JP5381647B2 - 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 - Google Patents

燃料電池用セパレータ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池用セパレータ及びその製造方法に係り、詳しくはガス流路の断面積を広くできて燃料電池の発電効率を向上することができる燃料電池用セパレータ及びその製造方法に関する。
固体高分子型の燃料電池は、平板状の電極構造体(MEA:Membrane・Electrode・Asembly)の両側にセパレータが積層された発電セルを、複数積層して燃料電池のスタックとしている。前記電極構造体は、正極(カソード)及び負極(アノード)を構成する一対のガス拡散電極の間にイオン交換樹脂等からなる電解質膜が挟着された三層構造となっている。前記セパレータは、電極構造体のガス拡散電極に接触するように積層され、ガス拡散電極との間にガスを流通させるガス流路が形成されている。そして、例えば正極側のガス拡散電極(正電極層)に面するガス流路に酸素や空気等の酸化性ガスを流し、負極側のガス拡散電極(負電極層)に面するガス流路に燃料である水素ガスを流すことにより、電気化学反応が起こり、電気が発生する。
上述した燃料電池に用いられる金属製のセパレータとして、特許文献1に開示されたものが提案されている。このセパレータは、図9に示すように、基板35に一対のリブ36とウェブ37とよりなる複数の凸条部Tが成形されている。前記リブ36は基板35に対し傾斜角αだけ傾斜するように屈曲成形されている。各凸条部Tの間には、ガス流路用溝18が形成され、該ガス流路用溝18の開口19が正電極層14によって閉塞されることで、ガス流路20が形成される。
前記基板35に対してリブ36を傾斜させた理由は、正電極層14に対する当接部としてのウェブ37の接触面積を広くして通電を適正に行うとともに、ガス流路20の通路断面積も適正に確保するためである。リブ36を傾斜させるためには、成形装置を用いて精密コイニング加工が行われる。
一方、燃料電池用のセパレータとして、特許文献2に開示されたものも提案されている。このセパレータ16は、図10に示すように、ほぼ直線状に延びた複数本の凸条部Tを設けることにより凸条部T間にガス流路用溝18を形成し、凸条部Tを正電極層14(又は負電極層)に当接させてガス流路用溝18をガス流路20に形成するようになっている。前記凸条部Tは、基板35に対してほぼ直角に立ち上げた一対のリブ(特許文献2では縦壁部)36と、それぞれのリブ36の上端から外側に向けて張り出した張出部367と、それぞれの張出部367の上端に、前記基板35に対して平行になるように掛け渡したウェブ37(特許文献2では当接部)とによって構成されている。
特開2004‐265856号公報(明細書の段落0009、0010及び図1参照) 特開2004‐281146号公報(明細書の段落0034〜0037及び図3参照)
ところが、図9に示すリブ36が傾斜したセパレータ16を、周知のコイニング加工を用いて成形する際には、次のような問題が生じた。即ち、基板35とリブ36の境界部39及びリブ36とウェブ37の境界部39が塑性変形するので、基板35に対するリブ36の傾斜角αが80°以下になると、境界部39に応力集中が生じて被加工材の割れや破断が生じ易くなる。このため、前記セパレータ16の厚さ寸法を適正に保持し、ガス流路20の通路断面積を適正に確保した状態で、傾斜角αを小さくすることが難しい。
一方、図10に示すセパレータ16は、張出部367によって、前記正電極層14に対するウェブ37の当接面積を加工することができる。しかし、張出部367を成形する作業に多数の工程(特許文献2の明細書の段落0041〜0073及び図7〜図14参照)を要するため、非常に面倒であり、製造コストを低減することができないという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、ガス流路の面積を広くすることができるとともに、基板に対しリブを傾斜させる加工動作を適正に行ない、製造コストを低減することができる燃料電池用セパレータ及びその製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、基板にリブとウェブとよりなる複数の凸条部を平行に形成して、各凸条部の間にガス流路用溝を形成した燃料電池用セパレータにおいて、前記基板の幅方向の中間部の内面に、鍛造によって前記凸条部と平行な帯状溝を成形することにより、前記基板に薄肉部を成形するとともに、前記基板のリブ間の部分を拡幅して、該基板に対する前記リブの傾斜角が90゜未満となるよう前記リブを傾斜させたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記基板と前記リブとの境界部は、円弧状に成形されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ウェブの幅方向の中間部の表面には、鍛造によって前記凸条部と平行に補助帯状溝を成形することにより前記ウェブに薄肉部が成形されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項において、前記帯状溝の横断面は、中央部から両側方に行くに従って浅くなるように偏平V字状に成形されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、基板にリブとウェブとよりなる複数の凸条部を平行に形成して、各凸条部の間にガス流路用溝を形成した燃料電池用セパレータの製造方法において、平板状の基板に一対の平行なリブとウェブとよりなる複数の凸条部を成形する第1の工程と、前記基板のリブ間の部分の幅方向の中間部の内面を、鍛造により外面側に圧縮変形させて、帯状溝及び薄肉部を成形することにより、前記基板のリブ間の部分を拡幅して、該基板に対する前記リブの傾斜角が90゜未満となるよう前記リブを傾斜させる第2の工程とを含むことを要旨とする。
(作用)
この発明は、基板の幅方向の中央部のガス流路側の内面に帯状溝が鍛造により成形されているので、ガス流路の通路断面積を広くすることができる。又、基板に帯状溝及び薄肉部を鍛造により成形する行程で、基板が拡幅されて、リブが傾斜される。このため、周知のコイニング加工によってリブを傾斜させる加工方法と比較して、基板とリブとの境界部の応力集中が緩和され、被加工材の割れが防止される。前記基板の拡幅によって、前記リブが所望する傾斜角に容易に傾斜される。
本発明によれば、ガス流路の面積を広くすることができるとともに、基板に対しリブを傾斜させる加工を容易に行ない、製造コストを低減することができる。
この発明を具体化した燃料電池用セパレータの部分断面図。 セパレータの製造方法を説明する上型と下型の離型状態の断面図。 上型と下型の型締め状態の断面図。 セパレータの基板に帯状溝及び薄肉部を鍛造する鍛造装置の型締め状態の断面図。 燃料電池の発電セルの構成部品を示す分解斜視図。 この発明の別の実施形態のセパレータの鍛造装置を示す型締め状態の断面図。 別の実施形態のセパレータの部分断面図。 この発明の別の実施形態を示すセパレータの部分断面図。 従来の燃料電池用セパレータの部分断面図。 従来の別の燃料電池用セパレータの部分断面図。
以下、本発明を具体化した燃料電池用セパレータの一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
最初に、図5に基づいて、本実施形態のセパレータを用いた燃料電池について説明する。
この燃料電池の発電セル11を構成する四角環状の枠体12の内側には、固体高分子電解質膜13が収容され、該固体高分子電解質膜13の表面に正電極層14及び負電極層15が積層される。前記枠体12及び正電極層14の表面には正極用のセパレータ16が当接され、前記枠体12及び負電極層15の表面には負極用のセパレータ17が当接される。この発電セル11が多数枚積層されて燃料電池スタックとして構成される。
前記正極用のセパレータ16の前記正電極層14に接触する面には、酸素ガス流路用溝18(ガス流路用溝)が上下方向に、かつ互いに平行に形成されている。この酸素ガス流路用溝18の開口19が前記正電極層14によって閉塞されることにより酸素ガス流路(ガス流路)20が形成されている。前記セパレータ16の上部には酸素ガス供給孔21が形成され、該酸素ガス供給孔21から共通のガス流路22を通して酸素ガスが前記各酸素ガス流路20に供給されるようになっている。前記セパレータ16の下部には酸素ガス排出孔23が形成され、各酸素ガス流路20から発電に供された酸素オフガスが共通のガス流路24を通して酸素ガス排出孔23から排出されるようになっている。
前記負極用のセパレータ17の前記負電極層15に接触する面には、燃料ガス流路用溝25(ガス流路用溝)が上下方向に、かつ互いに平行に形成されている。このガス流路用溝25の開口26が前記負電極層15によって閉塞されることにより燃料ガス流路(ガス流路)27が形成されている。前記セパレータ17の上部には燃料ガス供給孔28が形成され、該燃料ガス供給孔28からガス流路(図示しないが前記ガス流路22参照)を通して燃料ガスが前記各燃料ガス流路27に供給されるようになっている。前記セパレータ17の下部には燃料ガス排出孔29が形成され、各燃料ガス流路27から発電に供された燃料オフガスが共通のガス流路(図示しないが前記ガス流路24参照)を通して燃料ガス排出孔29から排出されるようになっている。
次に、前記セパレータ16の構成について説明する。なお、一方のセパレータ17は、他方のセパレータ16と同様に構成されているので、構成の説明を省略する。この実施形態においては、図1において、セパレータ16のガス流路用溝18(ガス流路20)の両側を左右とし、正電極層14側を上部、正電極層14から離れる側を下部とする。
図1に示すように、ステンレススチールよりなるセパレータ16の基板35の左右両側縁には、リブ36が一体に、かつ上端(正電極層14側)ほど互いに間隔が狭くなるように傾斜状態に成形され、両リブ36の先端部間には、正電極層14に接触される平板状のウェブ37が一体に成形されている。前記両リブ36及びウェブ37によって基板35に複数の凸条部Tが形成され、各凸条部Tの間に前記ガス流路用溝18が形成され、前記正電極層14によってガス流路用溝18の開口19が閉塞されることで、前記ガス流路用溝18がガス流路20に形成されている。
前記基板35に対するリブ36の傾斜角αは、例えば50°〜80°の範囲に設定され、この実施形態では70°に設定されている。前記基板35とリブ36の境界部39は、ガス流路用溝18の外側に膨らむ円弧状に成形されている。前記凸条部Tの外側に形成された溝は、燃料電池の発電の際に冷却水を流すための冷却水用の溝40として用いられる。
前記ガス流路用溝18側の基板35の内面には、該基板35の幅方向の中央部に位置するように、所定幅寸法の帯状溝35aが形成され、該帯状溝35aによって基板35の幅方向の中央部に薄肉部35bが成形されている。
次に、前記のように構成されたセパレータ16の製造方法について説明する。
最初に、この製造方法に用いられる成形装置及び鍛造装置について、順次説明する。図2に示すように、成形装置を構成する下型41の上面には、複数の突条42が形成されるとともに、各突条42の間に溝43が形成されている。上型44の下面には前記各溝43と対応するように複数の突条45が一体に形成されるとともに、各突条45の間には前記突条42と対応するように複数の溝46が形成されている。前記下型41及び上型44は、図5に示すセパレータ16の酸素ガス流路用溝18の全体を同時成形するように構成されているが、図2ではその一部のみ図示した。
図4に示すように、鍛造装置を構成する下型51の成形面51aは、平面状に形成され、該成形面51aには前記リブ36を位置規制するための複数の位置規制突条51bが一体に、かつ互いに平行に形成されている。上型52の成形面52aは平面状に形成され、該成形面52aには、前記基板35に帯状溝35a及び薄肉部35bを鍛造成形するための突条53が一体に形成されている。前記突条53の基端部両側には前記ウェブ37の両端部を位置規制するための位置規制部53aが一体に形成されている。図5に示すセパレータ16を成形する下型51及び上型52は、前記ガス流路用溝18、開口19、酸素ガス供給孔21、酸素ガス排出孔23及びガス流路22,24を同時成形するように構成されているが、図4では下型51及び上型52も図2と同様に一部のみを図示した。
次に、第1及び第2成形装置を用いて、セパレータ16を成形する方向について説明する。
図2に示すように、成形装置の型開き状態の下型41の突条42の上面にステンレススチールよりなる平板状の被加工材47を載置する。
次に、図3に示すように上型44を下降させて、下型41に上型44を型締めし、被加工材47の基板35に、リブ36及びウェブ37よりなる凸条部Tを蛇行するように成形する。この製造工程においては、前記基板35に対してリブ36がほぼ直交するように成形される。
次に、成形装置によって成形されたセパレータ16を、図4に示すように、鍛造装置の下型51及び上型52によって成形し、前記基板35の幅方向の中央部に突条53によって帯状溝35a及び薄肉部35bを鍛造成形する。この帯状溝35aが鍛造成形されることによって、基板35には薄肉部35bが圧縮成形される。この薄肉部35bの圧縮成形時に基板35の中間部の板厚が減少するので、その分、基板35の幅方向の両側縁部が互いに離隔する方向に組成変形されて、基板35が拡幅される。この結果、基板35に対し一対のリブ36が傾斜される。
上記実施形態の燃料電池用セパレータによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、図1に示すように、セパレータ16の基板35の中央部に帯状溝35aを形成した。このため、前記帯状溝35aにより酸素ガス流路用溝18の容積を広くして、酸素ガス流路20を流れる酸素ガスの流量を増大して、燃料電池の発電効率を向上することができる。
(2)上記実施形態では、図4に示すように鍛造装置の下型51及び上型52を用いて、前記基板35の幅方向の中央部に上型52の突条53によって帯状溝35a及び薄肉部35bを鍛造成形するようにした。このため、前記正電極層14に接触されるウェブ37の幅Wの寸法及びリブ36の高さh(セパレータ16の厚さ)寸法をほぼ一定に保持することができる。従って、図9に示す従来の成形方法と比較して、前記基板35とリブ36の境界部39への応力集中が緩和され、被加工材47に割れが生じるのが防止され、基板35の幅寸法を容易に拡幅することができる。この基板35の拡幅によって、前記リブ36の傾斜角αを所望する範囲に容易に設定することができる。
(3)上記実施形態では、基板35とリブ36との境界部39を、図1に示すように、それぞれ円弧状にしたので、鋭角状に成形された境界部と比較して、発電によってガス流路20内に生成された生成水が境界部39の内面に付着しにくくなって、生成水を適正に排水することができる。このためガス流路20を流れる酸素ガスの流量を増大して、燃料電池の発電効率を向上することができる。
(4)上記実施形態では、前記下型51の成形面51aに位置規制突条51bを設け、上型52の成形面52aに位置規制部53aを設けたので、リブ36及びウェブ37を位置規制して、成形寸法精度を向上することができる。
次に、この発明の別の実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。
この実施形態のセパレータ16は図6に示すように、前記基板35の幅方向の中央部に形成された帯状溝35aの横断面の形状を、基板35の幅方向の中心から遠くなるに従って浅くなるように偏平山形状に成形したものである。このセパレータ16の成形に用いられる鍛造装置においては、図6に示すように、上型52の突条53の下端の成形面53bの形状が緩やかな山形状に形成されている。
上記実施形態では、前述した肉厚が均一の薄肉部35bの鍛造と比較して、被加工材が基板35の幅方向に圧延され易いので、薄肉部35bの鍛造が容易となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図8に示すように、前記ウェブ37の前記正電極層14と反対側の表面に補助帯状溝37a及び薄肉部37bを形成するようにしてもよい。この場合には、凸条部Tの内側に形成される冷却水流路用溝40の通路面積を広くし、燃料電池の冷却効率を向上することができる。
・前記基板35の帯状溝35aの左右両側の形状を、例えば四半円弧状等の滑らかな形状にしてもよい。
・図4に示す上型52の突条53の間に、前記基板35の帯状溝35aの鍛造工程において、前記ウェブ37の左右両側を位置規制する位置規制部を設けてもよい。
次に、前述した実施形態から把握される請求項以外の技術的思想について、効果とともに順次説明する。
(イ)基板にリブとウェブとよりなる複数の凸条部を平行に形成して、各凸条部の間にガス流路用溝を形成した燃料電池用セパレータの製造装置であって、
平板状の基板に一対の平行なリブとウェブとよりなる複数の凸条部を成形するための下型及び上型と、
前記基板のリブ間の部分の幅方向の中間部の内面を、鍛造により外面側に圧縮変形させて、帯状溝及び薄肉部を成形するとともに、前記基板のリブ間の部分を拡幅して、該リブ間の部分に対し前記リブを傾斜させる鍛造用下型及び鍛造用上型とを含むことを特徴とする燃料電池用セパレータの製造装置。
上記の製造装置によれば、燃料電池用セパレータを容易に製造することができる。
(ロ)上記技術的思想(イ)において、鍛造用下型には、前記リブの位置を規制する位置規制突条が設けられ、鍛造用上型には、ウェブの両端を位置規制する位置規制部が設けられていることを特徴とする燃料電池用セパレータの製造装置。
上記の製造装置によれば、燃料電池用セパレータの成形寸法精度を向上することができる。
T…凸条部、18,25…ガス流路用溝、35…基板、35a,37a…帯状溝、35b,37b…薄肉部、36…リブ、37…ウェブ、39…境界部。

Claims (5)

  1. 基板にリブとウェブとよりなる複数の凸条部を平行に形成して、各凸条部の間にガス流路用溝を形成した燃料電池用セパレータにおいて、
    前記基板の幅方向の中間部の内面に、鍛造によって前記凸条部と平行な帯状溝を成形することにより、前記基板に薄肉部を成形するとともに、前記基板のリブ間の部分を拡幅して、該基板に対する前記リブの傾斜角が90゜未満となるよう前記リブを傾斜させたことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 請求項1において、前記基板と前記リブとの境界部は、円弧状に成形されていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  3. 請求項1又は2において、前記ウェブの幅方向の中間部の表面には、鍛造によって前記凸条部と平行に補助帯状溝を成形することにより前記ウェブに薄肉部が成形されていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  4. 請求項1〜のいずれか一項において、前記帯状溝の横断面は、中央部から両側方に行くに従って浅くなるように偏平V字状に成形されていることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  5. 基板にリブとウェブとよりなる複数の凸条部を平行に形成して、各凸条部の間にガス流路用溝を形成した燃料電池用セパレータの製造方法において、
    平板状の基板に一対の平行なリブとウェブとよりなる複数の凸条部を成形する第1の工程と、
    前記基板のリブ間の部分の幅方向の中間部の内面を、鍛造により外面側に圧縮変形させて、帯状溝及び薄肉部を成形することにより、前記基板のリブ間の部分を拡幅して、該基板に対する前記リブの傾斜角が90゜未満となるよう前記リブを傾斜させる第2の工程と
    を含むことを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。
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