JP5523726B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、再構成画像内の所要領域内のCT(computerized tomography)値のばらつきを表す値を予め指定することにより、一度のヘリカルスキャンにて異なる部位に対して適切な管電流[mA]を設定することが可能なX線CT装置に関する。
X線CT装置は、患者の診断部位に対して複数方向からX線を照射するスキャンを行ない、診断部位を透過した各方向からのX線より得られる投影データに基づいて画像再構成処理を行なうことによって、診断部位の断面像を提供するものである。技師等のオペレータは、かかるスキャン等に先立ち、スキャンの条件や画像再構成処理の条件について、診断部位や診断目的に合わせて計画を立てる必要がある。このような計画はスキャン計画とよばれる。X線CT装置では、一般に、操作コンソール上で行なうスキャン計画のためのユーザインタフェース環境を提供している。
ところで、診断部位、例えば胸部においては肺が大部分を占めるためX線減衰量は小さいのに対し、腹部では、臓器が多く存在するのでX線減衰量は大きい。また、患者の体型も個々に異なるので、同じ部位であっても患者によってX線減衰量も異なる。
患者毎、診断部位毎に異なるX線減衰量に対応すべく、X線量を決定するX線管に与える管電流値を、患者毎に、また、スキャン位置に応じて自動制御する、いわゆる「Auto mA」という技術が知られている。この技術を用いると、X線減衰量が異なる診断部位に応じた適切なX線量を設定することができ、無駄な被曝を抑えつつ、良好なS/Nを有する断層像を得ることができる。さらに、X線管の寿命の延長にも寄与するという利点を有する。「Auto mA」機能のON/OFFは、スキャン計画時に指定することができる。「Auto mA」をONにしたときは、設定されるスキャン位置ごとにX線管に与える管電流値が自動的に算定される。算定結果は、スキャン位置と、対応する管電流値とがリスト形式で列記される型にて表示され、これにより算定結果を確認することができる。
しかしながら、算定結果が単にリスト形式で数値が表示されるだけでは、設定したスキャン位置と管電流値との関係を把握しづらいという問題がある。特に、近年の「Auto mA」機能は、高画質を必要とする場合のモード、最も低い被曝量を必要とするモードといった複数のモードを有し、オペレータが選択することができるようになっている。この場合、算定結果が単にリスト形式で数値が表示されるだけでは、オペレータがモードを変更した際に、算定結果がどのように変更されるのか確認しにくいという問題があった。
また、「Auto mA」によって算定される管電流値を個々にみると必ずしも適当ではない値を含んでいる場合もある。従来は、かかる場合に、算定管電流値を個々に任意の値に修正することのできる手段がなかった。
そこで、X線CTの機能として、スカウトスキャンで得られた位置決め用画像を表示して、被検体のスキャン位置を設定するスキャン計画画面において、「Auto mA」機能により算出される各スキャン位置におけるX線管のX線量の制御値としての管電流値との対応関係を表すグラフの画像を表示される位置決め用画像と同時に表示する。また、マウスを用いてグラフの画像上の任意の点をドラッグすることで、当該点における管電流値を変更することを可能とする技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−177261号公報
しかしながら、従来の技術では、重畳表示として、単一の撮影面の位置決め用画像の表示しか想定していない。これはCTのスキャン一回転中に出力される電流値が同じである場合には問題ないが、一回転中に電流値が変化するスキャンを実施した場合に電流値の変化を表現できない。
また、「Auto mA」決定の入力値としてオペレータは標準偏差を指定するが、従来の技術では管電流値のグラフの画像のみしか表示できていないため、管電流を変更した際に標準偏差値がどれくらいになるのか予想することができない。さらに、管電流値の変動率と標準偏差の変動率の相対関係(mAをどれだけ変えたら、標準偏差がどれだけ変わるか)も、感覚的につかみにくい。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、再構成画像の画質を好適に維持しつつ、患者のX線被爆を抑制することができるX線CT装置を提供することを目的とする。
本発明に係るX線CT装置は、上述した課題を解決するために、X線を照射する照射手段と、再構成画像内の所要領域内のCT値のばらつきを表し前記照射手段の1回転毎の指標値とスキャン条件とを基に、体軸方向の位置に従って変調する管電流値を管電流値変調として決定する決定手段と、位置決め用画像上に、前記管電流値変調を位置合わせして表示装置に表示する表示手段と、を有する。
本発明に係るX線CT装置によると、再構成画像の画質を好適に維持しつつ、患者のX線被曝を抑制することができる。
本発明に係るX線CT装置の第1実施形態(第2実施形態)のハードウェア構成を示す概略図。 第1実施形態のX線CT装置の機能を示すブロック図。 体軸方向の管電流値変調成分の生成方法を説明するための模式図。 位置決め用画像及び体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像の一例を示す模式図。 位置決め用画像、体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像及び体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像の一例を示す模式図。 表示装置上に表示される表示画面の一例を示す模式図。 体軸方向の指標値推移を変更する場合の入力制御部の機能を説明するための模式図。 第2実施形態のX線CT装置の機能を示すブロック図。
本発明に係るX線CT(computerized tomography)装置の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
なお、X線CT装置には、X線管とX線検出器とが1体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE)タイプと、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE)タイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係るX線CT装置の第1実施形態のハードウェア構成を示す概略図である。
図1は、第1実施形態のX線CT装置10を示す。X線CT装置10は、一連のヘリカルスキャン内で、ある撮影領域(部位)から次の撮影領域に移る際、天板12を被検体(患者)Pの左右方向、上下方向又は左右方向と上下方向の組み合わせ方向に移動させて、患者Pの体厚中心にスキャン中心を近づけるものである。以下、X線CT装置10では、一連のヘリカルスキャン内にある撮影領域から次の撮影領域に移る際、天板12を上下方向に移動させて患者Pの上下方向における体厚中心にスキャン中心を近づける場合を例にとって説明する。
X線CT装置10は、患者PのX線照射部位を可変させながら患者PにX線を照射し、透過したX線に基づいて患者Pの内部を逆投影することで、患者Pの内部を画像として再構成する装置である。X線CT装置10は、位置決め用画像を生成するためのスキャン(スキャノグラムスキャン)、ヘリカルスキャン及びスキャン計画を実行するための各動作段階を含むスキャン動作を行なうことで最終的に患者Pの内部のスライス画像や3次元画像を生成する。
X線CT装置10には、患者PをX線でスキャンするための架台装置(ガントリ)11と、その架台装置11の空洞部内を、載置した患者Pを患者Pの左右方向、上下方向及び体軸方向に移動させるための天板12と、架台装置11の動作を制御すると共に架台装置11から送られたデータに基づいてスライス画像(アキシャル像)等を再構成し、出力(表示)する操作コンソール13とが備えられる。
架台装置11は、チルト方向(図示しない)に動作することができ、その架台装置11は、回転部15及び固定部を保持する。また、架台装置11の回転部15は、X線管21、コリメータ22、開口制御機構23、X線検出器24及びデータ収集装置25を保持する。X線管21及びコリメータ22とX線検出器24とは互いに架台装置11の空洞部を挟んで、すなわち、患者Pを挟んで対向する位置に設けられる。回転部15は、その位置関係を維持した状態で空洞部の周りを回転するように構成されている。
X線管21は、高電圧発生装置33によって供給される電力によって、X線管21の管球(図示しない)からX線検出器24に向かってX線を照射する。
コリメータ22は、X線管21から照射したX線の照射範囲を制限するための開口を有する。
また、X線管21と患者Pとの間には、中央が薄い一方端部が厚く設計されるウェッジフィルタ(図示しない)を設ける。ウェッジフィルタは、患者Pに吸収されX線検出器24に到達できない低エネルギー成分を低減する目的と、X線検出器24のダイナミックレンジを中心と周辺で合わせる目的のために用いられる。
開口制御機構23は、メインコントローラ31からの制御信号によってコリメータ22の開口幅を調整する。
X線検出器24は、コリメータ22及び空洞部を経由してきたX線管21からのX線を検出する体軸方向に多列の検出素子(複数の構成(列数及びチャンネル数等)の異なる検出素子でもよい。)を具備する。X線検出器24のスライス方向には、X線検出素子が64列以上、例えば256列並設されている。
データ収集装置25は、一般的にDAS(data acquisition system)と呼ばれ、X線検出器13からチャンネル毎に出力される信号を増幅し、さらにアナログ信号をディジタル信号に変換する。変換後のデータ(生データ)は架台装置11のIF32bを介して外部の操作コンソール13に供給される。なお、X線検出器24とデータ収集装置25との間には、スリップリングや光通信等を用いたインタフェース(図示しない)が介挿される。そのインターフェースによってデータ収集装置25は、架台装置11を連続回転させながら、X線検出器24の出力を収集できる。
また、架台装置11の固定部には、メインコントローラ31、IF(interface)32a,32b、高電圧発生装置33、回転移動機構35及び天板移動機構37が設けられる。
メインコントローラ31は、IF32aを介して操作コンソール13から受信した各種コマンドの解析を行ない、それに基づいて高電圧発生装置33、開口制御機構23、回転移動機構35、天板移動機構37及びデータ収集装置25に対して各種制御信号を出力する。
IF32a,32bは、各規格に応じた通信制御を行なう。
高電圧発生装置33は、X線の照射に必要な電力をX線管21に供給する装置であり、高電圧変圧器、フィラメント加熱変換器、整流器及び高電圧切替器等からなる。
回転移動機構35は、メインコントローラ31からの駆動信号によって、回転部15がその位置関係を維持した状態で空洞部の周りを回転するように回転部15を連続回転させる。
天板移動機構37は、メインコントローラ31からの駆動信号によって天板12を患者Pの左右方向、上下方向及び体軸方向に移動させる。
操作コンソール13は、コンピュータをベースとして構成されており、病院基幹のLAN(local area network)等のネットワークNと相互通信可能である。操作コンソール13は、大きくは、プロセッサとしてのCPU(central processing unit)41、メモリ42、HD(hard disc)44、IF45a,45b,45c、入力装置46及び表示装置47等の基本的なハードウェアから構成される。CPU41は、共通信号伝送路としてのバスを介して、操作コンソール13を構成する各ハードウェア構成要素に相互接続されている。なお、操作コンソール13は、記録媒体ドライブ48を具備する場合もある。
CPU41は、オペレータによって入力装置46が操作等されることにより指令が入力されると、メモリ42に記憶しているプログラムを実行する。又は、CPU41は、HD44に記憶しているプログラム、ネットワークNから転送されIF45cで受信されてHD44にインストールされたプログラム、又は記録媒体ドライブ48に装着される記録媒体から読み出されてHD44にインストールされたプログラムを、メモリ42にロードして実行する。
メモリ42は、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)等の要素を兼ね備え、IPL(initial program loading)、BIOS(basic input/output system)及びデータを記憶したり、CPU41のワークメモリやデータの一時的な記憶に用いたりする記憶装置である。
HD44は、磁性体を塗布又は蒸着した金属のディスクによって構成され、読み取り装置(図示しない)に着脱不能で内蔵されている。HD44は、操作コンソール13にインストールされたプログラム(後述するスキャン計画の設定のためのアプリケーションプログラムの他、OS(operating system)等も含まれる)や、生データ、投影データ、位置決め用画像及び再構成画像等のデータを記憶する記憶装置である。また、OSに、オペレータに対する各種情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力装置46によって行なうことができるGUI(graphical user interface)を提供させることもできる。
IF45a,45b,45cは、各規格に応じた通信制御を行なう。IF45a,45bは架台装置11と通信を行なうものであり、架台装置11のIF32a,32bにそれぞれ接続される。また、IF45cは、電話回線等を通じてネットワークNに接続することができる機能を有しており、これにより、操作コンソール13は、IF45cからネットワークN網に接続することができる。
入力装置46としては、オペレータによって操作が可能なキーボード及びマウス等が挙げられ、操作に従った入力信号がCPU41に送られる。
表示装置47は、D/A(digital/analog)変換器やモニタ等から構成される。表示しようとするイメージデータを展開するVRAM(video random access memory、図示しない)等のメモリにイメージデータ等を展開することで、スライス画像や3次元画像等を表示装置47に表示する。
記録媒体ドライブ48は、記録媒体の着脱が可能となっており、記録媒体に記憶されるデータ(プログラムを含む)を読み出して、バス上に出力し、また、バスを介して供給されるデータを記録媒体に書き込む。このような記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
図2は、第1実施形態のX線CT装置10の機能を示すブロック図である。
図1に示すCPU41がプログラムを実行することによって、X線CT装置10は、位置決め用画像生成部51、インターフェース部52、指標値設定部53、管電流値変調決定部54、管電流値変調成分生成部55、指標値推移設定部56及び再構成画像生成部57として機能する。なお、X線CT装置10の各構成要素51乃至57は、CPU41がプログラムを実行することによって機能するものとするが、その場合に限定されるものではない。X線CT装置10の構成要素51乃至57をハードウェアとしてX線CT装置10に設けるものであってもよい。
位置決め用画像生成部51は、入力装置46を用いたオペレータによってインターフェース部52を介して入力される入力信号に従ってメインコントローラ31を制御して位置決め用画像のためのスキャンを実行する機能と、位置決め用画像のためのスキャンによって得られる投影データを基に、位置決め用画像を生成する機能とを有する。位置決め用画像のためのスキャンの際、位置決め用画像生成部51は、患者ID(identification)や患者名等の患者情報によって自動的に選択されるスキャン条件を基に、メインコントローラ31を介して開口制御機構23、高電圧発生装置33、回転移動機構35及び天板移動機構37を制御する。又は、位置決め用画像のためのスキャンの際、位置決め用画像生成部51は、マニュアルモードにおいて、入力装置46から直接設定されるスキャン条件を基に、メインコントローラ31を介して開口制御機構23、高電圧発生装置33、回転移動機構35及び天板移動機構37を制御する。
すなわち、位置決め用画像生成部51は、位置決め用画像のためのスキャンの際、X線管21及びX線検出器24を保持する回転部15の回転を止めた状態で天板12を体軸方向に移動させながら(架台装置11を体軸方向に移動させながら)一方向からX線コーンビーム又はX線ファンビームを照射させ、位置決め用画像の撮影処理を行なう。なお、スキャン条件とは、患者Pの体厚、スキャンモード、被曝低減ON/OFF、撮影スライス厚、画像スライス厚、FOV(field of view)、ヘリカルピッチ、再構成関数、管電圧、管電流及びスキャン速度のうちの少なくとも1つを指している。
なお、位置決め用画像生成部51は、複数撮影面、例えば2つの撮影面の位置決め用画像を生成してもよい。以下、位置決め用画像生成部51が2撮影面(患者Pの側面及び上面)の位置決め用画像を生成する場合を例にとって説明するが、生成される位置決め用画像が2撮影面の場合に限定されるものではない。
インターフェース部52は、GUI等のインターフェースである。GUIは、オペレータに対する表示装置47への表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作を入力装置46によって行なうことができる。
指標値設定部53は、インターフェース部52を介して入力装置46から入力される入力信号に従って、再構成画像内の所要領域内のCT値のばらつきを表しX線管21の1回転毎の指標値、例えば、画像SD(standard deviation)値を設定する機能を有する。指標値設定部53は、撮影部位毎に体厚等が異なるので、撮影部位毎に異なる指標値を設定することが好適である。
管電流値変調決定部54は、位置決め用画像生成部51によって選択又は設定されるスキャン条件と、指標値設定部53によって設定される指標値とを基に、X線を照射するX線管21の回転角度(X線の照射角度やコーン角とも呼ばれる。)及び患者Pの体軸方向の位置に応じた管電流値変調(Volume EC)を決定する機能を有する。管電流値変調は、患者Pの厚み(左右方向−上下方向の断面)を例えば楕円と見立て、X線管21の回転角度に関する患者Pの厚みに依存してX線条件を変化させる「モジュレーション」と呼ばれる技術によって決定される。
管電流値変調成分生成部55は、管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調のうちX線管21の所定の回転角度における体軸方向の管電流値変調成分を撮影面毎にそれぞれ生成する機能を有する。例えば、位置決め用画像の撮影面が患者Pの側面(上下方向−体軸方向の断面)の場合、管電流値変調成分生成部55は、管電流値変調のうちX線管21の回転角度が90度における体軸方向の管電流値変調成分を生成する。また、例えば、位置決め用画像の撮影面が患者Pの上面(左右方向−体軸方向の断面)の場合、管電流値変調成分生成部55は、管電流値変調のうちX線管21の回転角度が0度における体軸方向の管電流値変調成分を生成する。
図3は、体軸方向の管電流値変調成分の生成方法を説明するための模式図である。
図3の左側は、撮影面が患者Pの側面(上下方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調のグラフ(縦軸:管電流値[mA]、横軸:体軸方向の位置[mm])の画像とを示している。位置決め用画像の体軸方向の位置と管電流値変調のグラフの体軸方向の位置とは対応している。図3の左側に示すように、X線管21の回転角度が90度における体軸方向の管電流値変調成分は、撮影面が患者Pの側面である位置決め用画像に重ねられるグラフに含まれる管電流値変調の最大ピーク値を結ぶ線として管電流値変調の中に表されている。
一方、図3の右側は、撮影面が患者Pの上面(左右方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調のグラフ(縦軸:体軸方向の位置[mm]、横軸:管電流値[mA])の画像とを示している。位置決め用画像の体軸方向の位置と管電流値変調のグラフの体軸方向の位置とは対応している。図3の右側に示すように、X線管21の回転角度が0度における体軸方向の管電流値変調成分は、撮影面が患者Pの上面である位置決め用画像に重ねられるグラフに含まれる管電流値変調の最小ピーク値を結ぶ線として管電流値変調の中に表されている。
図2に示すインターフェース部52は、2撮影面の位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成される撮影面毎の体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像とを撮影面毎に生成して表示装置47上に同時に表示させる。また、インターフェース部52は、2撮影面の位置決め用画像と、管電流値変調決定部54によって決定される撮影面毎の体軸方向の管電流値変調を表すグラフの画像とを撮影面毎に生成して表示装置47上に同時に表示させてもよい。
図4は、位置決め用画像及び体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像による2画像情報の一例を示す模式図である。
図4の左側は、撮影面が患者Pの上面(左右方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成されるX線管21の回転角度が0度における体軸方向の管電流値変調成分(図3の右側のグラフ中に示す)のグラフの画像とによる2画像情報を示す。一方、図4の右側は、撮影面が患者Pの側面(上下方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成されるX線管21の回転角度が90度における体軸方向の管電流値変調成分(図3の左側のグラフ中に示す)のグラフの画像とによる2画像情報を示す。なお、位置決め用画像の体軸方向の位置と管電流値変調のグラフの体軸方向の位置とは対応している。
また、図2に示す指標値推移設定部56は、指標値設定部53によって設定される指標値が体軸方向に設定された指標値推移を撮影面毎にそれぞれ設定する機能を有する。インターフェース部52は、2撮影面の位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成される撮影面毎の体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像と、指標値推移設定部56によって設定される撮影面毎の体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像とを撮影面毎に生成して表示装置47上に同時に表示させる。
図5は、位置決め用画像、体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像及び体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像による3画像情報の一例を示す模式図である。
図5の左側は、撮影面が患者Pの上面(左右方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成されるX線管21の回転角度が0度における体軸方向の管電流値変調成分(図3の右側のグラフ中に示す)のグラフの画像と、指標値推移設定部56によって設定される体軸方向の指標値推移を表すグラフ(縦軸:体軸方向の位置[mm]、上横軸:体軸方向の指標値推移としての画像SD値[mA])の画像とによる3画像情報を示す。位置決め用画像の体軸方向の位置と管電流値変調のグラフの体軸方向の位置とは対応している。
一方、図5の右側は、撮影面が患者Pの側面(上下方向−体軸方向の断面)である位置決め用画像と、管電流値変調成分生成部55によって生成されるX線管21の回転角度が90度における体軸方向の管電流値変調成分(図3の左側のグラフ中に示す)のグラフの画像と、指標値推移設定部56によって設定されるX線管21の回転角度が90度における体軸方向の指標値推移を表すグラフ(右縦軸:体軸方向の指標値推移としての画像SD値[mA]、横軸:体軸方向の位置[mm])の画像とによる3画像情報を示す。位置決め用画像の体軸方向の位置と管電流値変調のグラフの体軸方向の位置とは対応している。
図6は、表示装置47上に表示される表示画面の一例を示す模式図である。図6は、図4に示す撮影面毎の2画像情報及び各種パラメータを表示する画面である。
また、図2に示す指標値推移設定部56は、インターフェース部52による3画像情報の表示後、インターフェース部52からの入力信号に従って、撮影面毎の位置決め用画像と同時に表示されるグラフに含まれる体軸方向の指標値推移を変更設定する機能を有する。指標値推移設定部56は、2撮影面のうち選択される撮影面、例えば側面の位置決め用画像と同時に表示されるグラフの画像に含まれる体軸方向の指標値推移の全体がインタラクティブにスライド移動されることで、撮影面毎に全体変更後の体軸方向の指標値推移を設定する。また、指標値推移設定部56は、選択される側面の位置決め用画像と同時に表示されるグラフの画像に含まれる体軸方向の指標値推移の一部(変更可能最小単位としての1回転毎の単位)がインタラクティブに移動されることで、全ての撮影面毎に一部変更後の体軸方向の指標値推移を設定する。
指標値推移設定部56によって体軸方向の指標値推移が変更設定される場合、管電流値変調決定部54は、指標値推移設定部56によって撮影面毎に設定される全体(一部)変更後の体軸方向の指標値推移を基に、管電流値変調を決定する。管電流値変調成分生成部55は、指標値推移を基に管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調を基に、撮影面毎に体軸方向の管電流値変調成分をそれぞれ生成する。
ここで、指標値推移設定部56によって体軸方向の指標値推移が変更設定される場合、インターフェース部52は、入力装置46からの体軸方向の指標値推移の全体のスライド移動、又は、体軸方向の指標値推移の一部(体軸方向のある位置に対応する指標値)の移動による変更入力を制御する機能を有する。体軸方向の指標値推移の全体、又は、体軸方向の指標値推移の一部の変更を行なう場合、インターフェース部52は、例えば、入力装置46としてのマウスによってドラッグ・ドロップ操作を可能とする構成や、入力装置46としてのキーボードによって表示装置47のモニタを介して表示されるスライドバーの移動を可能とする構成や、入力装置46としてのキーボードによって数値入力を可能とする構成とする。また、体軸方向の指標値推移の一部の変更を行なう場合、インターフェース部52は、例えば、入力装置46としてのマウスによってドラッグ・ドロップ操作を可能とする構成とする。
表示される体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像を基に、入力装置46としてのキーボードによってインターフェース部52を介して体軸方向の指標値推移の一部の変更入力を行なうと、体軸方向の指標値推移の一部の変更時にマウスの動きに連動する表示上のポインタが位置決め用画像上に重なることがない。このような構成とすると、オペレータが体軸方向の指標値推移の一部を細かい単位で変更したいとき、位置決め用画像の観察しやすい状態を維持しながら体軸方向の指標値推移を表すグラフの変化や、その変化に伴う体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの変化を画像上で観察することができる。また、体軸方向の指標値推移の変化量等をプリセットで決定することができる。
なお、表示される体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像を基に、入力装置46としてのマウスによってインターフェース部52を介して体軸方向の指標値推移の全体(一部)の変更入力を可能なように構成する場合、体軸方向の指標値推移を表すグラフの変化や、その変化に伴う体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの変化はドラッグ中も連続的に表示装置47のモニタを介して表示される。これにより、オペレータは、モニタを介して連続的に体軸方向の指標値推移の変化や体軸方向の管電流値変調成分の変化を観察できる。
図7は、体軸方向の指標値推移を変更する場合のインターフェース部52の機能を説明するための模式図である。
図7には、図5の左側に示す3画像情報を含む画像に、入力装置46を用いてスライドバー52aの移動を行なうことによって体軸方向の指標値推移の全体の変更入力を可能とするインターフェース部52を示している。
図7に示すように、体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像と、体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像と、位置決め用画像による3画像情報を含む画像を同時に表示することによって、体軸方向の指標値推移を体軸方向の管電流値変調成分と対比させながら、体軸方向の指標値推移の全体を変更することができる。さらに、体軸方向の指標値推移の全体を左右方向にどのくらい変更すれば体軸方向の管電流値変調成分を左右方向にどれくらい変化するといったような情報を視覚的に得られるようになるので、オペレータは、より感覚的に体軸方向の管電流値変調成分と体軸方向の指標値推移の関係を知ることができる。よって、オペレータのスキャン計画の判断の幅を広げる助けとなる。
なお、インターフェース部52は、図7に示すような体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像及び体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像のうち少なくとも一方を、位置決め用画像のパン情報やズーム情報に追従して表示させる。パン情報やズーム情報を組み合わせることにより、モニタを介して体軸方向の指標値推移の一部である指標値をより細かい単位で認識することが可能であるし、体軸方向の指標値推移の一部である指標値の変更をより細かい単位で行なえる。
また、図2に示す再構成画像生成部57は、入力装置46を用いたオペレータによってインターフェース部52を介して入力される入力信号に従ってメインコントローラ31を制御して、管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調に従ってX線量を変えながらヘリカルスキャンを実行する機能と、ヘリカルスキャンによって取得される約360度方向分の投影データを基に、再構成画像を生成する機能とを有する。再構成画像生成部57は、管電流値変調決定部54によって決定される管電流値変調に従ってメインコントローラ31を制御し、X線管21及びX線検出器24を保持する回転部15を連続回転させ、また、天板12を体軸方向に移動させながら(架台装置11を体軸方向に移動させながら)約360度(180度+ビュー角分)からX線コーンビーム又はX線ファンビームを照射させてスライス画像の撮影処理を行なう。
そして、再構成画像生成部57は、図1に示すIF45bを介して架台装置11のデータ収集装置25から入力する投影方向が一方向分の生データに対して対数変換処理や、感度補正等の補正処理を行なう。各種補正を受けた一方向分の生データは、HD44等の記憶装置に一旦記憶される。なお、一方向分の生データは、「投影データ」と呼ばれる。なお、投影データに対して散乱線の除去処理を行なってもよい。また、投影データを基に、スライス方向における逆投影パスが平行であると仮定したファンビーム再構成、スライス方向におけるX線管21の回転角度を考慮したコーンビーム再構成等の再構成方法を用いて再構成画像が生成される。
第1実施形態のX線CT装置10では、スキャン計画の段階で、位置決め用画像と体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像とによる2画像情報や、位置決め用画像と体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像と体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像とによる3画像情報が位置決め用画像のグラムの撮影面毎に表示されることにより、オペレータに、より正確な管電流値の決定機能を与えることができる。また、それによるX線被曝の低減により、患者Pへの負担も軽減する。
第1実施形態のX線CT装置10によると、患者Pに対するX線被曝を低減しつつ、オペレータに所望の再構成画像を提供することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のX線CT装置10Aのハードウェア構成は、図1に示す第1実施形態のX線CT装置10と同様であるので説明を省略する。
図8は、第2実施形態のX線CT装置10Aの機能を示すブロック図である。
図1に示すCPU41がプログラムを実行することによって、X線CT装置10Aは、位置決め用画像生成部51、インターフェース部52、指標値設定部53、第1管電流値変調決定部54、管電流値変調成分生成部55、指標値推移設定部56、再構成画像生成部57A、管電流値変調成分設定部61、第2管電流値変調決定部62及び指標値推移生成部63として機能する。なお、X線CT装置10Aの各構成要素51乃至63は、CPU41がプログラムを実行することによって機能するものとするが、その場合に限定されるものではない。X線CT装置10Aの構成要素51乃至63をハードウェアとしてX線CT装置10Aに設けるものであってもよい。
第1管電流値変調決定部54は、図2に示す管電流値変調決定部54と同様の機能を有する。
管電流値変調成分設定部61は、第1実施形態で説明したようなインターフェース部52による2画像情報又は3画像情報の表示後、インターフェース部52からの入力信号に従って、撮影面毎の位置決め用画像とそれぞれ同時に表示されるグラフの画像に含まれる体軸方向の管電流値変調成分を変更設定する機能を有する。管電流値変調成分設定部61は、2撮影面のうち選択される撮影面、例えば側面の位置決め用画像と同時に表示されるグラフの画像に含まれる体軸方向の管電流値変調成分の全体がインタラクティブにスライド移動されることで、撮影面毎に全体変更後の体軸方向の管電流値変調成分を設定する。また、管電流値変調成分設定部61は、選択される側面の位置決め用画像と同時に表示されるグラフの画像に含まれる体軸方向の管電流値変調成分の一部(変更可能最小単位)がインタラクティブに移動されることで、全ての撮影面毎に一部変更後の体軸方向の管電流値変調成分を設定する。
ここで、インターフェース部52による2画像情報又は3画像情報を含む画像の表示後、管電流値変調成分設定部61が体軸方向の管電流値変調成分を変更設定する場合、インターフェース部52は、入力装置46からの体軸方向の管電流値変調成分の全体のスライド移動、又は、体軸方向の管電流値変調成分の一部(体軸方向のある位置に対応する管電流値)の移動による変更入力を制御する機能を有する。体軸方向の管電流値変調成分の全体、又は、体軸方向の管電流値変調成分の一部の変更を行なう場合、インターフェース部52は、例えば、入力装置46としてのマウスによってドラッグ・ドロップ操作を可能とする構成や、入力装置46としてのキーボードによって表示装置47のモニタを介して表示されるスライドバーの移動を可能とする構成や、入力装置46としてのキーボードによって数値入力を可能とする構成とする。また、体軸方向の管電流値変調成分の一部の変更を行なう場合、インターフェース部52は、例えば、入力装置46としてのマウスによってドラッグ・ドロップ操作を可能とする構成とする。
第2管電流値変調決定部62は、管電流値変調成分設定部61によって設定される撮影面毎の全体(一部)変更後の体軸方向の管電流値変調成分を基に、全体(一部)変更後の管電流値変調を生成する機能を有する。
指標値推移生成部63は、第2管電流値変調設定部62によって生成される全体(一部)変更後の管電流値変調を基に、全体(一部)変更後の体軸方向の指標値推移を生成する機能を有する。
インターフェース部52は、管電流値変調成分設定部61によって設定される撮影面毎の全体(一部)変更後の体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像と、指標値推移生成部63によって生成される全体(一部)変更後の体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像と、位置決め用画像とによる3画像情報を生成して同時に表示させる。
再構成画像生成部57Aは、図2に示す再構成画像生成部57の機能に加え、入力装置46を用いたオペレータによってインターフェース部52を介して入力される入力信号に従ってメインコントローラ31を制御して、第2管電流値変調決定部62によって決定される管電流値変調に従ってX線量を変えながらヘリカルスキャンを実行する機能と、ヘリカルスキャンによって取得される約360度方向分の投影データを基に再構成画像を生成する機能とを有する。再構成画像生成部57Aは、第2管電流値変調決定部62によって決定される管電流値変調に従ってメインコントローラ31を制御し、X線管21及びX線検出器24を保持する回転部15を連続回転させ、また、天板12を体軸方向に移動させながら(架台装置11を体軸方向に移動させながら)約360度(180度+ビュー角分)からX線コーンビーム又はX線ファンビームを照射させてスライス画像の撮影処理を行なう。
そして、再構成画像生成部57は、図1に示すIF45bを介して架台装置11のデータ収集装置25から入力する投影方向が一方向分の生データに対して対数変換処理や、感度補正等の補正処理を行なう。各種補正を受けた一方向分の生データは、HD44等の記憶装置に一旦記憶される。また、投影データを基に、スライス方向における逆投影パスが平行であると仮定したファンビーム再構成、スライス方向におけるX線管21の回転角度を考慮したコーンビーム再構成等の再構成方法を用いて再構成画像が生成される。
なお、図8に示すX線CT装置10Aの構成要素について、図2に示すX線CT装置10の構成要素と同一のものには同一符号を付して説明を省略する。
管電流値変調成分設定部61によって、インターフェース部52による2画像情報又は3画像情報の表示後、撮影面毎の位置決め用画像と同時に表示される体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像を基に、入力装置46としてのキーボードによってインターフェース部52を介して体軸方向の管電流値変調成分の一部の変更入力を行なうと、体軸方向の管電流値変調成分の一部の変更時にマウスの動きに連動する表示上のポインタが位置決め用画像上に重なることがない。このような構成とすると、オペレータが体軸方向の管電流値変調成分の一部を細かい単位で変更したいとき、位置決め用画像の観察しやすい状態を維持しながら体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの変化や、その変化に伴う体軸方向の指標値推移を表すグラフの変化を画像上で観察することができる。また、体軸方向の管電流値変調成分の変化量等をプリセットで決定することができる。
なお、表示される体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像を基に、入力装置46としてのマウスによってインターフェース部52を介して体軸方向の管電流値変調成分の全体(一部)の変更入力を可能なように構成する場合、体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの変化や、その変化に伴う体軸方向の指標値推移を表すグラフの変化はドラッグ中も連続的に表示装置47のモニタを介して表示される。これにより、オペレータは、モニタを介して連続的に体軸方向の管電流値変調成分の変化や体軸方向の指標値推移の変化を観察できる。
第2実施形態のX線CT装置10Aでは、スキャン計画の段階で、位置決め用画像と体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像とによる2画像情報や、位置決め用画像と体軸方向の管電流値変調成分を表すグラフの画像と体軸方向の指標値推移を表すグラフの画像とによる3画像情報を含む画像が位置決め用画像のグラムの撮影面毎に表示されることにより、オペレータに、より正確な管電流値の決定機能を与えることができる。また、それによるX線被曝の低減により、患者Pへの負担も軽減する。
第2実施形態のX線CT装置10Aによると、患者Pに対するX線被曝を低減しつつ、オペレータに所望の再構成画像を提供することができる。
10,10A X線CT装置
11 架台装置
12 天板
13 操作コンソール
31 メインコントローラ
46 入力装置
47 表示装置
51 位置決め用画像生成部
52 インターフェース部
53 指標値設定部
54 管電流値変調決定部、第1管電流値変調決定部
55 管電流値変調成分生成部
56 指標値推移設定部
57,57A 再構成画像生成部
61 管電流値変調成分設定部
62 第2管電流値変調決定部
63 指標値推移生成部

Claims (8)

  1. X線を照射する照射手段と、
    再構成画像内の所要領域内のCT値のばらつきを表し前記照射手段の1回転毎の指標値とスキャン条件とを基に、体軸方向の位置に従って変調する管電流値を管電流値変調として決定する決定手段と、
    位置決め用画像上に、前記管電流値変調を位置合わせして表示装置に表示する表示手段と、
    を有することを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記決定手段は、前記照射手段の回転角度及び前記体軸方向の位置に従って変調する管電流値変調を決定することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記決定手段は、前記指標値を、前記ばらつきを表す標準偏差値とする構成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のX線CT装置。
  4. 前記管電流値変調に従ってX線量を変えながらヘリカルスキャンを行なう手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線CT装置。
  5. 前記表示手段が、位置決め用画像上に、前記指標値及び前記管電流値変調を位置合わせして前記表示装置に表示する場合、複数の指標値が前記体軸方向に設定されたものである指標値推移の全体を変更可能な手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記変更後の指標値推移を基に前記管電流値変調を決定する構成とすることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか一項に記載のX線CT装置。
  6. 前記表示手段が、位置決め用画像上に、前記指標値及び前記管電流値変調を位置合わせして前記表示装置に表示する場合、複数の指標値が前記体軸方向に設定されたものである指標値推移の一部を変更可能な手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記変更後の指標値推移を基に前記管電流値変調を決定する構成とすることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか一項に記載のX線CT装置。
  7. 前記管電流値変調のうち前記照射手段の所定の回転角度における体軸方向の管電流値変調成分を生成する手段と、
    前記管電流値変調成分の全体を変更可能な手段と、
    前記変更後の管電流値変調成分を基に、変更後の管電流値変調を決定する第2決定手段と、
    前記変更後の管電流値変調を基に、変更後の指標値推移を生成する生成手段と、をさらに有し、
    前記表示手段は、前記位置決め用画像上に、前記変更後の管電流値変調を表すグラフの画像と、前記変更後の指標値推移を表すグラフの画像とを位置合わせして前記表示装置に表示する構成とすることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか一項に記載のX線CT装置。
  8. 前記管電流値変調のうち前記照射手段の所定の回転角度における体軸方向の管電流値変調成分を生成する手段と、
    前記管電流値変調成分の一部を変更可能な手段と、
    前記変更後の管電流値変調成分を基に、変更後の管電流値変調を決定する第2決定手段と、
    前記変更後の管電流値変調を基に、変更後の指標値推移を生成する生成手段と、をさらに有し、
    前記表示手段は、前記位置決め用画像上に、前記変更後の管電流値変調を表すグラフの画像、前記変更後の指標値推移を表すグラフの画像とを位置合わせして前記表示装置に表示する構成とすることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか一項に記載のX線CT装置。
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