JP5383124B2 - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関する。
近年、デジタルカメラ、ビデオカメラ、イメージリーダー等の画像入力装置には、CCDイメージセンサや、CMOSイメージセンサをはじめとする増幅型のイメージセンサが用いられている。イメージセンサで用いる固体撮像装置のうち、より高性能な固体撮像装置として、光電変換を行う光電変換素子の面積を縮小することで、配置される光電変換素子の数を増大させるとともに、チップサイズをより縮小したものが望まれている。この場合、光電変換素子の画素面積を縮小すると、受光できる光量が受光面の面積減少に伴って少なくなり、感度が低下する。感度低下の対策として、受光面上にオンチップマイクロレンズを形成し、それにより入射光を受光面に集光して、感度の低下を抑制する技術が知られている。
この様な層内レンズ、オンチップマイクロレンズの搭載に加え、画素の構成上の工夫により更に受光面の高さ方向のサイズを小さくし、その集光効率を高めた固体撮像装置およびその製造方法が特許文献1に提案されている。
図5は、特許文献1に示された固体撮像装置の一実施例の断面図であり、受光面と層内レンズ間の高さを小さくする構成が示されている。
図5において、1は光電変換素子、2は第3配線層、3は第1配線層、4は第2配線層、5はパッシベーション膜、6は上に凸の層内レンズ、7は第1の平坦化膜、8は第2の平坦化膜、9はカラーフィルタ、10はオンチップマイクロレンズである。11は第3層間絶縁膜、12は第1層間絶縁膜、13は第2層間絶縁膜、14は半導体基板である。Aは光電変換素子を含む複数の画素が配される有効画素領域、Bは基準値を得るための、複数の画素が遮光されたオプティカルブラック領域を含む有効画素領域以外の領域である。
オプティカルブラック領域Bでは、遮光膜となる配線を有するため、第2配線層が配されている。有効画素領域Aでは第2層間絶縁膜13上、オプティカルブラック領域Bでは第2配線層4上にパッシベーション膜5が配されている。そして、パッシベーション膜5上に層内レンズ6を有している。
このような構成によって、有効画素領域Aにおいて光電変換素子1と層内レンズ6との距離を短くすることが可能となり、固体撮像装置の集光効率を高めることができるとしている。
特開2007−13061号公報
図5に示す固体撮像装置では、第2層間絶縁膜13上の有効画素領域Aとオプティカルブラック領域を含むそれ以外の領域Bの境界部で、第2配線層4の膜厚に基づくパッシベーション膜5の段差が存在する。更に有効画素領域Aにおいては、層内レンズ6自体の高さが段差となる。カラーフィルタ9やマイクロレンズを形成する場合には、これらの段差を解消するための平坦化膜7を設けることになる。例えば、層内レンズ6の集光効率を向上させるために、層内レンズ6の高さを高くする場合には、平坦化膜7を厚くしなくてはならず、表面に形成するオンチップマイクロレンズ10などが光電変換素子1から距離が離れ、集光効率が低下してしまうという課題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、層内レンズと光電変換素子の受光面との距離の低減を図りながら、層内レンズを含めた有効画素領域とそれ以外の遮光された領域との段差を低減し、集光効率を高めることができる固体撮像装置及びその製造方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る固体撮像装置は、光電変換素子を含む複数の画素を配した有効画素領域と、前記有効画素領域以外の遮光領域とを有する半導体基板と、第1の配線と、前記遮光領域の前記第1の配線より上層に配され、前記遮光領域を遮光する第2の配線と、前記第1の配線と前記第2の配線との間に配された絶縁膜と、前記有効画素領域では前記絶縁膜上、前記遮光領域では前記第2の配線上に配されたパッシベーション膜とを有し、前記絶縁膜は、前記光電変換素子に対応する位置に凹部を有し、前記パッシベーション膜は、前記凹部に位置し、前記絶縁膜と前記パッシベーション膜が層内レンズを構成し、前記パッシベーション膜は、前記有効画素領域と前記遮光領域において、平坦化された上面を有することを特徴とする。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、光電変換素子を含む複数の画素を配した有効画素領域と、遮光領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、第1の配線を形成する工程と、前記第1の配線を形成する工程の後に、絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜を形成する工程の後に、前記遮光領域となる部分に第2の配線を形成する工程と、前記有効画素領域となる部分の前記絶縁膜上に配されたエッチングマスクを介して前記絶縁膜凹部をエッチングにより形成する工程と、前記絶縁膜の凹部を埋め込む層内レンズ形成層を形成する工程と、前記有効画素領域と前記遮光領域に渡って、前記層内レンズ形成層の上面を平坦化する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、層内レンズと光電変換素子の受光面との距離の低減を図りながら、層内レンズを含めた有効画素領域とそれ以外の遮光された領域との段差を低減し、集光効率を高めることができる固体撮像装置及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る固体撮像装置は、半導体基板上に、入射光量に応じて光電変換を行う光電変換素子を含む複数の画素を配した有効画素領域と、有効画素領域以外の遮光された遮光領域とを有する。有効画素領域には、第1の配線、絶縁膜、第2の配線とが受光面側からこの順に配されている。有効画素領域以外の遮光領域には、絶縁膜の上部に、第2の配線が配されている。第1の配線と第2の配線との間には、絶縁膜が配されている。有効画素領域では絶縁膜上に、遮光領域では第2の配線上に、パッシベーション膜が配されている。ここで、絶縁膜は、有効画素領域の光電変換素子の受光面に対応する位置に凹型形状を有し、凹型形状を埋め込んで層内レンズが配されている。遮光領域は、有効画素領域以外の領域であって、遮光された光電変換素子を含むオプティカルブラック領域を有し、第2の配線は、オプティカルブラック領域の遮光膜として機能するものを含む。
本実施の形態に係る固体撮像装置の製造方法は、次の工程を有する。
(工程1)第1の金属配線を形成する。
(工程2)第1の金属配線の上部に絶縁膜を形成する。
(工程3)遮光領域となる部分の絶縁膜の上部に第2の金属配線を形成する。
(工程4)有効画素領域となる部分の絶縁膜上に配されたエッチングマスクを介して絶縁膜内に凹部をエッチングにより形成する。
(工程5)凹部を埋め込む層内レンズ形成層を形成する。
(工程6)層内レンズ形成層を平坦化して、有効画素領域では絶縁膜上、遮光領域では第2の配線上に、表面が平坦化されたパッシベーション膜を形成する。
(工程7)パッシベーション膜上に第1の平坦化膜を形成する。
(工程8)第1の平坦化膜上にカラーフィルタを形成する。
(工程9)カラーフィルタ上に第2の平坦化膜を形成する。
(工程10)第2の平坦化膜上にオンチップマイクロレンズを形成する。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例における固体撮像装置の断面を示す図である。図1において、Aは半導体基板(シリコン基板)100上の有効画素領域、Bは半導体基板100上の有効画素領域以外の領域(以下、遮光領域と称する)を表すものとする。
本実施例では、有効画素領域Aは、入射光に応じた信号を読み出すための、光電変換素子101を含む複数の画素を配した領域に対応する。一方、遮光領域Bは、有効画素領域Aに隣接して、有効画素に対する画像信号の光学的黒レベルを決める基準信号を形成するための、遮光層により遮光された画素を配したオプティカルブラック領域や有効画素領域Aから信号を読み出すための周辺回路領域を有する。
図1において、半導体基板100上の有効画素領域Aと遮光領域Bとには、金属配線102及び第3反射防止膜115と、金属配線103及び第1反射防止膜116とがそれぞれ第3層間絶縁膜110と、第1層間絶縁膜111とを介して配されている。さらに、金属配線103の上層には、第2層間絶縁膜112が配されている。遮光領域Bの第2層間絶縁膜112上には、金属配線104及び第2反射防止膜121が配されている。本実施形態において、金属配線103は本発明の第1の配線、金属配線104は本発明の第2の配線、第2層間絶縁膜112は本発明の絶縁膜にそれぞれ対応する。
図1において、有効画素領域Aの金属配線103と、遮光領域Bの金属配線104との間に第2層間絶縁膜112が配されている。第2層間絶縁膜112には、有効画素領域Aの光電変換素子101の受光面の位置に対応して、凹部が形成されている。有効画素領域A及び遮光領域Bに渡って、あるいは半導体基板100全面にわたって平坦化されたパッシベーション膜106を有する。第2層間絶縁膜112の凹部とパッシベーション膜106とで層内レンズ105が構成される。平坦化されたパッシベーション膜106上には、第1平坦化膜119を有する。第1平坦化膜119上には、カラーフィルタ108を有する。更にカラーフィルタ108上には、第2平坦化膜120を有する。第2平坦化膜120上には、オンチップマイクロレンズ109を有する。
上記のように、本実施例では、有効画素領域Aの最上部に位置する金属配線103と遮光領域Bの最上部に位置する金属配線104との間の第2層間絶縁膜112内部に層内レンズ105を形成している。これにより、層内レンズ105と光電変換素子101の距離の低減を図ることができる。
また、本実施例では、層内レンズ105が凹型形状に形成されているため、第2層間絶縁膜112上に形成されるパッシベーション膜106の平坦化が可能である。これにより、有効画素領域Aと遮光領域Bとの間の段差を無くすことができる。
さらに、本実施例では、パッシベーション膜106の表面が平坦化されているため、第1平坦化膜119を従来の構成に比べて薄くすることが可能となる。第1平坦化膜119上に形成されるカラーフィルタ108との密着性が保持でき得る限りにおいて、薄膜化が可能となる。この第1の平坦化膜119の薄膜化により、オンチップマイクロレンズ109まで含めた光電変換素子の受光面からの高さを小さくすることが可能となり、集光効率を高めた固体撮像装置を形成することができる。
また、パッシベーション膜106の表面が平坦化されているため、第1平坦化膜119を設けずにカラーフィルタ108を設けることも可能となる。また、第2平坦化膜120も省略することが可能である。
次に、図1に示した本実施例における固体撮像装置の製造工程について、図2〜図4を参照して説明する。なお、説明を簡単にするために半導体基板に形成された素子領域、素子分離領域などの詳細な構成の説明は省略している。また、金属配線間の導通をとるためのコンタクトプラグ、ビアプラグは表示されていない。本実施例では、金属配線は全てアルミ系配線としたが、その限りではない。また、配線の符号は各配線層につき1つの配線にのみ記載している。
まず、図2(a)に示すように、フォトダイオード等の光電変換素子101を形成した半導体基板100の上にトランジスタのゲート電極となるポリシリコンを形成する(図示せず)。さらに、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリコン膜を堆積する。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、平坦化された第3層間絶縁膜110を形成する。
次に、図示を省略するが、第3層間絶縁膜110の内部に、公知のリソグラフィ技術、エッチング技術により、シリコン基板上に形成された素子領域等と後に形成されるアルミ系の第3金属配線102との導通を取るためのコンタクトホールを形成する。続いて、スパッタリング法やCVD法により半導体基板100上に窒化金属膜等からなるバリア膜層、タングステン等の金属膜を形成して、ビアホールを金属材料によって埋め込む。さらに、CMP法等によるタングステン等の金属膜の平坦化により、コンタクトプラグを形成する。
続いて、半導体基板100上にアルミまたはその合金からなるアルミ系膜をスパッタリング法やCVD法により形成し、リソグラフィ技術、ドライエッチング技術により金属配線102を形成する。図2(a)においては、反射率の高いアルミ系から成る金属配線102上でのリソグラフィへの影響を低減させるために、金属配線102上に、窒化チタン等から成る第3反射防止膜115を形成する。
次に、例えばCVD法、塗布法により、シリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜111を形成する。第1層間絶縁膜111の形成にあたっては、金属配線102による段差の影響を除去したい場合には、CMP法によって平坦化しても良い。続いて、前記と同様の手法により、第1層間絶縁膜111の内部に、金属配線102と後に形成される金属配線103との導通を取るためのビアプラグを形成する。次に、アルミ系から成る金属配線103を形成する。また、金属配線102の場合と同様、反射率の高いアルミ系から成る金属配線103上でのリソグラフィへの影響を低減させるために、金属配線103上に、窒化チタン等から成る第1反射防止膜116を形成する。なお、金属配線103は、有効画素領域A上では最上部の配線となる。
次に、図2(b)に示すように、例えばCVD法、塗布法によりシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜112を形成する。第2層間絶縁膜112の形成にあたっては、第1金属配線103による段差の影響を除去したい場合には、CMP法によって平坦化しても良い。続いて、図示は省略するが、前記と同様の手法により、遮光領域Bにおいて、第2層間絶縁膜112の内部に、金属配線103と後に形成される金属配線104との導通を取るためのビアプラグを形成する。その後、半導体基板上にアルミまたはその合金からなるアルミ系膜をスパッタリング法やCVD法により形成し、リソグラフィ技術、ドライエッチング技術により遮光領域Bにおける金属配線104を形成する。また、金属配線102、103の場合と同様、金属配線104上でのリソグラフィへの影響を低減させるために、金属配線104上に、窒化チタン等から成る第2反射防止膜121を形成する。遮光領域Bにおいて形成された金属配線104は、遮光領域における金属配線となるだけではなく、遮光膜として機能する。
次に、図2(c)に示すように、金属配線104及び第2層間絶縁膜112上にフォトレジスト等の感光性材料膜を塗布法により形成する。そして、フォトリソグラフィ技術により、光電変換素子101上部に開口を有するパターン113(以下、層内レンズ形成用フォトレジストパターンと称する)を形成する。
続いて、図2(d)に示すように、層内レンズ形成用フォトレジストパターン113をマスク(エッチングマスク)として、第2層間絶縁膜112をエッチングし、凹型形状(以下、凹部)117を形成する。エッチングは、異方性、等方性またはこれらの組み合わせたものであり、第2層間絶縁膜112に形成する凹部117の形状に応じて、これらのエッチングのうち、どれを選択するか決定される。
続いて、図3(a)に示すように、半導体基板100上に窒化シリコン系膜から成る層内レンズ形成膜114をCVD法により形成する。層内レンズ形成膜114により金属配線104が被覆され、凹部117が埋め込まれて凹型層内レンズ105が形成される。なお、層内レンズ形成膜114は、有効画素領域Aにおける最小の高さが金属配線104より上になるまで堆積させるとよい。
次に、図3(b)に示すように、層内レンズ形成膜層114をCMP法により研磨し、半導体基板全面を平坦化させる。このとき、遮光領域Bの金属配線104に対して必要な膜厚のパッシベーション膜106が形成されるように、CMP法による研磨量を制御する必要がある。このようにして、層内レンズ形成膜層114により、第2層間絶縁膜112に形成された凹部117の埋め込みによる凹型層内レンズ105と、半導体基板100全面を被覆及び平坦化させるパッシベーション膜106とが形成される。
次に、図3(c)に示すように、遮光領域Bの周辺回路のある領域においてリソグラフィ技術、及びドライエッチング技術によりパッシベーション膜106を開口してパッド部118を形成する。次に、パッド部118及びパッシベーション膜106上に、第1平坦化膜119を形成する。第1平坦化膜119は、可能な限り薄膜化されていることが望ましく、必ずしもパッド部118上が平坦化されている必要はない。
次に、図4(a)に示すように、第1平坦化膜119上に、カラーフィルタ108を形成する。カラーフィルタ108は、その下方にある各光電変換素子101に入射させる光の色に応じたカラーパターンを有している。続いて、カラーフィルタ108上に、第2平坦化膜120を形成し、その第2平坦化膜120上にオンチップマイクロレンズ109をレジストパターニングおよびリフローにより形成する。
最後に、図4(b)に示すように、パッド部118の上方に残っている第1の平坦化膜119および第2の平坦化膜120をエッチング除去して、パッド部118の上方を開口させる。
なお、説明を省略したが、金属配線102、金属配線103、金属配線104の材質は、本実施例に限られず、金属配線102、金属配線103、金属配線104の全てまたは一部が銅から成る金属配線であっても良い。また、銅配線の場合には、その形成方法はシングルダマシン法、デュアルダマシン法のいずれであっても良い。更に、有効画素領域A、遮光領域Bの金属配線の数は、有効画素領域Aの金属配線数が遮光領域Bよりも少ない要件を満たすならば、本実施形態において示したものに限られない。
また、本実施形態での層内レンズ105を形成するために、層内レンズ形成膜層114として窒化シリコン系膜を用いたが、層内レンズ形成膜層の膜材質、膜材質の数等はこれらに限られるものではない。
以上の工程により、図1に示す固体撮像装置を製造することができる。
得られた固体撮像装置は、有効画素領域Aの最上部に位置する金属配線103と遮光領域Bの最上部に位置する金属配線104との第2層間絶縁膜112に、凹部が形成され、パッシベーション膜106とで凹型の層内レンズ105が形成されている。これにより、層内レンズ105と光電変換素子101の存する受光面との距離の低減を図ることができる。更に、層内レンズ105の形状が凹型で第2層間絶縁膜112内に形成されているために、有効画素領域Aとオプティカルブラック領域等の有効画素以外の領域Bとの段差は、これを被覆するパッシベーション膜106の平坦化により低減できる。従って、パッシベーション膜106上に形成する平坦化膜の薄膜化が可能となる。
以上、上記実施の形態及び実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
本発明は、デジタルカメラ、ビデオカメラ、イメージリーダー等の画像入力装置で用いる増幅型の固体撮像装置及びその製造方法に利用可能である。
本発明の実施例による固体撮像装置を示す断面図である。 (a)〜(d)は、図1に示す固体撮像装置の製造工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は、図2(a)〜(d)に続き、図1に示す固体撮像装置の製造工程を示す断面図である。 (a)及び(b)は、図3(a)〜(c)に続き、図1に示す固体撮像装置の製造工程を示す断面図である。 特許文献1に示された固体撮像装置を示す断面図である。
符号の説明
100 半導体基板
101 光電変換素子
102、103、104 金属配線
105 層内レンズ
106 パッシベーション膜
108 カラーフィルタ
109 オンチップマイクロレンズ
110 第3層間絶縁膜
111 第1層間絶縁膜
112 第2層間絶縁膜
113 層内レンズ形成用フォトレジストパターン
114 層内レンズ形成膜層
115 第3反射防止膜
116 第1反射防止膜
117 凹部
118 パッド部
119 第1平坦化膜
120 第2平坦化膜
121 第2反射防止膜
A 有効画素領域
B 有効画素領域以外の領域

Claims (9)

  1. 光電変換素子を含む複数の画素を配した有効画素領域と、前記有効画素領域以外の遮光領域とを有する半導体基板と、
    第1の配線と、
    前記遮光領域の前記第1の配線より上層に配され、前記遮光領域を遮光する第2の配線と、
    前記第1の配線と前記第2の配線との間に配された絶縁膜と、
    前記有効画素領域では前記絶縁膜上、前記遮光領域では前記第2の配線上に配されたパッシベーション膜とを有し、
    前記絶縁膜は、前記光電変換素子に対応する位置に凹部を有し、
    前記パッシベーション膜は、前記凹部に位置し、
    前記絶縁膜と前記パッシベーション膜が層内レンズを構成し、
    前記パッシベーション膜は、前記有効画素領域と前記遮光領域において、平坦化された上面を有することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記遮光領域は、別の光電変換素子を含む複数の画素を遮光する遮光膜を有するオプティカルブラック領域を有し、
    前記第2の配線は、前記オプティカルブラック領域の遮光膜として機能するものを含むことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記パッシベーション膜上に配された第1の平坦化膜と、
    前記第1の平坦化膜上に配されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に配された第2の平坦化膜と、
    前記第2の平坦化膜上に配されたオンチップマイクロレンズと、
    をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1の配線の上に設けられた第1の反射防止膜を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2の配線の上に設けられた第2の反射防止膜を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記パッシベーション膜は、前記遮光領域の膜厚よりも前記有効画素領域の膜厚が厚く、前記第2の配線よりも厚いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 光電変換素子を含む複数の画素を配した有効画素領域と、遮光領域とを有する固体撮像装置の製造方法であって、
    第1の配線を形成する工程と、
    前記第1の配線を形成する工程の後に、絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜を形成する工程の後に、前記遮光領域となる部分に第2の配線を形成する工程と、
    前記有効画素領域となる部分の前記絶縁膜上に配されたエッチングマスクを介して前記絶縁膜凹部をエッチングにより形成する工程と、
    前記絶縁膜の凹部を埋め込む層内レンズ形成層を形成する工程と、
    前記有効画素領域と前記遮光領域に渡って、前記層内レンズ形成層の上面を平坦化する工程と、を備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記パッシベーション膜上に第1の平坦化膜を形成する工程と、
    前記第1の平坦化膜上にカラーフィルタを形成する工程と、
    前記カラーフィルタ上に第2の平坦化膜を形成する工程と、
    前記第2の平坦化膜上にオンチップマイクロレンズを形成する工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記層内レンズ形成層を形成する工程において、前記層内レンズ形成層は前記有効画素領域と前記遮光領域とに渡って形成されることを特徴とする請求項あるいはに記載の固体撮像装置の製造方法。
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