JP2008271685A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチング素子を半導体集積回路に内蔵するDC−DCコンバータであり、DC−DCコンバータの構成が昇圧型か降圧型かを自動判別し、さらに誤接続を防ぐDC−DCコンバータを有する電源装置を提供する。
【解決手段】直流電圧源VCCと、半導体集積回路1のスイッチング素子SW1,SW2と、コイルL1と、出力コンデンサCoとからDC−DCコンバータを構成する。半導体集積回路1の判別回路部2は、端子V2の電圧レベルに基づいてDC−DCコンバータが昇圧型か降圧型かを判別し、判別信号を生成する。制御回路部4は、フィードバック端子FBの電圧と判別回路部2からの判別信号に基づいて、DC−DCコンバータが昇圧コンバータもしくは降圧コンバータとして動作するように、スイッチング素子SW1,SW2を制御駆動する。この構成により、昇圧型か降圧型かに構成のDC−DCコンバータを自動判別し、適切に制御することができる。
【選択図】図1
【解決手段】直流電圧源VCCと、半導体集積回路1のスイッチング素子SW1,SW2と、コイルL1と、出力コンデンサCoとからDC−DCコンバータを構成する。半導体集積回路1の判別回路部2は、端子V2の電圧レベルに基づいてDC−DCコンバータが昇圧型か降圧型かを判別し、判別信号を生成する。制御回路部4は、フィードバック端子FBの電圧と判別回路部2からの判別信号に基づいて、DC−DCコンバータが昇圧コンバータもしくは降圧コンバータとして動作するように、スイッチング素子SW1,SW2を制御駆動する。この構成により、昇圧型か降圧型かに構成のDC−DCコンバータを自動判別し、適切に制御することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、各種電子機器に安定した直流入力電圧を供給する電源装置であって、特にその入力電圧を昇圧,降圧することによって所定の電圧に変換するスイッチング式のDC−DCコンバータを有する電源装置に関するものである。
電源装置に用いるスイッチング式のDC−DCコンバータには主に降圧型,昇圧型,反転型の3種類があり、いずれも主スイッチング素子と整流器とコイルを有する点で共通している。特に、整流器が主スイッチング素子と相補的にオンオフするスイッチング素子から構成される同期整流回路の場合、直列接続された2つのスイッチング素子の接続点にコイルを接続した構成は、前記の3種類のDC−DCコンバータに共通する。
さて、必要とする電源電圧が同じ電子機器であっても、入力電源がバッテリー1個か2個直列かというように、入力仕様が異なることがある。この場合、DC−DCコンバータを昇圧型で構成するか降圧型で構成するかを、入力仕様ごとに分ける必要がある。そこで前記のようなDC−DCコンバータの構成の類似性を利用して、できるだけ少ない部品の変更もしくは切り換えによって、昇圧型か降圧型かにDC−DCコンバータを切り換える方法が考えられている。
例えば、2つのスイッチング素子を直列接続したスイッチング部とコイルを含む、電圧変換回路部で降圧型,昇圧型,反転型のいずれかのDC−DCコンバータと、スイッチング動作の開始前の各部電圧によって降圧型か昇圧型か反転型を自動判別してDC−DCコンバータを制御する制御回路部を有する電源装置が、特許文献1に開示されている。ここでは昇圧型か降圧型かの判別に限定し、その両者に対応するものとして、特許文献1に記載されているDC−DCコンバータを有する電源装置の回路構成図を図5と図6に示す。
図5と図6において電源装置は、入力端子VINから入力された直流入力電圧を、出力端子VOUTから所望の電圧に変換して出力する電圧変換回路部22と、電圧変換回路部22が昇圧型か降圧型のDC−DCコンバータであるかを判別して電圧変換回路部22を制御する制御信号を出力する制御回路部21を有している。制御回路部21は、半導体集積回路によって構成されており、電源端子VC,接地端子GND,制御端子EXT,電流センス端子CS,フィードバック端子FBを有している。
また、電圧変換回路部22が昇圧型か降圧型かを判別する判別回路部23と制御信号発生回路部24を内蔵している。制御信号発生回路部24は判別回路部23での判別結果に基づいて、電圧変換回路部22から出力される電圧を制御する制御信号を制御端子EXTに出力する。電源端子VCは入力端子VINに接続されており、制御回路部21の電源電圧として直流入力電圧が供給される。
電圧変換回路部22は昇圧型か降圧型かで回路構成が異なる。図5は電圧変換回路部22が昇圧型のDC−DCコンバータで、直流入力電圧が印加されているコイルL1と、このコイルL1に接続されたスイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW2からなるスイッチング部25を有している。スイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW2は制御回路部21からの制御信号に基づいて相補的にオンオフを繰り返すスイッチング動作をする。
制御回路部21の電流センス端子CSは、スイッチング部25のスイッチング素子SW1と一端が接地された抵抗R1との接続点に接続されている。スイッチング素子SW2の他端は出力端子VOUTに接続され、出力コンデンサC1を介して接地される。また、出力端子VOUTは直列接続された抵抗R2および抵抗R3を介して接地されており、抵抗R2と抵抗R3の接続点は制御回路部21のフィードバック端子FBに接続されている。
このような昇圧型の電圧変換回路部22では、電圧変換がされていないスイッチング動作の開始前では、スイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW2が非導通状態であるために、出力端子VOUTから電圧は出力されず、抵抗R2と抵抗R3の接続点は接地電圧付近の電圧レベルになる。したがって、フィードバック端子FBには接地電圧付近の電圧が与えられる。同様に、抵抗R1との接続点の電圧は、接地電圧付近の電圧レベルになり、電流センス端子CSには接地電圧付近の電圧レベルが与えられる。
制御回路部21の判別回路部23には、第1の判定器26と第2の判定器27とラッチ回路28が設けられている。第1の判定器26は電流センス端子CSに入力される抵抗R1の電圧が入力される。ここで、電流センス端子CSの電圧は昇圧型の場合のみ接地電位近辺になり、それ以外の型では直流入力電圧近辺となることから、図5のDC−DCコンバータは、第1の判定器26によって電圧変換回路部22が昇圧型であると判別される。
図6は電圧変換回路部22aが降圧型のDC−DCコンバータで、入力端子VINに抵抗R1を介してスイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW2からなるスイッチング部25が接続されており、抵抗R1とスイッチング素子SW1の接続点が制御回路部21の電流センス端子CSに接続されている。スイッチング部25のスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2の接続点にコイルL1の一端が接続されており、コイルL1の他端が出力端子VOUTに接続されるとともに出力コンデンサC1を介して接地されている。また、出力端子VOUTは直列接続された抵抗R2およびR3を介して接地されており、抵抗R2と抵抗R3の接続点は制御回路部21のフィードバック端子FBに接続されている。
このような降圧型の電圧変換回路部22aでは、電圧変換がされていないスイッチング動作の開始前では、スイッチング素子SW1およびスイッチング素子SW2が非導通状態であるために、出力端子VOUTから電圧は出力されず、抵抗R2と抵抗R3の接続点は接地電圧付近の電圧レベルになる。したがって、フィードバック端子FBには接地電圧付近の電圧が与えられる。これに対して、抵抗R1との接続点の電圧は、スイッチング素子SW1が非導通状態なので、端子に入力される電圧付近のレベルになり、電流センス端子CSには直流入力電圧近辺の電圧レベルが与えられる。
ここで制御回路部21の判別回路部23では、第1の判定器26が降圧型の電流センス端子CSの電圧は直流入力電圧近辺であること、第2の判定器27がフィードバック端子FBの電圧は接地電圧付近となることから、図6のDC−DCコンバータは電圧変換回路部22aが降圧型であると判別される。
なお、説明は省略するが、特許文献1によれば、フィードバック端子FBの電圧が基準電圧であれば、電圧変換回路部が反転型であると判別される。
特開2005−287255号公報
部品点数削減のために、電源装置を構成する半導体集積回路であるスイッチング部と制御回路部は、しばしば同一半導体基板上に形成される。しかし前記従来の構成では、スイッチング部と制御回路部が別部品となっている。これは、電圧変換回路部が、昇圧型,降圧型,反転型のDC−DCコンバータのいずれかに選択され、制御回路部に対して取り外し可能なディスクリート部品になっていることを前提としているためと、反転型を含んだためにスイッチング部の接地電位を制御回路部と共有し難くなっているからである。
本発明では、電圧変換回路部を昇圧型か降圧型いずれかのDC−DCコンバータに限定し、電圧変換回路部のスイッチング部と、変換動作モードを判定する判定回路部を含みスイッチング部を制御する制御回路部を同一半導体基板上に形成できる電源装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した電源装置は、直流入力電圧を供給する直流電圧源と、直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を有する半導体集積回路と、コイルと、平滑手段とを有し、直流入力電圧を昇圧もしくは降圧するDC−DCコンバータを有する電源装置であって、半導体集積回路は、DC−DCコンバータの構成が昇圧型かもしくは降圧型かを判別して判別信号を生成する判別回路部と、判別信号に基づいて第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を制御駆動する制御回路部とを備えた構成によって、昇圧型かもしくは降圧型の構成を取るDC−DCコンバータを判別してスイッチング素子を駆動制御し、誤接続による誤動作を回避することができる。
また、請求項2,3に記載した電源装置は、前記請求項の電源装置における半導体集積回路は、DC−DCコンバータが昇圧型もしくは降圧型かを設定する選択信号を入力する選択端子と、判別回路部からの判別信号と選択信号とが一致か不一致かを判定する判定信号を出力する検出回路部とを有し、制御回路部において、判定信号が不一致を示す場合には動作を停止し、判定信号が一致を示す場合には判別信号に基づいて第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を制御駆動すること、さらに、検出回路部は、選択信号と判別信号を入力する排他的論理和回路と、排他的論理和回路の出力と選択信号を入力して判定信号を出力する論理積回路とを有する構成によって、昇圧型かもしくは降圧型の構成を取るDC−DCコンバータの誤接続による誤動作の危険性を回避でき、判別結果と構成選択結果の一致と不一致を検出することができる。
また、請求項4〜6に記載した電源装置は、前記請求項の電源装置における半導体集積回路は、第1のスイッチング素子の他端が接続される第1の端子と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点が接続される第2の端子と、第2のスイッチング素子の他端が接続される第3の端子とを有し、第2の端子はコイルの一端と接続され、第3の端子は接地され、判別回路部が、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子が駆動されていない停止状態において、第2の端子の電圧が基準電圧より高い場合に昇圧型、第2の端子の電圧が基準電圧より低い場合に降圧型と判別すること、さらに、判別回路部において、第2の端子の電圧と比較する基準電圧が直流入力電圧以下の電圧に設定されること、さらに、判別回路部は、第2の端子の電圧と基準電圧とを比較する比較器と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子が駆動されていない停止状態における比較器の出力を保持するラッチ回路とを有する構成によって、誤接続による誤動作の危険性を回避できる昇圧型あるいは降圧型のDC−DCコンバータを構成できる。
また、請求項7,8に記載した電源装置は、前記請求項の電源装置における半導体集積回路の第1の端子は平滑手段に接続され、第2の端子のコイル他端は直流電圧源に接続され、判別回路部によって昇圧型と判別されること、または、半導体集積回路の第1の端子は直流電圧源に接続され、第2の端子のコイル他端は平滑手段に接続され、判別回路部によって降圧型と判別されるように構成したものである。
本発明によれば、スイッチング素子と制御回路を同一半導体基板上に形成した半導体集積回路とし、DC−DCコンバータの構成が昇圧型か降圧型かを判別して、スイッチング素子の動作を制御することができ、また、半導体集積回路が選択端子を有し、この選択端子に入力される選択信号によって昇圧型か降圧型かを指令されるような場合において、例えば選択端子から降圧型を指令されているにもかかわらずDC−DCコンバータが昇圧型で構成されているといった、誤接続を検知することが可能となり、半導体集積回路での判別結果と前記選択信号の不一致の場合、DC−DCコンバータを停止して、誤接続におる誤動作などを回避することもできるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る電源装置に有する昇圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図1に示すように、半導体集積回路1は判別回路部2,制御回路部4,スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を備え、端子V1および端子V2,フィードバック端子FB,端子10と接地端子12を有する。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2は直列に接続され、その接続端に端子V2を介してコイルL1が接続され、スイッチング素子SW1のもう一端は端子V1を通じて出力端子Voに接続されるとともに平滑手段である出力コンデンサCoを介して接地されている。また、コイルL1のもう一端は直流電圧源VCCに接続されており、直流電圧源VCCからの直流入力電圧は端子10より半導体集積回路1に入力される。
図1は本発明の実施形態1に係る電源装置に有する昇圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図1に示すように、半導体集積回路1は判別回路部2,制御回路部4,スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を備え、端子V1および端子V2,フィードバック端子FB,端子10と接地端子12を有する。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2は直列に接続され、その接続端に端子V2を介してコイルL1が接続され、スイッチング素子SW1のもう一端は端子V1を通じて出力端子Voに接続されるとともに平滑手段である出力コンデンサCoを介して接地されている。また、コイルL1のもう一端は直流電圧源VCCに接続されており、直流電圧源VCCからの直流入力電圧は端子10より半導体集積回路1に入力される。
半導体集積回路1の判別回路部2において、端子10より入力された直流電圧源VCCからの直流入力電圧は、抵抗R1と抵抗R2によって分割されて基準電圧Vrとなる。判別回路部2において、5は比較器であり、基準電圧Vrは比較器5の反転入力に入力され、比較器5の非反転入力には端子V2の電圧が入力される。7はDフリップフロップであり、比較器5の出力はラッチ回路として働くDフリップフロップ7の入力端子Dへ接続され、昇圧型か降圧型かを判別した判別信号がDフリップフロップ7の出力端子Qより出力される。11はタイマー回路であり、判別結果を固定するための信号でDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力される。タイマー回路11の動作は、端子10への入力電圧を印加時の判別前は「H」レベルが出力され、少なくとも昇圧型か降圧型かの判別結果が確定した後からスイッチング動作が開始するまでの所定時間経過後に「L」レベルとなる。このことにより、Dフリップフロップ7は以後クロック端子CKへの入力がなくなって、判別結果が固定される。
制御回路部4は、判別回路部2からの判別信号に基づき、DC−DCコンバータが昇圧コンバータもしくは降圧コンバータとして動作するように、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
以上のように構成された図1のDC−DCコンバータが昇圧型であることを説明する。制御回路部4からの信号により、スイッチング素子SW1が非導通状態で、スイッチング素子SW2が導通状態である期間に、コイルL1の両端には直流電圧源VCCの直流入力電圧が印加され、流れる電流の増加とともにエネルギーが蓄積される。
次に、スイッチング素子SW1が導通状態、スイッチング素子SW2が非導通状態となると、コイルL1に蓄えられたエネルギーは、出力コンデンサCoを充電する電流として放出される。この時、直流電圧源VCCからコイルL1、スイッチング素子SW1を介して電流が流れ、直流電圧源VCCの電圧にコイルL1に発生した逆起電力が加算された電圧が出力電圧となる。このようにして昇圧された出力電圧が出力端子Voより得られる。
コイルL1に蓄えられるエネルギーはスイッチング素子SW2の導通状態が長いほど大きい。このことから出力電圧は、1スイッチング周期に占めるスイッチング素子SW2のオン時間の割合が大きいほど高くなる。また、この出力電圧は、フィードバック端子FBを通じて制御回路部4に入力され、制御回路部4はこの出力電圧を所望値に安定化するようにスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
このような昇圧型のDC−DCコンバータでは、スイッチング動作開始前の端子V2の電圧は、コイルL1を介して直流電圧源VCCからの直流入力電圧とほぼ同じである。判別回路部2において、比較器5に入力される端子V2の電圧は基準電圧Vrより大きく、比較器5の出力は「H」レベルとなる。Dフリップフロップ7の入力端子Dには比較器5からの「H」レベルの信号が入力され、クロック端子CKにはタイマー回路11より「H」レベルが入力されることにより、Dフリップフロップ7の出力は「H」レベルとなる。
タイマー回路11の出力は、そのタイマー機能によりスイッチング動作開始前に「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力されることで出力端子Qの「H」レベルは保持される。これにより判別回路部2は判別結果の「H」レベルを判別信号として制御回路部4に入力する。判別信号の「H」レベルは、DC−DCコンバータを昇圧コンバータとして動作するための信号となり、制御回路部4はDC−DCコンバータを昇圧コンバータとして動作させるようにスイッチング素子SW1,スイッチング素子SW2を制御駆動する。
以上のように本実施形態1のDC−DCコンバータによれば、動作モードを自動的に昇圧型と判別することができる。
(実施形態2)
図2は本発明の実施形態2に係る電源装置に有する降圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図2において、図1に示した実施形態1に係るDC−DCコンバータと同じ構成のものには同じ番号を付与し、その説明を省略する。本実施形態2のDC−DCコンバータが、図1の実施形態1のDC−DCコンバータの構成と異なるのは、直流電圧源VCCと出力コンデンサCoの接続場所である。直流電圧源VCCは端子V1に接続され、出力コンデンサCoはコイルL1の一端に接続される。出力コンデンサCoとコイルL1の接続点は出力端子Voに接続され、この出力端子Voからの出力電圧がフィードバック端子FBに入力される。
図2は本発明の実施形態2に係る電源装置に有する降圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図2において、図1に示した実施形態1に係るDC−DCコンバータと同じ構成のものには同じ番号を付与し、その説明を省略する。本実施形態2のDC−DCコンバータが、図1の実施形態1のDC−DCコンバータの構成と異なるのは、直流電圧源VCCと出力コンデンサCoの接続場所である。直流電圧源VCCは端子V1に接続され、出力コンデンサCoはコイルL1の一端に接続される。出力コンデンサCoとコイルL1の接続点は出力端子Voに接続され、この出力端子Voからの出力電圧がフィードバック端子FBに入力される。
以上のように構成された図2のDC−DCコンバータが降圧型であることを説明する。この構成では、制御回路部4からの信号により、スイッチング素子SW1が導通状態、スイッチング素子SW2が非導通状態の期間でコイルL1には入力電圧と出力電圧の差電圧が印加され、流れる電流の増加とともにエネルギーが蓄積される。
次に、スイッチング素子SW1が非導通状態、スイッチング素子SW2が導通状態となり、コイルL1に蓄えられたエネルギーが出力コンデンサCoを充電する電流として放出される。この動作の繰り返しにより出力電圧は、スイッチング素子SW1のスイッチング周期に占めるオン時間の割合を入力電圧に乗じた値となる。このようにして降圧された出力電圧が得られる。この出力電圧は、フィードバック端子FBを通じて制御回路部4に入力され、制御回路部4はこの出力電圧を所望値に安定化するようにスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
このような降圧型のDC−DCコンバータでは、スイッチング動作開始前の端子V2の電圧は、コイルL1を介して出力端子Voとほぼ同じであり、動作前であるので出力電圧は接地電位付近にある。判別回路部2において、比較器5に入力される端子V2の電圧は基準電圧Vrより小さく、比較器5の出力は「L」レベルとなる。Dフリップフロップ7の入力には、比較器5から出力の「L」レベルが入力され、クロック端子CKにはタイマー回路11より「H」レベルが入力されることにより、Dフリップフロップ7の出力は「L」レベルとなる。
タイマー回路11の出力はそのタイマー機能によりスイッチング動作開始前に「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力されることで出力Qの「L」レベルは保持される。これにより判別回路部2は判別結果の「L」レベルを判別信号として制御回路部4に入力する。判別信号の「L」レベルは、DC−DCコンバータを降圧コンバータとして動作するための信号となり、制御回路部4はDC−DCコンバータを降圧コンバータとして動作させるようにスイッチング素子SW1,スイッチング素子SW2を制御駆動する。
以上のように本実施形態2のDC−DCコンバータによれば、動作モードを自動的に降圧型と判別することができる。
(実施形態3)
図3は本発明の実施形態3に係る電源装置に有する昇圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図3に示すように、半導体集積回路1aは判別回路部2,検出回路部3,制御回路部4a,スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を備え、端子V1および端子V2,選択端子UDSEL,フィードバック端子FB,端子10と接地端子12を有する。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2は直列に接続され、その接続端に端子V2を介してコイルL1が接続され、スイッチング素子SW1のもう一端は端子V1を通じて出力端子Voに接続されるとともに平滑手段である出力コンデンサCoを介して接地されている。また、コイルL1のもう一端は直流電圧源VCCに接続されており、直流電圧源VCCからの直流入力電圧は端子10より半導体集積回路1aに入力される。
図3は本発明の実施形態3に係る電源装置に有する昇圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図3に示すように、半導体集積回路1aは判別回路部2,検出回路部3,制御回路部4a,スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を備え、端子V1および端子V2,選択端子UDSEL,フィードバック端子FB,端子10と接地端子12を有する。スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2は直列に接続され、その接続端に端子V2を介してコイルL1が接続され、スイッチング素子SW1のもう一端は端子V1を通じて出力端子Voに接続されるとともに平滑手段である出力コンデンサCoを介して接地されている。また、コイルL1のもう一端は直流電圧源VCCに接続されており、直流電圧源VCCからの直流入力電圧は端子10より半導体集積回路1aに入力される。
半導体集積回路1aの判別回路部2において、端子10より入力された直流電圧源VCCからの直流入力電圧は、抵抗R1と抵抗R2によって分割されて基準電圧Vrとなる。判別回路部2において、5は比較器であり、基準電圧Vrは比較器5の反転入力に入力され、比較器5の非反転入力には端子V2の電圧が入力される。7はDフリップフロップであり、比較器5の出力はDフリップフロップ7の入力端子Dへ接続され、昇圧型か降圧型かを判別した結果がDフリップフロップ7の出力端子Qより出力される。11はタイマー回路であり、判別結果を固定するための信号でDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力される。タイマー回路11の動作は、端子10への入力電圧を印加時の判別前は「H」レベルが出力され、少なくとも昇圧型か降圧型かの判別結果が確定した後からスイッチング動作が開始するまでの所定時間経過後に「L」レベルとなる。このことにより、Dフリップフロップ7は以後クロック端子CKへの入力が無くなって、判別結果が固定される。
半導体集積回路1aの検出回路部3において、「H」レベルか「L」レベルに固定された判別回路部2のDフリップフロップ7の出力は、EX−NOR回路(排他的論理和回路)8に入力される。半導体集積回路1aの選択端子UDSELは、DC−DCコンバータの動作モードが昇圧型か降圧型かを選択する信号を入力する端子で、昇圧型の場合は「H」レベル、降圧型の場合は「L」レベルがEX−NOR回路8に入力される。すなわち、判別回路部2での判定結果出力と選択端子UDSELからの選択信号が一致していれば、EX−NOR回路8は「H」レベルを出力し、判定結果と選択信号が不一致ならば「L」レベルを出力する。
不一致の「L」レベル信号が制御回路部4aに入力されると、制御回路部4aはスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を停止状態とする。一致している場合の「H」レベル信号は制御回路部4aとAND回路(論理積回路)9に入力される。一致している場合の「H」レベル信号は制御回路部4aを動作可能状態にし、AND回路9の出力は昇圧型では「H」レベル、降圧型では「L」レベルを出力する。AND回路9の出力に基づき、制御回路部4aはDC−DCコンバータが昇圧コンバータもしくは降圧コンバータとして動作するように、スイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
以上のように構成された図3のDC−DCコンバータが昇圧型であることを説明する。制御回路部4aからの信号により、スイッチング素子SW1が非導通状態で、スイッチング素子SW2が導通状態である期間に、コイルL1の両端には直流電圧源VCCの入力電圧が印加され、流れる電流の増加とともにエネルギーが蓄積される。
次に、スイッチング素子SW1が導通状態、スイッチング素子SW2が非導通状態となると、コイルL1に蓄えられたエネルギーは、出力コンデンサCoを充電する電流として放出される。この時、直流電圧源VCCからコイルL1、スイッチング素子SW1を介して電流が流れ、直流電圧源VCCの電圧にコイルL1に発生した逆起電力が加算された電圧が出力電圧となる。このようにして昇圧された出力電圧が出力端子Voより得られる。この出力電圧は、フィードバック端子FBを通じて制御回路部4aに入力され、制御回路部4aはこの出力電圧を所望値に安定化するようにスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
このような昇圧型のDC−DCコンバータでは、スイッチング動作開始前の端子V2の電圧は、コイルL1を介して直流電圧源VCCからの直流入力電圧とほぼ同じである。判別回路部2において、比較器5に入力される端子V2の電圧は基準電圧Vrより大きく、比較器5の出力は「H」レベルとなる。Dフリップフロップ7の入力端子Dには比較器5からの「H」レベルの信号が入力され、クロック端子CKにはタイマー回路11より「H」レベルが入力されることにより、Dフリップフロップ7の出力は「H」レベルとなる。
タイマー回路11の出力は、そのタイマー機能によりスイッチング動作開始前に「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力されることで出力端子Qの「H」レベルは保持される。これにより判別回路部2は判別結果の「H」レベルを検出回路部3に入力する。
検出回路部3のEX−NOR回路8の2つの入力には、片方は判別回路部2から「H」レベルが入力され、もう片方には入力端子UDSELから昇圧型の動作モードを選択する「H」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は一致しており、EX−NOR回路8は「H」レベルを出力する。EX−NOR回路8出力の「H」レベルと、選択端子UDSELの「H」レベルがAND回路9に入力され、AND回路9は「H」レベルを出力する。AND回路9の「H」レベルは、DC−DCコンバータを昇圧コンバータとして動作するための信号となり、また、EX−NOR回路8出力の「H」レベルがDC−DCコンバータを動作可能状態とすることから、制御回路部4aはDC−DCコンバータを昇圧コンバータとして動作させるようにスイッチング素子SW1,スイッチング素子SW2を制御駆動する。
次に、本実施形態3のように昇圧型に構成されたDC−DCコンバータが、本来降圧型に構成されて高い電圧の入力電源が接続されるような入力仕様に、誤使用されるような場合の動作を説明する。この場合、選択端子UDSELには降圧型を選択するように「L」レベルの信号が入力される。このため、EX−NOR回路8の入力には、判別回路部2からの「H」レベルの信号と選択端子UDSELからの「L」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は不一致であるので、EX−NOR回路8は「L」レベルを出力する。この「L」レベル信号は制御回路部4aを停止させる信号となり、スイッチング動作は開始されない。もし、降圧型のDC−DCコンバータのつもりで、高い入力電圧を昇圧型のDC−DCコンバータに入力し、昇圧型のDC−DCコンバータが動作し始めると、異常に高い出力電圧が発生して負荷回路にダメージを与える危険性があるが、本実施形態3ではスイッチング動作が開始されないのでその危険性はない。
また、DC−DCコンバータが降圧型に誤接続されている場合、判別回路部2の判定結果が「L」レベルとなる(実施形態4で後述)。この時、EX−NOR回路8の入力には、片方は判別回路部2から「L」レベルが入力され、もう片方には選択端子UDSELから昇圧型の動作モードを選択する「H」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は不一致であるので、EX−NOR回路8は「L」レベルを出力する。この「L」レベル信号は制御回路部4aを停止させる信号となり、スイッチング動作は開始されない。もし、昇圧型のDC−DCコンバータのつもりで、低い入力電圧を降圧型のDC−DCコンバータに入力し、降圧型のDC−DCコンバータが動作し始めると、異常に低い出力電圧が発生して負荷回路の誤動作を誘引する危険性があるが、本実施形態3ではスイッチング動作が開始されないのでその危険性はない。
以上のように本発明のDC−DCコンバータによれば、動作モードを自動的に昇圧型と判別し、降圧型のDC−DCコンバータが誤接続されていてもスイッチング動作を停止させることが可能であり異常電圧の発生を防止することができる。
(実施形態4)
図4は本発明の実施形態4に係る電源装置に有する降圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図4において、図3に示した実施形態3に係るDC−DCコンバータと同じ構成のものには同じ番号を付与し、その説明を省略する。本実施形態4のDC−DCコンバータが図3の実施形態3のDC−DCコンバータの構成と異なるのは、直流電圧源VCCと出力コンデンサCoの接続場所である。直流電圧源VCCは端子V1に接続され、出力コンデンサCoはコイルL1の一端に接続される。出力コンデンサCoとコイルL1の接続点は出力端子Voに接続され、この出力端子Voからの出力電圧がフィードバック端子FBに入力される。
図4は本発明の実施形態4に係る電源装置に有する降圧型のDC−DCコンバータを示す回路構成図である。図4において、図3に示した実施形態3に係るDC−DCコンバータと同じ構成のものには同じ番号を付与し、その説明を省略する。本実施形態4のDC−DCコンバータが図3の実施形態3のDC−DCコンバータの構成と異なるのは、直流電圧源VCCと出力コンデンサCoの接続場所である。直流電圧源VCCは端子V1に接続され、出力コンデンサCoはコイルL1の一端に接続される。出力コンデンサCoとコイルL1の接続点は出力端子Voに接続され、この出力端子Voからの出力電圧がフィードバック端子FBに入力される。
以上のように構成された図4のDC−DCコンバータが降圧型であることを説明する。この構成では、制御回路部4aからの信号により、スイッチング素子SW1が導通状態、スイッチング素子SW2が非導通状態の期間でコイルL1には入力電圧と出力電圧の差電圧が印加され、流れる電流の増加とともにエネルギーが蓄積される。
次に、スイッチング素子SW1が非導通状態、スイッチング素子SW2が導通状態となり、コイルL1に蓄えられたエネルギーが出力コンデンサCoを充電する電流として放出される。この動作の繰り返しにより出力電圧は、スイッチング素子SW1のスイッチング周期に占めるオン時間の割合を入力電圧に乗じた値となる。このようにして降圧された出力電圧が得られる。この出力電圧は、フィードバック端子FBを通じて制御回路部4aに入力され、制御回路部4aはこの出力電圧を所望値に安定化するようにスイッチング素子SW1とスイッチング素子SW2を制御駆動する。
このような降圧型のDC−DCコンバータでは、スイッチング動作開始前の端子V2の電圧は、コイルL1を介して出力端子Voとほぼ同じであり、動作前であるので出力電圧は接地電位付近にある。判別回路部2において、比較器5に入力される端子V2の電圧は基準電圧Vrより小さく、比較器5の出力は「L」レベルとなる。Dフリップフロップ7の入力には、比較器5から出力の「L」レベルが入力され、クロック端子CKにはタイマー回路11より「H」レベルが入力されることにより、Dフリップフロップ7の出力は「L」レベルとなる。
タイマー回路11の出力はそのタイマー機能によりスイッチング動作開始前に「H」レベルから「L」レベルに変化し、これがDフリップフロップ7のクロック端子CKに入力されることで出力Qの「L」レベルは保持される。これにより判別回路部2は判別結果の「L」レベルを検出回路部3に入力する。
検出回路部3のEX−NOR回路8の2つの入力には、片方は判別回路部2から「L」レベルが入力され、もう片方には選択端子UDSELから降圧型の動作モードを選択する「L」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は一致しており、EX−NOR回路8は「H」レベルを出力する。EX−NOR回路8出力の「H」レベルと、選択端子UDSELの「L」レベルがAND回路9に入力され、AND回路9は「L」レベルを出力する。
AND回路9の「L」レベルは、DC−DCコンバータを降圧コンバータとして動作するための信号となり、また、EX−NOR回路8から出力の「H」レベルがDC−DCコンバータを動作可能状態とすることから、制御回路部4aはDC−DCコンバータを降圧コンバータとして動作させるようにスイッチング素子SW1,スイッチング素子SW2を制御駆動する。
次に、本実施形態4のように降圧型に構成されたDC−DCコンバータが、本来昇圧型に構成されて低い電圧の入力電源が接続されるような入力仕様に、誤使用されるような場合の動作を説明する。この場合、選択端子UDSELには昇圧型を選択するように「H」レベルの信号が入力される。このため、EX−NOR回路8の入力には、判別回路部2からの「L」レベルの信号と選択端子UDSELからの「H」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は不一致であるので、EX−NOR回路8は「L」レベルを出力する。この「L」レベル信号は制御回路部4aを停止させる信号となり、スイッチング動作は開始されない。もし、昇圧型のDC−DCコンバータのつもりで、低い入力電圧を降圧型のDC−DCコンバータに入力し、降圧型のDC−DCコンバータが動作し始めると、異常に低い出力電圧が発生して負荷回路が誤動作する危険性があるが、本実施形態4ではスイッチング動作が開始されないのでその危険性はない。
また、DC−DCコンバータが昇圧型に誤接続されている場合、判別回路部2の判定結果が「H」レベルとなる。この時、EX−NOR回路8の入力には、片方は判別回路部2から「H」レベルが入力され、もう片方には選択端子UDSELから降圧型の動作モードを選択する「L」レベルの信号が入力される。すなわち、2つの信号は不一致であるので、EX−NOR回路8は「L」レベルを出力する。この「L」レベル信号は制御回路部4aを停止させる信号となり、スイッチング動作は開始されない。もし、降圧型のDC−DCコンバータのつもりで、高い入力電圧を昇圧型のDC−DCコンバータに入力し、昇圧型のDC−DCコンバータが動作し始めると、異常に高い出力電圧が発生して負荷回路にダメージを与える危険性があるが、本実施形態4ではスイッチング動作が開始されないのでその危険性はない。
以上のように本発明のDC−DCコンバータを有する電源装置によれば、動作モードを自動的に降圧型と判別し、昇圧型のDC−DCコンバータが誤接続されていてもスイッチング動作を停止させることが可能であり異常電圧の発生を防止することができる。
本発明に係る電源装置は、DC−DCコンバータの動作モードが昇圧型もしくは降圧型かを自動的に判別するのに有用であり、直流電圧源としてリチウムイオン電池や単三電池を使用するデジタルカメラ等の電子機器の電源装置として利用することができる。
1,1a 半導体集積回路
2,23 判別回路部
3 検出回路部
4,4a 制御回路部
5 比較器
7 Dフリップフロップ
8 EX−NOR回路
9 AND回路
10 端子
12 接地端子
21 制御回路部
22,22a 電圧変換回路部
24 制御信号発生回路部
25 スイッチング部
26 第1の判定器
27 第2の判定器
28 ラッチ回路
2,23 判別回路部
3 検出回路部
4,4a 制御回路部
5 比較器
7 Dフリップフロップ
8 EX−NOR回路
9 AND回路
10 端子
12 接地端子
21 制御回路部
22,22a 電圧変換回路部
24 制御信号発生回路部
25 スイッチング部
26 第1の判定器
27 第2の判定器
28 ラッチ回路
Claims (8)
- 直流入力電圧を供給する直流電圧源と、直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を有する半導体集積回路と、コイルと、平滑手段とを有し、前記直流入力電圧を昇圧もしくは降圧するDC−DCコンバータを有する電源装置であって、
前記半導体集積回路は、前記DC−DCコンバータの構成が昇圧型かもしくは降圧型かを判別して判別信号を生成する判別回路部と、前記判別信号に基づいて前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を制御駆動する制御回路部とを備えたことを特徴とする電源装置。 - 前記半導体集積回路は、DC−DCコンバータが昇圧型もしくは降圧型かを設定する選択信号を入力する選択端子と、判別回路部からの判別信号と前記選択信号とが一致か不一致かを判定する判定信号を出力する検出回路部とを有し、
制御回路部において、前記判定信号が不一致を示す場合には動作を停止し、前記判定信号が一致を示す場合には前記判別信号に基づいて第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子を制御駆動することを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 前記検出回路部は、選択信号と判別信号を入力する排他的論理和回路と、前記排他的論理和回路の出力と前記選択信号を入力して判定信号を出力する論理積回路とを有することを特徴とする請求項2記載の電源装置。
- 前記半導体集積回路は、第1のスイッチング素子の他端が接続される第1の端子と、前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子の接続点が接続される第2の端子と、前記第2のスイッチング素子の他端が接続される第3の端子とを有し、
前記第2の端子はコイルの一端と接続され、前記第3の端子は接地され、判別回路部が、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子が駆動されていない停止状態において、前記第2の端子の電圧が基準電圧より高い場合に昇圧型、前記第2の端子の電圧が基準電圧より低い場合に降圧型と判別することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記判別回路部において、第2の端子の電圧と比較する基準電圧が直流入力電圧以下の電圧に設定されることを特徴とする請求項4記載の電源装置。
- 前記判別回路部は、第2の端子の電圧と基準電圧とを比較する比較器と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子が駆動されていない停止状態における前記比較器の出力を保持するラッチ回路とを有することを特徴とする請求項4または5記載の電源装置。
- 前記半導体集積回路の第1の端子は平滑手段に接続され、第2の端子のコイル他端は直流電圧源に接続され、判別回路部によって昇圧型と判別されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記半導体集積回路の第1の端子は直流電圧源に接続され、第2の端子のコイル他端は平滑手段に接続され、判別回路部によって降圧型と判別されることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の電源装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007110136A JP2008271685A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 電源装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010166767A (ja) * | 2009-01-19 | 2010-07-29 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2011103744A (ja) * | 2009-11-11 | 2011-05-26 | Ricoh Co Ltd | スイッチング電源回路 |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110136A patent/JP2008271685A/ja not_active Withdrawn
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