JP5373646B2 - 駆動装置、開閉装置、及び該開閉装置を備える開口部装置 - Google Patents
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Description
また、かかる構成の開閉装置では、駆動装置に対して操作部材を配置する位置を、大きな構造変更をすることなく自由度高く設定することができるので、多様な開口部装置に適用することが可能である。
さらに、矩形部13bの室外側下隅からは室外側に延在する片13cが設けられ、その室外側先端にはさらに矩形部13dが形成されている。
ただし、これはグレージングチャンネルを用いるガラスパネルと框との取り付け構造を用いることを妨げるものではなく、このような従来の構造であってもよい。本実施形態では、上記したように、框の見付方向、及び見込み方向の大きさを小さくすることができ、後述する開閉装置30と相まってさらにシンプルな外観の開口部装置を提供することができるとの観点から、障子20を好ましい例として説明した。
ケース33は、駆動装置31の構成部材の大部分を覆い、外郭を形成する箱状の部材である。そしてケース33の上面が開口部装置10の外観視で露出する。ケース33は、下方に開口した略箱状である箱体34と、該箱体34の上面から突出した中空の部位である操作部材連結部35とを備えている。操作部材連結部35は、その内側が中空とされ、一方側が開口されているとともに、箱体34の内側中空部に連通している。
フタ37は上記した操作部材連結部35の開口した部位を閉鎖する略円板状の部材で、その中央に貫通孔37aが設けられている。
また、レール部材46には、その長手方向に沿って、矩形枠状の内側に向けて凸となるように突出させた案内手段としてのレール47、47が設けられている。
ただし、レールを形成するに際しては、他の部材を用いることを妨げるものではなく、他の部材をここに取り付けることによってレールを形成してもよい。
図7及び図10からわかるように、伝達部32のケース33の操作部材連結部35の筒状である内側に第一はすば歯車36が配置され、操作部材連結部35の開口部はフタ37により閉鎖されている。ここで、伝達軸38の軸部39は、フタ37の孔37aを貫通し、第一はすば歯車36の孔36aに固定される。これにより、伝達軸38の回動により第一はすば歯車36が回動することができる。一方、伝達軸の係合部40は、フタ37の外に突出して配置される。
第一アーム66は、その一端を駆動装置31の連結ピン55に回動可能に取り付けられる。ここで、連結ピン55に取り付けられる第一アーム66の端部は、図15に示したように、連結ピン55の形状に対応した孔66aを備えている。すなわち、孔66aは、連結ピン55の連結部56に対応する孔66bを有するとともに、該孔66bの側面からは連結ピン55の突起58、58に対応する溝66c、66cを具備している。これにより、ねじ等の固定部材を用いることなく、第一アーム66を容易に連結ピン55に取り付けることができる。具体的には後で説明する。
第三アーム68は、その一端が下横枠13に回動可能に取り付けられる。
第四アーム69は、その一端が第三アーム68に回動可能に取り付けられるとともに、他端が障子20の下端部に回動可能に取り付けられる。
第一アーム66は、上記した孔66aに連結ピン55を挿入することにより連結される。ただし、開口部装置として使用される際に、第一アーム66が連結ピン55から抜けることは回避しなければならないので、以下に説明するように連結される。図16に説明図を示した。図16(a)にXVIaで示した範囲は、障子20が開閉する際に第一アーム66が揺動する範囲である。従って、開口部装置10として組み合わされた後は、当該XVIaの範囲内で第一アーム66が連結ピン55から抜けなければよい。
そこで、図16(a)にXVIbで示したように、XVIaから離隔した位置で、連結ピン55の突起58、58(図16(b)参照)と、連結アーム66の溝66c、66c(図15、図16(b)参照)とが一致するようにしておき、当該XVIbの位置で、図16(b)に示したように第一アーム66と、連結ピン55との連結をおこなう。その後、第一アーム66をXVIaの位置にまで回動させる。これによれば、XVIaの位置では、連結ピン55の突起58、58と、第一アーム66の溝66c、66cとの位置が一致しないので、上記したような抜けは生じない。
このような連結によれば、ねじ等の固定部材を必要とせず、また、連結のための作業スペースを必要としない。
第三アーム68は、図5からわかるように、その一端が下横枠13(図1、図2参照)に回動可能に連結される。このとき、第一アーム66と第三アーム68とは互いに途中で交差するように配置され、当該交差した部位において回動自在に連結される。
第四アーム69は、図5からわかるように、その一端が第三アーム68の端部に回動可能に連結され、他端は障子20の下端と回動可能に連結される。
すなわち、本発明によれば、開口部装置の種類や大きさに応じて操作部材の位置を変更するに際し、駆動装置の構造自体を大きく変更することなく多様な開口部装置に対応することができ、汎用性の高いものとすることが可能である。
また、開閉装置を縦枠に配置し、ダブルガラスルーバー等のルーバータイプの開口部装置や高所に設置される横滑り出し開口部装置に適用することもできる。
11 枠体
12 上横枠
13 下横枠
14 縦枠
15 縦枠
20 障子
30 開閉装置
31 駆動装置
32 伝達部
33 ケース
36 第一はすば歯車(第一の歯車)
38 伝達軸
41 保持部材
43 第二はすば歯車(第二の歯車)
46 レール部材
47 レール(案内手段)
50 棒状ねじ
51 移動プレート
52 保持部
52a 凹部(被案内手段)
53 摺動部材
55 連結ピン(連結手段)
60 操作部材
65 連結アーム群
66 第一アーム
67 第二アーム
68 第三アーム
69 第四アーム
Claims (4)
- 建物開口部に沿って配置された枠体を構成する枠材のいずれかの該枠材に配置されるとともに、前記枠体により区画される枠内に具備される障子の一端を押し出し、及び引き寄せる開閉装置であって、
操作者の操作の用に供される操作部材と、
前記操作部材の操作により作動し、前記枠体の内側に配置される駆動装置と、
前記駆動装置と前記障子とを連結する少なくとも1つのアームと、を有し、
前記駆動装置は、
前記操作部材により回動させられるとともに、その外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車と、
前記第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に前記第一の歯車と噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車と、
前記枠材に配置された姿勢で見付方向を長手方向として配置され、該見付方向に直線的に移動可能に前記第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじと、
前記棒状ねじの両端を保持する保持部を有し、前記棒状ねじに追随して移動する移動プレートと、
前記移動プレートを案内するレール部材と、
前記棒状ねじに追随して移動し、前記アームの一端と連結される連結手段と、を備え、
前記レール部材には、前記移動プレートを前記棒状ねじの移動方向に沿った方向に、案内する案内手段が設けられる開閉装置。 - 前記棒状ねじは、前記第二の歯車の一方側及び他方側のいずれにも移動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
- 建物開口部に沿って配置される枠体と、
前記枠体により区画された枠内に配置される障子と、
前記枠体を構成する枠材のいずれかに備えられる請求項1又は2に記載の開閉装置と、を有する開口部装置。 - 開口部装置に備えられる開閉装置に具備されるとともに、前記開口部装置の障子を開閉させるアームを移動及び/又は回動させる駆動装置であって、
回動可能に設けられ、外周面に歯車歯面形状が形成されている第一の歯車と、
前記第一の歯車の回動軸と平行でない回動軸を有し、外周面に前記第一の歯車に噛み合う歯車歯面形状が形成されるとともに、内周面には雌ねじが形成されている第二の歯車と、
前記第二の歯車の雌ねじと螺合する棒状ねじと、
前記棒状ねじの両端を保持する保持部を有し、前記棒状ねじに追随して移動する移動プレートと、
前記移動プレートを案内するレール部材と、
前記棒状ねじに追随して移動し、前記アームの一端と連結される連結手段と、を備え、
前記レール部材には、前記移動プレートを前記棒状ねじの移動方向に沿った方向に、案内する案内手段が設けられる駆動装置。
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ID=44459636
Family Applications (1)
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