JP5375459B2 - 搬送車走行システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の有線式搬送車が走行する搬送車走行システムに関する。
従来から、工場内で物品を搬送するための搬送車(例えばAGV:Automatic Guided Vehicle)が知られている。搬送車は鉛蓄電池等のバッテリーを搭載しており、このバッテリーの起電力によりモータを駆動して、予め定められた走行ルートに沿って無人で自動走行する(特許文献1参照)。
搬送車は走行するとバッテリーの蓄電量が減るので、適宜充電する必要がある。充電方法としては、自動充電方式またはバッテリー交換方式が一般的に採用されている。自動充電方式は、図11に示すごとく、搬送車91を自動充電装置92に自動的に接続し、バッテリーを搬送車91に搭載した状態で充電する方法である。また、バッテリー交換方式は、搬送車が走行している時間中に別のバッテリーを充電しておき、搬送車のバッテリーの蓄電量が減った後で充電済みのものと交換する方式である。
特開平11−341609号公報
しかしながら、自動充電方式を採用すると、充電時間中に搬送車を停止させなくてはならず、搬送車を使用できなくなるという問題が生じる。バッテリーは充電に長時間を要するため、長い間、搬送車を走行できなくなる。そのため、充電時間中に稼動させる搬送車が別途必要になり、コストアップになるという問題がある。
また、バッテリー交換方式を採用すると、バッテリーの交換に手間がかかり、作業者の負担が増えるという問題がある。
一方、パンタグラフを用いて有線式の搬送車を実現することも可能であるが、例えば図11に示すごとく、複数台の搬送車91を周回させて連続的に仕事をさせる場合には、機構が複雑になり、コストアップになりやすいという問題がある。
パンタグラフを用いた方法以外の方法として、例えば電力供給ケーブルを天井から垂下させ、搬送車に接続して、この電力供給ケーブルから供給する電力によって搬送車を駆動する方法も考えられる。この方法はパンタグラフを用いた方法と比較して安価に実現できるが、複数台の有線式搬送車を周回させる場合には、電力供給ケーブル同士が絡まったり、電力供給ケーブルを保持する部材に他の搬送車の電力供給ケーブルが引っかかったりする。そのため、複数台の有線式搬送車を走行させることができ、電力供給ケーブルが他の部材に干渉しにくい搬送車走行システムが望まれている。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、複数台の有線式搬送車を走行させることができ、電力供給ケーブルが他の部材に干渉しにくい搬送車走行システムを提供しようとするものである。
本発明は、可撓性を有する電力供給ケーブルから供給される電力により走行する第1搬送車と第2搬送車との、少なくとも2台の搬送車を有する搬送車走行システムであって、
上記第1搬送車および上記第2搬送車は、予め定められた環状の第1走行軌道および第2走行軌道を各々走行し、
該搬送車の走行面から所定の高さ位置において、上記電力供給ケーブルを複数の部位において移動可能に保持するレールが、各々の上記搬送車に対応して個別に設けられ、
個々の上記搬送車には、上記レールから伸びる上記電力供給ケーブルを固定するガイドポールが立設しており、
上記レールのうち、上記第1搬送車の上記電力供給ケーブルを保持する第1レールは、上記第2搬送車の上記電力供給ケーブルを保持する第2レールよりも低い位置に設けられ、
上記走行面に立設する支柱によって上記第1レールの両端が支持されており、上記第1走行軌道の外側に該支柱が設けられ、
上記第2搬送車の本体、上記第2搬送車に立設された上記ガイドポール、及び上記第2レールと上記第2搬送車に立設された上記ガイドポールとの間の上記電力供給ケーブルが、上記第2搬送車の走行に伴って描く軌跡の内側に、上記第1レール及び上記支柱が設けられていることを特徴とする搬送車走行システムにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
本発明では、第2搬送車の本体、ガイドポール、及び第2レールとガイドポールとの間の電力供給ケーブルが、第2搬送車の走行に伴って描く軌跡の内側に、第1レール及び支柱が設けられている。
このようにすると、第2搬送車が走行した場合に、第2搬送車の本体も、ガイドポールも、第2レールとガイドポールとの間の電力供給ケーブルも、第1レールや支柱に引っかからなくなる。これにより、第2搬送車をスムーズに走行させることができる。
また、本発明では第1走行軌道の外側に支柱を設けた。
そのため、第1搬送車の電力供給ケーブルが支柱に干渉しにくい。すなわち、仮に、第1走行軌道の内側に支柱を設けたとすると、第1搬送車が走行した場合に第1搬送車の電力供給ケーブルが支柱に干渉してしまう。しかし、支柱を第1走行軌道の外側に設ければ、このような問題を回避できる。
以上のごとく、本発明によれば、複数台の有線式搬送車を走行させることができ、電力供給ケーブルが他の部材に干渉しにくい搬送車走行システムを提供することができる。
実施例1における、搬送車走行システムの全体斜視図。 実施例1における、第1搬送車および第2搬送車が走行する様子を表した平面図。 実施例1における、第1搬送車および第2搬送車が走行する様子を表した部分斜視図。 実施例1における、第2搬送車の移動に伴ってガイドポール等が描く面を記した斜視図であって、第1搬送車、第1走行軌道、第2走行軌道を省略して描いた図。 実施例1における、電力供給ケーブルとガイドポールの部分拡大図。 実施例1における、(A)第2走行軌道の内側に第1走行軌道が全て存在する例(B)第2走行軌道と第1走行軌道とが部分的に重なっている例(C)第1走行軌道の一部が第2走行軌道の外側に存在する例(D)第1走行軌道の一部が第2走行軌道の外側に存在し、第1レールが第2レールの真下に存在しない例。 実施例1における、搬送車を3台有する例。 実施例2における、(A)〜(D)第1搬送車および第2搬送車が走行する様子を表した平面図。 (A)〜(C)図8に続く図。 仮に、第2搬送車の走行に伴う、第2搬送車の本体やガイドポール等が描く軌跡の外側に、支柱を設けた場合の斜視図。 従来例における、搬送車走行システムの平面図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記第1走行軌道と上記第2走行軌道とは部分的に重なっており、上記第1搬送車と上記第2搬送車とは、互いに同一方向に周回移動するよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
このようにすると、第1走行軌道と第2走行軌道とが部分的に重なっているため、狭い場所でも第1搬送車および第2搬送車を走行させることが可能となる。また、第1搬送車と第2搬送車は同一方向に周回移動するため、軌道が重なっている部分において第1搬送車と第2搬送車とが衝突するような不具合を防止できる。
また、走行軌道が重なっている部分に隣接して工程を配置すれば、一つの工程に複数の搬送車が部品を供給することが可能となる。
また、上記ガイドポールには、電気的導通を維持しつつ回転可能なロータリコネクタが設けられており、上記搬送車側の上記電力供給ケーブルと、上記レール側の上記電力供給ケーブルとが、上記ロータリコネクタを介して接続されていることが好ましい(請求項3)。
仮にロータリコネクタを設けなかったとすると、搬送車が同一方向に周回し続けた場合に、電力供給ケーブルが捩れてしまう問題が生じる。しかし、上記ロータリコネクタを用いると、搬送車が同一方向に周回し続けたとしても、電力供給ケーブルが捩れなくてすむ。
また、上記第1走行軌道上に、上記第1搬送車が走行方向を反転する第1反転位置が2箇所設けられ、上記第2走行軌道上に、上記第2搬送車が走行方向を反転する第2反転位置が2箇所設けられていることが好ましい(請求項4)。
このようにすると、電力供給ケーブルが捩れにくくなる。すなわち、搬送車が同一方向を向いて周回し続けると、ロータリコネクタを設ける等の工夫をしなければ電力供給ケーブルが捩れてしまうが、上述のように、搬送車が途中で走行方向を反転して進むことにより、ロータリコネクタを設けなくても電力供給ケーブルが捩れることを防止できる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる搬送車走行システムにつき、図1〜図7を用いて説明する。
図1〜図3に示すごとく、本例の搬送車走行システム1は、可撓性を有する電力供給ケーブル3から供給される電力により走行する第1搬送車2aと第2搬送車2bとの、少なくとも2台の搬送車2を有する。
図1に示すごとく、第1搬送車2aおよび第2搬送車2bは、予め定められた環状の第1走行軌道4aおよび第2走行軌道4bを各々走行する。
搬送車2a,2bの走行面から所定の高さ位置において、電力供給ケーブル3を複数の部位において移動可能に保持するレール5a,5bが、各々の搬送車2a,2bに対応して個別に設けられている。
図1に示すごとく、個々の搬送車2a,2bには、レール5a,5bから伸びる電力供給ケーブル3を固定するガイドポール7が立設している。
レール5のうち、第1搬送車2aの電力供給ケーブル3を保持する第1レール5aは、第2搬送車2bの電力供給ケーブル3を保持する第2レール5bよりも低い位置に設けられている。
また、上記走行面に立設する支柱6によって第1レール5aの両端が支持されており、第1走行軌道4aの外側に支柱6が設けられている。
そして、図4に示すごとく、第2搬送車2bの本体20、ガイドポール7b、及び第2レール5bとガイドポール7bとの間の電力供給ケーブル3が、第2搬送車2bの走行に伴って描く軌跡の内側に、第1レール5a及び支柱6が設けられている。
厳密に言えば、第2搬送車2bの本体20及びガイドポール7bの内周側の面と、第2レール5bとガイドポール7bとの間の電力供給ケーブル3の下面とが、第2搬送車2bの走行に伴って描く面Sの内側に、第1レール5a及び支柱6が設けられている。
以下、詳説する。
本例の搬送車2は予め定められた走行軌道4を自動的に周回するもので、AGV(Automatic Guided Vehicle)とも称される。本例では、走行軌道4に隣接した工程へ搬送車2a,2bが部品を供給する。
図1に示すごとく、第1レール5aは第2レール5bの真下に設けられている。また、本例では第1レール5aの両端を支柱6によって支持しており、第2レール5bの両端を天井に固定している。
一方、第1走行軌道4a,第2走行軌道4bは、地面に敷設した磁気テープによって形成されている。搬送車2a,2bは、この磁気テープの磁気を読み取りながらテープに沿って自動的に走行する。
図5に、レール5およびガイドポール7の部分拡大図を示す。同図に示すごとく、レール5に沿って移動する保持部材50が複数個設けられており、この保持部材50によってカール状の電力供給ケーブル3を保持している。搬送車2が移動すると、保持部材50がレール上を移動し、電力供給ケーブル3が搬送車2に追従する。
また、図5に示すごとく、ガイドポール7には、電気的導通を維持しつつ回転可能なロータリコネクタ70が設けられており、搬送車2側の電力供給ケーブル31と、レール5側の電力供給ケーブル30とが、ロータリコネクタ70を介して接続されている。
一方、本例では図2に示すごとく、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bとは部分的に重なっており、第1搬送車2aと第2搬送車2bとは、互いに同一方向に周回移動するよう構成されている。
第1走行軌道4aと第2走行軌道4bはそれぞれ2つの直線部分41,42を有する細長形状をしている。そして、この直線部分41,42において第1走行軌道4aと第2走行軌道とが重なっている。また、第1走行軌道4aの外側に第2走行軌道4bが存在している。
また、図3に示すごとく、搬送車2a,2bは、レール5に保持された電力供給ケーブル3を引っ張りながら移動する。そして図3、図4に示すごとく、第1搬送車2a、第2搬送車2bが移動した場合に、電力供給ケーブル3やガイドポール7が干渉しない位置に、第1レール5a、第2レール5b、支柱6が設けられている。
また、本例では図1に示すごとく、第1レール5aが保持する電力供給ケーブル3aは地面へ向かって伸びており、第2レール5bが保持する電力供給ケーブル3bは天井側へ伸びている。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例では図4に示すごとく、第2搬送車2bの本体20、ガイドポール7b、及び第2レール5bとガイドポール7bとの間の電力供給ケーブル3が、第2搬送車2bの走行に伴って描く軌跡の内側に、第1レール5a及び支柱6が設けられている。
このようにすると、第2搬送車2bが走行した場合に、第2搬送車2bの本体20も、ガイドポール7bも、第2レール5bとガイドポール7bとの間の電力供給ケーブル3も、第1レール5aや支柱6に引っかからなくなる。これにより、第2搬送車2bをスムーズに走行させることができる。
すなわち、仮に図10に示すごとく、上記軌跡の外側に支柱6’を設けたとすると、第2搬送車2b’のガイドポール7b’が第1レール5a’に干渉してしまい、第2搬送車2b’が走行できなくなる。しかし、図1に示すごとく、上記軌跡の内側に第1レール5a及び支柱6を設ければ、ガイドポール7b等が第1レール5aに干渉しなくなるので、第2搬送車2bが周回走行できる。
また、図1に示すごとく、本例では第1レール5aの両端を支柱6によって支持している。
そのため、第2搬送車2bの電力供給ケーブル3が引っかかりにくい。すなわち、仮に、第1レール5aの両端を固定部材を使って天井に固定したとすると、第2搬送車2bが走行した場合に、第2搬送車2bの電力供給ケーブル3bが固定部材に引っかかってしまう。しかし、第1レール5aを支柱6によって地面から支持すれば、このような問題を回避できる。
また、図1に示すごとく、本例では第1走行軌道4aの外側に支柱6を設けた。
そのため、第1搬送車2aの電力供給ケーブル3aが支柱6に干渉しにくい。すなわち、仮に、第1走行軌道4aの内側に支柱6を設けたとすると、第1搬送車2aが走行した場合に第1搬送車2aの電力供給ケーブル3aが支柱6に干渉してしまう。しかし、支柱6を第1走行軌道4aの外側に設ければ、このような問題を回避できる。
また、本例は図1に示すごとく、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bとは部分的に重なっており、第1搬送車2aと第2搬送車2bとは、互いに同一方向に周回移動するよう構成されている。
このようにすると、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bとが部分的に重なっているため、狭い場所でも第1搬送車2aおよび第2搬送車2bを走行させることができる。また、第1搬送車2aと第2搬送車2bは同一方向に周回移動するため、軌道が重なっている部分において第1搬送車2aと第2搬送車2bとが衝突するような不具合を防止できる。
また、走行軌道4が重なっている部分に隣接して工程を配置すれば、一つの工程に複数の搬送車2a,2bが部品を供給することが可能となる。
また、図5に示すごとく、搬送車2側の電力供給ケーブル31と、レール5側の電力供給ケーブル30とが、ロータリコネクタ70を介して接続されている。
仮にロータリコネクタ70を設けなかったとすると、搬送車2a,2bが同一方向に周回し続けた場合に、電力供給ケーブル3が捩れてしまう問題が生じる。しかし、ロータリコネクタ70を用いると、搬送車2a,2bが同一方向に周回し続けたとしても、電力供給ケーブル3が捩れなくてすむ。
以上のごとく、本例によれば、複数台の有線式搬送車2を走行させることができ、電力供給ケーブル3が他の部材に干渉しにくい搬送車走行システム1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すごとく、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bの配置や、第1レール5aと第2レール5bの配置を変更した例である。
図6(A)は、第1走行軌道4aが第2走行軌道4bの内側に存在し、かつ、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bとが重ならないように構成した例である。
また、図6(B)は、第1走行軌道4aが第2走行軌道4bの内側に存在し、かつ、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bとが、直線部分41において一箇所のみ重なった例である。
図6(C)は、第1走行軌道4aの一部が第2走行軌道4bの外側に存在する例である。
そして図6(D)は、第1走行軌道4aの一部が第2走行軌道4bの外側に存在し、かつ、第2レール5bの真下からずれた位置に第1レール5aを設けた例である。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
実施例2の作用効果について説明する。
図6(A)〜図6(D)に示すごとく、第1走行軌道4aと第2走行軌道4bの位置関係を変更することにより、工場内の状況に応じて、搬送車2a,2bに、最適な走行軌道4a,4bを走行させることができる。これにより、搬送車2a,2bを効率的に稼動させることができる。また、本例では図6(D)に示すごとく、第1レール5aと第2レール5bの位置関係を変更することにより、工場内の状況に応じて、最適な位置にレール5a,5bを配置することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、搬送車2の台数を変更した例である。図7に示すごとく、本例では3台の搬送車2a〜2cを走行させている。本例では、第1レール5aよりも低い位置に第3レール5cを設け、この第3レール5cによって電力供給ケーブル3cを複数箇所にて移動可能に保持している。そして、電力供給ケーブル3cから供給する電力によって第3搬送車2cを走行させている。第3レール5cの両端は支柱6cによって支持されている。
また、第1搬送車2aの本体20a、ガイドポール7a、及び第1レール5aとガイドポール7aとの間の電力供給ケーブル3が、第1搬送車2aの走行に伴って描く軌跡の内側に、第3レール5c及び支柱6cが設けられている。
このようにすると、3台の搬送車2a〜2cを使って部品の搬送をすることができる。また、必要に応じて、4台以上の搬送車2を走行させることも可能である。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例4)
本例は、搬送車2a,2bの進行方法を変更した例である。図8、図9は、本例において、搬送車2a,2bが走行経路4a,4bを一周する様子を記した平面図である。同図では、レール5a,5bを省略した。また、同図において、ハッチングを付した部分を、搬送車2a,2bの前半部分とする。
図8、図9に示すごとく、第1走行軌道4a上に、第1搬送車2aが走行方向を反転する第1反転位置A1,A2が設けられ、第2走行軌道4b上に、第2搬送車2bが走行方向を反転する第2反転位置B1,B2が設けられている。
すなわち、図8(A)、図8(B)に示すごとく、搬送車2a,2bが進行すると、まず第1搬送車2aが第1停止位置A1にて一時停止し、走行方向を反転する。その後、図8(C)、図8(D)に示すごとく、第2搬送車2bが第2停止位置B1にて一時停止し、走行方向を反転する。そして図9(A)〜図9(C)に示すごとく、第1搬送車2aが第1停止位置A2にて一時停止し、走行方向を反転する。次いで、第2搬送車2bが第2停止位置B2にて一時停止し、走行方向を反転する。
その他、実施例1と同様の構成を備える。
本例の作用効果につき説明する。
上述のようにすると、電力供給ケーブル3が捩れにくくなる。すなわち、搬送車が同一方向を向いて周回し続けると、ロータリコネクタを設ける等の工夫をしなければ電力供給ケーブル3が捩れてしまうが、上述のように、搬送車が途中で走行方向を反転して進むことにより、ロータリコネクタを設けなくても、電力供給ケーブル3が捩れることを防止できる。
その他、実施例1と同様の作用効果を備える。
1 搬送車走行システム
2a 第1搬送車
2b 第2搬送車
3 電力供給ケーブル
4a 第1走行軌道
4b 第2走行軌道
5a 第1レール
5b 第2レール
6 支柱
7 ガイドポール
70 ロータリコネクタ

Claims (4)

  1. 可撓性を有する電力供給ケーブルから供給される電力により走行する第1搬送車と第2搬送車との、少なくとも2台の搬送車を有する搬送車走行システムであって、
    上記第1搬送車および上記第2搬送車は、予め定められた環状の第1走行軌道および第2走行軌道を各々走行し、
    該搬送車の走行面から所定の高さ位置において、上記電力供給ケーブルを複数の部位において移動可能に保持するレールが、各々の上記搬送車に対応して個別に設けられ、
    個々の上記搬送車には、上記レールから伸びる上記電力供給ケーブルを固定するガイドポールが立設しており、
    上記レールのうち、上記第1搬送車の上記電力供給ケーブルを保持する第1レールは、上記第2搬送車の上記電力供給ケーブルを保持する第2レールよりも低い位置に設けられ、
    上記走行面に立設する支柱によって上記第1レールの両端が支持されており、上記第1走行軌道の外側に該支柱が設けられ、
    上記第2搬送車の本体、上記第2搬送車に立設された上記ガイドポール、及び上記第2レールと上記第2搬送車に立設された上記ガイドポールとの間の上記電力供給ケーブルが、上記第2搬送車の走行に伴って描く軌跡の内側に、上記第1レール及び上記支柱が設けられていることを特徴とする搬送車走行システム。
  2. 請求項1において、上記第1走行軌道と上記第2走行軌道とは部分的に重なっており、上記第1搬送車と上記第2搬送車とは、互いに同一方向に周回移動するよう構成されていることを特徴とする搬送車走行システム。
  3. 請求項2において、上記ガイドポールには、電気的導通を維持しつつ回転可能なロータリコネクタが設けられており、上記搬送車側の上記電力供給ケーブルと、上記レール側の上記電力供給ケーブルとが、上記ロータリコネクタを介して接続されていることを特徴とする搬送車走行システム。
  4. 請求項1において、上記第1走行軌道上に、上記第1搬送車が走行方向を反転する第1反転位置が2箇所設けられ、上記第2走行軌道上に、上記第2搬送車が走行方向を反転する第2反転位置が2箇所設けられていることを特徴とする搬送車走行システム。
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