JP2007236127A - 電圧変換回路の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧変換回路の出力電圧が過度に大きな電圧となる異常を高精度に検出することのできる電圧変換回路の制御装置を提供する。
【解決手段】DC−DCコンバータの出力電圧は、監視ラインL3を介して監視される。PWMコンパレータ70は、ノードNaの電圧と基準電圧源68の電圧との差についての誤差増幅器66による出力に基づき、出力電圧を制御するパルスを生成する。異常検出用コンパレータ82は、ノードNcの電圧が基準電圧源84の閾値電圧以上となると、AND回路90に論理「H」の信号を出力する。判定回路88は、PWMコンパレータ70によって論理「H」の信号が出力されるときに論理「H」の信号を出力する。AND回路90が生成する判定回路88の出力と異常検出用コンパレータ82の出力との論理積信号が「H」であるとき、DC−DCコンバータのスイッチング制御が禁止される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、入力電源の電圧を変圧して補機バッテリ等に出力する電圧変換回路に適用され、該電圧変換回路の出力電圧を所望の電圧に制御すべく、前記電圧変換回路のスイッチング素子をオン・オフ作動する制御手段を備える電圧変換回路の制御装置に関する。
直流電圧を所望に変換する電圧変換回路が周知である。一方、電圧変換回路の制御装置は、通常、電圧変換回路の備えるスイッチング素子をオン・オフ作動することで、電圧変換回路の出力電圧を所望に制御する。詳しくは、出力電圧の検出値と所望の電圧との差電圧に応じて、スイッチング素子のスイッチング周期に対するオン時間の比を調節するデューティ(Duty)制御を行う。ただし、例えば出力電圧を検出するための配線が断線する場合、出力電圧の検出値が低いとしてこれを上昇させるようにDuty制御がなされるため、出力電圧が過度に大きな電圧(過電圧)となることがある。そして、出力電圧が過電圧となると、この過電圧が負荷に印加されることで、負荷の劣化を招くことがある。
そこで従来は、例えば下記特許文献1に見られるように、出力電圧の検出値が過電圧であるとき、スイッチング素子のオン・オフ作動を停止させる制御装置も提案されている。これにより、負荷の劣化を好適に抑制することができる。
ところで、近年、ハイブリッド車等において、高電圧の入力電源の電圧を変圧して補機バッテリに充電する電圧変換回路が用いられるようになってきている。電圧変換回路が搭載される車両では、補機バッテリの充電量が車両の始動を行なうための十分な量でなくなったとき等において、外部から補機バッテリに並列に別のバッテリを接続して車両の始動がなされることがある。この際、外部から接続されるバッテリが当該補機バッテリよりも高電圧である場合、電圧変換回路の出力電圧の検出値が過電圧である異常がある旨の誤検出がなされるおそれがある。
特開2002−1063号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電圧変換回路の出力電圧が過度に大きな電圧となる異常を高精度に検出することのできる電圧変換回路の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、前記制御手段により前記出力電圧を上昇させる側の作動がなされていることと、前記出力電圧の検出値が予め定められた閾値以上であることとの論理積条件が成立するとき、前記電圧変換回路の出力電圧の異常を検出する検出手段を備えることを特徴とする。
上記構成では、上記論理積条件が成立するときに出力電圧の異常を検出する。ここで、補機バッテリと並列に外部から別のバッテリが接続されることにより出力電圧の検出値が上記閾値以上となる場合には、上記制御手段によりオン作動がなされること(出力電圧が上昇される側に作動されること)はない。これに対し、電圧変換回路の制御に異常が生じることで実際の出力電圧が過度に大きな電圧となる場合には、オン作動がなされることで、出力電圧を上昇させる側の作動がなされていると考えられる。このため、上記構成によれば、論理積条件の成立に基づき異常を検出することで、上記前者の場合に電圧変換回路の出力電圧が異常であるとの誤検出をすることを回避することができる。したがって、上記構成によれば、電圧変換回路の出力電圧が過度に大きな電圧となる異常を高精度に検出することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記検出手段により前記異常が検出されるときから当該制御装置の起動スイッチが開操作されるときまで前記オン・オフ作動を禁止する禁止手段を更に備えることを特徴とする。
上記構成では、一旦異常が検出された後には、起動スイッチが改めて開操作されるまでオン・オフ作動が禁止される。このため、出力電圧が過度に大きな電圧となる異常時において電圧変換回路から継続的に過度に大きな電圧が出力されることを回避することができ、ひいては、出力電圧が印加される負荷の劣化を招く事態を回避することができる。
ただし、こうした構成にあっては、補機バッテリの充電量が車両の始動を行なうための十分な量でなくなったとき等において、外部から補機バッテリに並列に別のバッテリが接続されて始動がなされるときには、始動後であってもオン・オフ作動が禁止されることとなる。
この点、上記構成では、検出手段を備えることで、こうした事態を回避することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記制御手段は、前記所望の電圧に応じて設定される基準電圧と前記出力電圧の検出値との差電圧を検出する差電圧検出手段と、三角波を生成する三角波生成手段と、前記差電圧検出手段の出力と前記三角波との大小の比較に応じてパルス幅変調されたパルスであって前記スイッチング素子の作動に用いるパルスを生成するパルス幅変調手段とを備え、前記検出手段は、前記パルス幅変調手段の出力に基づき、前記オン作動の有無を判断する判断手段を備えることを特徴とする。
上記構成において、差電圧検出手段が出力電圧を取り込むための配線が断線するなどすると、差電圧検出手段に取り込まれる出力電圧の検出値が低下する。このため、パルス幅変調手段の出力は、電圧変換回路の出力電圧を上昇させる側に変化する。これに対し、補機バッテリに並列に高電圧のバッテリが接続されるときには、差電圧検出手段に取り込まれる出力電圧の検出値は上昇する。このため、パルス幅変調手段の出力は、電圧変換回路の出力電圧を低下させる側に変化する。
この点、上記構成では、上記性質に鑑み、パルス幅変調手段の出力に基づき、出力電圧を上昇させる側の作動であるオン作動の有無を適切に判断することができる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記制御手段は、前記所望の電圧に応じて設定される基準電圧と前記出力電圧の検出値との差電圧を検出する差電圧検出手段と、前記差電圧検出手段の出力に基づき前記スイッチング素子を作動するためのパルスを生成する手段とを備え、前記検出手段は、前記差電圧検出手段の出力に基づき、前記オン作動の有無を判断する判断手段を備えることを特徴とする。
上記構成において、差電圧検出手段が出力電圧を取り込むための配線が断線するなどすると、差電圧検出手段に取り込まれる出力電圧の検出値は、基準電圧よりも低下する。このため、差電圧検出手段の出力は、パルスを生成する手段の出力がスイッチング素子をオン作動させる信号となる出力となる。これに対し、補機バッテリに並列に高電圧のバッテリが接続されるときには、出力電圧の検出値は、基準電圧よりも上昇する。このため、差電圧検出手段の出力は、パルスを生成する手段の出力がスイッチング素子のオン作動がなされない信号となる出力となる。
この点、上記構成では、上記性質に鑑み、差電圧検出手段の出力に基づき、出力電圧を上昇させる側の作動であるオン作動の有無を適切に判断することができる。
請求項5記載の発明は、前記検出手段は、前記出力電圧の検出値と前記閾値との大小を比較する比較手段を更に備え、前記禁止手段は、前記判断手段の出力と前記比較手段の出力との論理積信号を生成する論理積生成手段と、該論理積生成手段の出力が所定の論理値を継続して出力した後、当該制御装置の起動スイッチが開操作されるまで前記所定の論理値を保持する保持手段と、該保持手段によって保持される値に基づき前記オン・オフ作動を禁止する手段とを備えてなることを特徴とする。
上記構成において、論理積生成手段の論理値が、上記論理積条件が成立するときの値であるときにその値が保持手段によって保持される。この保持手段は、起動スイッチが改めて開操作されるまで上記論理値を保持するために、上記論理積条件が成立してから再度起動スイッチが開操作されるまでは、上記オン・オフ作動が禁止されることとなる。このように、上記構成によれば、禁止手段を適切に構成することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電圧変換回路の制御装置をハイブリッド車に搭載されるDC−DCコンバータの制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるDC−DCコンバータ及びその制御装置の全体構成を示す。
図示されるように、DC−DCコンバータ20は、車両において発電される電力を高圧状態で蓄電する高圧バッテリ10の電圧を変圧(降圧)し、低圧の補機バッテリ30に出力するものである。詳しくは、DC−DCコンバータ20は、トランス21の1次側コイル21aと2次側コイル21b,21cとの巻数比に応じて、1次側コイル21aの電圧を2次側コイル21b,21cの電圧に変換する。
DC−DCコンバータ20は、1次側コイル21aと接続される1次側回路として、上記高圧バッテリ10に並列接続される、パワースイッチング素子22,23の直列接続体と、パワースイッチング素子24,25の直列接続体と、コンデンサ26とを備えている。そして、1次側コイル21aは、パワースイッチング素子22,23の接続点と、パワースイッチング素子24,25の接続点との間に接続される。そして、1次側コイル21aに流れる電流は、パワースイッチング素子22〜25のスイッチング周期に対するオン時間の比(Duty)によって制御される。
一方、2次側コイル21b及び2次側コイル21c間には、同期整流用スイッチング素子27,28が直列接続されている。そして、同期整流用スイッチング素子27,28の接続点は接地されており、2次側コイル21b,21cの端子のうち同期整流用スイッチング素子27,28と接続されていない端子は、平滑回路29に接続されている。この平滑回路29は、2次側コイル21b,21cの出力電圧が印加されるインダクタ29aと、コンデンサ29cとを備えて構成されている。
一方、制御装置40は、DC−DCコンバータ20の出力電圧を所望の電圧に制御すべく、パワースイッチング素子22〜25にそれぞれ作動信号DS1〜DS4を出力することで、パワースイッチング素子22〜25を作動する。この際、所定の条件下、同期整流用スイッチング素子27,28に作動信号SS1,SS2を出力することで、同期整流用スイッチング素子27,28を作動して同期整流制御を行なう。
制御装置40は、車両の起動スイッチ(イグニッションスイッチ32)がオンとされることで、制御リレー34が導通状態となると、補機バッテリ30による給電がなされるものである。制御装置40は、補機バッテリ30の電圧を一定の電圧に制御する定電圧回路42を備えており、定電圧回路42の電力が、給電ラインL1を介してコントローラ44に給電される。
コントローラ44は、制御リレー34と定電圧回路42との間に接続される監視ラインL2と接続されており、監視ラインL2を介して制御リレー34の状態を監視する機能を有する。また、コントローラ44は、平滑回路29とDC−DCコンバータ20の出力端子T1との間に接続される監視ラインL3を介して、DC−DCコンバータ20の出力電圧を監視する。そして、この監視される出力電圧に基づき、駆動回路46を介して、上記作動信号DS1〜DS4と、作動信号SS1,SS2とを出力する。また、コントローラ44は、DC−DCコンバータ20の温度を検出する温度センサ50の検出値を取り込む。
図2に、制御装置40のうち、特にコントローラ44内の作動信号DS1〜DS4を生成する回路の構成を示す。
図示されるように、監視ラインL3と接地との間には、抵抗62,64の直列接続体が接続されている。これら抵抗62,64の接続されるノードNaの電圧は、DC−DCコンバータ20の出力電圧の検出値として、誤差増幅器66に取り込まれる。誤差増幅器66は、演算増幅器66aの反転入力端子がノードNaと接続されるとともに、演算増幅器66aの非反転入力端子に基準電圧源68が接続され、且つ演算増幅器66aの出力が抵抗66bを介して演算増幅器66aの反転入力端子に帰還されるものである。
誤差増幅器66の出力は、PWMコンパレータ70の非反転入力端子に印加される。PWMコンパレータ70の反転入力端子には、三角波生成回路72によって生成される三角波形を有する電圧信号が印加される。この三角波生成回路72は、基準クロック生成回路74によって生成される基準クロックに基づき、上記電圧信号を生成する。
上記PWMコンパレータ70の出力する信号は、上記作動信号DS1〜DS4の原型となるものである。PWMコンパレータ70の出力する信号は、基準電圧源68によって印加される基準電圧とノードNaの電圧との差電圧に応じたパルス幅の信号となっている。PWMコンパレータ70の出力する信号は、AND回路76に入力される。AND回路76の出力は、PWMコンパレータ70の出力が論理「H」であって、且つ他の入力端子から取り込まれる信号が論理「H」であるときに、論理「H」となる。
AND回路76の他の入力端子には、上記パワースイッチング素子22〜25の作動の禁止が所望される条件下、論理「L」となる信号が入力される。次に、これについて説明する。
禁止が所望される条件の1つは、DC−DCコンバータ20の出力電圧の検出値(監視ラインL3を介して検出される電圧値)が過度に大きな電圧(過電圧)となることである。こうした状況は、例えば図中×印にて示すように、ノードNaとノードNbとの間の断線によって生じ得る。この部位で断線が生じると、ノードNaと監視ラインL3とが非導通状態となるため、ノードNaの電位は低下する。このため、PWMコンパレータ70では、出力電圧を上昇させるように、パワースイッチング素子22〜25のオン作動時間を伸張させるようなパルスを生成するようになる。そして、これにより出力電圧が過電圧となるおそれがある。
ちなみに、上記断線は、例えば抵抗62と配線との断線として生じ得る。図2において、一点鎖線にて囲った部分は専用の集積回路(IC)として一体的に形成されているのに対し、一点鎖線の外部にある抵抗62,64等は、集積回路に対して外付けされているため、抵抗62と配線との断線は、集積回路内の配線の断線等よりは高い確率で生じ得る。なお、抵抗62,64をICに対して外付けするのは、ノードNaの電圧の調節を簡易に行なうことを可能とするためである。
出力電圧が過電圧となると、DC−DCコンバータ20の出力電圧が印加されるランプ等の負荷52の劣化を招くことが懸念される。このため、こうした状況下にあっては、パワースイッチング素子22〜25のオン・オフ作動(出力電圧を上昇させる側の作動であるオン作動)を禁止することが望まれる。
ただし、出力電圧が過電圧となる状況は、上記断線等、制御装置40内部の異常によって生じるとは限らない。例えば補機バッテリ30が車両の始動をするのに十分な電圧でない場合、図2に示すように、他の車両のバッテリ54がブースターケーブル等によって補機バッテリ30に並列接続されることがある。この際、例えば当該車両が普通自動車であり他の車両が大型車である場合には、補機バッテリ30の正常な電圧(例えば「12V」)よりも、他の車両のバッテリ54の正常な電圧(例えば「24V」)の方が過度に大きな電圧であることがある。そして、この場合も上記同様DC−DCコンバータ20の出力電圧が過電圧となる異常であると誤検出されるおそれがある。
そこで、本実施形態では、DC−DCコンバータ20の出力電圧についての監視ラインL3を介して検出される電圧の検出値が過電圧であることと、パワースイッチング素子22〜24が出力電圧を上昇させる側に作動されていること(パワースイッチング素子22〜25がオン作動されること)との論理積条件が成立するときに、DC−DCコンバータ20の出力電圧が過電圧となる異常を検出する。すなわち、上記他の車両のバッテリ54が補機バッテリ30に並列接続されて当該車両の始動をアシストするとき等には、出力電圧を上昇させるようにパワースイッチング素子22〜25がオン作動されることはないと考えられるため、オン作動がなされていることを条件に含める。具体的には、これは以下の構成として実現される。
すなわち、監視ラインL3のうち、抵抗62の上流のノードNbと接地との間に、抵抗78,80の直列接続体を接続し、これら抵抗78,80によりノードNbの電圧を分圧する。そして、分圧された電圧のうち、特に抵抗80の電圧降下分(ノードNcの電圧)が、異常検出用コンパレータ82の非反転入力端子に出力される。この電圧降下分も、DC−DCコンバータ20の出力電圧の検出値となる。一方、異常検出用コンパレータ82の反転入力端子には、基準電圧源84の閾値電圧が印加される。この閾値電圧は、DC−DCコンバータ20の実際の出力電圧が、上記パワースイッチング素子22〜24のオン・オフ作動を禁止することが所望されるほどに過度に大きな電圧となるか否かを判断するためのものである。
一方、判定回路88は、PWMコンパレータ70の出力に基づき、出力電圧を上昇させる側の作動がなされるか否かを判断するものである。すなわち、上記断線の場合とバッテリ54が接続される場合とでは、PWMコンパレータ70の出力が相違することに鑑み、同PWMコンパレータ70の出力に基づき、出力電圧が上昇する側の作動がなされるか否かを判断する。ここで、断線が生じている場合には、ノードNaの電位が低下するため、PWMコンパレータ70の出力は、DC−DCコンバータ20の出力電圧を増加させる側に変化する。一方、バッテリ54が接続されているときには、ノードNaの電位が上昇するため、PWMコンパレータ70の出力は、DC−DCコンバータ20の出力電圧を低下させる側に変化する。判定回路88では、PWMコンパレータ70の出力が論理「H」を出力する期間が、基準クロックの2パルス以上の期間に渡って継続するときに、論理「H」の信号を出力する。
AND回路90は、上記異常検出用コンパレータ82の出力と判定回路88の出力との論理積信号を生成する回路である。すなわち、AND回路90は、出力電圧の検出値が閾値電圧以上であることと、出力電圧が上昇する側の作動がなされていることとの上記論理積条件の成立を論理「H」の信号として生成するものである。
AND回路90の出力は、フィルタ付ラッチ回路92に取り込まれる。フィルタ付ラッチ回路92は、AND回路90の出力が論理「H」となる状態の継続時間が規定時間となることで、AND回路90が出力する論理「H」の信号を保持するものである。ここで、規定時間は、負荷変動等によりノードNbに生じる過渡的な出力電圧の過電圧状態に対し、AND回路の出力等にノイズが混入することで、上記論理積条件が成立したと誤判断されることを回避するための値に設定されている。フィルタ付ラッチ回路92は、コントローラ44に対する給電がなされている間、その値を保持する。したがって、イグニッションスイッチ32がオフとされることで、コントローラ44への給電が停止されると、ラッチ状態が無効化される。
フィルタ付ラッチ回路92の出力は、NOR回路94に取り込まれ、NOR回路94の出力がAND回路76に取り込まれる。このため、フィルタ付ラッチ回路92の出力が論理「H」であるときには、NOR回路94の出力が論理「L」となるため、AND回路76の出力が論理「L」となり、パワースイッチング素子22〜25のオン・オフ作動が禁止され、パワースイッチング素子22〜25の出力端子及び入力端子間は全て非導通状態となる。
上記NOR回路94には、保護回路96の出力も入力される。この保護回路96は、パワースイッチング素子22〜25の作動の禁止が所望される条件であって且つ上記論理積条件以外の条件が成立するときに、その出力を論理「H」とするものである。この禁止が所望される条件の1つは、温度センサ50によって検出されるDC−DCコンバータ20の温度が過度に高くなるとの条件である。
図3に、ノードNaとノードNbとの間の断線により、DC−DCコンバータ20の出力電圧が過電圧となる異常時のコントローラ44の動作を示す。詳しくは、図3(a)にノードNaの電圧を示し、図3(b)の実線にて誤差増幅器66の出力電圧を、また一点鎖線にて三角波生成回路72の出力する三角波を示す。図3(c)に、PWMコンパレータの出力を示し、図3(d)に、基準クロック生成回路74の生成する基準クロックを示す。図3(e)に、判定回路88の出力を示し、図3(f)に、ノードNcの電圧の推移を示す。図3(g)に、異常検出用コンパレータ82の出力を示し、図3(h)に、AND回路90の出力を示し、図3(i)に、フィルタ付ラッチ回路92の出力を示す。
図示されるように、時刻t1に断線が生じると、ノードNaの電位が低下するため、誤差増幅器66の出力が三角波を上回り、PWMコンパレータ70の出力が常時論理「H」となる。このため、DC−DCコンバータ20の出力電圧が上昇制御されるため、ノードNcの電圧(出力電圧の検出値)が上記基準電圧源84の閾値電圧Vthを時刻t2に上回り、異常検出用コンパレータ82の出力が論理「H」となる。
その後、時刻t3には、判定回路88は、PWMコンパレータ70の出力が論理「H」となる期間が基準クロックのパルスの2個分の期間となることで、出力電圧を上昇させる側の作動がなされているとして、出力を論理「H」に反転させる。これにより、AND回路90の出力も論理「H」となる。そして、AND回路90の出力が論理「H」の状態が上記規定時間(図中、時間Δt)継続すると、フィルタ付ラッチ回路92が、AND回路90の出力をラッチする。これにより、パワースイッチング素子22〜25のオン作動が禁止される。
なお、フィルタ付ラッチ回路92のラッチする値は、イグニッションスイッチ32がオフされる時刻t5に無効化される。
図4に、補機バッテリ30と並列に、先の図2に示した高電圧のバッテリ54が接続される場合を示す。図4において、図4(a)〜図4(i)は、先の図3(a)〜図3(i)と同様のものを示している。
図示されるように、時刻t11に補機バッテリ30に並列に高圧のバッテリ54が接続されると、ノードNcの電圧が基準電圧源84の閾値電圧Vthを上回るため、異常検出用コンパレータ82の出力が、論理「H」に反転する。一方、ノードNaの電圧も高くなるため、PWMコンパレータ70の出力は、DC−DCコンバータ20の出力電圧が上昇しない側の作動に対応するものとなる。換言すれば、パワースイッチング素子22〜25のオン作動がなされないように、PWMコンパレータ70の出力が論理「L」となる。このため、判定回路88の出力は論理「L」のままとなり、AND回路90の出力も論理「L」のままとなる。このため、パワースイッチング素子22〜25のオン作動が禁止されることはない。
このように、本実施形態によれば、判定回路88を備えて、その出力が論理「H」となることを条件にパワースイッチング素子22〜25のオン作動を禁止する構成とすることで、高電圧のバッテリ54が接続された場合には、パワースイッチング素子22〜25のオン作動が禁止されることを回避することができる。これに対し、図5に示すように、判定回路88を備えない構成とする場合、図3、図4に示す状況のいずれにおいても、ノードNcの電圧が上記閾値電圧Vthを上回るため、パワースイッチング素子22〜25のオン作動が禁止されることとなる。しかも、この禁止状態は、一旦イグニッションスイッチ32が開操作されるときまで解除されない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)パワースイッチング素子22〜25のオン作動がなされることと、出力電圧の検出値が予め定められた閾値以上であることとの論理積条件が成立するとき、DC−DCコンバータ20の出力電圧の異常を検出した。これにより、DC−DCコンバータ20の出力電圧が過度に大きな電圧となる異常を高精度に検出することができる。
(2)DC−DCコンバータ20の異常が検出されるときからイグニッションスイッチ32が開操作されるときまで、パワースイッチング素子22〜25のオン・オフ作動を禁止した。これにより、出力電圧が過度に大きな電圧となる異常時においてDC−DCコンバータ20から継続的に過度に大きな電圧が出力されることを回避することができ、ひいては、出力電圧が印加される負荷の劣化を招く事態を回避することができる。
(3)PWMコンパレータ70の出力を用いることで、出力電圧を上昇させる側の作動の有無を適切に判断することができる。
(4)AND回路90の出力の論理値が「H」となる状態が継続されるときに同論理値をラッチして且つ、イグニッションスイッチ32が開操作されることでラッチ状態が無効化されるフィルタ付ラッチ回路92を備えた。これにより、パワースイッチング素子22〜25のオン作動の禁止を適切に行なうことができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態にかかる制御装置40について、特に、コントローラ44の構成を示す。なお、図6においては、先の図2と同様の機能を有する部材には、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、本実施形態では、判定回路88が、誤差増幅器66の出力を取り込み、これに基づき、パワースイッチング素子22〜25のオン作動がなされているか否かを判断する。詳しくは、この判定回路88は、誤差増幅器66の出力が予め定められた判定値TH以上となる期間が、基準クロックの2パルス分継続するときに論理「H」を出力する。
図7に、ノードNaとノードNbとの間の断線により、DC−DCコンバータ20の出力電圧が過電圧となる異常時のコントローラ44の動作を示す。図7において、図7(a)〜図7(i)は、先の図3(a)〜図3(i)と同様のものを示している。
この場合、時刻t21において断線が生じると、ノードNaの電圧が低下するため、誤差増幅器66の出力は上昇する。誤差増幅器66の出力が上昇することで、DC−DCコンバータ20の出力電圧を上昇させる側の作動がなされるため、ノードNcの電圧が上昇する。そして、時刻t22において、ノードNcの電圧が閾値電圧Vthを上回ると、異常検出用コンパレータ82の出力が論理「H」となる。
一方、判定回路88では、誤差増幅器66の出力が判定値TH以上である期間が基準クロックの2パルスの期間に渡って継続する時刻t23に論理「H」を出力する。この判定値THは、上記三角波生成回路72の出力する三角波のピーク値に一致させている。これにより、AND回路90の出力が論理「H」となり、更に規定時間Δt経過後の時刻t24において、フィルタ付ラッチ回路92の出力が論理「H」となる。
図8に、補機バッテリ30と並列に、先の図2に示した高電圧のバッテリ54が接続される場合を示す。図8において、図8(a)〜図8(i)は、先の図3(a)〜図3(i)と同様のものを示している。
この場合、時刻t31に高電圧のバッテリ54が接続されると、誤差増幅器66の出力が低下し、判定値THを上回ることはない。したがって、判定回路88の出力やAND回路90の出力が論理「H」とされることはない。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記(1)、(2)、(4)の効果に加えて更に以下の効果が得られるようになる。
(5)誤差増幅器66の出力に基づき、オン作動の有無を判断する判定回路88を備えることで、パワースイッチング素子22〜25のオン作動の有無を適切に判断することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・第1の実施形態においては、PWMコンパレータ70の出力が論理「H」の状態が基準クロックの2パルスに渡って継続されるときに、出力電圧を上昇させる側のオン作動がなされていると判断したが、この基準クロックのパルス数は適宜変更してよい。また、論理「H」となる時間を計時して、計時される時間が予め定められた値以上となるときとしてもよい。
・第2の実施形態においては、誤差増幅器66の出力が判定値THを上回る状態が基準クロックの2パルスに渡って継続されるときに、オン作動がなされていると判断したが、この基準クロックのパルス数は適宜変更してよい。また、判定値THを上回る時間を計時して、計時される時間が予め定められた値以上となるときとしてもよい。また、判定値THは、必ずしも三角波のピーク値と一致させなくてもよい。
・上記各実施形態では、コントローラ44のうち、PWMコンパレータ70、判定回路88、異常検出用コンパレータ82、AND回路90等を専用の集積回路にて一体的に構成したが、これに限らない。更に、制御装置40としては、専用のハードウェア手段としてのコントローラ44によって上記各実施形態にかかる処理を行なう代わりに、中央処理装置(CPU)によるソフトウェア処理として上記処理を行なうものでもよい。
・車両としては、ハイブリッド車に限らず、例えば電気自動車であってもよい。
第1の実施形態におけるDC−DCコンバータ及びその制御装置の全体構成を示す図。 同実施形態における制御装置内の構成を示す図。 同実施形態における出力電圧の異常時の制御装置の動作を示すタイムチャート。 同実施形態において、外部から高電圧のバッテリが接続されるときの制御装置の動作を示すタイムチャート。 同実施形態の判定回路を備えない場合の制御装置の構成を示す図。 第2の実施形態における制御装置内の構成を示す図。 同実施形態における出力電圧の異常時の制御装置の動作を示すタイムチャート。 同実施形態において、外部から高電圧のバッテリが接続されるときの制御装置の動作を示すタイムチャート。
符号の説明
10…高圧バッテリ、20…DC−DCコンバータ、21…トランス、21a…1次側コイル、21b,21c…2次側コイル、22〜25…パワースイッチング素子、30…補機バッテリ、40…制御装置。

Claims (5)

  1. 入力電源の電圧を変圧して補機バッテリ等に出力する電圧変換回路に適用され、該電圧変換回路の出力電圧を所望の電圧に制御すべく、前記電圧変換回路のスイッチング素子をオン・オフ作動する制御手段を備える電圧変換回路の制御装置において、
    前記制御手段により前記オン作動がなされることと、前記出力電圧の検出値が予め定められた閾値以上であることとの論理積条件が成立するとき、前記電圧変換回路の出力電圧の異常を検出する検出手段を備えることを特徴とする電圧変換回路の制御装置。
  2. 前記検出手段により前記異常が検出されるときから当該制御装置の起動スイッチが開操作されるときまで前記オン・オフ作動を禁止する禁止手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の電圧変換回路の制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記所望の電圧に応じて設定される基準電圧と前記出力電圧の検出値との差電圧を検出する差電圧検出手段と、三角波を生成する三角波生成手段と、前記差電圧検出手段の出力と前記三角波との大小の比較に応じてパルス幅変調されたパルスであって前記スイッチング素子の作動に用いるパルスを生成するパルス幅変調手段とを備え、
    前記検出手段は、前記パルス幅変調手段の出力に基づき、前記オン作動の有無を判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項2記載の電圧変換回路の制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記所望の電圧に応じて設定される基準電圧と前記出力電圧の検出値との差電圧を検出する差電圧検出手段と、前記差電圧検出手段の出力に基づき前記スイッチング素子を作動するためのパルスを生成する手段とを備え、
    前記検出手段は、前記差電圧検出手段の出力に基づき、前記オン作動の有無を判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項2記載の電圧変換回路の制御装置。
  5. 前記検出手段は、前記出力電圧の検出値と前記閾値との大小を比較する比較手段を更に備え、
    前記禁止手段は、前記判断手段の出力と前記比較手段の出力との論理積信号を生成する論理積生成手段と、該論理積生成手段の出力が所定の論理値を継続して出力した後、当該制御装置の起動スイッチが開操作されるまで前記所定の論理値を保持する保持手段と、該保持手段によって保持される値に基づき前記オン・オフ作動を禁止する手段とを備えてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電圧変換回路の制御装置。
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