JP5380316B2 - 燃焼器具 - Google Patents
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器具本体と排気管の接続状態には3種類以上(例えば、適切に接続されている、外れかかっている、接続されていない)が存在するところ、現在の燃焼器具は一つの閾値しか許容しないことから、3種類以上の接続状態のなかからそのときの接続状態を特定することができない。
(特徴1)パルス電圧発生回路が発信する電圧は、その振幅と基本周期が一定でデューティ比を変える。
器具本体20には、燃焼によって生じた排気ガスを器具本体20の内部から外部へ排気する導電性の排気通路22が設けられおり、その下流端22aが器具本体20の裏面20aから突出している。排気管24は導電性であり、排気筒24aと排気筒24bによって構成されている。排気筒24aの上流端は、排気通路22の下流端22aに接続可能に構成されている。排気筒24aの下流端は、排気筒24bの上流端と接続可能に構成されている。排気筒24bは、仮想線26によって示される壁を貫通しており、下流端が室外に突出している。燃焼器具10は、排気通路22と排気筒24aと排気筒24bを接続しておいて使用する。排気通路22から排気される排気ガスは、排気管24を通って室外へと放出される。
燃焼器具10には、入力側導線32bと出力側導線32aが配設されている。入力側導線32bは、器具本体20内部から排気通路22に向かって配設されており、排気通路22に接続されている。出力側導線32aは、導線30と導線28から構成されている。導線30は、器具本体20内部から排気通路22の下流端22aに向かって配設されている。排気筒24aには、導線28aが配設されている。導線28aは、排気筒24aの上流端と下流端の間を伸びている。排気筒24bには、導線28bが配設されている。導線28aは、排気筒24bの上流端から中間部に向かって配設されており、その中間部において排気筒24bに接続されている。排気通路22と排気筒24aと排気筒24bが正規位置で接続されることで、導線30と導線28aが接続され、導線28aと導線28bが接続される。これによって、器具本体20と排気管24の下流端に出力側導線32aが配置される。また、導電性の排気通路22と排気筒24aと排気筒24bが電気的に接続される。これによって、導電性の排気通路22を介して器具本体20と排気管24の上流端に入力側導線が接続される。出力側導線32aと排気筒24bと排気筒24aと排気通路22と入力側導線32bによって、出力側導線32aから入力側導線32bに至る循環配線29が接続される。
CPU35は、器具本体20と排気管24の接続状態を判別する際に、出力端子Aの電圧をパルス状に変化させる。CPU35から出力されるパルス電圧は、図5(A)の破線に示すように、基本周期t1であり、デューティ比を変化させる。これによって、フォトカプラ40に流れる電流が変化し、フォトカプラ40を介して、スイッチ51が断続的にオンオフされ、コンデンサ52に蓄えられる電荷を断続的に変化させる。パルス発生装置53は、出力側導線32aに接続されており、コンデンサ52に蓄えられた電荷の変化に応じて、出力側導線32aにパルス電圧を印加する。図5(A)の実線は、パルス発生装置53から出力側導線32aに印加されるパルス電圧A1を示す。パルス発生装置53から出力側導線32aに印加されるパルス電圧A1は、図5(A)に破線で示すCPU35から出力されるパルス電圧から、コンデンサ52の容量に起因する時定数だけ遅延している。なお、パルス電圧A1のオフ時間は、後述するコンデンサ42の放電に必要な時間よりも長く設定されている。
出力側導線32aに印加されたパルス電圧A1は、排気管24及び排気通路22を介して、入力側導線32bに伝達される。入力側導線32bに伝達されたパルス電圧B1の実効電圧Mがコンデンサ42に蓄えられる。出力側導線32aに印加されるパルス電圧A1のデューティ比を減少させると、図5(B)に示すように、コンデンサ42に蓄えられる実効電圧Mが減少する。またコンデンサ42に蓄えられる実効電圧Mは、接続抵抗Rによっても変化し、接続抵抗Rが大きいほど実効電圧Mは減少する。すなわち、器具本体20と排気管24が正常に接続された場合、接続抵抗Rが小さく、デューティ比に対して図5(B)のように変化する。器具本体20と排気管24が外れかかっている場合、接続抵抗Rが増大し、デューティ比に対して図5(C)のように変化する。器具本体20と排気管24が完全に外れている場合、接続抵抗Rが無限大であり、入力側導線32bの実効電圧はデューティ比に無関係にゼロである。
(1)デューティ比がT0、T1の値である間の実効電圧Mが閾値以上であり、デューティ比がT2にまで低下したときの実効電圧Mが閾値未満となるのであれば、接続抵抗Rは小さく、器具本体20と排気管24が正常に接続されている。
(2)デューティ比がT0の値である間の実効電圧Mが閾値以上であるが、デューティ比がT1,T2の値にまで低下したときの実効電圧Mが閾値未満となるのであれば、接続抵抗Rが大きく、器具本体20から排気管24が外れかかっている。
(3)デューティ比がT0の値であるときの実効電圧Mが閾値未満であれば、器具本体20から排気管24が外れている。
(1)デューティ比がT1の値である間の実効電圧Mが閾値電圧K以上であり、デューティ比がT2の値にまで低下したときの実効電圧Mが閾値電圧K未満となるのであれば、器具本体20と排気管24が正常に接続されている。
(2)デューティ比がT0の値である間の実効電圧Mが閾値電圧K以上であるが、デューティ比がT1の値にまで低下したときの実効電圧Mが閾値電圧K未満となるのであれば、器具本体20から排気管24が外れかかっている。
(3)デューティ比がT0の値であるときの実効電圧Mが閾値電圧K未満であれば、器具本体20から排気管24が外れている。
(開始時動作)
ユーザによって運転スイッチがオンされると(S2でYES)、CPU35は電圧発生回路34に向かってデューティ比Tnが初期設定値T0であるパルス信号を出力する(S4)。これによって、デューティ比TnがT0のパルス電圧が電圧発生回路34から出力側導線32aに印加される。初期設定値T0は、最大デューティ比Tmaxに設定されている。器具本体20と排気管24が接続されていない場合、印加されるパルス電圧のデューティ比Tnが最大デューティ比Tmaxとなっていても、実効電圧Mが閾値電圧Kを超えることがない。そんため、初期設定値T0を最大デューティ比Tmaxに設定しておくことで、判別回路36は、直ちに、器具本体20と排気管24が接続されていない状態を判別することができる。器具本体20から排気管24が外れていることを検出する際には、デューティ比Tnを変更した判別処理を繰り返す必要がない。
また、判別回路36は、デューティ比を低下させていくことによって入力端子Bの電圧がLoに変化した場合(S6でNO)、その際のデューティ比Tnを開始時記憶データMnとして記憶手段に記憶する。
判別回路36は、開始時記憶データMnが判定値Maよりも小さい場合(S10でNO)、今回の開始時記憶データMnと前回の開始時記憶データMn−1の差の絶対値を算出し、これを基準変化量Cと比較する(S14)。基準変化量Cは、燃焼器具10の通常使用による器具本体20と排気管24の接続状態の経年劣化に基づいて決定される変化量である。図6に実線で示すように、燃焼器具10を通常使用した場合、開始時記憶データMnと前回開始時記憶データMn−1の差の絶対値は、基準変化量Cよりも小さくなる。判別回路36は、図6に二点鎖線で示すように、開始時記憶データMnと前回開始時記憶データMn−1の差の絶対値が、基準変化量Cよりも大きい場合(S14でYES)、異常を検知する。この場合、判別回路36は、前回の開始時から今回の開始時までの間に、器具本体20と排気管24の接続状態が経時的な劣化速度以上に悪化したことを検知する。この原因としては、例えば器具本体20と排気管24の接続部に外力が加えられたことが考えられ、器具本体20と排気管24の接続が外れかけた状態となっている蓋然性が高い。判別回路36は、この場合にユーザに警告表示を行う。これによって、ユーザに器具本体20と排気管24の接続箇所を確認するように促すことができる。判別回路36は、ユーザへの警告表示の後に、ユーザにより器具本体20と排気管24の接続状態が確認され、スイッチを押す等の所定の動作が入力された場合(S18でYES)、または開始時記憶データMnと前回開始時記憶データMn−1の差の絶対値が、基準変化量Cよりも小さい場合(S14でYES)に、器具本体20と排気管24が正常に接続されていると判別し、燃焼動作を開始する(S20)。
燃焼動作を開始すると、判別回路36は図4に示す器具本体20と排気管24の接続状態の判別を繰り返す。判別回路36は、器具本体20と排気管24の接続状態を判別する際に、電圧発生回路34に向かってデューティ比Tnが初期設定値T0であるパルス信号を出力する(S30)。判別回路36は、パルス信号が入力した際の入力端子Bの電圧状態を観測する。判別回路36は、パルス信号の入力に応じて入力端子Bの電圧がHiに変化した場合(S32でYES)、デューティ比Tnを最小デューティ比Tminと比較する(S42)。デューティ比Tnが最小デューティ比Tminよりも大きい場合(S42でYES)、判別回路36はデューティ比Tnから所定値tを減算し(S44)、減算したデューティ比Tnを有するパルス信号を再び電圧発生回路34に出力する(S48)パルス信号のデューティ比Tnが最小デューティ比Tminよりも小さくなる場合(S42でNO)、すなわち、パルス信号のデューティ比Tnを最小デューティ比Tmin以下としてもなおHiとなる状態はありえないはずであり、これが起きたら装置異常を検知する(S46)。この場合、判別回路36は、装置異常が発生したと判別し、燃焼器具10を停止させる。
20 器具本体
22 排気通路
22a 下流端
24 排気管
24a、24b 排気筒
28、30 導線
29 循環配線
32a 出力側導線
32b 入力側導線
34 電圧発生回路
35 CPU
36 判別回路
53 パルス発生装置
A 出力端子
B 入力端子
K 閾値電圧
M 実効電圧
Ma 判定値
Mn 開始時記憶データ
MO 運転時記憶データ
R 接続抵抗
Tn デューティ比
Claims (5)
- 器具本体と排気管と電圧発生回路と判別回路を備えている燃焼器具であり、
器具本体と排気管の一端に入力側導線が接続されるとともに、器具本体と排気管の他端に出力側導線が配置されており、
電圧発生回路は、パルス幅が変化するパルス電圧を出力側導線に印加し、
判別回路は、入力側導線に生じる電圧を一つの閾値と比較し、その比較結果とその際のパルス幅の組み合わせに基づいて、器具本体と排気管の接続状態を判別することを特徴とする燃焼器具。 - 判別回路は、3種類以上が存在する器具本体と排気管の接続状態のなかから、そのときの接続状態を判別することを特徴とする請求項1に記載の燃焼器具。
- 判別回路が、電圧発生回路がパルス電圧を出力していない期間において入力側導線に生じる電圧を前記閾値と比較することを特徴とする請求項1または2に記載の燃焼器具。
- 判別結果の記憶手段が付加されており、
電圧発生回路は、パルス幅が変化する一連のパルス電圧を所定タイミングで繰り返し出力し、
記憶手段が、前記所定タイミングで繰り返し得られる判別結果を蓄積記憶していくことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の燃焼器具。 - 記憶手段に連続して記憶されている2つの判別結果の間の変化が基準変化パターンを超えているか否かを監視する手段が付加されていることを特徴とする請求項4に記載の燃焼器具。
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