを表すことによって、FOVオブジェクト303の位置を変更する際、そのスキャノグラム平面に対して移動している高さを推測しやすくなる。
<変形例2>
前述の図4、図5及び図7では、垂直方向補償境界306をFOVオブジェクト303の内部も含めて表示している。図8に示す例では、撮影対象部位を観察し易いように、FOVオブジェクト303の内部には垂直方向補償境界306を表示しない。これにより、撮影計画をスムーズに実施できる。
<変形例3>
FOVが補償境界302から突出しているか否かを確認するためには、FOVオブジェクト303の左端もしく右端が限界位置305を超えているか否かを目視確認する必要がある。このため、操作者が確認しなかった場合に、FOVが補償領域から突出したまま、本撮影が行われてしまう恐れがある。そこで、図9に示すように、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303が補償境界302から突出する位置に設定された場合、垂直方向補償境界306内のFOVオブジェクト303が突出した範囲に、垂直方向補償境界306とは別の色307を設定することによって、操作者にFOVが補償境界302から突出していることを通知してもよい。尚、通知手段は図9に示す例に限られない。X線CT装置1は、FOVが補償境界302から突出していることを示すメッセージを表示しても良いし、FOVが補償境界302から突出していることを示す音声メッセージを出力しても良い。
図10を参照しながら、変形例3におけるX線CT装置1の動作について説明する。尚、図10では、図6と同様の処理については同様のステップ番号を付し、重複する説明を省略する。
ステップS201において、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303が補償境界302の外部に突出しているか否かを判定する。FOVオブジェクト303が補償境界302の外部に突出している場合、ステップS202において、X線CT装置1は、垂直方向補償境界306内のFOVオブジェクト303が突出している範囲の色を、周囲の色と視認可能な色に変更して表示する。これにより、操作者はFOVの突出を認識しやすくなる。また、突出した範囲の色を変更することによって、操作者はFOVの設定をどのように変更するべきなのかを推測できる。
また、補償境界302はスキャノグラム平面に対して手前側又は奥側に存在するため、表示形態に違いが無い場合、FOVオブジェクト303がスキャノグラム平面に対して手前側又は奥側のどちらに偏って設定されているのかを一目で判断できない。そこで、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303の位置が手前側又は奥側の補償境界302のどちらに近いかに応じて、表示する補償境界302の色を、例えば寒色と暖色とで使い分けることによって、FOVオブジェクト303の位置がスキャノグラム平面に対して手前側又は奥側のどちらに偏っているのか確認できるようにしてもよい。
以上、第1の実施形態によれば、操作者は、スキャノグラム平面と直交する方向の補償境界302を目視確認できる。そのため、FOVが補償領域内に設定されているか否かを容易に判断することができる。ひいては、操作者は、FOVを補償領域内に容易に設定することができる。
<第2の実施形態>
次に、図11、図12を参照しながら、第2の実施形態について説明する。第1実施形態では、スキャノグラム平面に対して垂直方向の補償境界302をスキャノグラム301上に表示する処理について説明した。第2の実施形態では、更に、スキャノグラム301に対して3次元的な画像処理を行い、3次元的な補償境界302等を表示する処理について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と組み合わせることが可能である。
例えば、図11及び図12に示すように、X線CT装置1は、スキャノグラム301を斜視図化し、斜視図化されたスキャノグラム301に対してFOVオブジェクト303や補償境界302等を表示する。ここで、斜視図化とは、2次元平面のスキャノグラム平面を、X軸、Y軸或いはZ軸を回転軸として回転して表示したり、平行投影、透視投影、斜投影等して表示したりすることである。
図11(a)では、スキャノグラム301を、1つの頂点から対角線の方向に観察しているような図となっている。また、図11(b)では、画面の奥側に倒したような図となっている。図11(c)では、どのような画像処理を行うのかを指示するボタンが配置されている画面例を示している。図11(c)に示す例では、操作者が、いずれかのボタンをクリックすると、X線CT装置1は、そのボタンに対応した画像処理を実行し、斜視図化されたスキャノグラム301を表示する。更に、操作者が、もう一度同じボタンをクリックすると、X線CT装置1は、斜視図化される前のスキャノグラム301を表示する。
図11(a)及び図11(b)に示す例では、補償境界302やFOVオブジェクト303をアーチ状(弧状)の点線又は直線によって図示している。このように3次元的に表示することによって、操作者はスキャン断面上での形態を推測することができる。
尚、図11(a)及び図11(b)に示す例では、FOVオブジェクト303の範囲が示されていないが、X線CT装置1は、FOVオブジェクト303の範囲を示す矩形を斜視図化して表示するようにしても良い。この場合、X線CT装置1は、例えば、補償境界302やFOVオブジェクト303(アーチ状の点線又は直線)が含まれる平面が、FOVオブジェクト303の範囲を示す矩形を2等分するような位置に、アーチ状(弧状)の点線又は直線を表示する。これにより、操作者は、撮影対象部位の中心を通るスキャン断面における補償境界302やFOVオブジェクト303の形態を推測することができる。
また、図12に示すように、X線CT装置1は、例えば斜視図化されたスキャノグラム301の頂点に斜視角度変更アイコン308を配置するようにしても良い。そして、操作者が、斜視角度変更アイコン308をドラッグすると、X線CT装置1は、斜視角度変更アイコン308の移動方向及び移動量に応じて、斜視角度を変更できるようにしても良い。
以上、第2の実施形態によれば、操作者は、スキャノグラム平面に対して垂直方向からだけでなく、任意の角度からスキャノグラム301を観察できるようになる。また、補償境界302やFOVオブジェクト303などを、スキャン断面上で見える形態のように表現できる。
<第3の実施形態>
次に、図13、図14を参照しながら、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態では、スキャノグラム301などを3次元的に表示する処理について説明した。第3の実施形態では、スキャン断面における補償境界302やFOVオブジェクト303などが配置されている断面FOV設定領域309を、スキャノグラム301と並行に表示する処理について説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態及び第2の実施形態と組み合わせることが可能である。
図13に示す例では、X線CT装置1は、断面FOV設定領域309にFOVオブジェクト303を表示する。また、X線CT装置1は、断面FOV設定領域309と並行して、コロナル方向及びサジタル方向の2方向のスキャノグラム301を表示する。2つのスキャノグラム301においても、FOVオブジェクト303が配置されている。そして、X線CT装置1は、2つのスキャノグラム301におけるFOVオブジェクト303の横幅(被検者の体幅方向又は体厚方向)と、断面FOV設定領域309におけるFOVオブジェクト303の直径とが同じ値となるように、断面FOV設定領域309の拡大率を調整して表示する。図13に示す例では、このことが分かるように、各スキャノグラム301に対して2本ずつ補助線(実線)が図示されている。
また、図13に示す例では、X線CT装置1は、断面FOV設定領域309に補償境界302を表示する。また、X線CT装置1は、2つのスキャノグラム301においても、補償境界302を視認可能に表示する。X線CT装置1は、前述した通りに断面FOV設定領域309の拡大率を調整して表示するので、2つのスキャノグラム301における2本ずつの補償境界302と、断面FOV設定領域309における補償境界302の直径とが同じ値となる。図13に示す例では、このことが分かるように、各スキャノグラム301に対して2本ずつ補助線(点線)が図示されている。
操作者が、断面FOV設定領域309に表示されているFOVオブジェクト303をドラッグすると、X線CT装置1は、FOVの位置の変更として受け付ける。また、操作者が、断面FOV設定領域309に表示されているFOVオブジェクト303の外縁をドラッグすると、X線CT装置1は、FOVの大きさの変更として受け付ける。更に、断面FOV設定領域309において変更されるFOVオブジェクト303の位置及び大きさは、2つのスキャノグラム301におけるFOVオブジェクト303にも反映される。
また、図14に示すように、X線CT装置1は、断面FOV設定領域309を、例えば、FOV設定ダイアログ310といったスキャノグラム301とは別の表示領域に表示するようにしても良い。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るX線CT装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明は前述の例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:X線CT装置、100:スキャンガントリ部、101:X線管、102:ガントリ(回転円盤)、103:補償フィルタ、104:コリメータ、105:開口部、106:寝台、107:X線検出器、108:データ収集装置、109:X線制御装置、110:インターロック制御装置、111:寝台制御装置、112:ガントリ制御装置、120:システム制御部、121:システム制御装置、122:画像演算装置、123:記憶装置、124:RawData、2:操作卓、201:操作卓表示装置、202:操作卓入力装置、203:操作卓制御装置、204:記憶装置、205:CT画像
301:スキャノグラム、302:補償境界、303:FOV(Field Of
View)、304:移動後のFOV、305:限界位置、306:垂直方向補償境界、307:突出通知、308:斜視角度変更アイコン、309:断面FOV設定領域、310:
FOV設定ダイアログ

Claims (8)

  1. 撮影方向が異なる複数のスキャノグラムを撮影する撮影手段と、
    補償フィルタによる補償領域を算出し、複数のスキャノグラムのうち、少なくとも1つのスキャノグラムに係るスキャノグラム平面に前記補償領域を視認可能に表示する表示手段と、
    前記スキャノグラム平面に重畳して表示されるFOVオブジェクトの位置の変更を受け付けて、再構成処理に用いられるFOVの位置を設定する設定手段と、
    を具備し、
    前記表示手段は、前記FOVオブジェクトの前記スキャノグラム平面と直交する方向の位置を固定した場合において、前記FOVが前記補償領域から突出せずに、前記FOVオブジェクトが前記スキャノグラム平面内を移動可能な範囲を示す限界位置を算出し、前記限界位置を視認可能に表示する
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記設定手段は、更に、前記FOVオブジェクトの大きさの変更を受け付けて、前記FOVの位置を設定し、
    前記表示手段は、前記FOVオブジェクトの前記スキャノグラム平面と直交する方向の位置に加えて、前記FOVオブジェクトの大きさを固定した場合において、前記限界位置を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記表示手段は、前記限界位置から前記補償領域内へ所定の幅をもつ領域であって、前記FOVオブジェクトの位置を移動した場合に前記FOVが前記補償領域内から前記スキャノグラム平面と直交する方向に突出してしまう前記領域である垂直方向補償境界を算出し、前記垂直方向補償境界を視認可能に表示する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記表示手段は、前記スキャノグラム平面と直交する方向の位置に応じて前記垂直方向補償境界を階調表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記表示手段は、前記FOVオブジェクトの内部には前記垂直方向補償境界を表示しない
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記FOVオブジェクトが前記補償領域から突出する位置に設定された場合、前記FOVが前記補償領域から突出していることを通知する通知手段、
    を更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のX線CT装置。
  7. 前記設定手段は、前記スキャノグラムの斜視角度の変更を受け付け、
    前記表示手段は、前記設定手段によって受け付けられる前記スキャノグラムの斜視角度に応じて前記スキャノグラムを斜視図化し、斜視図化される前記スキャノグラムを表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のX線CT装置。
  8. 前記表示手段は、スキャン断面における前記補償領域及び前記FOVオブジェクトが配置される断面FOV設定領域を、前記スキャノグラムと並行に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のX線CT装置。
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