JP7224924B2 - 医用システム及びx線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

医用システム及びx線コンピュータ断層撮影装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、医用システム及びX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置が高出力化及び高速回転化するにつれ、X線管の故障モードとして、架台の回転に伴う遠心力やX線管のロータの回転に伴う回転機構の劣化が問題になる。劣化が進むと二次的現象として振動や騒音の増加又は放電の頻発として現れ、寿命又は故障により装置が使えなくなってしまう。そのため、劣化のより早い段階で発見することが重要である。
特開平4-359851号公報 特開2016-90546号公報 特開2016-114960号公報
本発明が解決しようとする課題は、X線管の劣化を使用不可になる前に判定することである。
実施形態に係る医用システムは、X線管に設けられた陽極の回転機構を駆動するための第1の電流又は前記X線管の変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号と、前記回転機構及び/又は前記X線管が設けられた架台の使用履歴とを取得する取得部と、前記電流信号と前記使用履歴とに基づいて前記X線管の劣化を判定する判定部と、を具備する。
図1は、本実施形態に係る医用システムの構成を示す図である。 図2は、図1のX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係るX線管とX線高電圧装置とから構成されるX線発生系の構成を示す図である。 図4は、図2の処理回路によるX線管の劣化判定の典型的な流れを示す図である。 図5は、電流信号の周波数分解と劣化判定とを模式的に示す図である。 図6は、閾値/使用履歴テーブルの一例を示す図である。 図7は、変形例1に関する加速度センサの設置例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る医用システム及びX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係る医用システム100の構成を示す図である。図1に示すように、医用システム100は、X線コンピュータ断層撮影装置1、データ保管装置200及びデータ解析装置300を有する。X線コンピュータ断層撮影装置1、データ保管装置200及びデータ解析装置300は、ネットワークを介して接続されている。
X線コンピュータ断層撮影装置1は、被検体にX線CT撮影を施してCT画像を生成する医用画像診断装置である。X線コンピュータ断層撮影装置1により発生された種々のデータは、ネットワークを介してデータ保管装置200に供給される。X線コンピュータ断層撮影装置1の構成については後述する。
データ保管装置200は、X線コンピュータ断層撮影装置1から供給された種々のデータを記憶する。例えば、データ保管装置200は、大容量記憶装置が内蔵されたコンピュータである。また、データ保管装置200は、コンピュータにケーブルや通信ネットワークを介して通信可能に接続された大容量記憶装置であってもよい。当該記憶装置としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等が適宜利用可能である。
データ解析装置300は、データ保管装置200に記憶された種々のデータの解析を行う。データ解析装置300は、CPU(Central Processing Unit)及びGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサを有するコンピュータである。データ解析装置300はデータ保管装置200にネットワークを介して通信可能に接続されてもよいし、ケーブル等を介して接続されてもよい。データ解析結果は、X線コンピュータ断層撮影装置1に供給することも可能である。
図2は、X線コンピュータ断層撮影装置1の構成を示す図である。図2に示すように、X線コンピュータ断層撮影装置1は、なお、図2には説明の都合のため複数の架台10が描画されているが、典型的にはX線コンピュータ断層撮影装置1が装備する架台10は1台である。
図2に示すように、X線コンピュータ断層撮影装置1は、架台10、寝台30及びコンソール40を有する。架台10は、被検体PをX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。寝台30は、X線CT撮影の対象となる被検体Pを載置し、被検体Pを位置決めするための搬送装置である。コンソール40は、架台10を制御するコンピュータである。例えば、架台10及び寝台30は検査室に設置され、コンソール40は検査室に隣接する操作室に設置される。架台10、寝台30及びコンソール40は互いに通信可能に有線または無線で接続されている。架台10は、スキャン部の一例である。
図2に示すように、架台10は、X線管11、X線検出器12、回転フレーム13、X線高電圧装置14、制御装置15、ウェッジ16、コリメータ17及びデータ収集回路(DAS:Data Acquisition System)18を有する。
X線管11は、X線を発生する。具体的には、X線管11は、熱電子を発生する陰極と、陰極から飛翔する熱電子を受けてX線を発生する陽極と、陰極と陽極とを保持する真空管とを含む。X線管11は、高圧ケーブルを介してX線高電圧装置14に接続されている。陰極には、X線高電圧装置14によりフィラメント電流が供給される。フィラメント電流の供給により陰極から熱電子が発生する。陰極と陽極との間には、X線高電圧装置14により管電圧が印加される。管電圧の印加により陰極から陽極に向けて熱電子が飛翔して陽極に衝突し、X線が発生する。発生されたX線は、被検体Pに照射される。陰極から陽極に向けて熱電子が飛翔することにより管電流が流れる。
X線検出器12は、X線管11から発生され被検体Pを通過したX線を検出し、検出されたX線の線量に対応した電気信号をDAS18に出力する。X線検出器12は、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向)に複数配列された構造を有する。X線検出器12は、例えば、グリッド、シンチレータアレイ及び光センサアレイを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。シンチレータは、入射X線量に応じた光量の光を出力する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射面側に配置され、散乱X線を吸収するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドは、コリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれることもある。光センサアレイは、シンチレータからの光の光量に応じた電気信号に変換する。光センサとしては、例えば、フォトダイオードが用いられる。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを回転軸Z回りに回転可能に支持する円環状のフレームである。具体的には、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持する。回転フレーム13は、固定フレーム(図示せず)に回転軸Z回りに回転可能に支持される。制御装置15により回転フレーム13が回転軸Z回りに回転することによりX線管11とX線検出器12とを回転軸Z回りに回転させる。回転フレーム13の開口部19には、画像視野(FOV:Field Of View)が設定される。
なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台30の天板33の長手方向をZ方向、Z方向に直交し床面に対し水平である方向をX方向、Z方向に直交し床面に対し垂直である方向をY方向と定義する。
X線高電圧装置14は、高電圧電源とX線制御回路とを有する。高電圧電源は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する。X線制御回路は、X線管11に印加する高電圧とX線管11に供給フィラメント電流とを制御する。高電圧電源は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。X線高電圧装置14は、架台10内の回転フレーム13に設けられてもよいし、架台10内の固定フレーム(図示しない)に設けられても構わない。
ウェッジ16は、被検体Pに照射されるX線の線量を調節する。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線の線量が予め定められた分布になるようにX線を減衰する。例えば、ウェッジ16としては、ウェッジフィルタ(wedge filter)やボウタイフィルタ(bow-tie filter)等、アルミニウム等の金属が加工されることにより形成された金属フィルタである。これらウェッジ16は、所定のターゲット角度や所定の厚みを有するように加工される。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線の照射範囲を限定する。コリメータ17は、X線を遮蔽する複数の鉛板をスライド可能に支持し、複数の鉛板により形成されるスリットの形態を調節する。なお、コリメータ17は、X線絞りとも呼ばれる。
DAS18は、X線検出器12により検出されたX線の線量に応じた電気信号をX線検出器12から読み出し、読み出した電気信号を増幅し、ビュー期間に亘り電気信号を積分することにより当該ビュー期間に亘るX線の線量に応じたデジタル値を有する検出データを収集する。検出データは、投影データとも呼ばれる。DAS18は、例えば、投影データを生成可能な回路素子を搭載した特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)により実現される。DAS18により生成された投影データ(検出データ)は、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台10の非回転部(例えば、固定フレーム)に設けられた発光ダイオード(LED)を有する受信機に送信され、受信機からコンソール40に伝送される。なお、回転フレーム13から架台10の非回転部への投影データの送信方式は、前述の光通信に限定されず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式であっても良い。
寝台30は、基台31、支持フレーム32、天板33及び寝台駆動装置34を備える。基台31は、床面に設置される。基台31は、支持フレーム32を、床面に対して垂直方向(Y方向)に移動可能に支持する構造体である。支持フレーム32は、基台31の上部に設けられるフレームである。支持フレーム32は、天板33を中心軸Zに沿ってスライド可能に支持する。天板33は、被検体Pが載置される柔軟性を有する板状構造体である。寝台駆動装置34は、寝台30に収容される。寝台駆動装置34は、被検体Pが載置された天板33を移動させるための動力を発生するモータ又はアクチュエータである。寝台駆動装置34は、コンソール40等による制御に従い作動する。
制御装置15は、コンソール40の処理回路44による撮影制御機能441に従いX線CT撮影を実行するためにX線高電圧装置14、DAS18及び寝台30を制御する。制御装置15は、CPU等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動装置とを有する。処理回路は、ハードウェア資源として、CPU等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。制御装置15は、例えば、コンソール40、架台10及び寝台30等に設けられた入力インタフェース43からの操作信号に従い架台10及び寝台30を制御する。例えば、制御装置15は、回転フレーム13の回転、架台10のチルト、天板33及び寝台30の動作を制御する。
コンソール40は、メモリ41、ディスプレイ42、入力インタフェース43及び処理回路44を有する。メモリ41とディスプレイ42と入力インタフェース43と処理回路44との間のデータ通信は、バス(BUS)を介して行われる。なお、コンソール40は、架台10とは別体であるとして説明するが、架台10にコンソール40の全構成要素又は一部の構成要素が含まれても良い。
メモリ41は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。メモリ41は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体や、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ41の保存領域は、X線コンピュータ断層撮影装置1内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台10に設けられても良い。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でも良いし、コンソール40本体と無線通信可能なタブレット端末等に含まれるタブレット型でも良い。
入力インタフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。入力インタフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜使用可能である。なお、本実施形態において入力インタフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース43の例に含まれる。また、入力インタフェース43は、架台10に設けられても良い。また、入力インタフェース43は、コンソール40本体と無線通信可能なタブレット端末等に含まれても良い。
処理回路44は、入力インタフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じてX線コンピュータ断層撮影装置1の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやGPU等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行することにより、撮影制御機能441、画像生成機能442、画像処理機能443、取得機能444、劣化判定機能445、更新機能446及び表示制御機能447等を実行する。なお、各機能441~447は単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能441~447を実現するものとしても構わない。
撮影制御機能441において処理回路44は、X線CT撮影を行うためX線高電圧装置14と制御装置15とDAS18とを制御する。処理回路44は、スキャン計画等により決定された撮影条件に従いX線高電圧装置14と制御装置15とDAS18とを制御する。
画像生成機能442において処理回路44は、DAS18から出力された投影データに基づいて被検体Pに関するCT画像を生成する。具体的には、処理回路44は、DAS18から出力された投影データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施す。そして処理回路44は、前処理後の投影データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を施しCT画像を生成する。
画像処理機能443において処理回路44は、入力インタフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、CT画像データに、MPR処理やボリュームレンダリング処理、サーフェスレンダリング処理、画素値投影処理等を行う。
取得機能444において処理回路44は、種々の情報を取得する。例えば、処理回路44は、劣化判定機能445により使用される、X線管11に設けられた陽極の回転機構を駆動するための第1の電流又はX線管11の変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号を取得する。また、処理回路44は、劣化判定機能445により使用される、X線管11に設けられた陽極の回転機構及び/又はX線管11が設けられた架台10の使用履歴を取得する。
劣化判定機能445において処理回路44は、取得機能444により取得された電流信号と使用履歴とに基づいてX線管11の劣化を判定する。他の観点からいえば、処理回路44は、電流信号が閾値を超えている持続時間に基づいてX線管11の劣化を判定する。当該閾値は使用履歴に応じて設定される。本実施形態において、劣化とは、故障と長期使用による劣化(いわゆる寿命)との両方を含む概念である。処理回路44は、使用履歴から閾値を決定する機械学習モデルを利用して、使用する閾値を決定する。機械学習モデルとしては、例えば、複数の閾値と複数の使用履歴とを関連付けたLUT(Look Up Table)が用いられる。以下、当該LUTを閾値/使用履歴テーブルと呼ぶことにする。閾値/使用履歴テーブルについては後述する。なお、機械学習モデルとしては、データベースやニューラルネットワーク、サポートベクターマシンが用いられてもよい。
更新機能446において処理回路44は、劣化判定機能445において使用される閾値/使用履歴テーブルを更新する。
表示制御機能447において処理回路44は、種々の情報をディスプレイ42に表示する。例えば、種々の情報として、劣化判定機能445によるX線管11の劣化の判定結果を表示する。また、処理回路44は、画像生成機能442や画像処理機能443等により生成されたCT画像等を表示することも可能である。
次に、本実施形態に係るX線管11とX線高電圧装置14とから構成されるX線発生系について説明する。図3は、本実施形態に係るX線管11とX線高電圧装置14とから構成されるX線発生系の構成を示す図である。
図3に示すように、X線管11はX線管容器111を有する。X線管容器111は、内部が真空に保たれた、ガラスや金属等を材料として形成される容器である。X線管容器111は、陰極112、陽極113及びロータ114及びを収容する。陰極112は、例えば、細線形状を有するタングステンやニッケル等の金属により形成されるフィラメントを有する。陰極112は、ケーブル等を介してX線高電圧装置14に接続されている。陰極112は、X線高電圧装置14からの陰極電圧の印加及びフィラメント電流の供給を受けて発熱し熱電子を放出する。
陽極113は、タングステンやモリブデン等の重金属により形成された円盤形状を有する電極である。陽極113は、ロータ114の軸回りの回転に伴い回転する。陰極112と陽極113との間には、X線高電圧装置14により高電圧の管電圧が印加される。陰極112から放出された熱電子は、管電圧の作用により、陽極113のターゲット1131に衝突する。陽極113のターゲット1131は、熱電子を受けてX線を発生する。
ロータ114は、陽極113を軸支する回転子である。陽極113を回転軸回りに回転可能にロータ114が設けられている。ロータ114の両端部には軸受(図示しない)が接続されている。軸受には潤滑剤が浸けられている。X線管容器111の外部にはロータ114を囲むようにステータコイル115が取り付けられている。ステータコイル115は、X線管11に収容されている。軸受(図示せず)とロータ114とステータコイル115とは、陽極113を回転軸RA回りに回転可能に支持する回転機構120を構成する。ステータコイル115は、電流検出器144を介してロータ駆動電源143に接続されている。ステータコイル115は、ロータ駆動電源143からの電力の供給を受けて、電磁誘導の原理に従いロータ114を回転する。ロータ114の回転に連動して陽極113が回転する。
図3に示すように、X線高電圧装置14は、高電圧電源141、フィラメント加熱電源142、ロータ駆動電源143、電流検出器144及びX線制御回路145を有する。
高電圧電源141は、X線制御回路145による制御に従い、X線管11に印加される高電圧の管電圧を発生する。例えば、インバータ式X線高電圧装置の場合、高電圧電源141は、商用電源からの交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータの直流電圧を交流電圧に変換するインバータと、インバータからの交流電圧を昇圧する変圧器と、変圧器により昇圧された交流電圧を整流及び平滑して直流高電圧を発生する高圧整流平滑回路とを有する。高圧整流平滑回路からの直流高電圧は管電圧として陰極112と陽極113との間に印加される。
フィラメント加熱電源142は、X線制御回路145による制御に従い、陰極112のフィラメントを加熱するためのフィラメント電流を発生する。フィラメント加熱電源142は、高電圧電源141と同一の電源系統に設けられてもよいし、独立の電源系統に設けられてもよい。
ロータ駆動電源143は、ステータコイル115に印加される電力を発生する。ロータ駆動電源143は、例えば、商用電源からの交流電圧を直流電圧に変換する整流平滑回路と、整流平滑回路の直流電圧を交流電圧に変換するインバータとを有する。インバータからの交流電圧がステータコイル115に印加される。
電流検出器144は、ロータ駆動電源143とステータコイル115との間に接続される。電流検出器144は、ステータコイル115に供給される電流を検出する。例えば、電流検出器144は、変流器(カレント・トランス)を含む。変流器は、ロータ駆動電源143からの電流を自身の巻数に応じた比率で検出し、検出された電流値に応じた電気信号(以下、電流信号と呼ぶ)を生成する。電流信号は、X線制御回路145を介して処理回路44に供給される。
X線制御回路145は、撮影条件に含まれるX線条件に従い高電圧電源141とフィラメント加熱電源142とロータ駆動電源143とを制御する。例えば、陽極113を回転する場合、X線制御回路145は、ロータ駆動電源143に駆動指示を供給する。駆動指示を受けたロータ駆動電源143は、ステータコイル115に電力を供給する。電力の供給を受けたステータコイル115は、ロータ114と共に陽極113を回転する。ロータ駆動電源143からの出力電流(又はステータコイル電流)は、電流検出器144により電流信号として検出される。
電流検出器144により検出された電流には、軸受の潤滑剤の劣化に起因する成分やロータ114が一回転する間に発生する変動に起因する成分等を含む。軸受の潤滑剤の劣化は、電流信号の低周波成分の分析により把握される。ロータ114が一回転する間に発生する変動は、ロータ114の軸受の局所的損傷等に起因する。ロータ114が一回転する間に発生する変動は、電流信号の高周波成分の分析によりその変動が把握される。
次に、処理回路44によるX線管11の劣化判定について説明する。
劣化判定の比較例として、1)X線管11に取付けた振動センサ信号や、2)架台回転速度及び架台回転数から劣化を判定する方法が考えられる。
1)振動センサによる判定について。X線管11には回転フレーム13の回転時と停止時との2つの状態がある。回転時は架台10も振動する。そのため、X線管11の振動の要因としては、回転フレーム13の回転による直接的な振動と架台10の振動に伴う振動とがあり、両者を切り分ける必要がある。X線管11の構造上の制約からセンサを理想的なポイントに取付けることは難しく、取り付け誤差の影響を考慮する必要がある。また、陽極113が回転しているため、1方向以上の振動成分の確認が必要となり、複数のセンサを取り付ける必要がある。
2)架台回転速度及び架台回転数による判定について。個体差の影響が考慮されないため、製造バラツキによる誤差が大きく劣化の兆候検出は難しい。
更に、回転体の診断として電流兆候解析(MCSA:Motor Current Signature Analysis)での電流スペクトルによる故障診断がある。電流検出による方法は振動センサによる検出に比べ、センサが不要なだけでなく、軸部分の状態検出としては有効な手段である。ただし、スペクトルによる診断の為、異常スペクトルが確認できた時点では劣化が進行してしまっており、劣化の兆候診断(早期段階での発見)は難しい。また、X線管11の場合、潤滑材の劣化や軸受の損傷状態により、ステータコイル電流レベルや高周波成分の振幅が変動するが、特に玉軸受の場合、潤滑材の変動が発生しても時間が経過すると慣らされて元に戻る傾向をもっている。このため閾値を超えたか否かで単純に判断することは難しい。
図4は、処理回路44によるX線管11の劣化判定の典型的な流れを示す図である。なお、図4の劣化判定はX線CT撮影の実行時において行われるものとする。X線CT撮影の実行時において、X線制御回路145の制御に従いロータ駆動電源143の電力の供給を受けてロータ114及び陽極113が回転している。ロータ114及び陽極113の回転中、電流検出器144は、繰り返し電流信号を生成している。
図4に示すように、処理回路44は、取得機能444の実現により、電流検出器144からの電流信号を繰り返し取得する(ステップS1)。
ステップS1が行われると、処理回路44は、劣化判定機能445の実現により、X線管11の劣化判定を行う。まず処理回路44は、電流信号を低周波成分Ilrと高周波成分Ihfとに分解する(ステップS2)。例えば、処理回路44は、電流信号に周波数フィルタを適用することにより低周波成分Ilrと高周波成分Ihfとに分解する。低周波成分Ilfと高周波成分Ihfとについて個別に劣化判定が行われる。
図5は、電流信号の周波数分解と劣化判定とを模式的に示す図である。図5の上段は、電流信号の電流値のグラフを示す。当該グラフの縦軸は電流値に規定され、横軸は時間に規定される。図5の中段は電流信号のうちの低周波成分の電流レベルのグラフを示す。当該グラフの縦軸は電流レベルに規定され、横軸は時間に規定される。図5の下段は電流信号のうちの高周波成分の振幅のグラフを示す。当該グラフの縦軸は振幅に規定され、横軸は時間に規定される。
図5に示すように、処理回路44は、ステップS1において取得された電流信号を低周波成分Ilfと高周波成分Ihfとに分解する。例えば、処理回路44は、X線高電圧装置14の電流検出器144からリアルタイムで電流信号を取得し、一定時間間隔毎に電流信号を低周波成分Ilfと高周波成分Ihfとに分解する。例えば、ローパスフィルタを適用することにより当該電流信号から低周波成分Ilfが抽出され、ハイパスフィルタを適用することにより当該電流信号から高周波成分Ihfが抽出される。なお、低周波成分Ilfは、一定時間内における電流信号の平均値により代用されてもよい。低周波成分Ilfについては、ステップS3-S11において電流レベル(電流値)に基づいて劣化判定が行われる。高周波成分Ihfについては、ステップS12-S21において振幅に基づいて劣化判定が行われる。劣化判定の詳細について以下に説明する。
ステップS2において低周波成分Ilfが生成されると処理回路44は、低周波成分Ilfの電流レベルと閾値I11とを比較し、低周波成分Ilfの電流レベルが閾値I11未満であるか否かを判定する(ステップS3)。以下、低周波成分Ilfの電流レベルを単に低周波成分Ilfと記載する。閾値I11は、X線管11が故障しているか否かを識別するための数値である。故障は、X線管11が既に使用できない状態を意味する。
ステップS3において低周波成分Ilfが閾値I11未満でない、すなわち、低周波成分Ilfが閾値I11を超えていると判定された場合(ステップS3:No)、処理回路44は、X線管11が故障している旨のアラームを報知する(ステップS4)。これによりX線管11の交換が促される。当該アラームは、ディスプレイ42に表示されてもよいし、スピーカ等を介して音により報知されてもよい。この際、低周波成分Ilfでの劣化判定によるアラームであることを報知してもよい。これにより、劣化の要因をユーザに報知することができる。ステップS4が行われると処理回路44は、制御装置15を制御して強制的にX線CT撮影を中断する。あるいは処理回路44は、X線CT撮影の中断を促すメッセージを表示する。この際、処理回路44は、X線CT撮影が中断されるまで、再びステップS1に戻り、劣化判定を繰り返してもよい。
ステップS3において低周波成分Ilfが閾値I11未満である、すなわち、低周波成分Ilfが閾値I11を超えていないと判定された場合(ステップS3:Yes)、処理回路44は、低周波成分Ilfが閾値I12より大きいか否かを判定する(ステップS5)。閾値I12は、X線管11が正常か否かを識別するための数値である。正常は、X線管11に劣化の徴候もなく、X線管11を使用できる状態を意味する。
ステップS5において低周波成分Ilfが閾値I12より大きくない、すなわち、低周波成分Ilfが閾値I12より小さいと判定された場合(ステップS5:No)、処理回路44は、X線管11に異常が無いと判定する(ステップS6)。ステップS6において処理回路44は、再びステップS1に戻り劣化判定を繰り返す。なお、処理回路44は、X線管11に異常が無い旨を、ディスプレイ42等を介して報知してもよい。この際、低周波成分Ilfに対する閾値I12を用いた判定による結果であることを報知してもよい。これにより、低周波成分Ilfの解析により判明可能な劣化要因については異常が無い旨をユーザに報知することができる。
I12<Ilf≦I11である場合、X線管11の劣化の兆候が見られるレベルである。X線管11は、潤滑材の変動が発生しても時間が経過すると慣らされて元に戻る傾向をもっている。低周波成分Ilfが一時的に閾値I12を超えても時間が経過すると閾値I12以下に戻ることがある。すなわち、閾値I12を超えた状態が継続するかによって回転機構120の劣化状態を判断することが有効である。従って処理回路44は、低周波成分Ilfが閾値I12を超えている期間(以下、持続時間Tlfと呼ぶ)を解析する。
ステップS5において低周波成分Ilfが閾値I12より大きい、すなわち、I12<Ilf≦I11であると判定された場合(ステップS5:Yes)、処理回路44は、低周波成分Ilfが閾値I12を超えている持続時間Tlfを算出する(ステップS7)。図5に示すように、低周波成分Ilfをモニタリングし、低周波成分Ilfが閾値I12を超えている持続時間Tlfが算出される。持続時間Tlfは、例えば、低周波成分Ilfが閾値I12を上回った時点から低周波成分Ilfが閾値I12を下回った時点までの時間間隔として規定される。持続時間Tlfは、I12<Ilf≦I11が持続している期間である。
ステップS7が行われると処理回路44は、使用履歴に応じて閾値Tlnを決定する(ステップS8)。ステップS8において処理回路44は、閾値/使用履歴テーブルを利用して現時点の使用履歴に応じて閾値T1nを決定する。使用履歴は、回転機構120に負荷を与える因子の履歴である。具体的には、使用履歴は、X線管使用履歴と架台使用履歴とを含む。X線管使用履歴は、回転機構120に含まれるロータ114の回転速度及び累積回転時間を含む。架台使用履歴は、架台10の回転フレーム13の回転速度及び累積回転時間を含む。例えば、ロータ114の劣化の兆候が現れてから故障に至るまでの時間は、使用開始段階の状況や長期間の使用、使用頻度により異なる。そのため閾値T1nは使用履歴に応じて異なる。よって処理回路44は、使用履歴から回転機構120の負荷状況を示すパターンnを分類し、現時点の負荷状況に応じたパターンnに対応する閾値T1nを決定する。
図6は、閾値/使用履歴テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、閾値/使用履歴テーブルは、架台使用履歴の評価関数XgとX線管使用履歴の評価関数Xrとの組合せに閾値T/nを関連付けている。評価関数Xgは、回転フレーム13の回転速度及び累積回転時間を変数とする、回転フレーム13の回転速度及び累積回転時間を要素とする回転機構120の負荷状況を評価する関数である。評価関数Xrは、ロータ114の回転速度及び累積回転時間を変数とする、ロータ114の回転速度及び累積回転時間を要素とする回転機構の負荷状況を評価する関数である。評価関数Xgと評価関数Xrとは、低周波成分Ilfに関するので、主にロータ114の潤滑剤の劣化を評価する。閾値T/nは、閾値T1n又は後述の高周波成分のための閾値T2nである。「/」に低周波成分を示す「1」又は高周波成分を示す「2」が入る。図6に示すように、例えば、評価関数Xgの値が0からXg1の間であり且つ評価関数Xrの値がXr1からXr2の間である場合、パターン2の閾値T12に決定される。高周波成分のための閾値T2nについては後述する。
ステップS8が行われると処理回路44は、ステップS7において算出された持続時間TlfがステップS8において決定された閾値T1nよりも大きいか否かを判定する(ステップS9-n)。持続時間Tlfが閾値T1nよりも大きくないと判定された場合(ステップS9-n:No)、処理回路44は、異常無しであると判定する(ステップS10-n)。ステップS10-nにおいて処理回路44は、再びステップS1に戻り劣化判定を繰り返す。なお、処理回路44は、X線管11に異常がない旨を、ディスプレイ42等を介して報知してもよい。これにより、低周波成分Ilfの解析により判明可能な劣化要因については異常が無い旨をユーザに報知することができる。
ステップS9-nにおいて持続時間Tlfが閾値T1nよりも大きいと判定された場合(ステップS9-n:Yes)、処理回路44は、X線管11に劣化の兆候が有る旨のアラームを報知する(ステップS11)。これによりX線管11の交換の計画が促される。この際、低周波成分Ilfでの劣化判定によるアラームであることを報知してもよい。これにより、劣化の要因をユーザに報知することができる。当該アラームは、ディスプレイ42に表示されてもよいし、スピーカ等を介して音により報知されてもよい。ステップS11が行われると処理回路44は、制御装置15を制御してX線CT撮影を継続する。この際、処理回路44は、再びステップS1に戻り、劣化判定を繰り返してもよい。
ステップS10-n又はステップS11が行われると低周波成分Ilfに対する処理が終了する。このように、ステップS3-ステップS11によれば、処理回路44は、低周波成分Ilfの電流レベルと使用履歴とに基づいて回転機構120に含まれる潤滑剤の劣化を判定することができる。
次に、高周波成分Ihfに対する処理について説明する。高周波成分Ihfについては、低周波成分Ilfとは異なり、変動幅が重要であるため、振幅ΔIhfに基づいて劣化判定が行われる。
ステップS2において高周波成分Iffが生成されると処理回路44は、図5の下段に示すように、高周波成分Ihfの振幅ΔIhfを算出する(ステップS12)。振幅ΔIhfは、例えば、高周波成分Ihfの電流レベルとゼロ値との差分として算出される。なお、振幅ΔIhfは、低周波よりも短い一定区間のpeak-peak値により代用されてもよい。
ステップS12が行われると処理回路44は、振幅ΔIhfと閾値I21とを比較し、振幅ΔIhfが閾値I21未満であるか否かを判定する(ステップS13)。閾値I21は、X線管11が故障しているか否かを識別するための数値である。
ステップS13において振幅ΔIhfが閾値I21未満でない、すなわち、振幅ΔIhfが閾値I21を超えていると判定された場合(ステップS13:No)、処理回路44は、X線管11が故障している旨のアラームを報知する(ステップS14)。これによりX線管11の交換が促される。当該アラームは、ディスプレイ42に表示されてもよいし、スピーカ等を介して音により報知されてもよい。この際、高周波成分Ihfでの劣化判定によるアラームであることを報知してもよい。これにより、劣化の要因をユーザに報知することができる。ステップS14が行われると処理回路44は、制御装置15を制御して強制的にX線CT撮影を中断する。あるいは処理回路44は、X線CT撮影の中断を促すメッセージを表示する。この際、処理回路44は、X線CT撮影が中断されるまで、再びステップS1に戻り、劣化判定を繰り返してもよい。
ステップS13において振幅ΔIhfが閾値I21未満である、すなわち、振幅ΔIhfが閾値I21を超えていないと判定された場合(ステップS13:Yes)、処理回路44は、振幅ΔIhfが閾値I22より大きいか否かを判定する(ステップS15)。閾値I22は、X線管11が正常か否かを識別するための数値である。
ステップS15において振幅ΔIhfが閾値I22より大きくない、すなわち、振幅ΔIhfが閾値I22より小さいと判定された場合(ステップS15:No)、処理回路44は、X線管11に異常が無いと判定する(ステップS16)。ステップS16において処理回路44は、再びステップS1に戻り劣化判定を繰り返す。なお、処理回路44は、X線管11に異常が無い旨を、ディスプレイ42等を介して報知してもよい。これにより、高周波成分Ihfの解析により判明可能な劣化要因については異常が無い旨をユーザに報知することができる。
ステップS15において振幅ΔIhfが閾値I22より大きい、すなわち、I22<ΔIhf≦I21であると判定された場合(ステップS15:Yes)、処理回路44は、振幅ΔIhfが閾値I22を超えている持続時間Thfを算出する(ステップS17)。振幅ΔIhfをモニタリングし、振幅ΔIhfが閾値I22を超えている持続時間Thfが算出される。
ステップS17が行われると処理回路44は、使用履歴に応じて閾値T2nを決定する(ステップS18)。ステップS18において処理回路44は、第2の閾値/使用履歴テーブルを利用して現時点の使用履歴に応じて閾値T2nを決定する。第2の閾値/使用履歴テーブルは、架台使用履歴の評価関数XgとX線管使用履歴の評価関数Xrとの組合せに閾値T2nを関連付けている。閾値T2nの決定方法は、ステップS8における閾値T1nの決定方法と同様である。
ステップS18が行われると処理回路44は、ステップS17において算出された持続時間ThfがステップS18において決定された閾値T2nよりも大きいか否かを判定する(ステップS19-n)。持続時間Thfが閾値T2nよりも大きくないと判定された場合(ステップS19-n:No)、処理回路44は、異常無しであると判定する(ステップS20-n)。ステップS20-nにおいて処理回路44は、再びステップS1に戻り劣化判定を繰り返す。なお、処理回路44は、X線管11に異常がない旨を、ディスプレイ42等を介して報知してもよい。これにより、高周波成分Ihfの解析により判明可能な劣化要因については異常が無い旨をユーザに報知することができる。
ステップS19-nにおいて持続時間Thfが閾値T2nよりも大きいと判定された場合(ステップS19-n:Yes)、処理回路44は、X線管11に劣化の兆候が有る旨のアラームを報知する(ステップS21)。これによりX線管11の交換の計画が促される。当該アラームは、ディスプレイ42に表示されてもよいし、スピーカ等を介して音により報知されてもよい。この際、高周波成分Ihfでの劣化判定によるアラームであることを報知してもよい。これにより、劣化の要因をユーザに報知することができる。ステップS21が行われると処理回路44は、制御装置15を制御してX線CT撮影を継続する。この際、処理回路44は、再びステップS1に戻り、劣化判定を繰り返してもよい。
ステップS20-n又はステップS21が行われると高周波成分Ihfに対する処理が終了する。このように、ステップS12-ステップS21によれば、処理回路44は、高周波成分Ihfの振幅と使用履歴とに基づいて回転機構120特に軸受の局所的損傷を判定することができる。
以上により、処理回路44によるX線管11の劣化判定が終了する。
なお、図4に示す処理の流れは一例であり、種々の変更が可能である。例えば、処理回路44は、電流信号を、低周波成分と高周波成分との2成分でなく、3以上の周波数成分に分解してもよい。この場合、処理回路44は、低周波成分又は高周波成分と同様、各周波数成分の電流レベル又は振幅に基づいてX線管11の劣化を判定すればよい。また、処理回路44は、低周波成分や高周波成分等の一周波数成分のみに基づいてX線管11の劣化を判定してもよい。また、図4に示す処理は、玉軸受タイプのX線管11の例で説明したが、すべり軸受タイプのX線管11にも適用可能である。
ステップS7において持続時間Tlfは、例えば、低周波成分Ilfが閾値I12を上回った時点から低周波成分Ilfが閾値I12を下回った時点までの時間間隔として規定されるとした。しかしながら、一定期間内において低周波成分Ilfが閾値I12を繰り返し上回ったり下回ったりするような変動が大きい場合、持続時間Tlfは、低周波成分IlfがI12<Ilf≦I11である期間の合計時間として算出されてもよい。ステップS17についても同様に、持続時間Thfは、高周波成分Ihfの振幅ΔIhfがI22<ΔIhf≦I21である期間の合計時間として算出されてもよい。
上記の劣化判定において処理回路44は、高周波成分Ihfの振幅ΔIhfについて持続時間Thfが算出されるとした。しかしながら、処理回路44は、高周波成分Ihfの実効値について持続時間Thfが算出されてもよい。
閾値/使用履歴テーブルは、図6に示すように、架台使用履歴の評価関数XgとX線管使用履歴の評価関数Xrとの組合せに閾値T/nを関連付けているとした。しかしながら、閾値/使用履歴テーブルは、架台使用履歴に係る情報とX線管使用履歴に係る情報と閾値T/nとを関連付けていれば、上記のデータ構造に限定されない。
上記の劣化判定において電流信号は、ステータコイル電流の電流信号であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、ロータ114の回転の動力源として、ステータコイル115の代わりにモータが用いられる場合、当該モータに供給される電流(トルク分電流)に関する電流信号を、上記の劣化判定において電流信号として用いてもよい。トルク分電流に関する電流信号を用いる場合であっても、上記の劣化判定と同一のアルゴリズムで実施可能である。
上記の劣化判定によれば、処理回路44は、電流信号を複数の周波数成分に分解した後、各周波数成分について2段階の劣化判定を実行する。1段階目の劣化判定は、X線管11の使用不可状態か否か(故障の有無)の判定であり、周波数成分の電流レベル又は振幅に対する閾値判定が実行される。2段階目の劣化判定は、使用不可状態にない事を前提とした、X線管11の劣化兆候の有無の判定であり、周波数成分の閾値超過期間の持続時間に対する閾値判定が実行される。このような2段階の劣化判定により、X線管11の劣化具合を3段階以上に分類することができ、詳細な劣化判定を行うことができる。これにより、X線管11が使用不可になる前においても劣化具合を判定することができる。また、X線管11の劣化に起因するステータコイル電流又はモータ分電流の変動は、上記の通り、その劣化の要因に応じて周波数依存性を有する。従って周波数成分毎に劣化判定を行うことにより、劣化の要因を判定することも可能となる。従ってX線管11の修理や部品交換等を行う場合においても要因特定が容易になる。
上記の劣化判定の確度を上げ、より早期に兆候を判断するには、閾値(閾値I11、I12、I21、I22、閾値T1n及び閾値T2n)やパターンの分類方法が重要となる。また、使用開始段階の故障のような不良モードやX線コンピュータ断層撮影装置1の使用モードは変化していくこともあるため、それによって上記閾値やパターンの分類は変わってくる。よって、実際の電流信号と劣化判定結果とを含む実績データの把握が重要となる。そのため、処理回路44は、更新機能446の実現により、実績データに基づいて上記閾値やパターンの分類を更新する。以下、更新処理について説明する。
メモリ41は、電流検出器144により検出された時系列の電流信号のデータ(以下、電流データと呼ぶ)を検出時刻に関連付けて蓄積する。履歴データには、劣化判定機能445による劣化判定結果が関連付けられる。電流データと劣化判定結果とが実績データを構成する。
処理回路44は、更新機能446の実現により、実績データを解析して、当該X線管11に最適な閾値(閾値I11、I12、I21、I22、閾値T1n及び閾値T2n)やパターンの分類方法を更新する。これにより、例えば、閾値/使用履歴テーブルの閾値T1n及び閾値T2nの値や、パターン(閾値T1n及び閾値T2nの個数)が当該X線管11に最適な値に更新される。
なお、実績データは、医用システム100のデータ保管装置200に蓄積されてもよい。データ保管装置200は、X線コンピュータ断層撮影装置1のX線管11だけでなく、他のX線コンピュータ断層撮影装置のX線管を含む複数のX線管各々の実績データを蓄積する。データ解析装置300は、更新機能446と同様の手法により、複数のX線管各々の実績データを解析して、当該処理回路44の劣化判定機能445に供される閾値やパターンの分類方法を更新する。データ解析装置300は、種々のX線コンピュータ断層撮影装置のX線管の実績データを用いて閾値等をフィードバック更新することができるので、より精度の高い閾値等を用いて精度の良い劣化判定を行うことができる。
(変形例1)
上記の実施形態において処理回路44は、X線管11に設けられた陽極113の回転機構を駆動するための電流に関する電流信号に基づいてX線管11の劣化を判定するものとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。処理回路44は、X線管11の変動を検出するセンサからの電流に関する電流信号に基づいてX線管11の劣化を判定してもよい。X線管11の変動を検出するセンサとして、例えば、位置センサや加速度センサが適用可能である。以下、当該センサは加速度センサであるとする。
図7は、変形例1に関する加速度センサ116の設置例を示す図である。図7に示すように、加速度センサ116は、X線管11の複数箇所に設けられるとよい。例えば、X線管11の外壁、X線管容器111のうちのロータ114に近接する外壁部分、X線管容器111のうちのステータコイル115に近接する外壁部分に設けられる。各加速度センサ116は、ロータ114の回転又は回転フレーム13の回転に起因するX線管11の変動を感知し、加速度センサ116換言すればX線管11にかかる加速度に応じたデータ(以下、加速度データと呼ぶ)を出力する。加速度データは、コンソール40に供給され、メモリ41に記憶される。
取得機能444の実現により、処理回路44は、加速度データを取得する。劣化判定機能445の実現により、処理回路44は、加速度データと使用履歴とに基づいてX線管11の劣化を判定する。劣化判定において処理回路44は、加速度データに、図4等に示す電流信号と同様の処理を適用可能である。この際、複数の加速度センサ116毎に加速度データを複数の周波数成分に分解し、劣化判定を行ってもよいし、複数の加速度センサ116の加速度データの合成データを算出し、算出された合成データを複数の周波数成分に分解し、劣化判定を行ってもよい。また、複数の加速度センサ116のうちの一部の加速度センサ116の加速度データを用いて劣化判定を行ってもよい。
(変形例2)
上記の実施形態において取得機能444及び劣化判定機能445はコンソール40の処理回路44に実装されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。取得機能444及び劣化判定機能445は、X線コンピュータ断層撮影装置1の如何なるハードウェアに実装されてもよい。例えば、取得機能444及び劣化判定機能445は、X線高電圧装置14のX線制御回路145やロータ駆動電源143等に実装されてもよい。また、取得機能444及び劣化判定機能445は、X線コンピュータ断層撮影装置1のうちの、ネットワークとの情報通信のためのコンピュータに実装されてもよい。その他、取得機能444及び劣化判定機能445は、医用システム100のデータ解析装置300に実装されてもよい。
(総括)
上記の説明の通り、医用システム100は、取得部と判定部とを有する。取得部は、X線管11に設けられた陽極113の回転機構120を駆動するための第1の電流又はX線管11の変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号と、回転機構120及び/又はX線管11が設けられた架台10の使用履歴とを取得する。判定部は、当該電流信号と当該使用履歴とに基づいてX線管11の劣化を判定する。他の観点から、判定部は、当該電流信号が閾値を超えている持続時間に基づいてX線管の劣化を判定する。
上記の構成により、回転機構120の劣化の兆候を判断することにより、X線管11が完全に故障し使用不可な状態になる前に、X線管11の交換を実施することが可能となり、装置のダウンタイムを短くすることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、X線管の劣化を使用不可になる前に判定することができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、プログラムを実行するのではなく、論理回路の組合せにより当該プログラムに対応する機能を実現しても良い。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1、図2及び図3における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線コンピュータ断層撮影装置
10 架台
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 データ収集回路(DAS:Data Acquisition System)
19 開口部
30 寝台
31 基台
32 支持フレーム
33 天板
4 寝台駆動装置
40 コンソール
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インタフェース
44 処理回路
100 医用システム
111 X線管容器
112 陰極
113 陽極
114 ロータ
115 ステータコイル
116 加速度センサ
120 回転機構
141 高電圧電源
142 フィラメント加熱電源
143 ロータ駆動電源
144 電流検出器
145 X線制御回路
200 データ保管装置
300 データ解析装置
441 撮影制御機能
442 画像生成機能
443 画像処理機能
444 取得機能
445 劣化判定機能
446 更新機能
447 表示制御機能

Claims (12)

  1. X線管に設けられた陽極の回転機構を駆動するための第1の電流又は前記回転機構を備えた前記X線管の位置あるいは加速度に関する変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号と、前記回転機構及び/又は前記X線管が設けられた架台の回転速度及び累積回転時間を含む使用履歴とを取得する取得部と、
    前記電流信号と前記使用履歴とに基づいて前記X線管の劣化を判定する判定部と、を具備し、
    前記判定部は、
    前記電流信号の電流レベルが第1の閾値を超えている持続時間を算出し、
    前記持続時間と前記使用履歴に応じた第2の閾値との比較に基づいて前記X線管の劣化を判定する、
    医用システム。
  2. 前記回転機構は、前記陽極を軸支するロータと前記ロータを回転するステータコイル又はモータを有し、
    前記取得部は、前記第1の電流に関する前記電流信号を取得し、
    前記第1の電流は、前記ステータコイル又は前記モータの電流である、
    請求項1記載の医用システム。
  3. 前記使用履歴は、前記回転機構に含まれるロータの回転速度及び累積回転時間と前記架台の回転速度及び累積回転時間とを含み、
    前記判定部は、前記ロータの回転速度及び累積回転時間と前記架台の回転速度及び累積回転時間とに基づいて前記第2の閾値を決定する、
    請求項記載の医用システム。
  4. 複数の使用履歴と複数の第2の閾値とを関連付けたテーブルを記憶する記憶部を更に備え、
    前記判定部は、前記テーブルを利用して前記取得された使用履歴から前記第2の閾値を決定する、
    請求項記載の医用システム。
  5. 複数のX線管各々に関する電流信号と当該X線管の劣化に関する情報とを含む実績データを蓄積する蓄積部と、
    前記実績データに基づいて前記テーブルを更新する更新部と、を更に備える、
    請求項記載の医用システム。
  6. 前記判定部は、前記電流信号を複数の周波数成分に分解し、前記複数の周波数成分各々について前記X線管の劣化を判定する、請求項1記載の医用システム。
  7. 前記複数の周波数成分は、低周波成分と高周波成分とを有し、
    前記判定部は、前記低周波成分の電流レベルと前記使用履歴とに基づいて前記回転機構に含まれるロータの劣化を判定し、前記高周波成分の振幅と前記使用履歴とに基づいて前記回転機構に含まれるロータの局所的損傷を判定する、
    請求項記載の医用システム。
  8. 前記判定部は、
    前記低周波成分の電流レベルが第1の閾値を超えている持続時間を計測し、前記持続時間と前記使用履歴に応じた第2の閾値との比較に基づいて前記ロータの劣化を判定し、
    前記高周波成分の振幅が第3の閾値を超えている持続時間を計測し、前記持続時間と前記使用履歴に応じた第4の閾値との比較に基づいて前記ロータの局所的損傷を判定する、
    請求項記載の医用システム。
  9. 前記判定部による前記X線管の劣化の判定結果を報知する報知部を更に備える、請求項1記載の医用システム。
  10. 陰極と前記陰極からの電子を受けてX線を発生する陽極と前記陽極を回転する回転機構とを有するX線管と、
    前記X線管からのX線を検出するX線検出器と、
    前記X線管と前記X線検出器とを有する架台と、
    前記回転機構を駆動するための電流信号と前記回転機構及び/又は前記架台の回転速度及び累積回転時間を含む使用履歴とに基づいて前記X線管の劣化を判定する判定部と、
    前記判定部による前記X線管の劣化の判定結果を報知する報知部と、を具備し、
    前記判定部は、
    前記電流信号の電流レベルが第1の閾値を超えている持続時間を算出し、
    前記持続時間と前記使用履歴に応じた第2の閾値との比較に基づいて前記X線管の劣化を判定する、
    X線コンピュータ断層撮影装置。
  11. X線管に設けられた陽極の回転機構を駆動するための第1の電流又は前記回転機構を備えた前記X線管の位置あるいは加速度に関する変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号と、前記回転機構及び/又は前記X線管が設けられた架台の回転速度及び累積回転時間を含む使用履歴とを取得する取得部と、
    前記電流信号と前記使用履歴とに基づいて前記X線管の劣化を判定する判定部と、を具備し、
    前記使用履歴は、前記回転機構に含まれるロータの回転速度及び累積回転時間と前記架台の回転速度及び累積回転時間とを含み、
    前記判定部は、
    前記電流信号の電流レベルが第1の閾値を超えている持続時間を算出し、
    前記持続時間と前記使用履歴に応じた第2の閾値との比較に基づいて前記X線管の劣化を判定し、
    前記ロータの回転速度及び累積回転時間と前記架台の回転速度及び累積回転時間とに基づいて前記第2の閾値を決定する、
    医用システム。
  12. X線管に設けられた陽極の回転機構を駆動するための第1の電流又は前記回転機構を備えた前記X線管の位置あるいは加速度に関する変動を検出するセンサからの第2の電流に関する電流信号と、前記回転機構及び/又は前記X線管が設けられた架台の回転速度及び累積回転時間を含む使用履歴とを取得する取得部と、
    前記電流信号と前記使用履歴とに基づいて前記X線管の劣化を判定する判定部と、を具備し、
    前記判定部は、
    前記電流信号を、低周波成分と高周波成分とを有する複数の周波数成分に分解し、前記複数の周波数成分各々について前記X線管の劣化を判定し、
    前記低周波成分の電流レベルと前記使用履歴とに基づいて前記回転機構に含まれるロータの劣化を判定し、前記高周波成分の振幅と前記使用履歴とに基づいて前記回転機構に含まれるロータの局所的損傷を判定し、
    前記低周波成分の電流レベルが第1の閾値を超えている持続時間を計測し、前記持続時間と前記使用履歴に応じた第2の閾値との比較に基づいて前記ロータの劣化を判定し、
    前記高周波成分の振幅が第3の閾値を超えている持続時間を計測し、前記持続時間と前記使用履歴に応じた第4の閾値との比較に基づいて前記ロータの局所的損傷を判定する、
    医用システム。
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