JP2018108364A - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影条件に適した焦点サイズを決定すること。【解決手段】本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線管、X線検出器、収集回路、高電圧発生器及び演算回路を有する。X線管は、X線を発生する。X線検出器は、X線を検出する複数のX線検出素子を有する。収集回路は、前記複数のX線検出素子からの電気信号を、前記X線検出器の解像度モードに応じた束ね単位で束ねて収集する。高電圧発生器は、前記X線管の線量及び焦点サイズを制御する。演算回路は、対象CT撮影についての解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間を決定する。演算回路は、前記決定された解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間に基づいて前記対象CT撮影についての焦点サイズを決定する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置に関する。
X線コンピュータ断層撮影装置において、設定管電流値に応じてX線の焦点サイズを切り替える技術がある。また、X線検出器のX線検出素子の小型化に伴い、通常に比してチャンネル方向や列方向の読出チャンネルピッチが短い高解像度モードや超高解像度モードが可能になっている。しかしながら、焦点サイズを設定管電流値に応じて切り替える場合、チャンネルピッチが考慮されないため、指定の解像度モードに最適な焦点サイズでCT撮影することができない場合がある。
特開2011−24806号公報
発明が解決しようとする課題は、撮影条件に適した焦点サイズを決定することである。
実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、X線を発生するX線管と、X線を検出する複数のX線検出素子を有するX線検出器と、前記複数のX線検出素子からの電気信号を、前記X線検出器の解像度モードに応じた束ね単位で束ねて収集する収集回路と、前記X線管の線量及び焦点サイズを制御する高電圧発生部と、対象CT撮影についての解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間を決定する条件決定部と、前記決定された解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間に基づいて前記対象CT撮影についての焦点サイズを決定する焦点サイズ決定部と、を具備する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。 図2は、図1のX線管と高電圧発生器との構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係る焦点のサイズを模式的に示す図であり、陽極を陰極側から見た図である。 図4は、本実施形態に係る焦点のサイズを模式的に示す図であり、陽極を側方から見た図である。 図5は、本実施形態に係るX線検出器のX線検出素子の平面図であり、超高解像度モードにおけるX線検出器の読出チャンネルを概念的に示す平面図である。 図6は、本実施形態に係る高解像度モードにおけるX線検出器の読出チャンネルを概念的に示す平面図である。 図7は、本実施形態に係る通常解像度モードにおけるX線検出器の読出チャンネルを概念的に示す平面図である。 図8は、図1の記憶回路に記憶される時間−管電流テーブルが表す、複数の焦点サイズ各々についてのX線曝射継続可能時間と管電流値との関係(時間−管電流関係)を概念的に示す図である。 図9は、図1の記憶回路に記憶される横幅−管電流テーブルが表す、複数の焦点サイズ毎の管電流と横幅との関係(管電流−横幅対応関係)を概念的に示す図である。 図10は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の典型的な処理の流れを示す図である。 図11は、図1の演算回路により使用される撮影条件テーブルの一例を示す図である。 図12は、実施例1の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図である。 図13は、実施例1の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。 図14は、実施例2の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図である。 図15は、実施例2の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。 図16は、実施例3の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図である。 図17は、実施例3の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。 図18は、変形例に係る、焦点の横幅及び縦幅の決定アルゴリズムの手順を模式的に示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線コンピュータ断層撮影装置を説明する。
図1は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、架台10とコンソール100とを有する。例えば、架台10はCT検査室に設置され、コンソール100はCT検査室に隣接する制御室に設置される。架台10とコンソール100とは互いに通信可能に接続されている。架台10は、被検体PをX線でCT撮影するための撮影機構を搭載する。コンソール100は、架台10を制御するコンピュータである。
図1に示すように、架台10は、開口が形成された略円筒形状の回転フレーム11を有する。回転フレーム11は、回転部とも呼ばれている。図1に示すように、回転フレーム11には、開口を挟んで対向するように配置されたX線管13とX線検出器15とが取付けられている。回転フレーム11は、アルミ等の金属により円環形状に形成された金属枠である。後述するが、架台10は、アルミ等の金属により形成されたメインフレームを有する。メインフレームは、固定部とも呼ばれている。回転フレーム11は、当該メインフレームにより回転可能に支持されている。
X線管13は、X線を発生する。X線管13は、高圧ケーブルを介して高電圧発生器17に接続されている。高電圧発生器17は、例えば、回転フレーム11に取付けられている。高電圧発生器17は、架台制御回路29による制御に従いX線管13に印加される線量(すなわち、管電圧及び管電流)及びX線の焦点サイズを調節する。
図2は、本実施形態に係るX線管13と高電圧発生器17との構成を示す図である。図2に示すように、X線管13は、第1の陰極131−1、第2の陰極131−2、陽極133、回転子135、第1のグリッド電極137−1及び第2のグリッド電極137−2を収容している。以下、第1の陰極131−1と第2の陰極131−2とを特に区別しないときは陰極131と呼び、第1のグリッド電極137−1と第2のグリッド電極137−2とを特に区別しないときはグリッド電極137と呼ぶことにする。第1の陰極131−1と第2の陰極131−2との各々は、例えば、細線形状を有するタングステンやニッケル等の金属により形成されるフィラメントを有する。第1の陰極131−1と第2の陰極131−2とは、ケーブル等を介して高電圧発生器17に接続されている。第1の陰極131−1と第2の陰極131−2との各々は、高電圧発生器17からのフィラメント加熱電流の供給を受けて発熱し熱電子を放出する。第1の陰極131−1と第2の陰極131−2とは異なる長さを有している。以下、第1の陰極131−1は、第2の陰極131−2に比して長さが長いものとする。
陽極133は、タングステンやモリブデン等の重金属により形成された円盤形状を有する電極である。回転子135は、陽極133に取り付けられている。回転子135の軸回りの回転に伴い陽極133が回転する。陽極133と回転子135とは回転陽極を構成する。陰極131と陽極133との間には高電圧発生器17により高電圧が印加される。
グリッド電極137は、陰極131と陽極133との間に配置されている。グリッド電極137は、陽極133の表面における焦点のサイズを電気的又は磁気的に調節する。グリッド電極137は、高電圧発生器17からの電圧の印加を受けて、陰極131から陽極133へ飛翔する熱電子の軌道を偏向し、焦点のサイズを調節する。
図3及び図4は、焦点のサイズを模式的に示す図であり、図3は、陽極133を陰極131側から見た図であり、図4は、陽極133を側方から見た図である。図3及び図4に示すように、陰極131から放出された熱電子は、陰極131と陽極133との間に印加された管電圧により陽極133に向けて飛翔する。この際、グリッド電極137に印加されたバイアス電圧により、熱電子はビーム状に集束する。陽極133は、陰極131からの熱電子を受けて制動X線を放射する。X線が陽極133に衝突している部分が焦点FOと呼ばれている。焦点FOは、陽極133の回転に伴いリング状の軌跡FOOを形成する。焦点FOのチャンネル方向に関する長さは横幅(幅)WLに規定され、焦点FOの列方向の長さは縦幅LLに規定される。横幅WLは、X線検出器15のチャンネル方向に略平行するので、スライス面内の解像度に寄与する。横幅WLは、グリッド電極137により積極的に制御される。縦幅LLは、X線検出器15の列方向に略平行するので、列方向すなわち被検体Pの体軸方向の解像度に寄与する。縦幅LLは、グリッド電極137により積極的に制御される事はないが、グリッド電極137による横幅の制御に伴い若干変動する。
図2に示すように、高電圧発生器17は、架台制御回路29による制御に従いX線管13に高電圧を印加しフィラメント加熱電流を供給する。具体的には、高電圧発生器17は、高電圧発生回路33、フィラメント加熱回路35、管電圧検出器37、管電流検出器39、管電圧制御回路41、管電流制御回路43、バイアス電圧発生回路45及びバイアス電圧制御回路47を有する。
高電圧発生回路33は、管電圧制御回路41による制御に従い、X線管13に印加される高電圧を発生する。高電圧発生回路33と陽極133とは陽極側高電圧ケーブルにより接続され、高電圧発生回路33と陰極131とは陰極側高電圧ケーブルにより接続されている。高電圧発生回路33としては、変圧式X線高電圧装置、定電圧形X線高電圧装置、コンデンサ式X線高電圧装置、インバータ式X線高電圧装置等の如何なる形式にも適用可能ある。
フィラメント加熱回路35は、管電流制御回路43による制御に従い、陰極131を加熱するための電力を発生する。フィラメント加熱回路35としては、可変抵抗方式と高周波加熱方式との何れもが適用可能である。
陽極側高電圧ケーブルと陰極側高電圧ケーブルとの間には管電圧検出器37が接続されている。管電圧検出器37は、陰極131と陽極133との間に印加された高電圧を管電圧として検出する。検出された管電圧値のデータは、管電圧制御回路41に供給される。
陽極側ケーブルには管電流検出器39が接続されている。管電流検出器39は、陰極131から陽極133に熱電子が流れることに起因して陽極側ケーブルに流れた電流を管電流として検出する。検出された管電流値のデータは、管電流制御回路43に供給される。
管電圧制御回路41は、管電圧検出値と設定管電圧値との比較に基づいて高電圧発生回路33を制御する。より詳細には、管電圧制御回路41は、管電圧検出値を設定管電圧値に対して比較し、管電圧検出値が設定管電圧に収束するように高電圧発生回路33をフィードバック制御する。設定管電圧値のデータは、架台制御回路29から供給される。
管電流制御回路43は、管電流検出値と設定管電流との比較に基づいてフィラメント加熱回路35を制御する。より詳細には、管電流制御回路43は、管電流検出値を設定管電流値に対して比較し、管電流検出値が設定管電流値に収束するようにフィラメント加熱回路35をフィードバック制御する。設定管電圧値のデータは、架台制御回路29から供給される。
バイアス電圧発生回路45は、バイアス電圧制御回路47の制御に従い第1のグリッド電極137−1に印加するバイアス電圧を発生する。同様に、バイアス電圧発生回路45は、バイアス電圧制御回路47の制御に従い第2のグリッド電極137−2に印加するバイアス電圧を発生する。
バイアス電圧制御回路47は、第1の陰極131−1に対応する焦点サイズと第2の陰極131−2に対応する焦点サイズとを選択的に調節するためにバイアス電圧発生回路45を制御する。具体的には、バイアス電圧制御回路47は、予め決定された第1の陰極131−1用の複数の焦点サイズにそれぞれ対応する複数のバイアス電圧値と第2の陰極131−2用の複数の焦点サイズにそれぞれ対応する複数のバイアス電圧値とをメモリ等に記憶している。架台制御回路29から焦点サイズ情報が供給された場合、バイアス電圧制御回路47は、当該焦点サイズに対応する陰極131(すなわち、第1の陰極131−1又は第2の陰極131−2)の焦点サイズに対応するバイアス電圧値をメモリ等から読み出し、読み出されたバイアス電圧値に対応する電圧をグリッド電極137に印加する。
切替器49は、フィラメント加熱回路35を第1の陰極131−1と第2の陰極131−2との間で切替え可能に接続する。切替器49は、架台制御回路29による制御に従い、フィラメント加熱回路35を第1の陰極131−1又は第2の陰極131−2に選択的に接続する。具体的には、切替器49は、架台制御回路29から焦点サイズ情報が供給された場合、当該焦点サイズに対応する陰極131とフィラメント加熱回路35とを接続する。
図1に示すように、回転フレーム11は、回転駆動装置21からの動力を受けて中心軸Z回りに一定の角速度で回転する。回転駆動装置21としてダイレクトドライブモータやサーボモータ等の任意のモータが用いられる。回転駆動装置21は、例えば、架台10に収容されている。回転駆動装置21は、架台制御回路29からの駆動信号を受けて回転フレーム11を回転させるための動力を発生する。
回転フレーム11の開口にはFOVが設定される。回転フレーム11の開口内には寝台23に支持された天板が挿入される。天板には被検体Pが載置される。寝台23は、天板を移動自在に支持する。寝台23には寝台駆動装置25が収容されている。寝台駆動装置25は、架台制御回路29からの駆動信号を受けて天板を前後、昇降及び左右に移動させるための動力を発生する。寝台23は、被検体Pの撮影部位がFOV内に含まれるように天板を位置決めする。
X線検出器15は、X線管13から発生されたX線を検出する。具体的には、X線検出器15は、2次元湾曲面上に配列された複数のX線検出素子を有している。各X線検出素子は、シンチレータと光電変換素子とを有する。シンチレータは、X線を光に変換する物質により形成される。シンチレータは、入射X線を、当該入射X線の強度に応じた個数の光子に変換する。光電変換素子は、シンチレータから受けた光を増幅して電気信号に変換する回路素子である。光電変換素子としては、例えば、光電子増倍管やフォトダイオード等が用いられる。なお、X線検出素子は、上記の通りX線を光に変換してから検出する間接検出型でも良いし、X線を直接的に電気信号に変換する直接変換型であっても良い。
X線検出器15にはデータ収集回路19が接続されている。データ収集回路19は、架台制御回路29からの指示に従い、X線検出器15により検出されたX線の強度に応じた電気信号をX線検出器15から読み出し、読み出した電気信号を、ビュー期間に亘るX線の線量に応じたデジタル値を有する生データを収集する。この際、データ収集回路19は、複数のX線検出素子からの電気信号を、X線検出器15の解像度モードに応じた束ね単位で束ねて収集する。データ収集回路19は、例えば、生データを生成可能な回路素子を搭載したASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現される。
図5は、本実施形態に係るX線検出器15に含まれる検出素子151の配列を概略的に示す平面図である。図5に示すように、複数のX線検出素子151がチャンネル方向及び列方向に関して2次元的に配列される。なお、列方向は回転軸Zに沿う方向に規定され、チャンネル方向はX線検出器15の回転軸Z回りの回転方向に規定される。本実施形態に係るX線検出器15は、複数のX線検出素子151は、高解像度のX線検出素子である。
本実施形態に係るX線検出器15は、チャンネル方向及び列方向に関するX線検出器15の解像度を切替可能である。解像度モードは、超高解像度モード、高解像度モード及び通常解像度モードに区分される。超高解像度モード、高解像度モード及び通常解像度モードは、架台制御回路29等により電気的に切り替えられる。
超高解像度モードは、チャンネル方向及び列方向の読出チャンネル151SHRのピッチがX線検出素子151のピッチに等しいモードである。超高解像度モードにおいてデータ収集回路19は、読出チャンネル152SHRを構成する1個のX線検出素子151の電気信号を読み出す。読み出した電気信号が1読出チャンネル152SHRの電気信号として処理される。
図6は、高解像度モードにおけるX線検出器15のX線検出素子151の並びを概念的に示す平面図である。図6に示すように、高解像度モードは、チャンネル方向の読出チャンネル151HRのピッチがX線検出素子151のピッチに等しく、チャンネル方向の読出チャンネル151HRのピッチがX線検出素子151のピッチよりも広いモードである。例えば、高解像度モードが超高解像度モードに比してチャンネル方向に関して1倍且つ列方向に関して2倍のピッチである場合、縦2×横1=2個のX線検出素子151が一個の読出チャンネル152HRを構成する。データ収集回路19は、読出チャンネル152HRを構成する2個のX線検出素子151の電気信号を束ねて(積算して)読み出す。束ね後の電気信号が1読出チャンネル152HRの電気信号として処理される。
図7は、通常解像度モードにおけるX線検出器15のX線検出素子151の並びを概念的に示す平面図である。図7に示すように、通常解像度モードは、チャンネル方向及び列方向の読出チャンネル151NMのピッチがX線検出素子151のピッチよりも広いモードである。例えば、通常解像度モードが超高解像度モードに比してチャンネル方向及び列方向に関して2倍のピッチである場合、縦2×横2=4個のX線検出素子151が一個の通常解像度モードの読出チャンネル152NMを構成する。データ収集回路19は、読出チャンネル152NMを構成する4個のX線検出素子151の電気信号を束ねて読み出す。束ね後の電気信号が1読出チャンネル152NMの電気信号として処理される。
図1に示すように、架台制御回路29は、コンソール100の演算回路101からの撮影条件に従いX線CT撮影を実行するために、高電圧発生器17、データ収集回路19、回転駆動装置21及び寝台駆動装置25を同期的に制御する。ハードウェア資源として、架台制御回路29は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の処理装置(プロセッサ)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置(メモリ)とを有する。また、架台制御回路29は、ASICやフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されても良い。
図1に示すように、コンソール100は、演算回路101、ディスプレイ103、入力インタフェース105及びメモリ107を有する。演算回路101、ディスプレイ103、入力インタフェース105及びメモリ107間のデータ通信は、バス(bus)を介して行われる。
演算回路101は、ハードウェア資源として、CPUあるいはMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。演算回路101は、各種プログラムの実行により前処理機能111、再構成機能113、画像処理機能115及びシステム制御機能123を実現する。また、演算回路101は、本実施形態に係る焦点サイズ決定プログラムの実行により条件決定機能117、焦点サイズ決定機能119及び待機時間計算機能121を実現する。
前処理機能111において演算回路101は、架台10から伝送された生データに対数変換等の前処理を施す。前処理後の生データは、投影データとも呼ばれる。
再構成機能113において演算回路101は、前処理後の生データに基づいて被検体Pに関するCT値の空間分布を表現するCT画像を発生する。画像再構成アルゴリズムとしては、FBP(filtered back projection)法や逐次近似再構成法等の既存の画像再構成アルゴリズムが用いられれば良い。
画像処理機能115において演算回路101は、再構成機能113により再構成されたCT画像に種々の画像処理を施す。例えば、演算回路101は、当該CT画像にボリュームレンダリングや、サーフェスボリュームレンダリング、画像値投影処理、MPR(Multi-Planer Reconstruction)処理、CPR(Curved MPR)処理等の3次元画像処理を施して表示画像を生成する。
条件決定機能117において演算回路101は、対象CT撮影についての解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間等の撮影条件を決定する。条件決定機能117において決定される撮影条件を入力条件と呼ぶことにする。照射線量条件は、設定線量値と被検体の体格に係る情報(以下、体格情報と呼ぶ)とのうちの少なくとも一方を含む。設定線量値は、照射線量の設定値である。設定線量値は、設定線量値という一つのパラメータにより規定されても良いし、設定管電圧値と設定管電流値との組合せにより規定されても良い。以下、設定線量値は、設定管電圧値と設定管電流値との組合せにより規定されるものとする。体格情報は、FOVの大きさ、被検体の腹囲や腹部の厚み等の被検体の体格に係る身体測定値、痩せ型や肥満型等の体格の分類情報でも良い。
焦点サイズ決定機能119において演算回路101は、条件決定機能117により決定された解像度モード、照射線量条件及び体格情報に基づいて、対象CT撮影についての焦点サイズを決定する。例えば、演算回路101は、後述の時間−管電流テーブルを利用して、条件決定機能117により決定された解像度モード、設定線量値(設定管電流値及び設定管電圧値)及びX線曝射時間に基づいて、複数の焦点サイズの中から対象CT撮影のための焦点サイズを決定する。時間−管電流テーブルは、メモリ107に記憶される。なお、演算回路101は、上記テーブルを利用せずに焦点サイズを決定しても良い。
待機時間計算機能121において演算回路101は、焦点サイズ決定機能119により決定された焦点サイズでCT撮影するための待機時間を計算する。待機時間は、X線管13が十分に冷却されるまでの時間である。
システム制御機能123において演算回路101は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の統括的に制御する。具体的には、演算回路101は、メモリ107に記憶されている制御プログラムを読み出して展開し、展開された制御プログラムに従ってX線コンピュータ断層撮影装置の各部を制御する。
なお、前処理機能111、再構成機能113、画像処理機能115、条件決定機能117、焦点サイズ決定機能119、待機時間計算機能121及びシステム制御機能123は、一の基板の演算回路101により実装されても良いし、複数の基板の演算回路101により分散して実装されても良い。
ディスプレイ103は、焦点サイズの設定画面やCT画像等の種々のデータを表示する。具体的には、ディスプレイ103は、表示インタフェースに接続される。表示インタフェースは、表示対象を表すデータをビデオ信号に変換する。表示信号は、ディスプレイ103に供給される。ディスプレイ103は、表示対象を表すビデオ信号を表示する。ディスプレイ103としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力インタフェース105は、ユーザからの各種指令を入力する。具体的には、入力インタフェース105は、入力機器に接続される。入力機器は、ユーザからの各種指令を受け付ける。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ等が利用可能である。入力インタフェース105は、入力機器からの出力信号をバスを介して演算回路101に供給する。
メモリ107は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、メモリ107は、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。例えば、メモリ107は、本実施形態に係るCT撮影に関する制御プログラム等を記憶する。また、メモリ107は、時間−管電流テーブル141と横幅−管電流テーブル143とを記憶する。時間−管電流テーブル141は、管電圧値とOLP(OverLoad Protection)値との組合せ毎に生成される。時間−管電流テーブルは、複数の焦点サイズ各々についてX線曝射継続可能時間と管電流値との関係(以下、時間−管電流関係と呼ぶ)を規定する。時間−管電流関係は、短時間定格に対応する。横幅−管電流テーブル143は、複数の焦点サイズ毎の管電流と横幅との関係(以下、管電流−横幅対応関係と呼ぶ)を規定する。
図8は、時間−管電流テーブルが表す、複数の焦点サイズ各々についてのX線曝射継続可能時間と管電流値との関係(時間−管電流関係)を概念的に示す図である。図8の縦軸はX線曝射継続可能時間[s]に規定され、横軸は設定電力値[kW]及び設定管電流値[mA]に規定される。具体的には、図8は、OLP値=「OLP1」%且つ管電圧値[V5]kVでの複数の焦点サイズ各々についてのX線曝射継続可能時間と管電流値との関係を示している。OLP値は、現在X線管13にかかっている負荷の度合いを示す。例えば、OLP値は、X線管13に蓄積された熱等の負荷の飽和状態を100%としたときの、現在のX線管13の負荷の状態を百分率で表した数値に規定される。短時間定格は、所与の焦点サイズ、OLP値、設定管電圧値及び設定管電流値の下にX線曝射を行う場合における、飽和状態に達するまでのX線曝射継続時間を示す。
上述のように、焦点のサイズのパラメータは、縦幅LLと横幅WLとで規定される。縦幅LLは、陰極131に含まれるフィラメントの長さに対応し、陰極131−1に対応する長い縦幅(L)と、陰極131−2に対応する短い縦幅(S)とに分類される。横幅WLは、長い陰極131−1の場合、長い方からL0、L1、L2及びL3に分類され、短い陰極131−2の場合、長い方からS0、S1及びS2に分類される。
各焦点のサイズは、横[mm]×縦[mm]により規定される面積で表される。長い陰極131−1の焦点サイズLnが必ずしも短い陰極の焦点サイズSnよりも大きくなるように、焦点サイズが設計される必要はない。各焦点サイズの横幅と縦幅とは任意の値に設計可能である。例えば、S1の横幅とL3の横幅とが略同一であっても良いし、S1の横幅がL3の横幅に比して長くても良い。このように、本実施形態に係る焦点サイズは、横幅に関して言えば、長い焦点サイズLnであれば必ず短い焦点サイズSnよりも大きくなくても良い。短い焦点サイズであっても、長い焦点サイズよりも横幅を長く設計することも可能である。これにより、例えば、焦点サイズL3を選択する場合のように、面内解像度を重視しつつ列方向解像度を重視しないCT撮影を行うことができる。
なお、上記では焦点サイズはと長い陰極131−1と短い陰極131−2との各々について3種類であるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。すなわち、長い陰極131−1と短い陰極131−2との焦点サイズは同数でなくても良いし、長い陰極131−1と短い陰極131−2との各々の焦点サイズは2種類であっても良いし、4種類以上であっても良い。
図9は、横幅−管電流テーブルが表す、複数の焦点サイズ毎の管電流と横幅との関係(管電流−横幅対応関係)を概念的に示す図である。図9の縦軸は所定%幅サイズ[mm]に規定され、横軸は設定管電流値[mA]に規定される。図9に示すように、焦点の横幅は、公称の焦点サイズ及び設定管電圧値(例えば、「V5」kV)の固定のもと設定管電流値を変動させた場合、設定管電流値の変動に伴い変動する。
以下、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例について説明する。
図10は、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の典型的な処理の流れを示す図である。図10に示すように、撮影条件等により構成されるスキャンプランの設定指示等を契機として演算回路101は、記憶回路107に記憶されている制御プログラムを読み出して実行し、図10の一連の処理を開始する。
図10に示すように、演算回路101は、条件決定機能117を実行する(ステップS1)。ステップS1において演算回路101は、スキャンプランの設定対象のCT撮影に関する解像度モード、設定管電流値、設定管電圧値及びX線曝射時間等の入力条件を決定する。解像度モード、設定管電流値、設定管電圧値及びX線曝射時間は、入力インタフェース105を介してユーザにより任意に選択されても良いし、所定のルールに従い他の入力条件や撮影条件に連動して自動的に決定されても良い。
ステップS1が行われると演算回路101は、焦点サイズ決定機能119を実行する(ステップS2)。ステップS2において演算回路101は、ステップS1において決定された解像度モード、設定管電流値、設定管電圧値及びX線曝射時間を、時間−管電流テーブル141に当てはめて焦点サイズを決定する。
解像度モード、設定管電圧値、設定管電流値及びX線曝射時間の決定順序は如何なる順序であっても良い。典型的には、演算回路101は、解像度モード、設定管電圧値、設定管電流値、X線曝射時間、そして焦点サイズの順番に決定する。解像度モードに応じて設定可能な設定管電圧値、設定管電流値及びX線曝射時間が絞られる。具体的には、演算回路101は、焦点サイズを決定する際、解像度モードに応じて設定可能な設定管電圧値、設定管電流値及びX線曝射時間等の撮影条件が規定されたテーブル(以下、撮影条件テーブルと呼ぶ)に従い撮影条件を決定する。
図11は、撮影条件テーブルの一例を示す図である。解像度モードとしては、超高解像度(SHR:Super High Resolution)、高解像度(HR:High Resolution)、通常解像度が選択可能である。一例として、超高解像度モードは、列方向の読出チャンネルのピッチが「nSL」mmであり、チャンネル方向の読出チャンネル数がmCHである。ピッチ数nSLと読出チャンネル数mCHとは如何なる数値であっても良い。高解像度は、列方向の読出チャンネルピッチが超高解像度モードの倍の「2mSL」mmであり、チャンネル方向の読出チャンネル数が超高解像度モードと同数のmCHである。通常解像度は、列方向の読出チャンネルピッチが超高解像度モードの倍の「2mSL」mmであり、チャンネル方向の読出チャンネル数が超高解像度モードの半数の「m/2」CHである。解像度モードは、例えば、ユーザにより入力インタフェース105を介して任意に選択される。
図11に示すように、超高解像度モードは、高解像度モードに比して列方向の読出チャンネルのピッチが半分である。すなわち、超高解像度モードは、列方向(すなわち、被検体Pの体軸方向)の解像度を重視する場合に選択される。従って、超高解像度モードが選択される場合、縦幅がより短い焦点サイズが選択されると良い。
高解像度モードは、超高解像度モードに比して列方向の読出チャンネルのピッチが倍である。また、高解像度モードは、通常解像度モードに比してチャンネル方向の読出チャンネル数が倍である。すなわち、高解像度モードは、列方向の解像度を重視しないが、スライス面内の解像度を重視する場合に選択される。従って、高解像度モードが選択される場合、横幅がより短い焦点サイズが選択されると良い。
通常解像度は、高解像度モードに比して列方向のピッチが同数であり、チャンネル方向の読出チャンネル数が半分である。すなわち、通常解像度モードは、面内解像度を重視しないが、スループット及びS/N比を重視する場合に選択される。従って通常解像度モードが選択される場合、縦幅及び横幅がより長い焦点サイズが選択されると良い。
図11に示すように、部位の大きさ(すなわち、FOV)、設定管電圧値[kVp]、設定管電流値(最大mA)及びX線曝射時間が、所定のルールに従い自動的に決定される、又はユーザにより入力インタフェース105を介して決定される。例えば、FOV、設定管電圧値、設定管電流値及びX線曝射時間の順番に決定される。FOVは、例えば、小サイズS、中サイズM及び大サイズLの中から決定される。
図11に示すように、設定管電圧値の候補範囲が解像度モード毎に規定される。具体的には、超高解像度モードにおいて設定管電圧値は「V5」kVから「V10」kVまでの間に限定される。高解像度モードにおいてはFOVに応じて設定管電圧値の候補範囲が異なる。具体的には、FOVがSサイズの場合、設定管電圧値は「V4」kVから「V10」kVまでの間に限定され、FOVがMサイズ及びLサイズの場合、設定管電圧値は「V5」kVから「V10」kVまでの間に限定される。通常解像度モードにおいては「V3」kVから「V10」kVまでの間に限定される。なお、Vの添字が大きいほど管電圧値が大きいことを示す。
図11に示すように、焦点サイズの候補が解像度モード毎に規定される。具体的には、超高解像度モードにおいては焦点サイズS2、S1、L3及びL2が候補に規定される。高解像度モードにおいては焦点サイズS2、S1、L3、L2及びL1が候補に規定される。通常解像度モードにおいては焦点サイズS2、S1、L3、L2、L1及びL0が候補に規定される。
X線曝射時間については、典型的には、解像度モードに依らず任意の時間に設定可能である。しかしながら、解像度モード等に応じてX線曝射時間の候補範囲が制限されても良い。
以下、次の3つの実施例を参照しながら焦点サイズの決定方法について具体的に説明する。
(実施例1)
実施例1は、解像度モードとして超高解像度モード、設定管電圧値「V5」kV、X線曝射時間が「Th1」秒、出来るだけ小焦点で撮影する場合である。なお、焦点サイズの決定処理時におけるOLP値は「OLP1」%であるとする。
図12は実施例1の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図であり、図13は実施例1の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。図12に示すように、上記条件に合致する焦点サイズの候補は太線で描かれる。すなわち、超高解像度モードが選択されたので、出来るだけ小さい焦点サイズが選択される。X線曝射時間が比較的短い「Th1」秒なので、X線曝射継続可能時間が「Th1」秒よりも長い焦点サイズが候補に選択される。すなわち、X線曝射継続可能時間が「Th1」秒よりも短い焦点サイズは候補から除外される。例えば、設定管電流値がI2とI3との間に決定された場合、焦点サイズはS1に決定されることとなる。
(実施例2)
実施例2は、解像度モードは超高解像度モード、設定管電圧値は「V5」kV、X線曝射時間は「Th2」秒、出来るだけ面内解像度を維持して撮影する場合である。なお、焦点サイズの決定処理時におけるOLP値は「OLP1」%であるとする。
図14は実施例2の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図であり、図15は実施例2の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。図14に示すように、上記条件に合致する焦点サイズの候補は太線で描かれる。すなわち、超高解像度モードが選択されたので、出来るだけ小さい焦点サイズが選択される。しかし、面内解像度を出来るだけ維持する条件なので、条件を満たす焦点サイズの候補のうち、横幅がより短い焦点サイズが選択される。X線曝射時間が比較的長い「Th2」秒なので、X線曝射継続可能時間が「Th2」秒よりも長い焦点サイズが候補に選択される。すなわち、X線曝射継続可能時間が「Th2」秒よりも短い焦点サイズは候補から除外される。例えば、設定管電流値がI3に決定された場合、焦点サイズはL3に決定されることとなる。
(実施例3)
実施例3は、解像度モードは高解像度モード、設定管電圧値は「V5」kV、X線曝射時間は可能な限り長い時間、出来るだけ面内解像度を維持したまま最長且つ最大限の撮影する場合である。なお、焦点サイズの決定処理時におけるOLP値は「OLP1」%であるとする。
図16は実施例3の条件のもとでの時間−管電流関係を示す図であり、図17は実施例3の条件のもとでの管電流−横幅対応関係を示す図である。図16に示すように、上記条件に合致する焦点サイズの候補は太線で描かれる。すなわち、高解像度モードが選択されたので、出来るだけ横幅が小さい焦点サイズが選択される。X線曝射時間が可能な限り長い時間なので、X線曝射継続可能時間が最長の焦点サイズが候補に選択される。例えば、設定管電流値がI3に決定された場合、焦点サイズはL3に決定されることとなる。
上記実施例1、2及び3によれば、ステップS1において決定された入力条件に最適な焦点サイズを決定することが可能になる。
ステップS2が行われると演算回路101は、待機時間計算機能121を実行する(ステップS3)。ステップS3において演算回路101は、ステップS2において決定された焦点サイズでのCT撮影を行うために必要な待機時間を計算する。
待機時間は、上記の短時間定格に決定焦点サイズを当てはめることにより計算可能である。例えば、演算回路101は、上記の短時間定格に決定焦点サイズを当てはめてX線曝射継続可能時間を算出し、X線曝射時間とX線曝射継続可能時間とを比較する。X線曝射時間がX線曝射継続可能時間より短い場合、演算回路101は、待機時間がゼロであると判定する。X線曝射時間がX線曝射継続可能時間より長い場合、演算回路101は、待機時間がゼロでないと判定する。この場合、演算回路101は、X線曝射継続可能時間がX線曝射時間に一致するまでの時間を待機時間として計算する。例えば、演算回路101は、X線曝射継続可能時間とX線曝射時間との差分値に相当する時間だけX線曝射継続可能時間を増加させるために必要なOLP値の増減量を算出し、当該増減量にOLP値の時間変化率を乗じることにより待機時間を算出することができる。具体的には、X線曝射継続可能時間がX線曝射時間に一致するまでの時間が5秒、5秒に対応するOLP値の増減量が20%、OLP値の時間変化率が5%/sである場合、待機時間は、20/5=4sである。
ステップS3が行われると演算回路101は、ディスプレイ103に表示処理を行わせる(ステップS4)。ステップS4においてディスプレイ103は、ステップS2で決定された焦点サイズとステップS3で計算された待機時間とを表示する。待機時間が表示されることにより、ユーザは、決定された焦点サイズで即時にCT撮影する事が出来るか否かを判断することができる。なお、ステップS4においてディスプレイ103は、焦点サイズと共に、ステップS1において決定された解像度モード、設定管電圧値及び設定管電流値を表示しても良い。
ステップS4が行われると演算回路101は、焦点サイズを変更する旨の指示が入力されたか否かを判定する(ステップS5)。例えば、緊急の患者PをCT撮影する場合、即時にCT撮影されるべきである。この場合、ユーザは、入力インタフェース105を介して焦点サイズの変更指示を行う。反対に、緊急の患者Pではなく、待機時間だけ待機することが可能な場合、ユーザは、変更指示を行わないことが考えられる。
ステップS5において焦点サイズの変更指示が行われた場合(ステップS5:YES)、演算回路101は、焦点サイズ決定機能119を再び実行する(ステップS6)。ステップS6において演算回路101は、他の焦点サイズに変更する。具体的には、ステップS1において決定された入力条件のうちの任意の1の入力条件を妥協した、即時実施可能な焦点サイズが決定される。なお、即時実施可能とは、待機時間がゼロであることを意味する。
演算回路101は、ステップS2において決定された焦点サイズではX線管13が冷却するまでの待機時間が存在する場合、優先度の高い入力条件の値を固定しつつ、優先度の低い妥協可能な入力条件の値を変動させながら、即時実施可能な焦点サイズを探索する。妥協する入力条件としては、解像度モード、設定管電流値、設定管電圧値及びX線曝射時間のうちの任意の入力条件でも良い。
例えば、X線管13が冷却するまでの待機時間が存在する場合(すなわち、待機時間がゼロでない場合)、解像度モード、設定管電流値及び設定管電圧値については固定で、X線曝射時間を短くする事が考えられる。これにより、待機時間がより少ない焦点サイズに変更することが可能になる。
他の例としては、X線管13が冷却するまでの待機時間が存在する場合、設定管電流値、設定管電圧値及びX線曝射時間については固定で、解像度の低い解像度モードに変更する事が考えられる。例えば、解像度の低い解像度モードに変更する事により、より縦幅及び横幅の大きい焦点サイズの選択を許容できるので、ひいては、待機時間がより少ない焦点サイズに変更することが可能になる。
他の例として、X線検出器15の列方向に関する解像度を妥協する場合が挙げられる。列方向に関する解像度が低い解像度モードに変更する事により、焦点サイズの縦幅が広がるので、陽極133の劣化を低減することができ、X線の連続曝射時間を伸ばすことができる。また、設定管電流値を大きくする事も可能になる。
ステップS4において焦点サイズの変更指示が行われなかった場合(ステップS5:NO)又はステップS6が行われた場合、演算回路101は、待機時間が経過されたか否か又は焦点サイズでの撮影が即時実施可能か否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において待機時間が経過されていないと判定された場合(ステップS7:NO)、演算回路101は、待機時間が経過するまで待機する。
そしてステップS7において待機時間が経過されたと判定された場合又は焦点サイズでの撮影が即時実施可能であると判定された場合(ステップS7:YES)、演算回路101は、架台制御回路29にCT撮影を実行させる(ステップS8)。ステップS8において架台制御回路29は、決定された解像度モード、設定管電流値、設定管電圧値、X線曝射時間及び焦点サイズでCT撮影を実行するため高電圧発生器17、データ収集回路19、回転駆動装置21及び寝台駆動装置25を制御する。これにより、ステップS1において決定された入力条件に適切な焦点サイズでCT撮影を行う事が可能になる。
以上により、本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置の動作例の説明を終了する。
(変形例)
なお、上記の説明において演算回路101は、時間−管電流テーブル141及び/又は横幅−管電流テーブル143を利用して、予め定められた複数の焦点サイズの中から、条件決定機能117により決定された入力条件を満足する焦点サイズを決定するとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。以下、焦点サイズの他の決定方法について説明する。
他の決定方法において演算回路101は、決定された解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間等の入力条件に基づいて任意の焦点サイズを決定する。任意の焦点サイズは、予め定められた複数の焦点サイズのうちの特定の焦点サイズという意味ではなく、下記のアルゴリズムに従い決定された、焦点の横幅及び縦幅の組合せを意味する。これにより、演算回路101は、予め定められた焦点サイズに限定されず、入力条件に真に最適な焦点サイズを決定することができる。架台制御回路29は、決定された横幅及び縦幅の焦点を形成するように高電圧発生器17を制御してCT撮影を実行する。これにより、入力条件に最適な焦点サイズでCT撮影を実行することが可能になる。
以下、焦点の横幅及び縦幅の決定アルゴリズムの一例について説明する。演算回路101は、決定され解像度モード、照射線量条件(例えば、設定管電流値及び設定管電圧値)及びX線曝射時間等の入力条件に最適な焦点サイズの横幅及び縦幅を決定する。
図18は、変形例に係る、焦点の横幅及び縦幅の決定アルゴリズムの手順を模式的に示す図である。図18のグラフは、図8と同様、OLP値=「OLP1」%且つ設定管電圧値[V5]kVでのグラフであり、縦軸がX線曝射継続可能時間[s]に規定され、横軸が設定管電流値[mA]に規定されている。グラフに作成に用いられるOLP値は、当該決定アルゴリズムの使用時における実際のOLP値が使用されても良いし、予め設定された任意のOLP値が使用されても良い。
図18に示すように、まず、演算回路101は、決定された設定管電流値ItとX線曝射時間Ttとの組み合わせに対応する点Ptをグラフにプロットする。設定管電流値ItとX線曝射時間Ttとは、被検体の体格情報に応じて初期的に決定される。例えば、演算回路101は、体格情報各々に設定管電流値とX線曝射時間とを対応付けたテーブルを参照することにより、設定管電流値ItとX線曝射時間Ttとを決定する。なお、演算回路101は、ユーザにより入力インタフェース105を介して入力された管電流値とX線曝射時間とに従い設定管電流値ItとX線曝射時間Ttとを決定しても良い。
演算回路101は、特定の焦点サイズに関する時間−管電流曲線C0を描く。時間−管電流曲線は、縦軸がX線曝射継続可能時間に規定され、横軸は設定管電流値に規定されたグラフの曲線である。時間−管電流曲線C0は、特定の焦点サイズによりCT撮影可能な設定管電流値及びX線曝射継続時間の上限を示す。特定の焦点サイズは、如何なる横幅及び縦幅でも良い。例えば、図18に示すように、特定の焦点サイズは、比較的縦幅が大きいL0サイズであるとする。
次に、演算回路101は、解像度モードに基づいて時間−管電流曲線C0が点Ptに交わるように時間−管電流曲線C0を修正する。例えば、ユーザにより高解像度モードでのCT撮影が入力インタフェース105を介して指示された場合、演算回路101は、特定の焦点サイズに関する時間−管電流曲線C0に基づいて、高解像度モードに適した縦幅の焦点サイズに関する時間−管電流曲線C1をグラフに描画する。例えば、時間−管電流曲線C0が焦点サイズLの曲線である場合、時間−管電流曲線C1として焦点サイズM0の曲線を描画する。なお、焦点サイズM0の縦幅は、Lサイズより短く、Sサイズよりは長い。焦点サイズM0の横幅は、設定可能な最大値である。例えば、スライスの解像度をより高くしたい、換言すれば、より薄いスライスのCT画像を得たい場合、縦幅が短い焦点サイズに変更される。
時間−管電流曲線C1が交点Ptに交差する場合、曲線C1に対応する縦幅及び横幅が、対象CT撮影の焦点の縦幅及び横幅に決定される。曲線C1が交点Ptに交差しない場合、焦点サイズの横幅を変更することにより、交点Ptに交差するように曲線C1を修正する。例えば、曲線C1に対応する焦点サイズの横幅が暫定的に最大値に設定されている場合、演算回路101は、横幅を所定のステップ幅だけ短くするように曲線C1を修正する。ステップ幅は、ユーザにより入力インタフェース105を介して任意値に設定可能である。なお、曲線C1に対応する焦点サイズの横幅が暫定的に最小値に設定されている場合、演算回路101は、横幅を所定のステップ幅だけ高くするように曲線C1を修正する。曲線C1に対応する焦点サイズの横幅が暫定的に最大値及び最小値以外の値に設定されている場合、演算回路101は、横幅を所定のステップ幅だけ低く又は高くするように曲線C1を修正する。
そして時間−管電流曲線Ctが交点Ptに交差する場合、演算回路101は、曲線Ctに対応する縦幅及び横幅が、対象CT撮影の焦点の縦幅及び横幅に決定される。
上記のアルゴリズムによれば、予め用意された焦点サイズに限定されず、解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間等の入力条件により適した縦幅及び横幅を有する焦点サイズを決定することができる。
上記の通り、本実施形態によれば、X線検出器15の解像度モードを変更可能なX線コンピュータ断層撮影装置において、解像度モード、すなわち、チャンネル方向及び列方向の読出チャンネルのピッチを考慮して、指定の解像度モードに焦点サイズを決定する。また、本実施形態においては、長い焦点と短い焦点との各々において縦幅と横幅との組合せが異なる複数の焦点サイズを実現しているので、解像度モードに対する焦点サイズの自由度が比較的高い。よって、指定の解像度モードに最適な焦点サイズを決定することが可能になる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、撮影条件に適した焦点サイズを決定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…架台、11…回転フレーム、13…X線管、15…X線検出器、17…高電圧発生器、19…データ収集回路、21…回転駆動装置、23…寝台、25…寝台駆動装置、29…架台制御回路、33…高電圧発生回路、35…フィラメント加熱回路、37…管電圧検出器、39…管電流検出器、41…管電圧制御回路、43…管電流制御回路、45…バイアス電圧発生回路、47…バイアス電圧制御回路、49…切替器、100…コンソール、101…演算回路、103…ディスプレイ、105…入力インタフェース、107…メモリ、111…前処理機能、113…再構成機能、115…画像処理機能、117…条件決定機能、119…焦点サイズ決定機能、121…待機時間計算機能、123…システム制御機能、141…時間−管電流テーブル、143…横幅−管電流テーブル。

Claims (5)

  1. X線を発生するX線管と、
    X線を検出する複数のX線検出素子を有するX線検出器と、
    前記複数のX線検出素子からの電気信号を、前記X線検出器の解像度モードに応じた束ね単位で束ねて収集する収集回路と、
    前記X線管の線量及び焦点サイズを制御する高電圧発生部と、
    対象CT撮影についての解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間を決定する条件決定部と、
    前記決定された解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間に基づいて前記対象CT撮影についての焦点サイズを決定する焦点サイズ決定部と、
    を具備するX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 管電圧値とOLP値との組合せ毎に、複数の焦点サイズ各々についてX線曝射継続可能時間と管電流値との関係を示すテーブルを記憶する記憶部を更に備え、
    前記焦点サイズ決定部は、前記テーブルを利用して前記決定された解像度モード、照射線量条件及びX線曝射時間に基づいて前記複数の焦点サイズの中から前記対象CT撮影についての焦点サイズを決定する、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記焦点サイズでCT撮影するために前記X線管の冷却のための待機時間を計算する計算部と、
    前記待機時間を表示する表示部と、を更に備える、
    請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記焦点サイズ決定部は、前記待機時間がゼロでない場合、前記解像度モードと照射線量条件とX線曝射時間とのうちの優先度の低い条件値を変更し、即時実施可能な焦点サイズを決定する、請求項3記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記決定された焦点サイズを表示する表示部、を更に備える請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
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