JP2008231832A - 錠装置および建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】框断面寸法の小型化を図りかつメンテナンス性を向上させることができる錠装置および建具を提供すること。
【解決手段】縦框13における第1中空部132の内部にケース体22が設けられ、スライダ23のスライド本体部231が縦框13の見込み面部137外側に設けられているので、スライダ23や連動バー24の取り付け、または取り外しの作業を縦框13の外側から容易に実施でき、メンテナンス性を向上させることができる。スライダ23のスライド本体部231が縦框13の見込み面部137外側に設けられているので、第1中空部132に必要とされるサイズが小さくでき、框材(縦框13)の断面寸法(見付け寸法や見込み寸法)を小型化することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、錠装置および建具に関し、詳しくは、面材の施錠、解錠を切り替え操作可能な各種錠装置のなかでもいわゆるグレモン錠に類する錠装置、この錠装置を備えた建具に関する。
従来、開き窓や縦辷り出し窓等の建具に設けられる錠装置として、ハンドルを回転することで錠本体がロッドを上下動させ、そのロッドが錠受けに係合して施錠するグレモン錠の取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。このグレモン錠では、ハンドル、錠本体、杆体およびロッドが障子(面材)の框に取り付けられ、錠受けが窓枠(枠体)に取付けられている。そして、障子の框には、中空部が形成されており、錠本体のスライダは、框の中空部内にスライド自在に設けられ、框の切り欠きを通して杆体と連結されている。
特許第3407244号公報
しかしながら、従来のグレモン錠では、スライダが框の中空部内に支持されているため、このスライダの点検や修理、交換の際に、框からロッドを抜き出さないとスライダや錠本体を取り出すことができず、作業手間を要するという不都合がある。また、スライダを内蔵するために框の中空部に所定の大きさが必要になることから、框の断面寸法を小型化したり、框の内部に互いに分割された複数(例えば、4〜5個以上)の中空部を形成したり、框を補強する補強部材や框同士を接合する接合部材の挿入スペースを確保したりすることが困難になるという不都合もある。
本発明の目的は、框断面寸法の小型化を図りかつメンテナンス性を向上させることができる錠装置および建具を提供することにある。
本発明の錠装置は、枠体に開閉自在に支持された面材の施錠および解錠状態を切り替え操作可能に構成された錠装置であって、前記面材を構成する框材には、当該框材の室内寄りに設けられた中空部と、当該框材の見付け方向一方側に設けられたパネル支持部と、見付け方向他方側に設けられた見込み面部とが形成されており、前記框材の中空部を構成する框材室内側面部に設けられる錠操作部と、前記中空部の内部に設けられて前記錠操作部の操作伝達部を支持する錠装置本体と、前記錠操作部に連動して前記框材の長手方向にスライド移動可能なスライド体と、このスライド体に連結されて前記見込み面部に沿って移動する連動部材と、この連動部材と係合可能に前記枠体に設けられる錠受けとを備え、前記スライド体は、前記中空部と反対側の前記見込み面部外側に設けられたスライド本体部と、このスライド本体部から前記中空部内に延びて前記操作伝達部からの操作力を受けるスライド延出部とを有して構成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の錠装置を適用する建具としては、開き窓や縦辷り出し窓等の建具に限らず引違い窓や片引き窓、上げ下げ窓等のサッシ窓であってもよく、また窓に限らずドアや引き戸等であってもよい。また、錠操作部としては、操作ハンドル(レバー)やサムターン、スライドつまみ等が利用可能である。さらに、操作伝達部としては、錠操作部とスライド体とを連動可能に接続するカムやギアなどであってもよく、また錠操作部の操作方向とスライド体のスライド方向が同一であれば、単純な突起等から操作伝達部が構成されていてもよい。また、連動部材としては、各種の連動バーやロッドが利用可能であり、この連動部材と係合する錠受けとしては、枠体に取り付けられた錠受け部材であってもよく、枠体に形成されて連動部材の先端が挿入可能な係合孔であってもよい。
以上の錠装置によれば、スライド本体部を見込み面部外側に設けたことで、スライド体や連動部材の取り付け、または取り外しの作業を外側から容易に実施でき、メンテナンス性を向上させることができる。
また、スライド本体部を見込み面部外側つまり框材の中空部外部に設けたことで、錠装置本体を設置する中空部に必要とされるサイズが小さくでき、框材の断面寸法(見付け寸法や見込み寸法)を小型化することができる。そして、錠装置本体を設置する中空部のサイズが小さくできることで、この中空部以外に框材に複数の中空部を形成することができ、框材の断熱性能を向上させることができる。また、錠装置本体を設置する中空部のサイズが小さくできることで、この中空部に隣接した框材内部空間を拡大することができ、この拡大したスペースに框材を補強する補強部材や框同士を接合する接合部材を挿入するなど、框材の断面寸法を抑えつつ框材内部の用途を拡大することができる。
この際、本発明の錠装置では、前記連動部材が前記スライド体を挟んで前記框材の長手方向両側に一対で設けられ、各連動部材がスライド本体部に連結されていることが好ましい。
また、本発明の錠装置では、前記連動部材には、前記スライド体のスライド延出部を挿通させる挿通孔が設けられ、この挿通孔を介して前記スライド延出部が前記中空部内に延びて、かつ前記スライド本体部が前記連動部材に連結されるものでもよい。
このような構成によれば、分割した一対の連動部材の各々とスライド本体部とが連結されるか、または連動部材の挿通孔にスライド延出部を挿通しかつスライド本体部と連動部材とが連結されることで、スライド体と連動部材との連結作業または取り外し作業が容易にでき、メンテナンス性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明の錠装置では、前記框材には、複数の中空部が形成されており、前記錠装置本体が配置される中空部は、前記框材におけるパネル支持部で支持するパネル材の室内側側面よりも室内寄りに形成されていることが好ましい。
この構成によれば、錠装置本体が配置される中空部がパネル材(ガラスパネル等)の室内側側面よりも室内寄りに形成されているので、この中空部とパネル材との見付け方向の干渉がなくなり、つまりパネル材の見込み方向室内側に中空部が重なるように配置することができる。従って、錠装置本体の寸法に応じて中空部の見付け寸法を設定した場合でも、この中空部とパネル材との干渉がなくなることで、パネル支持部と中空部とを含めた框材全体の見付け寸法を小さくすることができる。そして、前述のように、スライド本体部が中空部の外部に設けられていることで、中空部自体の見付け寸法および見込み寸法が小さくできるため、框材全体の断面寸法をより一層小型化することができる。
一方、本発明の建具は、建物開口部に固定される枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、前記いずれかの錠装置とを備えたことを特徴とする。
このような建具によれば、前述と同様に、錠装置のメンテナンス性を向上させることができるとともに、面材における框材の断面寸法を小さくすることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である縦辷り出し窓1を示す外観姿図である。図2は、縦辷り出し窓1を示す縦断面図である。図3および図4は、それぞれ縦辷り出し窓1の要部を示す横断面図である。
図1〜図4において、縦辷り出し窓1は、上枠2、下枠3および左右の縦枠4を四周枠組みした枠体としての窓枠5と、この窓枠5の内部に開閉自在に支持された面材としての障子10とを有して構成されている。障子10は、上框11、下框12および左右の縦框13を四周框組みした内部に、パネル材としてのガラスパネル14を嵌め込んで構成されている。この障子10は、一方側(図1の左側、図3、4の右側)の縦框13が室外側に開くように図示しない支持装置を介して窓枠5に支持されている。そして、障子10は、錠装置としてのグレモン錠20によって施錠状態と解錠状態とが切り替え可能になっており、このグレモン錠20は、開放側の縦框13を、この縦框13に気密材を介して当接する一方側の縦枠4に係合させることで、閉じた状態の障子10を施錠し、係合を解除することで解錠できるように構成されている。
障子10の框材である上框11、下框12および縦框13は、それぞれアルミ形材製または樹脂製の框材本体11A,12A,13Aと、この框材本体11A,12A,13Aの室外側に係合してガラスパネル14を支持するアルミ形材製または樹脂製の押縁材11B,12B,13Bとを有して構成されている。そして、框材本体11A,12A,13Aには、押縁材11B,12B,13Bの室内側に対向して押縁材11B,12B,13Bとともにガラスパネル14を挟持するパネル保持部111,121,131が形成されている。すなわち、パネル保持部111,121,131と押縁材11B,12B,13Bとで各框材の見付け方向内方に開口した凹部11C,12C,13Cが形成され、この凹部11C,12C,13Cによって、本実施形態における框材のパネル支持部が構成されている。
さらに、框材の詳細構造について、図4の縦框13に基づいて説明すると、框材本体13Aには、パネル保持部131に形成された第1中空部132が形成されている。この第1中空部132は、後述する錠装置本体が配置される中空部であって、見付け方向に長い略長方形状に形成されるとともに、ガラスパネル14の室内側側面よりも室内寄りに位置して設けられている。さらに、框材本体13Aには、第1中空部132の室外側でかつガラスパネル14の端縁に対して見付け方向外側に位置する第2中空部133および第3中空部134と、第3中空部134の室外側でかつ押縁材13Bに対して見付け方向外側に位置する第4中空部135と、この第4中空部135の見付け方向外側に隣接する第5中空部136とが形成されている。また、框材本体13Aは、第3中空部134を挟んで凹部13Cと反対側(見付け方向外側)に位置する見込み面部137と、第1中空部132および第2中空部133の見付け方向外側に隣接して後述する連動バーを保持する断面略C字形のチャンネル部138とを有して形成されている。
次に、グレモン錠20の構造について、図5、図6も参照して詳しく説明する。
図5(A)〜(C)は、グレモン錠20を三方から見た側面図であり、図6は、グレモン錠20を示す斜視図である。
グレモン錠20は、縦框13におけるパネル保持部131の室内側面部に設けられる錠操作部としての操作ハンドル21と、第1中空部132の内部に設けられて操作ハンドル21を回動自在に支持する錠装置本体としてのケース体22と、操作ハンドル21の回動操作に連動して縦框13の長手方向にスライド移動可能なスライド体としてのスライダ23とを備えている。さらに、グレモン錠20は、スライダ23に連結されて縦框13の長手方向に沿って移動する連動部材としての上下一対の連動バー24と、これらの連動バー24の先端側や途中の適宜な位置に取り付けられた複数の係合ピン25と、これらの係合ピン25にそれぞれ係合可能に縦枠4に固定された複数の錠受け26とを備えて構成されている。
操作ハンドル21は、縦框13に固定されるベース部211と、このベース部211に回動操作自在に支持されたハンドル本体212と、このハンドル本体212から室外側に延びて第1中空部132内に挿通される回動軸213とを有して構成されている。そして、回動軸213の先端には、操作伝達部としてのカム214が回動軸213に対して角穴214Aによって回動不能に連結されている。このカム214は、第1中空部132内においてケース体22に回動自在に支持されるとともに、その回動角度が略90°の範囲に規制されている。そして、カム214には、回動軸213から縦框13の見付け方向外方に延びる摺動伝達部214Bが形成されており、この摺動伝達部214Bが後述するスライダ23のスライド延出部232と摺動して上下に付勢することで、スライダ23をスライドさせるように構成されている。
ケース体22は、縦框13の框材本体13Aにおけるチャンネル部138に形成した切り欠きから第1中空部132内に挿入されるもので、操作ハンドル21のベース部211とともにパネル保持部131の室内側面部に固定される第1支持片部221と、この第1支持片部221に対向して配置される第2支持片部222と、チャンネル部138の切り欠き側に設けられてスライダ23を上下スライド自在に支持するスライド支持部223とを有して形成されている。そして、第1支持片部221は、前記カム214を回動支持するとともに、第1支持片部221と第2支持片部222との間にカム214の摺動伝達部214Bとスライダ23のスライド延出部232とが挿入されている。また、第1支持片部221と第2支持片部222との間には、カム214に当接してその回動角度を規制する上下一対の角度規制部224が設けられている。
スライダ23は、縦框13における第1中空部132と反対側であり見込み面部137およびチャンネル部138よりも外側に設けられたスライド本体部231と、このスライド本体部231から第1中空部132内に延びてカム214の摺動伝達部214Bからの操作力を受けるスライド延出部232とを有して構成されている。スライド本体部231は、全体略長尺板状に形成されるとともに、その上下端部に縦框13にクランク状に屈曲した屈曲部231Aを有して形成されている。また、スライド延出部232は、スライド本体部231の上下方向略中央に固定されて縦框13側に突出するとともに、その先端側が上下に二股状に開いて形成されている。そして、スライド本体部231の先端側の二股状内側には、カム214の摺動伝達部214Bと摺動可能な上下一対の被伝達部232Aが設けられている。また、スライド本体部231の上下の屈曲部231Aには、縦框13のチャンネル部138内に延びて連動バー24と係合する係合突起231Bが設けられている。
連動バー24は、スライダ23の上下の係合突起231Bにそれぞれ係合固定された一対で構成され、縦框13のチャンネル部138に上下スライド自在に支持されている。この連動バー24は、図4に示すように、チャンネル部138に嵌め込んだ状態でその外面が縦框13の見込み面部137と略フラットになるように形成された屈曲断面を有した押出材から構成されている。そして、前記係合ピン25は、上下の連動バー24の各々の先端部、つまり上側の連動バー24の上端部側および下側の連動バー24の下端部側、および上下の連動バー24の途中の適宜な位置の複数箇所に固定されている。また、縦枠4に固定した錠受け26は、操作ハンドル21の回動操作に伴いスライダ23を介して連動バー24および係合ピン25が施錠位置に移動された状態において、係合ピン25の室外側に係合して障子10の室外側への開放移動を規制する位置に設けられている。一方、錠受け26は、連動バー24および係合ピン25が解錠位置に移動された状態で係合ピン25との係合が外れ、障子10の規制を解除する位置に設けられている。
なお、本実施形態において、操作ハンドル21の操作力をスライダ23に伝達する操作伝達部の構成は、上述のカム214に限らず、図7(A)〜(C)に示すような操作ハンドル21側の主動ギア215と、これに噛み合うスライダ23側の従動ギア233とからなるものでもよい。
すなわち、主動ギア215は、複数の歯を有して形成され、ケース体22の第1支持片部221に回動自在に支持されるとともに、ハンドル本体212の回動軸213に回動不能に連結されている。一方、従動ギア233は、スライダ23のスライド延出部232先端に形成された複数の歯からなり、ケース体22の第1支持片部221と第2支持片部222との間において、主動ギア215と噛み合うように構成されている。このような構成によっても、前述のカム214の摺動伝達部214Bおよびスライド本体部231の被伝達部232Aと同様に、操作ハンドル21の回動操作を主動ギア215および従動ギア233を介してスライダ23の上下移動に変換し、スライダ23および連動バー24をスライドさせて施錠および解錠が切り替え可能となる。
また、本実施形態において、框材としての上框11、下框12および縦框13は、前述した縦框13の形態に限らず、図8に示すような断面形状を有したものでもよい。
すなわち、図8において、縦框13’は、前記縦框13と略同一の外形形状および断面寸法の框材本体13A’および押縁材13Bを有して構成されている。框材本体13A’は、その内部構造が前記框材本体13Aと相違しており、具体的には、前記第1〜第5の中空部132〜136のうち、第1中空部132および第5中空部136が略同一で、前記第2〜第4の中空部133〜135に替えてこれらが連続した第6中空部139が形成されている。そして、第6中空部139には、框材(上框11、下框12、縦框13)を補強する補強部材または框材同士(上框11と縦框13、または下框12と縦框13)を接合する接合部材15が挿入されている。なお、図8に示す縦框13’に設けられるグレモン錠20は、前述と同一の操作ハンドル21、ケース体22、スライダ23、連動バー24および係合ピン25を備えたものである。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、縦框13における第1中空部132の内部にケース体22が設けられ、スライダ23のスライド本体部231が縦框13の見込み面部137外側に設けられ、かつスライド延出部232が第1中空部132内に延びてケース体22に挿通されているので、ケース体22や連動バー24の取り付け、または取り外しの作業を縦框13の外側から容易に実施でき、メンテナンス性を向上させることができる。従って、工場や建設現場におけるグレモン錠20の取り付けが容易にでき、製造工程や施工手順を効率化できるとともに、グレモン錠20の修理や交換の作業性が良好にできる。
(2)そして、スライダ23のスライド本体部231が縦框13の見込み面部137外側に設けられているので、スライド本体部231を第1中空部132の内部に設けた場合と比較して、第1中空部132に必要とされるサイズが小さくでき、縦框13(および上框11、下框12)の断面寸法(見付け寸法や見込み寸法)を小型化することができる。
(3)さらに、ケース体22を収める第1中空部132のサイズが小さくなることで、この第1中空部132以外に框材(縦框13や上框11、下框12)に複数の中空部、つまり図3、図4に示す第2〜第5の中空部133〜136を形成することができ、框材の断熱性能を向上させることができる。また、図8に示すように、第1中空部132に隣接した框材内部空間を拡大して第6中空部139を形成すれば、この第6中空部139に框材同士を接合する接合部材15を挿入することもでき、框材の断面寸法を抑えつつ框材内部の用途を拡大することができる。第6中空部139に框材を補強する補強部材を挿入すれば、框材の断面寸法を抑えつつ、框材の剛性、強度を高めることができる。
(4)また、第1中空部132がガラスパネル14の室内側側面よりも室内寄りに形成され、この第1中空部132を有するパネル保持部131とガラスパネル14とが見込み方向に重なって配置されているので、ケース体22の寸法に応じて第1中空部132の見付け寸法を設定した場合でも、この第1中空部132とガラスパネル14との見付け方向の干渉がなくなることで、框材全体の見付け寸法を小さくすることができる。そして、前述のように第1中空部132自体のサイズが小さくできることから、框材全体の断面寸法をより一層小型化することができる。
(5)また、スライダ23の上下で連動バー24が分割され、それぞれの連動バー24がスライド本体部231の係合突起231Bに固定されているので、スライダ23と連動バー24との固定作業または取り外し作業が容易にでき、メンテナンス性をさらに向上させることができる。さらに、必要に応じて、上側のみの連動バー24、係合ピン25および錠受け26を設置したり、下側のみの連動バー24、係合ピン25および錠受け26を設置したりすることも可能になり、共通部品を用いて錠装置の施錠形態を変更することが可能になる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図9〜図12に基づいて説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る建具である縦辷り出し窓1Aの要部を示す横断面図である。図10(A)〜(C)は、縦辷り出し窓1Aに設けられるグレモン錠30を三方から見た側面図であり、図11は、グレモン錠30を示す斜視図である。
本実施形態の縦辷り出し窓1Aは、障子10Aの框材(上框、下框および左右の縦框16)の断面形状が前記第1実施形態と相違し、さらにグレモン錠30の構成が前記第1実施形態のグレモン錠20と相違する他は、前記第1実施形態の縦辷り出し窓1と略同様の構成を備えている。以下、相違点について詳しく説明する。
框材である上框、下框および縦框の詳細構造について、図9の縦框16に基づいて説明する。縦框16は、アルミ形材製または樹脂製の框材本体16Aと、この框材本体16Aの室外側に係合してガラスパネル14を支持するアルミ形材製または樹脂製の押縁材16Bとを有して構成されている。そして、框材本体16Aには、押縁材16Bの室内側に対向して押縁材16Bとともにガラスパネル14を挟持するパネル保持部161が形成されている。すなわち、パネル保持部161と押縁材16Bとで形成された凹部16Cによって、本実施形態における框材のパネル支持部が構成されている。框材本体16Aには、パネル保持部161に形成された第1中空部162と、この第1中空部162の室外側でかつガラスパネル14の端縁に対して見付け方向外側に位置する第2中空部163と、第2中空部163の室外側でかつ押縁材16Bに対して見付け方向外側に位置する第3中空部164と、この第3中空部164の見付け方向外側に隣接する第4中空部165とが形成されている。つまり、本実施形態の框材では、第1中空部162が、前記第1実施形態の第1中空部132と第2中空部133とを連続させた断面略L字形に形成されている。また、框材本体16Aは、第2中空部163を挟んで凹部16Cと反対側(見付け方向外側)に位置する見込み面部166と、第1中空部162の見付け方向外側に隣接する断面略C字形のチャンネル部167とを有して形成されている。
本実施形態のグレモン錠30は、縦框16におけるパネル保持部161の室内側面部に設けられる錠操作部としての操作ハンドル31と、第1中空部162の内部に設けられて操作ハンドル31を回動自在に支持する錠装置本体としてのケース体32と、操作ハンドル31の回動操作に連動して縦框16の長手方向にスライド移動可能なスライド体としてのスライダ33とを備えている。さらに、グレモン錠30は、スライダ33に連結されて縦框16の長手方向に沿って移動する連動部材としての連動バー34と、この連動バー34の上下端側に取り付けられた係合ピン(不図示)と、これらの係合ピンにそれぞれ係合可能に縦枠4に固定された一対の錠受け(不図示)とを備えて構成されている。
操作ハンドル31は、第1実施形態の操作ハンドル21と略同様のベース部311と、ハンドル本体312と、回動軸313とを有して構成されている。そして、回動軸313の先端には、操作伝達部としてのカム314が回動軸313に対して角穴314Aによって回動不能に連結されている。このカム314には、スライダ33側に延びる摺動伝達部314Bが形成されており、この摺動伝達部314Bがスライダ33の被伝達部332Aと摺動して上下に付勢することで、スライダ33をスライドさせるように構成されている。
ケース体32は、第1実施形態のケース体22と略同様の第1支持片部321と、第2支持片部322と、スライド支持部323と、上下一対の角度規制部324とを有して形成されている。そして、第1支持片部321と第2支持片部322との間にカム314の摺動伝達部314Bが挿入されている。
スライダ33は、縦框16における第1中空部136と反対側であり見込み面部166およびチャンネル部167よりも外側に設けられたスライド本体部331と、このスライド本体部331から第1中空部162内に延びてカム314の摺動伝達部314Bからの操作力を受けるスライド延出部332とを有して構成されている。スライド本体部331は、全体略矩形板状に形成され、スライド延出部332は、スライド本体部331の上下方向略中央に固定されて縦框16側に突出するとともに、その先端側が上下に二股状に開いて形成されている。そして、スライド本体部331の先端側の二股状内側には、カム314の摺動伝達部314Bと摺動可能な上下一対の被伝達部332Aが設けられている。
連動バー34は、スライダ33位置を通って上下に一体で構成され、縦框16のチャンネル部167に上下スライド自在に支持されている。この連動バー34には、スライダ33のスライド延出部332を挿通させる挿通孔341が形成されており、この挿通孔341を介してスライド延出部332が第1中空部136に延びて設置されている。そして、スライド本体部331と連動バー34とは、スライド本体部331を見付け方向外側から貫通する2本のビス333によって互いに固定されるようになっている。
以上の本実施形態において、操作伝達部の構成は、上述のカム314に限らず、図12(A)〜(C)に示すような操作ハンドル31側の主動ギア315と、これに噛み合うスライダ33側の従動ギア334とからなるものでもよい。
すなわち、主動ギア315は、複数の歯を有して形成され、ケース体32の第1支持片部321に回動自在に支持されるとともに、ハンドル本体312の回動軸313に回動不能に連結されている。一方、従動ギア334は、スライダ33のスライド延出部332先端に形成された複数の歯からなり、主動ギア315と噛み合うように構成されている。
以上の本実施形態によれば、前記(1)〜(3)と略同一の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(6)すなわち、連動バー34が一体の通し部材で形成され、その挿通孔341にスライド延出部332が挿通されるとともに、スライド本体部331と連動バー34とがビス333で固定されているので、縦框16の見付け方向外側から容易にビス333の締め付けや取り外しが実施でき、スライダ33と連動バー34との固定作業または取り外し作業を容易にして、メンテナンス性を向上させることができる。そして、第2実施形態のグレモン錠30では、操作ハンドル31を取り外さなくても、スライダ33や連動バー34の取り外しやメンテナンスが可能となり、メンテナンス性を一層向上させることができる。また、スライダ33のスライド本体部331が縦框16の外部に設けられているので、スライド本体部331の寸法分だけ操作ハンドル31の回動軸313を縦枠4側に寄せることができ、カム314やスライド延出部332などの操作伝達機構部分に必要な寸法を確保した上で、縦框16の見付け寸法を小さくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、縦辷り出し窓1,1Aを例示して説明したが、本発明の建具はこのような縦辷り出し窓1,1Aに限られず、外開き窓や内開き窓であってもよい。そして、建具が外開き窓の場合には、前記実施形態と同様に障子(面材)の室外側への開放動作が錠装置で規制されて施錠されればよく、建具が内開き窓の場合には、障子の室内側への開放動作が錠装置で規制されて施錠されればよい。
また、本発明の建具は、引違い窓や片引き窓、上げ下げ窓等の面材がスライド開放可能に支持されたものでもよい。このような窓では、面材のスライド動作が錠装置で規制されて施錠されればよい。
さらに、本発明の建具は、上述したような窓に限らず、ドアや引き戸等であってもよい。
また、前記実施形態では、錠装置の錠操作部として、操作ハンドル21,31を用いたが、錠操作部としては、操作ハンドルの他にサムターン等の適宜な回動操作可能な部品や、框材の長手方向あるいはその交差方向等の適宜な方向にスライド操作可能なつまみ等が利用可能である。さらに、スライダ(スライド体)のスライド方向と同一方向にスライド操作可能な錠操作部を用いた場合には、操作伝達部としては、スライド体のスライド延出部を係止可能な突起等が利用可能である。
また、前記実施形態では、框材が第1〜第5中空部132〜136などの複数の中空部を有して形成されていたが、本発明の框材は、内部に錠装置本体を設置可能な少なくとも1つの中空部を有して形成されていればよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具を示す外観姿図である。 前記建具を示す縦断面図である。 前記建具の要部を示す横断面図である。 前記建具の要部を示す横断面図である。 (A)〜(C)は、前記建具に設けられる錠装置を三方から見た側面図である。 前記錠装置を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、前記錠装置の変形例を示す三方から見た側面図である。 前記実施形態の変形例に係る框材を示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具の要部を示す横断面図である。 (A)〜(C)は、第2実施形態における錠装置を三方から見た側面図である。 前記錠装置を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、前記錠装置の変形例を示す三方から見た側面図である。
符号の説明
5…枠体である窓枠、10,10A…面材である障子、13,13’,16…縦框、13C,16C…パネル支持部である凹部、14…パネル材であるガラスパネル、20,30…錠装置であるグレモン錠、21,31…錠操作部である操作ハンドル、22,32…錠装置本体であるケース体、23,33…スライド体であるスライダ、24,34…連動部材である連動バー、26…錠受け、132,162…中空部である第1中空部、137,166…見込み面部、214,314…操作伝達部であるカム、215,315…操作伝達部である主動ギア、231,331…スライド本体部、232,332…スライド延出部、341…挿通孔。

Claims (5)

  1. 枠体に開閉自在に支持された面材の施錠および解錠状態を切り替え操作可能に構成された錠装置であって、
    前記面材を構成する框材には、当該框材の室内寄りに設けられた中空部と、当該框材の見付け方向一方側に設けられたパネル支持部と、見付け方向他方側に設けられた見込み面部とが形成されており、
    前記框材の中空部を構成する框材室内側面部に設けられる錠操作部と、前記中空部の内部に設けられて前記錠操作部の操作伝達部を支持する錠装置本体と、前記錠操作部に連動して前記框材の長手方向にスライド移動可能なスライド体と、このスライド体に連結されて前記見込み面部に沿って移動する連動部材と、この連動部材と係合可能に前記枠体に設けられる錠受けとを備え、
    前記スライド体は、前記中空部と反対側の前記見込み面部外側に設けられたスライド本体部と、このスライド本体部から前記中空部内に延びて前記操作伝達部からの操作力を受けるスライド延出部とを有して構成されている錠装置。
  2. 前記連動部材が前記スライド体を挟んで前記框材の長手方向両側に一対で設けられ、各連動部材がスライド本体部に連結されている請求項1に記載の錠装置。
  3. 前記連動部材には、前記スライド体のスライド延出部を挿通させる挿通孔が設けられ、この挿通孔を介して前記スライド延出部が前記中空部内に延び、かつ前記スライド本体部が前記連動部材に連結されている請求項1に記載の錠装置。
  4. 前記框材には、複数の中空部が形成されており、前記錠装置本体が配置される中空部は、前記框材におけるパネル支持部で支持するパネル材の室内側側面よりも室内寄りに形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の錠装置。
  5. 建物開口部に固定される枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、請求項1から請求項4のいずれかに記載の錠装置とを備えた建具。
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